ユーフォルビア・オベサ・ドットコム

2021年12月

  2021年は新型コロナの影響もあって、読書が捗りちょうど200冊の本を読みました。思えば、今年は本の確保に苦労した一年でした。新刊も買いますが、私の興味がある分野の本が毎月読む分だけ出版されるわけではないので、その分は古本でカバーしています。しかし、なんと行っても去年から神田神保町古本祭りが中止になってしまったことが、なんとも言えず痛かったのです。聞いたこともないような中小出版社の絶版本などは、古本祭りでしか出会えない醍醐味でしょう。

  2021年の新刊は60冊読みました。じゃあ、残りの140冊は古本かというと実はそうではなく、新刊で買ったものの読んでいなかった去年より以前のものや、買っていなかったことに気がついて今年買った数年前に出版された新刊なんてものもあったりします。そんな本は、実に25冊もありました。つまりは85冊は新刊本ということです。残りの115冊は古本で、2010年以前の出版物でした。2010年以前というと、もう10年以上昔なんですよね。時間がたつのは早いですね。
  今年の新刊本のベスト10は以下の通り。あくまで個人の感想なので悪しからず。

2021年刊行ベスト10
1, 『魚にも自分がわかる』、ちくま新書
2, 『高地文明』、中公新書
3, 『藤原仲麻呂』、中公新書
4, 『京大式へんな生き物の授業』、朝日新書
5, 『アンコール王朝興亡史』、NHKブックス
6, 『本能』、中公新書
7, 『バイアスとは何か』、ちくま新書
8, 『刀伊の入寇』、中公新書
9, 『フォン・ノイマンの哲学』、講談社現代新書
10, 『ウィリアム・アダムス』、ちくま新書

解説
  1は自己認識について。ヒトは鏡を見て写った像が自分だとわかりますが、動物では出来ないとされていました。チンパンジーに対する自己認識実験は何故か成功したり失敗したりしていましたが、それでもチンパンジーは鏡に写った自身を認識出来ると認められています。しかし、それを認めるのはヒトとチンパンジーのみで、実験の成功例があっても犬や象、イルカは試験数が少ないので認められていませんでした。そこで著者は、なんと哺乳類ですらない魚にすら自己認識があるということを主張し、実験で証明して見せるのです。どうやら、昔の自己認識実験は試験方法に問題があったようです。単純に人間に対する方法を他の動物にそのまま当てはめていたみたいですが、やはり実験する動物の習性に合わせなければ意味がありません。

  2は四大文明に対する論拠の見直しまで含めた文明論。そもそも、四大文明という言葉は日本独自のものであること、その論拠すら考古学の進展により否定されるに至っています。私も本書を読んでいて、黄河文明は稲作と無関係で、黄河文明に先立つ長江に稲作の主体があったいうことが80年代後半には判明していたことを思い出しました。古くさい四大文明論がまだ生き残っていることに驚きます。

  3は藤原仲麻呂=恵美押勝についての概説書。恵美押勝の乱と言えば、恵美押勝が権力奪取のために反乱を起こしたとされています。しかし、著者は上皇が天皇から実権を取り返すために乱を起こしたのだから、恵美押勝の乱という名前は間違いではないかと提起しています。実際に上皇は御璽を奪い、恵美押勝は一貫して天皇を擁護していることからも、それは伺えます。
























カクチペスはマダガスカル原産のパキポディウムです。ロスラツムの変種(Pachypodium rosulatum subsp. cactipes)とされることが多いようです。しかし、Gbifでアクセプトされた学名はPachypodium cactipesとされています。

さて、そんなカクチペスを手に入れたのは2020年の3月、ザ・ガーデン本店ヨネヤマプランテーションでした。多肉植物BIG即売会があり、なにやらパキポディウムが沢山あったのでついつい買ってしまいました。
時期的には買い時ではないのですけどね。

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2020年3月
すぐに引き抜いて根の状態を確認して、植え替えました。その後、無事に葉が出てきて一安心。

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2020年11月
8ヶ月後。生長し一回り大きくなりました。
寒くなり葉はだいぶ落ちています。

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2021年9月
2年で枝分かれしました。
上に伸びるより、どんどん太くなります。

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2021年12月
すっかり葉は落ちました。
どんどん太くなります。将来が楽しみです。
来年は花が咲いてくれると嬉しいのですが、まだ早いでしょうかね?

他のパキポディウムの記事はこちら。


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柱状ユーフォルビアは間違えやすい
柱状ユーフォルビアには、斑が入るものがあります。ネットで画像を検索していると、斑が入っているか入っていないかで種類を判別していることが多いようです。しかし、私の見たところ、名前が間違っていることが多いように感じます。
実はこの柱状ユーフォルビアは、同じ種類でも斑が入っていたりいなかったりしているのです。つまり、同じ斑があっても別種かもしれないので注意が必要です。斑の有無で識別しないようにしないと間違えてしまいます。
識別のポイントは、稜の数、断面の形、トゲのつきかた、幹の生長の仕方です。

ポイント
1,稜の数は生長により変わるので、生長しきった枝を基準とします。
2, 断面の形は、例えば稜が4つの場合、四角の場合と十字形があります。重要なポイントです。
3, トゲのつきかたは、真っ直ぐ一直線に並ぶものと、波打つ様にズレながらつくものがあります。
4, 幹の生長の仕方は、生長によりくびれながらか、真っ直ぐ寸胴か、はっきりとした違いがあります。
※特徴は小苗の内ははっきりしない場合もあります。

種類
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・グランデイアラタ Euphorbia grandialata
短く強いトゲが2本、直線的につく。幹はくびれながら伸びる。断面は十字。花は黄緑色。

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・瑠璃塔 Euphorbia cooperi
短く強いトゲが2本、直線的につく。幹はくびれながら伸びる。断面は星形で、6稜をこえる。花は黄緑色。

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・キリン冠 Euphorbia grandicornis
強いやや長いトゲが2本、互い違いにうねる様につく。幹はくびれながら伸びる。幹の断面は十字形。新しい枝は3稜だが、やがて4稜。花は黄緑色。

・トリアングラリス Euphorbia triangularis
著しい情報の混乱が見られ、沖天柱、キリン冠、グランデイアラタなどと、ネットでも画像が入り交じっている。大纒と呼ばれることもあるが、Euphorbia nyikae v. neovolkensiiを大纒と呼ぶことがあり混同される。
強いやや長いトゲが2本、互い違いにうねる様につく。幹はくびれながら伸びる。幹の断面は三菱形。稜は3つなので注意。花は黄緑色。

・水晶閣 Euphorbia nyikae
強いトゲは非常に長く2本、互い違いにうねる様につく。幹はくびれながら伸びる。幹の断面は三菱形。花は赤い。

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・リットニアナ Euphorbia × lyttoniana
トゲはほぼない。幹は真っ直ぐ育つ。幹の断面は四角形から五角形。プセウドカクタスの品種とされることが多いが、おそらく交配種。

