何時ぞやか、Euphorbia sp. nova. somalia hordioと言う名前のユーフォルビアを入手しました。「sp. nova.」は新種と言う意味ですが、実際に学術的に記載されていませんから、少し違うような気がします。どちらかと言えば、裸名(nom. nud.)じゃないの? と言う疑問もあったりします。また、情報が非常に乏しく、調べてもコピペみたいな文章ばかりで何も分かりませんでした。そこで、記事内で情報を呼びかけてみたところ、有り難いことにコメント欄に有益な情報が寄せられました。何でも試しにやってみるものですね。さて、とは言え一応は調べてみたものの、決定的に何かが分かったわけではありません。あくまでも、備忘録として現在の知り得た情報を記録しておこうと言うだけのことです。

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謎のユーフォルビア

コメントによりますと、Euphorbia sp. nova. somalia hordioは、産地に誤りがあると言われているそうです。さらに、モザンビーク原産のEuphorbia unicornisとされることもあるそうです。ただ、名前にuniがつくことが個人的に疑問であるとのことでした。確かに、uni=1つの+cornis=角ですから、これはトゲが1本であることを示しています。somalia hordioはトゲが2本ありますからね。しかし、E. unicornisはsomalia hordioに非常によく似ています。

Euphorbia unicornisの画像は以下のリンクから。

そもそも、今まで
somalia hordioに似たユーフォルビアを見たことがなかったので驚きました。E. unicornisとsomalia hordioが同一種ではないとしても、近縁であろうことは何となく分かります。E. unicornisはモザンビーク北東部の原産ですから、somalia hordioはやはりモザンビークあたりの原産なのではないかと予想されるのです。
さて、ではE. unicornisとはどのような植物であるのか調べていたのですが、そこには興味深いことが書かれていました。E. unicornisはE. corniculataに似ていると言うのです。

Euphorbia corniculataの画像は以下のリンクから。

E. corniculataはモザンビーク北部中央に分布します。E. unicornisに似ていますがトゲは2本あります。ここで、キュー王立植物園の提供する情報を見てみましょう。高さ15cmまでのトゲのある多肉質な低木で、基部から密に枝分かれして直径80cmまでの塊になります。枝は直径10-15mmで、6-8個の溝に区切られた稜を持ちます。トゲは8mmまでで可変し、spine shieldは結合し、幅5mmの連続し曲がりくねる角質の隆起があり溝で仕切られています。葉は0.75mm×0.75mmで脱落性です。


こちらは特徴がよく分かる画像です。

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Euphorbia sp. nova. somalia hordio

ユーフォルビアのトゲとトゲの間をつなぐ角質化した構造をspine shieldと呼びます。somalia hordioは色合いが派手なせいで、spine shieldが分かりにくい感じがします。この暗い色の部分がspine shieldにあたるのでしょうか。まあ、そもそもE. corniculataもspine shieldは画像ではよく分かりませんけど。

こちらは、E. corniculataの絵ですが、しなりながら育つ様子はsomalia hordioに良く似ています。

ことさら確証もなくダラダラ書いてきましたが、残念ながら良く似ている止まりです。花が明るい紅色で非常に特徴的ですから、花が咲けば何か言えるかも知れませんが、花が咲くのはいつになるやら…
これは個人的な意見ですが、somalia hordioはE. corniculataのコントラストが強いだけの個体にも見えます。どうでしょうかね? 現状では手詰まりですから、他に何か情報をお持ちの方はコメントしていただけますと助かります。


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