8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。ウツボカズラやサラセニア、ムシトリスミレ、モウセンゴケ、ハエトリグサ、ムジナモと有名どころは見てきました。しかし、流石に植物園の展示です。上に挙げた食虫植物以外の食虫植物もありました。


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あまり見たことがない風変わりな食虫植物が並んでいました。


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Darlingtonia californica
サラセニアに似ていますが、こちらはダルリングトニア(ダーリングトニア)です。サラセニア科ですが、筒の先端が膨らんで丸まります。ダルリングトニアは消化酵素を持たないため、微生物や湧いたボウフラの排泄物を吸収しています。原始的な食虫植物です。1属1種。米国のカリフォルニア州、オレゴン州の原産。


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Heliamphora minor
こちらもサラセニア科のヘリアンフォラです。蓋が痕跡程度しかありません。種によっては消化酵素を出さないため、獲物は微生物による分解が必要とのことです。秘境として有名なギアナ高地の原産。



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Drosophyllum lusitanicum
ドロソフィルムはモウセンゴケ科とされてきましたが、分子系統による分類により1属1種のドロソフィルム科となりました。茎は木質化し高さ1mにもなります。ジブラルタル海峡を挟んだ両岸であるモロッコ、ポルトガル、スペインの原産。
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粘液が沢山見えます。


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Roridula gorgonias
高さ1mになるロリドゥラ科の低木。消化酵素を持ちません。しかし、共生しているカスミカメムシが捕獲された昆虫を捕食し、出した排泄物を吸収します。カスミカメムシは体表面の構造上、粘液にトラップされません。また、ロリドゥラは獲物を誘引しているかまだ分かっていません。南アフリカの原産。
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ハエがトラップされていますが、カメムシがいないと栄養を吸収することが出来ません。


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Catopsis berteroniana
着生アナナスの仲間ですが、食虫植物であるのはこの種のみです。原始的な食虫植物で、やはり分解酵素を持ちません。アナナス系の食虫植物は自身で水を溜めず、タンクブロメリアよろしく雨水を溜めて捕虫します。フロリダ半島からカリブ海地域、中南米の原産。


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Brocchinia hechtioides
タンクブロメリアの食虫植物。コロンビア、ガイアナ、ベネズエラの原産。



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Brocchinia reducta
こちらも、ブロキニア。食虫植物であることが確認されたブロキニアは2種あり、両種を見ることが出来ました。ブラジル北部、ガイアナ、ベネズエラの原産。
国立遺伝学的研究所がプレスリリースしている論文によると、レドゥクタは菌根菌(アーバスキュラー菌)との共生能力が低下しているとのことです。



というわけで、食虫植物展の内容は本日で終了です。普段は植物園でも見かけないような、多種多様で珍しい食虫植物を見ることが出来ました。以前、食虫植物の本を読んだことがありますが、実際に見ることが出来て良かったです。このようなイベントは実に有用ですね。さて、メインである食虫植物展はここまでですが、まだ神代植物公園の記事は続きます。多肉植物展の会場から、ラン室に入ります。真夏真っ盛りに咲くランを見ました。


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