久々に植物関連の新書が出ましたのでご紹介します。日本植物生理学会による『植物の謎』(講談社ブルーバックス)です。学会のホームページに質問箱があり、一般からの植物に関する質問を受け付けており、本書ではその中から60の質問を取り上げています。当然、質問には日本植物生理学会の会員が回答しています。内容的には幅が広く、10の分野に分けています。一般の会社員から教師、学生、時に小学生の素朴かつ鋭い質問がありました。
身近な野菜や果物の味や出来方に関する疑問から、植物の生態、形態、植物ホルモンの作用まで、実に幅広い質問を取り上げ回答しています。とは言え、必ずしもすべてが分かっているわけではなく、回答に窮する質問もありました。しかし、回答者は非常に丁寧で、関係ありそうな話や仮説を紹介してくれるので、自分で考えたり調べたりするヒントがあります。質問者も自身の観察から質問を投稿している方もおり、これを期にさらなる観察から学説や仮説の再確認や新たな発見があるかも知れません。
個人的に面白いと感じた質問をいくつか挙げてみましょう。例えば、なぜ果物のなり年があるのか、大根の辛味は先端と根元で異なるのはなぜか、などの素朴かつ興味深い質問も面白いものです。言われてみれば、明快な答えが浮かばない質問です。また、花穂の開花する順番の意味や、葉の鋸歯の意味、粘着性の花の意味、これらも面白い質問です。回答に関しては本書をご購入の上、ご確認下さい。
回答者は日本植物生理学会に属する現役の研究者たちです。一流の科学者に質問出来る機会など滅多にありませんから、大変貴重な機会ですね。私が読んでみた感想としては、何となく回答が浮かぶものから、まったく分からないものまであり、勉強になったことは間違いありません。1つの質問と回答は短く平易ですから、気軽に読めます。一読をお勧めします。
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個人的に面白いと感じた質問をいくつか挙げてみましょう。例えば、なぜ果物のなり年があるのか、大根の辛味は先端と根元で異なるのはなぜか、などの素朴かつ興味深い質問も面白いものです。言われてみれば、明快な答えが浮かばない質問です。また、花穂の開花する順番の意味や、葉の鋸歯の意味、粘着性の花の意味、これらも面白い質問です。回答に関しては本書をご購入の上、ご確認下さい。
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