12月に入り寒さもいよいよ本格的になります。ユーフォルビアは寒さに弱いものも多いようですが、室内に取り込んだだけで加温はしません。変に加温すると十分な日照が確保出来ないのに生長を始めてしまいますからね。と言うわけで、本日も我が家の多肉植物をご紹介します。

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Gymnocalycium damsii
ssp. evea var. torulosum VoS 03-040
やたらに長たらしい名前のギムノカリキウムです。いわゆる麗蛇丸ですが、現在の学名はG. anisitsii ssp. damsiiです。フィールドナンバーがついている場合は、採取された時の名前で呼ぶ習わしですから、学名が変わっても変えたりはしません。しかし、学名のルールから外れたおかしな名前ですが、G. damsii ssp. eveaだのG. damsii var. torulosumだのと命名されてきた経緯から、正式な名前が確定出来なかっただけかも知れません。


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逆鱗竜 Euphorbia clandestina
逆鱗竜は苦手で、どうにも徒長しがちです。今年は何故か徒長しませんでした。よく見ると蕾が出ていますね。学名は「秘密の、隠された」と言う意味ですが、花が葉に隠されるように咲く姿から命名されたようです。花茎がなくて幹に直接つき、それなりに育つと花が固まって咲きますから少し妙な感じがします。また、自家受粉するので増やすのは簡単です。


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Haworthiopsis sordida
ソルディダは非常によく生長しましたが、まだまだ大きくなるはずです。そもそも、ソルディダはあまり見かけない硬葉系ハウォルチアでしたが、今年はあちこちのイベントで安価な小苗を見かけました。ある程度の量の種子が流通したのでしょうか?

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H. scabra v. scabra JDV 95/17
フィールドナンバーつきのスカブラです。一般に栽培される選抜品とは異なり、野性味溢れる乱れた感じがします。

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Haworthiopsis scabra
スカブラは驚くほど多様です。このようにまとまりのあるタイプもよくあります。


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Haworthiopsis scabra var. starkiana
スカブラの変種のスタルキアナで、結節がなく明るい色合いです。我が家のスタルキアナは葉が太く短いタイプです。葉が渦巻くように捻れるため、「風車」と呼ばれています。この葉が巻く性質は、乾燥時に葉が縮んで生長点を強光から守るためだと言われています。そう言えば、ネットでは独立種H. starkianaとされる事が多いようですね。

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Astroloba rubriflora
赤い花を咲かせるアストロロバです。一般にアストロロバは白い花を咲かせますから、赤花のルブリフロラはPoellnitzia属とされてきました。しかし、遺伝的にはアストロロバに含まれるようです。赤い花は鳥が好む色ですから、鳥を花粉媒介者とする鳥媒花として進化したのでしょう。しかし、そろそろその特徴的な花を拝みたいところです。



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