NPO法人日本多肉植物の会(JSS)が開催するサボテン・多肉植物の展示会の続きです。日比谷花壇大船フラワーセンターの温室内にて開催されました。
さて、本日はカクタス亜科ケレウス連の、レブチア亜連、ケレウス亜連、トリコケレウス亜連をご紹介します。しかし、ケレウス連は柱サボテンも多いのですが、残念ながら展示会で柱サボテンはほぼ見かけません。面白いものも多いため、即売会ではなく展示会なのですから人気種以外のものも見てみたいものです。とは言え、よく考えたら柱サボテンは運搬も展示も難しいのかも知れません。

インカの王冠
Discocactus boliviensis。ディスコカクタスと言っても、有名なホルスティイではなくボリビエンシスです。面白い独特の形状です。国内では概ねこのような雰囲気ですが、野生個体ではもう少し多様性があるようですね。ボリビアの原産。
ディスコカクタスはケレウス亜連に含まれ、Melocactusと近縁です。ケレウス亜連はギムノカリキウム亜連と近縁と考えられているようです。

ディスコカクタス・アラネイスピナ
Discocactus araneispinus。現在はD. zehntneri subsp. boomianusとされていますが、D. zehntneri subsp. araneispinusとされたこともありますから、もとよりD. zehntneriグループと考えられてはいたのでしょう。ブラジルの原産。

スルコレブチア・カンディアナ
Sulcorebutia candiae。スルコレブチアはウェインガルティアに吸収されたため、現在はWeingartia candiaeとなっています。レブチア、ウェインガルティア、ブロウニンギアはレブチア亜連に含まれます。

レブチア・パピリシー
非常に細かい大群生株。しかし、パピリシーとは聞き覚えがない妙な名前です。調べても過去に開催された同イベント関連でしか出てきません。名前からしてアルゼンチン原産のRebutia fabrisiiのような気がしますがどうでしょうか。

マツカナ・アウレイフローラ
Matucana aureiflora。マツカナは外見的にも他の球状のサボテンとは雰囲気が異なり、違和感があります。マツカナは柱サボテンが主であるトリコケレウス亜連に含まれ、OroyaやBorzicactus、Haageocereusと近縁とされています。オロヤは割りと似ていますが、ボルジカクタスもイボやトゲの出方などに近縁性を感じますね。ペルーの原産。

ロビビア・フェロックス
Lobivia ferox。これは、1922年にBritton & Roseが出版した『The Cactaceae』の第3巻で、エキノプシスからロビビア属を分離した時にフェロックスをロビビアに分類したわけです。しかし、後にエキノプシスとされEchinopsis feroxとされました。外見的にはロビビアというより確かにエキノプシスでしたが、Britton & Roseの記述においてはあくまでも花の特徴のみで判別しています。Britton & RoseによるEchinocereus亜連は6属あり、子房と果実にトゲがあるものをEchinocereusとAustrocactusとしました。逆に子房と果実にトゲがないもののうち、イボ上にトゲがあるものがRebutia、稜(rib)にトゲがあるもののうち小さなものをChamaecereus、大型のものをLobiviaとEchinopsisとしました。さらに、花筒が短いものをLobivia、花筒が長いものをEchinopsisとしました。
しかし、ロビビアはなかなか分類が安定しません。トリコケレウスやレブチアなど花の特徴が類似する仲間を全てエキノプシスとする流れがありましたが、結局は再分割されて行きました。ですから、最近まではロビビアは31種からなる分類群でしたが、どういうわけか再びロビビアはエキノプシスに吸収されてしまったようです。ロビビアの分類は未だに議論があるのでしょう。最終的にどうなるのでしょうか?

ブーファン・ディスティカ
ブーファン(Boophane)と呼ばれますが、正しくはBoophoneです。とは言え、これは命名者がBoophoneと書いたりBoophaneと書いたりしたために、混乱が生じたせいです。
Boophoneには毒がありますが、幻覚作用があるため呪術師が使用することもあります。南アフリカでは呪術師によりBoophoneの汁を飲んだ依頼者が錯乱して銃を乱射する事件も起きています。しかし、毒性が高いため、一歩間違えば危ないかも知れません。
ところで、Boophoneは巨大な球根を露出させて観賞しますが、野生では球根は地下に埋まっています。塊根は埋めておいた方が太りやすいのですが、Boophoneも球根は埋めておいた方が太りやすいのでしょうか?

