ユーフォルビア・オベサ・ドットコム

カテゴリ: 植物園

去年の12月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。本日も珍しい蘭が盛りだくさんです。


251207104320656
B. nodosa
Brassavola(B.)。もっとも一般的なブラッサボラ。メキシコ、中米の原産。



251207104340755
Bothriochilus macrostachya
Bothriochilusは現在ではCoeliaとなっているようです。Coeliaは5種からなる蘭とのこと。私も知らない蘭です。メキシコ、中米の原産。

251207104343835
あまり見ない雰囲気の花です。


251207104349035
Bulb. orientale
Bulbophyllum(Bulb.)。房咲きでこれだけ花数があると豪華です。中国南部、バングラデシュ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの原産。

251207104352352
ブルボフィルムのイメージにはない美しい花です。


251207104357609
Bulb. frostii
Bulbophyllum。腐肉色のブルボフィルムにはよくある雰囲気ですが、ずいぶんと丸っこい花です。ベトナムの原産。



251207104412853
Holcoglossum kimballianum
ホルコグロッスムは私も知らない蘭ですが、東南アジアを中心に24種あるそうです。キンバリアヌムは中国南部、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの原産。



251207104439721
Bark. skinneri
Barkeria(Bark.)。バーケリアは久しぶりに見ました。メキシコ、グアテマラの原産。



251207104509383
Phal. pantherina
Phalaenopsis(Phal.)。原種のコチョウランですが、いかにもな感じですね。ボルネオ島の原産。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の年末に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。1つの部屋が全て多肉植物なので、規模の割りに見どころが満載です。


251220094836710
Aloe ferox
「青鰐」の名前でも呼ばれる巨大アロエ。薬用アロエの原料。しかし、A. marlothiiやA. spectcabilisもそうですが、小苗が流通しているものの、育てば背丈を越えますから、いずれ手に負えなくなるような気がします。南アフリカ、レソトの原産。ツルボラン科。



251220094855289
Gasteria liliputana
小型のガステリア。G. discolor var. liliputanaとも呼ばれますが、G. discolorがG. obliquaの異名となったため、リリプタナは変種を認めないG. obliquaに吸収されました。ツルボラン科。



251220094939519
Beaucarnea guatemalense
グアテマラ、ニカラグア原産のトックリラン仲間。レクルバタは見かけますが、グアテマレンシスは珍しいですね。キジカクシ科。

251220094923754
なかなか立派な塊茎。


251220094955017
Agave attenuata
あまりアガヴェには見えませんが、実際にやわらかくトゲはありません。まさに、「narrow-leaf agave」ですね。メキシコの原産。キジカクシ科。



251220095007771
Kalanchoe beharensis
巨大なカランコエ。見上げる高さになります。マダガスカルの原産。ベンケイソウ科。

251220095013250
小苗が販売されることもありますが、やはり温室に地植えが一番見栄えしますね。神代植物公園や東京農業大学バイオリウムでも地植えのベハレンシスを見ています。


251220095028079
Aeonium arboreum cv. Zwartkop
あまり見かけない良いサイズの黒法師。品種ごとの違いはよくわかりません。カナリア諸島、モロッコの原産。


251220095039170
Crassula fusca
何気なく多肉植物が群生していますが、これは「赤鬼城」と呼ばれるクラッスラです。南アフリカ、ナミビアの原産。
251220095124135
開花していました。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の11月に行った新宿御苑で開催された洋らん展の記事の続きです。新宿御苑が栽培した洋らんを見てきましたが、本日は個人出品の蘭を見てみましょう。


251119104607702
Alcra. Donaod Halliday
Aliceara(Alcra.)。Brassavola(Brs.) × Miltonia(Milt.) × Oncidium(Onci.)の交配。この場合は、Alcra Tahoma Glacier × Onc. Richard Waugh。ちょっと変わった花ですが、よく見るとミルトニアとオンシジウムが合わさった感はありますね。



251119104931104
ここからは、個人出品の蘭です。


251119104940596
Phal. pulcherrima
Phalaenopsis(Phal.)。コチョウランの重要な交配親。旧・Dortis属。東南アジアの原産。



251119104950991
Aergs. biloba
Aerangis(Aergs.)。アフリカのギニア湾沿いの原産。

251119104957329
エランギスは夜香性です。


251119105009514
Onc. Aloha Iwanaga
Oncidium(Onc.)。Oncidium × Gomesa(Gom.)なので、OncidiumではなくOncidesa(Oncsa.)となっています。この場合は、Oncsa. Goldiana × Gom. Star Warsの組み合わせ。



251119105034233
L. rubescens
Laelia(L.)。メキシコ、中米の原産。



251119105048937
Den. bigibbum
Dendrobium(Den.)。旧・デンファレ系のデンドロ。ニューギニア島、オーストラリアの原産。



251119105108418
V. Pachara Delight
Vanda(V.)。非常に濃い紫色です。V. coerulea × V. saunderiana × V. deareiなどの交配。この場合は、V. Karulea × V. Gordon Dillonの組み合わせ。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

正月明けに板橋区立熱帯環境植物館にて蘭展が開催されたので行って参りましたが、温室内もじっくり見てきました。本日は東南アジアの熱帯雨林では主要な樹種であるフタバガキ科植物や椰子などの熱帯樹種を見ていきます。


260104102253201
ウチワヤシ Licuala grandis
大変観賞価値が高い椰子。サンタクルス島、バヌアツの原産。



260104102409777
Shorea sumatrana
Shorea属はフタバガキ科最大の属でしたが、分解され現在は47種からなります。また、サラノキ属と呼ばれ沙羅双樹(S. robusta)が代表的です。S. sumatranaはジャワ島、マレー半島、スマトラ島、タイの原産。


260104102445319
Gnetum gnemon
グネモンノキ。遭遇したのは小石川植物園に続いて2回目。驚くことにグネツム科はグネツム属(Gnetum)、マオウ属(Ephedra)やウェルウィキア属(Welwitschia)という、外見も育ち方もまったく異なり似ていない3属からなります。3属とも裸子植物らしく味気ない花を咲かせますが、グネモンノキは虫媒花です。アッサムから東南アジア、ニューギニア島、オーストラリアの原産。



260104102520876
Shorea singkawang
こちらもフタバガキ科。2022年にRubroshorea属となっています。Rubroshorea属はShorea属から分離された属で、71種からなります。マレー半島、スマトラ島、タイの原産。


260104102546915
Hopea odorata
フタバガキ科。Hopea属は114種からなる大きな属です。現地では「タキアン」と呼ばれ、民間信仰に関係する樹種です。また、樹脂を薬用に使用するそうです。バングラデシュ、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー、マレー半島、ベトナムの原産。


260104102746847
ヤエヤマヤシ(八重山椰子)
Satakentia liukiuensis

1属1種で、八重山諸島の石垣島と西表島に固有の椰子。すっきりとした美しい椰子です。


260104102815276
アマメシバ(天芽芝)  Sauropus androgynus
開花していましたが、何せ小さく目立たないので気が付かれにくい花です。しかし、2023年に来た時も咲いていましたから、存外いつでも咲いているのかも知れません。ちなみに、ダイエットのためにアマメシバの粉末やジュースが販売されましたが、重篤な気管支炎を誘発し、アマメシバが原因で亡くなる方まで現れたため現在は販売が禁止されています。南アジア、中国南部、東南アジア、ニューギニア島の原産。
そう言えば、2023年に調べた時はBreynia(オオシマコバンノキ属)でしたが、現在はPhyllanthus(コミカンソウ属)です。しかし、どうやらコミカンソウ属は近縁属を統合しながら拡大しているようで、Sauropus属も今はコミカンソウ属に吸収されました。オオシマコバンノキ属もいずれコミカンソウ属に吸収されるのかも知れません。旧・トウダイグサ科、今はコミカンソウ科。



260104102837693
サトウヤシ Arenga pinnata
樹液から砂糖を取ることが出来ます。東南アジアの原産。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の年末に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。相変わらずサボテン温室を彷徨っています。


251220094545057
Sedum palmeri
「薄化粧」という名前もあるセダム。花茎が伸びています。メキシコの原産。ベンケイソウ科。



251220094555582
Haworthia parva
よく繁茂していますが、これは何者でしょうか。Haworthia parvaはHaworthが命名したハウォルチアですが、これはHaworthiopsis tessellata var. tessellataの異名です。しかし、このパルバは明らかに別種です。この場合、H. parvaはただの園芸名のような気がします。


251220094606106
Haworthia  sp. オラソニー
軟葉系ハウォルチアは詳しくないので、よくわかりませんが、普及種のようです。「Haworthia 'Ollasonii'」と書くみたいですが、園芸品種ということでいいのでしょうか。




251220094622643
Aloe bainesii
木立ちのアロエですが、これはただの大型アロエではなくAloidendronですね。現在はAloidendron baraenaeの異名となっています。南アフリカ、ナミビアの原産。



251220094640984
Aloe dichotoma
代表的な樹木アロエのディコトマです。やはり、こちらもAloidendron dichotomumとされています。アロイデンドロンは遺伝子情報に基づきアロエから分離されていますから、アロエとは別属であるのは間違いがありません。

251220094738080
ちょうど開花していましたが、高い場所に咲いており、しかも花が窓の方を向いているため上手く撮影出来ませんでした。


251220094758402
ユッカも立派です。


251220094815913
Euphorbia oncoclada
Pencil-stemのユーフォルビアです。実際にはこれはE. alluaudii subsp. alluaudiiでしょう。アルアウディイはワンコインのミニ多肉植物で流通しましたが、やはりオンコクラダの名札がついていました。オンコクラダというのは、Euphorbia alluaudii subsp. oncocladaのことで、節が膨れる特徴的な姿となります。しかし、私が入手した「本物のオンコクラダは、Euphorbia alluaudiiの名前の名前で販売されていました。完全に逆になっていますね。おそらく、輸入種子の名前に誤りがあるのでしょう。

251220094821686
ということで、Euphorbia alluaudii subsp. alluaudiiでした。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の12月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。蘭の同好会の銘品を見ていますが、原種の珍しい種が沢山見られました。


251207104032492
Gchls. japonicus
Gastrochilus(Gchls.)。カシノキランと呼ばれ、日本、台湾、韓国に分布する蘭。日本では千葉県が北限とのことです。


251207104042838
Bulb. pecten-vensis
Bulbophyllum(Bulb.)。ブルボに有りがちな形状の花ですが、非常に細長い花弁ですね。中国南部、ラオス、ベトナムの原産。



251207104101882
Liparis gibbosa
代表的な小型蘭であるリパリスですが、Liparis gibbosaは2011年にStichorkis gibbosaとされています。


251207104115685
Bulb. pardalotum
Bulbophyllum。まだ花は開きかけでした。フィリピンの原産。



251207104153414
Bulb. purpurascens
ボルネオ島、典型的なブルボの花ですが、花は短く白色・クリーム色系なのは珍しいですね。ブルボは悪臭で蝿を呼ぶものが多いのですが、花色からして蛾媒のような気がします。この色合いですと良い香りがしても良さそうですが、匂いを嗅ぐのを忘れました。ジャワ島、スマトラ島、マレー半島、タイの原産。



251207104206049
Pths. prolifera
Pleurothallis(Pths.)。南米の小型蘭といえばプレウロタリスですね。こちらは2001年にAcianthera proliferaとされています。


251207104303259
Angcm. ramosum
Angraecum(Angcm.)。AngraecumといえばAngcm. sesquipedaleですが、ラモスムは初めて見ました。一見してどれが距かわかりませんが、何やら盗蜜防止になりそうな雰囲気がありますね。マダガスカルの原産。



251207104307896
Epi. eburneum
Epidendrum(Epi.)。エピデンドラムと言えば、ラディカンス系の華美な園芸品種のイメージが強いため、一見してエピデンドラムだとは思いませんでした。中米、南米北部の原産。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の11月に行った新宿御苑の洋らん展の記事の続きです。相変わらず素晴らしい蘭、珍しい蘭が盛りだくさんです。珍種のエリオデスは初めて見ましたし、ガストロキルスもあまり栽培されない蘭です。あと、旧・オドントグロッサム系を久しぶりに見ましたが、目が覚めるような素晴らしい花でした。


251119104432643
Odm. エンペラー
Odontoglossum(Odm.)。オドントグロッサム系は花の形が美しくややフリンジ状になるだけではなく、花色も目を引きます。
しかし、この「エンペラー」はよくわかりません。外見的には「Oda. Lovely Penguin 'Emperor'」に似ているような気がします。このOda.はOdontidaですが、Odm. × Cochlioda(Cda.)という組み合わせです。旧・オドントグロッサム系はこのOda.が多いような気がします。しかし、OdontoglossumにしろCochliodaにしろ、現在はOncidium(Onc.)に統合されたため、Odontidaは消滅しました。Onc. × Onc.になりますからね。


251119104438881
C. C.G.Roebling
Cattleya(C.)。素晴らしい色合いです。大変美しいですね。C. gaskelliana × C. purpureaの組み合わせ。



251119104446037
Gchls. obliquus
Gastrochilus(Gchls.)。カシノキラン(Gchls. japonicus)の仲間。アッサム、ヒマラヤ、ラオス、ミャンマー、ネパール、タイ、ベトナムの原産。



251119104456297
Paph. primulinum
Paphiopedilum(Paph.)。縮こまったようなペタルが可愛らしいですね。スマトラ島の原産。



251119104506174
Cym. dayanum
Cymbidium(Cym.)。寒鳳蘭と呼ばれる東洋蘭。アッサム、中国、東南アジア、台湾、日本の原産。
251119104513103


251119104547261
Eriodes barbata
1属1種の珍種。アッサム、中国南部、ヒマラヤ、ミャンマー、タイ、ベトナムの原産。



251119104555329
C. Marcello Miranda
Cattleya。C. caulescens × C. labiataの組み合わせ。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

正月明け早々に板橋区立熱帯環境植物館にて開催された蘭展へ行きました。蘭展については既に記事にしていますが、蘭展以外もゆっくり見てきましたから記事にします。ミニ水族館はさらっと触れるだけで、温室の熱帯植物を見ていきます。


260104101214607
まずはミニ水族館。鮮やかなネズッポの仲間。


260104101252167
結構大きな海水の水槽があります。


260104101318297
淡水魚の水槽もあります。


260104101507209
巨大エイも元気そう。



260104101551135
温室に移ります。これはウナズキヒメフヨウのピンク花の品種です。蕾ではなく完全に花が開かないタイプです。ラベルにはMalvaviscus penduliflorusとありました。しかし、新宿御苑のウナズキヒメフヨウのラベルには、M. arboreus var. mexicanaとありました。このM. penduliflorusとM. arboreusはウェブ上の画像では区別出来ず、そもそも混同されている雰囲気があるため、ウェブ上の画像と名称が合っているのかもわかりません。さらに、M. penduliflorusの名前をタイリンヒメフヨウとしている場合もありますが、タイリンヒメフヨウをM. arboreusとしている場合もあります。いよいよ混沌としてきました。私自身はアオイ科の分類学上的で重要な形質を知りませんから、植物を直接見てもいまいちわかりません。まずは基礎的な知識を得るところからですね。


260104101817861
ショウナンゴムノキ Ficus binnendykii
イチジク属に見えない垂れ下がる長い葉が特徴ですが、英名も「Narrowleaf fig」です。タイ、スマトラ島、マレーシア、ジャワ島、ボルネオ島の原産。クワ科。



260104101840003
オオハマボウ(大浜朴) Hibiscus tiliaceus
海岸付近や砂浜の後ろ、マングローブの後背地に生えるハイビスカスの仲間。メキシコ〜南米、アフリカ、インド〜日本など、世界中の熱帯、亜熱帯に分布します。アオイ科。



260104101902770
キンカチャ(金花茶) Camellia chrysantha
中国原産の椿やお茶の仲間。カメリア属には珍しい黄花。お茶としても利用されます。現在はC. petelotiiとされています。

