いよいよ寒くなって来ましたが、いつ多肉植物たちを室内に取り込むのか思案中です。いつも、ぎりぎりまで粘ってバタバタ取り込むのが毎度恒例となっています。さて、そんなこんなで、本日も我が家の多肉植物たちを少しご紹介しましょう。

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Euphorbia clavigera
クラビゲラは育ってはいますが、なかなか枝が伸びません。もっとぐんぐん育ってほしいですね。
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塊根はよく太っているようです。

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Aloe spectabilis
スペクタビリスはなかなか大きくなりません。BBのオマケでいただいたものですが、かなりの巨大種ということです。まあ、育ったら育ったで持て余しそうです。
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いいトゲが出ています。

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Zamia integrifolia
インテグリフォリアは今年は非常に良い葉が出ました。去年はまさかの尺取虫に齧られるという蘇鉄にあるまじき失態を犯しましたから、まったくもって嬉しい限りです。
インテグリフォリアは一般的にはZ. floridanaの名前で販売されていますが、これは誤りということになります。とはいえ、正しいとされるZ. integrifoliaという名前は曰く付きです。von Linneの息子さん(Linne filius)が命名しましたから非常に古い名前なのですが、実はZ. pumilaと区別出来ていないのではないかという疑惑があるのです。ただし、Z. floridanaの命名より前に命名されたZ. integrifolia以外の名前がいくつもあるため、Z. integrifoliaの正統性がどうであれ、Z. floridanaが採用されることはありません。

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Tulista pumila var. ohkuwae
このツリスタはなかなかにして悩ましい存在です。入手した時のラベルには「Tulista pumila (ohkuwai) GM 602」とありました。「GM 602」はフィールドナンバーで、野生個体の由来であることを示します。しかし、残念ながらGM 602の詳細な情報はよく分かりません。GMはGM 602を採取したGerhard Marxを指しますが、Gerhard Marxが採取した他のプミラはHaworthia pumilaとされています。Tulista属はかつてはHaworthia属で、分離独立しましたが、おそらくGerhard MarxがGM 602を採取したのはTulista属誕生前のような気がします。ですから、GM 602もフィールドナンバーの情報としてはHaworthiaだったのではないでしょうか。ちなみに、プミラがツリスタ属とされたのは2013年のことです。さらに、(ohkuwai)とありますが、これも問題です。先ずはこの括弧表示の意味からです。2006年にHaworthia ohkuwaeが記載されましたが、Tulista pumila var. ohkuwaeとされたのは2016年と割りと最近です。GM 602は採取された時、単にH. pumilaとされたのではないでしょうか。まとめると、Gerhard Marxにより採取された時には、Haworthia pumila GM 602とされ、後にTulistaへ変更され、この個体がvar. ohkuwaeであることが判明したという流れです。どうでしょうかね? 何言ってんだこいつは、と思われるかも知れませんが…。ちなみに、ohkuwaeがohkuwaiと表記されているのは、2018年の国際命名規約の変更によるもので、様々な植物の名前の語尾が変更されたようです。

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Hawortiopsis coarctata var. tenuis
コアルクタタ亜種テヌイス、要するに九輪塔のタイプ違いです。割りと小型で可愛らしい感じがします。今年は割りとよく育ちました。

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Aloiampelos gracilis
ヤブ状に育つ旧・アロエ属のアロイアンペロス属のグラキリスです。最近はこんなものも販売されています。

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Aloiampelos tenuior
こちらもアロイアンペロスです。「青々錦」という名前もあります。下葉が枯れて見苦しい感じです。もうちょい、水を多めでもいいのかも知れません。


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