十二の巻・スーパーゼブラ
よく育ったスーパーゼブラですね。スーパーゼブラは白い帯状に繋がった結節が高密度となる、十二の巻の選抜品種です。十二の巻自体が由来がよく分からない硬葉系ハウォルチアですが、均整のとれたロゼットはHaworthiopsis fasciataに、結節の分布はHaworthiopsis attenuataに似ます。
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さて、本日はカクタス亜科ケレウス連の、レブチア亜連、ケレウス亜連、トリコケレウス亜連をご紹介します。しかし、ケレウス連は柱サボテンも多いのですが、残念ながら展示会で柱サボテンはほぼ見かけません。面白いものも多いため、即売会ではなく展示会なのですから人気種以外のものも見てみたいものです。とは言え、よく考えたら柱サボテンは運搬も展示も難しいのかも知れません。

インカの王冠
Discocactus boliviensis。ディスコカクタスと言っても、有名なホルスティイではなくボリビエンシスです。面白い独特の形状です。国内では概ねこのような雰囲気ですが、野生個体ではもう少し多様性があるようですね。ボリビアの原産。
ディスコカクタスはケレウス亜連に含まれ、Melocactusと近縁です。ケレウス亜連はギムノカリキウム亜連と近縁と考えられているようです。

ディスコカクタス・アラネイスピナ
Discocactus araneispinus。現在はD. zehntneri subsp. boomianusとされていますが、D. zehntneri subsp. araneispinusとされたこともありますから、もとよりD. zehntneriグループと考えられてはいたのでしょう。ブラジルの原産。

スルコレブチア・カンディアナ
Sulcorebutia candiae。スルコレブチアはウェインガルティアに吸収されたため、現在はWeingartia candiaeとなっています。レブチア、ウェインガルティア、ブロウニンギアはレブチア亜連に含まれます。

レブチア・パピリシー
非常に細かい大群生株。しかし、パピリシーとは聞き覚えがない妙な名前です。調べても過去に開催された同イベント関連でしか出てきません。名前からしてアルゼンチン原産のRebutia fabrisiiのような気がしますがどうでしょうか。

マツカナ・アウレイフローラ
Matucana aureiflora。マツカナは外見的にも他の球状のサボテンとは雰囲気が異なり、違和感があります。マツカナは柱サボテンが主であるトリコケレウス亜連に含まれ、OroyaやBorzicactus、Haageocereusと近縁とされています。オロヤは割りと似ていますが、ボルジカクタスもイボやトゲの出方などに近縁性を感じますね。ペルーの原産。

ロビビア・フェロックス
Lobivia ferox。これは、1922年にBritton & Roseが出版した『The Cactaceae』の第3巻で、エキノプシスからロビビア属を分離した時にフェロックスをロビビアに分類したわけです。しかし、後にエキノプシスとされEchinopsis feroxとされました。外見的にはロビビアというより確かにエキノプシスでしたが、Britton & Roseの記述においてはあくまでも花の特徴のみで判別しています。Britton & RoseによるEchinocereus亜連は6属あり、子房と果実にトゲがあるものをEchinocereusとAustrocactusとしました。逆に子房と果実にトゲがないもののうち、イボ上にトゲがあるものがRebutia、稜(rib)にトゲがあるもののうち小さなものをChamaecereus、大型のものをLobiviaとEchinopsisとしました。さらに、花筒が短いものをLobivia、花筒が長いものをEchinopsisとしました。
しかし、ロビビアはなかなか分類が安定しません。トリコケレウスやレブチアなど花の特徴が類似する仲間を全てエキノプシスとする流れがありましたが、結局は再分割されて行きました。ですから、最近まではロビビアは31種からなる分類群でしたが、どういうわけか再びロビビアはエキノプシスに吸収されてしまったようです。ロビビアの分類は未だに議論があるのでしょう。最終的にどうなるのでしょうか?

ブーファン・ディスティカ
ブーファン(Boophane)と呼ばれますが、正しくはBoophoneです。とは言え、これは命名者がBoophoneと書いたりBoophaneと書いたりしたために、混乱が生じたせいです。
Boophoneには毒がありますが、幻覚作用があるため呪術師が使用することもあります。南アフリカでは呪術師によりBoophoneの汁を飲んだ依頼者が錯乱して銃を乱射する事件も起きています。しかし、毒性が高いため、一歩間違えば危ないかも知れません。
ところで、Boophoneは巨大な球根を露出させて観賞しますが、野生では球根は地下に埋まっています。塊根は埋めておいた方が太りやすいのですが、Boophoneも球根は埋めておいた方が太りやすいのでしょうか?

十二の巻・スーパーゼブラ
よく育ったスーパーゼブラですね。スーパーゼブラは白い帯状に繋がった結節が高密度となる、十二の巻の選抜品種です。十二の巻自体が由来がよく分からない硬葉系ハウォルチアですが、均整のとれたロゼットはHaworthiopsis fasciataに、結節の分布はHaworthiopsis attenuataに似ます。
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