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カテゴリ: 園芸イベント

5月に行った伊奈町制施行記公園のバラ園の記事の続きです。多肉植物の植え替えの時期なので、植え替えの記事ばかりでなかなかバラ園の記事が載せられませんでしたが、今回で最後です。なんだかんだで、1カ月も記事を引っ張る羽目に陥りました。


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Rokoko
1987年にドイツで作出されたCL系統のバラ。アーチから垂れる大輪。



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Lavaglut
1978年にドイツで作出されたF系統のバラ。

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深い赤は実に印象的。


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かざぐるま
2000年に京成バラ園で作出されたF系統のバラ。一重咲きですが、かわいらしいバラです。



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一面のバラ。


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Nostalgie
1995年にドイツで作出されたHT系統のバラ。絶妙な色合いが目を引きます。



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Novalis
2010年にドイツで作出されたHT系統のバラ。

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写りが悪いので、本来の淡い紫色ではありません。青や紫系統の撮影は難しいですね。


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タワー型のトレリスのバラが満開で美しいですね。


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花壇に小型の様々なバラが咲いています。


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恋いづな
2024年に京成バラ園で作出されたF系統のバラ。


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るる
2006年に京成バラ園で作出されたF系統のバラ。花弁の外面が白く房咲き。



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Tchin-Tchin
1978年にフランスで作出されたF系統のバラ。

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花束のようです。


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これだけボリュームがあると実に豪華です。


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というわけで、伊奈町制施行記念公園のバラ園でした。規模と種類ではかなりのもので、よく手入れされた良いバラ園でしたね。薔薇と言えば春と秋がシーズンですから、秋のバラ園も気になります。秋はどのバラ園に行こうか悩みます。


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先日、堀切菖蒲園に行ってきましたが、本日はその続きというかオマケです。そういえば、日本ではアヤメ属(Iris Tourn ex. L., 1753)の植物と言えば、アヤメ(Iris sanguinea)、カキツバタ(Iris laevigata)、ハナショウブ(Iris ensata)を連想し、アヤメ属植物は水辺の植物をイメージしがちでしょう。しかし、ジャーマン・アイリス(Iris × germanica、I. pallida × I. variegata)などヨーロッパでは陸生のアヤメ属植物が一般的です。日本では陸生のアヤメ属植物で一般的なのはシャガ(Iris japonica)くらいなので余計にそう感じます。


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峨眉山の月(江戸系)


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五三の宝(江戸古花)


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鎌田錦(江戸古花)


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十二単衣(江戸古花)


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玉津島(肥後系)


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小町娘(江戸古花)


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紫衣の誉(江戸系)


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綾瀬川(江戸系)


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長生殿(江戸系)


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なぜか、フェイジョア(Acca sellowiana)が植えてありました。果実はジュースなどに加工されて利用されます。南米原産の熱帯植物ですが、耐寒性が強く関東地方なら栽培可能です。
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ちょうど開花中でした。深紅の花柱と花糸がよく目立ちます。


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ピンク・フロスト(アメリカ作出)


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池もあり睡蓮なども栽培されていました。


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アサザらしき花が沢山咲いていました。小さい花ですが、よく見ると縮緬状のかわいらしい花です。


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池には沢山の睡蓮が咲いていました。こちらはピンクで花が丸いタイプ。


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こちらはより赤いタイプ。


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斑入りでシャープな花弁のタイプ。


堀切菖蒲園の記事は今回で終了します。とにかく大量の花菖蒲があり、写真は撮り切れないので気になったものだけです。そのせいか、やや変わりどころばかり撮影した気もします。



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6月に入りましたが、6月の花というと紫陽花か花菖蒲あたりになるようです。紫陽花はともかく、花菖蒲はあまり見かけないので見に行こうということになりました。千葉や茨城に巨大な菖蒲園があるようですが、かなり遠いため、近場の堀切菖蒲園へ行ってきました。北千住から浅草方面の東武線に乗り次の駅の牛田駅で京成関屋駅に乗り換えて、成田空港方面の電車に乗った次の駅が堀切菖蒲園駅です。

堀切菖蒲園は堀切菖蒲園駅から徒歩10分程度です。花菖蒲のシーズン中は駅からの道順が、矢印の書かれた看板で示されていますから、道に迷うこともありません。


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駅のホームにも提灯がかかっていました。


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駅から堀切菖蒲園まではこのような幟やぼんぼりがあります。


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歩道には花菖蒲のタイルが敷かれています。


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遊歩道にも花菖蒲。


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堀切菖蒲園へ到着。ちょっとしたお祭りで、入口の前には屋台が出ていました。


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花菖蒲ではなくて先ずは淡い色合いの紫陽花がお出迎え。


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見渡す限りの花菖蒲。
花菖蒲の学名はIris ensataですが、野生種であるノハナショウブ(I. ensata var. spontanea)を改良したものとされています。しかし、現在はI. ensataには変種はなく、ノハナショウブも園芸種の花菖蒲も同じ学名です。I. ensataはロシア沿岸から日本、中国、アッサムと野生種の分布は広大です。

撮影はそれほどしていないので、あくまでも極一部に過ぎません。私も花菖蒲の園芸品種に詳しくはないので、適当に見ていきましょう。


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御所遊(江戸古花)
花菖蒲の園芸品種は大きく分けて、江戸系、伊勢系、肥後系、長井系、外国系などに分けられるそうです。江戸系は変化に富み多様で、伊勢系は花弁が垂れ、肥後系はボリュームがあるそうです。長井系は山形県長井市にある古品種群とのことです。江戸古花は江戸時代に育成された品種で、主に江戸の堀切で栽培されました。



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初霜(江戸古花)


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名札を見るのを忘れました。


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寛政(江戸古花)


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長生殿(江戸古花)


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石橋(江戸古花)


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松葉重(江戸古花)


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見渡してもすべてが花菖蒲。


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万里の雫(江戸古花)


というわけで、堀切菖蒲園に行ってきました。これほど沢山の花菖蒲を見たのは初めてです。都内で行きやすく、管理がしっかりしていますから、おすすめします。通路は舗装されており、水辺の植物ですが泥濘むこともありません。道幅もあるため混雑しないのも良い点です。着物姿の人もちらほら来ていて、なかなか風情がありました。また、訪れたいと思います。


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5月に行った伊奈町制施行記念公園のバラ園の記事の続きです。400種5000株のバラが咲き乱れていましたから、どこを歩いてもどこを見ても一面のバラの花でした。


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Candia Meidiland
2006年にフランスで作出された、S系統の花弁の裏が白いバラ。シンプルですが美しいですね。



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Summer Dream
1988年にアメリカで作出されたF系統のバラ。サイトにより1987年にイギリスで作出、あるいは1989年にアメリカで作出など、情報が混乱しています。



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Frau Holle
2006年にドイツで作出されたS系統のバラ。名前はグリム童話からでしょうか?



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Pashumina
2008年にドイツで作出されたS系統のバラ。花弁が非常に多く、房咲きで咲くと花束のようです。



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Alba Meidiland
1985年にフランスで作出されたS系統のバラ。小輪ですがポンポン咲きでかわいらしいですね。

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ものすごい蕾の数です。


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名前を見るのを忘れましたが、乱れ咲きです。


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Heritage
1984年にイギリスで作出されたS系統の強香バラ。



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ここは記念撮影スポットの1つみたいです。ちょうど満開で大変豪華でした。



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5月に行った伊奈町制施行記念公園の記事の続きです。相変わらず写真をひたすらに並べます。


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Grafin Diana
2012年にドイツで作出されたHT系統のダマスクローズ。


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Cl. Yves Piaget
1988年にフランスで作出されたHT系統の強香バラ。ダマスク。


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Lavender Dream
1986年にオランダで作出されたS系統のバラ。花が多く華やかです。


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Maria Callas
1965年にフランスで作出されたHT系統の強香バラ。ダマスク。オペラ歌手のマリア・カラスに捧げられました。


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Friesia
1973年にドイツで作出されたF系統の強香バラ。



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Astrid Grafin von Hardenberg
2001年にドイツで作出されたS系統の強香バラ。深い紅色が印象的。



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紫雲
1984年に京成バラ園により作出されたHT系統のバラ。




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この前、行ってきた伊奈町制施行記念公園のバラ園の記事の続きです。バラ園は広く3つに分かれており、自分がどこを歩いているのか早々に見失いました。まあ、とにかくバラの海で、これほどバラを見たのは初めてです。


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Sangria Night
2009年にアメリカで作出された半八重咲きのF系統のバラ。濃い紫は目立ちます。


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Knock Out
2000年にフランスで作出されたF系統の中輪房咲きのバラ。



