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カテゴリ:園芸イベント > 蘭展/蘭の展示

8月に行った神代植物公園の記事の続きです。ラン室に入りましたが、あまりにも花が多くなかなかラン室から出られませんでした。しかし、ラン室も本日で最後です。


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Coelogyne speciosa
ジャワ、スマトラ島、スンダ列島の原産。
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やや花色の濃いスペキオサです。


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Coelogyne tomentosa
タイ、マレーシア、スマトラ島、ジャワの原産。
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ちょうど、咲きそろったよいタイミングでした。コエロギネ(セロジネ)にしては花色が鮮やかで、かつ房咲きなのでゴージャスな感じがします。


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Mycaranthes pannea
=Eria pannea

ミカランテスは初めて聞く名前でしたが、2009年にEriaから分離したとのこと。しかし、2018年に新属であるStrongyleriaとされたようです。アッサム、中国南部から東南アジアの原産。
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毛に覆われた面白い花です。


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リュウキュウセッコク Pinalia ovata
セッコク(石斛)とは言うものの、Dendrobiumではありません。かつてはEriaでしたが、2009年にPinaliaとされました。沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオ島、マレーシア、ミャンマーという一筆書きのような線状の分布です。
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あまりセッコク感はないクリーム色で開ききらない花です。


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Rhynchostylis coelestis
一見してヴァンダかと思いましたが、名札はリンコスティリスなので混乱しました。確かにR. coelestisは2021年にVandaとする意見もありましたが、現在はリンコスティリスです。
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いやあ、どう見てもヴァンダですよね。リンコスティリスらしさはまったくありません。しかも、「coelestis」ですから、この色合いも納得がいきません。むしろ、旧・Ascocentrumに見えます。


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Anguloa clowesii
コロンビア、ベネズエラの原産。どうやら落葉性で、Lycasteに近縁で交雑することもあるようです。アングロアは花の形から「tulip orchids」と呼ばれるそうです。花はシナモンの香りがするといいますが、匂いを嗅ぐのを忘れてしまいました。


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Promenaea stapelioides
久しぶりに見たプロメナエア。地面に転がるように咲きます。種小名は「スタペリアに似た」ですが、まあ肉色の色合いはそんな感じがします。ということは、ハエを呼ぶために腐臭を放つのでしょうか?


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相変わらず8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。メインの食虫植物展は見終わりましたが、次の部屋であるラン室では蘭の開花ラッシュでした。本日はバスケット植えの、花がバスケットの下から咲くスタンホペアやドラクラを見ていきます。しかし、これほど沢山のドラクラを見たのは初めてです。


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Stanhopea embreei
エクアドルの原産。バスケット植えで、下方から花が咲きます。

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花は奇妙な形ですが、外側の萼片3枚と花弁3枚という蘭の花の基本形が見て取れます。蘭の花には目立つリップという大きな花弁がありますが、スタンホペアではリップに蜂などがとまるものの足場がすべるため、先端にある蕊柱に触れて受粉する仕組みです。蕊柱とは雄蕊と雌蕊が合わさったもので、写真ではリップの上に突き出した緑色の部分です。


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Stanhopea insignis 'Dark Jungle
ブラジルの原産。そういえば、スタンホペアは特定種の蜂を香りにより呼び寄せており、受粉可能性を高めているそうです。


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Dracula Vampire 'Zorba'
ドラクラ(ドラキュラ)属で「ヴァンパイア」とは狙った名前です。ドラクラにしては大型で、色合いや模様が不気味な雰囲気を醸し出しています。

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ドラクラは小さな花が多いので分かりにくいのですが、変わった構成の花です。目立つ外側の3枚は花弁ではなく萼片で、中に見えるのがリップです。他の2枚の花弁は退化して痕跡状となっています。これは、萼片で花粉媒介者にアピールし、リップは花粉媒介者が掴まる足場、あるいは蜜標(nectar guide)として機能しているということでしょう。下向きの花なので、見えない残り2枚の花弁は確かに不要です。


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Dracula bella
コロンビアの原産。

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花が猿の顔に見えることから、ドラクラの仲間はモンキーオーキッドとも呼ばれます。


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うっかり名札を見忘れました。D. sodiroiかなあとは思いますが、似た種が多いので確信はありません。なんせ、ドラクラ属は146種ありますからね。

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クラゲのような面白い形です。


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Dracula felix
エクアドルとコロンビアの原産。
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これは見事ですね。まるで、イヌセンボンタケのようです。


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Dracula severa
コロンビアの原産。


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Dracula inaequalis 'Superba'
ランプのシェードようなドラクラ感がない面白い花。コロンビアの原産。


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Dracula platycrater
コロンビアの原産。現在、D. spectrumの異名となっているようです。



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8月に行った神代植物公園の食虫植物展の記事の続きです。ラン室に入り3回目の蘭の記事です。しかし、まだラン室は終わりません。


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Dendrobium chrysopterum
目が覚めるような色合いのデンドロビウムが咲いていました。ニューギニア島原産。2001年に記載されました。


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フウラン(風蘭) Vanda falcata
フウランがいつの間にやらVandaになっていました。Neofindtiaのイメージしかなくてびっくりしました。まあ、私の知識が古いだけですけどね。
フウランは夜に花が香り、花には長い距がありますから、これは蛾媒ということになるのでしょうか。

東アジアの原産。


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Polystachya clareae
ポリスタキアは今まであまり見た記憶がないため、調べてみたら何と244種もある属でした。P. clareaeは2003年に記載されたマダガスカル原産種。

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花は小さいものの、ちゃんと蘭の花です。


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Dendrobium victoriae-reginae
フィリピン原産のデンドロビウム。自然の色とは思えない強い紫色です。


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Onicdioda Charlesworthii
オンキディオダはCochliodaとOncidiumの属間交配種で、Onc. incurvumとC. noezlianaということです。しかし、Cochliodaは2008年にOnc.とされていますから、「Oncidium Charlesworthii」が正しい名前となるようです。

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花茎が穂のように伸びます。


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Oncidioda Morning Melody 'Sakura'
Onci. roseoidesとOnci. obryzatum。ロゼオイデスがCochliodaとされていたようです。かわいらしい花です。