260104101926350
よく咲いていました。


260104102021985
Ruellia graecizans
下生えがルエリアでした。Christmas Prideという名前があるそうです。現在はR. brevifoliaの異名となっているようです。南米原産。キツネノマゴ科。



260104102125034
植物園の温室は下生えにアロイドが何気なく植えられていたりします。これは、Aglaonemaでしょうか。


260104102139903
ハスノハギリ Hernandia nymphaeifolia
以前、来た時に撮った写真がぶれぶれだったので撮り直しました。日本の火山列島や台湾、東南アジア、オーストラリア、さらにはスリランカやマダガスカルまで広く海洋島に分布します。要するに種子が海流散布されるのでしょう。ハスノハギリ科。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。本日も変わった珍しい蘭を沢山見られました。


251207103911296
Den. Global Village
Dendrobium(Den.)。久しぶりに見たデンファレ系。そう言えば、デンファレの学名を何気なく調べてみたら、いつの間にやらDen. phalaenopsisからDen. bigibbum var. superbumに変わっていました。



251207103919629
Ddc. propinquum
Dendrochilum(Ddc.)。2021年にCoelogyne propinquaとされています。フィリピンの原産。



251207103930228
Den. chrysanthum
Dendrobium。遠目にはLaeliaの長い花茎かと思いましたが、非常に背が高いデンドロビウムのバルブでした。アッサム、中国、ヒマラヤ、ラオス、ミャンマー、ネパール、チベット、ベトナム、タイの原産。

251207103935274
花はいかにもなデンドロですね。


251207103945918
Bulb. careyanum
Bulbophyllum(Bulb.)。アッサム、バングラデシュ、中国、ヒマラヤ、インド、ミャンマー、ネパール、タイ、ベトナムの原産。

251207103951396
密集した穂のような花。Bulbophyllumは変わったものが多く驚くほど多様です。
 

251207104000689
Den. bracteosum
Dendrobium。花の付き方がデンドロ感がなく珍しいですね。ニューギニア島、ビスマルク諸島、モルッカ諸島の原産。



251207104010062
Den. sanderae var. emilianum
Dendrobium。ゴージャスなデンドロ。フィリピンの原産。



251207104019473
Cym. dayanum
Cymbidium(Cym.)。寒鳳蘭と呼ばれる東洋蘭。アッサム、中国、東南アジア、台湾、日本の原産。

251207104022310
Cymbidiumは春蘭や寒蘭以外あまり見かけませんから、蘭展では貴重ですね


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。サボテン温室は広く、栽培されている多肉植物も多様です。


251220094107081
Dasylirion longissimum
もっとも一般的なダシリリオン。しかし、ダシリリオンはあまり植物園でも見かけませんね。しかも、このサイズは初めて見ました。
そう言えば、D. longissimumはD. quadranglatumと混同されてきた経緯があるそうですが、この個体はどうでしょうか。

251220094123585
葉の落ちた跡が美しいですね。


251220094142297
花キリンがあちこちで開花しています。


251220094146327
笹吹雪 Agave ferdinandi-regis
ウェブ上ではA. scabraとA.
victoriae-reginaeの交配種とする意見も見かけます。しかし、現在はA. nicklsiaeの異名となっています。とは言え、アガヴェはその多くが自然交雑により生まれたという意見もありますから、実際のところはわかりません。



251220094238070
聖牛殿 Gasteria beckeri × Gasteria sp.
ラベルでは交配種としていますが、独立種としている場合もあります。ちなみに、このG. beckeriとはG. nitida var. nitidaのことです。そう言えば、「聖牛殿」はConophytumにもありますね。


251220094258818
Sansevieria cylindrica Motum Kenya
ケニアのMotum原産のSansevieria。「Sansevieria sp. Motum Kenya」や「Sansevieria Motum Kenya」という表記も見かけます。そう言えば、SansevieriaはDracaenaに吸収されました。S. cylindricaも2018年にDracaena angorensisとされています。しかし、D. angolensisはアンゴラ、ジンバブエ、ザンビアの原産ですから、「Motum Kenya」がケニア原産というのが本当ならば別種でしょうね。


251220094308666
笹の雪 Agave victoriae-reginae
なかなか立派な笹の雪です。

251220094319207
隣の個体は開花中でした。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

1月に板橋区立熱帯環境植物館にて開催された蘭展の記事の続きです。小規模な催しでしたから、蘭展の展示は今回で終了です。しかし、板橋区立熱帯環境植物館の温室も見てきましたから、そちらの記事が始まります。ちなみに、温室でも蘭が咲いていますから、そちらも楽しめました。


260104111045400
V. coerulea
Vanda(V.)。コエルレア(セルレア)は代表的なバンダで、紫〜青紫色の大きく美しい花を咲かせます。。アッサム、バングラデシュ、中国、ヒマラヤ東部、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの原産。



260104111106516
Rlc. Chia Lim
Rhyncholaeliocattleya(Rlc.)は、Rhyncholaelia(Rl.) × Cattleya(C.)の交配種。Rhyncholaeliaの影響か非常にリップが大きいですね。



260104111128760
Epi. porpax
Epidendrum(Epi.)。中米、コロンビア、ベネズエラ、ボリビアの原産。

260104111134703
小型ですが、ちゃんと蘭の花です。


260104111206307
V. Suksamran Spot × V. Painter's Dream
バンダの交配種。スポットを強調するような花です。



260104111456988
Ddc. wenzelii
Dendrochilum(Ddc.)。2021年にCoelogyne(Coel.)となっています。白色・クリーム色系が多い旧・Dendrochilumの中でも目立つ色合いで、蘭展では割りと見かけます。フィリピンの原産。



260104111321714
Rlc. Good Hope
Rhyncholaeliocattleya。巨大かつ目立つ色合いの交配系カトレア。C. Princess Bells × Rlc. Mount Hoodの組み合わせ。



260104111236131
Angcm. sesquipedale
Angraecum(Angcm.)。マダガスカルの原産。白色の花は見るからに蛾媒花ですが、やはり香りがあり蛾を誘因します。蛾媒は蝿媒とは異なり良い香りが多いのですが、セスキペダレも良い香りがあり、世界らん展でセスキペダレの香水が披露されたこともありました。

260104111241258
この30cmに及ぶ長大な距が特徴です。かのチャールズ・ダーウィンが、長い距に貯まった花蜜を吸える長大な口器を持つ蛾がいるはずだと予想し、その後に実際に長さ22cmに及ぶ口器を持つキサントパンスズメガが発見されました。そのため、セスキペダレを「ダーウィンの蘭」と呼ぶこともあるそうです。
260104111246457
セスキペダレを訪れるキサントパンスズメガの絵が飾ってありました。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の11月に開催された新宿御苑の洋らん展の記事の続きです。新宿御苑の蘭コレクションを観ていましたが、蘭の同好会の育てた蘭を見ていきます。


251119104035635
Brs. arcuigera
Brassia(Brs.)。実にブラッシアらしい花。まさにスパイダーオーキッド。中南米の原産。



251119104103180
Coel. rossiana
Coelogyne(Coel.)。現在はCoel. trinervisの異名となっています。アッサム、中国、東南アジアの原産。



251119104129509
V. lamellana
Vanda(V.)。バンダらしさが薄い希少種。南西諸島、台湾、フィリピン、ボルネオ島の原産。



251119104341251
ここからは、川崎洋蘭クラブの展示。


251119104354335
V. Wirat Gorden
Vanda系交配種。V. sanderiana × V. coerulea × V. deareiなどの組み合わせ。
251119104358023
バンダらしいインパクトの大きな花。


251119104419631
Bc. Miura Otome
Brassocattleya(Bc.)と表記されていましたが、おそらく「Cahuzacara Miura Otome」ではないかと思います。Bc.はBrassavola × Cattleyaですが、Cattleya(C.)からGuarianthe(Gur.)が分離され、Brassavola(B.)からRhyncholaelia(Rl.)から分離されたからですかね。Cahuzacara(Chz.)は、B. × C. × Gur. × Rl.ということです。



251119104424978
Ctt. Portia
Cattlianthe(Ctt.)。よく揃って咲いています。Gur. bowringiana × C. labiataの組み合わせ。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の12月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。今だに蘭の同好会の銘品を見ています。カトレア系を中心に交配が進み、複雑な交配属が誕生しています。私も知らないものばかりです。あと、珍しい原種の蘭を栽培する人も増えて、思わぬ珍種が蘭の展示会でも見られるようになりました。


251207103649086
Paph. bellatulum
Paphiopedilum(Paph.)。花の形や色模様が独特で可愛らしい小型のパフィオです。アッサム、中国、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイの原産。


251207103716686
Paph. henryanum
Paphiopedilum。
原種パフィオではよく見かけるヘンリアヌムですが、これは何やら巨大かつ派手で驚きます。中国、ベトナムの原産。


251207103729201
Paph. Mount Toro
Paphiopedilum。Paph. stonei × Paph. philipinensisの組み合わせ。蘭は緑色系のものも割りとあり、逆に目を引きます。また、パフィオにはペタルが長く垂れ下がるものもあります。


251207103751273
Trctm. cosymbnphorum
Trichocentrum(Trctm.)。お菓子のような可愛らしい花です。しかし、トリコケントルムはあまり見かけませんが、Onc.系なのでしょうか?。メキシコの原産。


251207103815284
Aergs. kotschyana
Aerangis(Aergs.)。エランギスは小さいアングレカムと言った雰囲気の蘭です。白い花で長い距を持ち、夜に香るとなると、これは典型的な蛾媒花ですね。アフリカに広く分布します。
251207103820728
蛾媒花は夜に訪れる蛾を引き寄せる花です。夜は花に色がある意味がないので、蛾媒花では白色やクリーム色となりがちです。さらに、香りで蛾を呼び寄せ、視覚ではなく嗅覚でアピールします。花の後ろから長く伸びる赤みがかる距には蜜が貯まっていますが、長い口器を持つ特定の種の蛾しか蜜を吸うことが出来ません。


251207103839582
Plmths. caudatus
Plectrelminthus(Plmths.)。私も知らない蘭ですが、1属1種の珍種のようです。旧・アングレカムなので上のエランギスと似たような生態なのかも知れません。コンゴ民主共和国からギニアまでのギニア湾沿いに分布します。

251207103844010
距が長いですね。


251207103901087
Phal. foseiota?
Phalaenopsis(Phal.)。原種のコチョウランの1つです。名前は誤記で、おそらくPhal. fasciata。ファスキアタはアッサム、ヒマラヤ東部、フィリピンの原産。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の12月に行って参りました市川市観賞植物園の記事の続きです。前回、サボテン温室に入りました。あまり植物園では見かけない小型の多肉植物が沢山ありました。


251220093941568
Senecio barbertonicus
現在の学名はKleinia barbertonicaとなっていますが、どうも多肉質な種はセネキオから分離されつつあるようです。南アフリカ、モザンビーク、ジンバブエの原産。キク科。


251220094019211
東美人 Pachyphytum pachyphytoides
これはどうも属間交配種のようで、「× Pachyveria pachyphytoides」という名前のようです。組み合わせは、Echeveria gibbiflora × Pachyphytum bracteostm。


251220094026260
Echeveria トプシータービー
これは、Echeveria runyoniiの葉が逆に反り返るタイプを指しているらしく、「Topsy Turvy」と書くようです。


251220094031242
Conophytum blandum
メセンですが、よく増えて群生しています。南アフリカの原産。ハマミズナ科。


251220094043807
Euphorbia hedyotoides
へディオトイデスがニョロニョロ伸びています。へディオトイデスは非常に細い茎を長く伸ばすため、頼りない雰囲気がありますが、これでも木本です。地下に塊根を持ち、分岐し葉が出る短枝と分岐せず伸びるだけで葉が出ない長枝を繰り返して生長します。マダガスカルの原産。トウダイグサ科。



251220094054519
Sansevieria  bacularis
Sansevieria属は消滅し、Dracaena属に吸収されました。S. bacularisは2018年にD. bacularisとされました。コンゴ民主共和国の原産。キジカクシ科。


251220105702148
黄金司 Mammillaria elongata
久しぶりに黄金司を見ました。昔は多肉植物の寄せ植えだとか、ミニ多肉植物として見かけましたが、最近はあまり見た覚えがありません。イベントばかりで普通の園芸店などに行かないからかも知れません。そう言えば、Mammillaria elongataという名前は、Ariocapus retususの異名でもあります。まあ、命名者が異なりますが。メキシコの原産。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

今年の正月明けに行った板橋区立熱帯環境植物館で開催された蘭展の記事の続きです。展示会場は逆光がきつくて、撮影はやや難儀しました。


260104110842246
V. Gordon Dillon
Vanda(V.)。V. sanderiana × V. coelurea × V. deareiの組み合わせ。花弁が非常に丸いですね。



260104110859042
Rlc. George King
Rhyncholaeliocattleya(Rlc.)。Cattleya(C.) × Rhyncholaelia(Rl.)の交配。この場合、C. mossiae × C. dowiana × Rl. digbyanaの組み合わせ。大型なカトレア系の蘭。ゴージャスなリップは、Rhyncholaelia由来でしょう。



260104110908320
Lc. Puppy Love
Laeliocattleya(Lc.)は、Laelia(L.) × C.の交配。この場合、L. anceps × C. harrisoniana × C. trianaeの組み合わせ。



260104110931031
C. maxima
Cattleya。マキシマは蘭の展示会ではよく見かけます。花色は多様。エクアドル、ペルーの原産。


260104110946616
Rlc. Don De Michaels
Rhyncholaeliocattleya。C. trianae、C mossiae、C. warscewicziiとRhyncholaelioの組み合わせでしょうか。交配親としてよく使われているようです。


260104110955541
Bulb. Elizabeth Ann
Bulbophyllum(Bulb.)。ブルボフィルムではメジャーな交配種。組み合わせはBulb. longissimum × Bulb. rothschildianum。


260104111029433
Ctt. Portiata f. coelurea
Cattlianthe(Ctt.)です。Cattleya × Guarianthe(Gur.)の交配。C. labiata × Gur. bowringianaの組み合わせ。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

昨年の11月に開催された新宿御苑の洋らん展の記事の続きです。本日は新宿御苑が栽培している蘭のコーナーがありましたので、そこを見ていきます。


251119103806486
蘭展に合わせて雛壇が作られていました。


251119103841799
Bol. violacea
Bollea(Bol.)。ボレアはあまり見かけない蘭です。花の雰囲気も個性的。ちなみに、2005年にPescatoniaとなっています。ブラジル、ギニア、ガイアナ、スリナム、ベネズエラの原産。


251119103857480
Octomeria sp.
オクトメリアは中南米、カリブ海地域に171種が知られています。妙な花の付き方ですが、花茎が伸びないからですね。



251119103905209
Paph. henryanum
Paphiopedilum(Paph.)。原種のパフィオでは割りと見かける種です。中国、ベトナムの原産。


251119103917355
Paph. spicerianum
Paphiopedilum。アッサム、中国、ヒマラヤ東部、ミャンマーの原産。



251119103929225
Oma. grandiflora
Octomeria(Oma.)。種小名からして、オクトメリアでは花が大きいのかも知れません。南米の原産。


251119103944441
Bulb. dearei
Bulbophyllum(Bulb.)。フィリピン、ボルネオ島、マレー半島の原産。

251119103950350
萼片が反り返る面白い花です。


251119104009303
Epig. nakaharae
Epigeneium(Epig.)。現在はDendrobiumとされているようです。台湾、タイ、ベトナムの原産。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。長々と続いたバイオリウムの記事も本日で最終回となります。


251011102829833
ニセカイソウ(偽海葱) Albuca bracteata
子持ちオーニソガラムと呼ばれることもあるアルブカです。かつては、Ornithogalum caudatumでしたが、2009年にカルブカとなりました。私も栽培していますが、非常に強健で地植え可能で、雪が降ってもまったく問題ありません。むしろ、子持ちオーニソガラムの名前の由来となる、親球根に子球根がついて増える特徴から、あっという間に大群落となってしまいます。