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Apricot Drift
2009年にフランスで作出されたS系統のバラ。淡い独特のサーモンピンクが美しいですね。


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toi toi toi !
2014年にドイツで作出されたS系統の絞り咲きのバラ。
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複雑に絞りが入ります。


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Desiree
2019年にドイツで作出されたHT系統の強香バラ。


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Golden Border
1987年にフランスで作出されたF系統のバラ。
見渡す限り一面のバラの花に囲まれます。



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Laura
1981年にフランスで作出されたHT系統の、朱色がかる濃オレンジのバラ。非常に整った良い形の花です。


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2000年に京成バラ園で作出されたF系統のバラ。複雑に色が変わります。あまりバラ感はありませんが美しいですね。



というわけで、前回同様にただ写真を並べただけです。説明できるほどバラに詳しくないので、ご容赦の程を。ひたすら撮影しまくったので、まだ記事は続きます。



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5月は春バラの最盛期なので、何処かに見に行こうと考えていました。都内にもバラの見どころはありますが、埼玉県内で探してみました。すると、伊奈町制施行記念公園のバラ園が良いらしいことが分かりました。なんでも、400種5000株のバラを見ることができる県内最大のバラ園とのことです。
土曜日は1日雨で当日も薄暗い曇天でしたが、日中は雨が降らないという天気予報を信じて行ってきました。


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大宮駅で埼玉新都市交通のニューシャトルに乗り換えます。改札前にはばらまつり関連の切符を販売していました。


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ニューシャトルの終点の内宿駅で下車します。
伊奈町はバラの町として売り出しているようです。駅前にもバラが植えられていました。


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マンホールがバラの絵柄です。


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水道のマンホールはカラーのバラが描かれています。


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会場に到着すると、何故か神輿がお出迎え。
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どうやら子供神輿をやるみたいで、地域のお祭り要素もあるようです。屋台も沢山出ていましたしね。


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まあ、とりあえずバラソフトを食べて一息つきます。バラ園はばらまつりの時期だけ入場料がかかります。


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満開のバラが絡まるウェルカムボードがまずお出迎え。記念撮影スポットです。


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バラのアーチもいくつもありました。
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非常に美しいですね。


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Novalis
2010年にドイツで作出されたHT系統の青バラ。まあ、青バラといわれるものは、大抵は淡い紫程度ですけどね。しかし、撮影すると何故かピンク色に写ってしまいます。実際にはもうちょっと青みがあります。


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Queen Elizabeth
エリザベス女王の戴冠に因んで名前を捧げた、1954年にアメリカで作出されたHT系統のバラ。



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Barock
1999年にドイツで作出されたCL系統のつるバラ。絶妙な色合いです。


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Blue Moon
実際には紫色のバラ。上手く撮影出来ません。1964年にドイツで作出されたHT系統の強香の大輪バラ。


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Oklahoma
1964年にアメリカで作出されたHT系統の大輪バラ。作出当時はもっとも黒みが強いバラと言われていたようです。しかし、やはり上手く撮影出来ていません。ダマスクの強い香りがあります。



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イナ姫
このバラ園のために作出されたバラ。房咲きで豪華ですね。



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黒真珠
1988年に京成バラ園で作出されたHT系統の黒薔薇。実際にはもっと深い色合いです。


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Hot Cocoa
2002年にアメリカで作出されたF系統のバラ。やや茶色がかり、目を引きます。これも、上手く色合いが再現出来ていません。



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Petit Trianon
2006年にフランスで作出されたF系統のバラ。近年、このような過剰な八重咲きのものが当たり前になりました。


というわけで、伊奈町制施行記念公園のバラ園に行ってきましたが、例によって記事は続きます。ただ撮ってきた写真を並べるだけになりますが、5000株ありますからなかなか写真を絞れなかったので長々と続けます。しばしお付き合い下さい。


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ゴールデンウィークに行ったあしかがフラワーパークの記事の続きです。

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「シャクナゲの小路」には沢山のシャクナゲが満開でした。大型種だけではなく、小型のシャクナゲも美しいものです。

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白メインは少し珍しく見えます。

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「白藤の滝」は満開。圧倒的な迫力があります。

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こちらは、「大長藤」。
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やはり巨木ですね。
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やはり圧巻の光景です。

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「きばな藤」も咲いていました。普通の藤ほどツル性が高くないように見えました。
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黄色い藤は見頃でした。

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「ハンカチノキ」
存在は知っていたものの初めて見えました。しかも、ちょうど花期で運が良かったですね。


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「ナンジャモンジャの木」
正式な名前は「ヒトツバタゴ」ですが、一般的にはナンジャモンジャの木で通っています。なかなかの巨木で花の数が凄まじいことになっていました。

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「うす紅藤」はすでにほとんど散っていました。よく見ると少しだけ咲いていました。

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あちこちに花壇があり、様々な花が植栽されています。

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池に置かれた花壇。単純な構成ですが、非常にゴージャスに見えます。

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「八重藤」は最盛期をわずかに過ぎたあたりで、まだ見頃でした。
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まるでぶどうの房のようです
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こちらも巨木。

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あしかがフラワーパーク内のレストランで昼食を取りましたが、かなり並んでいて私は1時間近く待つ羽目になりました。

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レストランの植え込みにも特徴的なバラが咲いていました。

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下野牛のステーキ丼。柔らかく美味。

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藤のクリームソーダ。まあ記念ということで。

あしかがフラワーパークは時期により入場料が変わりますが、藤の花の最盛期とあって一番の高額時期でした。しかし、藤だけではなく、バラやシャクナゲ、花壇の様々な花々が見られ満足度が高いテーマパークでした。天気もよく1時間半ほどかけてゆっくり見て回ることが出来ました。観光バスが引っ切り無しにやって来るくらいでかなり人は多かったのですが、屋外なので割りとスムーズに移動出来ました。混雑具合ではお土産店やJR両毛線の方が上ですね。
また、様々な花や藤の苗も販売しており、多肉植物もそれなりにありました。Adenia glaucaやジグザグの木なんかもありましたが、サボテンや多肉植物の寄せ植えがメインでしたね。何故か交配系のハウォルチアがそれなりにありました。まあ、結局のところ植物は買わず、佐野ラーメンやあしかがフラワーパークのお菓子類をお土産に買って帰りました。
気分転換にもなって、良い小旅行でした。というわけで、あしかがフラワーパークでした。



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ゴールデンウィークに何処か行けないかと調べましたが、調べるのが遅すぎて特急券やら宿泊先の手配が無理なことが判明しました。そこで、日帰りで行ける場所を探しましたが、今の時期、植物の開花はやや微妙な感じがします。薔薇は少し早いみたいですから、他にはと検索すると藤が出てきました。関東だと要するにあしかがフラワーパークですね。あしかがフラワーパークは知ってはいましたが、あまりにも遠いため基本的に守備範囲外でした。しかし、今回は奮起して栃木まで行ってきました。まあ、特急は予約出来なかったので、のんびり各駅停車の旅と相成りました。

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JR両毛線の新駅、あしかがフラワーパーク駅はあしかがフラワーパークの目の前です。歩いて直ぐの正面ゲートは、白藤に飾られ期待感が高まります。

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入場すると直ぐにお土産コーナーがありますが、お土産は帰りのお楽しみとして、とりあえず進みます。まず、藤ソフトを買ってみました。香りが良いソフトクリームです。

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バラのアーチは記念撮影スポットとなっていました。
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アーチのバラは、「Spanish Beauty」。スペインで1927年に作出された素晴らしい香りのCL系統の大輪バラ。20世紀を代表するつるバラとのこと。

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バラはあちこちに咲いていました。こちらは、「芳純」。日本で1981年に作出された香りの良いHT系統の大輪バラ。

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早速、白藤がお目見え。連休終わり頃は、紫の藤は盛りを過ぎており、白藤が見頃でした。
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下からも撮影。

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ツツジはもう終わりの気配。
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しかし、満開のものもまだありました。

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クレマチスが満開であちこちで咲いていました。

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フローティングフラワーも美しいですね。

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斜面を登って行くと、シャクナゲが咲き乱れていました。

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シャクナゲが満開で、ちょうど良い時期でした。
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実に美しいですね。ここから、一気に降りてローズガーデン方面に向かいます。

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途中にあったマロニエが咲いていました。マロニエ、つまりはトチノキ(栃の木)。
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これは、ベニバナトチノキで、マロニエとアカバナアメリカトチノキとの交配種です。昔、大学で実を拾ったことがあります。