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Dendrobium 'Sonia'
D. 'Caesar'とC. 'Tomie Drake'の交配種。1984年に登録されました。
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これは鮮烈な紫色。花弁の根元が白いため、まるで花弁が浮いているようです。



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8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。前回からラン室に入りましたが、ちょっとした蘭の展示会程度の花はいつでも咲いているのは流石ですね。


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胡蝶蘭(Phalaenopsis)が実にゴージャスですね。


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Paphiopedilum lawrenceanum
いかにもなパフィオペディラム。ボルネオ島の原産。


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Paphiopedilum 'Robin Hood'
赤いパフィオというとせいぜい赤褐色というイメージがありましたが、ここまで赤い品種があるとは驚きです。どうやら、園芸品種同士の交配のようです。


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Lycaste Wyldfire "Takatsu"
リカステの園芸品種。リカステは萼片が目立ち、リップが小さいので不思議な形の花に見えます。


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 Masdevallia veitchiana 'prince de Galle'
ヴェトゥキアナはペルー原産。マスデヴァリアは特徴的な面白い花を咲かせます。


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Warczewiczella Merion
これは聞いたことがない蘭です。ずいぶんとややこしい名前ですが、南米原産のようです。「Merion」はW. discolor × W. wailesianaの交配種とのこと。


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Miltoniopsis roezlii
ミルトニアやミルトニオプシスはパンジーに似た雰囲気の蘭です。ミルトニアやミルトニオプシスは、夏の暑さに弱いイメージがあり、育てたことはありません。


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(左): Miltonia Eastearn Bay 'Russian'
(右): Miltonio Rouge 'California Plum'
ミルトニアの交配種。



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Myrmechis thomsoniana
このラベルは誤表記ですね。ミルメキスはアリドオシランなど非常に小型で地味な蘭です。正しくは、Myrmecophila thomsonianaですね。キューバの原産。



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8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。食虫植物展の会場を出て、ラン室に入りました。神代植物公園のラン室はいつ行っても何かしら咲いているイメージがあります。


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Dendrobium parthenium
背の高いデンドロビウムが咲いていました。フィリピン、ボルネオ島の原産。

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可憐で美しいですね。


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Mycaranthes latifolia
聞き覚えのない蘭でしたが、Eriaから分離された属のようです。インドネシア、マレーシアの原産。
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長い穂のような花序に小さな花が沢山つきます。


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Pleurothallis titan
プレウロタリスは小型のイメージが強かったのですが、1m程度の高さがあり驚きました。コロンビア、エクアドル、パラグアイの原産。


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ミニ胡蝶蘭が咲いていました。


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板付けのOncidiumも咲いています。


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Sobralia macrantha
Cattleyaのような花を咲かせますが、茎葉はまったく異なります。花は非常に短命と聞きます。中米の原産。


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Neobenthamia gracilis
花がくす玉のように丸く集まって咲きます。タンザニア原産。現在の学名は、Polystachya neobenthamiaとなっています。


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Dendrobium revolutum
カンボジア、ラオス、タイ、マレーシアの原産。
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花は小型で目立ちません。


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Prosthechea cochleata f. album
メキシコから南米北部の原産。コクレアタのリップが白いタイプ。ただし、f. albumはキュー王立植物園のデータベースに記載がありません。


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Oncidium planilabre
スパイダーオーキッド感があるオンキディウム(オンシジウム)。エクアドル、ペルーの原産。
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個々の花は小さいものの、大量に咲いています。


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相変わらず7月に行った小石川植物園の続きです。多肉植物ゾーンを抜けて蘭を栽培している部屋に入りました。真夏でシーズンではありませんが、いくつかの花を見ることが出来ました。


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Thunia veitchiana
T. bensoniae × T. marshallianaの交雑種とされているようです。しかし、キュー王立植物園のデータベースでは、Thunia × veitchianaという名前はありますが、配置のない名前(Lean more about unplaced names.)とかれており、正体不明という扱いです。


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Paphiopedilum druryi
インドに自生する唯一のパフィオペディルム。広く交配が行われた結果、外見では原種であるか判別が難しくなっているそうです。


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Vanda lunabatan
ルナバタンという聞き覚えのないヴァンダ。調べても小石川植物園でしかヒットしないので、まあ誤記でしょうね。名前的にはV. limbataの誤記かなとは思いましたが、リンバタは赤系が多いので微妙なところです。黄色系もあるにはあるみたいですがね。外見的にはV. lamellataっぽいとは思います。


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Dendrobium kraemeri
目立ちませんが、デンドロビウムの花が咲いていました。ニューギニアの北にあるカロリン諸島の原産。


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Dendrobium miyakei
鮮烈な色合いのデンドロビウム。まだ蕾です。台湾紅花石斛の名前の通り台湾と、なぜか離れたフィリピンに分布します。ちなみに、現在の学名はD. goldschmidtianumとなっています。



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Dendrobium chrysotoxum
こちらもデンドロビウム。バルブが短く、花茎が垂れるタイプ。我が家のD. lindleyiと同じですね。ヒマラヤ東部、バングラデシュから中国南部、タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマーあたりの原産。


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棚下には海外のコンニャク芋(Amorphophallus)の仲間が並んでいました。


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Monophyllaea glabra
蘭の部屋に面白いものがありました。このイワタバコ科の植物は1枚の葉が生長し続けるという実に奇妙な生態を持ちます。ミャンマー、タイの原産。



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3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の続きです。蘭展の展示物を一通り見た後、サバンナ温室と熱帯雨林温室をさっと廻りました。

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温室の入口にあるAdenia glaucaが芽吹いています。
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よく見ると、蕾が出来ていました。

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吹上 Agave stricta
激しく分頭しています。


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瑠璃丸 Ferocactus alamosanus
花が終わった瑠璃丸。あまり聞かない名前のフェロカクタスです。


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Pseudobombax ellipticum
2月に訪れた時にも咲いていましたが、低い位置の枝にも花があったので撮影してきました。


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パンヤノキ Ceiba pentandra
パンヤノキも開花中でした。
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花はこんな感じ。見上げないとわかりません。
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パンヤノキの実からとれた綿。実はあちこちに綿が散乱していました。
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中央にある果実が熟すと開裂して、綿が出てくるわけです。

