異様な暑さが続きます。しかし、もう8月も半ばに差し掛かり、多肉植物たちもあとひと踏ん張りといったところでしょうか。サボテンたちは概ね調子が良さそうですが、ユーフォルビアは種類によっては辛そうです。

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臥牛 Gasteria armstrongii
まだ小さいのに早くも開花。時期外れなような気もしますがどうなんでしょうか? G. nitidaの変種とされていますが、遺伝子解析の結果ではG. nitidaとは近縁ではないようです。

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花は「gaster=胃」と言うガステリア属の命名とは異なり、細長い形です。

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Aloe somaliensis
去年は焦がしましたが、今年は遮光もバッチリしています。しかし、暑すぎるせいか下葉が枯れてしまいました。

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Aloe bakeri
暑くなるにつれ葉の艶がイマイチです。根にダメージがあるのかも知れません。バケリの原産地は工事用石材の採取のために爆破され更地になりました。野生絶滅種。


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女王錦 Aloe parviflora
青い小型アロエです。夏は赤味が増して紫色になりますが元気です。

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士童 Frailea castanea
10年以上植えっぱなしで、自然に個体が更新されて維持されてきました。冬でも一切保護していないので、霜に当たっても雪が積もっても割と平気みたいです。そのかわり、成長点が潰れて多頭になりやすいみたいです。


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斑入り花キリン Euphorbia imperatae cv.
花キリンは鮮やかで綺麗ですね。インペラタエは2021年にE. miliiから独立したばかりです。


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Euphorbia tulearensis 
よく日に当てると葉か小さくなり、厚みが増して強く縮れます。暑さにも乾燥にも非常に強く、地味な花が乱れ咲きしています。


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Euphorbia mlanjeana
ようやく動き始めました。現地球ではないため、あの独特の姿ではありせん。あの灰色の塊茎のようなものは山火事により焼けて出来る、原産地に特異的なものです。


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Euphorbia griseola
初めての開花です。まあ地味ですけど。

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Euphorbia venefica
E. venenificaはどうやら書き損じで、E. veneficaが正しい学名です。猛毒三兄弟はE. poissonii、E. venefica、E. unispinaですが、E. unispinaはE. veneficaと同種とする意見があります。もしそうなったら、E. sapiniiを昇格させたいところです。


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Euphorbia sapinii
猛毒三兄弟に昇格するのでしょうか?

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鉄甲丸 Euphorbia bupleurifolia
鉄甲丸は新しい葉が伸展中に水が切れると、葉先が枯れ込んでしまいます。今年は割と気をつけたので、葉の枚数がかなり増えました。鉄甲丸は夏に弱いと言われますが、むしろ7月8月によく葉が出てしばしば開花しました。単に夏に乾燥しすぎるだけかも知れませんね。


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天荒竜 Euphorbia caput-medusae
まだ若い苗ですが開花しました。始めは枝すらない大豆くらいのサイズでしたから、よく育っています。おそらくは、遮光を強くすると枝がもっと伸びるのかも知れません。


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金輪際 Euphorbia gorgonis
金輪際はあまり使われない名前で、ゴルゴニスの方が通りがいいですね。毎年、よく花を咲かせます。


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ソテツキリン
ちょっと手に負えない感じになってきたソテツキリンです。どう仕立てるか悩んでいるうちにどんどん巨大化してしまいました。さて、どうしたものやら…



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