251011102943237
Operculicarya pachypus
なかなか立派なパキプスです。マダガスカルの原産。ウルシ科。

251011102939843
この枝ぶりはまさに自然の盆栽。


251011103131892
Pachypodium geayi
群生するゲアイ。マダガスカルの原産。キョウチクトウ科。



251011103222215
Dracaena marginata
=D. concinna
いわゆるドラセナで一般的に流通しているものです。ウェブ上ではD. marginata=D. concinnaとされているようですが、正確には、D. concinna=D. marginata var. concinnaですね。ちなみに、D. marginataはD. reflexa var. angustifoliaの異名となります。


251011103316380
ビヨウタコノキ Pandanus utilis
植物園の温室では定番のタコノキです。ビヨウタコノキのモーリシャスの原産。タコノキ科。

251011103337347
名前の由来となった支柱根。
251011103312185
よく見ると実がなっていました。


251011103524608
マダガスカルウツボカズラ
Nepenthes madagascariensis
2024年の春に播種したそうで、去年の1月に来た時はまだ1cm程度しかありませんでしたから、だいぶ育っちましたね。マダガスカリエンシスはウツボカズラの中では難しい部類のようですが、上手く育っているようです。


251011102354527
バオバブの種子が販売されていたので購入しました。しばらく経ってから3粒播いたところ、全て発芽したので種子はなかなか新鮮なものだったようです。普通は夏に播種しますが、時期悪く11月に播種したため、発芽まで2週間かかりました。この寒さの中、今も室内で生長を続けています。


251011102138093
レムールたちも元気そうです。


ということで、東京農業大学のバイオリウムの記事でした。今年は1月に来て流石に冬なので葉がない植物もありましたが、10月に来た時は葉が茂っており花キリンも旺盛に開花していました。サボテンを始め展示も変わっていましたから、新しい見どころがあり楽しめました。しかし、なんと言っても、バイオリウム温室は私の好きなマダガスカル原産の多肉植物が非常に豊富です。多肉植物ファンなら楽しめること請け合いです。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の12月に行って参りました市川市観賞植物園の記事の続きです。前回はバス停から植物園を目指して、途中で薔薇園を覗いたりしました。植物園に到着しましたが、取り敢えず中庭を見てから温室に入りました。


251220093508205
温室前の植え込みに柿がなっていました。とは言え、あまりにも実が小さいので豆柿か老爺柿かも知れません。豆柿や老爺柿は柿(Diospyros kaki)とは別種で、豆柿はD. lotus、老爺柿はD. rhombifoliaです。


251220093643899
中庭は立派な蘇鉄やアガヴェが植栽されていました。


251220093648178
これは当然、Agave americanaですね。


251220093709922
Yuccaが開花していました。
251220093718480
この時期(12月)に野外で見られる貴重な花です。


251220093737604
池があり水生植物も栽培されているようです。冬なので内容はわかりません。


251220093745967
サラセニアがありました。サラセニアは北米の原産で耐寒性が高いため、周年屋外で栽培されることもあります。
251220093812324
湿地の植物のはずですが、普通にプランターで栽培されていました。


251220105041310
いよいよ、温室に入ります。まずは、サボテン温室を見ていきます。


251220093854513
Kalanchoe prolifera
「五節の舞」の名前もあるカランコエ。多肉植物感はあまりありません。高さ3〜4mにもなるそうですが、自重を支えられずに倒れて育つと言います。マダガスカル原産。

251220093903125
ちょうど、蕾が出ていました。


251220093921599
Euphorbia spp.
名札には「大雲閣」とありましたが、大雲閣は一般的にはE. accurensisと呼ばれています。しかし、E. accurensisは巒岳(E. abyssinica)の異名とされています。ソマリア、スーダン、ジブチ、エリトリア、エチオピアの原産。
251220093925804
巒岳は稜(rib)がうねる特徴がありますが、一般的に大雲閣の名前で販売されるユーフォルビアにその特徴はありません。また、巒岳は挿し木だとその特徴が出ないとも言います。よくわかりません。稜がうねらないタイプの巒岳が大雲閣なのか、挿し木の巒岳が大雲閣と呼ばれているのか、あるいはそれらが混同されているのでしょうか。はたまた、まったく別種が混同されている可能性もあるかも知れません。そもそも、なぜこの個体の名札では「Euphorbia spp.=ユーフォルビアの仲間」とされているのは、実は正体が分からないからかも知れません。論文を探せば、E. accurensis=E. abyssinicaは確認出来るかも知れませんが、E. accurensis=大雲閣の証拠は見つかる気がしません。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の12月に行った筑波実験植物園の蘭展の記事の続きです。熱帯資源植物温室に展示された蘭の同好会の蘭を見ています。


251207103444812
C. maxima fma. coerulea
C. maximaはコロンビア、ベネズエラの原産。淡い色合いが大変美しいですね。


251207103459732
蘭の雛壇


251207103508928
Pths. strupifolia
Pleurothallis(Pths.)。現在はAciantheraとされています。ブラジルの原産。

251207103515126
格別に奇妙な花ですね。


251207103526314
C. cernua
小型のCattleya。SophronitisがCattleyaに吸収されたため、2010年にカトレアになりました。アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの原産。


251207103558826
Fdk. Turning Point
Fredclarkeara(Fdk.)は、Catasetum(Ctsm.) × Mormodes(Morm.) × Clowesia(Clow.)の交配種。この場合、Ctsm. expansum × Morm. elegansと × clow. warczewitziiの組み合わせ。緑色の花はインパクトがあります。


251207103614966
Ddc. wenzelii
Dendrochilum(Ddc.)。現在はCoelogyneとされています。フィリピンの原産。


251207103627541
Lhta. lunifera
Lockhartia(Lhta.)。フィリピンの原産。蘭に見えない面白い葉を持ちます。ラン科の多様性の高さはなかなかのものです。
251207103631306
花は小さいもののラン科の特徴があります。


251207103641407
Wcz. amazonica
Warczewiczella(Wcz.)。ブラジル、コロンビア、エクアドル、ペルーの原産。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

正月明け早々に板橋区立熱帯環境植物館に行って参りました。「らん・ラン・蘭展2026年」と題し、蘭の展示会を開催するとのです。
去年、蘭はだいぶ気にして見ていました。昔、蘭について調べたりもしましたが、あまりに知識が古いため色々変わっていましたね。去年は植物園の蘭について調べたので、だいぶ知識がアップデートされました。また、蘭展では図鑑でしか見たことがない珍しい蘭も展示されており、驚きの連続でした。ということで、2026年は蘭を積極的に見に行く予定です。


260104100657004
ポスターによりますと、18日まで開催されているみたいです。


260104112521230
入ると直ぐに蘭の花がありました。Cymbidiumですね。


260104112459684
1月4日に訪れたので購入植物飾りがありました。しかし、流石植物園ですね。実に立派。


260104112454054
こちらにも飾りがありました。


260104110505111
さて、園内も見て回りましたが、取り敢えず記事は蘭展から開始します。洋蘭の販売もありました。蘭は神代洋らん会の協力とのこと。


260104110533303
蘭展は主にこのコーナーくらいなので、規模は小さいですかね。まあ、豪華な蘭のディスプレイや、記念撮影スペースもありますから、それなりに楽しめる内容です。それと、温室内にも蘭の花は咲いていますからね。


260104110542792
C. Sancha × TOKYO NO.1
Cattleya(C.)。妙な名前の蘭ですが、「Sancha」も「TOKYO NO.1」もC. walkerianaの選別品種とのことで、選別品種同士の掛け合わせのようです。リップだけが色付く可愛らしいカトレアです。



260104110550310
L. anceps
Laelia(L.)。レリアは花茎が長く伸びます。カトレアと比べるとほとんど見かけませんが、豪華な代わりにずんぐりとしたカトレアと比べ、レリアは可憐な感じがします。メキシコ、中米の原産。

260104110747948
良い色合いです。


260104110626840
Alcra. Flying High
Aliceara(Alcra.)は、Brassia(Brs.) × Miltonia(Milt.) × Oncidium(Onc.)の交配種。しかし、Alcra. Flying HighはBrs. gireoudiana × Onc. harryanum × Onc. fuscatumの組み合わせで、ミルトニアがありません。調べると、Onc. fuscatumはMilt. warszewicziiとされたことがあるからかも知れません。まだ、未開花の蕾ですがかなりの存在感があります。花はOdontoglossumに似た花型にBrassiaの模様が入るインパクトの強い花です。



260104110726371
Chz. Miura Otome
Cahuzacara(Chz.)は、Brassavola(B.) × Guarianthe(Gur.) × Cattleya(C.)の交配種。B. nodosa × Gur. bowringiana × C. mossiaeの組み合わせ。なぜ、Brassavolaを交配する必要があるのかよくわかりませんが、リップに影響するのでしょうか? それはそうとして、淡い良い色合いです。



260104110733543
Onc. Aloha iwanaga
Oncidium(Onc.)と表記されていましたが、正しくはOncidesa(Oncsa.)。OncidesaはGomesa(Gom.) × Oncidiumの組み合わせ。Gom. varicosa × Gom. flexuosa × Onc. sphacelatumの組み合わせ。オンシ系は詳しくないので、今まであまり見てきませんでしたが、思った以上に複雑な交配が試されているようです。今後はオンシ系にも注目していきます。


260104110821044
Bulb. lasiochirum album
Bulbophyllum(Bulb.)。「album」は白いことを示していますが、この場合は黒い斑点がないタイプ




260104110828644
C. triamae
Cattleya。リップが淡く色付きます。コロンビアの原産。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の11月に新宿御苑の洋らん展へ行きましたが、その続きです。前回までは屋外を散策したり、温室内の熱帯植物を見てきましたが、本日から洋らん展の内容に移ります。まずは入口付近の入選作から。ちなみに入賞作は一番最後に配置されていましたから、今回は登場しません。


251119103349845
C. maxima
Cattleya。マキシマは代表的なカトレアの1つで、蘭展ではよく見かけます。しかし、これだけ咲きそろうのと実に見事です。エクアドル、ペルーの原産。


251119103419267
Psh. vitellina
Prosthechea(Psh.)はEncycliaから独立した属です。一見して蘭に見えない雰囲気があります。メキシコ、中米の原産。


251119103431122
Den. serratilabium
Dendrobium(Den.)です。デンドロビウムは有名ではありますが、種類が多いため私も知らないものばかりです。フィリピンの原産。


251119103500030
Tolu. Jairak Firm
Tolumnia(Tolu.)はOncidiumから独立した属です。Tolumniaはあまり聞かない蘭です。Tolu. triquetra × Tolu. hamiltoniiの組み合わせ。



251119103507718
Den. munificum
Dendrobiumです。印象的な花です。旧・Inobulbon。ニューカレドニアの原産。



251119103518287
Bc. Carnival Kids
Brassacattleya(Bc.)は、Cattleya × Brassavola(B.)の交配種。しかし、Bc. Carnival Kidsは「Bc. Gulfshore's Beauty」の異名とのことです。鮮烈な色合いが楽しいですね。これは、B. nodsae × C. dormanianaの組み合わせ。



251119103533151
C. Remo Prada
Cattleya。C. trianae × C. mossiae × C. pupurataの組み合わせ。面白い配色ですね。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の10月に行った東京農業大学バイオリウム温室の続きです。本日はマダガスカル原産のアデニアとウンカリナを見ていきます。1月に訪れた時には葉を落としていましたから、葉が茂っていました。ウンカリナは花も楽しめますから、いつか花も見てみたいですね。


251011101452221
Adenia perierri
アデニアはアフリカからマダガスカル、アラビア半島、南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリアまで105種が分布するトケイソウ科植物です。樹木性が高いものから塊根性まであり、つる性も種により強弱があります。


251011101505810
Adenia olaboensis
種小名はSakalava族がオラボエンシスの樹皮がワニ肌なため、「鰐」を指す「oraboay」と呼んでいることに因んだものだそうです。
251011101508526
立派な塊根。幹肌はかなりボコボコしています。我が家の小苗ですらも既に凸凹しています。


251011101537385
Adenia isaloensis
イサロエンシスが茂っています。ちなみに、我が家のイサロエンシスはまだ爪楊枝のような細さです。


251011101554586
Uncarina roeoesliana
ロエオエスリアナは小型のウンカリナです。ウンカリナはゴマ科で、大抵は黄色い漏斗状の合弁花を咲かせます。
251011101557847
我が家にもロエオエスリアナはありますが、いまいち育て方がわかりません。地上部より地下の塊根の発達が著しく、直ぐに塊根が鉢底に到達してしまいます。今はロングポット植えですが、既に浮かして植えている状態です。塊根を途中で切断するか、不相応に巨大な鉢に植えるかしないとどうにもならない気がします。


251011101619815
Uncarina leandrii
大きな葉を広げるレアンドリ。
ウンカリナの種子は強烈な鉤爪がありますが、これは動物の体毛に引っ掛かって運ばれるためのものではないようです。これは、絶滅した巨鳥であるエピオルニスの硬い足の裏に絡みつき、エピオルニスが走る度に硬い果実が壊れて種子がばら撒かれる仕組みが想定されています。アフリカ大陸にはウンカリナと近縁なハルパゴフィルムが分布しますが、ハルパゴフィルムの種子はライオン殺しと呼ばれるほど強烈な鉤爪がありますが、上記と同じ仕組みでダチョウにより種子が散布されます。これを踏みつけ種子と言います。ウンカリナは種子散布者が絶滅しておりウンカリナ自体が絶滅への道を歩みつつあります。しかし、牧場近くに生えるウンカリナは牛がエピオルニスの変わりに種子を踏みつけるため、牧場の周囲ではウンカリナが増えているそうです。



251011101642172
Uncarina pertata
葉がとても大きくあまり切れ込みません。違いがあり面白いですね。
しかし、ウンカリナは樹冠の面積が広く、結構場所をとりますからいまいち集める気にはなりません。


251011101612903
Uncarina grandidieri
マダガスカルと言えばキツネザルですが、キツネザルがマーキングする樹木としてはウンカリナが一番人気があるそうです。ウンカリナはパキポディウムとは違いトゲがなく、ユーフォルビアのように有毒な乳液も出しません。また、ウンカリナは写真のように二股になりがちですが、キツネザルが片枝を掴んでマーキングすることから、マーキングしやすい樹形なのかも知れません。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の12月末に千葉県にある市川市観賞植物園へ行って参りました。市川大野駅から土日だけ運行している動植物園行きのバスで向かいます。本日は観賞植物園の道中にあるバラ園を見ていきましょう。


251220090722010
バス停近くに動物園がありますが、開園時間前でしたから帰りに寄ろうかというところ。まずは、バラ園を目指します。


251220091025362
自然な植生でやや鬱蒼としています。


251220090805653
見事な紅葉。


251220090955377
マユミ(真弓、Euonymus hamiltonianus=Euonymus sieboldianus)ですかね。


251220091005058
ムラサキシキブ(紫式部、Callicarpa japonica)の実がなっていました。日本を含む東アジアの原産。シソ科。


251220113012277
ガマズミ(Viburnum dilatatum)の赤い実が美しいですね。ガマズミの実は食べられますが、秋に実る赤い実には有毒のものもあるため注意が必要です。