さて、サバンナ温室を出たら熱帯雨林温室に向かいます。

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Michelia platypetala
中国原産のMichelia、つまりはオガタマノキ属です。オガタマノキ属はあまり見かけませんから、花を見ることが出来てラッキーでした。しかし、いつの間にやらオガタマノキ属はモクレン属(Magnolia)に吸収されてしまったようです。というわけで、現在の名前は、Magnolia maudiae var. platypetalaとなっているようです。

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柔らかそうな花弁がある大型の花です。美しいですね。

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Dendrobium palpebrae
こちらは熱帯雨林温室内のデンドロビウムです。着生させた生態展示となっています。

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ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys
ヒスイカズラは満開で、あちこちに花がありました。相変わらずすごい色合いです。

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ミツマタ Edgeworthia chrysantha
以前来た時はまだ蕾でしたから、最後に見てみました。

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開花していました。リベンジ成功です。

というわけで、3月末から始まった筑波実験植物園のつくば蘭展の記事は今回で終了です。長々と1カ月もかかってしまいました。4月は植物園にはいけませんでしたから、5月は何処かに行きたいですね。


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3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。記事の更新間隔が空き過ぎて、未だに終わりません。さて、熱帯資源植物温室の続きですが、つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会、らん友会龍ケ崎といった愛好家団体の育てた素晴らしい蘭を見ていきます。

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Arpophyllum giganteum
一見して蘭に見えないアルポフィルムです。小さな苗から始めて、なんと16花茎も咲かせるまで育て上げたそうです。確かにお見事。

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よく見ると、一輪一輪は蘭の花の形をしています。

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Den. smillieae fma. album
大型の蘭ですが、実に奇妙な花を咲かせています。
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とても不思議な形状です。「fma. album」とありますが、「album」は白いことを表しています。「fma.」は「forma」の略ですが、一般的には「f.」の方が馴染みがあるような気がします。この場合、「fma.」は品種ですから、Dendrobium smillieaeの花が白い品種ということになります。

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Baptistonia echinata
初めて見る蘭です。垂れ下がり沢山の花をつける面白い蘭ですね。調べてみましたが、旧・Onc.系みたいです。しかし、Gomesaに吸収されてしまったようで、Baptistoniaは消滅した模様。

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Comp. Oberhausen
Onc.系の形の花は基本的に黄色いので、Comparettiaの紅色は非常に目を引きますね。OberhausenはComp.同士の交配種とのこと。


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こちら温室内のバナナの花。蘭展なので中々目線が上に向きませんが、見どころはあちこちにあります。

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中央の広場の樹木に花が咲いていました。
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トサミズキ(Corylopsis spicata)でした。

というわけで、3月に行った筑波実験植物園のつくば蘭展の記事は今回で終了です。しかし、蘭展とは関係ないサバンナ温室も見てきましたから、次回で最後です。今は忙しくて遠出は難しいのですが、手が空いたら植物園に出かけましょう。


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3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の続きです。前回は研修展示館を見ましたが、今回からは熱帯資源植物温室に入ります。ここでは、つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会、らん友会龍ケ崎といった愛好家団体の、丹精込めて育てた蘭を見ることが出来ました。

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入ると直ぐに蘭が目に入ります。まずはアイスキャスケード系の枝垂れるCymbidiumがお出迎え。

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Rth. Shinfong Little Sun
目を引く鮮烈な色合いです。Rth.はRhyncattleanthe、つまりはRhyncholaelia × Cattlea × Gualiantheの交配。

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C. intermedia
こういう淡い色合いのカトレアは結構好きですね。


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Onchstele Wildcat
強烈な印象のオンコステレ。略号はOns.。RhynchosteleとOncidiumの交配。


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蘭の雛壇。

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Ren. imschootiana
Renantheraは巨大で花も大きく沢山つきますから、だの蘭展でもインパクトが強いですね。特にこの個体は花茎が沢山出ていて見事です。


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Den. Chantaboon Sunrise
小型のデンドロビウムですが、これは見事ですね。

というわけで、蘭愛好家の方々の育てた素晴らしい蘭ですが、すべてではなくこれは極一部に過ぎません。というわけで、もう少しだけ続きます。


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3月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。今回は研修展示館の1階の展示を見ていきます。

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Vanilla borneensis
念願のヴィニラの花です。あちこちの植物園でヴァニラを見ましたが、残念ながら花は見たことがありませんでした。蘭としては割りと地味な花ですが、ボルネエンシスは白い花茎が目立ちますね。

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よく見ると可憐な花ですね。

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Vanilla planifolia
もっとも一般的なヴァニラ。残念ながら花はありませんでしたが、沢山の果実がなっていました。黒く変色した果実は、強いヴァニラの香りを放っていました。


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様々な蘭が展示されています。

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チケイラン Lyparis bootanensis
ヒマラヤから東南アジア、日本まで広く分布する竹慧蘭です。花は咲き終わったようにも見えますが、小さな花が咲いています。
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不思議な形の花です。すでに受粉しているように見えますが、まだ花が付いているのでしょうか?

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Strongyleria pannea
非常に小さな花ですが、拡大すると密な毛に覆われていました。


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Phreatia vanoverberghii
蘭好きを名乗っておいて、お恥ずかしい話ながらフレティア属は知りませんでした。「lace orchid」と呼ばれるようで、非常に小さな白い花が密につきます。面白い蘭です。


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Bulbophyllum lemniscatoides
ブルボフィルムは非常に多様かつ印象的な風変わりな花を咲かせます。目立たない小さな花が房状に垂れ下がります。花からは長い毛が出ており、風が吹くと垂れ下がった花穂が揺れます。ブルボフィルムにはこのように風で動くものがあり、花粉媒介者のハエに対するアピールとされているそうです

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Bulbophyllum acuminatum
ブルボフィルムではメジャーな形態の花です。このタイプは、根元の花弁が風でぴょこぴょこ動いたり、毛の房がついていて風でチラチラ動いたりします。まあ、大抵は著しい異臭があり、冬に締め切った部屋にあると結構臭いです。

