7月に行った小石川植物園の続きです。公開温室を見終わって、隣にある冷温室に入ります。小石川植物園には薬草保存園や分類標本園もありますが、なんだかんだで園内を2時間以上歩き回って疲れてしまい今回はここまでとしました。

冷温室は涼しく、高山植物なども見ることができます。

ヨツマタモウセンゴケ Drosera binata
葉が4裂するモウセンゴケです。ニュージーランド、オーストラリアの原産。

面白い形の捕虫葉。神代植物公園の食虫植物展でも見ました。変種のヤツマタモウセンゴケは東京農業大学バイオリウムで見ています。

白い花が咲いていました。食虫植物のイメージにはない可憐で美しい花ですね。

カライトソウ(唐糸草) Sanguisorba hakusanensis
白山などに生えるバラ科ワレモコウ属植物。美しい穂状の花が咲いていました。命名はかの牧野富太郎。

シマホザキラン Malaxis boninensis
シマホザキランが開花しています。シマホザキランは小笠原諸島の父島と北硫黄島のみに分布し、個体数が少ない希少種です。絶滅危惧IA類(CR)で父島の自生個体は10株未満と言いますから、一般ではまず見ることが出来ない植物です。小石川植物園では国からの要請で種の保存並びに繁殖を担っています。ちなみに、ヤギやアフリカマイマイなどの外来種も減少の原因の1つということです。対策として柵の設置や人工受粉が行われています。ちなみに、2016年にCrepidium属になっているようですね。

地球上から失われる可能性が高い植物です。地道な保全活動には頭が下がる思いです。

ムラサキマユミ Euonymus lanceolatus
ニシキギ科の低木。マユミの仲間は赤い面白い形の果実を観賞するために栽培されます。

ムラサキマユミの花
ムラサキマユミは非常に小さなキノコバエという昆虫により受粉します。日本では7種類の様々な分類群においてキノコバエ媒花が見られるそうですが、その花には共通点があり、キノコバエに適応した収斂を示しています。主な共通点は、短い雄蕊、暗赤色の花弁、7mm内外の放射相称花で平らということです。

オオカモメヅル Vincetoxicum aristolochioides
種小名のアリストロキオイデスの通り、ウマノスズクサ属のような葉を付けます。旧ガガイモ科で現在はキョウチクトウ科。

オオカモメヅルの花
オオカモメヅルは1mm程度の微小な吸血昆虫であるヌカカ類、特にケブカヌカカにより受粉します。このことは小石川植物園で観察されたそうです。ヌカカ媒が見られるのは主に熱帯で、カカオやタシロイモなど特殊な花で見られます。

冷温室から出て、シダ園に向かいます。とはいえ、シダ園は見るだけです。というのも、昔シダの図鑑を読み込んだりもしましたが、結局鑑定眼は身に付きませんでした。シダは難しいですね。

Dicksonia antarctica
オーストラリア原産の木性シダ。同じ木性シダでも熱帯に生えるヘゴと異なり耐寒性が高いので、屋外栽培が可能です。

幹は気根で覆われます。

Equisetum myriochaetum
高さ4mになる巨大なトクサやスギナの仲間。水辺によく見られるそうです。メキシコから南米北部原産。

Pinellia pedatisecta
中国原産のカラスビシャクの仲間。園内では沢山見かけました。

ウマノスズクサ(馬の鈴草) Aristolochia debilis
ウマノスズクサが咲いていました。とても不思議な形の花ですね。漢方の材料とされてきましたが、含まれるアリストロキア酸が腎障害を引き起こす可能性があるため、現在は使用されていないそうです。

カノコユリ(鹿の子百合) Lilium speciosum
ちょうどカノコユリの時期でした。
ということで、小石川植物園こと東京大学大学院理学系研究科附属植物園にいって参りました。7月の快晴日でしたから、汗を拭きながら散策しました。とは言え、園内は樹木が生い茂り直射日光を避けることができます。久しぶりにいい運動になりました。今回は園内をぐるりと一回りしましたが、主に外周だけで見ていない樹木も沢山あります。次回は見ていない場所を中心に見ていきたいですね。来年の春頃に行けたらなあとは思っています。
ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村

