カテゴリ: 植物園

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。相変わらず一般的とは言い難い珍しい原種の蘭だらけです。Maxillaria coccineaドミニカ共和国、リーワード諸島、プエルトリコ、トリニダード・トバゴ。ウィンドワード諸島の原産。Ornithocephalus bico ...

5月に行った小石川植物園の記事の続きです。東京大学の植物園らしく、研究成果や植物の面白い生態が掲示されていたりします。今回はタチガシワの擬態花についての解説が大変興味深い内容でした。また、終わりかけでしたが、コンニャクの花を初めて見ました。なんとも、実に奇 ...

3月に行った神代植物公園の記事の続きです。大温室でベゴニア室、熱帯スイレン室を見てから、小笠原諸島の植物のコーナーをじっくりと見学しました。相変わらずベゴニア室は花に囲まれています。このように常に花を切らさないというのは大変なことですよね。熱帯スイレンはい ...

3月に神代植物公園にて開催された春の洋らん展の記事の続きです。Zygsts. lunataZygostates(Zygsts.)。ブラジルの原産。Zygostatesは南米に32種が知られています。ずいぶんと珍しい蘭があって驚きました。花も面白い形をしています。Chy. bractescensChysis(Chy.)。葉が大き ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。ハマベブドウ Coccoloba uviferaCoccolobaを見たのは3回目でしょうか。神代植物公園や筑波実験植物園で巨大な葉を持つP. pubescensを見ていますが、普通のハマベブドウは初めて見ました。フロリダ、メキシコ、カリブ海 ...

4月に神代植物公園にて開催された多肉植物展の記事の続きです。主催はI.S.I.Jですかね。亀甲竜 Dioscorea elephantipes亀甲竜もなかなかのサイズです。南アフリカの原産。ヤマノイモ科。ディオスコレア属はいわゆるヤマノイモやナガイモなど食用の芋を含みます。そう言えば、 ...

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。本日も普通の蘭展では見かけない非常に珍しい蘭ばかりです。Pleurothallis quadrifidaプレウロタリスとしては結構目立つ花色です。メキシコ、中米、南米北部、カリブ海地域の原産。プレウロタリスは新 ...

ゴールデンウィーク中に行った小石川植物園の記事の続きです。  シラカシ(白樫) Quercus myrsinifolia関東地方の平野部や低山で一般的な樫の木。東日本では単に樫の木といった場合は、シラカシを指すそうです。材として利用されます。中国、日本、韓国、ラオス、タイ、ベト ...

3月に行った神代植物公園の記事の続きです。大温室の多肉植物を見ています。Mammillaria gracilis var. fragilis「銀手毬」と呼ばれるマミラリア。現在はM. vetulaとされているようです。メキシコの原産。Ferocactus gracilis subsp. coloratusいわゆる神仙玉で、刈穂玉の亜 ...

3月に神代植物公園にて開催された春の洋らん展の記事の続きです。本日もカトレアを見ていきます。C. intermediaCattleya(C.)。すっきりとした花の形リップの内側だけが色付き印象的です。ブラジル、パラグアイの原産。Rth. Shinfong Little SunRhyncattleanthe(Rth.)は、Rhyn ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。サボテン温室を周りましたが、いよいよ熱帯温室に入ります。ここから先が熱帯温室です。ゴクラクチョウカ Strelitzia reginaeゴクラクチョウカが咲いていました。2亜種が知られています。南アフリカの原産。ゴクラクチ ...

神代植物公園で国際多肉植物協会が主催する多肉植物展へ行って参りました。初めてではありませんが、2022年以来ですから実に久しぶりのことでした。開催初日の朝イチで行きましたから、まだ空いていてゆっくり見ることが出来ました。多肉植物の販売もありましたが、今回は見 ...

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。本日は新大陸原産の蘭で、PonthievaやCyclopogon、Mesadellaといった普段見ることがない非常に珍しい蘭が登場します。Exalaria parviflora2009年にPonthieva fertilisとされています。また、Exalaria属 ...

ゴールデンウィーク中は旅行には行かず、多肉植物を植え替えたり、室内の多肉植物を外に出したりして過ごしました。とはいえ、ずっと引きこもっているのもなんですから、ゴールデンウィーク最終日に小石川植物園へ行って参りました。都営三田線の白山駅から歩いて小石川植物 ...

3月に行った神代植物公園の記事の続きです。大温室で多肉植物を見ています。我が家にもある多肉植物が結構あり、サイズはまあ違いますが感慨深いものがあります。Euphorbia gottlebeiゴトレベイが咲いています。我が家のゴトレベイも、冬の間開花し続けていました。マダガス ...

3月に神代植物公園にて開催された春の洋らん展の記事の続きです。カトレア系交配種を見ていきます。カトレア系交配種は、Cattleya、Laelia、Rhyncholaeliaあたりが基本ですが、Cattleyaから分離されたGuarianthe、Cattleyaに吸収されたSophronitisなどもあるため、名前が変更 ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。今回でサボテン温室は終わり、次回から熱帯植物の温室に入ります。Alluaudia ascendensなかなか立派なAlluaudiaです。このような地植えの巨大なディディエレア科植物は温室ならではです。マダガスカルの原産。なにやら ...