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あしかがフラワーパークのメインである大藤に到着。花は花穂の根元、つまりは上から咲いていきますが、すでに半分以上が咲いた後でした。上の方は花殻ですから、見頃はすでに過ぎています。
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藤には見えない巨木です。樹齢160年を超えるだけありますね。
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600畳敷の藤棚な圧巻の一言。

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白藤のトンネルに向かいます。色とりどりのルピナス。シャクヤクはこれからですね。

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白藤のトンネルに入ります。
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どこまでも続くような白藤。甘い香りに包まれます。

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ローズガーデンに到着。こちらは、「Mysterieuse」。2013年にフランスで作出された、S系統の中輪房咲き品種。咲き始めでまだ房咲きになっていませんね。

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「Blue for You」。イギリスで2006年に作出されたFL系統の半八重咲きの中輪バラ。

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「New Wave」。2000年に日本で作出されたHT系統の大輪バラ。

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オニゲシでしょうか。全体的に粗大。

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Alliumの仲間。面白い花火のような花です。

ということで、あしかがフラワーパークに行ってきましたが、記事は続きます。


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3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の続きです。蘭展の展示物を一通り見た後、サバンナ温室と熱帯雨林温室をさっと廻りました。

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温室の入口にあるAdenia glaucaが芽吹いています。
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よく見ると、蕾が出来ていました。

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吹上 Agave stricta
激しく分頭しています。


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瑠璃丸 Ferocactus alamosanus
花が終わった瑠璃丸。あまり聞かない名前のフェロカクタスです。


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Pseudobombax ellipticum
2月に訪れた時にも咲いていましたが、低い位置の枝にも花があったので撮影してきました。


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パンヤノキ Ceiba pentandra
パンヤノキも開花中でした。
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花はこんな感じ。見上げないとわかりません。
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パンヤノキの実からとれた綿。実はあちこちに綿が散乱していました。
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中央にある果実が熟すと開裂して、綿が出てくるわけです。

さて、サバンナ温室を出たら熱帯雨林温室に向かいます。

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Michelia platypetala
中国原産のMichelia、つまりはオガタマノキ属です。オガタマノキ属はあまり見かけませんから、花を見ることが出来てラッキーでした。しかし、いつの間にやらオガタマノキ属はモクレン属(Magnolia)に吸収されてしまったようです。というわけで、現在の名前は、Magnolia maudiae var. platypetalaとなっているようです。

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柔らかそうな花弁がある大型の花です。美しいですね。

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Dendrobium palpebrae
こちらは熱帯雨林温室内のデンドロビウムです。着生させた生態展示となっています。

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ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys
ヒスイカズラは満開で、あちこちに花がありました。相変わらずすごい色合いです。

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ミツマタ Edgeworthia chrysantha
以前来た時はまだ蕾でしたから、最後に見てみました。

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開花していました。リベンジ成功です。

というわけで、3月末から始まった筑波実験植物園のつくば蘭展の記事は今回で終了です。長々と1カ月もかかってしまいました。4月は植物園にはいけませんでしたから、5月は何処かに行きたいですね。


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昨日に引き続き、川口緑化センター樹里庵で開催された「春の多肉植物・サボテン展示会」に行ってきたという記事です。

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パークレクチア
花が可愛らしいサボテンです。しかし、パークレクチアとはよく分からない名前です。名札にはスルコレブチア(Sulcorebutia)とありますが、どうでしょうかね? どうも、Rebutia perplexaと呼ばれているもののような気がします。この場合、一般的には「パープレクサ」、ラテン語読みでは「ペルプレクサ」でしょうか。まあ、現在はAylosteraになっています。Rebutiaは分割されて3種になり、Aylosteraは27種となっています。
ここからは蛇足ですが、Rebutiaが遺伝的に2群に分けられることが明らかとなって、Rebutia①にはWeingartiaやSulcorebutia、Cintiaが吸収され、Rebutia②はAylosteraに吸収されたことがありました。しかし、WeingartiaはSulcorebutiaとCintiaを含む属として独立し、現在33種からなります。

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レーイ
Escobaria leeiですね。いやはや、エスコバリアも実に分類がややこしいサボテンです。EscobariaはMammillariaやCoryphantha、Pelecyphora、Neolloydia、Ortegocactusと同じグループに属します。しかし、遺伝的にはこれらは入れ子状になっており、再分類されました。Mammillariaは分割され、一部のMammillariaとNeolloydia、OrtegocactusはCochemiaとしてまとめられました。さらに、Coryphanthaの一部とEscobaria、EncephalocarpusはPelecyphoraとしてまとめられました。よって、現在Escobariaは存在せず、E. leeiはPelecyphora sneedii subp. sneediiとされています。

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超大型白星
白星(Mammillaria plumosa)の大型のタイプ。


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恩塚鸞鳳玉
Astrophytum myriostigmaの白点が大きな選抜品種。


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ガラパゴス
「ガラパゴス」としか書いてありませんでしたが、要するにガラパゴスウチワということでしょうか。Opuntia galapageiaですね。

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滝の白糸
「滝の白糸」はAgave schidigera、あるいはAgave × leopoldiiを指します。A. × leopoldiiはA. filiferaとA.schidigeraの交配種とされていますから、似ているのでしょう。そもそも、A. 
schidigera自体かなりの変異幅があり、本来のA. schidigeraとは何かはよく分かりません。

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黒法師
Aeonium arboreum。単純に育てるだけなら簡単ですが、このように綺麗に育てるのは難しいものです。

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ラウィー
Echeveria laui。美しい白いエケベリア。


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展示会はここまでで。そういえば、展示会の会場では、サボテンや多肉植物の販売もありましたね。まあ、買いませんでしたが。
あと、JAの農産物の直売所がちょうど開店する時間でしたから、行列に並びいくつか野菜や果物を買ってみました。その後、植木の圃場や販売所を見て回りました。椿が欲しかったのですが、流石に季節外れなせいかあまりありませんでした。さらに、
和菓子の売店で、いくつか和菓子を買いました

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立派な蘇鉄の鉢植え。

というわけで、川口緑化センターのイベントに行ってきました。私が行くのは基本的に即売会ばかりですから見るのは苗ばかりで、趣味家が育て上げた良品を見る機会はあまりないので良い刺激になりました。今後はこのような展示会も行けたら行きたいと思いました。さらに、実はイベントの規模はかなり小さいのですが、川口緑化センター自体を見て回るだけでも楽しいので、その点においても行って良かったですね。


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川口緑化センター樹里庵で開催された、春の多肉植物・サボテン展示会を見に行きました。しかし、最近忙しく出かけるのも憚られる状況ではあります。それでも、今回のイベントは割と近く時間がかからないため、買いものついでに行ってきました。実は木更津C&Sフェアも同日に開催されていたのですが、流石に時間的にしんどいので断念しました。
そうそう、昔、川口緑化センター樹里安に行った際に貰ってきたパンフレットによると、埼玉高速鉄道の戸塚安行駅から要所を巡りながら、ゆっくり歩いて20分ちょいとあります。まあ、めんどくさいので、バスで行きました。しかも、東武線の草加駅からです。

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草加駅からバスで15分ほどで到着。バス停の目の前が川口緑化センターなので便利です。

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展示会の開催を告げる旗。主催は埼玉多肉・サボテン友の会です。

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正面の入口にはシャクナゲが沢山並んでいました。

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入るとエビネと山野草の展示会も開催されていました。ふらりと建屋内を見て回りましたが、売り物の多肉植物も少しあり、A. dichotomaなんかもありました。

さて、ここからは「春の多肉植物・サボテン展示会」の展示物を見ていきます。

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花牡丹
Ariocarpus furfuraceusですが、牡丹類のサボテンはイボがより大きい選抜品種が好まれます。A. furfuraceusは、現在「岩牡丹」(A. retusus)の異名とされています。

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姫春星
Mammillaria humboldtii var. caespitosa。「春星」の変種とされますが、M. humboldtiiに変種はなく、変種caespitosaは学術的に記載された名前ではないようです。


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黒王丸
Copiapoa cinerea。このように維持出来れば良いのですが、近年のブームではまったく維持出来ていない軟弱な株が目立ちます。


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太平丸
Echinocactus horizonthalonius。よく締まった太平丸。
 
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緋冠竜
Thelocactus hexaedrophorus var. fossulatus。天晃の変種ですが、T. hexaedrophorusの異名扱いで変種は認められていません。ずいぶんと強刺ですね。

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白条複隆鸞鳳
鸞鳳玉(Astrophytum myriostigma)の変異株。しかし、Vladimir A. Basiukの2013年の報告によると、高温の温室内の鸞鳳玉の蕾が生長障害を起こし、新芽に変わり、「複隆」が生じたとのことです。これは、綴化やモンストと同じように、遺伝的な突然変異ではなく、生長点の障害とA. Basiukは捉えています。
件の記事は以下のリンクをご参照下さい。