251220112816870
「タヌキは手をかみます」。まあ、野生ですから、不用意に手を出せばそりゃあ噛みますよね。


251220091208073
Sommerduft
1986年、ドイツ作出。芳香種。HT系統。
バラ園に到着しました。12月末で薔薇は終わりに近いのですが、結構咲いていました。よく手入れされており、無料の薔薇園としては十分楽しめました。



251220091226076
希望
1986年、京成バラ園作出。HT系統。



251220091325103
Rio Samba
1993年、アメリカ作出。HT系統。



251220091355811
伊豆の踊子
2001年、フランス作出。FL系統。芳香種。



251220091436899
うらら
1995年、京成バラ園作出。FL系統。



251220091505377
Brass Band
1995年、アメリカ作出。FL系統。気温により花色が変動するそうです。



251220091633184
Limoncell
2008年、フランス作出。S系統。

251220091639943
スッキリとした形の美しい薔薇です。


251220091744650
Parole
1991年、ドイツ作出。HT系統。



251220091828261
乾杯
1983年、京成バラ園作出。HT系統。ローマバラ国際コンクールで金賞を獲得しているそうです。



251220092019448
Knock Out
2000年、フランス作出。FL系統。


251220092039621
花霞
1985年、京成バラ園作出。FL系統。



251220092154782
La Sevillana
1978年、フランス作出。FL系統。


251220092244105
ローズいちかわ
2008年、日本作出。FL系統。市川市のオリジナルの薔薇。密に花がつきます。



251220092331579
緑光
1981年、京成バラ園作出。淡い緑色の薔薇ですが、写真では緑色が飛んでしまい上手く再現出来ません。国際コンクール金賞。



251220092409748
バラ園の周囲の小川。時期的に枯れ葉ばかりです。
251220092413284
ジュズダマ(Coix lacryma-jobi)がありました。今はジュズダマも滅多に見かけなくなりましたね。インド、ヒマラヤ地域から中国南部、東南アジア台湾の原産で、世界ではジュズダマの実から数珠やロザリオを作っていました。


251220093300832
順路を間違って霊園の方に出てしまいました。引返さずに、一度外に出て植物園を目指します。


251220093353735
植物園に到着。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の12月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。熱帯資源植物温室に展示された蘭の同好会の蘭を見ています。ブラシア(ブラッシア)やロドリグェジィア(ロドリゲチア)など、あまり見かけない蘭を見ることが出来ました。


251207103208288
Cycd. Taiwan Gold
Cycnodes(Cycd.)は、Cycnoches(Cyc.) × Mormodes(Morm.)の交配種。この場合、Cyc. chlorochilon × Morm. badiaという組み合わせ。明るく賑やかな色合いです。


251207103224423
Enc. cochleata
Encyclia(Enc.)です。現在はProsthechea(Psh.)とされています。メキシコ、中米、南米北部の原産。ひっくり返ったような奇妙な花です。



251207103232625
Ctt. Blue Boy
Cattlianthe(Ctt.)です。Gur. bowringiana × C. gaskelliana × C. tigrinaという組み合わせ。透き通るようか美しい色合いです。


251207103306246
Rdza. decora
Rodriguezia(Rdza.)です。旧・Burlingtonia。アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの原産。Onc./Comp.系のような花の形が面白いですね。あまり見ない蘭です。


251207103331680
Fdk. After Dark Pearl
Fredclarkeara(Fdk.)です。この場合、Mormodia(Mo.) × Catasetum(Ctsm.)の組み合わせ。ちなみに、あまり聞かないMo.は、Morm. × Clowesia(Clow.)。赤黒い非常に目を引く交配種ですね。やはり、印象的なせいか蘭展ではよく見かけます。


251207103350124
Coel. speciosa
Coelogyne(Coel.)。インドネシアの原産。



251207103401467
Brs. cochleata
Brassia(Brs.)。南米北部の原産。
251207103406105
ブラッシア自体は有名な蘭ですが、いかんせん地味なのでそれほど一般的ではありません。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

去年の11月に行った新宿御苑の記事の続きです。洋らん展を見に行ったわけですが、苑内を散策していました。今回、ようやく洋らん展の会場である温室に到着しましたが、本日は蘭以外の植物を見ていきます。洋蘭がところ狭しと並んでいるせいか、あちこちで花が咲いていることに気が付かない人もいそうです。


251119103229825
温室に到着。洋らん展を見にきた人で、いつもより少し混んでいました。


251119104719336
レッドジンジャー Alpinia purpurata
最近、ショウガ科植物が気になっており、以前より目に入るようになって来ました。アカボゲットウ(赤穂月桃)と呼ばれているそうです。夢の島熱帯植物館でレッドジンジャーらしき花を見ています。ニューギニア周辺、ニューカレドニア、バヌアツ、モルッカ諸島、ビスマルク諸島の原産。


251119105131480
Clerodendrum macrosiphon
Clerodendrum macrosiphonという名前は2種の植物に命名されており、残念ながらネット上では混同されているようです。この植物の場合は、1883年に命名されたC. macrosiphon Hook.f.でしょう。アフリカ東部の原産です。現在はRotheca microphyllaとされています。混同されているC. microsiphon (Baker) W.Piepは1938年に命名されましたが、nom.illeg.ですから非合法名です。こちらは1900年に命名されたClerodendrum duseniiが正しい名前です。標本を確認すると集散花序が確認され、名前以外で似ている要素はなさそうです。


251119105157261
Euphorbia leucocephala
「白雪姫」の名前で栽培されるユーフォルビア。一般的には鉢植えサイズですが、植物園では樹木状となりかなり大型となります。メキシコ、中米、コロンビアの原産。


251119105218760
Dioon spinulosum
これは大変立派なスピヌロスムですね。スピヌロスムは蘇鉄の中でも最大となる種です。メキシコ原産。



251119105250200
Hypoestes aristata
キツネノマゴ科は詳しくないので、よくわかりません。「Ribbon bush」と呼ばれているそうです。花はコエビソウ(Justicia brandegeeana)に似ていますが、かつてはJusticia aristataとされていましたから納得ですね。アフリカに広く分布します。


251119105738422
オオハマオモト Crinum asiaticum var. sinicum
去年の9月に来た時は終わりかけでしたが、今回は満開です。タイワンハマオモトとも呼ばれます。
251119105741946
ハマオモトとはあまり聞き慣れない名前かも知れませんが、一般的にはハマユウと呼ばれています。日本に分布しているハマユウ(ハマオモト)は、Crinum asiaticum var. japonicumです。


251119105815164
9月に見た時は赤みがありましたが、だいぶ熟してきましたね。


251119110319135
コエビソウ Justicia brandegeeana
こちらがコエビソウです。メキシコ、中米の原産。キツネノマゴ科。
251119110322959
印象的な花です。


251119110328971
Osmoxylon lineare
新宿御苑でオスモキシロンの特徴的な花を見るのは2回目です。そういえば、板橋区立熱帯環境植物館でも花を見ています。オスモキシロンは「コウトウヤツデ属」と呼ばれるらしく、東南アジアに61種あります。ウコギ科。


251119110404181
ウナズキヒメフヨウ
Malvaviscus arboreus var. mexicanus
変種mexicanusは現在は変種arboreusに含まれます。それはさておき、ウナズキヒメフヨウとタイリンヒメフヨウ(M. penduliflorus)の違いがよくわかりません。タイリンヒメフヨウはM. arboreus var. penduliflorusとされたこともありますから、似ていることは間違いありませんが…。タイリンヒメフヨウの別名をウナズキヒメフヨウとしているサイトもあり、ウェブ上の情報だけだと判断は難しそうです。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

三が日明け最初の記事は、去年の10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の続きです。前回はミリイ系花キリン(Goniostema節)を見ましたが、本日はミリイ系以外の花キリンを中心に見ています。


251011101256822
Euphorbia gottlebei
ゴトレベイが沢山咲いていました。
251011101302480
ゴトレベイはあまり枝分かれせず、根元から叢生します。我が家でもそうですが、冬でもよく開花する良い花キリンです。


251011101320095
Euphorbia genoudiana 
ゲノウディアナも開花していました。

251011101356350
葉の雰囲気はゴトレベイに似ていますね。


251011101405001
Euphorbia neobosseri
塊根性の花キリン。E. milii var. bosseriでしたが、独立しE. neobosseriとなりました。ただ、既にマダガスカル原産のE. bosseriが命名済みですから、「neo」が付加されました。そういえば、E. bosseriは「ゾンビプラント」と呼ばれており、E. platycladaの名前で流通しています。
251011101411379
葉は細長い密に並んでいますが、非常に特徴的です。


251011102709308
Fouquieria fasciclata
ファスキアタの葉がよく茂っていますね。枝も多く育ちが良さそうです。



251011102808944
テングノゴマスリ
Sesamothamnus lugardii
知らない植物ですが、ボツワナ、ジンバブエ、南アフリカ原産のゴマ科植物ということです。

251011102815660
薄い表皮がめくれています。


251011102640994
Euphorbia lomeliiとありましたが、ロメリイは茎が太く節がくびれるため、外見的にはE. antisyphiliticaに見えます。しかし、E. lomeliiを検索するとE. antisyphiliticaらしきものも混ざっており、逆にE. antisyphiliticaで検索するとE. lomeliiらしきものが混ざっています。これはウェブ上でも混同されている雰囲気があります。輸入品の名前が誤っているというのは、多肉植物ではよくあることです。この場合、赤く大きな花が咲けばE. lomelii、数mmの小さな白い花が咲けばE. antisyphiliticaです。まあ、他に似た種類があるのかも知れませんが。


251011102651486
農大No.1
いわゆるAgave titanota。東京農業大学が初めて日本に導入しました。流行りのタイプは葉が短く丸まりますが、あれはこのサイズまで育っても丸まったままなのでしょうか。個人的にはあの畑のキャベツみたいな形のアガヴェより、こちらの方がよく見えてしまいます。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

植物園は好きで、今までも行ってはいましたが、今年は意識的にアチラコチラと植物園を見に行きました。植物園は図鑑でしか見たことがない植物が何気なく植えられていたりしますから、植物好きな私には天国のような場所です。多肉植物が主体にはならない場合がほとんどですが、見に行く度に発見があり楽しくて仕方がありません。あと、薔薇園なんかも見に行きましたが、なかなか良いものでした。ということで、今年行った植物園やフラワーパークを見てみましょう。


①東京農業大学バイオリウム
1月の寒い最中、東京農業大学のバイオリウム温室へ行って参りました。マダガスカル原産の植物が多く、嬉しいことに多肉植物だらけでした。さらに、私の好きな蘇鉄類が豊富で感心しきりでした。ただ、時期的に葉がないものもあったため、暖かい時期に再訪しました。



②筑波実験植物園
以前は6月に来ましたが、寒い2月に筑波実験植物園に行ってみました。温室ではPseudobombaxの刷毛のような花が咲いていましたね。そういえば、ヒスイカズラは咲き始めの時期のようでした。



③筑波実験植物園・つくば蘭展
2月に筑波実験植物園に行ったわけですが、3月に蘭展を開催するというパンフレットがあったため、再び筑波実験植物園へ行って参りました。ハバチに擬態する花を持つ地生ランを特集するなど、流石は筑波実験植物園ですね。大変勉強になりますし、非常珍しい蘭を見ることが出来ました。そういえば、バニラの花を初めて見ました。



④あしかがフラワーパーク
ゴールデンウィークにあしかがフラワーパークに藤を見に行きました。藤はやや終盤戦といった雰囲気でしたが、まあとにかく巨木で広大な藤棚には驚かされました。また、薔薇やシャクナゲ、クレマチスもよく咲いており、花壇もしっかり管理されており感心しましたね。



⑤伊奈町制施行記念公園のバラ園
5月は薔薇が良い季節です。薔薇園を探しましたが、伊奈町制施行記念公園は400種5000株を擁する、埼玉県最大の薔薇園とのことで見に行きました。よく管理された素晴らしい薔薇を堪能することが出来ました。



⑥東京都薬用植物園
5月は出掛けるのに良い時節です。あしかがフラワーパーク、伊奈町制施行記念公園に続いて、東京都薬用植物園へ行って参りました。ご禁制品である芥子の花の時期を見計らって行きました。国内では芥子の花を見られる場所はそうそうありませんから、貴重な体験です。また、薬用植物園ですから漢方や製剤の原料植物、香辛料、毒草と、あまり他の植物園では見かけないラインナップが豊富で楽しめました。



⑦堀切菖蒲園
6月は堀切菖蒲園へ行って参りました。時期が決まった季節の花です。しかし、花菖蒲にこれだけの品種があるとは驚かされました。



⑧小石川植物園
7月は汗を拭きながら、東京大学の植物園である小石川植物園へ行って参りました。温室ではグネモンノキやエウポマティアを見ることが出来て感動しましたま。また、園内を時間をかけて散策しましたが、まだ全てを見きれていません。来年また訪れたいですね。



⑨神代植物公園・食虫植物展
8月は神代植物公園で食虫植物展が開催されたので、見に行きました。ウツボカズラやサラセニアなどの代表的な食虫植物もこれだけの種類を見たのは初めてです。有名どころ以外の珍しい食虫植物も沢山あり、その多様性に驚かされました。また、個人的には図鑑でしか見たことがないアンプラリアを見ることが出来て良かったですね。



⑩東京薬科大学・薬用植物園
9月は東京薬科大学の薬用植物園へ行って参りました。大学内には勝手に立ち入ることは出来ないため、見学には大学の許可が必要です。しかし、9月だと言うのに最高気温は38℃に達し、温室は地獄と化していました。結局、短時間で逃げ出す羽目になったので、また良い時節に訪れたいですね。



⑪東京農業大学バイオリウム
1月に東京農業大学のバイオリウムに行きましたが、10 月に再訪しました。花キリンもよく咲いており、前回とは異なり多肉植物の葉が茂っていました。多肉植物好きには堪らない温室です。



⑫新宿御苑
10月になりそろそろ秋薔薇の季節だろうと思い、新宿御苑を見てきました。しかし、残念ながら薔薇はまだまだのようでした。天気は良かったので、苑内を半周して温室を見て帰りました。まあ、何かしらは咲いていますから行って無駄になることはありません。



⑬日比谷花壇大船フラワーセンター
新宿御苑に行って直ぐに鎌倉市にある日比谷花壇大船フラワーセンターへ行って来ました。目的は日本多肉植物の会が主催する多肉植物展を見るだけです。しかし、同時に大船フラワーセンターもじっくり見て回る魂胆でした。これがどういうわけか秋薔薇がよく咲いており、新宿御苑では肩透かしだったので嬉しい誤算でした。モクゲンジやカンレンボクの面白い実を見ることが出来ました。



⑭新宿御苑洋らん展
10月にも新宿御苑に行きましたが、11月に洋らん展が開催されたので見に行きました。紅葉が始まっていましたから、まずは苑内を散策しました。日本庭園では菊花壇展が開催されており、見事な菊を観賞しました。十月桜などいくつか花を巡り、温室にて洋らん展を堪能しました。



⑮京成バラ園
11月になり秋薔薇がいよいよ本番です。日本でもトップクラスの薔薇園である京成バラ園へ行って参りました。まあ、とにかく凄かったですね。薔薇の背が高く、薔薇に包まれたようでした。



⑯筑波実験植物園・つくば蘭展
今年3回目の筑波実験植物園です。3月と同じく蘭展ですね。地元の蘭の愛好家たちの銘品も素晴らしかったのですが、筑波実験植物園が集めた原種の珍しい蘭も見られて非常に良かったです。



⑰市川市観賞植物園
2025年最後の植物園は市川市観賞植物園です。12月末に行きましたから、温室が主たる目的です。無料の植物園にしては充実した展示内容でした。しかし、まだ記事にはしておりません。来年、ぼちぼち記事を書き始めます。
251220105041310


まあ、今年はずいぶんとあちこちに行きましたね。東京農業大学バイオリウムや小石川植物園、東京都薬用植物園、東京薬科大学薬用植物園、市川市観賞植物園は初めて訪れた植物園です。それぞれに個性がありそれぞれに楽しみがありました。また、今年はフラワーパークも積極的に見に行きましたが、季節の花を観るのは素晴らしい体験でした。2026年も沢山の植物園を見に行きたいですね。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。相変わらず熱帯資源植物温室に展示された蘭の同好会の蘭を見ています。


251207103037226
C. Blue Velvet
Cattleyaの交配種。組み合わせは、C. pumila  × C. walkeriana ×  C. warneri。リップの先だけ濃色で面白いですね。


251207103053921
L. Splendid Spire
Laeliaの交配種。組み合わせは、L. splendida × L. anceps。花茎が長く伸びるのはいかにもレリアといった感じがします。
251207103056820
スッキリとした花形で美しいですね。