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Bulbophyllum sp.
これは一体どういう形の花なのか、よく分かりません。基本的な蘭の花の形状からすると、目立つ3枚は萼片でしょうか?よく見ると中央に小さなリップらしき構造があるようにも見えます。

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Kandelia candel
これは蘭ではなく、水生植物温室のマングローブです。水生植物温室は研修展示館とくっついていますからね。一応寄ったら咲いていました。メヒルギの花は初めて見ました。貴重な体験です。

研修展示館の展示はかなり多く、流石に撮りきれなかったため、撮影したのは極一部です。他の蘭展ではあまり見ることがないような珍しい蘭を沢山見ることが出来ました。さて、最後は熱帯資源温室に展示された蘭を見ましょう。


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さて、本日も3月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事です。今回から研修展示館の展示を見ていきます。やはり、花のもっとも重要な役割である受粉のための、花粉媒介者との関係について取り上げられていました。

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これは、香りのある蘭で、嗅ぎ比べる企画です。カトレアのような甘い香りではなく、ややきつめの香りでした。

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Lycaste puntarenasensis
リカステは花弁が小さく萼片が大きい特徴的な花を咲かせます。リカステは交配系の大型花に見慣れているせいか、原種は逆に新鮮な感じがします。

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Miltoniopsis roezlii
ミルトニアではなくミルトニオプシスでした。ウェブ上では、黄色い花のロエズリィは変種xanthinaとされている雰囲気ですが、どうでしょうかね?

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Coelogyne cobbiana
これは、いかにもな旧・Dendrochilumですが、2021年にコエロギネ(セロジネ)に吸収されました。

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筑波実験植物園では、希少な蘭がこのように培養されて維持されています。ただのテーマパークではなく、研究施設としても重大な役割があるのです。

蘭もまた他の多くの顕花植物と同じように、花粉媒介者により受粉します。蘭に限らず、一般的には昆虫が多く、中でも花粉媒介者として汎用的なのは蜂でしょう。しかし、蜂だけではなく、蝶や蛾、ハエなどでも受粉するものもあります。さらに言えば、鳥やコウモリにより受粉する植物すらあります。蘭の多様な花粉媒介者を示す良い展示がありましたのでご紹介しましょう。
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Preptanthe rubens
こちらは、蝶により受粉するタイプの花です。このように長い距がある花は、蝶や蛾がメインターゲットです。距に溜まった蜜を吸えるのは、長い口吻を持つ鱗翅目の昆虫だけです。しかも、このように明るい色合いの花は基本的に昼咲性ですから、訪問するのは蝶ということになります。ただし、蜂は距に穴を開けて盗蜜しますが、反則技なので受粉には寄与しません。

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Dendrobium sp.
ニューギニア原産のデンドロビウム。

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鳥により受粉する鳥媒花です。鳥がクチバシを差し込める太さ長さの筒状の花です。鳥媒花の多くは赤やオレンジ色です。筒状で赤〜オレンジ系統の花を咲かせる多肉植物では、アフリカではアロエやガステリア、新大陸ではFouquieriaやCleistocactus、Oreocereus、Denmoza、Matucanaあたりも鳥媒花ですね。

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Bulbophyllum lobbii subsp. breviflorum
東南アジア原産の着生ラン。ブルボフィルムは赤褐色の花(腐肉色)が多く、腐敗したような異様な臭気を持つものが多くあります。これはハエを呼ぶためで、このような色合いの花は腐肉臭、あるいはキノコ臭を持ちます。巨大な花で有名なラフレシアやショクダイオオコンニャクも腐肉色で腐敗臭を持ちハエを呼びます。多肉植物では旧・ガガイモ科のStapeliaやBrachystelmaは強烈に臭います。


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Angraecum leonis
アングラエクム(アングレカム)は、非常に長い距を持つ白い花を咲かせます。長い距を持つ花の花粉媒介者は鱗翅目ですが、花色が白色や緑色、クリーム色の花の中には夜咲性のものがあります。この淡い色合いは、夜に咲くので花粉媒介者に色が認識されないため退化したのでしょう。つまりこれは、蝶ではなく蛾による蛾媒です。夜咲性の花は良い香りのものもあります。いつぞやの世界らん展日本大賞で、アングレカムの花の香りの香水が展示されていましたね。そういえば、Lophocereusの中には蛾媒のものがあるという記事を書いたことがあります。


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Dendrobium linawianum
中国、台湾原産のデンドロビウム。蜂により受粉します。蜂を花粉媒介者としていない花にも蜂は訪れ、蜜や花粉を集めます。日中に咲いている花なら何でも良いわけです。まあ一応、好みの花色はあるようですけどね。ただし、蜂は咲いていれば蜜がなくても花に来ますが、蜂がちゃんと花粉を媒介するとは限りません。花により適不適というものはありますからね。
そういえば、特にカトレアなどの蘭はリップの中央は濃い色合いですが、これを蜜標(nectar guide)と呼びます。花が花粉媒介者のために用意した、花の中心近くにある花蜜の目印です。


さて、つくば蘭展の企画展示はここまでです。あとは、研修展示館の1階の展示室の珍しい蘭の展示と、熱帯資源温室につくば洋蘭会の展示があります。というわけで、つくば蘭展の記事はまだまだ続きます。私のような蘭好きには堪らないイベントですね。


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3月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の続きです。本日は教育棟の企画展示の残りを見ていきます。オーストラリアの地生ランとバケツランの奇妙な生態についての展示です。写真家の故・山口進氏の蘭と昆虫の関係を捉えた素晴らしい写真の展示もありました。

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Corybas diemenicus
オーストラリアの地生ラン。1cm程度の小さな花を咲かせます。種小名の「diemenicus」は「タスマニアから来た」という意味で、タスマニアにも分布します。英名は「Stately helmet orchid」ですから、「壮麗なヘルメット蘭」という意味です。そういえば、コリバス属自体が「ヘルメット蘭」と呼ばれており、やはり皆こんな感じの花です。


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Diuris magnifica
スラリとした草姿が美しいオーストラリアの地生ラン。「large pansy orchid」の英名の通り、パンジー的な配色です。
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非常に装飾性が高い面白い花です。