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。本日も実に珍しい蘭ばかりです。Stenoglottis longifolia南アフリカ、エスティワニ、モザンビークの原産。花は小さいのですが、面白い形をしています。Bulbophyllum cochleatum var. bequaertii小さな ...

3月に行った神代植物公園の記事の続きです。いよいよ、大温室に入りました。毎度お馴染みの花もありますが、初めて見た花もありました。Clerodendrum ugandense蝶々のような形の花と言われます。現在は、Rocheca myricoides subsp. myricoidesとなっているようです。アフリカ ...

3月に神代植物公園で開催された春の洋らん展の記事の続きです。鮮やかなカトレア系交配種を見ていきます。Rth. Love PassionRhycattleanthe(Rth.)は、Cattleya(C.) × Guarianthe(Gur.) × Rhyncholaelia(Rl.)の組み合わせ。この場合は、Rhyncholaeliocattleya(Rlc.) William ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。アガヴェの巨大な花茎が伸びていました。Euphorbia cylindrifoliaマダガスカル原産の花キリンの仲間。枝の量と長がさがすごいですね。塊根が見えません。2変種が知られています。『「ユーフォルビア・フランソワシー Eu ...

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。本日はBulbophyllum(Bulb.)を中心に見ていきます。ブルボは種が非常に多く2216種が知られ、花の形状も多様性が高く風変わりなものが多い蘭です。腐肉色と称される赤黒い色合いのものが多く、蝿を呼び寄 ...

3月に行った神代植物公園の記事の続きです。大温室に入りました。割とお馴染みの熱帯樹木の花々でしたが、ピンポンノキの花は初めて見ました。ピンポンノキ Sterculia nobilisピンポンノキの奇妙な花が咲いていました。ピンポンノキは「蘋婆」(ピンポー)から来た名前で、ピン ...

3月に神代植物公園にて開催された春の洋らん展の記事の続きです。本日はファレノプシス(Phalaenopsis、Phal.)、つまりはコチョウラン(胡蝶蘭)を見ていきます。 Phal. Joy Spring Tina × Phal. Hshin. Sun. Beauty複雑な模様が入る小型の胡蝶蘭。Phal. aphrodite特徴的なペ ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。本日はハウォルチアやらメセンやら、小型の多肉植物を見ていきます。寿 Haworthia retusa有名なハウォルチアのレツサです。一般的にレツーサと呼ばれています。しかし、「寿」という名前は知りませんでした。3変種が知 ...

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。多目的温室で筑波実験植物園のコレクションを見ています。本日はデンドロビウムの原種特集です。普段、蘭の展示会では見かけない珍しい蘭ばかりです。Dendrobium deareiすっきりしたペタルが美しいです ...

3月に行った神代植物公園の記事の続きです。ちょうどさくらまつりが開催中で、沢山の桜が咲いていました。一般的に桜の仲間はPrunus属にまとめられますが、日本ではスモモ属(Prunus)とサクラ属(Cerasus)に分けがちで、たいていの植物園では桜のネームプレートにはCerasusと表 ...

3月に神代植物公園にて開催された春の洋らん展の記事の続きです。本日はVandaやその近縁属を見ていきます。しかし、私の知識が古いため、いまいちVanda、Rhynchostylis、Ascocentrumあたりの区別が曖昧で、変わりように驚いています。Van. Pine RiverVandachostylis(Van.)は ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。本日は玉サボテンを中心に取り上げます。金鯱 Echinocactus grusonii植物園の温室には欠かせない巨大な金鯱です。なかなか数が多いですね。ちなみに、2014年にKroenleinia属とされましたが、今後また変わるかも知れませ ...

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。植物園が収集したマニアックな原種の蘭が続きます。Entomophobia kinabgluensisEntomophobia属は現在はCoelogyne属に吸収され、2021年にCoelogyne entomophobiaとなっているようです。ボルネオ島の原産 ...

早春の神代植物公園を歩いています。ちょうど、早咲きの桜が満開でしたが、他にも様々な花が咲いていました。キブシ(木倍子) Stachyurus praecoxキブシの目立たない花が沢山咲いていました。キブシには4変種あり、変種praecoxは日本と韓国、変種leucotrichts(ケキブシ)と変種 ...

3月に神代植物公園にて開催された春の洋らん展の記事の続きです。今回はDendrobiumを見ていきます。フェルメリのタイプ違いを沢山見ることが出来ました。Den. Taiwan PingpongDen. capituliflorum × Den. purpureumの交配。名前のようにピンポン球のような花です。やや花は ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。立派な植物が多く見応えがあります。Calibanus hookeri現在はBeaucarneaとされています。メキシコの原産。キジカクシ科。葉が茂りすぎていて、塊茎が見えません。反対側から回り込んでみましたが、やはり見えないものは ...

