すっかり寒くなりましたが、早目に室内に取り込んだ多肉植物は種類によってはまだ生長中です。本日はユーフォルビア中心に、我が家の多肉植物たちをご紹介します。

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Euphorbia guillemetii
塊根性花キリンですが、塊根は埋めてもうちょい育ててから外に出す予定です。名前は植物学者のJean L. Guillaumetに対する献名らしいので、どうやらスペルミスかも知れないと言うことです。
まあ、それはそうと少し気になりことがあります。E. guillemetiiは、E. beharensisの異名とされています。ところが、E. beharensisの名前で入手したものとは特徴が少し異なるのです。以下に拡大写真を載せます。

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このように葉は細長くトゲは短く細い形です。海外の園芸サイトではE. beharensis var. guillemetiiの名前で記載があり、トゲは長さ3〜8mmで短く、葉は長さ12mmで幅4mmであり、E. beharensisとは容易に区別出来るとしています。では、E. beharensisを見てみましょう。

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Euphorbia beharensis
非常に良いトゲが出ました。ベハレンシスの葉は幅広くトゲが非常に長く太いのが特徴です。上記の園芸サイトではトゲの長さは1〜1.5cmであるとしています。トゲの強さは当てはまります。
さて、この違いに意味はあるのでしょうか? 外見的な違いがあることは、必ずしも別種であることを示しているわけではありません。ただの個体差と考えられた場合は、別種はおろか変種とも見なされません。この場合はどうでしょうか。何か根拠となる資料があるのか調べてみるつもりです。


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Euphorbia lenewtonii
レネウトニィイは、タンザニアの高地原産と言う割に
、特に気難しくなく丈夫です。白い結節が特徴的ですね。小型種ですが、根元から叢生しますから群生させるとかなり立派になります。そう言えば、名前は植物学者であるL. E. Newtonに対する献名と言うことです。

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Euphorbia caput-medusae
本来は長く太い枝が沢山出るタコものユーフォルビアですが、我が家の個体は枝はほとんど出ませんし貧弱です。タコものは日照が強いと枝が短くなりますが、そのせいかは分かりません。まあ、まだ小さいのでこれからかも知れません。去年初めて枝が出たばかりですからね。そう言えば、天荒竜と言う名前もあるようですがあまり使われていないかも知れません。


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Dasylirion berlandieri
ダシリリオンはあまり見かけない多肉植物です。たまに目にするのはD. longissimumばかりですか、実はこれは誤りだったりします。とにかく、日本ではメジャーな多肉植物ではありません。D. berlandieriは蒼白く美しいダシリリオンです。入手出来てラッキーでした。トゲが強いので将来的に持て余しそうですけどね。

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Adenia glauca
これでも大分大きくなりました。入手した時は500円玉より少し大きいくらいの実生苗でした。
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玄関の窓に蔓をテープで貼り付けて育てます。美しい深緑色の艷やかな幹肌を維持するために、あえて半日陰で育てています。蔓は今年は1.4mになりましたが、葉が枯れてきたのでそろそろ取り込みます。
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蔓を切って暖かい室内で冬越しさせます。今後の仕立て方は悩み中です。塊根部分から直に蔓を出させるのが現地球では良く見る仕立て方です。しかし、このまま枝分かれさせながら縦に伸ばして観葉植物風に仕立てるのも面白そうですし、太い枝を半分くらいで切断して盆栽風にするのも良いかも知れません。


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