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Caladenia attingens
不思議な形状の花を咲かせるオーストラリアの地生ラン。「mantis orchid」、つまり「カマキリ蘭」の意ですが、カマキリが腕を上げた姿に見えないこともありません。
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花の構造的に、花蜜があるのは①の奥ですから、昆虫は②の花弁に止まって奥に頭を突っ込むことになります。すると、③の先端にある花粉塊が昆虫の背中に付着する仕組みなのでしょう。

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Pterostylis concinna
オーストラリアの地生ラン。風変わりな花ですが、筒状の花に昆虫が潜り込むことにより受粉する仕組みなのでしょう。


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Caladenia flava
一見して蘭に見えませんが、よく見るとリップがあって、典型的な蘭の花であることが分かります。長い2枚の萼片が特徴的です。オーストラリアの地生ラン。


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Caladenia serotina
オーストラリアの地生ランで、「Christmas spider orchid」と呼ばれています。山火事の翌年によく咲くと言われていますが、山火事が起きやすいオーストラリアらしい生態です。複雑な形状の花ですが、C. attingensと同じ仕組みがあるようです。


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Caladenia varians
オーストラリアの地生ラン。花弁や萼片の先端が糸状に長く伸び、とても面白い形状です。


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Coryanthes macrocorys
いわゆる「バケツラン」と呼ばれる蘭で、特殊な形状の花が咲きます。名前の通り、リップがバケツのように水を溜めます。まさにバケツですが、この水は自身で分泌するそうです。本物を見たのは初めてです。
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花を訪れたハチが水の溜まったバケツ部分に落ちると、翅が濡れて飛び立つことが出来ず、さりとて内壁はつるつるしていて登れません。バケツランは脱出口を準備しており、その狭い通路を通過すると花粉がハチに付着します。非常に凝った仕組みですね。

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蘭を訪問するハチたち。

今回までが企画展示でした。故・山口進氏の素晴らしい写真は是非ご紹介したかったのですが、撮影禁止でしたので悪しからず。つくば蘭展は、熱帯資源植物温室や研修展示館にも展示があります。次回からは、研修展示館を見ていきましょう。


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ほぼ毎年、東京ドームで開催される世界らん展日本大賞に行っていました。しかし、プリズムホールでの開催になってからは、会場が狭く異常に混むため、今年は行きませんでした。しかし、たまたま2月に筑波実験植物園に行った折、つくば蘭展の開催を告げるポスターがありました。蘭と昆虫との関係についての展示があるようでしたから、これは見に行かないといけません。当ブログでは、普段から受粉生物学の記事を挙げていますからね。ということで、つくば蘭展の記事が始まります。
本日はヨーロッパの地生ランを取り上げます。ヨーロッパの蘭は展示会でも基本的に見かけないので、珍しいものを見ることが出来ました。特に花をメスのハチに擬態させて、オスのハチを呼び寄せるOphrys属の蘭は地味ですがとても面白い蘭です。


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蘭展の開催を告げるポスター

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入り口付近に早咲きの桜が咲いていました。この日はよく晴れて、暖かく行楽日和でした。

さて、まずは教育棟の展示から見ていきます。教育棟は小さいのですが、しっかりとした企画展示がありました。ただ、沢山の蘭を並べがちな一般的な蘭展とは異なります。やはり、教育や研究に重点を置いている筑波実験植物園ならではと言えるでしょう。


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Ophrys speculum
地中海沿岸に自生する球根性の地生ラン。オフリス属の蘭は花のリップがハチに擬態しています。雌のフェロモンまで再現しており、騙されて交尾をしにきたハチにより受粉する面白い生態を持ちます。ですから、「bee orchid」と言う呼び名も納得ですね。ちなみに、このような擬態をPouyannian擬態と呼ぶそうです。

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Ophrys tenthredinifera
やはり、地中海沿岸に自生するオフリス属の地生ランです。「Sawfly orchid」と呼ばれますが、ハバチとの関係が深いのでしょうか? 

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Ophrys fusca subsp. iricolor
こちらも地中海沿岸に自生する地生ラン。亜種イリコロルですが、意味的には「虹色の」だとか「多色の」ですが、あまりそんな感じはしませんね。

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Orchis italica
オルチス属、つまりは蘭属ですから、これは蘭につけられた最初期の属名かも知れませんね。しかも、種小名がイタリカですから、直球で「イタリアの蘭」となります。

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しかし、美しい花ですね。そういえば、イタリカのリップは人型をしていると言われ有名です。
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なんとなく人型。
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やはり、地生ランのようです。それはそうと、実に装飾的な葉ですね。

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Himantoglossum robertianum
花色はかなりバリエーションがあるようで、この個体は割りと地味なタイプのようです。球根は食べられると言いますが、どのような料理にして食べるのでしょうか?

さて、本日はヨーロッパというか地中海沿岸に自生する地生ランを見てきました。基本的にあまり見かけない蘭で、今までの蘭の展覧会でも見た記憶がありません。まあ、単純に地味なので目に入らなかった可能性もありますけどね。
Ophrys属の蘭はある程度限定された相手をターゲットにして、花を特殊化させた面白い花です。つまり、種により引き寄せるハチの種類が異なるのです。このように、花粉媒介者との関係を特殊化させた花は蘭に多く、花粉媒介者と1対1の関係になるまで特殊化したものもあります。蘭の美しい花は、花粉媒介者を引き寄せるために生まれました。ただ美しいだけではなく、その自然の生態のあり方も面白く、知ればより蘭を楽しむことが出来るでしょう。


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2月に行った筑波実験植物園の続きです。いよいよ、本来の目的である熱帯雨林温室です。ちなみに2月の訪問記事は次で終わりで、3月末に行った筑波実験植物園のつくば蘭展の記事が新たに始まります。

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去年来た時には行けなかった熱帯雨林温室に向かいます。

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入り口は階段を登った2階になります。

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入ると直ぐにCymbidium tracyanumが満開でした。実にゴージャスな花です。

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2階から見下ろす風景は、まさに熱帯雨林です。

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Vanda coelurea
美しいヴァンダ・コエルレア(セルレア)。

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Coelogyne cobbiana
こういう蘭を見ると、反射的にDendrochilumを思い浮かべてしまいますが、Coelogyneです。というか、旧・Dendrochilumはいつの間にやらCoelogyneに吸収されてしまいました。

