2月に行った筑波実験植物園の記事も本日で最後です。前回は熱帯雨林温室に入り上から見ていましたが、今回は階段を降りて1階を廻りました。

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湿潤なジャングルの林床といった雰囲気です。

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キョチク(巨竹) Dendrocalamus giganteus
高さ30m、直径30cmになる世界最大の竹。そういえば、夢の島熱帯植物館ではゾウタケ(ダイマチク)という和名でしたね。

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ジャワムカゴコンニャク
Amorphophallus oncophyllus

アンダマン諸島原産の珍しいコンニャク。ちょうど、実が出来たタイミングでした。
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この茎の模様の鮮烈さは目を引きます。

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ショクダイオオコンニャク
Amorphophallus titanum

ショクダイオオコンニャクがなかなか巨大に育っています。花に遭遇したことはありませんが、集合花としては世界最大の花を咲かせます。

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Macropiper latifolium
葉を見た瞬間、ピペル(コショウ属)かと思いましたが、マクロピペルでした。しかし、マクロピペル属はピペル属に吸収されたため、現在はPiper latifoliumとなっています。
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よく見ると果穂が出ていました。いかにもピペルらしい花です。

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Rhaphidophora cryptantha
ニューギニア原産の着生アロイドです。樹の幹に着生していますが、湿潤な熱帯では着生は一般的な生態様式です。熱帯の林床は暗いので日本のように藪にはなりにくく、アロイドなど耐陰性がある植物が優先します。林床より光が欲しい植物は、つるを伸ばして登攀したり着生したりして、より高い位置で育ちます。


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Angiopteris pruinosa
リュウビンタイの仲間。このような巨大なリュウビンタイは、熱帯資源温室ではナンヨウリュウビンタイ(A. evecta)、夢の島熱帯植物館ではホソバリュウビンタイ(A. palmiformis)を見ましたが、A. pruinosa初めて見ました。

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立派な塊根があります。

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シナマンサク Hamamelis mollis
丁度、シナマンサクが満開でした。寒いこの時期(※2月末)に咲く貴重な花です。

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つくば蘭展の開催を告げるポスターがありました。ポスターで初めてイベント開催を知りましたが、これは是非行きたいですね。ということで、つくば蘭展は最終日近くに見に行きました。次回からはつくば蘭展の記事をお送りします。


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