にほんブログ村

冷温室は涼しく、高山植物なども見ることができます。

ヨツマタモウセンゴケ Drosera binata
葉が4裂するモウセンゴケです。ニュージーランド、オーストラリアの原産。

面白い形の捕虫葉。神代植物公園の食虫植物展でも見ました。変種のヤツマタモウセンゴケは東京農業大学バイオリウムで見ています。

白い花が咲いていました。食虫植物のイメージにはない可憐で美しい花ですね。

カライトソウ(唐糸草) Sanguisorba hakusanensis
白山などに生えるバラ科ワレモコウ属植物。美しい穂状の花が咲いていました。命名はかの牧野富太郎。

シマホザキラン Malaxis boninensis
シマホザキランが開花しています。シマホザキランは小笠原諸島の父島と北硫黄島のみに分布し、個体数が少ない希少種です。絶滅危惧IA類(CR)で父島の自生個体は10株未満と言いますから、一般ではまず見ることが出来ない植物です。小石川植物園では国からの要請で種の保存並びに繁殖を担っています。ちなみに、ヤギやアフリカマイマイなどの外来種も減少の原因の1つということです。対策として柵の設置や人工受粉が行われています。ちなみに、2016年にCrepidium属になっているようですね。

地球上から失われる可能性が高い植物です。地道な保全活動には頭が下がる思いです。

ムラサキマユミ Euonymus lanceolatus
ニシキギ科の低木。マユミの仲間は赤い面白い形の果実を観賞するために栽培されます。

ムラサキマユミの花
ムラサキマユミは非常に小さなキノコバエという昆虫により受粉します。日本では7種類の様々な分類群においてキノコバエ媒花が見られるそうですが、その花には共通点があり、キノコバエに適応した収斂を示しています。主な共通点は、短い雄蕊、暗赤色の花弁、7mm内外の放射相称花で平らということです。

オオカモメヅル Vincetoxicum aristolochioides
種小名のアリストロキオイデスの通り、ウマノスズクサ属のような葉を付けます。旧ガガイモ科で現在はキョウチクトウ科。

オオカモメヅルの花
オオカモメヅルは1mm程度の微小な吸血昆虫であるヌカカ類、特にケブカヌカカにより受粉します。このことは小石川植物園で観察されたそうです。ヌカカ媒が見られるのは主に熱帯で、カカオやタシロイモなど特殊な花で見られます。

冷温室から出て、シダ園に向かいます。とはいえ、シダ園は見るだけです。というのも、昔シダの図鑑を読み込んだりもしましたが、結局鑑定眼は身に付きませんでした。シダは難しいですね。

Dicksonia antarctica
オーストラリア原産の木性シダ。同じ木性シダでも熱帯に生えるヘゴと異なり耐寒性が高いので、屋外栽培が可能です。

幹は気根で覆われます。

Equisetum myriochaetum
高さ4mになる巨大なトクサやスギナの仲間。水辺によく見られるそうです。メキシコから南米北部原産。

Pinellia pedatisecta
中国原産のカラスビシャクの仲間。園内では沢山見かけました。

ウマノスズクサ(馬の鈴草) Aristolochia debilis
ウマノスズクサが咲いていました。とても不思議な形の花ですね。漢方の材料とされてきましたが、含まれるアリストロキア酸が腎障害を引き起こす可能性があるため、現在は使用されていないそうです。

カノコユリ(鹿の子百合) Lilium speciosum
ちょうどカノコユリの時期でした。
ということで、小石川植物園こと東京大学大学院理学系研究科附属植物園にいって参りました。7月の快晴日でしたから、汗を拭きながら散策しました。とは言え、園内は樹木が生い茂り直射日光を避けることができます。久しぶりにいい運動になりました。今回は園内をぐるりと一回りしましたが、主に外周だけで見ていない樹木も沢山あります。次回は見ていない場所を中心に見ていきたいですね。来年の春頃に行けたらなあとは思っています。
ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。
にほんブログ村
にほんブログ村

















































































































































