1月に行った板橋区立熱帯環境植物館の記事の続きです。本日で最終回となります。Phragmipedium Cardinale変わった配色のフラグミペディウム。Phrag. sedenii × Phrag. schlimiiの交配。Vanda Banjong Sky Blue大型のバンダ交配種。V. Kasem's Delight × V. Manuvadeeの交配 ...

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。多目的温室で植物園が収集した貴重な原種の蘭コレクションです。タイワンエビネ Stylonglossum formosanum台湾の原産。現在はCalanthe(エビネ属)となり、Calanthe formosanaとされています。花は小さい ...

神代植物公園で春の洋らん展が開催されたため見てきましたが、ちょうど桜の時期だったので、ついでに山野草園で早春の花を探しました。神代植物公園へ向かう歩道には様々な植物が植えられています。クリスマスローズがよく咲いていました。さくらまつりの幟。前の週につばき ...

神代植物公園にて春の洋らん展が開催されたので、行って参りました。植物会館の展示室が会場の割と小規模な展示会でした。神代植物公園が主催のイベントではなく、神代洋らん友の会による催しです。植物会館の展示室はこんな感じ。国際多肉植物協会の多肉植物展もこの会場で ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。サボテン温室は思った以上に広く、なかなか終わりません。リュウケツジュ Dracaena draco赤い樹液が出るため、「竜血樹」と呼ばれます。これは英語でも「dragon's blood」ですが、むしろ英語を訳したものでしょう。「竜 ...

昨年の12月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。写真はぶれぶれですが、なんとか見栄えのよいものをピックアップしています。Liparis viridiflora穂状のリパリス。特に花が細かく数が多いですね。チベット、ヒマラヤ地域、南アジア、東南アジア、中国南 ...

1月に行った板橋区立熱帯環境植物館の記事の続きです。洋らんの展示会を開催していたわけですが、温室内にも蘭の花が咲いていました。Grammatophyllum speciosum草丈7mを越える世界最大の蘭。ボルネオ島、ジャワ島、マレー半島、ミャンマー、スラウェシ島、スマトラ島、タイ ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。未だにサボテン温室にいます。Didierea trolliiマダガスカル原産。この直立しないだらしない感じはいかにもトロリイです。ディディエレア科。ディディエレアの特徴的な葉の出方。Euphorbia duraniiマダガスカル原産。花 ...

1月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。多目的温室に移動し筑波実験植物園のコレクションを撮影しましたが、日射が強すぎて被写界深度に悪影響があったようでピントがうまく合いませんでした。そのため、割りとぶれぶれです。途中でオートじゃなくてマ ...

1月に行った板橋区立熱帯環境植物館の記事の続きです。本日は温室内の蘭以外の植物を見ていきます。パンノキ Artocarpus altilis熱帯で果実を食用とするクワ科の樹木。カロリン諸島とマリアナ諸島の原産ですが、カヌーによりミクロネシア、メラネシア、ポリネシアなどに拡散 ...

去年の11月に新宿御苑で開催された洋らん展の記事の続きです。長々と続いてきましたが、今回でラストとなります。本日は洋らん展の入賞作品と、帰り道に見たオマケで締めます。Isochilus major自然環境局長賞。花は小さい蘭でしすが、これだけの大株で花もこれだけ咲いていま ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。本日は花キリンを中心に見ていきます。花キリンはマダガスカル原産の灌木ですが、沢山の種類があり似たものが多く、分類はかなり混乱しています。混乱の原因はいくつもありますが古い時代の分類の問題もありますから、 ...

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。Prosthechecaが目を引きましたが、多目的温室のPaph. sanderinumが実に立派でした。C. lucasianaこれは誤記で、Laelia lucasianaのことですね。2008年にはCattleya longipesとされています。ブラジルの ...

1月に行った板橋区立熱帯環境植物館の記事の続きです。規模は小さいのですが、見どころが多い植物園です。カイドウツバキ(海棠椿)Camellia amplexicaulisベトナム原産の椿。ネームプレートにはハイドゥンとありましたが、ベトナムでは「Hi Duong」と呼ぶようです。2018年に野 ...

去年の11月に開催された新宿御苑の洋らん展の記事の続きです。Paphiopedilum niveumは非常に魅力的な蘭でした。ここからは、蘭友会の展示。Phal. Micaels SongshanPhalaenopsis(Phal.)。Phal. Equalacea × Phal. tetraspisの組み合わせ。華美な贈答用のコチョウランのイメー ...

去年の12月に行った市川市観賞植物園の記事の続きです。本日は幅広く分類を見ていきますが、小型のカランコエやクラッスラも豊富なところは植物園では珍しく感じます。Uncarina madagascariensisウンカリナにはマダガスカルに14種が存在しますが、マダガスカリエンシスという ...

去年の12月に筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。非常に珍しい巨大なBulbophyllumを見ることが出来ました。Bulb. phalaenopsisBulbophyllum(Bulb.)。非常に珍しい蘭です。なんと世界最大級の蘭の1つということで、葉は最大1.8mに達するそうです。種小 ...

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