ユーフォルビア・オベサ・ドットコム

カテゴリ:多肉即売会 > Succulent Station

昨日はタナベフラワーで開催されたSucculent stationという多肉植物のイベントへ行って参りました。イベントは本日も開催されています。

さて、すっかり寒くなってきたこの時期、イベントで販売される多肉植物はなんでしょうか? 9月に開催された秋のサボテン・多肉植物のビッグバザールでは、結構メセンが出て来ていましたが、そろそろ冬型のコーデックスや球根ものなんかがあってもおかしくはない気がします。とはいえ、そこら辺は購入するつもりはありません。渋いHaworthiopsisがあればいいなぁくらいの期待感で行きました。まあ、こういうイベントに行くこと自体が楽しいので、別にお目当ての多肉植物がなくてもそれはそれでいいのです。

東急田園都市線の宮崎台駅で下車しました。会場のタナベフラワーまでは歩いて10分くらいといいますから、私は地図で道を調べて徒歩で行きました。今日は朝は少し肌寒かったものの、日中は気温があがって汗ばむ陽気になりました。タナベフラワーに到着すると、すでにかなりの人だかりでした。

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私の好きなユーフォルビアもありましたが、出店している各テントにはオベサやホリダがあるくらいです。タナベフラワーさんの温室には普及種がかなりの格安でありました。最近見るようになった群星冠もありましたが、どれも手持ちにあるため購入しませんでした。まあ、冬に向かうこの時期、寒さに弱いユーフォルビアはこんなものでしょう。
全体的には、やはりアルブカなどのケープバルブやオトンナなどの冬型多肉が充実していました。相変わらずエケベリアは勢いがあり、タナベフラワーさんの温室には一棟がほぼエケベリアという感じでしたね。美しい軟葉系ハウォルチアやメセンも、各テントでかなり充実していました。

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さて、Succulent connectionさんはじめ、大変美しい軟葉系ハウォルチアが並んでおり、観賞させていただきました。しかし、残念ながら硬葉系ハウォルチア=Haworthiopsisはほぼありませんでした。タナベフラワーさんの温室にもハウォルチアが結構あって、なんと硬葉系も充実していました。しかも、ワンコインからという格安ぶりには驚かされました。しかし、最近は様々な交配種や園芸種が沢山出ていますね。私は原種の学名ばかり調べていますから、聞いたことがない名前の多肉植物が沢山あって、なんだかわからずにあたふたしてしまいました。

さて、それでは本日の購入品です。いかにも地味ですが、しかしなんともお得な買い物でした。
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紫翠(殿)
Haworthiopsis resendeana。現在は九輪塔Haworthiopsis coarctata var. coarctataと同種とされています。結節が白くならない小型のタイプでしょうか。今後、もし九輪塔の変種などとされる可能性もありますから、ラベルは「紫翠 H. resendeana」のままとしておきます。もし、H. coarctataと書いてしまうと、名前が変わる度に混乱するでしょうから。


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星の林
鷹の爪Haworthiopsis reinwardtiiの変種を、星の林var. archibaldiaeとしていました。現在は鷹の爪の異名扱いです。確かに鷹の爪と星の林の違いは少し微妙ではありますが…


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ヴェノーサ
Haworthiopsis venosa。かつては、H. tessellataと亜種や変種の関係とされることもありましたが、現在は独立種とされています。


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ハオルチア・トリアングラリス
実はHaworthia triangularisという学名は存在しません。18世紀にHaworthiopsis viscosaにあたる硬葉系ハウォルチアに、Aloe triangularisという異名がつけられたことがありました。Haworthiaという属名が誕生するまでは、HaworthiaやHaworthiopsisはAloeとされていたのです。しかし、このA. triangularisはその後学術的には継承されませんでした。しかし、園芸上では健在でHaworthia triangularisという名前で呼ばれているのです。
H. viscosaとはかなり異なるように見えますが、これはH. scabraとvar. starkianaとの関係と同じで、イボがなく色素が抜けたタイプなのでしょう。それ以外の特徴は同じです。一見してH. pungensに似ていますが、葉の角度や回転しないなど特徴は全く異なります。