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・春駒 Euphorbia pseudocactus
やや強いトゲは2本、直線的に並ぶ。幹はややくびれるか、直線的。幹の断面は四角形だが、辺はややへこむ。花は黄色。
トゲが強くうねるキリン冠と混同される。

それでも情報不足は否めない
上記7種類はよく混同されがちですが、間違いやすい種類はあと10種類くらいあります。
少しずつ情報を収集中です。いずれ、アップデートしたいと考えています。また、実際に現物も集め始めております。


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私の好きな多肉ユーフォルビアには良く似た種類があります。特に柱状のユーフォルビアは間違えやすいようです。
並べると似ていないのですが、特徴があまり無いのでなんとなく混同されがちです。

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マカレンシス Euphorbia makallensis
エチオピア原産。
トゲはやや弱い。
最初は三角あるいは四角柱。
肌はつや消し状。

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デビリスピナ Euphorbia debilispina
ザンビア、タンザニア原産。
トゲは短く、くびれながら生長する。
四角柱で肌はつや消し状でザラザラしている。

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鯨鬚キリン Euphorbia polyacantha
エチオピア、スーダン、ソマリア、エリトリア、イエメン原産。
トゲは強く密。
断面は星形。


柱状ユーフォルビアの特徴は、断面の形が重要です。はっきりとした稜があるかないか、角の数はいくつかを見ます。また、生長によって角の数は増える傾向があるので、小さい内や新しい枝が伸びた時には、角は少ないため注意が必要です。


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ホームセンターにも多肉がよく売ってます。
まあ、でも徒長していたり、枯れかかっていたり、干からびていたりしますよね。でも、ついついそんなホムセン多肉を買ってしまうのです。しかし、腐って無い場合なら、まだ復活の芽はあります。

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2020年3月、ユーフォルビア・プフェルスドルフィー

一見してガガイモ科の多肉に見えますが、ユーフォルビアです。
ホームセンターの劣悪な環境で耐えてきたのでしょう。生長が止まって生長点がかさぶた状になってしまっています。しかも、だいぶ干からびかけてますね。
購入後、直ぐに植え替えて良く日に当てて育てました。根はやられていなくて助かりました。

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2020年11月

購入時のかさぶた状の所がくびれて見えますが、新しく緑の生長部位がきれいです。よくぞ、あの状態から頑張って復活しました。えらいぞ!

さて、プフェルスドルフィーの学名は、Euphorbia pfersdorfii、あるいはEuphorbia submamillaris f.pfersdorfiiとされています。f.はforma、つまりはsubmammillaris(姫キリン)の品種です。野生にはいないのです。
そう言えば、プフェルスドルフィーの原種とされる、姫キリンも交配種とされているようです。ただ、ネット上の姫キリンの情報は、Euphorbia mamillaris(鱗宝)と間違えられているようです。submamillarisとmammillarisは別種です。

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姫キリン Euphorbia submamillaris

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白樺キリン  Euphorbia mammillaris f.

白樺キリンは鱗宝Euphorbia mammillarisの斑入り品種です。ミルクトロンの名前で売られています。一見して斑がなければ姫キリンにも似ていますが、生長すると違いは明らかです。姫キリンはどんどん枝分かれしてあまり太くなりませんが、白樺キリンはあまり枝分かれはせず太くなります。

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白樺キリンは太く育つ


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吉田よし子/著『おいしい花 花の野菜・花の薬・花の酒』八坂書房、1997年刊

  世界の植物食に関してのエキスパートによる、花の利用について書かれた本。著者の本は、過去に何冊か読ませていただいております。
  花を食べると聞いて、刺身についてくる食用菊や穂紫蘇くらいしか思い付きませんでした。しかし、ビールの苦味の元であるホップも花と言われて、確かにそうだったと納得しました。また、ジャスミンティーやカモミールティーも花なんですよね。お茶は花の形を見ないで、ティーバッグなのですっかり失念していました。また、ブロッコリーとカリフラワー、さらにミョウガも花の蕾だったこともウッカリしていました。
  上記の私のウッカリはともかくとして、一般的ではない聞いたこともないような花が、世界中で食べられているという事実に驚かされます。それぞれの土地にそれぞれ特有の花が咲いて、地元の人たちは思いもつかない様な利用法を見出しているのです。また、知った野菜や草花でも、場所が変わればその花が食べられているというのですから、何とも言えず興味深いものです。我々がその美しさを観賞するだけの園芸植物も、普通に食卓に上がるのです。
  最近流行りの装飾がメインのエディブルフラワーとは異なり、生活や文化に密接に関わる「おいしい花」の話です。中には真似してみたくなる花食もあります。著者が下ごしらえの方法や調理法を解説しておりますので、私もぜひ試してみたいと思いました。







私がメインで育てている多肉ユーフォルビアは、ほとんどの種類が寒さに大変弱く、霜除けしても冬の屋外栽培は困難です。だから室内に取り込むわけですけれど、多肉ユーフォルビアは室温が高いと生長をはじめてしまうものがあります。しかし、日照不足によりどうしても徒長しがちでした。水を遣らなければと思いましたが、多肉ユーフォルビアは完全に水を切ると根が枯れてしまい、翌年の生長が完全に止まってしまうことがあります。乾かしぎみにするにしろ、冬でも完全に水を遣らないわけにはいかないのです。
そこで、植物用ランプで日照不足を解消することにしました。

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一つ目

メタルラックを使用しています。メタルラックはライトを吊るせるので便利です。あと、風通しの面でも有効です。
ここは、300w相当のパネル式ランプを2台設置。植物用ランプはランプからの距離が最重要です。設置するランプから植物までの距離は慎重に決めなければなりません。また、ランプの真下は強く、斜め方向は弱くなります。
多肉が変に赤みがかったり、白味がかるならば、端に移動させた方が良いと思います。太陽光と異なり日焼けも緩やかですので、直ぐに気付けば跡が残る様な日焼けにはなりません。直ぐに元に戻ります。

私が使用している植物用ランプは、ファンが内蔵されていてランプ自体を冷却するタイプです。他のタイプと比較していないので、このタイプが一番いいのかはわかりません。
私はランプをあまり長く吊り下げないで使用しているので、上の段にあまり熱を伝えたくないと考えています。しかし、普通のパネルタイプのランプだとパネル自体が高温になりますから、上の段に近付けられないのではないでしょうか。
あと、このタイプにはUVランプが2つついているので、カビなどが繁殖しにくくなっています。アマゾンのレビューでは、点灯していないランプが2つあると怒りの減点コメントがありますが、おそらくUVランプのことでしょう。UVは紫外線、つまり可視光線の外側なので、人間には見えません。非常に暗く見え、一見して点灯していないように見えます。一応、サイトのページに書いてある事なんですけどね。