251207103109726
エピカタンセ Hsiang Yu Gold Coast
Epicatanthe(Ett.)は、EpidendrumとCattleyaと
Guariantheの交配。組み合わせは、Epi.  stamfordianud × C. milleri × Gur. aurantiaca。しかし、実に目を引く色合いです。


251207103118948
バンダコスティリス Jularay
Vandachostylis(Van.)は、VandaとRhynchostylisの交配種。おそらく「Jularay」ではなく「Jularax」。組み合わせは、V. coerulea × Rhy. coelestis × V. sanderiana。

251207103121917
Jularaxは調べると花色は様々。


251207103128906
Den. Candy Stripe
Dendrobiumの交配種。組み合わせは、Den. bigibbum v. superbum × Den. bifalce × Den. tangerinum。
251207103134327
ストライプ柄が印象的。


251207103141152
Clowesetum Penang Walz
Clowesetum(Clo.)は、ClowesiaとCatasetumの交配種。組み合わせは、Cl. warczewitzii × Ctsm. pileatum × Ctsm. expanisum。カタセツム系では斬新な模様ですね。



251207103151305
Bulb. Elizabeth Ann
Bulbophyllumの交配種。組み合わせは、Bulb. longissimum × Bulb. rothschildianum。

251207103154460
ブルボのこう言うタイプは、基本的に悪臭があります。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

11月に新宿御苑の洋らん展に行ってきましたが、まだ温室に入らずに屋外を彷徨っています。紅葉・黄葉が始まっており、巨木が多い新宿御苑では実に見事でした。また、菊花壇展がちょうど開催されていたので、展示がある日本庭園を散策して一通り見学してきました。


251119093848607
イチョウも巨木なので黄葉が実に見事でした。


251119093910196
こちらはユリノキの黄葉。やはり大木で大変な美しさでした。


251119095255617
葉はまばらですが、大変な巨木です。
251119095313262
幹肌からするとプラタナスですね。


251119100231959
ラクウショウ(落羽松、Taxodium distichum)が群生しています。沼杉の名前もあり湿地に生えます。特徴的な呼吸根が出ていました。
251119100257329
これが呼吸根。湿地に適応しています。呼吸根はマングローブでも見られますよね。


251119101530880
日本庭園の池にかかるカエデの葉が、一部だけ日を浴びて燃え上がるような鮮烈な赤色を見せてくれました。


251119101556774
菊花壇ですが、一般的な菊の展示会と異なり地植えの菊です。これは江戸菊ですが、江戸菊の花壇は明治11年(1878)から始まっており、新宿御苑の菊花壇ではもっとも歴史があるということです。


251119101610972
筆染川


251119101623407
日本庭園


251119101708761
鯉がゆったり泳いでいました。


251119101843473
大作り花壇が見事です。なんと、初冬に出た芽を分枝させて、一株から数百輪咲かせます。この大作り花壇は新宿御苑のオリジナルで、全国の菊花壇展で見られる千輪作りの先駆けということです。新宿御苑では明治17年(1884)から始まっています。


251119102022367
嵯峨菊


251119102027836


251119102045609
丁字菊


251119102059584
伊勢菊


251119102345355
肥後菊


251119102351019


251119102356582



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の続きです。バイオリウムはマダガスカル原産の植物が沢山ありますが、特に花キリンが豊富です。本日は花キリン(Section Goniostema)の中から、代表的なミリイの仲間(Euphorbia milii complex)を見ていきます。

さて、Euphorbia miliiと言えば、実は今までよく分からない存在でした。経緯として、1821年にレユニオンの提督だったMilius男爵が持ち帰った植物を、1826年にCharles Des Moulinsが新種として記載しました。しかし、タイプ標本や産地情報もありませんでした。そのため、はっきりと定義されない曖昧なE. miliiのイメージのまま来てしまい、Des Moulinsの記述に合わない特徴を持っていても、新種はミリイの変種とされてしまう傾向にありました。そのため、近年ミリイの特徴から離れた変種は次々と独立していったのです。また、2020年にJean-Philippe Castillon & Jean-Bernard Castillonが、ミリイの産地と思しき場所を特定しました。Milius男爵が寄港した地域を調べ、その中でミリイ系のユーフォルビアが分布していたのはFort Duphinであることが明らかとなりました。そして、自生する花キリンはDes Moulinsの記述と一致する特徴を有していたのです。

近年、花キリンの仲間は
Jean-Philippe Castillon & Jean-Bernard CastillonとThomas Haevermans & Wilbert L. A. Hetterscheidが盛んに新しい分類を提案しています。ミリイ系も同様で主にこの2グループにより競うように再分類され続けています。ただし、基本的には外見的な特徴や分布から再分類がなされており、分子系統によるものではありません。まだ、議論されている最中ですから、まだ変更されるかも知れません。最終的にいかなる分類となるのかわかりませんから、しばらくは様子見します。


251011101716377
Euphorbia milii var. hislopii
変種ヒスロピイは1913年にE. hislopiiと命名されましたが、1954年(publ. 1955)にミリイの変種とされました。しかし、現在では元通り独立種とされています。


251011101807509
Euphorbia milii var. splendens
変種スプレンデンスも経緯は大体同じで、1829年にE. splendensと命名されましたが、1954年(publ. 1955)にミリイの変種とされました。しかし、現在では元通り独立種とされています。
251011101817745
いかにもな花キリンの花ですが、一般的に園芸品種として流通している花キリンはスプレンデンスが由来とされています。


251011101852609
Euphorbia milii var. longifolia
変種ロンギフォリアとは「長い葉」という意味の変種ですが、ミリイ系の中では葉が長いかなといった感じです。2020年にJean-Philippe Castillon & Jean-Bernard Castillonによりミリイから分離され、E. betrokanaとされています。ちなみに、E. longifoliaとされなかったのは、同名のユーフォルビアが他にもあるからです。しかも複数のユーフォルビアに対して命名されていますが、まあ「長い葉」というあまりに一般的な特徴はそりゃ被りますよね。
251011101900700
花が房咲きしていました。


251011101924088
Euphorbia milii var. imperatae
変種インペラタエは2021年にThomas Haevermans & Wilbert L. A. HetterscheidによりE. imperataeとして独立しています。


251011101930197
Euphorbia milii var. tenuispina
変種テヌイスピナは2020年にJean-Philippe Castillon & Jean-Bernard Castillonによりミリイから分離されE. tenuispinaとされています。


251011102019061
Euphorbia milii var. tulearensis
変種トゥレアレンシスは2020年にJean-Philippe Castillon & Jean-Bernard Castillonによりミリイから分離され、E. tenuispinaとされています。まあ、有名なあのE. tulearensisと名前が被りますからね。


251011102028531
Euphorbia milii var. tananarivae
変種タナナリヴァエはミリイの変種ではなく、スプレンデンスの変種ですね。とは言え、2021年にThomas Haevermans & Wilbert L. A. HetterscheidによりE. tananarivaeとして独立しています。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

今月行って来ました筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。熱帯資源植物温室に展示された蘭の同好会の蘭を見ています。


251207102813811
C. jennanii
C. jemanniiとありましたが誤記ですね。ブラジル、ギニア、ベネズエラの原産。均整のとれた美しいカトレアです。


251207102822865
C. labiata
ブラジル原産のカトレア。



251207102834811
C. deckeri
これはおそらく自然交雑種で、メキシコから中米の原産。ですので、C. × deckeriと書きたいところですが、交配親がカトレアからGuariantheに移動したため、Gur. × laelioidesとなっているようですね。組み合わせは、Gur. aurantiaca × Gur. skinneri。


251207102857279
L. weberbaueriana
ボリビア、ペルーの原産。旧・Schomburgkia。

251207102848325
長い花茎の先端で咲きます。


251207102909154
C. maxima fma. coerulea
C. maximaはコロンビア、ベネズエラの原産。絶妙な色合いです。forma.表記がありますが、カトレアでこの「coerulea」というのは学術的にはなく、大抵は特徴的な色(coerulea=青い)のタイプを表現しているだけの園芸的な名前に過ぎません。


251207102937094
Gur. bowringiana coerulea
Guarianthe。メキシコから中米の原産。こちらの「coerulea」も園芸的な名前です。


251207102948256
C. trianae?
C. torianeiとありましたが、C. trianaeのことでしょうか? C. trianaeはコロンビアの原産。


251207103001809
C. Chongkolnee
これはカトレアとグアリアンテの交配種なので、現在は× Cattlianthe(Ctt.)とされています。組み合わせは、Gur. bowringiana × C. guttata × Gur. aurantiaca。

251207103006081
カトレア系にしてはシャープな花弁が珍しく感じます。


251207103027325
C. C.G.Roebling
大輪で素晴らしい色合いのカトレア。組み合わせは、C. gaskeliana ×  C. purpurea。


251207103023616
まだまだ、蘭展は続きます。すべての花を撮影しているわけではありませんが、あまりに鉢数が膨大でかつ気になる花が多すぎるため、なかなか進めません。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

11月に行った新宿御苑洋らん展の続きです。洋らん展といいながらも、会場である温室に入らずに、11月の冷たい風が吹くなか花を求めて彷徨っています。
 

251119094333509
ジュウガツザクラ(十月桜)
10月に新宿御苑を訪れた時はいまいち場所が分かりませんでしたから、違う場所を探しました。というわけで、今回のお目当ての1つです。春と秋〜冬の二季咲きの桜です。

251119094405662
枝により花色が微妙に異なります。11月の桜も乙なものですね。
251119094416606
一般的に桜はPrunus属と認識していましたが、特に日本を含む東アジアでは、桜はCerasus属として独立させることがよくあるそうです。Prunusというと、梅や桃、スモモ、アンズ、アーモンドなどが含まれます。
十月桜は豆桜と江戸彼岸の交配種とされ、Prunus × subhirtella(=Cerasus × subhirtella)の1タイプのようです。



251119094514712
皇帝ダリア Dahlia imperialis 
皇帝ダリアが咲いているとのことで見に行きました。一般的には皇帝ダリアですが、キダチダリアという名前があるそうです。高さ8〜10mに達する巨大なダリアで、学名もちゃんとDahliaです。中米〜南米北部の原産。

251119094507567
我が家でも昔は皇帝ダリアを植えたりもしましたが、背が高くなりすぎてどうしても倒れてしまうため栽培は断念しました。2階の窓まで届く高さだと、園芸用の支柱では用をなしません。これだけガッチリ支柱を組む必要があります。これでも、今年は小ぶりらしいです。


251119094542423
チャノキ(茶の木)が開花しています。私は茶の木にあまり馴染みがなく、今年の5月に行った東京都薬用植物園で見たのが初めて見たくらいです。原産地は一応はアッサムから東南アジア、中国南部とされますが、いかにも伝播していそうですね。
251119094552449
非常に密に咲いていました。葉の雰囲気はやはりカメリア=ツバキ属ですね。学名はCamellia sinensis。
251119094624961
花は目立ちませんが小さな椿のような花です。


251119094851929
苑内は至る所で紅葉・黄葉が見られます。


251119095135618
新宿門の近くに立派な乳イチョウがありました。


251119095245125
ヤツデ(八つ手) Fatsia japonica
もっとも身近なウコギ科植物の1つです。林内や公園に勝手に生えてきます。日本、韓国の原産。



251119095556820
センリョウ(千両) Sarcandra glabra
植栽されたものか鳥の落とし物由来かは分かりませんが、下生えに千両がありました。千両や万両は寒く侘しい時期に実をつけ、果実は目を楽しませてくれます。インド、スリランカから東南アジア、ニューギニア島、台湾、中国南部、朝鮮半島、日本の原産。センリョウ科。


251119100357257
「母と子の森」でキチジョウソウの花を探しましたが、残念ながら見つかりませんでした。細い道が多く、違う道を歩いていたような気がしますが多分気の所為でしょう。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村 

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。サボテンコーナーを終え、突き当たりの蘇鉄類とハウォルチアを見ていきます。


251011100804348
Haworthia limifolia var. nigra
=Haworthiopsis limifolia var. limifolia
これは中々興味深いハウォルチアです。解説には1995年に南アフリカのSheilumナーセリーより表記の名前で購入したとの記述がありました。そして、変種リミフォリアをイコールとしていますが、この理解がおそらく正しいのでしょう。
さて、変種ニグラは正式に記載された名前ではなさそうですが、nom. nud.なのでしょうか? 情報が少なくよくわかりません。ただし、何らかの特殊性や固有の採取地と関連付けられていたりしますから、情報としては侮れません。日本ハオルシア協会のブログによりますと、limifolia系の文脈で「エスワティニの南側にも同様の別種(未記載 H. limifolia v. nigra?)があり、これも同じくH. nigraそっくりである。」とありましたが、変種ニグラらしきハウォルチアがあるという話で変種ニグラの産地を表してはいません。このタイプのリミフォリアの産地は何処なのでしょうか。気になりますね。



251011100815465
Haworthia herbacea
ヘルバケアが群生し密に詰まっています。ヘルバケアは短い禾があるタイプのハウォルチアで、よく見ると葉に小さな透明の窓が沢山並んでいます。


251011100834021
Haworthia limifolia var. limifolia
こちらは、通常の変種リミフォリア。現在、リミフォリアは5変種が認められています。このうち、変種リミフォリア、変種グラウコフィラ、変種ウボンボエンシスは入手しましたが、変種アルカナと変種ギガンテアはまだ見たことがないがありません。変種ウボンボエンシスは近年にわかに流通し始めた珍種です。ちなみに、変種リミフォリアに含まれるとされる変種ストロニフェラやH. gideonii nom. inval.も入手しており、違いを楽しんでいます。


251011100846208
鉄錫杖 Senecio stapeliiformis
=Kleinia stapeliiformis
奇妙な紐サボテン様の多肉植物ですが、なんとセネキオでした。ラベルには、=Kleiniaとありましたが、聞き覚えがない学名です。どうも、セネキオはまとまりがない雑多な寄せ集めのグループであることが判明し、分解を受けている途中のようです。Kleiniaはセネキオの中でも多肉質な茎を持つグループが独立したもののようです。セネキオは多肉質ではない属になったということになるのでしょうか?まったく知りませんでしたが、根拠とした論文を探してみます。



251011100919727
Ceratozamia hildae
メキシコ原産の蘇鉄。ちょうど秋のフラッシュに遭遇しました。ヒルダエは減少しており、IUCNレッドリストではEN(endangered)で、いわゆる絶滅危惧IBに相当します。成熟個体は500〜1000と推定されていますから、かなり危険な状況です。
251011100931182
ご覧のように笹のような雰囲気の蘇鉄です。「bamboo cycad」という名前も納得です。


251011101012660
Zamia integrifolia
=Zamia floridana
以前、インテグリフォリアは5変種に分けられるという趣旨の論文をご紹介しました。しかし、あくまでも外見と地理的分布による分類でしたから、確実性は怪しい部分がありました。分子系統解析により、また分類が変わる可能性があります。




251011101017513
コーンが出ていました。


251011101030774
ホソバオニザミア Macrozamia miquelii
非常に細い葉を持つマクロザミア。アザミウマ媒花として知られています。オーストラリアの原産。IUCNレッドリストではLC(least concern)で、いわゆる低危険種にあたります。個体数は1万〜2万とそれほど危険な状態ではありません。



251011101137144
Cycas multipinnata
中国とベトナムに分布する蘇鉄。葉柄が非常に長く見上げる高さとなります。葉身も蘇鉄では最大となります。IUCNレッドリストではEN(endangered)で、いわゆる絶滅危惧IBに相当します。成熟個体は1000〜2500と推定されていますから、かなり危険な状況です。
251011101145108
塊茎。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

12月7日より筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展へ行って参りました。楽しみにしていたので、開催初日のしかも朝イチで見てきました。私自身は昔少しやっていたくらいで、ほとんどが本の知識に過ぎないわけですが、しかも知識が古いので蘭展では驚くことが多いですね。


