6月に入りましたが、6月の花というと紫陽花か花菖蒲あたりになるようです。紫陽花はともかく、花菖蒲はあまり見かけないので見に行こうということになりました。千葉や茨城に巨大な菖蒲園があるようですが、かなり遠いため、近場の堀切菖蒲園へ行ってきました。北千住から浅草方面の東武線に乗り次の駅の牛田駅で京成関屋駅に乗り換えて、成田空港方面の電車に乗った次の駅が堀切菖蒲園駅です。

堀切菖蒲園は堀切菖蒲園駅から徒歩10分程度です。花菖蒲のシーズン中は駅からの道順が、矢印の書かれた看板で示されていますから、道に迷うこともありません。


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駅のホームにも提灯がかかっていました。


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駅から堀切菖蒲園まではこのような幟やぼんぼりがあります。


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歩道には花菖蒲のタイルが敷かれています。


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遊歩道にも花菖蒲。


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堀切菖蒲園へ到着。ちょっとしたお祭りで、入口の前には屋台が出ていました。


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花菖蒲ではなくて先ずは淡い色合いの紫陽花がお出迎え。


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見渡す限りの花菖蒲。
花菖蒲の学名はIris ensataですが、野生種であるノハナショウブ(I. ensata var. spontanea)を改良したものとされています。しかし、現在はI. ensataには変種はなく、ノハナショウブも園芸種の花菖蒲も同じ学名です。I. ensataはロシア沿岸から日本、中国、アッサムと野生種の分布は広大です。

撮影はそれほどしていないので、あくまでも極一部に過ぎません。私も花菖蒲の園芸品種に詳しくはないので、適当に見ていきましょう。


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御所遊(江戸古花)
花菖蒲の園芸品種は大きく分けて、江戸系、伊勢系、肥後系、長井系、外国系などに分けられるそうです。江戸系は変化に富み多様で、伊勢系は花弁が垂れ、肥後系はボリュームがあるそうです。長井系は山形県長井市にある古品種群とのことです。江戸古花は江戸時代に育成された品種で、主に江戸の堀切で栽培されました。



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初霜(江戸古花)


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名札を見るのを忘れました。


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寛政(江戸古花)


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長生殿(江戸古花)


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石橋(江戸古花)


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松葉重(江戸古花)


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見渡してもすべてが花菖蒲。


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万里の雫(江戸古花)


というわけで、堀切菖蒲園に行ってきました。これほど沢山の花菖蒲を見たのは初めてです。都内で行きやすく、管理がしっかりしていますから、おすすめします。通路は舗装されており、水辺の植物ですが泥濘むこともありません。道幅もあるため混雑しないのも良い点です。着物姿の人もちらほら来ていて、なかなか風情がありました。また、訪れたいと思います。


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