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ミニ扇風機

冬は気温が低いので、室内が乾燥していても、水遣りをするとなかなか乾きません。これは、室内は空気の流れがないからでもあります。
生長の鈍い冬に鉢の水分がなかなか乾かないと、根腐れをおこしたり、徒長の原因となりかねません。
そこで、メタルラックのポールに取り付けられる、ミニ扇風機を取り付けました。首の角度を調整出来るので、たまに風を当てる場所を変えています。
風を当てていれば、1~2日で用土が乾くので便利です。

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二つ目

最近、多肉の置き場が足りていないので、二つ目の置き場の上に、もう一段多肉置き場を増設することにしました。

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新しい段を追加。2段目にはビニールシートを敷きます。水遣りの時に水がこぼれたり、土や砂が落ちて、下段の植物用ランプがショートすることを防止するためです。

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ランプを設置し、100均のプラ箱を並べます。
受け皿を並べるよりも安定しますし、多く置けます。
ネジラミも拡がりそうですが…
ちなみに、下段の植物用ランプは600wタイプにしてみました。

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タイマー

植物用ランプとミニ扇風機は、タイマーで時間を設定しています。窓側の太陽光が当たる場所は8時間、当たらない場所は10時間当てています。
安い中国製タイマーはどうもあまり正確ではなく、時間がずれていってしまうようです。私はパナソニックのタイマーを使用しています。値段が高い分、正確です。

光を当てる時間について色々言われますが、植物の光合成には明反応と暗反応があるので、一日中ランプを点けていれば、早く生長するというわけではありません。ほどほどが一番です。


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ソテツ(Cycas revoluta)は中国南東部から南西諸島を経て日本まで分布する、ソテツ科の植物です。日本では沖縄から宮崎県まで自生地があります。ソテツ類は熱帯から亜熱帯に生える南方系の植物なので、日本のソテツはかなり北方に生えるソテツ類と言えます。
しかし、栽培した場合は霜が降りて雪が多少降っても大丈夫なため、関東地方でも地植えで育ちます。古い民家の玄関先に背丈を越える立派なソテツが植えられていることも、珍しいことではありません。

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ソテツ

上の写真のソテツは、私が30年ほど育てている株です。購入時、茎が数cmで種子は着いていなかったのでカキコだったのでしょう。ずっと鉢栽培で、植えかえも限界まで行わないため、あまり大きくなりません。ソテツ類は地植えすると生長が早いというのは有名な話です。
見ての通り葉の痛みが激しいのですが、これは根詰まりによるものです。鉢が崩れて来るまで植えかえしなければこうなります。写真は植えかえ後なので、新しい葉はきれいです。


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茎部

傷んだ葉を取り除きました。ソテツは葉が完全に枯れるまで切らないほうがいいのですが、今回は仕方がないということで。

そう言えばソテツはCycas属ですが、一般にこれをサイカスと読んでいるみたいですね。Cycasの名前の元は、ギリシアの哲学者テオフラストスがエジプトのドームヤシにつけたギリシア語のkoikasが由来とのことです。なぜドームヤシの名前がソテツの名前に変わってしまったかはわかりません。さらに、このkoikasが書き間違えられて、kykasとなりCycasとして採用されたわけです。サイカスという読み方は、大元のkoikasから見た場合は正しいと言えなくもありません。

しかし、植物分類学ではラテン語読みが基本ですので、Cycasは「キカス」が正当な読み方です。ただ、キカスはやや間が抜けた感じがしますから、サイカスのほうが言いやすいし格好良いかんじです。まあ、Cをサ行読みはおかしいわけですけど。ca,ci,cu,ce,coは、サシスセソではなく、カキクケコなはずなんですけどね。何故か英語圏では、学名は英語ではないのに英語読みされたりします。英語読みは法則性がなくて初見では読めないので困ってしまいます。

他のソテツ類の記事はこちら。

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蘇鉄のすべて
栄 喜久元






ギラウミニアナ(Euphorbia guillauminiana)はマダガスカル原産の多肉ユーフォルビアです。ラテン語の読み方では、グイラウミニアナでしょうか?

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2020年3月、大特価品

ザ・ガーデン本店ヨネヤマプランテーションで購入しました。用土が半分以下となっており、ぐらついていました。何か衝撃を与えて倒れたのかもしれません。おそらく店内で一冬過ごしたのでしょう。寒さに弱いとされるギラウウミニアナ、今後の生存は五分五分と言ったところです。
しかし、根は死んでいない様子で、根元も腐っていないようで硬いことは確認しました。何より、先端付近に微かに見える緑色にかけてみることにしました。
さて、そんな状態なせいか、半額以下の大特価品でした。これが、吉と出るか凶と出るか。

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2020年6月、開花

結果として買って大正解でした。
6月には分かりにくいですが、花が咲きました。しかも、枝が2本出て元気一杯。
真夏の日照でも平気で、乾燥にも強い。耐寒性のなさ以外ではすこぶる丈夫です。むしろ、日照不足による徒長や、水の遣り過ぎによる根腐れの方が心配かもしれません。


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笹蟹丸と紅キリンの因縁について。
両者ともに南アフリカ原産で、分布域もほとんど同じです。
学名は一般的には、笹蟹丸はEuphorbia pulvinata、紅キリンはEuphorbia aggregataとされています。

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笹蟹丸

笹蟹丸は先端に長い葉がつく面白い姿をしています。
笹蟹丸の学名はpulvinataですが、pulvinata=笹蟹丸では無いことに注意しなければなりません。
pulvinataは原産地ではかなり姿に幅があります。トゲの強さ、葉の大きさ、葉の有無等々…。 日本では写真のようなトゲが弱く葉の大きいタイプのpulvinataを、笹蟹丸と呼んでいるということになります。ですので、pulvinataと言った場合、笹蟹丸のような姿のものだけでは無いということです。

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紅キリン

紅キリンは昔からエノプラ(Euphorbia enopla)と混同されて来ました。エノプラはトゲトゲで細長く伸びるので、あまり似ていない様な気もしますが…。 いまでも、紅キリンにエノプラの名札が着いていることもあるみたいです。
学名もEuphorbia aggregataとされていますが、実際にはEuphorbia pulvinataが正しいとされています。ただ、pulvinataは笹蟹丸の学名でした。一体全体どういうことなのでしょうか?
実は笹蟹丸の説明にありました通り、pulvinataは変異幅がとても広いと言われますが、なんと紅キリンはpulvinataの変異の一つに過ぎないということです。全然似ていないと思うかもしれませんがそれは逆で、pulvinataの変異の中で極端な姿の株に、笹蟹丸だとか紅キリンとかいう園芸名がつけられただけの話です。原産地では中間のタイプや、両者に似てないタイプも存在するのです。

そう言えば、勇猛閣は紅キリンの亜種という説もありますが、これはどうなんでしょうか? 一般的に勇猛閣の学名はEuphorbia feroxですが、Euphorbia aggregata subsp. feroxと書かれることもあるようです。しかし、Euphorbia aggregataが無効な以上、Euphorbia aggregata subsp. feroxも無効です。ただし、勇猛閣がpulvinataの変異に含まれるのかはわかりません。今後の研究が望まれます。