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春鶯囀
Gasteria batesiana。今回の最大の目玉はこれです。まだ回転していませんが、結構大型です。店主もこんなに安く手に入らないよとおっしゃっていましたが、確かにおっしゃる通り格安です。ホームセンターのミニ多肉くらいのお値段でした。一株しかなかったので実にラッキー。

というわけで、タナベフラワーさんで開催されたSucculent station 宮崎台へ行って来ました。タナベフラワーさんはお初でしたから、色々と見ることが出来て楽しかったです。ちと遠いのでそう度々行くことは難しいでしょうけど、出来れば来年の多肉植物本番の夏前くらいにまた見に行きたいと思います。本日もイベントは開催中です。
しかし、自宅の多肉植物の冬支度がまだ手についていないのに、好きだからといってイベントになんかに行って、我ながら呆れています。明日は冬支度のために、室内の多肉置き場の整理で1日つぶれてしまいそうです。計画的に出来ない自分が悪いのですけどね。


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帰りに槍鶏頭?の花畑がありました。目が覚めるような色彩です。仕事と多肉植物関係以外では引きこもりがちなので、こういう偶然の出会いは何か嬉しく感じます。


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国際多肉植物協会のホームページで関連イベントを見ていたところ、サキュレント・ステーションというイベントが開催されるみたいです。まず、10/23に「BURTON FLAGSHIP STORE TOKYO」という渋谷にあるアウトドアグッズやスノーボードのお店で、多肉植物の販売・競売があったそうです。しかし、事前情報があまりないのと、最近忙しくてやや疲れぎみなので私はパスしました。渋谷は割と電車だと行きやすいのですが、何があるのかわからないのはさすがに不安です。その点、10/29-10/30に開催される「Succulent station 宮崎台」は事前情報がちゃんとあったので、少し遠いのですが行きたいと思います。

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イベントは神奈川県川崎市のタナベフラワーさんで開催されます。イベントで出店されるのはポスターの面々ですが、どんな植物を扱っているのか調べてみました。

先ずは会場となるタナベフラワーさん。エケベリアやセダム、センペルビブムなどのベンケイソウの仲間やユーフォルビアが豊富みたいですね。年間通して600種類以上の多肉植物を取り扱っているそうです。6棟のハウスを所有し、そのうちの3棟で多肉植物の販売を行っており、残りの3棟のうちの2棟では、親株の栽培、1棟では販売用の多肉植物の栽培を行っているそうです。すべての温室は見学OKとのことです。
お次は9月に開催された秋のサボテン・多肉植物のビッグバザールにも出店された、静岡県のSucculent connectionさん。ハオルチアを主とした多肉植物、サボテン等の生産販売がメインらしいのですが、アガベ、コーデックス、アドロミスクス等も生産しているとのことです。
お次は奈良県のたにっくん工房さん。エケベリアわハオルチアをはじめ、様々な多肉植物を扱っているみたいです。「本当に久しぶりの関東出店です!」ということですから、非常に楽しみですね。
お次は山梨県の大木ナーサリーさん。原種シクラメンやクリスマス・ローズで有名みたいです。

一応、公式の開催情報は以下の通りです。

日時:2022年10月29日(土)・30日(日)

   10:00~16:00

            (園のオープンは9時から)


場所:タナベフラワー

〒216-0035 神奈川県川崎市宮前区馬絹6-25-8

 

東急田園都市線 宮崎台駅 南口より徒歩10分
*駐車場は数台分しかありません。

 誠に申し訳ありませんが、公共交通機関をご利用いただくか、近隣のコインパーキングをご利用ください。


*お会計は、各ブースにてお願いいたします。
*入場無料。どなたでも参加できます。



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