前回に引き続き夢の島熱帯植物館へ行った話です。温室に入りましたが、まだ入ったばかりのところで終わっていましたね。今回はグイグイ進みます。
ヒカゲヘゴ Cyathea lepifera
奄美大島以南に自生する木性シダ。ヘゴは大型で見栄えし優美なため、温室には欠かせない植物です。現在はSphaeropteris lepiferaとされているようです。SphaeropterisはCyathea属内の亜属でしたが、遺伝子解析の結果により分離・独立しました。
ゾウタケ(ダイマチク) Dendrocalamus giganteus
高さ30m、直径30cmになる最大の竹とのことです。見上げる高さでした。しかし、植物園の温室で竹は割りと珍しいですね。
驚いたのはこの棹の太さです。写真だとイマイチ伝わりませんが…
サキシマスオウノキ Heritiera littoralis
盤根が発達することで有名で、マングローブ林などで体を支える働きがあるとされているようです。ちなみに、「先島」とは宮古列島と八重山列島を合わせた地域を指します。とはいえ、種子は海流に乗り拡散されるため、分布はポリネシアやインド洋岸までととても広いものです。
盤根も少しできていました。
オヒルギ Burguiera symnorhiza
マングローブ林の構成樹木です。湿地帯が造成されている温室では必ず植えられています。やはり、こちらも海流散布されるため、分布は広大です。
Heliconiaですかね? 小型ですが、スッキリとした形で色合いも良いですね。
ミミモチシダ Acrostichum aureum
マングローブ林に生える巨大な水生シダです。神代植物公園でも見かけました。
葉は革質で巨大。
ハナチョウジ Russelia equisetiformis
わさわさ生えていますが、ハナチョウジは日本でも暖地なら野外に植えられるそうです。Cyrtanthusのような雰囲気の面白い花が咲きます。
カトレアが沢山咲いていましたが、実に良い香りがしました。ちょうど洋ランの花期だったみたいです。
こちらはオンシジウム。
コチョウランも可愛らしいですね。
このように着生シダが何気なく生態展示されています。
滝の裏側を通ります。飛沫が少しかかるダイナミックな仕様。
ホソバリュウビンタイ Angiopteris palmiformis
南方系のリュウビンタイですが、より巨大に育ちます。葉は見上げる高さです。そういえば、新宿御苑の温室で異様に巨大なリュウビンタイがありましたが、ホソバリュウビンタイだったのでしょうか?
塊根は見えづらいですのですがやはり巨大。
クロツグ Arenga engleri
南西諸島や台湾に分布する小型のヤシ。観賞用に適したタイプではないせいか、あまり栽培されないヤシです。調べてみたら、南西諸島原産のクロツグは2006年にArenga ryukyuensisとして独立したようです。よって、A. engleriは台湾に自生する種に対する学名になります。
マンゴー Mangifera indica
残念ながら実はありませんでしたが、立派なマンゴーの樹です。筑波実験植物園では鉢植えのマンゴーに小さな青い実がついていましたから、割と若いうちから結実するのかも知れません。
ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys
花期ではないので目立ちませんが、かなり大規模なヒスイカズラです。花が咲けば見応えがあるでしょうね。神代植物公園では間近で花を見ることが出来ました。オオコウモリが受粉するという面白い生態の植物でもあります。
パナマソウ Carludovica palmata
パナマノキを見るのは筑波実験植物園に続いて2回目。ヤシのようにも見えますが、実はタコノキに近縁なグループです。実に奇妙な植物ですが、その不思議な花を一度見てみたいものです。
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ヒカゲヘゴ Cyathea lepifera
奄美大島以南に自生する木性シダ。ヘゴは大型で見栄えし優美なため、温室には欠かせない植物です。現在はSphaeropteris lepiferaとされているようです。SphaeropterisはCyathea属内の亜属でしたが、遺伝子解析の結果により分離・独立しました。
ゾウタケ(ダイマチク) Dendrocalamus giganteus
高さ30m、直径30cmになる最大の竹とのことです。見上げる高さでした。しかし、植物園の温室で竹は割りと珍しいですね。
驚いたのはこの棹の太さです。写真だとイマイチ伝わりませんが…
サキシマスオウノキ Heritiera littoralis
盤根が発達することで有名で、マングローブ林などで体を支える働きがあるとされているようです。ちなみに、「先島」とは宮古列島と八重山列島を合わせた地域を指します。とはいえ、種子は海流に乗り拡散されるため、分布はポリネシアやインド洋岸までととても広いものです。
盤根も少しできていました。
オヒルギ Burguiera symnorhiza
マングローブ林の構成樹木です。湿地帯が造成されている温室では必ず植えられています。やはり、こちらも海流散布されるため、分布は広大です。
Heliconiaですかね? 小型ですが、スッキリとした形で色合いも良いですね。
ミミモチシダ Acrostichum aureum
マングローブ林に生える巨大な水生シダです。神代植物公園でも見かけました。
葉は革質で巨大。
ハナチョウジ Russelia equisetiformis
わさわさ生えていますが、ハナチョウジは日本でも暖地なら野外に植えられるそうです。Cyrtanthusのような雰囲気の面白い花が咲きます。
カトレアが沢山咲いていましたが、実に良い香りがしました。ちょうど洋ランの花期だったみたいです。
こちらはオンシジウム。
コチョウランも可愛らしいですね。
このように着生シダが何気なく生態展示されています。
滝の裏側を通ります。飛沫が少しかかるダイナミックな仕様。
ホソバリュウビンタイ Angiopteris palmiformis
南方系のリュウビンタイですが、より巨大に育ちます。葉は見上げる高さです。そういえば、新宿御苑の温室で異様に巨大なリュウビンタイがありましたが、ホソバリュウビンタイだったのでしょうか?
塊根は見えづらいですのですがやはり巨大。
クロツグ Arenga engleri
南西諸島や台湾に分布する小型のヤシ。観賞用に適したタイプではないせいか、あまり栽培されないヤシです。調べてみたら、南西諸島原産のクロツグは2006年にArenga ryukyuensisとして独立したようです。よって、A. engleriは台湾に自生する種に対する学名になります。
マンゴー Mangifera indica
残念ながら実はありませんでしたが、立派なマンゴーの樹です。筑波実験植物園では鉢植えのマンゴーに小さな青い実がついていましたから、割と若いうちから結実するのかも知れません。
ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys
花期ではないので目立ちませんが、かなり大規模なヒスイカズラです。花が咲けば見応えがあるでしょうね。神代植物公園では間近で花を見ることが出来ました。オオコウモリが受粉するという面白い生態の植物でもあります。
パナマソウ Carludovica palmata
パナマノキを見るのは筑波実験植物園に続いて2回目。ヤシのようにも見えますが、実はタコノキに近縁なグループです。実に奇妙な植物ですが、その不思議な花を一度見てみたいものです。
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