5月に行った小石川植物園の記事の続きです。分類標本園で多様な植物を見ています。春の色とりどりの花が咲いていました。

トサシモツケ(土佐下野)
Spiraea nipponica var. tosaensis
シロバナシモツケの変種。トサシモツケは1892年に、Spiraea tosaensis Yatabeと命名されました。このYatabeとは、牧野富太郎を出研究室から出禁にした東京大学の矢田部良吉博士のことです。研究室を出禁になった後である1906年に牧野富太郎はトサシモツケをシロバナシモツケの変種とし、学名はSpiraea nipponica var. tosaensis (Yatabe) Makinoとなりました。偶然なのかも知れませんが、因縁を感じさせます。日本の原産。バラ科。シモツケ属は世界に114種が知られています。

オドリコソウ Lamium album var. barbatum
現在は、L. album subsp. barbatumとされているようです。日本、韓国、中国、アムール、モンゴル、満州、サハリン、クリル諸島、カムチャツカ、ハバロフスク、ブリヤート、西シベリアの原産。シソ科。

コンテリクラマゴケ(紺照鞍馬苔)
Selaginella uncinata
中国、ベトナム、ミャンマーの原産。イワヒバ科。Selaginella属は世界に750種が知られています。

シキミ(樒) Illicium anisatum
果実は料理に使う八角に似ていますが猛毒です。八角は同属である、トウシキミ(I. verum)の実です。韓国、日本、南西諸島、台湾の原産。マツブサ科。シキミ属は世界に40種が知られています。

サネカズラ(実葛) Kadsura japonica
整髪料として利用されたため、美男葛とも呼ばれます。葛の名の通りつる植物です。韓国、日本、南西諸島、台湾の原産。マツブサ科。サネカズラ属は南アジア、東アジア、東南アジアなどに17 種が知られています。

マオウ(麻黄) Ephedra sinica
漢方薬として有名な麻黄です。マオウはグネツム類に含まれ、グネツム類はグネツム属(Gnetum)、マオウ属(Ephedra)、ウェルウィキア属(Welwitschia)からなります。ということで、マオウは分類学上、なかなか面白い存在だったりします。中国、内モンゴル、満州、モンゴル、ブリヤート、沿海地方の原産。マオウ属は世界に73種が知られています。

花が沢山咲いていました。

ムサシアブミ(武蔵鐙) Arisaema ringens
テンナンショウです。中国、韓国、日本、南西諸島、台湾の原産。サトイモ科。テンナンショウ属は世界に223種が知られています。

オオツルボ(大蔓穂) Scilla peruviana
ヨーロッパと北アフリカの地中海沿岸の原産。キジカクシ科。ツルボ属はヨーロッパ、アフリカ、カスピ海沿岸などに88種が知られています。

ずいぶんとくっきりした色合いです。
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トサシモツケ(土佐下野)
Spiraea nipponica var. tosaensis
シロバナシモツケの変種。トサシモツケは1892年に、Spiraea tosaensis Yatabeと命名されました。このYatabeとは、牧野富太郎を出研究室から出禁にした東京大学の矢田部良吉博士のことです。研究室を出禁になった後である1906年に牧野富太郎はトサシモツケをシロバナシモツケの変種とし、学名はSpiraea nipponica var. tosaensis (Yatabe) Makinoとなりました。偶然なのかも知れませんが、因縁を感じさせます。日本の原産。バラ科。シモツケ属は世界に114種が知られています。

オドリコソウ Lamium album var. barbatum
現在は、L. album subsp. barbatumとされているようです。日本、韓国、中国、アムール、モンゴル、満州、サハリン、クリル諸島、カムチャツカ、ハバロフスク、ブリヤート、西シベリアの原産。シソ科。

コンテリクラマゴケ(紺照鞍馬苔)
Selaginella uncinata
中国、ベトナム、ミャンマーの原産。イワヒバ科。Selaginella属は世界に750種が知られています。

シキミ(樒) Illicium anisatum
果実は料理に使う八角に似ていますが猛毒です。八角は同属である、トウシキミ(I. verum)の実です。韓国、日本、南西諸島、台湾の原産。マツブサ科。シキミ属は世界に40種が知られています。

サネカズラ(実葛) Kadsura japonica
整髪料として利用されたため、美男葛とも呼ばれます。葛の名の通りつる植物です。韓国、日本、南西諸島、台湾の原産。マツブサ科。サネカズラ属は南アジア、東アジア、東南アジアなどに17 種が知られています。

マオウ(麻黄) Ephedra sinica
漢方薬として有名な麻黄です。マオウはグネツム類に含まれ、グネツム類はグネツム属(Gnetum)、マオウ属(Ephedra)、ウェルウィキア属(Welwitschia)からなります。ということで、マオウは分類学上、なかなか面白い存在だったりします。中国、内モンゴル、満州、モンゴル、ブリヤート、沿海地方の原産。マオウ属は世界に73種が知られています。

花が沢山咲いていました。

ムサシアブミ(武蔵鐙) Arisaema ringens
テンナンショウです。中国、韓国、日本、南西諸島、台湾の原産。サトイモ科。テンナンショウ属は世界に223種が知られています。

オオツルボ(大蔓穂) Scilla peruviana
ヨーロッパと北アフリカの地中海沿岸の原産。キジカクシ科。ツルボ属はヨーロッパ、アフリカ、カスピ海沿岸などに88種が知られています。

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