G64hRFXawAAUtCh
つくば蘭展のポスター。


251207114859380
蘭展の開催を告げる看板。今回は入口の教育棟に展示はなく、ナーセリーが洋らんを売りに来ていました。


251207102455481
まずは、熱帯資源植物温室に行きました。入口前にある流木に着生させたエアープランツがお出迎え。


251207102500609
温室の二重扉の間はエアープランツだらけ。


251207102510140
よく茂ってますね。


251207102520179
さて、早速蘭の展示を見てみましょう。一般的に展示会や販売される蘭は略号で書かれますから、略号表記でお示しします。例えば、Cattleya=C.、Cymbidium=Cym.、Dendrobium=Den.、Coelogyne=Coel.、Paphiopedilum=Paph.みたいな感じです。あと、蘭は属間交配が盛んで、様々な組み合わせで交配がされています。特にカトレア系は顕著ですが、3属交配などもあり私にもよく分からない略号が増えています。


251207102524272
ここでは、3つの蘭の同好会による蘭が展示されます。どうしても人気があるカトレア系が主になりますが、最近は珍しい原種蘭を栽培する人が増えました。初めて見る面白い蘭もありましたね。


251207102529201
Coel. rochussenii
Coelogyne。
垂れ下がる黄金の房咲きが見事。東南アジアの原産。


251207102544253
Psh. vitellina
Prosthechea。EncycliaやEpidendrumとされてきました。中米の原産。



251207102553726
Rsc. Orglads Charm Crystalle
Rsc.はRhyncosophrocattleya、組み合わせはC. × Rl. × S.。しかし、SophronitisがCattleyaに吸収されたため、Rlc.(Rhyncholaeliocattleya)となっているようです。


251207102602969
Jasminum rex
こちらは蘭ではなく植物園の植物。タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジア原産のジャスミン。現在はJ. nobileの異名となっているようです。

251207102609345
特徴的な花です。


251207102632946
ちなみに、入口にバニラ(Vanilla punifolia)の蔓を絡ませており、甘熟後に乾燥したと思しき果実が強いバニラの芳香を放っていました。また、温室内はカトレアの甘い香りがあちこちから漂う素晴らしい空間でした。


251207102702415
C. walkeriana f. coeralia
ブラジルの原産。淡い色合いが美しいですね。



251207102710410
Brassocatanthe Mikawa Boquet
BrassocatantheはBrassavola × Cattleya × Guariantheの交配種。× 
Brassocatantheと書いた方が正しいようです。略はBc.。写真はぶれぶれですが、日差しが強く入射角が良くないのか、ピントが合わなくて1日難儀しました。


251207102716240
C. maxima
エクアドル、ペルーの原産。マキシマはよく栽培されますが、花色は様々。しかし、よく揃って咲いています。


251207102732229
C. walkeriana
ワルケリアナの花色が濃いタイプ。



251207102743336
Gur. Porcia
Guariantheは中南米の二葉系カトレア4種が2003年に独立した属とのこと。この場合、Gur. bowringiana × C. loddigesii × C. dawianaという組み合わせなため、× Cattlianthe(Ctt.)ですね。


本日はここまでとしますが、記事はまだまだ続きます。熱帯資源植物温室の展示でもかなり珍しい原種の蘭がありましたし、解放されていた多目的温室では植物園が収集した普段は見ることがないような非常に珍奇な蘭が大量に展示されていました。多目的温室では職員の解説もあり、貸し出している虫メガネで小さい蘭の花を観察出来ます。蘭展は14日まで開催していますから、皆様にもおすすめいたします。素晴らしい蘭の花を浴びるほど堪能出来ます。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月にも新宿御苑に行ってきたわけですが、11月に洋らん展を開催するということで、また新宿御苑へ行ってきました。会期が短く他イベントと被るため、休みを取って平日に観に行くことになりました。


20251008t02
新宿御苑の洋らん展は、第37回となる歴史ある洋らん展です。洋らん展は温室内で開催されますが、今回はそれ以外にも目的があります。1つは前回見逃したジュウガツザクラの花を見たかったのと、新宿御苑の開花情報にあるいくつかの花を見ること、さらにはヒマラヤスギの仲間であるレバノン杉とアトラス杉を見ることです。というわけで、まずは散策から開始します。前回は苑内の東側を歩いたので今回は西側です。少し風が強いものの、よく晴れた散策日和でした。


まずは、ヒマラヤスギ属(Cedrus)から。ヒマラヤスギ属は3種からなり、ヒマラヤスギ(C. deodara)、アトラス杉(C. atlantica)、レバノン杉(C. libani)がありますが、一般的にはヒマラヤスギしか見かけません。新宿御苑ではヒマラヤスギ属が勢ぞろいしていますから、今回はすべて見て回ろうという魂胆です。


251119094102681
ヒマラヤスギ Cedrus deodara
ヒマラヤスギは植物園だけではなく、公園や学校にも植えられる針葉樹です。高さ50mと巨大に育ちますから基本的に庭木にはされません。それに、ヒマラヤスギは自然な樹形が美しいため、あまり剪定に向いているとは言えませんよね。
新宿御苑には巨大なヒマラヤスギが数え切れないほど植栽されています。ヒマラヤスギはヒマラヤ山脈からアフガニスタンの標高1500〜3200mに分布します。



251119095712946
園内のマップにヒマラヤスギ属の解説があり、それぞれの植栽場所が示されています。レバノン杉は1カ所だけですね。


251119094118734
アトラススギ Cedrus atlantica
実際のネームプレートには「ギンヨウシーダー」、「Blue Atlas Cedar」とありました。「銀葉」の名前の通り葉が銀色に見えます。高さは35m程度になるそうです。モロッコのRif山脈およびAtlas山脈、アルジェリアのTell Atlasに分布します。自生地は標高1170〜2200mとのこと。
251119103107040
温室前のアトラススギ。


251119100100341
レバノンスギ Ceader libani
レバノン杉はいつか見てみたいと思っていました。なんと言っても、レバノン杉は歴史と関係深い樹木で、旧約聖書どころかギルガメシュ叙事詩にも出てきますからね。造船用などに古くから利用されてきたため、野生のレバノン杉は非常に少なくなってしまいました。やはり、様々な国や民族が入り乱れた文明の交差点に生えている以上、仕方がないことなのかも知れません。


251119093341359
そういえば、あちこちに山茶花(Camellia sasanqua)が咲いていました。この時期に咲いているのは椿ではなく山茶花ですよね。
251119093334414
こちらはピンク色の山茶花。
251119095458396
八重咲きの山茶花。


251119093509406
ミュージアムの入口に何やらありますね。
251119093519528
面白い仕立ての小菊でした。中に支柱があり支えています。
251119093525081


251119093703680
園内にはツワブキ(石蕗、Farfugium japonicum)の花があちこちで咲いていました。寒さに向かうこの時期には貴重な花です。
251119093751676
丸花壇の近くはツワブキの花で埋め尽くされていました。
251119093311321
ニホンミツバチにとってもこの時期に貴重な花なのでしょう。


251119093645402
Ericaも開花中。


251119093610519
ミュージアム近くの低木ですが、よく見ると花が咲いています。
251119093617842
アベリア(ツクバネウツギ)の仲間ですね。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。相変わらず多肉植物が満載で見どころだらけです。


251011100334135
Pachypodium rosulatum
ただのロスラツムはあまり見かけませんが、ロスラツムの亜種とされるグラキリウスやカクティペスはよく見かけます。他にもビコロルやマカイエンセ、ベマラヘンセがロスラツムの亜種とされています。


251011100100083
Fouquieria diguetii
フォウクィエリアは人気があるF. fasciclata、F. purpusii、F. columnarisあたりが一般的です。近年ではF. diguetiiは小さな苗が流通していますが、このサイズは見かけません。


251011100357671
Aloe divaricata
マダガスカル原産のアロエ。マダガスカルは非常にアロエが豊富で種数も多いのですが、分布域が恐ろしく狭いため、開発などにより簡単に絶滅してしまいます。


251011100542039
瑠璃塔 Euphorbia cooperi
これは、E. cooperiではないような気がします。E. cooperiは独特の形状の枝を積み上げて、段をなします。しかし、このような柱サボテン状のユーフォルビアは似たものが多く、種の判別は非常に困難です。基本的には枝の断面の形とトゲの付き方が、判別の最大のポイントです。稜(rib)は生長段階により変わることがあるため盲信出来ませんが、重要な手掛かりです。3稜、4稜、あるいはそれ以上、そして断面を見たときに稜の間が直線的か凹むのかどうかです。このユーフォルビアは、写真からすると4〜5稜で、断面は星型にはならず、 トゲは直線的に並びます。青白い外見からも、Euphorbia coerulescensに見えますがどうでしょうか?


251011100557198
Alluaudiopsis fiherenensis
AlluaudiaやDidierea、Portulacaria(Cerariaを含む)と同じディディエレア科です。アルアウディオプシスは2種からなり、他のディディエレア科と同じくマダガスカルの原産です。
251011100602990
Didiereaほど葉は尖りませんが、Alluaudiaに比べると細長い葉です。分子系統では、AlluaudiaとDidiereaは姉妹群で、Alluaudia+DidiereaとAlluaudiopsisが姉妹群、さらにこれらとCalyptrothecaが姉妹群、最後にPortulacariaが配置されます。AlluaudiaとDidierea、Alluaudiopsisはディディエレア亜科、Calyptrothecaはカリプトロトカ亜科、Portulacariaはポルツラカリア亜科とされます。


251011100626433
黒法師 Aeonium arboreum
黒法師もこれだけ背が高くなるのですね。幹は木質化しますが、どこまで太くなるのでしょうか。アエオニウムはほとんど枝分かれせず、先端にしか葉を付けませんから妙にスカスカした見た目になります。モロッコ、カナリア諸島の原産。


251011101226239
Cyphostemma elephantopus
つる性の塊根植物。ブドウ科。マダガスカルの原産。
251011101235700
良い形の塊根です。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。サボテンのコーナーが続いています。


251011100215166
金鯱の周囲にサボテンが増えていました。


251011100148279
Ferocactus schwartzii
いわゆる黄彩丸ですが、育つとトゲが無くなりがちになります。筑波実験植物園で見ていますが、トゲはまばらに出ていました。これは柱サボテンでも見られる現象です。若い弱いうちは強いトゲで防御して、ある程度育てばトゲが弱くなったり無くなったりします。強いトゲを作るのはコストがかかりますから、不要なら作らないに越したことはありません。なぜなら、そのエネルギーを生長に割り振ったり、より花を咲かせることが出来るからです。メキシコの原産。



251011100204643
Melocactus azureus
花座が本体に不釣り合いなほどに発達しています。石灰岩地に生える、青い美しいサボテンです。ブラジルの有名なcaatingaの森林に自生します。


251011100519171
Euphoriabia horrida
こちらはサボテンではなくてユーフォルビアです。他人の空似ですが、それぞれが似た環境に適応した収斂進化の良い例ですね。メキシコの原産。
ホリダはE. polygonaと同一種とされており、現在は変種や亜種は認められていません。ユーフォルビアの花序の特徴であるCyathiumの色がホリダとポリゴナで異なると言われます。しかし、Cyathiumはホリダが緑色でポリゴナが紫色ですが、ゼブラホリダや矮性でトゲがないアノプリアの花は紫色です。ホリダ・ポリゴナ系の分類において、花色で区別するのは難しいように思われます。個人的には今の全てをポリゴナにまとめる分類には違和感がありますが…
そういえば、Carl Ludwig Willdenowによる1799年のスケッチにEuphorbia cucumerinaというヘチマのような形のユーフォルビアが示されていますが、その正体についてはオベサかあるいはトゲがないステリスピナかなどと言われていました。数年前には一応はオベサの異名とされていましたが、なんと謎のユーフォルビアはポリゴナの異名となっていました。何者であるか決着がついたのでしょうか? その根拠とは何でしょうか。論文を探してみます。



251011100439812
Fouquieria purpusii
プルプシイはフォウクィエリアの中でも太りやすい種です。非常に丈夫で育てやすいので、割りと放任栽培出来ます。メキシコの原産。

251011100443861
幹表面が木質化しつつあり、縞模様になっていますね。


251011100458031
朧月 Graptopetalum paraguayensis
一般的に普及しているグラプトペタルム。メキシコの原産。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った新宿御苑の記事の続きです。温室を出て、温室の脇道を通り新宿御苑から出ました。ということで、新宿御苑の記事は本日で最後となります。


251013105019028
温室から出て大木戸門を目指します。


251013105014809
温室の外から巨大なキダチチョウセンアサガオの花が見えます。


251013104928542
温室の開閉部の隙間からはみ出した植物が咲いています。


251013105045748
フジバカマ(藤袴) Eupatorium japonicum
フジバカマが満開でした。秋の七草。中国原産と言われてきましたが、原産では日本が原産地とされているようです。


251013105129167
ヒメガマ(姫蒲) Typha domingensis
ヒメガマは世界中の熱帯から温帯に分布します。その範囲は恐ろしく広く、旧大陸と新大陸にまたがるため、自然分布としては過剰な気もします。なんと、地中海沿岸からアフリカ、中東、中央アジア、南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、台湾、中国、朝鮮半島、北米から南米、カリブ海地域にまで分布します。ところが、不思議なことに日本は自然分布に入っていないようです。

251013105132783
蒲は湿地帯に一般的な植物です。


251013105319976
ムラサキルエリア(Ruellia tuberosa)と思しき花が咲いていました。撮影がぶれて名札が写っていませんでした。
251013105322546
ムラサキルエリアはルエリアの中では一般的なので、おそらくそうでしょう。


251013105939510
門の近くですが、遠目にフトモモ科の樹木が見えます。
251013105942573
Callistemonですかね? 開花しています。


251013110350342
新宿御苑を出て、外周を歩いていたらHemerocallisが咲いていました。ヘメロカリスにはカンゾウ(萱草)、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ニッコウキスゲ、ユウスゲなどがあります。新宿区の立てた看板によると、ノカンゾウのようです。


ということで、秋の新宿御苑を散策しました。今回は屋外の散策をメインにしましたから、花は少な目です。実は新宿御苑の蘭展が11月の19〜24日に開催されており、私も見に行きました。そのうちに記事にします。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に訪れた東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。本格的にサボテンのコーナーに入ります。


251011095953152
サボテンコーナーが出来ていました。


251011100042554
Astrophytum myriostigma var. strongyrogonum
説明によると園芸品種の山川ストロンギとのこと。山川ストロンギは、恩塚鸞鳳玉とストロンギロゴヌムの交配種とウェブ上では書かれていたりしますが、私も園芸品種には詳しくないので実際のところはよくわかりません。ちなみに、ストロンギロゴヌムは育つと稜が太って丸っこい感じに育ちます。
しかし、久しぶりにキュー王立植物園のデータベースを漁ってみたら、鸞鳳玉の学名は様変わりしていました。なんと、ストロンギロゴヌムどころか、nidumやらtamauiipense、potosinumも既に存在していません。何でも、鸞鳳玉は現在2亜種に分類されており、1つ目のsubsp. myriostigmaにはvar. nidumやvar. strongyrogonum、subsp. potasinumが含まれ、2つ目のsubsp. quadricostatumにはvar. tamaulipenseを含むとしているようです。このsubsp. quadricostatumですが、5稜ではなく4 稜の鸞鳳玉のようです。しかし、これはよく栽培されている4 稜の四角鸞鳳玉とは異なるような気がします。というのも、四角鸞鳳玉は稀に出現する突然変異に過ぎませんから、変異を固定したとしてもそれはただの園芸品種に過ぎません。この場合、subsp. quadricostatumは特定の産地に分布し、通常の基亜種と分布に隔たりがあるのでしょう。そういえば、var. nidumにも産地があったはずですが、なぜ認められないのかはわかりません。


