Pencil-Stemのユーフォルビアは、最近イベントでも見かけるようになってきました。私も見かけると、ついつい買ってしまいます。我が家にも、Pencil-Stemのユーフォルビアがだいぶ増えてきたので、ちょっと生長具合を見てみましょう。


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Euphorbia aphylla
アフィラは今年は大変な勢いでした。伸び過ぎて倒れ気味です。アフィラは多肉植物は珍しいEsula亜属です。aphyllis節なんでしょうか?

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全体的に産毛が生えます。節も葉もありません。カナリア諸島の海岸沿いに生えます。


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Euphorbia schimperi
スキムペリも良い生長具合です。スキムペリもEsula亜属のaphyllis節です。紅海の両岸、アフリカ側のエリトリアとエチオピア、アラビア半島側のオマーンやサウジアラビア、イエメン、ソコトラ島に分布します。
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葉は結構しっかりしています。


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Euphorbia appariciana
アパリキアナはどうも生長がイマイチです。入手からあまり生長していません。根張りがあまり良くないのが原因かも知れません。アパリキアナは雑草が多いChamaecyce亜属です。どうやらCrossadenia節となるようです。ブラジル原産ですが、南米に分布する夜光キリンの仲間とは近縁ではありません。
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節はありますが葉はありません。葉はありませんが葉の痕跡があります。この葉の位置でribが収束するパターンは、Pencil-StemのEuphorbia亜属でも見られますから、ユーフォルビアで起きやすい形態なのかも知れません。


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Euphorbia antisyphilitica
アンティシフィリティカは生長はイマイチでした。去年の生長が良かったので、根詰まり気味なのかも知れません。Chamaecyce亜属ですが、こちらはAlectopoctonum節です。Pencil-Stemのユーフォルビアには珍しく北米産。米国とメキシコに分布します。
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生長している芽には短命な小さな葉がつきます。もはや、葉としての機能を果たさないくらい退化しています。
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全身が蝋で覆われます。強い日照に対する適応なのかも知れません。アンティシフィリティカからとれる蝋は昔から利用されてきましたが、工業化の進展に従いあまり利用されなくなりました。しかし、最近は食品関連や化粧品などの原料としての利用があるようです。


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Euphorbia attastoma
アタストマは急激に伸びて、倍以上の長さになりました。Euphorbia亜属の新世界に分布するNew World Cladeです。夜光キリン(E. phosphorus)に代表されるBrasilienses節となります。アタストマはブラジルに分布します。
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肋(rib)が非常に多く筋状となります。
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節はありませんが、痕跡のような葉があります。


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Euphorbia sipolisii
シポリシイは去年はイマイチでしたが、今年はよく育っています。シポリシイもEuphorbia亜属のBrasilienses節です。ブラジルに分布します。
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シポリシイはribが少なく角張った外見となります。
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痕跡状の葉があります。


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Euphorbia heterodoxa
ヘテロドクサはよく茂っています。やや日焼け気味になりましたが、峠は越えました。Euphorbia亜属のStachydium節ですが、これはBrasilienses節の姉妹群です。
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ヘテロドクサの葉は大きく、主たる光合成の場は葉なのでしょう。
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節はありませんが、葉の痕跡が残ります。


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Euphorbia weberbaueri 
ウェベルバウエリは春先に外に出した途端に日焼けしてしまいましたが復活しました。ウェベルバウエリはEuphorbia亜属のEuphorbiastrum節に分類されます。Euphorbiastrum節はNew World Cladeですが、Brasilienses節やStachydium節とはやや離れた系統です。

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短命な痕跡状の葉があります。


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Euphorbia pteroneura
プテロネウラは勢いがあります。生長期には葉がありますが、冬には葉を落とします。プテロネウラもEuphorbia亜属のEuphorbiastrum節です。
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葉は大きくしっかりとしています。
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ribはあまりはっきりしません。葉の主脈は白い筋に見えます。これは毒性のある乳液の存在をアピールしている可能性もあります。


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Euphorbia alluaudii subsp. alluaudii
亜種アルアウディイは日焼け気味で、ここ2年ほどは黄色っぽい色合いで、生長しませんでした。しかし、今年は復活しよく生長しています。Euphorbia亜属の旧世界に分布するOld World Cladeに分類されます。Deuterocalli節に属しますが、E. hedyotoidesを含むDenisophorbia節と姉妹群です。ちなみに、Deuterocalli節 + Denisophorbia節は花キリン類(Goniostema節)と姉妹群です。マダガスカルの原産。
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ribがなくつるりとした幹に、小さな短命な葉が沢山つきます。ちなみに、亜種アルアウディイはなぜか亜種オンコクラダの名前で流通しています。


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Euphorbia alluaudii subsp. onchoclada
亜種オンコクラダもかなり伸びました。亜種オンコクラダは膨らんだ幹を持ちます。マダガスカルの原産。
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新しい幹は亜種アルアウディイとよく似ています。


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Euphorbia cryptospinosa
クリプトスピノサはよく伸びていたのですが、水やりをしていた時にうっかり折っていまいました。折れた穂先は挿しておいたのですか、どうやら活着したようです。既に枝が伸び始めています。問題は元の方で、枝分かれせずに新たな枝が伸びています。また折れそうで怖いですね。
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新芽はアスパラガスに似ていますが、直ぐに脱落する痕跡状の葉があります。
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特徴的な幹の模様。クリプトスピノサは他のPencil-Stemのユーフォルビアと違い、柱サボテン状のユーフォルビアに近縁な仲間です。つまりは、Euphorbia亜属のEuphorbia節です。


というわけで、集めたPencil-Stemのユーフォルビアはこんなところです。Pencil-Stemのユーフォルビアは好きですが、イベントで購入するだけで積極的に集めていません。あくまでも、イベントでの偶発性に期待しています。そういえば、Pencil-Stemのユーフォルビアの代表格であるミルクブッシュ(アオサンゴ、ミドリサンゴ、E. tirucalli)は持っていません。つまりは、Euphorbia亜属のOld World Clade、Tirucalli節ですね。先日のBBでソコトラ島産のE. arbusculaを入手しましたが、これが初めてのTirucalli節でした。よくよく考えたら、ミルクブッシュは園芸店で室内インテリア用にデカい鉢に植わってるパターンが多いからかも知れません。なんだか、手を出しにくい雰囲気があります。


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