今日は何となくアロエ特集です。小型のアロエが好みなので、コンパクトなものがほとんどです。

Aloe saundersiae (Reynolds) Reynolds, 1947
シャープな葉のサウンデルシアエです。群生するタイプのようです。最初は1936年にLeptaloeとされたアロエです。湿った草地に生えるそうですが、家畜の踏みつけなどにより減少しているそうです。南アフリカ原産の絶滅危惧種。

Aloe parvula A.Berger, 1908
女王錦と言う名前もあるパルヴラです。トゲがなくニクイボに覆われますが、何となくクモヒトデを連想させます。ちなみに、異名としてA. sempervivoides、さらにLemeeaとされたこともあります。マダガスカル原産。

Aloe calcairophila Reynolds, 1960
アロエは子苗のうちは二列性ですが、育つと回転し始めます。しかし、カルカイロフィラは二列性のまま育つ珍しいアロエです。しかし、せっかくの強いトゲは内向きで、あまり役にたっていなそうです。そう言えば、多肉植物のイベントでカルカイロフィラは最近では割と見かけますね。ちなみに、Guillauminiaとされたこともあります。マダガスカル原産。

Aloe fragilis Lavranos & Roosli, 1994
美しい斑が入るフラギリスです。ワシントン条約の附属書Iに記載されており、国際取引が規制されています。マダガスカルの小型アロエ。

Aloe bakeri Scotto Elliot, 1891
バケリはやや生気がありません。強光や暑さにあまり強くない印象です。バケリは野生絶滅種ですが、栽培された個体が維持されています。石材採取のために自生地が破壊されてしまいました。Guillauminiaとされたことがあります。ちなみに、1902年にA. bakeri Hook.f. ex Bakerと言う同名のアロエが記載されましたが、これはA. percrassaの異名となっています。マダガスカル原産の岩性種。

Aloe florenceae Lavranos & T.A.McCoy, 2004
マダガスカル原産の高地性アロエですが、特別に夏に弱いと言うわけではないようです。青白く均整のとれた姿の美しいアロエです。花は黄色で甘い香りがあります。2004年に記載された割と新しいマダガスカル原産のアロエ。

Aloe descoingsii Reynolds, 1958
デスコイングシイは最小のアロエと言われていますが、葉が短いだけで幅はありますから何やら寸詰まりに見えます。我が家のデスコイングシイは葉が枯れがちなんですよね。もっと湿っぽくするべきでしょうか。ちなみに、Guillauminiaとされたことがあります。

Aloe albiflora Guillaumin, 1940
アロエには珍しく白い花を咲かせるアルビフロラです。「雪女王」の名前もあります。このように細長い葉を持つ小型アロエはいくつかありますが、アルビフロラは葉が立ち上がります。ちなみに、Guillauminiaとされたことがあります。

Aloe haworthioides Baker, 1887
有名な小型アロエのハウォルチオイデスです。葉の長さではなく1枚あたりの葉の質量では、アロエの中でも最小かも知れません。トゲはなく毛に覆われます。とても丈夫で育てやすい小型アロエです。乾季には完全に乾燥するらしく、かなり乾燥には強いみたいです。ちなみに、AloinellaあるいはLemeeaとされたことがあります。

Aloe thompsoniae Groenew., 1936
トンプソニアエはやや萎みがちかも知れません。高地の雲霧林に生えるため、湿気を好む可能性があります。トンプソニアエはトンプソン夫人により発見されたアロエです。極僅かにトゲがありますが、目立たずあまりアロエに見えません。南アフリカ原産。

Aloe fleuretteana Rauh & Gerold, 2000
フレウレテアナの花茎が伸びて来ました。日を浴びて美しく色付いています。2000年に記載されたマダガスカル原産の小型アロエ。

Aloe bergerii?
こちらは正体不明の謎のアロエです。A. bergeriiなる聞いたことがない名札がついていました。1番近いのは、多分Aloe bergerianaですけど、これは旧コルトリリオンですから明らかに違いますよね。外見的にはA. albifloraに少しだけ似ていますが、調べるとA. albifloraに似ているアロエとして、Aloe bellatulaが挙げられていました。まあ、私の謎アロエと割と似ています。A. bergeriiはA. bellatulaの誤記かも知れません。しかし、謎アロエは葉の上面が割と平らで溝がほとんど入らないように見えます。まあ、生育環境や個体差がありますから、ちょっと判断が難しいですね。あと、Aloe perrieriも似ています。さらに言えば、A. perrieriに似たAloe aff. perrierはかなりそっくりです。まあ、写真映りが良いだけと言う可能性もあります。とにかく、開花したらわかるかも知れませんね。長々と迷推理を展開してきましたが、結局は交配種かも知れませんから、このような札落ち品に名前をつけてヤフオクとかに流すのはご法度。どれほど詳しくてもシロウトの鑑定なんて当てになりませんからね。
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Aloe saundersiae (Reynolds) Reynolds, 1947
シャープな葉のサウンデルシアエです。群生するタイプのようです。最初は1936年にLeptaloeとされたアロエです。湿った草地に生えるそうですが、家畜の踏みつけなどにより減少しているそうです。南アフリカ原産の絶滅危惧種。