251011095938298
銀冠玉
Lophophora williamsii var. decipiens
=L. williamsii var. fricii, =L. fricii
銀冠玉は現在L. friciiとされているようです。そういえば、同じロフォフォラのL. diffusaの花は非常に蜜が少なく、花蜜を全く分泌しない花もあり、花を訪問する花粉媒介者が少なく受粉しにくいそうです。おそらく、乾燥に対する防御で花蜜が減少するのでしょう。ただし、種子にはエライオソームがあり蟻に種子を運んでもらうため、少数の種子でも発芽率は悪くないのかも知れませんね。



251011100007962
兜丸 Astrophytum asterias
兜丸はこのように平らな面だけを露出させて、基本的に埋まっている野生個体の写真をよく見ますね。生態展示になっています。


251011100018633
Strombocactus disciformis
菊水ですが平べったく育っています。そういえば、野生の菊水はよく岸壁に張り付いていますが、あれはいったいどういう仕組みなのでしょうかね?


251011100050388
白星 Mammillaria plumosa
ふさふさして目立つマミラリアも、砂利の中では目立ちませんね。メキシコの原産。


251011100111170
白楽翁 Espostoa ritteri
現在はE. lanata subsp. lanata(老楽)に含まれるようです。


251011100121499
白雲錦 Oreocereus trollii
しかし、このような綿毛に覆われるのは何のためなのでしょうか。標高の高いアンデス高地に生えますから、おそらくは防寒なのでしょう。種ごとの耐寒性とは関係なく、背が高い植物ほど寒さの影響を受けやすいとされていますから、このような防寒策が必要なのでしょう。
そういえば、オレオケレウスの花は香りがあるものもあり、コウモリ媒花の特徴を示しますが、自生地は標高が高く氷点下となるためコウモリが分布しない可能性があります。そのため、実際の受粉はハチドリが担っていますから、花の香りは祖先がコウモリ媒花だった時の名残りなのでしょう。O. trolliiも花の色や形状は明らかにハチドリ媒花の特徴を示していますね。アルゼンチン、ボリビアの原産。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った新宿御苑の記事の続きです。前回は温室の入口近くの蘭を見ましたが、今回は一気に出口まで行きます。


251013102926460
イカダバルカス Ruscus hypophyllum
ナギイカダ(R. aculeatus)の仲間。Ruscus属6種のうちの1つ。アルジェリア、シチリア、イタリア、モロッコ、スペイン、チュニジアといった地中海沿岸の原産。

251013102931148
葉の中から蕾が出ているように見えますが、葉に見えるのは扁平になった茎ですからそれほど不思議ではありません。まあ、葉を痕跡程度までなくして、わざわざ偽葉を茎で作る方が不思議ですけどね。


251013103127832
Thunbergiaが咲いていました。


251013103838652
ドラゴンフルーツ Selenicereus undatus
ドラゴンフルーツの花が終わり実が出来始めていました。ドラゴンフルーツは1918年以来Hylocereus undatusとされてきましたが、2017年にSelenicereusとなっています。メキシコ、ホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラの原産。
251013103855310
こちらはより熟しています。


251013104051600
カカオノキ Theobroma cacao
いつ行ってもカカオは実っていますね。



251013104126240
群生するアンスリウムが満開。


251013104205218
温室内の池に熱帯スイレンが咲いていました。


251013104221177
可愛らしいパイナップルがなっていました。後ろに落ちているのはサガリバナの花。


251013104350886
滝の裏側を通ります。


251013104544636
パパイヤ Carica papaya
パパイヤがなっています。パパイヤはかなりのサイズになりますが、材は軟質で樹木と言っていいのか微妙なラインです。

251013104541814
細長い品種です。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。 

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。いよいよ温室を出て、ちょうど花期にあたる蓮の花を見に行きました。長々と続いてきましたが、今回で最終回です。


250809104233748
黒士冠 Copiapoa dealbata
黒士冠か開花しています。黒士冠はC. cinerea var. dealbataとされがちですが、実はC. malletianaが現在の学名です。というのも、C. malletianaという名前は、1845年に記載されたEchinocactus malletianusに由来しますが、C. dealbataは1989年の命名ですから優先されるのはC. malletianaということになります。チリの原産。



250809104248265
妖鬼丸 Copiapoa echinoides
妖鬼丸も開花しています。名前が似ているC. echinataではなくC. echinoidesとなります。非常にトゲが強いサボテンです。


250809104629570
屋外の池にオオオニバスがありました。しかし、冬に枯れてしまうのではと思いましたが、土嚢のような袋に植えて池に投入しているだけのようです。暖かい時期限定の栽培方法ですね。


250809104634127
オオオニバス(Victoria amazonica)です。南米の原産。スイレン科。


250809104636602
スイレンもありましたが、残念ながら花はありませんでした。


250809105204806
ついに蓮の花のゾーンに到着です。以下、様々な園芸品種が続きます。しかし、蓮にこれだけの品種があることに驚きました。


250809105238482
艶陽天


250809105322355
上海植物園育成品種。未命名。


250809105336814
露華濃


250809105348239
紅万々


250809105409070
西福寺観世


250809105516275
近くにチリマツが植えられていました。一見して普通の針葉樹ではないことがわかります。一般にチリマツという名前で呼ばれる木は2種類ありますが、こちらはチリやアルゼンチン原産のmonkey puzzuleと呼ばれるAraucaria araucataです。アラウカリア属というかナンヨウスギ科自体が原始的な植物で生きた化石と呼ばれています。商業伐採により著しく減少し、今や絶滅危惧種となってしまいました。ちなみに、もう1つのチリマツとはラジアータパイン(モントレーマツ)と呼ばれるPinus radiataで、原産地はチリではありませんが輸入の関係で材がチリマツの名前で流通しているようです。


250809110019573
オニバス Euryale ferox
入口にあった水槽にオニバスがありました。よく見ると花があります。アッサム、インド、バングラデシュ、ミャンマー、中国南部、台湾、日本の原産。
250809110025003
葉を突き破って花が咲きかけていました。いや、開きかけているのか閉じかけているのかはわかりません。
250809110044934
この巨大さで一年草だと言うのだから驚きます。


さて、久しぶりの神代植物公園でしたが、見どころが多くて非常に楽しめました。目的である食虫植物展では、一般的なウツボカズラやサラセニア、ハエトリグサ、モウセンゴケ、ムシトリスミレ以外のブロキニアやカトプシス、ロリドゥラ、ドロソフィルム、ダルリングトニア、ヘリアンフォラといった珍しい食虫植物を初めて見ることが出来ました。また、一般的であるウツボカズラでもとにかく沢山の種類が展示されており、アンプラリアなど図鑑でした見たことがない珍種も見ることができて感動しました。まあ、その後のラン室で蘭がよく咲いていたため、蘭の記事がやたらに長くなってしまいましたが…。多肉植物も入れ替えがあり、初めて見るものもありました。このように、一度行った植物園でも、再訪すると異なる姿を見せてくれます。時期をずらしまた訪れたいと思います。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った東京農業大学のバイオリウムの記事の続きです。着生サボテンであるリプサリスを中心に見ていきましょう。


251011095708886
Rhipsalis goebeliana
リプサリスは円柱状の紐のような形状が多いのですが、このような葉状のタイプもあります。ボリビアの原産。


251011095732124
満月月下美人
月下美人(Epiphyllum oxpetalum)と姫月下美人(Epiphyllum pumilum)の交配種。咲きそうですね。まあ、一夜花なので開花は見られません。



251011095756083
Rhipsalis puniceodiscus
目立つ黄色の実がつきます。しかし、リプサリスは外見的な特徴だけでは種の判別が難しいですね。ブラジルの原産。



251011095829317
Rhipsalis pilocarpa
今年の1月に来た時は花が咲いていましたね。ブラジルの原産。


251011095838763
Rhipsalis baccifera
サボテンの分布は新大陸に限られますが、バキフェラはアジアやアフリカにも分布する特異的なサボテンです。これは大変不思議な話ですが、現在の有力な説は渡り鳥によるものとされているようです。しかし、その根拠を知らないため、にわかには信じられません。そのうち、調べてみようかと思います。

251011095845600
バキフェラはよく実を付けます。しかし、リプサリスはみな同じような実を付けるのに、なぜバキフェラだけが旧大陸に到達出来たのでしょうか。とても不思議です。
そういえば、鳥による種子の散布と聞くと、鳥が果実を食べて、消化されなかった種子が糞と一緒に散布されるイメージがあります。しかし、脚に付着した泥の中にある種子や、体毛に引っ掛かっかる毛や鉤爪のある種子、あるいは粘着性の種子が翼など体にくっついて運ばれることもあります。



251011095920721
Cleistocactus samaipatanus
ボリビア、ブラジルの原産。なんてことない紐サボテンに見えますが、鮮烈な赤色の花を咲かせます。花色と筒状の形態からすると、おそらくハチドリ媒花。


251011102629870
金晃丸(Parodia lenninghausii)ですかね。金晃丸はかつてEriocactusとされていましたが、Notocactusなど近縁種ごとParodiaに吸収されました。ちなみに、一般的に学名はP. leninghausiiと書かれがちですが、これは誤りで綴りに「n」が足りていません。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った新宿御苑の記事の続きです。温室に入りましたが、入口近くに蘭が並べてありました。あと、奥の方に吊り下げられている蘭の中に、ひっそりと咲いているものもありました。


251013102524877
Oncidiumが満開です。


251013102537185
名前を見忘れました。Bulbophyllum longiflorumでしょうか。ブルボフィルムは2000種以上あり似たものが多いため、素人の私では同定は難しいところです。


251013102552228
Brasada Orange Delight
Brasadaとは聞かない名前ですが、Brassia × Adaの交配種とのことです。しかし、Ada属はBrassia属に吸収されたため属内交配となり、現在では名前もBrasadaではなくBrassia表記になっています。


251013102626990
Chondrorhyacha discolor
何やら見たことがない珍しい蘭です。ChondrorhyachaはWarczeviczellaに吸収されたため、現在はW. discolorとなっています。中南米の原産。


251013102644360
Masdevallia infracta
マスデヴァリアの奇妙な花が咲いていました。神代植物公園で大量のドラクラを見たせいか、マスデヴァリアが妙に可愛らしく見えます。



251013102703205
カトレア系交配種。複雑な色合いです。


251013102706657
カトレア系交配種。


251013102715777
Warczewiczella Merion
何と読めば良いのか分からない属名ですね。ラテン語読みだとワルクゼウィクゼラでしょうか。「Merion」の組み合わせはW. discolor × W. wailesianaです。実は8月に行った神代植物公園でも花を見ています。


251013102817479
Mormolyca  ringens
赤く小さなリップの上に、雄蕊と雌蕊が合わさった緑色の蕊柱が目立ちます。さらに、下2枚の萼が広がらず、上2枚の花弁も広がらないため、やや奇妙な雰囲気がありますね。
そういえば、蘭は巨大なグループゆえ、知らない属の方が多いというか、ほとんど知らないわけです。この、モルモリカも知りませんでした。調べてみたところ、モルモリカはマキシラリアに吸収されて消滅したようです。ということで、M. ringensも2015年にMaxillaria lineolataとなったようです。中米の原産。


251013103341276
Ceratostylis rubra
小さく非常に目立たない花。フィリピンの原産。



251013102724047
オオナガバサンゴアナナス
Aechmea caudata
蘭ではなくパイナップル科植物。タンクブロメリアの仲間です。蘭と同様にアナナスは熱帯林に適応した着生植物です。アナナスは葉を筒状にして水を貯めます。しかし、強烈な赤色の花穂が目立ちますね。ブラジルの原産。



251013102745751
Aechmea fasciata variegata
ファスキアタは「シマサンゴアナナス」と呼ばれる、もっとも一般的なAechmeaです。Variegataですから中斑が入るはずですがよくわかりませんね。ブラジルの原産。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

9月に行った東京薬科大学の薬用植物園の続きです。灼熱の温室を出て、周囲を少し彷徨ってから帰りました。というわけで、東京薬科大学の記事は今回で最終回です。


250902104518509
オオケタデ(大毛蓼) Persicaria  orientalis
見上げる高さに育つ蓼。驚きの一年草。高さ1〜2mと言われますが、薬用植物園のオオケタデはどう考えてもそれ以上の高さがありました。名前は大型で毛があるためですが、オオベニタデとも呼ばれます。日本では江戸時代から観賞用にされてきましたが、栽培されていたのが毛が少なく花が下垂し花色が紅紫色であることから、別種と思われたのかも知れません。南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、中国、台湾、朝鮮半島、アムールの原産。タデ科。

250902104528021
見上げる高さに育ちますが、いかにもな蓼の花。


250902104544480
ヘビウリ Trichosanthes cucumerina
果実がニョロニョロと長く伸びるウリ科植物。私は初めて見ました。南アジア、東南アジア、オーストラリアの原産。
250902104548682
長くうねる瓜の実。長さは優に1m以上はありました。アジアでは青い実を食用とし、アフリカでは熟した実を食用とするそうです。


250902104657696
テオシント Zea mays subsp. mexicana
テオシント(teosinte)とはトウモロコシの原種に相当する植物です。トウモロコシの学名がZ. maysですから、その亜種扱いとなりますが、現在は独立してZ. mexicanaとなっています。日本ではこのZ. mexicanaをテオシントと呼びますが、海外では必ずしもZ. mexicanaをテオシントとは呼んでいないような気もします。Zea属は7種ありますから、トウモロコシ以外の野生種はテオシントでいいのでしょうか。よくわかりませんね。
 

250902104830797
ダンドク(檀特) Canna indica var. indica
ダンドクが屋外に植栽されていました。今まで温室内では見たことがありますが、屋外栽培は初めてです。意外と平気なものなのでしょうか。中南米の原産。カンナ科。


250902104857839
キャッサバ Manihot esculenta
温室にマニホットゴム(Manihot glaziovii)がありましたが、屋外にはキャッサバ(マニオク)が植えられていました。地下にある芋からは、タピオカの原材料となるタピオカデンプンがとれますが、暖地では食糧作物として極めて重要です。稲、トウモロコシ、小麦に次ぐ食糧作物と言われています。南米の原産。トウダイグサ科。


250902105102797
タバコ(煙草) Nicotiana tabacum
煙草の原材料でニコチンを含みます。実は見たのはこれが初めてです。ボリビアの原産。ナス科。


250902105156288
ニッケイ(肉桂) Cinnamomum sieboldii
いわゆるニッキですが、今やニッキはシナニッケイで代替されています。かつてはベトナムシナモン(C. loureirii)と同一視されましたが、日本の南西諸島に野生株があり別種であることが判明しました。
250902105203705
目立つ三行脈はシナモン類の特徴です。しかし、葉が少し食害されています。ニッケイはシナニッケイとは異なり、ややツンとする刺激がある香りがしますから、ニッケイを好んで食害する昆虫は限られます。
250902105207130
やはりいました。アオスジアゲハの幼虫です。アオスジアゲハは公園の楠木にも見られる都会の蝶です。


さて、東京薬科大学の薬用植物園の記事は本日で終了します。他にも見て回りたいところでしたが、あまりの暑さ(9月初め、最高気温38℃)でこれ以上いたら熱中症になりかねないため、今回はここまでとしました。しかし、東京薬科大学の薬用植物園は、コーラノキやキクラントゥス、オールスパイス、コロシントウリあたりの初めて見る植物や、植物園でもまず見かけないマホガニーや紫檀、チークといった高級木材となる樹種、さらには豊富なショウガ科植物など見どころが非常に豊富です。屋外栽培された野菜も面白いものが多く長居できず全てを見ることが出来なかったのは実に残念です。もうちょっと過ごしやすい時期にまた訪れたいと思います。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。いよいよ、サボテンや多肉植物が満載の乾燥地植物室に入ります。神代植物公園の乾燥地植物室は割りとレイアウトが変わる上、入れ替えもありますから毎度楽しみにしています。しかし、長々と続いてきた神代植物公園の食虫植物展の記事も次回で終わる予定です。


