新刊というか、気になる特集を組んでいる雑誌がありましたのでご紹介します。それは、「生物の科学 遺伝」(NTS)という雑誌のVol.78、2024年のNo. 5にあたる、特集「バラ研究最前線」です。植物園にはバラ園があるのは一般的で、シーズンにはバラ展も催されます。私も植物園へ行きますし、バラ展も楽しみました。ここで少しバラについて知っておくのも悪くないと思い、読んでみることにしました。
なんと言っても、バラの花の写真が沢山掲載されていますから、眺めているだけで楽しくはありますが、内容もなかなか興味深いものでした。まず「バラの自然史」では、野生のバラの由来と交配の歴史が語られます。次いで「バラの育種」では、国際的な育種のトレンドや、日本のバラ育種の歴史、近年の優れたバラの品種などが写真付きで解説されます。「青いバラを目指して」では遺伝子導入による青いバラの誕生について化学的に解説し、「バラのゲノム解読と遺伝子の研究」では四季咲きや八重咲きなどの原因遺伝子の特定などが解説されます。この2つのトピックは割りと専門的な内容でした。最後は「バラの香り」で、様々な香り成分があり、それらがどのような香りであるか解説されます。また、品種ごとの香りについても解説があり、バラ園で実際に香りを嗅いでみたくなりました。
さて、特集以外にも記事はありますが、気になったのは「ソテツ精子発見と池野成一郎博士」という記事で、ソテツの精子の発見の経緯が述べられています。ソテツはイチョウと同じく、種子植物でありながら精子を持つ面白い植物です。イチョウの精子発見は当時としては驚くべきニュースでしたが、ソテツの精子発見もほぼ同時期であることを初めて知りました。ソテツ好きとして、中々にして感銘を受けるものがありました。
バラを売りにしてバラ展やバラフェスタを開催する植物園は割りとあり、バラ専門のバラ園もあります。今号を読んでバラを見に行きたくなりました。とりあえずは、一番馴染みがある神代植物公園の秋のバラフェスタでしょうか? スケジュールが合えば、観て嗅いで撮影してこようと思います。知識があれば、楽しみは倍増します。皆様も本誌を手に、植物園へ行ってみるのはいかがでしょうか?
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なんと言っても、バラの花の写真が沢山掲載されていますから、眺めているだけで楽しくはありますが、内容もなかなか興味深いものでした。まず「バラの自然史」では、野生のバラの由来と交配の歴史が語られます。次いで「バラの育種」では、国際的な育種のトレンドや、日本のバラ育種の歴史、近年の優れたバラの品種などが写真付きで解説されます。「青いバラを目指して」では遺伝子導入による青いバラの誕生について化学的に解説し、「バラのゲノム解読と遺伝子の研究」では四季咲きや八重咲きなどの原因遺伝子の特定などが解説されます。この2つのトピックは割りと専門的な内容でした。最後は「バラの香り」で、様々な香り成分があり、それらがどのような香りであるか解説されます。また、品種ごとの香りについても解説があり、バラ園で実際に香りを嗅いでみたくなりました。
さて、特集以外にも記事はありますが、気になったのは「ソテツ精子発見と池野成一郎博士」という記事で、ソテツの精子の発見の経緯が述べられています。ソテツはイチョウと同じく、種子植物でありながら精子を持つ面白い植物です。イチョウの精子発見は当時としては驚くべきニュースでしたが、ソテツの精子発見もほぼ同時期であることを初めて知りました。ソテツ好きとして、中々にして感銘を受けるものがありました。
バラを売りにしてバラ展やバラフェスタを開催する植物園は割りとあり、バラ専門のバラ園もあります。今号を読んでバラを見に行きたくなりました。とりあえずは、一番馴染みがある神代植物公園の秋のバラフェスタでしょうか? スケジュールが合えば、観て嗅いで撮影してこようと思います。知識があれば、楽しみは倍増します。皆様も本誌を手に、植物園へ行ってみるのはいかがでしょうか?
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