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旧・Dendrochilumは香りの強い蘭ですから、このような形の蘭が咲いていたら匂いを嗅いでみて下さい。

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Coelogyne glumacea
典型的な旧・Dendrochilum。こちらは小型種。
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ガラス越しに沢山の蘭が栽培されています。

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ヒスイカズラが一房だけ咲いていました。本格的なシーズンはこれからのようです。

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Myrmecophila grandiflora
巨大なバルブが目を引きます。種小名の通り、大きな花が咲きます。

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Myrmecodia tuberosa
ミルメコディアは有名なアリ植物です。アリを住まわすことにより、アリに害虫を撃退してもらったり、ゴミや死骸から養分を得ることが出来ます。
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蘭と同じように樹木に付着して育つ着生植物です。どうやら、ヘゴ付けされているようです。
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根元は膨らみ、内部は迷路状の空洞があります。よく見ると、アリが入るための穴が空いていますね。

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Tecomanthe dendrophilla
ニューギニアなどに生えるノウゼンカズラの仲間。手すりにつるが絡んで、沢山の花が咲いていました。


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今年は積極的に植物園へ行こうと決めていたのですが、まったく行けていません。予定ではすでに3〜4の植物園に行っているはずなのですが…。3月4月は外の多肉植物置き場を整備したり、多肉植物を外に出したり、植え替えたりと、とにかく週末はバタバタしていていました。5月は公私ともに忙しく、多肉植物のイベントにも参加出来ませんでした。と言うことで、6月に入り身動きがとれるようになりましたから、ようやく植物園巡りを開始します。しかし、もう夏ですよ。困ったことに。真夏の温室は地獄ですから、ちょっと躊躇してしまいます。今回だって6月末ですから、まあ危険な暑さです。まあ、7月8月はないとして、また秋口に再開する予定です。

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と言うことでやって来ました。筑波実験植物園です。

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入館前に巨大なソテツ(Cycas revoluta)がお出迎え。高さは何メートルあるでしょうか?

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入館すると「つくば夏の洋蘭展」を開催していました。ギリギリ開催期間中でした。つくば洋蘭会の協力とのことです。

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Den. treacherianum
デンドロビウム・トレアケリアヌムは私の好きな蘭です。なかなか見かけないので嬉しいですね。
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しかし、これだけの群生株はお見事。

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Rl. dygbiana
こちらも面白い蘭です。ちなみに、洋蘭は属名が略されますから、Rl.はRhyncholaeliaの略です。しかし、見た瞬間にB. (Brassavola)だと思ったのに違うので混乱しましたが、
現在Rhyncholaeliaとなっているそうです。蘭を調べていたのはもう10年くらい前ですから、情報がいちいち古臭いわけですな。

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Rlc. King Harold
交配系のカトレアです。大輪で実に鮮やかです。見応えがあります。このように、洋蘭は複数属を交配して新品種を作り出すことが出来ますから、交配が非常に盛んです。ちなみに、Rlc.は並びから推測すると、Rhy. × L. × C.でしょうか?


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Ren. 20th WOC Singapore 2011
レナンテラは鮮烈な赤で大好きですが、品種とか交配についてはまったく分かりません。

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レナンテラのこの強烈な赤はあまりない感じがします。

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C. purpurata fma. flamea
プルプラタ系のカトレアです。面白い模様の入り方ですね。

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C. tenebrosa
何やらえらく色がくっきり分かれています。非常に面白いですね。


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Paph. bellatulum
コンパクトで可愛らしいパフィオです。3花揃って綺麗に咲いています。


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Bulb. frostii
花を見なくても分かるBulb.ですが、花も典型的な形です。かつては、Bulb.じゃなくてCirr.とすべきなんて言われたりもしましたが、結局はBulb.で落ち着いたみたいですね。

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Bulb.は腐ったような臭いのものもあり、ハエを呼びます。だから、地味な腐肉色です。

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Mcp. tibicinis
背の高い蘭で13本も花茎があることもあり迫力があります。

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すごい迫力。

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C. purpurata fma. carlea
こちらもプルプラタ系のカトレア。リップの淡い色合いが美しいですね。交配系の大きく派手な色合いで見栄えするものが主流ですが、原種はまた別の美しさがあります。


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Phrag. Andean Fire
フラグミペディウムは捻れた花弁が垂れるものが主流ですが、こういう可愛らしいタイプの方が好みです。


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C. Aloha Case
絶妙な色合いのカトレア。


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Den. secundum fma. album
デンドロビウムは種類も多く、姿も非常に多様で面白い蘭です。

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さて、洋蘭もたっぷり堪能しましたから、ようやく外に出ました。鬱蒼としていますが、とりあえず温室を目指します。
写真はトチノキですが、こんなに背が高いトチノキは初めて見ました。街路樹として植えられているトチノキと言うかマロニエは、環境が合わないのか葉が痛みがちであまり見た目がよろしくないですよね。


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セコイアの並木はあまりに巨大。メタセコイヤと交互に植えられて比較できる仕様です。
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この激しい幹肌が良いですね。

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端の方に誰も気が付かないような小さな池があったりします。
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なにやら、花が咲いていますね。何でしょうか?
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Echinodorus grandiflorus subsp. aureus
エキノドルスはアクアリウムに利用される水生植物です。アクアリウムで使われる植物の多くは水中葉と水上葉を持ちますから、このように育てることが出来ます。と言うより、水嵩が増した時とかに一時的に水中葉を展開する場合が多いので、アクアリウムでは割と無理矢理に水中葉を維持しているだけですよね。


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Sarracenia leucophylla
食虫植物のサラセニアも開花中でした。食虫植物は貧栄養の湿地に生える植物です。


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巨大なカナリーヤシ(Phoenix canariensis)の脇に温室があります。長くなったので今日はここまで。いよいよ明日は温室に入ります。


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引き続き、2024年・世界らん展日本大賞の写真をご紹介しています。

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Clctn. merrillianum
青い蘭として有名なクレイソケントロンです。今は、らん展の会場でも苗を購入出来ます。


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Den. petiolatum
面白い形のデンドロビウムです。あまり蘭ぽくない花ですね。

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Den. pseudoglomeratum
かたまって咲いていますが、実に目を引きます。

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Den. tetragonum fma. album
地味ですがこういうタイプの花は好きです。

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Den. ruppianum
こちらも変わった花の形のデンドロビウムです。


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 Cym. Enzan My Dream
シンビジュームですが、驚くような大輪です。


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Coel. cristata
らん展では
お馴染みの、大株のコエロギネ(セロジネ)です。クリスタタは一般的。

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Coel. formosum
何となくデンドロキルム感がありますが、知らぬ間にデンドロキルムはコエロギネに吸収されてしまったようです。


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Fdk. After Dark
フレッドクラーケアラで、カタセツム×クロウエシア×モルモデスの3属交配属だそうです。「黒い蘭」として話題になっているようです。

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Corybas neocaledonicus
コリバスは熱帯雨林の林床に生える地生蘭です。いかにも高湿度の環境を好みそうです。かなりのレアではないですかね?


