9月に行った東京薬科大学の薬用植物園の続きです。コショウ属やショウガ科を中心に見てきましたが、本日は熱帯果樹を見ていきます。

クスノハガシワ Mallotus philippensis
カシワ(Quercus dentata)の葉には似ていませんが、クスノキ(Camphora offichinarum)のような葉のアカメガシワ(M. japanicus)という意味なのでしょう。インド、ネパールから台湾、中国南部、広く東南アジア、ニューギニア島、オーストラリアの原産。

マンゴー Mangifera indica
なかなか立派なマンゴーの木がありました。日本でもマンゴーは暖地で栽培されますが、最大の栽培地域のインドであり紀元前から栽培されていたそうです。インド、ミャンマー、タイ、中国南部の原産。

実に立派な株です。

アボカド Persea americana
アボカドは糖類が少なく脂肪分が多い変わった果樹です。人間以外の動物には毒性が高いので注意が必要です。アボカドを含むPersea(ワニナシ属)は、111種もあるそうです。中米の原産。

バナナ Musa paradisiaca var. sapientum
バナナがなっていました。植物園の温室ではバナナはよく見かけます。しかし、一般的によく見かけるバナナは自然交雑種ですから、学名は「Musa × paradisiaca」となっています。組み合わせは、マレーヤマバショウ(M. acuminata)とリュウキュウバショウ(M. balbisiana)とのことです。ちなみに、異名は沢山ありますが、代表的にはM. paradisiaca系とM. sapientum系があり、sapientumの亜種や変種のparadisiacaだったり、paradisiacaの亜種のsapientumなどの名前もあります。しかし、これらはすべて異名扱いとされています。マレーシア、フィリピンの原産。

なかなかに立派なバナナがなっています。

ユカン(油甘) Phyllanhus emblica
一見してネムノキの仲間に見えますが、コミカンソウ科とのこと。果実は食用とされるそうです。インド、バングラデシュから台湾、中国南部、東南アジアの原産。

コーラノキ Cola nitida
コラの種子にはカフェインを含みます。ニティダは代表的なコラで、種子はコーラ・ナッツと呼び、カフェインの1種であるコラチンやテオブロミンを含みます。古くからアフリカでは興奮剤とされてきました。コカ・コーラにコラの種子が用いられていたのは有名な話ですが、コラの実は高価なため使用されなくなりました。アフリカ西海岸沿いおよびマリ、コンゴの原産。

シクンシ(使君子) Quisqualis indica
かつて種子を駆虫薬としたそうです。シクンシの花は夕方に開く白い花で香りがあり、明らかに蛾媒でどうもスズメガ媒花とされているようです。しかし、やがて花色はピンク色になり最終的には赤色となります。これは、花粉媒介者をスズメガから蜂や鳥に変えているということのようです。複数の花粉媒介者による確実な受粉、あるいは花粉媒介者の増減に関わらず受粉可能性を残す策かも知れません。
インド、ネパールから台湾、中国南部、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、タンザニアの原産。分布がとても広いのですが、これは種子が浮いて海を漂流するからでしょう。しかし、それでもタンザニアに飛び地があるのが不思議です。やはり分布が広く種子が漂流するモモタマナ(Terminalia catappa)も、似たような分布でマダガスカルに飛び地があります。海流なのか古代の人流なのか気になりますね。
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クスノハガシワ Mallotus philippensis
カシワ(Quercus dentata)の葉には似ていませんが、クスノキ(Camphora offichinarum)のような葉のアカメガシワ(M. japanicus)という意味なのでしょう。インド、ネパールから台湾、中国南部、広く東南アジア、ニューギニア島、オーストラリアの原産。

マンゴー Mangifera indica
なかなか立派なマンゴーの木がありました。日本でもマンゴーは暖地で栽培されますが、最大の栽培地域のインドであり紀元前から栽培されていたそうです。インド、ミャンマー、タイ、中国南部の原産。

実に立派な株です。

アボカド Persea americana
アボカドは糖類が少なく脂肪分が多い変わった果樹です。人間以外の動物には毒性が高いので注意が必要です。アボカドを含むPersea(ワニナシ属)は、111種もあるそうです。中米の原産。

バナナ Musa paradisiaca var. sapientum
バナナがなっていました。植物園の温室ではバナナはよく見かけます。しかし、一般的によく見かけるバナナは自然交雑種ですから、学名は「Musa × paradisiaca」となっています。組み合わせは、マレーヤマバショウ(M. acuminata)とリュウキュウバショウ(M. balbisiana)とのことです。ちなみに、異名は沢山ありますが、代表的にはM. paradisiaca系とM. sapientum系があり、sapientumの亜種や変種のparadisiacaだったり、paradisiacaの亜種のsapientumなどの名前もあります。しかし、これらはすべて異名扱いとされています。マレーシア、フィリピンの原産。

なかなかに立派なバナナがなっています。

ユカン(油甘) Phyllanhus emblica
一見してネムノキの仲間に見えますが、コミカンソウ科とのこと。果実は食用とされるそうです。インド、バングラデシュから台湾、中国南部、東南アジアの原産。

コーラノキ Cola nitida
コラの種子にはカフェインを含みます。ニティダは代表的なコラで、種子はコーラ・ナッツと呼び、カフェインの1種であるコラチンやテオブロミンを含みます。古くからアフリカでは興奮剤とされてきました。コカ・コーラにコラの種子が用いられていたのは有名な話ですが、コラの実は高価なため使用されなくなりました。アフリカ西海岸沿いおよびマリ、コンゴの原産。

シクンシ(使君子) Quisqualis indica
かつて種子を駆虫薬としたそうです。シクンシの花は夕方に開く白い花で香りがあり、明らかに蛾媒でどうもスズメガ媒花とされているようです。しかし、やがて花色はピンク色になり最終的には赤色となります。これは、花粉媒介者をスズメガから蜂や鳥に変えているということのようです。複数の花粉媒介者による確実な受粉、あるいは花粉媒介者の増減に関わらず受粉可能性を残す策かも知れません。
インド、ネパールから台湾、中国南部、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、タンザニアの原産。分布がとても広いのですが、これは種子が浮いて海を漂流するからでしょう。しかし、それでもタンザニアに飛び地があるのが不思議です。やはり分布が広く種子が漂流するモモタマナ(Terminalia catappa)も、似たような分布でマダガスカルに飛び地があります。海流なのか古代の人流なのか気になりますね。
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