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白閃小町
Notocactus rudibuenekeriが一般的ですが、NotocactusがParodiaに吸収されて消滅したことからParodiaになりました。しかし、どういうわけか、Parodia scopaが現在の学名です。ここいら辺の経緯はよく分からないですね。少し調べてみます。

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小人の帽子
Epithelantha bokei。エピテランサは整然とした美しい姿で憧れます。しかし、安定して育てられない性分なもので、私では綺麗に育てられそうにありません。

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マタンザヌス
Melocactus matanzanus。最近ではホムセンのイベントでも販売されることもあるメロカクタスです。花座が美しいですね。
そういえば、最近我がブログのメロカクタスの記事がやたらに閲覧されているみたいです。メロカクタスの果実をトカゲが食べるという論文を訳した記事なのですが、最近書いた記事でもないし不思議ですね。

件の記事は以下のリンクをご参照下さい。



というわけで、春の多肉植物・サボテン展示会ですが、疲れたので続きは明日にします。ということで続きます。


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3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。記事の更新間隔が空き過ぎて、未だに終わりません。さて、熱帯資源植物温室の続きですが、つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会、らん友会龍ケ崎といった愛好家団体の育てた素晴らしい蘭を見ていきます。

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Arpophyllum giganteum
一見して蘭に見えないアルポフィルムです。小さな苗から始めて、なんと16花茎も咲かせるまで育て上げたそうです。確かにお見事。

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よく見ると、一輪一輪は蘭の花の形をしています。

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Den. smillieae fma. album
大型の蘭ですが、実に奇妙な花を咲かせています。
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とても不思議な形状です。「fma. album」とありますが、「album」は白いことを表しています。「fma.」は「forma」の略ですが、一般的には「f.」の方が馴染みがあるような気がします。この場合、「fma.」は品種ですから、Dendrobium smillieaeの花が白い品種ということになります。

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Baptistonia echinata
初めて見る蘭です。垂れ下がり沢山の花をつける面白い蘭ですね。調べてみましたが、旧・Onc.系みたいです。しかし、Gomesaに吸収されてしまったようで、Baptistoniaは消滅した模様。

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Comp. Oberhausen
Onc.系の形の花は基本的に黄色いので、Comparettiaの紅色は非常に目を引きますね。OberhausenはComp.同士の交配種とのこと。


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こちら温室内のバナナの花。蘭展なので中々目線が上に向きませんが、見どころはあちこちにあります。

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中央の広場の樹木に花が咲いていました。
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トサミズキ(Corylopsis spicata)でした。

というわけで、3月に行った筑波実験植物園のつくば蘭展の記事は今回で終了です。しかし、蘭展とは関係ないサバンナ温室も見てきましたから、次回で最後です。今は忙しくて遠出は難しいのですが、手が空いたら植物園に出かけましょう。


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3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の続きです。前回は研修展示館を見ましたが、今回からは熱帯資源植物温室に入ります。ここでは、つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会、らん友会龍ケ崎といった愛好家団体の、丹精込めて育てた蘭を見ることが出来ました。

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入ると直ぐに蘭が目に入ります。まずはアイスキャスケード系の枝垂れるCymbidiumがお出迎え。

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Rth. Shinfong Little Sun
目を引く鮮烈な色合いです。Rth.はRhyncattleanthe、つまりはRhyncholaelia × Cattlea × Gualiantheの交配。

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C. intermedia
こういう淡い色合いのカトレアは結構好きですね。


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Onchstele Wildcat
強烈な印象のオンコステレ。略号はOns.。RhynchosteleとOncidiumの交配。


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蘭の雛壇。

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Ren. imschootiana
Renantheraは巨大で花も大きく沢山つきますから、だの蘭展でもインパクトが強いですね。特にこの個体は花茎が沢山出ていて見事です。


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Den. Chantaboon Sunrise
小型のデンドロビウムですが、これは見事ですね。

というわけで、蘭愛好家の方々の育てた素晴らしい蘭ですが、すべてではなくこれは極一部に過ぎません。というわけで、もう少しだけ続きます。


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3月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。今回は研修展示館の1階の展示を見ていきます。

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Vanilla borneensis
念願のヴィニラの花です。あちこちの植物園でヴァニラを見ましたが、残念ながら花は見たことがありませんでした。蘭としては割りと地味な花ですが、ボルネエンシスは白い花茎が目立ちますね。

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よく見ると可憐な花ですね。

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Vanilla planifolia
もっとも一般的なヴァニラ。残念ながら花はありませんでしたが、沢山の果実がなっていました。黒く変色した果実は、強いヴァニラの香りを放っていました。


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様々な蘭が展示されています。

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チケイラン Lyparis bootanensis
ヒマラヤから東南アジア、日本まで広く分布する竹慧蘭です。花は咲き終わったようにも見えますが、小さな花が咲いています。
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不思議な形の花です。すでに受粉しているように見えますが、まだ花が付いているのでしょうか?

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Strongyleria pannea
非常に小さな花ですが、拡大すると密な毛に覆われていました。


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Phreatia vanoverberghii
蘭好きを名乗っておいて、お恥ずかしい話ながらフレティア属は知りませんでした。「lace orchid」と呼ばれるようで、非常に小さな白い花が密につきます。面白い蘭です。


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Bulbophyllum lemniscatoides
ブルボフィルムは非常に多様かつ印象的な風変わりな花を咲かせます。目立たない小さな花が房状に垂れ下がります。花からは長い毛が出ており、風が吹くと垂れ下がった花穂が揺れます。ブルボフィルムにはこのように風で動くものがあり、花粉媒介者のハエに対するアピールとされているそうです

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Bulbophyllum acuminatum
ブルボフィルムではメジャーな形態の花です。このタイプは、根元の花弁が風でぴょこぴょこ動いたり、毛の房がついていて風でチラチラ動いたりします。まあ、大抵は著しい異臭があり、冬に締め切った部屋にあると結構臭いです。

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Bulbophyllum sp.
これは一体どういう形の花なのか、よく分かりません。基本的な蘭の花の形状からすると、目立つ3枚は萼片でしょうか?よく見ると中央に小さなリップらしき構造があるようにも見えます。

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Kandelia candel
これは蘭ではなく、水生植物温室のマングローブです。水生植物温室は研修展示館とくっついていますからね。一応寄ったら咲いていました。メヒルギの花は初めて見ました。貴重な体験です。

研修展示館の展示はかなり多く、流石に撮りきれなかったため、撮影したのは極一部です。他の蘭展ではあまり見ることがないような珍しい蘭を沢山見ることが出来ました。さて、最後は熱帯資源温室に展示された蘭を見ましょう。


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さて、本日も3月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事です。今回から研修展示館の展示を見ていきます。やはり、花のもっとも重要な役割である受粉のための、花粉媒介者との関係について取り上げられていました。

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これは、香りのある蘭で、嗅ぎ比べる企画です。カトレアのような甘い香りではなく、ややきつめの香りでした。

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Lycaste puntarenasensis
リカステは花弁が小さく萼片が大きい特徴的な花を咲かせます。リカステは交配系の大型花に見慣れているせいか、原種は逆に新鮮な感じがします。

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Miltoniopsis roezlii
ミルトニアではなくミルトニオプシスでした。ウェブ上では、黄色い花のロエズリィは変種xanthinaとされている雰囲気ですが、どうでしょうかね?