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Ptst. collina
プテロスティリスは球根性の地性蘭です。どちらかと言えば山野草のような雰囲気です。


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Orcp. manabina
オーニソケファルスです。小さい花が大量に咲いていますね。

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Lyc. Cosmo-Borvileo
バルブが見えないくらい密に開花しています。リカステのイメージとは少し異なりますが、非常に美しいですね。


NHKの趣味の園芸ブースがあり、少し多肉植物の展示がありました。
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亀甲竜
まぁまぁのサイズですが、良い形ですね。面白いつるの仕立て方です。


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観峰玉
寸胴な形の観峰玉。

と言うことで、本日で世界らん展のご紹介は最後です。久しぶりのらん展でしたが、普段見れない蘭を沢山見ることが出来て良かったですね。ただ、やっぱりプリズムホールは狭いですね。展示より植物の販売スペースの方が広いくらいです。
そう言えば、販売スペースでは、蘭だけではなく熱帯植物も販売されていました。私は買いませんでしたが、珍しい蘭を購入出来る機会ですから、楽しみにしている方も多いのでしょう。しかし、公式グッズの種類が少なく販売スペースも狭く、1箇所なのはいただけませんね。出口もボトルネック構造で人が詰まりがちでしたから、もう少し考えた方が良いでしょうね。



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昨日に引き続き、開催中の世界らん展日本大賞の写真をご紹介しています。取り上げたのは、私が気になった極一部です。写真と実際に目にするとではかなりの違いがありますし、見ていると花の甘い香りが漂ってきたりと、中々楽しめました。

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Rth. Candy House
非常に目立つ配色の交配系カトレア。
カトレアは近縁属の間で複雑に交配されており、品種改良がもっとも進んだ蘭です。名前を聞いても、何を交配したものかよく分かりません。Rth.はリンカトレアンテのことで、リンコレアリア×カトレア×グアリアンテという3属交配属だそうです。


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C. Flame of Love
あまり派手さのないカトレアですが、深すぎず明るすぎない絶妙な色合いです。大きくバイカラーの派手なカトレアの中では異彩を放っていました。

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C. Cherry Bee
先端部だけ色づくカトレア。小型で可愛らしい一鉢。


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C. Final Blue
交配系カトレアのカトレアンテです。カトレア×グアリアンテとのことです。


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C. Sunset Glow
小型ですが沢山咲いていて目を引きました。


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Barkeria butterflier
バルケリア属は初めて見ました。長く伸びた花茎の先に固まって花が咲いていました。


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L. Maronii
レリアです。すっきりとした花ですね。

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Bc. Morning Glory
何となくブラサボラ感がありますが、Bc.はブラサボラ×カトレアと言うことです。ブラサボラは白花なので、赤系は新鮮です。


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Bc. Pretty Star
同じくブラサカトレアですが、こちらはカトレア感が強いですね。


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Ett. Volcano Tric
エピカタンテは、カトレア×エピデンドラム×グアリアンテの3属交配属。

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Comp. oberhansen
図鑑ではよく目にするコンパレッティアです。オンシジュームと似ていますが、オンシジュームは黄色系でコンパレッティアは赤色系です。

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Alcra. Donald Nalliday
奇抜な花を咲かせるアルクラですが、ブラッシア×ミルトニア×オンシジュームの3属交配属だそうです。


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Alcra. Marfitch
こちらもアルクラですが、ブラッシアとミルトニアの影響が強く出ていますね。面白い花です。


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Rdza. secunda
ロドリグエズィア(ロドリゲチア)です。面白い形の花ですが、撮影モードを間違えて暗くなってしまいました。


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Onc. × bockemuliae
ブラッシアっぽい雰囲気ですが、オンシジュームだそうです。


240208122956689
Onc. leucochilum
こちらはやたらに花茎が長いオンシジューム。


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Phal. Happy Vivien
小型のファレノプシスです。非常に花が密集しています。


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Phal. Miura Dream(amabilis × OX Happy Girl)
面白い模様の入り方をしているファレノプシスです。


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V. lombokensis
ヴァンダはとにかく派手なイメージですが、花色は地味ですね。しかし、その存在感は実にヴァンダです。

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Ang. sesquipedale
アングレカムは好きな蘭です。長大な距を持ちます。ダーウィンが、この長い距に溜まった蜜を吸える、長い吻を持つ蛾がいると予言しました。そして、その41年後に長大な吻を持つキサントパンスズメガが発見されたのです。


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Den. polyanthum
今回の大賞花は下垂するタイプのデンドロビウムです。下垂するタイプは、花が下垂するものと茎が下垂するタイプとがあります。まあ、茎というか偽球根ですけど。

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大賞花は茎が下垂するタイプです。実に見事ですね。


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2月7日から開催されております、「世界らん展日本大賞」に行ってまいりました。新型コロナ下でここ数年は自粛していましたから、久しぶりのらん展です。新型コロナ前は東京ドームの開催でしたが、今は隣のプリズムホールでの開催です。
連休中は混みそうなので平日に行きましたが、恐ろしい混み具合でした。午前11時くらいに到着しましたが、入場出来たのは12時でしたね。このレベルの行列は初めてです。その理由はなんとなく分かります。展示ブースに行くまでの通路が狭すぎて、人が詰まっちゃうわけです。花の迷路みたいにしたかったようですが…。プリズムホールは狭いから、通路も拡げられなかったのでしょう。やはり、東京ドームで開催した方が良い気がします。

まずは入口の狭い花の道から。

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240208120749899

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240208121305335

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ここからは、入賞したものから、個人的に気になったものをピックアップしてご紹介します。
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Paph.(micranthum × In-Charm Space)
パフィオペディルムは割と好きですが、評価基準はよく分かりません。他の蘭は沢山花茎が出ているとか咲きそろっているとかでしょう。パフィオは正面を向いていて形が綺麗に開いているとかでしょうか?


