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カテゴリ:植物園 > 市川市観賞植物園

去年の年末に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。1つの部屋が全て多肉植物なので、規模の割りに見どころが満載です。


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Aloe ferox
「青鰐」の名前でも呼ばれる巨大アロエ。薬用アロエの原料。しかし、A. marlothiiやA. spectcabilisもそうですが、小苗が流通しているものの、育てば背丈を越えますから、いずれ手に負えなくなるような気がします。南アフリカ、レソトの原産。ツルボラン科。



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Gasteria liliputana
小型のガステリア。G. discolor var. liliputanaとも呼ばれますが、G. discolorがG. obliquaの異名となったため、リリプタナは変種を認めないG. obliquaに吸収されました。ツルボラン科。



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Beaucarnea guatemalense
グアテマラ、ニカラグア原産のトックリラン仲間。レクルバタは見かけますが、グアテマレンシスは珍しいですね。キジカクシ科。

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なかなか立派な塊茎。


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Agave attenuata
あまりアガヴェには見えませんが、実際にやわらかくトゲはありません。まさに、「narrow-leaf agave」ですね。メキシコの原産。キジカクシ科。



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Kalanchoe beharensis
巨大なカランコエ。見上げる高さになります。マダガスカルの原産。ベンケイソウ科。

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小苗が販売されることもありますが、やはり温室に地植えが一番見栄えしますね。神代植物公園や東京農業大学バイオリウムでも地植えのベハレンシスを見ています。


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Aeonium arboreum cv. Zwartkop
あまり見かけない良いサイズの黒法師。品種ごとの違いはよくわかりません。カナリア諸島、モロッコの原産。


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Crassula fusca
何気なく多肉植物が群生していますが、これは「赤鬼城」と呼ばれるクラッスラです。南アフリカ、ナミビアの原産。
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開花していました。


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去年の年末に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。相変わらずサボテン温室を彷徨っています。


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Sedum palmeri
「薄化粧」という名前もあるセダム。花茎が伸びています。メキシコの原産。ベンケイソウ科。



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Haworthia parva
よく繁茂していますが、これは何者でしょうか。Haworthia parvaはHaworthが命名したハウォルチアですが、これはHaworthiopsis tessellata var. tessellataの異名です。しかし、このパルバは明らかに別種です。この場合、H. parvaはただの園芸名のような気がします。


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Haworthia  sp. オラソニー
軟葉系ハウォルチアは詳しくないので、よくわかりませんが、普及種のようです。「Haworthia 'Ollasonii'」と書くみたいですが、園芸品種ということでいいのでしょうか。




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Aloe bainesii
木立ちのアロエですが、これはただの大型アロエではなくAloidendronですね。現在はAloidendron baraenaeの異名となっています。南アフリカ、ナミビアの原産。



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Aloe dichotoma
代表的な樹木アロエのディコトマです。やはり、こちらもAloidendron dichotomumとされています。アロイデンドロンは遺伝子情報に基づきアロエから分離されていますから、アロエとは別属であるのは間違いがありません。

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ちょうど開花していましたが、高い場所に咲いており、しかも花が窓の方を向いているため上手く撮影出来ませんでした。


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ユッカも立派です。


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Euphorbia oncoclada
Pencil-stemのユーフォルビアです。実際にはこれはE. alluaudii subsp. alluaudiiでしょう。アルアウディイはワンコインのミニ多肉植物で流通しましたが、やはりオンコクラダの名札がついていました。オンコクラダというのは、Euphorbia alluaudii subsp. oncocladaのことで、節が膨れる特徴的な姿となります。しかし、私が入手した「本物のオンコクラダは、Euphorbia alluaudiiの名前の名前で販売されていました。完全に逆になっていますね。おそらく、輸入種子の名前に誤りがあるのでしょう。

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ということで、Euphorbia alluaudii subsp. alluaudiiでした。


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去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。サボテン温室は広く、栽培されている多肉植物も多様です。


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Dasylirion longissimum
もっとも一般的なダシリリオン。しかし、ダシリリオンはあまり植物園でも見かけませんね。しかも、このサイズは初めて見ました。
そう言えば、D. longissimumはD. quadranglatumと混同されてきた経緯があるそうですが、この個体はどうでしょうか。