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勇猛閣


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貴青玉(Euphorbia meloformis)は、南アフリカ原産の多肉ユーフォルビアです。英語ではMelon spurage、つまりはメロントウダイグサです。学名のmeloformisもそう言い意味なのでしょう。
変種のバリダと、白斑入りの園芸種である貴青玉錦が知られています。

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貴青玉
売られていた時。ラベルにすでに交配種とあります。
Gbifで学名検索をかけてみたところ、meloformisは貴青玉とは似ても似つかない姿でした。Gbifでは自生地の写真が沢山ありましたが、オベサの様に丸々とした姿で、まさにメロンでした。しかも、バリダの様に花柄が長く伸びて残るようです。やはり、貴青玉はmeloformis系の交配種なのでしょう。

そう言えば、私がよくみるLlifleという海外のサイトでは、Euphorbia pilansiiの画像が何故か貴青玉でした。pilansiiは特徴的なトゲをつけるので間違いようがない気もするのですがね。Llifleは詳細な情報が得られるため重宝しますが、写真の間違いがあるのでGbifで学術情報も確認した方がいいみたいです。
ただし、Llifleのmeloformisは貴青玉ではなくて、丸々としていてGbifの情報通りでした。

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紅青玉?
こちらは紅青玉。おそらく紅キリンとの交配種と言われています。しかし、貴青玉とまったく区別がつきません。
ただし、ネットで紅青玉としてアップされている写真には、トゲが強く上に伸びる性質の株が結構あります。紅キリンの血が入っていることが良くわかります。
しかし、私の購入した紅青玉は紅キリンの面影がまったくありません。ただの貴青玉のようです。生産者さんも混乱しているのかもしれません。

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紅キリン
紅青玉の交配親かもしれない紅キリンも、色々いわく付きです。後日、紹介します。


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貴青玉錦

貴青玉錦は、貴青玉の斑入り品種です。突然変異で出現したのでしょう。
普通、斑入りの品種は葉に葉緑体が無いので、強い光に弱いものです。しかし、多肉ユーフォルビアでは、白斑の下に葉緑体があるため、強い光にも耐えます。むしろ、徒長しないようにガンガン光に当てるべきでしょう。
貴青玉錦は斑入りにも関わらず、貴青玉と見た目以外まったく同じです。生長も早く、子吹きも旺盛です。高価なのが玉に傷ですが…


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ユーフォルビア・レイストネリ(Euphorbia leistneri)は、多肉ユーフォルビアでは珍しくナミビア原産です。海外含めネットでも情報が少なく、割りと珍しい方かもしれません。現実的なことを言えば、非常に地味なのでよほどのマニアしか買わないだけでしょう。要するに人気があまり無いということです。

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2020年3月、購入

購入時の写真を見ていただければわかりますが、のっぺりとした質感で、半端に木質化した棒状の茎。
鶴仙園でしたから信用して買いましたが、外見的に果たして芽が出てくるか不安になる雰囲気です。

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2020年5月、新芽が出て来て一安心

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2021年12月、生長しました

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木更津C&Sフェア購入品、最後です。

珍しくサボテンを沢山置いている店があったので、見ていたらギムノがありました。
瑞昌玉が2株ありましたが、トゲが密で付け根が赤いタイプと、トゲがあまり密ではなく付け根があまり赤くないタイプ。
トゲが密なタイプは、私の育てている竜頭と似ているので、似てないタイプをセレクトしました。

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瑞昌玉

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竜頭、多稜タイプ


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木更津C&Sフェアの購入品の紹介です。

お値段設定が万単位のユーフォルビア系コーデックスは、まあまあありましたけど目の保養に留めておきました。
珍しいユーフォルビアを並べてあるお店があったので、これ幸いと4鉢購入しました。

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仔吹シンメトリカ
私は育てたい派なので、生長しきった大型株や立派な現地球にはあまり興味がありません。売っている仔吹シンメトリカは何故か大型で、今一つ食指が伸びませんでした。
今回の株は径4cmと小型。ようやく買えたという安心感があります。

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Euphorbia tortirama
トルチラマは塊根から多肉の枝を伸ばします。
枝は強く捻れながら伸びるそうです。
ユーフォルビアの仲間だけで見られる面白い形状です。
南アフリカ、モザンビーク原産。

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Euphorbia clavigera
浅植えだったみたいで、帰宅時の振動やらで抜けてしまいました。なので、ついでに植え換えしてしまいました。
塊根から上方向へ多肉質の枝を伸ばします。
斑が割りとはっきりしているタイプ。
まだ、塊根はそれとわからないくらい細いです。
南アフリカ原産。

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Euphorbia phillipsioides
これは最近ずっと私が探していたユーフォルビアです。
原産地でフィリプシアエ(Euphorbia philipsiae)と混同されてきたのが、このフィリプシオイデスでした。フィリプシアエを入手して以来、セットで語られるべきものなので大変嬉しく思います。
確かにトゲの生えかたは似ていますが、違いも目につきますね。
難物、ソマリア原産。

続きます。

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木更津C&Sフェアの購入品の紹介です。

まずは、ラフレシアリサーチさんと、ハウォルチアの交配種を沢山置いているRuchiaさんのブースへ。
ラフレシアリサーチさんは、秋のビッグバザールで色々なソテツ苗を売っていたので、今回はあったら購入しようと考えていましたがありませんでした。残念。

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オペルクリカリア・ボレアリス(Operculicarya borealis)
パプキス、デカリーじゃありません。ボレアリスです。
マダガスカル原産。ほぼ流通していない種類みたいです。塊根がぽっこりとしていてかわいい感じです。

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アロエ・ペグレラエ(Aloe peglerae)
ペグレラエにしてはずいぶんと開いた形なので、おかしいなあとは思いました。しかし、旋回する前の葉がまだ残っているので、急激に生長したんだろうなあとは思いました。

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アロエ・スペクタビリス(Aloe spectabilis)
こちらはオマケで配っているらしい抜き苗。なんとなく外見で選びました。
しかし、スペクタビリスは今まで聞いたことがありませんでした。調べてみたら、有茎の巨大アロエみたいです。どえらいものを貰ってしまいました。

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早速、植え込みました。
植えただけで、迫力が出た気がします。

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プミラ Tulista pumila

プミラはRuchiaさんで購入しました。
名札はハウォルチアでしたけど。
ハウォルチア属は小型なものが多いけど、ツリスタ属は大型になります。
プミラは、アロエ属→ハウォルチア属→ツリスタ属と渡り歩いてきた苦労人です。