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Phal.({Diane Sheena × Fortune Glad} × World Class) 
ファレノプシスですが、リップに模様がないため変わった見た目です。


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Lyc. Katsuragawa
大型のリカステですが、よく咲きそろっていますね。


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Max.(porphyrortele × schunkeana)
マキシラリアの赤黒い花。小さい花ですが目を引きます。


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Cym. Devon Wine
キンビディウム(シンビジューム)は、花茎が垂れ下がるアイスキャスケード系が一気に広がりました。しかし、これはお見事。


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Rmps. Lion's Splendor
レナノプシス(レナンテラ × バンドプシス)ですが、実に巨大です。

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Epi.(neoporpax × melanoporphyreum)
地味な色合いのエピデンドラムですが、よく咲いていますね。


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Lsz. Lava Burst
レオメセジアという名前は初めて聞きましたが、レオキルス×オンキディウム(オンシジューム)×ジゴセパルムの3属交配属ということです。以前はホウェアラと呼ばれていました。


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Paph. Shin-Yi's Pride
こういうパフィオは憧れます。しかし、大きくなりますし、上手く育てる自信はないですね。

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Den. Mtn's Butterfly Kisses
可愛らしい色合いのデンドロビウム。ぱっと目を引きますね。


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C. praestans fma. concolor
独特の質感のカトレア。そう言えば、カトレアはラン展では存在が大きいのですが、私はほとんど撮影していないことに気が付きました。私自身、見慣れすぎて格別に目を引かなくなってしまっているような気がします。


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引き続き神代植物公園の大温室の話です。熱帯植物のゾーンを終え、ラン室、そしてお待ちかねの多肉植物のゾーンへ。

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Aristorociha cauliflora
休憩所にも鉢がいくつか置いてありました。これは花はありませんでしたが、幹が面白い。

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幹が錦松のように割れています。

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 Anguraecum florulenthum
長い踞が特徴のラン。この踞には蜜が溜まっており、非常に口が長い特定の蛾だけが蜜を吸うことができます。


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Coryanthes mastersiana × Stanhopea reichenbachiana
去年は蕾しか見られませんでした。説明によると、2〜3日しか咲かないので、見られたらラッキーとのこと。いわゆる、バケツラン。

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鉢底から不思議な花が出てきます。

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Stanhopea deltoides
こちらも開花中。実にラッキーでした。


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Draculaも咲いていました。

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カトレア系交配種ですが、非常につよい芳香がありました。カトレア系は香りが強いものが多いので、カトレア型のランを見かけたらとりあえず匂いを嗅いで見ます。

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Cirrhopetalum skeateanum
この仲間は悪臭がするものもあります。


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Potangis dactyloceras

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赤バナナがなっていました。非常に高い位置に付いているため、見上げないと分かりません。

乾燥地のゾーンに入ります。結構、植物は入れ替わっていました。
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Aloe branddraaiensis
葉が回転しているサイズのAloe 
branddraaiensisは珍しいですね。

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Pachypodium bispinosum
何やら面白い形に仕立てられたビスピノスム(ビスピノーサム)。

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Pachypodium succulentum
枝が暴れていますが、開花中です。

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Pachypodium eburneum
みっしり詰まった形です。


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ゲラルダンサス
一見してただのツタですが、ウリ科の塊根植物です。

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葉の下を覗くと巨大な塊根が見えます。

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中央の灌木は実はOperculicarya pachypusです。枝振りが激しいのでよく見えませんが、かなりの太さです。

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Encephalartos rehmannii
葉が非常に美しいソテツ。

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幹もなかなか美しいですね。

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メインの側の反対の狭いスペースに、目立たない灌木がありますが、よく見ると面白い実が生っています。Banksia integrifoliaです。バンクシアはオーストラリア原産で、火災の後に種子が飛び出す面白い習性があります。火事が頻繁に起きるオーストラリアの環境に適応しています。

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神代植物公園の大温室の続き。まだ、ラン室。


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Epidendrumの交配種。エピデンドラムは花茎が伸びて、花が固まって咲くので目立ちます。

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Bulbophyllum arfakianum
蛇の様な模様。


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Dendrobium cuthbertsonii
非常にかわいらしいデンドロビウム。確か夏の暑さにかなり弱かった様な…。この仕上がりは驚異的。


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Ascocenda系交配種。鮮烈な赤。

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Miltonia系交配種。ミルトニアは柔らかい感じの花で好きなのですが、やはり夏の暑さに弱いタイプです。

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Epidendrum schechterianum
みっちり詰まった様な形のエピデンドラム。


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Oncidium系交配種。

続きます。

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神代植物公園の大温室はまだまだ続きます。
温室植物の王者、蘭の世界です。



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ラン室。直球な名前の部屋です。

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Chilochista
ヒトデラン。いわゆる無葉蘭で、葉はなく根で光合成します。


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Bulbophyllum elegans
面白い形の花ですが、こういう系のBulbophyllumは、風が吹くと上の方のパーツが動いたりします。ちなみに、ハエを呼ぶために強烈に臭い種類もあります。

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Vrieseaかな? ランじゃありませんが存在感があったので。

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Vanda coerulea系交配種
着生植物なので、根はむき出し。


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Coryanthes mastersiana × Stanhopea reichenbachiana
バケツランとありましたが、なんで交配種なんでしょうね。Coryanthesの原種の、本当にバケツっぽい形のほうが面白いのに。


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根の方から垂れ下がります。

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素晴らしい斑が入ったモンステラ。サイズも巨大。

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Dracula polyphemus
ドラクラの花。ドラキュラに因んだ学名です。

まだまだ続きます。

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世界のラン大図鑑
ミレンダ,トム






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