相変わらず8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。メインの食虫植物展は見終わりましたが、次の部屋であるラン室では蘭の開花ラッシュでした。本日はバスケット植えの、花がバスケットの下から咲くスタンホペアやドラクラを見ていきます。しかし、これほど沢山のドラクラを見たのは初めてです。


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Stanhopea embreei
エクアドルの原産。バスケット植えで、下方から花が咲きます。

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花は奇妙な形ですが、外側の萼片3枚と花弁3枚という蘭の花の基本形が見て取れます。蘭の花には目立つリップという大きな花弁がありますが、スタンホペアではリップに蜂などがとまるものの足場がすべるため、先端にある蕊柱に触れて受粉する仕組みです。蕊柱とは雄蕊と雌蕊が合わさったもので、写真ではリップの上に突き出した緑色の部分です。


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Stanhopea insignis 'Dark Jungle
ブラジルの原産。そういえば、スタンホペアは特定種の蜂を香りにより呼び寄せており、受粉可能性を高めているそうです。


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Dracula Vampire 'Zorba'
ドラクラ(ドラキュラ)属で「ヴァンパイア」とは狙った名前です。ドラクラにしては大型で、色合いや模様が不気味な雰囲気を醸し出しています。

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ドラクラは小さな花が多いので分かりにくいのですが、変わった構成の花です。目立つ外側の3枚は花弁ではなく萼片で、中に見えるのがリップです。他の2枚の花弁は退化して痕跡状となっています。これは、萼片で花粉媒介者にアピールし、リップは花粉媒介者が掴まる足場、あるいは蜜標(nectar guide)として機能しているということでしょう。下向きの花なので、見えない残り2枚の花弁は確かに不要です。


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Dracula bella
コロンビアの原産。

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花が猿の顔に見えることから、ドラクラの仲間はモンキーオーキッドとも呼ばれます。


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うっかり名札を見忘れました。D. sodiroiかなあとは思いますが、似た種が多いので確信はありません。なんせ、ドラクラ属は146種ありますからね。

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クラゲのような面白い形です。


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Dracula felix
エクアドルとコロンビアの原産。
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これは見事ですね。まるで、イヌセンボンタケのようです。


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Dracula severa
コロンビアの原産。


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Dracula inaequalis 'Superba'
ランプのシェードようなドラクラ感がない面白い花。コロンビアの原産。


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Dracula platycrater
コロンビアの原産。現在、D. spectrumの異名となっているようです。



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