続きます。

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木更津C&Sの続き。

場所から考えると、結構人は入ってましたね。
大混雑ではありませんが、多肉の前には人が群がっていました。

時節柄、冬型が多いかなぁと予想して来ましたが、そうでもありませんでした。ケープバルブはまあまああって、ハウォルチアもあるけどそれほどでもありませんでした。アナナスのお店も出てました。
人気のエケベリアとかベンケイソウ科は少ない印象。
サボテンはコピアポアが沢山ありましたが、私の好きなギムノカリキウムはあまりありませんでした。これは、予想通りでしたが。ラフレシアリサーチさんが、輸入ギムノを出してましたね。
今回、ラフレシアリサーチさんは、高額なことで有名なエンケファラルトス・ホリダスを並べてましたが、他の種類のソテツはありませんでした。

今回のメインは大好きなユーフォルビアですが、ハウォルチアが出るならツリスタあるかもなんて考えていましたが、ハウォルチアがメインのお店で交配種が少しあったくらいです。最近、旧アロエ属と旧ハウォルチア属が気になってます。

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購入したブツは持参した紙袋で持ち帰ります。
詰めると動かなくなって、ちょうどいいサイズです。

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ビニール袋には2鉢入れて縛ると安定します。これを紙袋に入れます。

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今回の戦利品はこちら。
ユーフォルビア×4、ギムノカリキウム×1、オペルクリカリア×1、ツリスタ×1、アロエ×2

1時間ほどで切り上げました。
精神力を使い果たした感じがします。なので、オークションはパスしました。懐事情も怪しいので。

秋のTOCのビッグバザールは到着時間が遅かったこともあるかもしれませんが、ややさみしい感じがしました。しかし、木更津C&Sフェアは予想より内容が多彩で、個人的には面白かったです。また、来年の開催を期待しております。

続きます。

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木更津Cactus&Succulentフェアに行って来ました。
私の家からだと車はきつい距離なので、電車+バスをチョイス。しかし、電車を乗り継いで内房線で木更津駅まで行って、そこからバスは非常に面倒臭い。しかも、バスの時間が開催時間と合わない上、帰りのバスがあんまり無いとかなかなか劣悪。しかも、交通費は往復で5000円弱…
一度はやめようかとも思いましたが、開催されるかずさアカデミアパークのHPを見ていたら、東京駅から高速バスが出ている模様。調べたら木更津駅からより本数も出ているみたいでした。面倒がないのならまあ行ってみようということに相成りました。(気持ち安い)

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東京駅八重洲口京成2番のりば

八重洲中央口から出たらJR高速バス乗場が並んでいますが、そこは無視して信号を渡って右に京成2番のりばがあります。
木更津・君津・鴨川・勝浦行きのアクシー号に乗り込み、高速道路へ入ります。

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高速の混雑具合では時間通りに着かないという事前情報もありましたが、時間が早いせいか特に混雑もなく進みます。アクアラインにもすんなり入りました。
トンネル内で故障車両があるという注意が、定期的にピコンピコン光っていて、主に私が緊張しましたが特に渋滞も起こらず。よかった。

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久しぶりに見た海。新型コロナでこの2年というもの、ろくに出掛けていないので、おお海だ…と少し感動しました。

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高速を降りて派手な看板のバスターミナルへ。
途中から狭い道をうねうね進みます。

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到着!
ここがアカデミアホールらしい。風光明媚な自然溢れる静かな良いところです。
到着予定時刻より少し早く着きました。

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池が地下駐車場まで続いていて、鯉が集まってきてパクパクしてました。何もないので本当、スミマセン。

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2F会議室へ
続きます。

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噴火竜(Euphorbia viguieri)と噴炎竜(Euphorbia neohumbertii)は、マダガスカル原産の多肉ユーフォルビアです。共に柱サボテンの様な姿から、大きな葉を出します。
ともに鶴仙園さんで購入。鶴仙園さんのブログをチェックして、別日に入荷したので朝イチで買いました。

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噴火竜(左)と噴炎竜(右)

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噴火竜の幹

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噴炎竜の幹

幹の模様は葉の着いていた跡です。噴火竜の葉の跡は小さく、トゲはとても強い。噴炎竜の葉の跡は大きく、トゲは細かく沢山。

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噴火竜の葉

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噴炎竜の葉

噴火竜の葉は非常に大きく、葉の付け根が赤くなります。噴炎竜の葉は丸く小さく、葉の表面は葉脈が模様の様になります。室内に取り込んだためと、撮影時に設定を明るくしたせいで噴炎竜の葉色がおかしいですが、本来はもう少し深い緑色で、葉脈が紋様の様に白く浮き出て非常に美しいのですが…

葉は外見的に薄く長持ちしない感じなのですが、遮光しないで育ててもまったく平気です。まあ、上に長く伸びるタイプなので、上部で細くなると格好悪くなるでしょうから、もう下手に遮光出来ません。

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縮れた暗色の葉と茎が特徴のマダガスカル原産の花キリン、チビ花キリン(Euphorbia decaryi)の生長記録です。

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2020年2月、購入

ホムセン多肉、しかも2月だったのですけれども、根がしっかりしている様子なので購入しました。水を遣らないでカラカラにしておいてくれたのが、寒さと多湿による腐敗に陥らず、逆によかったみたいです。一般的に、多肉ユーフォルビアは根が細いので、冬でも最低限の水遣りをしないと、根が干からびて死んでしまいます。しかし、チビ花キリンは、太い根が沢山あるので耐えられたのかもしれません。そう言えば土がえらく減っていましたね。それでも耐えるくらい強いのでしょう。
本来、チビ花キリンは根元に太い塊根があるはずですけど、この株にはありません。要するに挿し木株なんですね。太い塊根は種から育てた実生株の特徴です。しかし、出回っているチビ花キリンのほとんどは挿し木株みたいです。

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2021年12月

春に植え替えて、余分な枝をカットしました。思いの外、生長が早くどうしても密になってしまいます。こんな調子でトリミングしていると、挿し穂が沢山出来るわけです。挿し木で増やされている理由がわかった気がします。
チビ花キリンの仲間には、
筒葉チビ花キリン(Euphorbia cylindrifolia)、
アンボボンベンシス(Euphorbia ambovombensis)、
トゥレアレンシス(Euphorbia tulearensis)
がありますが、基本的に生長は遅くチビ花キリンほど丈夫ではない気がします。挿し木に向いているのは、やはりチビ花キリンくらいなものでしょう。
チビ花キリンは挿し木株では太い塊根を作るのは難しいでしょう。しかし、年数を経て徐々に太くなるはずです。生長は早いので、いつか実生株の様にはなりませんが多少は見られる塊根が出来るかもしれませんね。


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乙姫の舞扇(Kumara plicatilis)は、かつてアロエとされていました。現在はクマラ属の所属です。

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2020年3月、プロトリーフガーデン購入

去る2020年の3月の話です。コーナン港北インターガーデン店で激安の鉄甲丸(Euphorbia bupleurifolia)を買って、そのままザ・ガーデン本店ヨネヤマプランテーションで訳あり品の半額以下のギウラミニアナ(Euphorbia guillauminiana)をゲットした帰りに、気分がいいので二子玉川のプロトリーフガーデンに寄ってみました。そこでやはり激安の乙姫の舞扇をゲットしました。時期的に売れ残りの叩き売りなんでしょうね。決して条件が良い訳ではない環境で一冬過ごしているので、へたっている可能性が大なのでおすすめはしません。実際、ギウラミニアナは葉が出てくるか賭けでしたし。