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Coelogyne cobbiana
これは、いかにもな旧・Dendrochilumですが、2021年にコエロギネ(セロジネ)に吸収されました。

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筑波実験植物園では、希少な蘭がこのように培養されて維持されています。ただのテーマパークではなく、研究施設としても重大な役割があるのです。

蘭もまた他の多くの顕花植物と同じように、花粉媒介者により受粉します。蘭に限らず、一般的には昆虫が多く、中でも花粉媒介者として汎用的なのは蜂でしょう。しかし、蜂だけではなく、蝶や蛾、ハエなどでも受粉するものもあります。さらに言えば、鳥やコウモリにより受粉する植物すらあります。蘭の多様な花粉媒介者を示す良い展示がありましたのでご紹介しましょう。
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Preptanthe rubens
こちらは、蝶により受粉するタイプの花です。このように長い距がある花は、蝶や蛾がメインターゲットです。距に溜まった蜜を吸えるのは、長い口吻を持つ鱗翅目の昆虫だけです。しかも、このように明るい色合いの花は基本的に昼咲性ですから、訪問するのは蝶ということになります。ただし、蜂は距に穴を開けて盗蜜しますが、反則技なので受粉には寄与しません。

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Dendrobium sp.
ニューギニア原産のデンドロビウム。

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鳥により受粉する鳥媒花です。鳥がクチバシを差し込める太さ長さの筒状の花です。鳥媒花の多くは赤やオレンジ色です。筒状で赤〜オレンジ系統の花を咲かせる多肉植物では、アフリカではアロエやガステリア、新大陸ではFouquieriaやCleistocactus、Oreocereus、Denmoza、Matucanaあたりも鳥媒花ですね。

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Bulbophyllum lobbii subsp. breviflorum
東南アジア原産の着生ラン。ブルボフィルムは赤褐色の花(腐肉色)が多く、腐敗したような異様な臭気を持つものが多くあります。これはハエを呼ぶためで、このような色合いの花は腐肉臭、あるいはキノコ臭を持ちます。巨大な花で有名なラフレシアやショクダイオオコンニャクも腐肉色で腐敗臭を持ちハエを呼びます。多肉植物では旧・ガガイモ科のStapeliaやBrachystelmaは強烈に臭います。


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Angraecum leonis
アングラエクム(アングレカム)は、非常に長い距を持つ白い花を咲かせます。長い距を持つ花の花粉媒介者は鱗翅目ですが、花色が白色や緑色、クリーム色の花の中には夜咲性のものがあります。この淡い色合いは、夜に咲くので花粉媒介者に色が認識されないため退化したのでしょう。つまりこれは、蝶ではなく蛾による蛾媒です。夜咲性の花は良い香りのものもあります。いつぞやの世界らん展日本大賞で、アングレカムの花の香りの香水が展示されていましたね。そういえば、Lophocereusの中には蛾媒のものがあるという記事を書いたことがあります。


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Dendrobium linawianum
中国、台湾原産のデンドロビウム。蜂により受粉します。蜂を花粉媒介者としていない花にも蜂は訪れ、蜜や花粉を集めます。日中に咲いている花なら何でも良いわけです。まあ一応、好みの花色はあるようですけどね。ただし、蜂は咲いていれば蜜がなくても花に来ますが、蜂がちゃんと花粉を媒介するとは限りません。花により適不適というものはありますからね。
そういえば、特にカトレアなどの蘭はリップの中央は濃い色合いですが、これを蜜標(nectar guide)と呼びます。花が花粉媒介者のために用意した、花の中心近くにある花蜜の目印です。


さて、つくば蘭展の企画展示はここまでです。あとは、研修展示館の1階の展示室の珍しい蘭の展示と、熱帯資源温室につくば洋蘭会の展示があります。というわけで、つくば蘭展の記事はまだまだ続きます。私のような蘭好きには堪らないイベントですね。


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3月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の続きです。本日は教育棟の企画展示の残りを見ていきます。オーストラリアの地生ランとバケツランの奇妙な生態についての展示です。写真家の故・山口進氏の蘭と昆虫の関係を捉えた素晴らしい写真の展示もありました。

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Corybas diemenicus
オーストラリアの地生ラン。1cm程度の小さな花を咲かせます。種小名の「diemenicus」は「タスマニアから来た」という意味で、タスマニアにも分布します。英名は「Stately helmet orchid」ですから、「壮麗なヘルメット蘭」という意味です。そういえば、コリバス属自体が「ヘルメット蘭」と呼ばれており、やはり皆こんな感じの花です。


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Diuris magnifica
スラリとした草姿が美しいオーストラリアの地生ラン。「large pansy orchid」の英名の通り、パンジー的な配色です。
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非常に装飾性が高い面白い花です。

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Caladenia attingens
不思議な形状の花を咲かせるオーストラリアの地生ラン。「mantis orchid」、つまり「カマキリ蘭」の意ですが、カマキリが腕を上げた姿に見えないこともありません。
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花の構造的に、花蜜があるのは①の奥ですから、昆虫は②の花弁に止まって奥に頭を突っ込むことになります。すると、③の先端にある花粉塊が昆虫の背中に付着する仕組みなのでしょう。

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Pterostylis concinna
オーストラリアの地生ラン。風変わりな花ですが、筒状の花に昆虫が潜り込むことにより受粉する仕組みなのでしょう。


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Caladenia flava
一見して蘭に見えませんが、よく見るとリップがあって、典型的な蘭の花であることが分かります。長い2枚の萼片が特徴的です。オーストラリアの地生ラン。


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Caladenia serotina
オーストラリアの地生ランで、「Christmas spider orchid」と呼ばれています。山火事の翌年によく咲くと言われていますが、山火事が起きやすいオーストラリアらしい生態です。複雑な形状の花ですが、C. attingensと同じ仕組みがあるようです。


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Caladenia varians
オーストラリアの地生ラン。花弁や萼片の先端が糸状に長く伸び、とても面白い形状です。


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Coryanthes macrocorys
いわゆる「バケツラン」と呼ばれる蘭で、特殊な形状の花が咲きます。名前の通り、リップがバケツのように水を溜めます。まさにバケツですが、この水は自身で分泌するそうです。本物を見たのは初めてです。
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花を訪れたハチが水の溜まったバケツ部分に落ちると、翅が濡れて飛び立つことが出来ず、さりとて内壁はつるつるしていて登れません。バケツランは脱出口を準備しており、その狭い通路を通過すると花粉がハチに付着します。非常に凝った仕組みですね。

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蘭を訪問するハチたち。

今回までが企画展示でした。故・山口進氏の素晴らしい写真は是非ご紹介したかったのですが、撮影禁止でしたので悪しからず。つくば蘭展は、熱帯資源植物温室や研修展示館にも展示があります。次回からは、研修展示館を見ていきましょう。


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ほぼ毎年、東京ドームで開催される世界らん展日本大賞に行っていました。しかし、プリズムホールでの開催になってからは、会場が狭く異常に混むため、今年は行きませんでした。しかし、たまたま2月に筑波実験植物園に行った折、つくば蘭展の開催を告げるポスターがありました。蘭と昆虫との関係についての展示があるようでしたから、これは見に行かないといけません。当ブログでは、普段から受粉生物学の記事を挙げていますからね。ということで、つくば蘭展の記事が始まります。
本日はヨーロッパの地生ランを取り上げます。ヨーロッパの蘭は展示会でも基本的に見かけないので、珍しいものを見ることが出来ました。特に花をメスのハチに擬態させて、オスのハチを呼び寄せるOphrys属の蘭は地味ですがとても面白い蘭です。


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蘭展の開催を告げるポスター

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入り口付近に早咲きの桜が咲いていました。この日はよく晴れて、暖かく行楽日和でした。

さて、まずは教育棟の展示から見ていきます。教育棟は小さいのですが、しっかりとした企画展示がありました。ただ、沢山の蘭を並べがちな一般的な蘭展とは異なります。やはり、教育や研究に重点を置いている筑波実験植物園ならではと言えるでしょう。


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Ophrys speculum
地中海沿岸に自生する球根性の地生ラン。オフリス属の蘭は花のリップがハチに擬態しています。雌のフェロモンまで再現しており、騙されて交尾をしにきたハチにより受粉する面白い生態を持ちます。ですから、「bee orchid」と言う呼び名も納得ですね。ちなみに、このような擬態をPouyannian擬態と呼ぶそうです。

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Ophrys tenthredinifera
やはり、地中海沿岸に自生するオフリス属の地生ランです。「Sawfly orchid」と呼ばれますが、ハバチとの関係が深いのでしょうか? 

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Ophrys fusca subsp. iricolor
こちらも地中海沿岸に自生する地生ラン。亜種イリコロルですが、意味的には「虹色の」だとか「多色の」ですが、あまりそんな感じはしませんね。

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Orchis italica
オルチス属、つまりは蘭属ですから、これは蘭につけられた最初期の属名かも知れませんね。しかも、種小名がイタリカですから、直球で「イタリアの蘭」となります。

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しかし、美しい花ですね。そういえば、イタリカのリップは人型をしていると言われ有名です。
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なんとなく人型。
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やはり、地生ランのようです。それはそうと、実に装飾的な葉ですね。

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Himantoglossum robertianum
花色はかなりバリエーションがあるようで、この個体は割りと地味なタイプのようです。球根は食べられると言いますが、どのような料理にして食べるのでしょうか?