Aloe parvula A.Berger, 1908
女王錦と言う名前もあるパルヴラです。トゲがなくニクイボに覆われますが、何となくクモヒトデを連想させます。ちなみに、異名としてA. sempervivoides、さらにLemeeaとされたこともあります。マダガスカル原産。

Aloe calcairophila Reynolds, 1960
アロエは子苗のうちは二列性ですが、育つと回転し始めます。しかし、カルカイロフィラは二列性のまま育つ珍しいアロエです。しかし、せっかくの強いトゲは内向きで、あまり役にたっていなそうです。そう言えば、多肉植物のイベントでカルカイロフィラは最近では割と見かけますね。ちなみに、Guillauminiaとされたこともあります。マダガスカル原産。

Aloe fragilis Lavranos & Roosli, 1994
美しい斑が入るフラギリスです。ワシントン条約の附属書Iに記載されており、国際取引が規制されています。マダガスカルの小型アロエ。

Aloe bakeri Scotto Elliot, 1891
バケリはやや生気がありません。強光や暑さにあまり強くない印象です。バケリは野生絶滅種ですが、栽培された個体が維持されています。石材採取のために自生地が破壊されてしまいました。Guillauminiaとされたことがあります。ちなみに、1902年にA. bakeri Hook.f. ex Bakerと言う同名のアロエが記載されましたが、これはA. percrassaの異名となっています。マダガスカル原産の岩性種。

Aloe florenceae Lavranos & T.A.McCoy, 2004
マダガスカル原産の高地性アロエですが、特別に夏に弱いと言うわけではないようです。青白く均整のとれた姿の美しいアロエです。花は黄色で甘い香りがあります。2004年に記載された割と新しいマダガスカル原産のアロエ。

Aloe descoingsii Reynolds, 1958
デスコイングシイは最小のアロエと言われていますが、葉が短いだけで幅はありますから何やら寸詰まりに見えます。我が家のデスコイングシイは葉が枯れがちなんですよね。もっと湿っぽくするべきでしょうか。ちなみに、Guillauminiaとされたことがあります。

Aloe albiflora Guillaumin, 1940
アロエには珍しく白い花を咲かせるアルビフロラです。「雪女王」の名前もあります。このように細長い葉を持つ小型アロエはいくつかありますが、アルビフロラは葉が立ち上がります。ちなみに、Guillauminiaとされたことがあります。

Aloe haworthioides Baker, 1887
有名な小型アロエのハウォルチオイデスです。葉の長さではなく1枚あたりの葉の質量では、アロエの中でも最小かも知れません。トゲはなく毛に覆われます。とても丈夫で育てやすい小型アロエです。乾季には完全に乾燥するらしく、かなり乾燥には強いみたいです。ちなみに、AloinellaあるいはLemeeaとされたことがあります。

Aloe thompsoniae Groenew., 1936
トンプソニアエはやや萎みがちかも知れません。高地の雲霧林に生えるため、湿気を好む可能性があります。トンプソニアエはトンプソン夫人により発見されたアロエです。極僅かにトゲがありますが、目立たずあまりアロエに見えません。南アフリカ原産。

Aloe fleuretteana Rauh & Gerold, 2000
フレウレテアナの花茎が伸びて来ました。日を浴びて美しく色付いています。2000年に記載されたマダガスカル原産の小型アロエ。

Aloe bergerii?
こちらは正体不明の謎のアロエです。A. bergeriiなる聞いたことがない名札がついていました。1番近いのは、多分Aloe bergerianaですけど、これは旧コルトリリオンですから明らかに違いますよね。外見的にはA. albifloraに少しだけ似ていますが、調べるとA. albifloraに似ているアロエとして、Aloe bellatulaが挙げられていました。まあ、私の謎アロエと割と似ています。A. bergeriiはA. bellatulaの誤記かも知れません。しかし、謎アロエは葉の上面が割と平らで溝がほとんど入らないように見えます。まあ、生育環境や個体差がありますから、ちょっと判断が難しいですね。あと、Aloe perrieriも似ています。さらに言えば、A. perrieriに似たAloe aff. perrierはかなりそっくりです。まあ、写真映りが良いだけと言う可能性もあります。とにかく、開花したらわかるかも知れませんね。長々と迷推理を展開してきましたが、結局は交配種かも知れませんから、このような札落ち品に名前をつけてヤフオクとかに流すのはご法度。どれほど詳しくてもシロウトの鑑定なんて当てになりませんからね。
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