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葉の落ちた跡が美しいですね。


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花キリンがあちこちで開花しています。


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笹吹雪 Agave ferdinandi-regis
ウェブ上ではA. scabraとA.
victoriae-reginaeの交配種とする意見も見かけます。しかし、現在はA. nicklsiaeの異名となっています。とは言え、アガヴェはその多くが自然交雑により生まれたという意見もありますから、実際のところはわかりません。



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聖牛殿 Gasteria beckeri × Gasteria sp.
ラベルでは交配種としていますが、独立種としている場合もあります。ちなみに、このG. beckeriとはG. nitida var. nitidaのことです。そう言えば、「聖牛殿」はConophytumにもありますね。


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Sansevieria cylindrica Motum Kenya
ケニアのMotum原産のSansevieria。「Sansevieria sp. Motum Kenya」や「Sansevieria Motum Kenya」という表記も見かけます。そう言えば、SansevieriaはDracaenaに吸収されました。S. cylindricaも2018年にDracaena angorensisとされています。しかし、D. angolensisはアンゴラ、ジンバブエ、ザンビアの原産ですから、「Motum Kenya」がケニア原産というのが本当ならば別種でしょうね。


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笹の雪 Agave victoriae-reginae
なかなか立派な笹の雪です。

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隣の個体は開花中でした。


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去年の12月に行って参りました市川市観賞植物園の記事の続きです。前回、サボテン温室に入りました。あまり植物園では見かけない小型の多肉植物が沢山ありました。


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Senecio barbertonicus
現在の学名はKleinia barbertonicaとなっていますが、どうも多肉質な種はセネキオから分離されつつあるようです。南アフリカ、モザンビーク、ジンバブエの原産。キク科。


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東美人 Pachyphytum pachyphytoides
これはどうも属間交配種のようで、「× Pachyveria pachyphytoides」という名前のようです。組み合わせは、Echeveria gibbiflora × Pachyphytum bracteostm。


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Echeveria トプシータービー
これは、Echeveria runyoniiの葉が逆に反り返るタイプを指しているらしく、「Topsy Turvy」と書くようです。


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Conophytum blandum
メセンですが、よく増えて群生しています。南アフリカの原産。ハマミズナ科。


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Euphorbia hedyotoides
へディオトイデスがニョロニョロ伸びています。へディオトイデスは非常に細い茎を長く伸ばすため、頼りない雰囲気がありますが、これでも木本です。地下に塊根を持ち、分岐し葉が出る短枝と分岐せず伸びるだけで葉が出ない長枝を繰り返して生長します。マダガスカルの原産。トウダイグサ科。



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Sansevieria  bacularis
Sansevieria属は消滅し、Dracaena属に吸収されました。S. bacularisは2018年にD. bacularisとされました。コンゴ民主共和国の原産。キジカクシ科。


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黄金司 Mammillaria elongata
久しぶりに黄金司を見ました。昔は多肉植物の寄せ植えだとか、ミニ多肉植物として見かけましたが、最近はあまり見た覚えがありません。イベントばかりで普通の園芸店などに行かないからかも知れません。そう言えば、Mammillaria elongataという名前は、Ariocapus retususの異名でもあります。まあ、命名者が異なりますが。メキシコの原産。


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去年の12月に行って参りました市川市観賞植物園の記事の続きです。前回はバス停から植物園を目指して、途中で薔薇園を覗いたりしました。植物園に到着しましたが、取り敢えず中庭を見てから温室に入りました。


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温室前の植え込みに柿がなっていました。とは言え、あまりにも実が小さいので豆柿か老爺柿かも知れません。豆柿や老爺柿は柿(Diospyros kaki)とは別種で、豆柿はD. lotus、老爺柿はD. rhombifoliaです。


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中庭は立派な蘇鉄やアガヴェが植栽されていました。


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これは当然、Agave americanaですね。


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Yuccaが開花していました。
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この時期(12月)に野外で見られる貴重な花です。


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池があり水生植物も栽培されているようです。冬なので内容はわかりません。


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サラセニアがありました。サラセニアは北米の原産で耐寒性が高いため、周年屋外で栽培されることもあります。
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湿地の植物のはずですが、普通にプランターで栽培されていました。