さて、本日はヨーロッパというか地中海沿岸に自生する地生ランを見てきました。基本的にあまり見かけない蘭で、今までの蘭の展覧会でも見た記憶がありません。まあ、単純に地味なので目に入らなかった可能性もありますけどね。
Ophrys属の蘭はある程度限定された相手をターゲットにして、花を特殊化させた面白い花です。つまり、種により引き寄せるハチの種類が異なるのです。このように、花粉媒介者との関係を特殊化させた花は蘭に多く、花粉媒介者と1対1の関係になるまで特殊化したものもあります。蘭の美しい花は、花粉媒介者を引き寄せるために生まれました。ただ美しいだけではなく、その自然の生態のあり方も面白く、知ればより蘭を楽しむことが出来るでしょう。


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今年は積極的に植物園へ行こうと決めていたのですが、まったく行けていません。予定ではすでに3〜4の植物園に行っているはずなのですが…。3月4月は外の多肉植物置き場を整備したり、多肉植物を外に出したり、植え替えたりと、とにかく週末はバタバタしていていました。5月は公私ともに忙しく、多肉植物のイベントにも参加出来ませんでした。と言うことで、6月に入り身動きがとれるようになりましたから、ようやく植物園巡りを開始します。しかし、もう夏ですよ。困ったことに。真夏の温室は地獄ですから、ちょっと躊躇してしまいます。今回だって6月末ですから、まあ危険な暑さです。まあ、7月8月はないとして、また秋口に再開する予定です。

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と言うことでやって来ました。筑波実験植物園です。

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入館前に巨大なソテツ(Cycas revoluta)がお出迎え。高さは何メートルあるでしょうか?

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入館すると「つくば夏の洋蘭展」を開催していました。ギリギリ開催期間中でした。つくば洋蘭会の協力とのことです。

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Den. treacherianum
デンドロビウム・トレアケリアヌムは私の好きな蘭です。なかなか見かけないので嬉しいですね。
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しかし、これだけの群生株はお見事。

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Rl. dygbiana
こちらも面白い蘭です。ちなみに、洋蘭は属名が略されますから、Rl.はRhyncholaeliaの略です。しかし、見た瞬間にB. (Brassavola)だと思ったのに違うので混乱しましたが、
現在Rhyncholaeliaとなっているそうです。蘭を調べていたのはもう10年くらい前ですから、情報がいちいち古臭いわけですな。

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Rlc. King Harold
交配系のカトレアです。大輪で実に鮮やかです。見応えがあります。このように、洋蘭は複数属を交配して新品種を作り出すことが出来ますから、交配が非常に盛んです。ちなみに、Rlc.は並びから推測すると、Rhy. × L. × C.でしょうか?


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Ren. 20th WOC Singapore 2011
レナンテラは鮮烈な赤で大好きですが、品種とか交配についてはまったく分かりません。

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レナンテラのこの強烈な赤はあまりない感じがします。

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C. purpurata fma. flamea
プルプラタ系のカトレアです。面白い模様の入り方ですね。

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C. tenebrosa
何やらえらく色がくっきり分かれています。非常に面白いですね。


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Paph. bellatulum
コンパクトで可愛らしいパフィオです。3花揃って綺麗に咲いています。


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Bulb. frostii
花を見なくても分かるBulb.ですが、花も典型的な形です。かつては、Bulb.じゃなくてCirr.とすべきなんて言われたりもしましたが、結局はBulb.で落ち着いたみたいですね。

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Bulb.は腐ったような臭いのものもあり、ハエを呼びます。だから、地味な腐肉色です。

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Mcp. tibicinis
背の高い蘭で13本も花茎があることもあり迫力があります。

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すごい迫力。

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C. purpurata fma. carlea
こちらもプルプラタ系のカトレア。リップの淡い色合いが美しいですね。交配系の大きく派手な色合いで見栄えするものが主流ですが、原種はまた別の美しさがあります。


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Phrag. Andean Fire
フラグミペディウムは捻れた花弁が垂れるものが主流ですが、こういう可愛らしいタイプの方が好みです。


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C. Aloha Case
絶妙な色合いのカトレア。


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Den. secundum fma. album
デンドロビウムは種類も多く、姿も非常に多様で面白い蘭です。

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さて、洋蘭もたっぷり堪能しましたから、ようやく外に出ました。鬱蒼としていますが、とりあえず温室を目指します。
写真はトチノキですが、こんなに背が高いトチノキは初めて見ました。街路樹として植えられているトチノキと言うかマロニエは、環境が合わないのか葉が痛みがちであまり見た目がよろしくないですよね。


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セコイアの並木はあまりに巨大。メタセコイヤと交互に植えられて比較できる仕様です。
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この激しい幹肌が良いですね。

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端の方に誰も気が付かないような小さな池があったりします。
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なにやら、花が咲いていますね。何でしょうか?
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Echinodorus grandiflorus subsp. aureus
エキノドルスはアクアリウムに利用される水生植物です。アクアリウムで使われる植物の多くは水中葉と水上葉を持ちますから、このように育てることが出来ます。と言うより、水嵩が増した時とかに一時的に水中葉を展開する場合が多いので、アクアリウムでは割と無理矢理に水中葉を維持しているだけですよね。


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Sarracenia leucophylla
食虫植物のサラセニアも開花中でした。食虫植物は貧栄養の湿地に生える植物です。


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巨大なカナリーヤシ(Phoenix canariensis)の脇に温室があります。長くなったので今日はここまで。いよいよ明日は温室に入ります。


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引き続き、2024年・世界らん展日本大賞の写真をご紹介しています。

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Clctn. merrillianum
青い蘭として有名なクレイソケントロンです。今は、らん展の会場でも苗を購入出来ます。


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Den. petiolatum
面白い形のデンドロビウムです。あまり蘭ぽくない花ですね。

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Den. pseudoglomeratum
かたまって咲いていますが、実に目を引きます。

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Den. tetragonum fma. album
地味ですがこういうタイプの花は好きです。

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Den. ruppianum
こちらも変わった花の形のデンドロビウムです。


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 Cym. Enzan My Dream
シンビジュームですが、驚くような大輪です。


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Coel. cristata
らん展では
お馴染みの、大株のコエロギネ(セロジネ)です。クリスタタは一般的。

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Coel. formosum
何となくデンドロキルム感がありますが、知らぬ間にデンドロキルムはコエロギネに吸収されてしまったようです。


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Fdk. After Dark
フレッドクラーケアラで、カタセツム×クロウエシア×モルモデスの3属交配属だそうです。「黒い蘭」として話題になっているようです。

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Corybas neocaledonicus
コリバスは熱帯雨林の林床に生える地生蘭です。いかにも高湿度の環境を好みそうです。かなりのレアではないですかね?


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Ptst. collina
プテロスティリスは球根性の地性蘭です。どちらかと言えば山野草のような雰囲気です。


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Orcp. manabina
オーニソケファルスです。小さい花が大量に咲いていますね。

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Lyc. Cosmo-Borvileo
バルブが見えないくらい密に開花しています。リカステのイメージとは少し異なりますが、非常に美しいですね。


NHKの趣味の園芸ブースがあり、少し多肉植物の展示がありました。
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亀甲竜
まぁまぁのサイズですが、良い形ですね。面白いつるの仕立て方です。


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観峰玉
寸胴な形の観峰玉。

と言うことで、本日で世界らん展のご紹介は最後です。久しぶりのらん展でしたが、普段見れない蘭を沢山見ることが出来て良かったですね。ただ、やっぱりプリズムホールは狭いですね。展示より植物の販売スペースの方が広いくらいです。
そう言えば、販売スペースでは、蘭だけではなく熱帯植物も販売されていました。私は買いませんでしたが、珍しい蘭を購入出来る機会ですから、楽しみにしている方も多いのでしょう。しかし、公式グッズの種類が少なく販売スペースも狭く、1箇所なのはいただけませんね。出口もボトルネック構造で人が詰まりがちでしたから、もう少し考えた方が良いでしょうね。



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昨日に引き続き、開催中の世界らん展日本大賞の写真をご紹介しています。取り上げたのは、私が気になった極一部です。写真と実際に目にするとではかなりの違いがありますし、見ていると花の甘い香りが漂ってきたりと、中々楽しめました。

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Rth. Candy House
非常に目立つ配色の交配系カトレア。
カトレアは近縁属の間で複雑に交配されており、品種改良がもっとも進んだ蘭です。名前を聞いても、何を交配したものかよく分かりません。Rth.はリンカトレアンテのことで、リンコレアリア×カトレア×グアリアンテという3属交配属だそうです。


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C. Flame of Love
あまり派手さのないカトレアですが、深すぎず明るすぎない絶妙な色合いです。大きくバイカラーの派手なカトレアの中では異彩を放っていました。

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C. Cherry Bee
先端部だけ色づくカトレア。小型で可愛らしい一鉢。


