2月に行った熱川バナナワニ園の記事の続きです。温室にはリプサリスなどの森林性の着生サボテンが沢山ありました。
リプサリスを始めとした着生サボテンは、飾りのように展示されがちで、ネームプレートがよく見えない場合が大半です。以前、筑波実験植物園で大量のリプサリスやらが吊り下がっており、こりゃすごいと思いましたが案の定名札が見えませんでした。筑波実験植物園ですらそうなので、なかなか名前がわかりません。しかも、種の判別が難しい仲間ですから、なおさらです。今回、でかいネームプレートが付けられていたので助かりました。
さて、今回見たサボテンは、Rhipsalis、Disocactus、Epiphyllum、Cleistocactusですが、Jurriaan M. de Vosらの2025年の論文、「Phylogenomics and classification of Cactaceae based on hundreds of nuclear genes」による分類に当てはめてみましょう。RhipsalisはHatiolaやSchlumbergeraと同じRhipsalis連です。DisocactusやEpiphyllumは、ドラゴンフルーツ(Hylocereus=Selenicereus)やAporocactusを含むPhyllocactus連のHylocereus亜連です。CleistocactusはCereus連のTrichocereus亜連となります。RhipsalisにはDisocactusやEpiphyllumに大変よく似ている種もありますが格別近縁というわけではなく、森林に適応したある種の収斂進化なのかも知れませんね。

森林性サボテンのコレクションは珍しく感じますね。

手綱絞り Rhipsalis pentaptera
ブラジルの原産。角張った茎を持ちます。

果実がなっています。

筑羽芦 Rhipsalis tucumanensis
アルゼンチン、ボリビアの原産。現在はR. floccosa subsp. tucumanensisとされているようです。リプサリスの違いは、まあよく分かりません。

黄梅 Rhipsalis rhombea
ブラジルの原産。ストレスカラーで真っ赤ですね。

星座の光 Rhipsalis pachyptera
ブラジルの原産。

星月夜 Pseudorhipsalis macrantha
グアテマラ、メキシコの原産。現在はDisocactus macranthusとされているようです。

Marniera chrysocardium
メキシコの原産。fern leaf cactus(シダの葉サボテン)とも呼ばれます。現在はEpiphyllum chrysocardiumとされているようです。

緑羽葦 Rhipsalis elliptica
ブラジルの原産。

露の舞 Rhipsalis micrantha
R. micranthaという名前のリプサリスは2つありますが、こちらは1828年に記載されたRhipsalis micrantha (Knuth) DC.ですね。もう1種は、1898年に記載されたRhipsalis micrantha F.A.C. Weberで、こちらはRhipsalis sulcataの異名です。とはいえ、これは私が種の判別をしたわけではなく、ネームプレートに「Rhipsalis micrantha DC.」と書いてあっただけです。しかし、この2種を見比べようとしましたが、出てくる画像はまちまちで、本当にその2種なのかよく分かりません。博物館に収蔵された標本も見てみましたが、乾燥標本なのでぺったんこで画像だけでは特徴がよく分かりません。どうやら、論文を見ないと種の判別は難しそうです。

朝の霜 Erythrorhipsalis pilocarpa
ブラジルの原産。ピロカルパは東京農業大学のバイオリウム温室でも見ています。現在はRhipsalisとされているようです。

サルノシッポ
Cleistocactus winteri ssp. colademono
ボリビアの原産。柔らかな雰囲気の紐サボテン。現在はC. colademononisとして独立種とされているようです。
ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。

にほんブログ村

にほんブログ村
リプサリスを始めとした着生サボテンは、飾りのように展示されがちで、ネームプレートがよく見えない場合が大半です。以前、筑波実験植物園で大量のリプサリスやらが吊り下がっており、こりゃすごいと思いましたが案の定名札が見えませんでした。筑波実験植物園ですらそうなので、なかなか名前がわかりません。しかも、種の判別が難しい仲間ですから、なおさらです。今回、でかいネームプレートが付けられていたので助かりました。
さて、今回見たサボテンは、Rhipsalis、Disocactus、Epiphyllum、Cleistocactusですが、Jurriaan M. de Vosらの2025年の論文、「Phylogenomics and classification of Cactaceae based on hundreds of nuclear genes」による分類に当てはめてみましょう。RhipsalisはHatiolaやSchlumbergeraと同じRhipsalis連です。DisocactusやEpiphyllumは、ドラゴンフルーツ(Hylocereus=Selenicereus)やAporocactusを含むPhyllocactus連のHylocereus亜連です。CleistocactusはCereus連のTrichocereus亜連となります。RhipsalisにはDisocactusやEpiphyllumに大変よく似ている種もありますが格別近縁というわけではなく、森林に適応したある種の収斂進化なのかも知れませんね。

森林性サボテンのコレクションは珍しく感じますね。

手綱絞り Rhipsalis pentaptera
ブラジルの原産。角張った茎を持ちます。

果実がなっています。

筑羽芦 Rhipsalis tucumanensis
アルゼンチン、ボリビアの原産。現在はR. floccosa subsp. tucumanensisとされているようです。リプサリスの違いは、まあよく分かりません。

黄梅 Rhipsalis rhombea
ブラジルの原産。ストレスカラーで真っ赤ですね。

星座の光 Rhipsalis pachyptera
ブラジルの原産。

星月夜 Pseudorhipsalis macrantha
グアテマラ、メキシコの原産。現在はDisocactus macranthusとされているようです。

Marniera chrysocardium
メキシコの原産。fern leaf cactus(シダの葉サボテン)とも呼ばれます。現在はEpiphyllum chrysocardiumとされているようです。

緑羽葦 Rhipsalis elliptica
ブラジルの原産。

露の舞 Rhipsalis micrantha
R. micranthaという名前のリプサリスは2つありますが、こちらは1828年に記載されたRhipsalis micrantha (Knuth) DC.ですね。もう1種は、1898年に記載されたRhipsalis micrantha F.A.C. Weberで、こちらはRhipsalis sulcataの異名です。とはいえ、これは私が種の判別をしたわけではなく、ネームプレートに「Rhipsalis micrantha DC.」と書いてあっただけです。しかし、この2種を見比べようとしましたが、出てくる画像はまちまちで、本当にその2種なのかよく分かりません。博物館に収蔵された標本も見てみましたが、乾燥標本なのでぺったんこで画像だけでは特徴がよく分かりません。どうやら、論文を見ないと種の判別は難しそうです。

朝の霜 Erythrorhipsalis pilocarpa
ブラジルの原産。ピロカルパは東京農業大学のバイオリウム温室でも見ています。現在はRhipsalisとされているようです。

サルノシッポ
Cleistocactus winteri ssp. colademono
ボリビアの原産。柔らかな雰囲気の紐サボテン。現在はC. colademononisとして独立種とされているようです。
ブログランキング参加中です。
下のにほんブログ村のバナーをクリックしていただけますと嬉しく思います。
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント