6月にサンシャインシティで開催された蘭友会らん展の記事の続きです。前回はオンキディウム亜連を見ましたが、今回は同じシュンラン連に分類されるジゴペタラム亜連とスタンホペア亜連を見ていきます。スタンホペア亜連は、受粉のために花を特殊化させており、特にコリアンテスはバケツランと呼ばれる風変わりな花を咲かせます。蘭展のメイン展示になりうる非常に珍しい蘭です。

Zygopetalum Advance Australia
Z. Titanic × Z. Helen-Kuの交配種。ジゴペタラム属は南米に6種が知られています。

Dichaea glauca
ディカエアはおおよそ蘭らしさがありません。分類もよく分かりませんが、なんとジゴペタラム亜連とのことです。不思議ですね。しかし、栽培されるのは非常に珍しいように思います。初めて見ました。ベリーズ、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、エルサルバドル、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、メキシコ、ニカラグア、パナマの原産。Dichaea属は新世界に127種が知られています。

Cochleanthes discolor
現在はWarczewiczella discolorとされています。コロンビア、コスタリカ、エクアドル、ホンジュラス、パナマ、ペルー、ベネズエラの原産。Warczewiczella属は新世界に12種が知られています。ジゴペタラム亜連。

Huntleya wallisii
フントレア(ハントレア)はインパクトの強い花を咲かせますが、受粉のために特殊化しているそうです。フントレアの花には花蜜がなく、シタバチのオスを誘引する香りを出します。誘引されたシタバチのオスは、香り成分を集めようとする過程で花粉塊が背中に付着するという仕組みです。このように、花粉媒介者をだます仕組みは、蘭ではよく見られます。コロンビア、エクアドルの原産。Huntleya属は新世界に17種が知られています。ジゴペタラム亜連。

Stanhopea tigrina
メキシコの原産。2変種があります。スタンホペア属は新世界に78種が知られています。スタンホペア亜連。

甘い強い香りを出す花は、フントレアと同様にシタバチを誘引します。リップは滑るためシタバチは滑り落ち、花粉塊が付着する仕組みです。

Stanhopea tigrina
こちらは別個体。このように鉢の下から花が咲くので、バスケット植えに適します。

淡い色合いです。

Coryanthes macrocorys
バケツラン(Bucket Orchid)の名前で知られ、リップが袋状になっています。また、アリの巣の上に生えるアリ植物とのことです。ペルーの原産。コリアンテス属は新世界に71種が知られています。スタンホペア亜連。

つくりもののような複雑な形状の花です。

リップには窪みがあり液体が溜まっています。これは蕊柱にある分泌腺から出る液体で、常に滴り落ちているそうです。花は非常に強く甘い香りを放ち、ハチを誘引します。誘引されたハチはこの溜まった液体に落ちてしまいます。脱出出来る場所が決まっており、順路通りに進むと花粉塊が付着する仕組みです。非常に巧妙な受粉戦略ですね。
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Z. Titanic × Z. Helen-Kuの交配種。ジゴペタラム属は南米に6種が知られています。

Dichaea glauca
ディカエアはおおよそ蘭らしさがありません。分類もよく分かりませんが、なんとジゴペタラム亜連とのことです。不思議ですね。しかし、栽培されるのは非常に珍しいように思います。初めて見ました。ベリーズ、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、エルサルバドル、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、ジャマイカ、メキシコ、ニカラグア、パナマの原産。Dichaea属は新世界に127種が知られています。

Cochleanthes discolor
現在はWarczewiczella discolorとされています。コロンビア、コスタリカ、エクアドル、ホンジュラス、パナマ、ペルー、ベネズエラの原産。Warczewiczella属は新世界に12種が知られています。ジゴペタラム亜連。

Huntleya wallisii
フントレア(ハントレア)はインパクトの強い花を咲かせますが、受粉のために特殊化しているそうです。フントレアの花には花蜜がなく、シタバチのオスを誘引する香りを出します。誘引されたシタバチのオスは、香り成分を集めようとする過程で花粉塊が背中に付着するという仕組みです。このように、花粉媒介者をだます仕組みは、蘭ではよく見られます。コロンビア、エクアドルの原産。Huntleya属は新世界に17種が知られています。ジゴペタラム亜連。

Stanhopea tigrina
メキシコの原産。2変種があります。スタンホペア属は新世界に78種が知られています。スタンホペア亜連。

甘い強い香りを出す花は、フントレアと同様にシタバチを誘引します。リップは滑るためシタバチは滑り落ち、花粉塊が付着する仕組みです。

Stanhopea tigrina
こちらは別個体。このように鉢の下から花が咲くので、バスケット植えに適します。

淡い色合いです。

Coryanthes macrocorys
バケツラン(Bucket Orchid)の名前で知られ、リップが袋状になっています。また、アリの巣の上に生えるアリ植物とのことです。ペルーの原産。コリアンテス属は新世界に71種が知られています。スタンホペア亜連。

つくりもののような複雑な形状の花です。

リップには窪みがあり液体が溜まっています。これは蕊柱にある分泌腺から出る液体で、常に滴り落ちているそうです。花は非常に強く甘い香りを放ち、ハチを誘引します。誘引されたハチはこの溜まった液体に落ちてしまいます。脱出出来る場所が決まっており、順路通りに進むと花粉塊が付着する仕組みです。非常に巧妙な受粉戦略ですね。
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