8月に行った越谷アリタキ植物園の記事の続きです。樹木園なので樹木中心ですが、ウバユリが咲いていました。また、南半球の針葉樹である、ナンヨウスギ科のブラジルマツを見ることが出来ました。

アメリカヒイラギモチ Ilex opaca
北米東部から中南部の原産。American Hollyと呼ばれ、クリスマスの装飾に使われるそうです。よく似たセイヨウヒイラギ(I. Ilex aquifolium)と比べると、葉の光沢が弱くトゲも柔らかいとされます。ちなみに、ヒイラギ(柊、Osmanthus heterophyllus)はモクセイ科ですが、こちらはモチノキ科です。モチノキ属は世界に571種が知られています。

葉にはトゲがありますが、育つとトゲは徐々に少なくなります。これは一部のサボテンでも見られる現象で、草食動物に食べられない高さまで育てば防御のためのトゲは要らなくなるからでしょう。トゲを作るにもコストがかかり、光合成の効率も下げてしまうため、外敵がいないなら防御機構を作らずに生長にエネルギーを振った方がより適応的です。

ウバユリ(姥百合) Cardiocrinum cordatum
特に名札がなくあちこちに点在していましたが、ウバユリかなあとは思いましたが初めて見たので、花を見るまで確証が持てませんでした。
日本、クリル諸島、サハリンの原産。ユリ科。ウバユリ属はヒマラヤ地域、ミャンマー、中国、日本、サハリンなどに3種が知られています。

一見してユリのようですが、葉の特徴が明らかに異なります。特徴的な盾状葉です。

果実がなっていました。

あちこち探すと、花が咲いていました。

ミズナラ(水楢) Quercus crispula var. crispula
中国、韓国、日本、満州、アムール、沿海州、クリル諸島、サハリンの原産。ブナ科。コナラ属は世界に477種が知られています。個人的な話ですが、情けないことにブナ科の樹種の見分けが全くつきません。最低限、日本原産種をリストアップして、実物をじっくり見て特徴を覚える必要がありそうです。

Ilex × aquipernyi 'Dragon Lady'
セイヨウヒイラギ(I. aquifolium)とペルニヒイラギ(I. pernyi)の交雑種。雌雄異株ですが、この品種は雌木のクローンなので結実させるためには他品種の雄木が必要です。

ヒイラギモチの仲間なので葉にはトゲがあります。

シナユリノキ(支那百合木)
Liriodendron chinense
神代植物公園でユリノキ(L. tulipifera)の花を見ましたが、シナユリノキは初めて見ました。中国、ベトナムの原産。モクレン科。ユリノキ属は2種が知られています。

ユリノキの葉と比べると深く切れ込みます。

ラクウショウ(落羽松) Taxodium distichum
ヌマスギとも呼ばれ湿地帯に自生します。呼吸のための気根を地面から突出させます。北米東南部の原産。ヒノキ科。1属1種。3変種ありますが、それぞれ独立種とすることもあります。

なかなか立派な幹です。ラクウショウは樹齢1000年をこえるものもあるそうです。

テンダイウヤク(天台烏薬) Lindera aggregata
塊根があり烏薬と呼んで生薬とするそうです。中国、ベトナム、フィリピン、台湾の原産。クスノキ科。クロモジ属は世界に94種が知られています。

葉には明瞭な三行脈があります。

ブラジルマツ Araucaria angustifolia
パラナマツとも呼ぶそうです。アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの原産。ナンヨウスギ科。ナンヨウスギ属は南米、オーストラリア、ニューギニア島などに20種が知られています。

ナンヨウスギの仲間(Araucaria)は少し気になっており、あちこちの植物園に探しに行きたいと思っています。過去に、神代植物公園でチリマツ(Araucaria araucata)、熱川バナナワニ園でシマナンヨウスギ(Araucaria heterophylla)を見ています。おそらく、今まで他の植物園でも見かけていたはずですが、素通りしていたのでしょう。今度から注意して見に行きたいですね。
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アメリカヒイラギモチ Ilex opaca
北米東部から中南部の原産。American Hollyと呼ばれ、クリスマスの装飾に使われるそうです。よく似たセイヨウヒイラギ(I. Ilex aquifolium)と比べると、葉の光沢が弱くトゲも柔らかいとされます。ちなみに、ヒイラギ(柊、Osmanthus heterophyllus)はモクセイ科ですが、こちらはモチノキ科です。モチノキ属は世界に571種が知られています。

葉にはトゲがありますが、育つとトゲは徐々に少なくなります。これは一部のサボテンでも見られる現象で、草食動物に食べられない高さまで育てば防御のためのトゲは要らなくなるからでしょう。トゲを作るにもコストがかかり、光合成の効率も下げてしまうため、外敵がいないなら防御機構を作らずに生長にエネルギーを振った方がより適応的です。

ウバユリ(姥百合) Cardiocrinum cordatum
特に名札がなくあちこちに点在していましたが、ウバユリかなあとは思いましたが初めて見たので、花を見るまで確証が持てませんでした。
日本、クリル諸島、サハリンの原産。ユリ科。ウバユリ属はヒマラヤ地域、ミャンマー、中国、日本、サハリンなどに3種が知られています。

一見してユリのようですが、葉の特徴が明らかに異なります。特徴的な盾状葉です。

果実がなっていました。

あちこち探すと、花が咲いていました。

ミズナラ(水楢) Quercus crispula var. crispula
中国、韓国、日本、満州、アムール、沿海州、クリル諸島、サハリンの原産。ブナ科。コナラ属は世界に477種が知られています。個人的な話ですが、情けないことにブナ科の樹種の見分けが全くつきません。最低限、日本原産種をリストアップして、実物をじっくり見て特徴を覚える必要がありそうです。

Ilex × aquipernyi 'Dragon Lady'
セイヨウヒイラギ(I. aquifolium)とペルニヒイラギ(I. pernyi)の交雑種。雌雄異株ですが、この品種は雌木のクローンなので結実させるためには他品種の雄木が必要です。

ヒイラギモチの仲間なので葉にはトゲがあります。

シナユリノキ(支那百合木)
Liriodendron chinense
神代植物公園でユリノキ(L. tulipifera)の花を見ましたが、シナユリノキは初めて見ました。中国、ベトナムの原産。モクレン科。ユリノキ属は2種が知られています。

ユリノキの葉と比べると深く切れ込みます。

ラクウショウ(落羽松) Taxodium distichum
ヌマスギとも呼ばれ湿地帯に自生します。呼吸のための気根を地面から突出させます。北米東南部の原産。ヒノキ科。1属1種。3変種ありますが、それぞれ独立種とすることもあります。

なかなか立派な幹です。ラクウショウは樹齢1000年をこえるものもあるそうです。

テンダイウヤク(天台烏薬) Lindera aggregata
塊根があり烏薬と呼んで生薬とするそうです。中国、ベトナム、フィリピン、台湾の原産。クスノキ科。クロモジ属は世界に94種が知られています。

葉には明瞭な三行脈があります。

ブラジルマツ Araucaria angustifolia
パラナマツとも呼ぶそうです。アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの原産。ナンヨウスギ科。ナンヨウスギ属は南米、オーストラリア、ニューギニア島などに20種が知られています。

ナンヨウスギの仲間(Araucaria)は少し気になっており、あちこちの植物園に探しに行きたいと思っています。過去に、神代植物公園でチリマツ(Araucaria araucata)、熱川バナナワニ園でシマナンヨウスギ(Araucaria heterophylla)を見ています。おそらく、今まで他の植物園でも見かけていたはずですが、素通りしていたのでしょう。今度から注意して見に行きたいですね。
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