そろそろ植物園に行きたいところですが、この暑さですから温室はさぞしんどいだろうと躊躇するところです。しかし、屋外メインならまだ何とかということで、小石川植物園に行ってきました。通称・小石川植物園、正式には東京大学大学院理学系研究科附属植物園ですが、一般的には通称で通っていますし東京大学の案内も小石川植物園です。
開場する9時頃に入口に到着しましたが、朝から29℃と暑い1日でした。入口で500円の入場券を購入し、受付のおばちゃんらの行ってらっしゃいの声を聞きながら進みます。

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センジュラン(千寿蘭) Yucca aloifolia
まず目に入るのが、ユッカの大群落です。丈夫で冬の寒さにも強いため、庭にも植栽されます。


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キンポウラン(金宝蘭) Yucca aloifolia f. marginata
斑入りのセンジュラン。



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ソテツ(蘇鉄) Cycas revoluta
こちらは、「精子発見の蘇鉄」。裸子植物である蘇鉄に精子があることを、1896年に当時東京大学の助教授であった池野成一郎により世界で初めて発見しました。これは、世界的な業績です。

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覗き込むと花が見えました。


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染井吉野 Cerasus × yedoensis
立派な染井吉野がありました。染井吉野は桜の代表的な園芸品種です。染井吉野の寿命は短いと言われますが、街路樹とは異なり植物園では巨大化しますね。環境が良いからでしょうか。ちなみに、何故かCerasus属となっていますが、一般的にはPrunus属ですよね。
話は変わって、染井吉野と言えば韓国が起源を主張しています。しかし、染井吉野は江戸時代に作出された園芸品種なので、園芸品種が古来から韓国に生えていたという主張は無理があります。さらに言えば、論争は桜は1種しかないような雰囲気で主張されますが、実際には桜の仲間は世界中に広く分布し数百もの種類がありますから、起源を主張する意味はそもそもありません。それぞれの地域に異なる種が分布する。それだけです。


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Podocarpus sp.
名前は分かりませんが、優美な槙がありました。
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イヌマキ(犬槙、Podocarpus macrophyllus)やコウヤマキ(高野槙、Sciadopitys verticillata)とは明らかに異なります。海外の槙なのでしょう。この槙がある小道から西に入ります。


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中は鬱蒼としており、都会の喧騒は届きません。鳥の鳴き声と虫の音だけが響きます。アオキ(青木、Aucuba japonica)とシュロ(棕櫚、Trachycarpus fortunei)が沢山生えていますが、これらは鳥により運ばれた種子に由来するものでしょう。


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ウラシマソウのネームプレートがありますが、笹とイヌビワ(犬枇杷、Ficus erecta)に占拠されています。イヌビワはやはり鳥により運ばれて増えているようです。これは、ホソバイヌビワと呼ばれるタイプでしょうか。


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ゆっくりと森の中を進みます。


というわけで、小石川植物園に行ってきました。都内とは思えぬ広い森林があり、散策するのに最適ですね。温室をゴール地点と定め、ゆっくり1周していきます。小石川植物園の記事は続きます。


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