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いよいよ、温室に入ります。まずは、サボテン温室を見ていきます。


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Kalanchoe prolifera
「五節の舞」の名前もあるカランコエ。多肉植物感はあまりありません。高さ3〜4mにもなるそうですが、自重を支えられずに倒れて育つと言います。マダガスカル原産。

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ちょうど、蕾が出ていました。


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Euphorbia spp.
名札には「大雲閣」とありましたが、大雲閣は一般的にはE. accurensisと呼ばれています。しかし、E. accurensisは巒岳(E. abyssinica)の異名とされています。ソマリア、スーダン、ジブチ、エリトリア、エチオピアの原産。
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巒岳は稜(rib)がうねる特徴がありますが、一般的に大雲閣の名前で販売されるユーフォルビアにその特徴はありません。また、巒岳は挿し木だとその特徴が出ないとも言います。よくわかりません。稜がうねらないタイプの巒岳が大雲閣なのか、挿し木の巒岳が大雲閣と呼ばれているのか、あるいはそれらが混同されているのでしょうか。はたまた、まったく別種が混同されている可能性もあるかも知れません。そもそも、なぜこの個体の名札では「Euphorbia spp.=ユーフォルビアの仲間」とされているのは、実は正体が分からないからかも知れません。論文を探せば、E. accurensis=E. abyssinicaは確認出来るかも知れませんが、E. accurensis=大雲閣の証拠は見つかる気がしません。


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去年の12月末に千葉県にある市川市観賞植物園へ行って参りました。市川大野駅から土日だけ運行している動植物園行きのバスで向かいます。本日は観賞植物園の道中にあるバラ園を見ていきましょう。


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バス停近くに動物園がありますが、開園時間前でしたから帰りに寄ろうかというところ。まずは、バラ園を目指します。


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自然な植生でやや鬱蒼としています。


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見事な紅葉。


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マユミ(真弓、Euonymus hamiltonianus=Euonymus sieboldianus)ですかね。


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ムラサキシキブ(紫式部、Callicarpa japonica)の実がなっていました。日本を含む東アジアの原産。シソ科。


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ガマズミ(Viburnum dilatatum)の赤い実が美しいですね。ガマズミの実は食べられますが、秋に実る赤い実には有毒のものもあるため注意が必要です。


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「タヌキは手をかみます」。まあ、野生ですから、不用意に手を出せばそりゃあ噛みますよね。


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Sommerduft
1986年、ドイツ作出。芳香種。HT系統。
バラ園に到着しました。12月末で薔薇は終わりに近いのですが、結構咲いていました。よく手入れされており、無料の薔薇園としては十分楽しめました。



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希望
1986年、京成バラ園作出。HT系統。



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Rio Samba
1993年、アメリカ作出。HT系統。



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伊豆の踊子
2001年、フランス作出。FL系統。芳香種。



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うらら
1995年、京成バラ園作出。FL系統。



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Brass Band
1995年、アメリカ作出。FL系統。気温により花色が変動するそうです。



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Limoncell
2008年、フランス作出。S系統。

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スッキリとした形の美しい薔薇です。


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Parole
1991年、ドイツ作出。HT系統。



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乾杯
1983年、京成バラ園作出。HT系統。ローマバラ国際コンクールで金賞を獲得しているそうです。



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Knock Out
2000年、フランス作出。FL系統。


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花霞
1985年、京成バラ園作出。FL系統。



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La Sevillana
1978年、フランス作出。FL系統。


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ローズいちかわ
2008年、日本作出。FL系統。市川市のオリジナルの薔薇。密に花がつきます。



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緑光
1981年、京成バラ園作出。淡い緑色の薔薇ですが、写真では緑色が飛んでしまい上手く再現出来ません。国際コンクール金賞。



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バラ園の周囲の小川。時期的に枯れ葉ばかりです。
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ジュズダマ(Coix lacryma-jobi)がありました。今はジュズダマも滅多に見かけなくなりましたね。インド、ヒマラヤ地域から中国南部、東南アジア台湾の原産で、世界ではジュズダマの実から数珠やロザリオを作っていました。


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順路を間違って霊園の方に出てしまいました。引返さずに、一度外に出て植物園を目指します。


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植物園に到着。


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