3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。記事の更新間隔が空き過ぎて、未だに終わりません。さて、熱帯資源植物温室の続きですが、つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会、らん友会龍ケ崎といった愛好家団体の育てた素晴らしい蘭を見ていきます。

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Arpophyllum giganteum
一見して蘭に見えないアルポフィルムです。小さな苗から始めて、なんと16花茎も咲かせるまで育て上げたそうです。確かにお見事。

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よく見ると、一輪一輪は蘭の花の形をしています。

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Den. smillieae fma. album
大型の蘭ですが、実に奇妙な花を咲かせています。
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とても不思議な形状です。「fma. album」とありますが、「album」は白いことを表しています。「fma.」は「forma」の略ですが、一般的には「f.」の方が馴染みがあるような気がします。この場合、「fma.」は品種ですから、Dendrobium smillieaeの花が白い品種ということになります。

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Baptistonia echinata
初めて見る蘭です。垂れ下がり沢山の花をつける面白い蘭ですね。調べてみましたが、旧・Onc.系みたいです。しかし、Gomesaに吸収されてしまったようで、Baptistoniaは消滅した模様。

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Comp. Oberhausen
Onc.系の形の花は基本的に黄色いので、Comparettiaの紅色は非常に目を引きますね。OberhausenはComp.同士の交配種とのこと。


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こちら温室内のバナナの花。蘭展なので中々目線が上に向きませんが、見どころはあちこちにあります。

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中央の広場の樹木に花が咲いていました。
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トサミズキ(Corylopsis spicata)でした。

というわけで、3月に行った筑波実験植物園のつくば蘭展の記事は今回で終了です。しかし、蘭展とは関係ないサバンナ温室も見てきましたから、次回で最後です。今は忙しくて遠出は難しいのですが、手が空いたら植物園に出かけましょう。


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