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2021年12月

二夏過ごして結構大きくなりました。写真ではあまり変わらない様に見えますが、古い外側の葉がの大きさからして生長は歴然です。しかし、乙姫の舞扇の特徴である美しい幹が見られるのは、だいぶ先になりそうです。
クマラ属には眉刷毛錦(Kumara haemanthifolia)という難物種がおり、夏に涼しく育てないとあっという間に根が腐るらしく、断水してもダメらしいです。その点、乙姫の舞扇は丈夫で、無遮光で夏も元気に育ちます。葉の表面はブルームで被われており、青白く見えて非常に美しいものです。このように白っぽい見た目の植物は強光線に耐えるものが多いです。逆に日陰に生える植物は濃い緑色だったりします。

さて、アロエの仲間は大幅に分類が変更になった植物です。遺伝子解析によりアロエ属とハウォルチア属が解体されてしまいました。もちろんアロエ属もハウォルチア属も健在ですが、アロエ属は6属になりハウォルチア属は3属に分割されました。旧アロエ属6属と、旧ハウォルチア属3属、ガステリア属、アストロロバ属を加えて系統関係か再構築されております。
意外なことに、ハウォルチア属は旧ハウォルチア属の他2属と近縁ではなく、クマラ属と近縁なんだそうです。

┏アロイデンドロン属(旧アロエ属)
┃    ┏クマラ属(旧アロエ属)
┃┏┃
┗┃┗ハウォルチア属(旧ハウォルチア属)
    ┃┏アロイアンペロス属(旧アロエ属)
    ┗┃┏アロエ属(旧アロエ属)
        ┗┃    ┏アストロロバ属
            ┃┏┃┏  アリスタロエ属(旧アロエ属)
            ┃┃┗┃┏ゴニアロエ属(旧アロエ属)
            ┗┃    ┗┃
                ┃        ┗ツリスタ属(旧ハウォルチア属)
                ┃┏ハウォルチオプシス属(旧ハウォルチア属)
                ┗┃
                    ┗ガステリア属


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獅子錦(Aloe broomii) は南アフリカ原産のアロエ。
花は苞に隠れて見えず、1.5mに達する長大な緑の花序が伸び、その様子からsnake aloeと呼ばれているそうです。残念ながら、まだ開花したことはありません。

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完全屋外栽培(2月)

獅子錦はトゲがとても強いのが特徴です。一見して全体がトゲに被われているわけではないので、トゲも大したことが無いようにも見えます。しかし、トゲの角質化が著しく、その固さと鋭さではアロエでもトップクラスだと思います。枯れた葉を取り除こうとして、ざっくり手を切ってしまったこともあります。

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凶悪な赤いトゲ

あと、傷付くと粘り気の強い褐色の汁を大量に出します。この汁がタイルに染みて、しばらく色が落ちなかったくらい強烈でした。
海外のサイトで情報を探っていたところ、この汁についての記述がありました(Plantz Africa)。
なんでも、煮汁を使ってダニを殺したり、消毒に用いたり、羊の耳の治療に用いたりするらしいです。なんか、煮汁を馬に与えると、血液が苦くなってダニが落ちるって書いてありますけど、馬は苦くないのか気になります。

普通、アロエは霜に当たると凍ってしまい、溶けた時にブヨブヨになって死んでしまいますが、獅子錦は耐霜性があるので霜に当たっても平気です。
我が家の獅子錦は霜避けもしないで、通年完全屋外栽培です。さすがに、古い葉を中心に葉先が痛みますが、氷点下でも枯れません。非常に丈夫です。


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和名 : キダチアロエ(木立アロエ)
別名 : キダチロカイ(木立蘆薈)
学名 : Aloe arborescens Mill. 1768  

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神奈川県 横浜市 鶴見区 (2月)

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埼玉県 草加市 (1月)

基本情報
南アフリカ原産。高さ1-2mとなり、分枝して叢生する。葉の縁は角質三角のトゲが密につく。
「医者いらず」の名前で、火傷、切り傷、虫刺され、胃腸薬として民間薬として利用された。明治初期に渡来した。


アロエ属の変遷
アロエ属はかつてユリ科に所属していたが、アロエ科とされることもあった。しかし、雑多な寄せ集め群であった巨大グループであるユリ科が解体されたことにより、アロエ属も新設のツルボラン科の所属となった。その間にアロエ科、ススキノキ科などの所属とされたこともあった。
さらに、アロエ属そのものも解体されてしまった。ハウォルチア属Haworthiaも解体されて、アロエ属が分解されて出来た属と、ハウォルチア属が分解させて出来た属と、ガステリア属Gasteria、アストロロバ属Astrolobaを含めて、アロエ類として再編成されることとなった。興味深いことに、旧アロエ属同士よりもハウォルチア属とクラマ属(旧アロエ属)が系統的に近いなど、旧アロエ属は内部でまとまりがある分類群ではなかったことが判明した。


和名
木質の茎があるアロエの意。
別名はアラビア語でアロエを示すロエを、漢字で蘆薈と表記したところ、誤ってロカイと読んでしまったことによる。


学名
Aloeは古いアラビア語のalloeh (苦味がある)に由来する。  

Millは、スコットランドの園芸家、植物学者のPhilip Millerの略。


分類
 新エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    単子葉植物綱、ユリ目、ユリ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    ユリ綱、ユリ亜綱、ユリ目、アロエ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、単子葉類、キジカクシ目、ツルボラン科

4, APG IV (2016)
    単子葉類、キジカクシ目、ツルボラン科


ツルボラン科 Asphodelaceae
ツルボラン亜科 Asphodeloides
アロエ類
1, アロエ属 Aloe
    キダチアロエ、アロエ・ベラ、青鰐、など
2, アロイデンドロン属 Aloidendron
    ディコトマム
3, ガステリア属 Gasteria
    臥牛
4, ハウォルチア属 Haworthia
    玉扇、万象
5, クマラ属 Kumara
    乙姫の舞扇
6, ゴニアロエ属 Gonialoe
    千代田錦
7, アリスタロエ属 Aristaloe
    綾錦
8, アストロロバ属 Astroloba
9, アロイアンペロス属 Aloiampelos
10, ツリスタ属 Tulista




和名 : シロザ(白藜)
別名 : シロアカザ
学名 : Chenopodium album L. 1753

和名 : アカザ(藜)
学名 : Chenopodium giganteum D.Don
異名 :
  Chenopodium album var. centrorubrum Makino 1910
  Chenopodium centrorubrum (Makino)Nakai 1936

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シロザとアカザ(収穫後の畑地)