250809103713826
Euphorbia gottlebei
モサモサと茂ってます。かなり大型の株です。我が家のゴトレベイは盛んに花は咲いていますが、縦に伸びるばかりです。


250809103732978
Operculicarya decaryi
オペルクリカリアは基本的にただの灌木なので、自然樹形はこんなものです。よく見る栽培品は盆栽仕立てです。


250809103745210
Xerosicyos pubescens
マダガスカル原産のウリ科植物。かつてはZygosicyosでしたが、Zygosicyos属はXerosicyosに吸収されて消滅しました。
250809103749009
つるの下には巨大な塊根があります。


250809103757985
Gerrardanthus macrorhizus
マクロリズスも塊根性のウリ科植物ですが、最近は小さな実生苗が出回るようになりました。
250809103801325
ひび割れのある巨大な塊根。


250809103852582
Alluaudia procera
もっとも一般的なアルアウディイアであるプロケラですが、これは巨大かつよく茂ってます。アルアウディイアはキツネザルが飛び交うマダガスカルの乾燥林の主要な樹種です。よく、Alluaudia-Didierea林と書かれます。


250809103956968
巌 Echinocactus platyacanthus
まだ小さいのですが、非常に大型になるエキノカクタス。植物園の温室と言えば巨大な金鯱(Kroenleinia grusonii)がシンボリックですが、大型の巌はそれ以上の存在感になりそうですがあまり見かけません。


250809104056555
Yucca rostrata
立派なロストラタ。ユッカはユッカ蛾という蛾により受粉しますが、代わりに果実の一部をユッカ蛾の幼虫の餌として提供します。これを絶対送粉共生と呼び、イチジク属(Ficus)やコミカンソウの仲間などで知られています。


250809104229137
トックリラン Beaucarnea recurvata
立派なトックリランですが、以前来た時は入口付近にあったため移動したようですね。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の続きです。季節的によく葉が茂り、名札が増えて情報量が増え、前回より見どころが増えています。


251011095350669
カエンボク(火焔木) Spathodea campanulata
アフリカ中部に広く分布するノウゼンカズラ科の花木。ジャカランダ、ホウオウボクと合わせて世界三大花木とされますが、世界の侵略的外来種ワースト100とされています。



251011095411046
スナバコノキ(砂箱の木、Hura crepitans)に着生する巨大なアスプレニウム。アスプレニウムはヤエヤマオオタニワタリ(Asplenium setoi)。ヤエヤマオオタニワタリは台湾、小笠原諸島、沖縄に分布します。
そういえば、スナバコノキは筑波実験植物園の個体が立派でしたね。幹にトゲがあるためか「猿が登れない」だとか、トウダイグサ科のせいか「毒の木」だとか、果実が爆発することから「ダイナマイトの木」だとか、果実の殻に羽根ペンで書いたインクを乾かすための砂を入れていたから「砂入れの木」だとか面白い名前があるそうです。



251011095445240
インドシクンシ(印度使君子)
Quisqualis indica var. villosa

シクンシは東京薬科大学の薬用植物園でも見かけましたが、未だ花は見ていません。私も最近気が付いたのですが、いつの間にやらQuisqualis属はCombretum属に吸収されたようです。新しい名前はC. indicumとのことです。ちなみに、シクンシに変種は認められていないようです。
しかし、シクンシの名前は変わったわけですが、名札の名前を変えるべきか否かは難しいところではないでしょうか。というのも、学名がこれからも不変である保証はなく、変遷するかも知れないというのが1つです。その都度変えればいいようにも思えますが、名札を変える手間が面倒くさい以外にも問題をはらんでいます。例えばですが、Q. indica var. villosaの名前で植物を入手したとして、名前が変わったからと言って名札をC. indicumに変えたとしましょう。しかし、後にvar. villosaが認められて、var. indicumと区別されるべきだということになったらどうなるでしょうか。その植物はC. indicumという情報しかないため、それがvar. villosaであったということが分からなくなってしまうかも知れません。入手時の記録や、名札の名前の変遷がデータベースとしてあれば、施設側は問題はなさそうですが、私のような一般客は混乱するでしょう。出来れば異名として記載があれば最良ですが、どのように表記すべきかは本当に難しいですね。


251011095533419
Euphorbia geroldii
トゲナシ花キリンと呼ばれるゲロルディイが咲き乱れています。冬に期待時には咲いていませんでしたが、これだけ生えていたらさぞ花期は豪奢なことだろうと思いましたが、素晴らしい光景です。

251011095541073
花キリンですから目立つのは花弁ではなく苞です。しかし、ゲロルディイは花キリンの中でも花が大きく、苞の形が丸く色も目立つため、花キリンの中でも抜群に美しいですね。
251011095547228
しかし、このゲロルディイは、花に斑が入っていますね。初めて見ました。


251011095619152
トゥアールソテツ Cycas thouarsii
高さ10mとなる、大変優美な葉を持つ蘇鉄。
Madagascar cycadとは言われますが、マダガスカルだけではなくケニア、モザンビーク、タンザニア、コモロ諸島、アルダブラなどにも分布します。コモロ諸島では有毒の種子を毒抜きして食用とするそうです。

251011095628109


251011100305515
Moringa drouhardii
マダガスカル原産のワサビノキ科の樹木。種子や葉は食用となるそうです。モリンガもボトルツリーと言われるそうですが、代表的なBrachychitonだけではなくAdeniumやAdansonia、Pachypodium lealii、Ceibaなど幹が太る樹木もボトルツリーと呼ばれることがあるようです。
251011100308897
見上げる高さに葉があります。


251011100652880
Adansonia gregorii
オーストラリア原産のバオバブ。説明としてバオバブがアフリカ大陸とマダガスカル、さらにはオーストラリアに分布するのはかつて地続きだったことの根拠の1つとありました。実はバオバブの進化に関する論文をちょうど読んでいるところなので、出来れば今年中に記事にしたいと思っています。

251011100659381
さらに、アフリカとオーストラリアの関係と言えば、蘇鉄の分子系統解析をした論文を思い出しました。アフリカ大陸に分布するEncephalartosは、同じアフリカ大陸に分布するStangeriaにそれほど近縁ではなく、オーストラリアに分布するLepidozamia、Macrozamia、Boweniaに近縁だと言うのです。ペルム紀から三畳紀にかけて存在したパンゲア大陸では、アフリカ大陸とオーストラリアが後の南極大陸を挟んでつながっていました。南極大陸からはEncephalartosとオーストラリアの蘇鉄の共通祖先と考えられる化石が発見されています。共通祖先が後のアフリカ大陸と後のオーストラリアに分布を拡大し、やがてそれぞれの地で属分化が起こったというシナリオが考えられます。非常に興味深い研究です。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

10月に行った新宿御苑の続きです。今回は花メインでどんどん進みます。


251013103239929
キツネノゴマ科のパキスタキスです。一般的に栽培されるパキスタキスはPachystachys luteaなので、おそらくそうでしょう。ブラジル、ペルーの原産。
251013103245739
黄色の部分は苞で、飛び出してくる白いものが花弁です。


251013103255472
絶妙な色合いのハイビスカス。花も非常に大型でした。


251013103410117
Nepenthes × mixta
ウツボカズラの自然交雑種。現在の学名はN. × northisiiで、組み合わせはN. maxima × N. northianaです。



251013103432331
Kaempferia galanga
地面に張り付くような葉を持つバンウコンの仲間。インドではスパイスに、中国では漢方とします。ショウガ科。南アジア、東南アジア、中国南部の原産。



251013103511361
Aristolochia gigantea
巨大な花を持つウマノスズクサ科植物。前回来た時も咲いていましたが、今回は沢山咲いていました。


251013103725545
Dichorisandra thyrsiflora
Blue Gingerと呼ばれるツユクサ科植物。去年来た時はまだ蕾で咲いていなかったのでラッキーでした。オオタチカラクサという名前もあるようです。ブラジルの原産。

251013103732000
非常の濃厚な紫色です。


251013103438911
Curcuma zedocaria
夏ウコン、紫ウコンと呼ばれ、生薬とされるショウガ科のガジュツ(莪朮)です。アッサム、バングラデシュ、東ヒマラヤの原産。東京薬科大学の薬用植物園でも見ています。



251013103535869
Zingiber zerumbet
ハナショウガ、シャンプージンジャーと呼ばれるショウガ科植物。食用となる他、シャンプーになるようです。南アジア、東南アジア、中国南部の原産。



251013103643469
Tapeinochilus ananassae
クスダマジンジャー、マツカサジンジャーと呼ばれるショウガ科ではなくオオホザキアヤメ科植物。今回はずいぶんと色あせていますが、既に開花した後なのでしょう。以前、新宿御苑に来た時には、目が覚めるような赤色の花穂を見ることが出来ました。




ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

9月に行った東京薬科大学の薬用植物園の記事の続きです。灼熱の温室を出て、少し周囲を散策しました。珍しいことにヤマノイモ属(Dioscorea)が沢山ありましたから、本日はヤマノイモ属特集です。しかし、これほど沢山のヤマノイモを見たのは初めてです。そういえば、『栽培植物と農耕の起源』で知られる中尾佐助は、東南アジアでの調査中に様々な野生のヤマノイモを見つけ、すり下ろして食べてみたとのことですが、中には有毒なものもありそうですが、しかし昔の研究者は豪気な人も多かったように思います。


250902104453269
ヤマノイモ(山の芋) Dioscorea japonica
一般的にヤマイモと呼ばれている芋ですが、ヤマイモは日本で食用となるヤマノイモ科食用の芋の総称です。一般的に売られているのは実は別種のナガイモ(D. polystachya)で、ヤマノイモは稀に自然薯という名前で販売されます。ヤマノイモはすり下ろすとナガイモより粘り気が強いのが特徴です。アッサム、中国、韓国、台湾、日本の原産。



250902104436418
ナガイモ(長芋) Dioscorea polystachya
流通量が多いヤマイモと言えば、この長芋です。D. batatasの名前で知られていましたが、現在はD. polystachyaとされているようです。長芋はすり下ろすとやや水っぽいので、個人的には柵状に切って食感よく生で食べたり、火を通した方が美味しいような気がします。中国、韓国、台湾の原産。



250902104424516
ダイジョ(大薯) Dioscorea alata
南アジア、東南アジア、ニューギニア島あたりの原産ですが、日本でも南方で栽培されており、沖縄では大薯をヤマイモと呼んでいるそうです。長芋より粘り気が強く、紫色のものもあります。


250902104356566
ニガカシュウ(苦荷首烏) Dioscorea bulbifera
大きなムカゴがつくため、エアーポテトとか宇宙芋の名前で観賞用に園芸植物として販売されています。名前の通りニガカシュウの芋は苦いのですが、アフリカでは茹でて苦味を除去して食用としているそうです。アフリカ、マダガスカル、南アジア、東南アジア、中国、ニューギニア島、オーストラリア、韓国、台湾、日本の原産。


250902104340188
ミツバドコロ Dioscorea hispida
南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、台湾の原産。芋は食用とされますが、毒があるため水に晒して毒を除去するそうです。また、熱帯アメリカ原産のD. trifidaをミツバドコロと呼ぶこともあるようですが、基本的に葉は5裂します。



250902104330243
アケビドコロ Dioscorea pentaphylla
南方では芋を食用とするそうです。芋は有毒ですが煮ることにより毒を除去するそうです。南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、中国南部、台湾、沖縄北部の原産。



250902104349880
ハリイモ Dioscorea aculeata
ヒマラヤ、東南アジア、ニューギニア島の原産。食用ヤムの1種。トゲドコロ(棘野老)という名前の方が一般的なようです。
ネームプレートには「D. aculeata L.」とあり、Syn.(異名)として「D. esculenta (Lour.) Burkill」とありました。しかし、D. aculeataは同じ名前の植物が3つもあります。von LinneによるD. aculeata L.はバングラデシュやインドの原産でこれは別種です。D. esculentaを指すD. aculeataは、「D. aculeata Roxb.」にあたります。そして、D. aculeata L.が認められた名前であるならば、当然ながら同名のD. aculeata Roxb.は認められません。ですから、ハリイモの学名は「Dioscorea esculenta」が正しいということになります。ハリイモやトゲドコロという名前の通り、ツタや根にトゲがありますが、まさに「D. aculeata var. spinosa」という異名があります。ちなみに、もう1つのD. aculeataは「D. aculeata Balb. ex Kunth」で、アフリカ原産のD. cayenensis subsp. cayenensisの異名です。



250902104321166
Dioscorea kalkapershadii
バングラデシュやインド原産ですが、あまり情報が出てきません。珍しい種なのかも知れませんね。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。ラン室から出て、ベゴニアの部屋、さらには熱帯スイレンを見ていきます。ここいら辺はただ見るだけです。


250809103136413
ベゴニアのフローティングフラワー。花が大きく八重咲きなので豪華に見えます。


250809103139819
何やらオシャレな空間です。


250809103142918
いつ来ても満開ですね。


250809103226966
ベゴニアの部屋から出て熱帯スイレンの部屋に入ります。こちらは部屋に入ると直ぐにある赤バナナ。
250809103230515
よく見るとバナナはなっていましたが、まだ赤くありませんでした。


250809103243798
様々な熱帯スイレンが咲いていました。


250809103307936
'Ultra Violet'
花弁の数が非常に多いですね。2007年作出。


250809103324796
'Pink pearl'
優しい色合いで先端が濃いタイプです。1947年作出。


250809103345686
'White Pearl'
花弁の形がスッキリしています。黄色の花蕊が目立ちます。



250809103416927
'Wood's Blue Goddess'
青みがかる花に紅色のクラウンのような花蕊が目立ちます。



250809103436677
'Bull's Eye'
花弁が細く非常に枚数が多くなる品種。2007年作出。


250809103503463
'St. Louis Gold'
スッキリした黄色いスイレン。1956年作出。


250809103532472
'Rachel Presnell'
大菊のような花弁のスイレン。花の中央の花弁が短く盛り上がるため、そう見えるのでしょう。



250809103549060
'June Alison'
非常に整った形の品種。1980年作出。



ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

前回は東京農業大学の博物館の企画展示を見て回りましたが、今回からはいよいよバイオリウムの温室に入ります。


251011094800210
生憎の雨模様でしたが、温室なので関係がありません。前回は1月の訪問でしたから葉を落とした植物もありましたが、今回は花も期待出来ます。


251011094836190
Adansonia za
マダガスカル原産のバオバブ。実生から育てたそうです。前回は葉を落としていましたが、今回は葉がよく茂ってますね。


251011095005680
Euphorbia milii var. tananarivae
タナナリヴァエは2021年にE. tananarivaeとして独立したようです。


251011095044808
Kalanchoe beharensis
巨大な樹木状となるカランコエ。「仙女の舞」の名前でも知られます。マダガスカルの原産。

251011095056192
幹は樹木のようで太くなります。


251011095127369
バオバブの実生苗。


251011095157686
ウツボカズラのトンネル。
251011095210221


251011095243085
Dracontium sp.
ドラコンティウムは地下に芋があるサトイモ科植物で、中南米に29種知られています。旧世界に分布するコンニャクイモ属(Amorphophalus)に似ていますが、ドラコンティウムは新世界に分布します。



251011095259116
オキナワウラボシ Phymatosorus scolopendria
葉の切れ込みが激しい美しい葉を持つシダ植物。アフリカ、マダガスカル、インド〜東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、中国南部、台湾、小笠原諸島と沖縄以南の日本と、恐ろしく広く分布します。沖縄では珊瑚由来の石灰岩に岩生するということです。


251011095318166
いかにもなウコギ科ですが、おそらくTrevesia palmataでしょう。「スノーフレーク・ツリー」の名前もあります。まだ若い個体のようです。板橋区立熱帯環境植物館で見た大型の個体は、葉は非常に大きく激しい切れ込みがありました。アッサム、ネパールから、中国南部、広く東南アジアの原産。


ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 塊根植物・塊茎植物へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

このページのトップヘ