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C. Final Blue
交配系カトレアのカトレアンテです。カトレア×グアリアンテとのことです。


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C. Sunset Glow
小型ですが沢山咲いていて目を引きました。


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Barkeria butterflier
バルケリア属は初めて見ました。長く伸びた花茎の先に固まって花が咲いていました。


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L. Maronii
レリアです。すっきりとした花ですね。

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Bc. Morning Glory
何となくブラサボラ感がありますが、Bc.はブラサボラ×カトレアと言うことです。ブラサボラは白花なので、赤系は新鮮です。


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Bc. Pretty Star
同じくブラサカトレアですが、こちらはカトレア感が強いですね。


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Ett. Volcano Tric
エピカタンテは、カトレア×エピデンドラム×グアリアンテの3属交配属。

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Comp. oberhansen
図鑑ではよく目にするコンパレッティアです。オンシジュームと似ていますが、オンシジュームは黄色系でコンパレッティアは赤色系です。

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Alcra. Donald Nalliday
奇抜な花を咲かせるアルクラですが、ブラッシア×ミルトニア×オンシジュームの3属交配属だそうです。


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Alcra. Marfitch
こちらもアルクラですが、ブラッシアとミルトニアの影響が強く出ていますね。面白い花です。


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Rdza. secunda
ロドリグエズィア(ロドリゲチア)です。面白い形の花ですが、撮影モードを間違えて暗くなってしまいました。


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Onc. × bockemuliae
ブラッシアっぽい雰囲気ですが、オンシジュームだそうです。


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Onc. leucochilum
こちらはやたらに花茎が長いオンシジューム。


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Phal. Happy Vivien
小型のファレノプシスです。非常に花が密集しています。


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Phal. Miura Dream(amabilis × OX Happy Girl)
面白い模様の入り方をしているファレノプシスです。


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V. lombokensis
ヴァンダはとにかく派手なイメージですが、花色は地味ですね。しかし、その存在感は実にヴァンダです。

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Ang. sesquipedale
アングレカムは好きな蘭です。長大な距を持ちます。ダーウィンが、この長い距に溜まった蜜を吸える、長い吻を持つ蛾がいると予言しました。そして、その41年後に長大な吻を持つキサントパンスズメガが発見されたのです。


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Den. polyanthum
今回の大賞花は下垂するタイプのデンドロビウムです。下垂するタイプは、花が下垂するものと茎が下垂するタイプとがあります。まあ、茎というか偽球根ですけど。

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大賞花は茎が下垂するタイプです。実に見事ですね。


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2月7日から開催されております、「世界らん展日本大賞」に行ってまいりました。新型コロナ下でここ数年は自粛していましたから、久しぶりのらん展です。新型コロナ前は東京ドームの開催でしたが、今は隣のプリズムホールでの開催です。
連休中は混みそうなので平日に行きましたが、恐ろしい混み具合でした。午前11時くらいに到着しましたが、入場出来たのは12時でしたね。このレベルの行列は初めてです。その理由はなんとなく分かります。展示ブースに行くまでの通路が狭すぎて、人が詰まっちゃうわけです。花の迷路みたいにしたかったようですが…。プリズムホールは狭いから、通路も拡げられなかったのでしょう。やはり、東京ドームで開催した方が良い気がします。

まずは入口の狭い花の道から。

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ここからは、入賞したものから、個人的に気になったものをピックアップしてご紹介します。
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Paph.(micranthum × In-Charm Space)
パフィオペディルムは割と好きですが、評価基準はよく分かりません。他の蘭は沢山花茎が出ているとか咲きそろっているとかでしょう。パフィオは正面を向いていて形が綺麗に開いているとかでしょうか?


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Phal.({Diane Sheena × Fortune Glad} × World Class) 
ファレノプシスですが、リップに模様がないため変わった見た目です。


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Lyc. Katsuragawa
大型のリカステですが、よく咲きそろっていますね。


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Max.(porphyrortele × schunkeana)
マキシラリアの赤黒い花。小さい花ですが目を引きます。


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Cym. Devon Wine
キンビディウム(シンビジューム)は、花茎が垂れ下がるアイスキャスケード系が一気に広がりました。しかし、これはお見事。


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Rmps. Lion's Splendor
レナノプシス(レナンテラ × バンドプシス)ですが、実に巨大です。

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Epi.(neoporpax × melanoporphyreum)
地味な色合いのエピデンドラムですが、よく咲いていますね。


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Lsz. Lava Burst
レオメセジアという名前は初めて聞きましたが、レオキルス×オンキディウム(オンシジューム)×ジゴセパルムの3属交配属ということです。以前はホウェアラと呼ばれていました。


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Paph. Shin-Yi's Pride
こういうパフィオは憧れます。しかし、大きくなりますし、上手く育てる自信はないですね。

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Den. Mtn's Butterfly Kisses
可愛らしい色合いのデンドロビウム。ぱっと目を引きますね。


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C. praestans fma. concolor
独特の質感のカトレア。そう言えば、カトレアはラン展では存在が大きいのですが、私はほとんど撮影していないことに気が付きました。私自身、見慣れすぎて格別に目を引かなくなってしまっているような気がします。


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日曜日に国際多肉植物協会の東京例会に参加してきました。とは言え、どうしても例会に参加したかったわけではありません。以前、神代植物公園で国際多肉植物協会の多肉植物展があり何となく見に行ったのですが、神代植物公園自体が面白く、植物園の楽しさに気がついてしまったのです。それから、行けそうな範囲の植物園を探していたら、そのうちの1つが東京例会の開催地である板橋区立熱帯環境植物館だったわけです。行くならば、ついでに東京例会にも顔を出そうという算段です。

例会は12時からのようですが、10時半には開催地である板橋区立熱帯環境植物館に到着しました。早速、館内を見て回ります。豊富な熱帯の植物が沢山ありましたが、館内の様子はまたそのうち記事にまとめようと思います。写真を撮りすぎてしまい、整理するだけで時間が必要です。さて、1時間位、時間をかけてじっくりと見て、少し早いのですが館内の喫茶店で昼食を食べてから、ゆっくり会場に向かいました。


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まだ、ほとんど人がいませんでしたが、徐々に人が増えてきました。最終的30人くらいだったでしょうか。流石に年末だけに参加者は少ないのかも知れませんね。
例会には初めての参加でしたから、勝手が分かりませんでしたが、いくつか販売机が出ていたので少し見たりしました。別に何か買うつもりはなかったのですが、ミリイ交配系の花キリンが実に可愛らしいので、ついつい購入してしまいました。まあ、珍しい種類というわけではありません。かなり安いものではあります。
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リップマンジャー
小型で良く花がつく可愛らしい花キリン。

まずは、小林会長の会誌についての話がありました。会誌は節目の300号になりました。年12回で単純に割ると25年にもなります。浮き沈みはあったようで、協会は全体として赤字と黒字を繰り返して来たようです。そもそも年会費は変わらないため、会誌は赤字化しているようです。ビッグバザールの入場料などで賄っているのでしょう。某協会の某氏などは入場料で儲けを出すのはケシカランと仰っていますが、参加者が納得するならばそれで良いのだと思います。我々は自由意志で参加しているのであって、強制されているのではないのですから。
その他にも、いくつかの話がありましたが、来年の1月27日と28日に、新宿住友ビル三角広場で開催されるサボテン・多肉植物プレミアムバザールの話もありました。話は前々からあったようですが、会場費が500万円程度必要らしく見送って来たそうです。しかし、あまり利用されていないせいかは分かりませんが、向こうからイベント開催をお願いしてきた模様です。そのため会場費がタダなので、今回は入場料がなく無料で入れると言うことらしいですね。


しばらくすると、投票用紙が配られたので、品評会の出品を見て3位まで書いて投票したりしました。つくし玉は初めて見ましたから珍しく、1位に投票しました。出品者から詳しい解説もあり、有意義な話も聞けました。
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つくし玉 Bulbine bruynsii
国際多肉植物協会の会誌にも説明があるつくし玉です。寿命があるのか数年しか保たないようです。夏越し出来なかっただけかも知れないとも仰られていましたが、どうでしょうか。実生で更新しているそうです。

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Fouquieria fasciculata
紅葉が綺麗ですね。盆栽風の仕立てです。


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品評会の出品。兜が目につきますが、メセンの解説が面白く感じました。メセンは詳しくないので出品はスルーしてしまいましたが、かなりの技術があるそうです。どうにも日本で育てていると分頭して小さくなってしまいますが、本来は1〜2頭で大きく育つと言うことです。