基本情報
高さ150cmほどになる1年草。茎は直立して上部で分枝して円錐花序をつける。花季は8-10月で黄緑色で小型。若い葉には白い粉がつく。
荒れ地に生える先駆植物で、畑地やゴミ集積地に普通。好窒素性植物。
世界中の温帯から熱帯に分布。日本でも全国で見られる。

よく似たアカザは、若葉が紅紫色となりシロザより大型。好窒素性植物。中国原産と考えられるが、古い時代に帰化した可能性がある。シロザの変種とされることが多い。


和名
白いアカザの意。


学名
L.は二名式の学名を考案したスウェーデンのカール・フォン・リンネ(Carl von Linne)の略。Linnaeusと表記されることもある。D.Donはスコットランドの植物学者David Donの略。Makinoは日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎のこと。Nakaiは日本の植物分類学者の中井猛之進のこと。

シロザは1753年にリンネにより登録された。
アカザは1910年に牧野により、シロザの変種として登録された。しかし、Gbifのアクセプトされた学名はシロザの変種ではなく、C.giganteumとされている。登録年はわからないが、Donの生没年が1799-1841年なので、牧野の発表より早いことになる。
また、1936年に中井がC.centrorubrumとしたが、これもGbifではシノニム(異名)とされる。

ただ、GbifでもC.giganteumの詳細な情報が皆無で、曖昧なところがある。むしろ、C.centrorubrumとしての情報は多少存在する。また、C.giganteumはタカサゴムラサキアカザと呼ばれ、ツリースピナッチの名前で食用とされる。本当に同じ種を表しているのだろうか。
アカザがシロザの変種であるか否かはあやふやと言える。最新の遺伝子解析により系統関係の研究が望まれる。

ちなみに、日本の植物図鑑ではシロザの変種、var. centrorubrum、あるいはC.centrorubrumと表記されることが多い。


分類
エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    双子葉植物綱、古生花被植物亜綱、アカザ目、アカザ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    モクレン綱、ナデシコ亜綱、ナデシコ目、ヒユ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、真正双子葉類、中核真正双子葉類、ナデシコ目、ヒユ科

4, APG IV (2016)
    真正双子葉類、キク上群、ナデシコ目、ヒユ科


ヒユ科  Amaranthaceae(アカザ科を含む)
1, アカザ属 Chenopodium(旧アカザ科)
    シロザアカザ、など
2, ホウレンソウ属 Spinacia(旧アカザ科)
    ホウレンソウ
3, ホウキギ属 Kochia(旧アカザ科)
    コキア(ホウキギ、ホウキグサ)
4, ケイトウ属 Celosia
    ケイトウ、ヤリゲイトウ
5, ヒユ属 Amaranthus
    アマランサス(センニンコク)、ハゲイトウ、ヒユ
6, フダンソウ属 Beta(旧アカザ科)
    サトウダイコン(テンサイ)
7, イソフサギ属(センニチコウ属) Gomphrena
    センニチコウ
8, アタリソウ属 Dysphania(旧アカザ科)
    アタリソウ
9, アッケシソウ属 Salicornia(旧アカザ科)
10, ツルノゲイトウ属 Alternanthera
    アルテルナンテラ・レインキー
など




和名 : ムサシアブミ(武蔵鐙)
学名 : Arisaema ringens (Thunb.) Schott 1832
旧名 : Arum ringens Thunb. 1794

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基本情報
高さ60cmほどの多年草。葉は大型で3小葉。4月に開花し、雌雄異株。花は肉穂花序で、仏炎苞に包まれる。果実は液果で赤色で、種子は3個。
東アジア原産。関東以西の海岸に近い湿った林内に群生する。


和名
武蔵国で造られた鐙に似ていることから。


学名
Arisaemaはギリシア語でaris (Arumの1種) + haima (血)。Arumに近い、あるいはある種の葉の斑点に由来すると言われる。

Thunb.はスウェーデンのツンベルグ(Carl Peter Thunberg)の略。ツンベルグはリンネの弟子で、鎖国下の日本の出島に滞在したことがある。Schottはオーストリアのスコット(Heinrich Wilhelm Schott)の略。オーストリアのブラジル探検に同行した。サトイモ科植物の研究者。

1794年にツンベルグが学名を登録し、1832年にスコットがArum属からArisaema属に移動させた。なので、(Thunb.) Schottという表記となる。


分類
1, 新エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    単子葉植物綱、サトイモ目、サトイモ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    ユリ綱、ヤシ亜綱、サトイモ目、サトイモ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、単子葉類、オモダカ目、サトイモ科

4, APG IV (2016)
    単子葉類、オモダカ目、サトイモ科


サトイモ科 Araceae(ウキウキ科を含む)
サトイモ亜科
1, テンナンショウ属 Arisaema
    ムサシアブミ、ウラシマソウ、マムシグサ、
    ユキモチソウ、など
2, サトイモ属 Colocasia
    サトイモ(タロイモ、ヤツガシラ、ハスイモ)
3, コンニャク属 Amorphophalus
    ヤマコンニャク、ショクダイオオコンニャク
4, クワズイモ属 Alocasia
    クワズイモ
5, フィロデンドロン属 Philodendron
6, シンゴニウム属 Syngonium
7, ハイモ属 Caladium
    カラディウム(カラジューム)
8, ヒメカイウ属 Calla
    カラー
9, オランダカイウ属 Zantedeschia
    カラー(オランダカイウ)
10, ボタンウキクサ属 Pistis 
    ウォーターレタス(ボタンウキクサ)
11, ハンゲ属 Pinellia
    カラスビシャク、オオハンゲ
12, アヌビアス属 Anubias
    アヌビアス・ナナ
13, クリプトコリネ属 Cryptocoryne
など



和名 : アオツヅラフジ(青葛藤)
別名 : カミエビ
学名 : Cocculus oribiculatus (L.) DC. 1817
異名 : Cocculus trilobus (Thunb.) DC. 1818
旧名 : Menispermum oribiculatus L. 1753

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2020年12月、茨城県つくば市

基本情報
低地の山野に生える、つる性落葉低木。林縁に普通。東アジア原産で、日本では北海道渡島半島以南に分布。
茎は有毛で左巻き。葉は互生、広卵形で全縁、または浅く3裂する。7-8月に黄白色の円錐花序をつけるが、小さく目立たない。雌雄異株。11-12月頃に、ブルームでおおわれた6-7mmの 藍黒色の果実をつける。種子は渦巻状。

ツヅラフジ(オオツヅラフジ、Sinomenium acutum)と似ているが、全体的に大型。葉は無毛で、5-7裂。関東以西に分布。


和名
青いツヅラフジの意。ツヅラフジのツヅラとは、単につるあるいはつるで編んだ籠の意。フジは藤から、ツル植物であることを示す。

別名のカミエビは、神エビの意。エビは、エビヅルの意。エビヅルとは、葉裏の赤紫の毛をエビに例えて、エビのツル植物の意。


学名
Cocculusはギリシア語のkokkos (液果)に由来する。

L.は学名を考案したスウェーデンのカール・フォン・リンネ(Carl von Linne)の略。Linnaeusと表記されることもある。Thunb.はスウェーデンのツンベルグ(Carl Peter Thunberg)の略。ツンベルグはリンネの弟子で、鎖国下の日本の出島に滞在したことがある。DC.はスイスのカンドル(Augstin Pyrame de Candolle)の略。

