9月に行った東京薬科大学の薬用植物園の続きです。前回は熱帯の材をとる樹木などを見ました。今回はコショウ属(Piper)を中心に見ていきます。フウトウカズラやキンマなど、植物園の温室でコショウ属植物は見られますが、如何せん地味な存在で気が付かれないのが常です。

コショウ(胡椒) Piper nigrum
ちょうど、胡椒の実がなっていました。収穫後の加工により黒胡椒や白胡椒となります。インド原産。コショウ科。

インドナガコショウ(ヒハツ、畢撥) Piper longum
ヒハツの花が咲いていました。英語のpepper はサンスクリット語の「pippali」に由来しますか、これは本来ヒハツを指しており、取り違えがあった模様です。ですから、ヒハツが本来のペッパーだったということになります。インド、バングラデシュから中国南部、タイベトナムあたりの原産。コショウ科。

フウトウカズラ(風藤葛) Piper kadsura
常緑のつる植物。全体に香りがありますが、コショウによく似た果実は辛みがないそうです。台湾、日本、韓国の原産。コショウ科。

ヒハツモドキ(ジャワナガコショウ)
Piper retrofractum
バングラデシュから中国南部、フィリピンあたりの原産。果実は辛みがあり香辛料とされ、沖縄でも栽培され「島胡椒」などと呼ばれているそうです。コショウ科。

キンマ Piper betle
ビンロウ(ヤシ科)の実をキンマの葉で包み、石灰をまぶして噛む習慣が東南アジアを中心に広くあります。コショウ科。

タイワンフタリシズカ Chloranthus oldhamii
台湾、フィリピン原産のヒトリシズカの仲間。

ナツメヤシ(棗椰子) Phoenix dactylifera
最近、日本でもデーツの名前で、ナツメヤシの干した果実がたまに見かけます。販売されているデーツの種子を蒔くと実生が得られますが、ナツメヤシは乾燥には強いものの寒さには弱いため育てるのは大変そうです。ちなみに、高さ15〜25mになります。サウジアラビアやオマーン、パキスタン、イランあたりの原産と言われていますが、古代から栽培されてきたため、厳密な本来の自生地は分からないかも知れませんね。
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コショウ(胡椒) Piper nigrum
ちょうど、胡椒の実がなっていました。収穫後の加工により黒胡椒や白胡椒となります。インド原産。コショウ科。

インドナガコショウ(ヒハツ、畢撥) Piper longum
ヒハツの花が咲いていました。英語のpepper はサンスクリット語の「pippali」に由来しますか、これは本来ヒハツを指しており、取り違えがあった模様です。ですから、ヒハツが本来のペッパーだったということになります。インド、バングラデシュから中国南部、タイベトナムあたりの原産。コショウ科。

フウトウカズラ(風藤葛) Piper kadsura
常緑のつる植物。全体に香りがありますが、コショウによく似た果実は辛みがないそうです。台湾、日本、韓国の原産。コショウ科。

ヒハツモドキ(ジャワナガコショウ)
Piper retrofractum
バングラデシュから中国南部、フィリピンあたりの原産。果実は辛みがあり香辛料とされ、沖縄でも栽培され「島胡椒」などと呼ばれているそうです。コショウ科。

キンマ Piper betle
ビンロウ(ヤシ科)の実をキンマの葉で包み、石灰をまぶして噛む習慣が東南アジアを中心に広くあります。コショウ科。

タイワンフタリシズカ Chloranthus oldhamii
台湾、フィリピン原産のヒトリシズカの仲間。

ナツメヤシ(棗椰子) Phoenix dactylifera
最近、日本でもデーツの名前で、ナツメヤシの干した果実がたまに見かけます。販売されているデーツの種子を蒔くと実生が得られますが、ナツメヤシは乾燥には強いものの寒さには弱いため育てるのは大変そうです。ちなみに、高さ15〜25mになります。サウジアラビアやオマーン、パキスタン、イランあたりの原産と言われていますが、古代から栽培されてきたため、厳密な本来の自生地は分からないかも知れませんね。
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