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出品し忘れのエケベリア。かなりのサイズです。締めてより白く作るのは如何にも手間がかかりそうです。エケベリアは夏に溶かしたり冬に徒長させたりしそうで、怖くて手が出せません。

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兜はかなりの大きさです。ここらへんの事情も解説がありました。個人的には、兜は癖が強くて育て方が良くわからないサボテンです。

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少しヒトデ型。

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最後に競りがありました。この時点の写真はまだすべて揃っていないので、この後もう少し大物もありました。人数が少ないせいか競りはそれほど活発ではなく、かなりの安価で競り落とされていました。世のアガヴェ人気にも関わらず、作り込んだアガヴェが300円とかで落とされていました。最後の方はFouquieria3連発で、F. columnaris、F. fasciculata、F. purpusiiの根本が膨らんだ良型の個体が1〜2万円で落とされていました。本来ならば考えられない位安価でしたから、うっかり参加しそうになりました。しかし、冷静になって考えたら、私は苗を育てる過程が楽しいわけで、全くいらないわけです。3種類とも小苗をすでに入手済ですからね。最後にダンボール箱に入った寄付品のTillandsiaが、1つ100円で販売されていました。競りは3時くらいに終わりましたが、一足先に退場しました。総評としては、経験者の有意義な話を聴けて良かったと思います。


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神代植物公園のバラフェスタの続きです。いよいよ、メイン広場を見ていきます。香りが良いものは印がついていて分かるようになっています。香りもバラの楽しみの1つですね。

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とにかく、一面バラか咲いています。

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「Double Delight」
1977年、アメリカ作出。


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「Queen Elizabeth」
1954年、アメリカ作出。


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「Elina」
1983年、イギリス作出。超巨大輪です。


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「Bischofsstadt Paderborn」
なんか、設置されているパネルの英名の方が間違えて「Royal Scarlet Hybrid」になっていました。1964年、ドイツ作出。

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「Blue Bajou」
1998年、日本作出。


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「Summer Snow」
1936年、アメリカ作出。


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「Concertino」
1976年、フランス作出。

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「Eridu Babylon」
2008年、オランダ作出。


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「Lavaglut」
1979年、ドイツ作出。


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「花霞」
1984年、日本作出。

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「Knock Out」
2000年、フランス作出。


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「Pomponella」
2005年、ドイツ作出。


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「Little Artist」
由来不明。


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「Honorine de Braband」
由来不明。


たっぷりバラを鑑賞したので、大温室へ向かいます。様々な熱帯植物がありますが、去年は咲いていないものもありました。今年はどんな花が見られるでしょうか?


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去年、神代植物公園で多肉植物展があり、ちょいと覗いてきました。その時、ポスターがあり、バラフェスタが次の週あたりからはじまることを知りました。実は神代植物公園はバラがかなりすごいらしいのです。まったく知りませんでした。また来ようとは思いましたが、残念ながら忙しく行けませんでしたから、来年こそはと思っていました。ということで、神代植物公園のバラフェスタを見てきました。

入場すると直ぐにコンクールに入賞したバラが展示されています。さすが、バラフェスタですね。
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右の道を進むと、いよいよバラ園へ。まずはコンクール苗から。小さい苗ですが、非常に変わったタイプが沢山ありました。ネームプレートはありませんから名前は分かりません。
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色が変わっていきます。バラっぽくない花の形です。

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細かい花が密につきます。

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花色が変わります。

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ここからは、ネームプレート付きのバラです。
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「モーツァルト」
小型ですが密についていいですね。


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名前を見るのを忘れました。みっしり詰まった形。

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「Rosa sericea pteracantha」
中国原産の原種バラです。赤いトゲに羽が付いています。


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バラソフトを食べて一休み。続きます。


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神代植物公園の多肉植物展の続きです。
多肉植物展は、5/8まで開催。



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会場の植物会館の常設展示品。

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海を漂って分布を広げます。

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最大の豆、モダマ。やはり、海を漂います。

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バオバブの実ははじめて見ました。

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植物会館の入り口に雅な山野草。

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と、思いきや、まさかのマンドレイク。いわゆる、マンドラゴラ。

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いかにもナス科といった実がなります。

さて、買い物はしないつもりでしたが、ついうっかり買ってしまいました。
多少の多肉植物を販売していたのでね。ついつい…


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Euphorbia opuntioides
ウチワサボテンOpuntiaの様な形のユーフォルビア。割とレア。塊根も出来ます。

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Pachypodium brevicaule
普通の恵比寿笑いの苗。何故か恵比寿笑いは巡り合わせが悪く、良苗が入手出来ずに困っていました。白花のleucoxanthumは早々と入手したのに。

神代植物公園の多肉植物展ですが、小規模ながらも楽しいイベントでした。レア多肉を見られましたから。
もちろん、神代植物公園の見所は多肉植物展だけではありません。温室にはレアな植物が沢山あります。ということで、まだまだ続きますが、疲れたので更新は明日。


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神代植物公園の多肉植物展の続きです。
多肉植物展は、5/8まで開催中です。

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Euphorbia maritae
レアもの感があります。


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有星類(Astrophytum)たち。

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Astrophytum asterias
ヒトデ型の兜丸。大型で美しい…


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Astrophytum myriostigma
var. strongirogonumかな? まん丸。


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これはいったい…なんでしょうか? 名札は埋もれて見えず。

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ホリダがこんなに小さなお洒落鉢(流木?)に。

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群星冠 Euphorbia stellispina

続きます。

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神代植物公園の多肉植物展の続きです。
多肉植物展は、5/8まで開催中です。


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ハウォルチアの仲間。

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皇帝
Tulista系の交配種かな? 花芽があがっています。

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十二の巻
これはお見事。十二の巻は普及種で安いので、ここまで立派できれいな株は見ない気がします。


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Haworthia lockwoodii

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Carnegia(Cereus) gigantea
いわゆる弁慶柱。はじめて見ました。原産地では採取が禁止されており、生長がとてつもなく遅いので、大型の株は出回らないそうです。まあ、個人が楽しむタイプのサボテンではありませんが…


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Trichocereus bridgesii "inermis"
天守閣のトゲがあまりない突然変異。珍棒閣、あるいは成程柱と呼ばれています。苗が売っているのは知っていましたが、ここまで巨大な株ははじめて見ました。


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素晴らしいアガヴェ。詳しくないので、種類はよくわかりません。エボリスピナかな?

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Commiphoraは気にはなりますが、入門種がわかりません。基本的にお高いので気軽に試すわけにもいきません。

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謎のユーフォルビア。名札が埋もれて見えません。

続きます。

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神代植物公園の多肉植物展の続きです。
多肉植物展は、5/8まで開催中です。

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Euphorbia tuberculata
いわゆる緑仏塔。巨大なタコものユーフォルビア。憧れます。


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Ceraria namaquensis
一見して亜竜木の仲間にも見えますが、Portulacariaと同じスベリヒユ科。


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一応、花キリンの仲間。

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Euphorbia itremensis

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Euphorbia sp. nova Fishbone

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Euphorbia purimurifolia
いわゆる、地むぐり花キリン。


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ウリ科かな?。すごいボコボコの塊根。

続きます。


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5月3日から5月8日まで、神代植物公園で多肉植物展が開催されています。詳細はビッグバザールでお馴染みの国際多肉植物協会のHPをご参照下さい。

神代植物公園は調布市にある東京都立の植物園です。休園日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)と年末年始。
開園時間は午前9時30分から午後5時(入園は午前4時まで)です。
入園料は一般500円、65歳以上は250円、中学生は200円、それ以下の年齢は無料とのこと。20名以上の団体は値引きされるみたいです。
みどりの日(5/4)と都民の日(10/1)は、無料開園日だそうです。ちょうど、多肉植物展の開催日にみどりの日が重なりますね。

アクセスはやや不便で、車で来たほうがいいみたいです。電車だと駅からバスになりますが、ちと遠いんです。バスだと調布駅から15分、三鷹駅から20分、吉祥寺駅から30分とのこと。
しかし、私は家から非常に遠いため、電車で行きます。調布駅からはバスで行きました。

神代植物公園前には10時前に着きましたが、どえらい行列が出来ていて入場券売場まで30分かかりました。入場してすぐ左の植物会館へ向かいます。

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入ったすぐに、アオノリュウゼツランがお出迎え。

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お目当ての多肉植物展の会場。

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Operculicarya pachypus
枝振りがすごい!


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Fouquieria fasciculataかな? 名札を見忘れました。

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Pachypodium baroniiかな?

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面白い形。上が伸びるので、割と曲がり勝ち。

続きます。




NHK出版 決定版 多肉植物図鑑




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