アオツヅラフジの場合、1753年にリンネがMenispermum oribiculatusとして登録したが、1817年にカンドルが、アオツヅラフジをMenispermum属からCocculus属に移した。なので、(L.) DC.と表記されている。
さらに、ツンベルグがアオツヅラフジをCocculus trilobusと命名したものを、1818年にカンドルがCocculus oribiculatusと同種であるとした、ということ。

まとめると、リンネの命名したM.oribiculatusが一番早い命名だったのでoribiculatusはこの時点で固定されて以後変更はされない。なので、ツンベルグの命名したtrilobusは異名となる。カンドルはアオツヅラフジの所属を正しCocculus属に移動させて、ツンベルグのtrilobusをoribiculatusと統一した。

ちなみに、アクセプトされた学名はC.oribiculatusだが、異名であるC.trilobusのほうが多く使用される傾向がある。図鑑でもC.oribiculatusと表記されることも、C.trilobusと表記されることもある。


分類
1, 新エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    双子葉植物綱、古生花被植物亜綱、キンポウゲ目、ツヅラフジ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    モクレン綱、モクレン亜綱、キンポウゲ目、ツヅラフジ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、真正双子葉類、キンポウゲ目、ツヅラフジ科

4, APG IV (2016)
    真正双子葉類、キンポウゲ目、ツヅラフジ科


ツヅラフジ科 Menispermaceae
コウモリカズラ亜科
Pachygone連
1, アオツヅラフジ属 Cocculus
    アオツヅラフジ、イソヤマアオキ、など
2, Haematocarpus属
3, Hyperbaena属
4, Pachygone属









      



インターテクスツム(Gymnocalycium intertextum)は2021年3月に、鶴仙園さんで購入しました。

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2021年3月

Gymnocalycium bodenbenderianum subsp. intertextumとも言われたりしますが、ギムノフォトプロムナードさんでは武勲丸(Gymnocalycium ochoterenae)に近いと書かれていました。
Gbifの学名検索では、Gymnocalycium ochoterenae subsp. ochoterenaeが正しく、Gymnocalycium intertextumはシノニム(異名)とされている様です。
ただし、ギムノのこの仲間の分類は学術的にもはっきりしないところがありますから、今後がらりと学名が変わってしまう可能性が結構あります。

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2021年11月

購入してから8ヶ月でトゲが凄まじいことになりました。

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ホームセンターで、ゴリシアナというユーフォルビアを去年の冬に購入しました。

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ゴリシアナ?

ところが、ネット検索にかけても情報がありません。例によってスペルがわからないので、gorisiana、golisianaと検索していったら、golisianaでヒットしました。この時の検索ヒット数はたったの4件…
全て海外のサイトでしたが、イタリア語のサイトに解説がありました。内容は以下の通り。
「ソマリア北西の石灰岩地、1300~1500mに産する。Euphorbia philipsineと誤って認識されていたが、Euphorbia golisianaと同種であることがBally & Canter(1976)により判明した」

分かったような分からないような…
とりあえず、philipsineを調べてみました。
しかし、今度はphilipsineが調べても出て来ないのです。色々と調べていたら、どうやらphilipsineはphillipsiaeの事みたいです。単純なスペルミスなのでしょうか。

次はGbifで学名検索をかけます。
出ました。Euphorbia phillipsiaeが正しい様です。
ただし、何故かゴリシアナはヒットしません。
色々調べていたら、Euphorbia phillipsioidesという、やはりソマリア産のユーフォルビアが出てきて、phillipsiaeと似ていて区別がつきにくいだとか、どっちがどっちだか分からないだとか出てきてしまいました。

やはり、Gbifで検索をかけます。
それによると、フィリプシアエは1903年登録されていて、イギリス王立植物園(キュー王立植物園)所蔵の乾燥標本は、ゴリシアナと同じ様に見えます。
対するフィリプシオイデスは1992年登録されたらしく、標本だけではなく生体写真もありましたが、トゲは白くゴリシアナと外見は異なって見えました。

また、フィリプシアエのシノニム(異名)として、ゴリサナ(Euphorbia golisana)という名前が出てきました。
ゴリシアナはゴリサナから来たミススペルのようです。ちなみに、ゴリサナは1911年登録なので、1903年に登録されたフィリプシアエが正式名称となります。

結論としまして、ゴリシアナはフィリプシアエの異名でトゲは赤味があり、同産地のフィリプシオイデスはトゲが白く判別出来るということです。
ゴリシアナはゴリサナの誤表記で、フィリプシアエの異名。
イタリア語のサイトの説明は、恐らくフィリプシアエ(=ゴリサナ)とフィリプシオイデスが混同されてきた事についての記事だったのでしょう。

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フィリプシアエ(Euphorbia phillipsiae)

植え替えしたら急激に生長しました。開花中です。赤味のあるトゲはとても強い。

一応、高地ソマリアものということで、日本の夏の高温多湿を嫌う様です。
 

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去る2020年2月の事です。
サカタのタネが経営しているガーデンセンター横浜に行って参りました。最寄り駅から非常に近い立地なのですが、何故か地図と実際の立地がいまいち噛み合わず、しばらく駅前をうろつく羽目に陥りました。
多肉フェアだったのですが、確かにケープバルブは入荷しておりましたが、その他は在庫処分って感じでややへたり気味でした。
しかし、あまりホームセンターで見ない多肉があったので購入したのが、クラビラマと表記された多肉です。

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2020年2月 クラビラマ?

見た感じで、まあユーフォルビアだと分かります。
帰宅してからネットで調べたのですが、ヒットしません。なので学名で調べたいのですが、スペルが分かりません。仕方がないので、curbirama、culbiramaと検索していったら、curviramaでヒットしました。クラビラマと言うより、クルビラマのほうが読み方としてはいい気がします。
園芸名は蒼蛮閣。情報が少なく詳細は不明。ネット販売はされているようですが、あまり手に入らないみたいです。とはいっても、希少だからではなく、人気がなくて売れ筋ではないからだとは思いますが…
海外のサイトでも、販売サイトばかりで情報はありません。デンマーク語のウィキっぽいサイトの情報では、高さ6.5m、茎の直径が30cmに達するとのこと。

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2020年11月、蒼蛮閣(Euphorbia curvirama)

同じ個体ですか、植え替えしてよく日に当てた所、綺麗な斑が見えてきました。
ただ、ユーフォルビアの柱状のものは同じ種類でも斑があったりなかったりするので、斑を目安に種類を判別するのは危険です。
ネットでも似た斑を持つ数種類の柱状ユーフォルビアが混同されているみたいです。そのうち、そこら辺もまとめて記事にしてみるつもりでおります。


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