驚くべきことに、このような年末の忙しい時節、高速バスなんぞに乗って多肉植物のイベントに行くおかしな人間もこの世の中にはいるわけです。まあ、私のことなんですけどね。本日、2022年最後の多肉植物の即売会が開催されました。千葉県で開催された木更津Cactus & Succulentフェアです。
しかし、まあ会場のかずさアカデミアホールは大変行きにくい場所にあります。交通手段は車かバスなんでしょうけど、私は日常的に運転しないので長時間の運転は苦手です。電車と路線バスの組み合わせだと、時間も合わないしバスの本数も少ないしで面倒臭いことこの上ない感じです。というわけで、高速バスしか選択肢がなかったりします。
去年は東京駅から高速バスで会場まで向かいました。今年も同じようにと考えていたのですが、知らない間に高速バス乗り場が地下二階に移動したみたいです。調べて行かなかったら、危うく東京駅前を宛もなく右往左往するところでした。しかし、地下のバスターミナルはいいですね。屋内なので冷たい風にさらされることもありませんし、係員が誘導してくれますから非常わかりやすい。
快晴の東京湾。
そこから先は同じです。高速バスはかずさアカデミアホールの敷地内まで入って会場前で降りられるので楽チンです。私は10時半くらいに会場に到着しました。
一年ぶりの再会。
会場の様子ですが、すでに10時からの有料の先行入場客で賑わいがありました。皆さんも好きですねぇ。なんと、整理券が配られ入場に少し時間がかかりました。会場に入ると、去年よりもだいぶ出店が増えていました。嬉しい限りです。
さて、今回の多肉植物の傾向はどんな感じでしょうか? 去年と同じくアナナス専門店が出ており、色とりどりで目立っていました。先ずは去年、ユーフォルビアが沢山出ていたブースへ。去年は子持シンメトリカ、Euphorbia tortirama、Euphorbia phillipsioidesを購入しましたが、今年も珍しいユーフォルビアが沢山ありました。今回の購入はユーフォルビア2種類。他にもレアものが沢山ありました。
Euphorbia ellenbeckii
エチオピア、ソマリア、ケニア原産のユーフォルビア。原産地的に、もしかしたらやや難物かもしれません。割とレア。
Euphorbia グロエネフィカ
Euphorbia groenewardii × Euphorbia veneficaらしいです。おかしな組み合わせですね。将来の姿が気になります。
お次は幅広く様々な多肉植物を取り揃えているブースへ。お初かもしれません。ここでは、樹木アロエのAloidendron ramossimumとメキシコのソテツであるDioon eduleを購入しました。店主が実生した苗なんだそうです。しかし、恐ろしいほど安かったです。特にA. ramossimumなんて普通は高価ですからね。見た瞬間震えましたよ。
Aloe ramosissima
どうやら枝分かれ中みたいです。
アロエ属からアロイデンドロン属に変更されました。つまり、Aloidendron ramosissimumです。店主は良く締めて育てているそうで、間延びしていない良い形です。
実はA. dichotomumに次いで2種類目のアロイデンドロンです。アロイデンドロン属の詳細は以下の記事をご参考までに。
Dioon edule
数年前にDioon eduleの小さな実生苗が、大型のホームセンターや園芸店に並びましたが、今はまったく見かけません。気になって探したらホームセンターの片隅ですっかり変色して枯れかけしかありませんでしたから諦めていました。というわけで、D. eduleは久しぶりに見ました。その後、Dioon spinulosumは購入しましたから、Dioonもこれで2種類目です。
過去にDioonの分類と進化に関する記事を書いていますから、ご参照ください。
お次は今年の冬のサボテン・多肉植物のビッグバザールで、Euphorbia handiensisを購入したブースへ。そこそこのサイズのバルサミフェラが、まあまあ安い価格だったので購入。
Euphorbia balsamifera
珍しいユーフォルビアですが、最近ではイベントで少しづつですが見かけます。カナリア諸島、モロッコ、西サハラ原産ということで、カナリア諸島原産のユーフォルビアはE. canariensis、E. handiensisに続いて3種類目。
最後にビッグバザールでもお馴染みのラフレシアリサーチさんのブースへ。今年の冬のビッグバザールでは、はじめて何も購入しませんでしたが、今回はフィールドナンバー付きのギムノカリキウムを購入しました。ワンコイン苗なので激安です。
Gymnocalycium mihanovichii VoS 01-007
瑞雲丸と呼ばれているようです。そういえば、緋牡丹は瑞雲丸の園芸品種と言われていますが、牡丹玉の園芸品種にも見えます。詳しくないので調べる必要がありますね。
Gymnocalycium friedrichii VoS 01-017/a
Gymnocalycium mihanovichii var. friedrichiiとされることもあるくらい、瑞雲丸と良く似ています。いわゆる牡丹玉です。しかし、現在認められている学名はGymnocalycium stenopleurumらしいです。
Ruchiaさんも来ていましたが、今回は購入しませんでした。目につくところでは、Gasteria vlokiiがありました。割とレアですが手持ちにあるのでパス。珍しいことに、結構Tulistaがありましたが以前購入したT. pumilaのvar. ohkuwaeとGM602でしたから当然買わず。
とまあ今回はこんな感じです。高いものは高いですが、探すとえらく安いものも結構ありました。今回も相場より安いものしか買いませんでしたから、懐にはまだ余裕がありましたが、荷物が多くなり過ぎました。これから、高速バスと電車を乗り継いで帰らなくてはならないため、気になるものはまだありましたが、今回は断念しました。まあ、またいつかどこかのイベントで出会えるでしょう。
去年と比べると、出店も増えていましたし、お客さんの入りも上々でした。まだ、3回目ですからこれからもっと盛り上がっていくイベントに育つといいですね。
帰りのバスでは富士山を遠くに仰ぎ見ながら。
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しかし、まあ会場のかずさアカデミアホールは大変行きにくい場所にあります。交通手段は車かバスなんでしょうけど、私は日常的に運転しないので長時間の運転は苦手です。電車と路線バスの組み合わせだと、時間も合わないしバスの本数も少ないしで面倒臭いことこの上ない感じです。というわけで、高速バスしか選択肢がなかったりします。
去年は東京駅から高速バスで会場まで向かいました。今年も同じようにと考えていたのですが、知らない間に高速バス乗り場が地下二階に移動したみたいです。調べて行かなかったら、危うく東京駅前を宛もなく右往左往するところでした。しかし、地下のバスターミナルはいいですね。屋内なので冷たい風にさらされることもありませんし、係員が誘導してくれますから非常わかりやすい。
快晴の東京湾。
そこから先は同じです。高速バスはかずさアカデミアホールの敷地内まで入って会場前で降りられるので楽チンです。私は10時半くらいに会場に到着しました。
一年ぶりの再会。
会場の様子ですが、すでに10時からの有料の先行入場客で賑わいがありました。皆さんも好きですねぇ。なんと、整理券が配られ入場に少し時間がかかりました。会場に入ると、去年よりもだいぶ出店が増えていました。嬉しい限りです。
さて、今回の多肉植物の傾向はどんな感じでしょうか? 去年と同じくアナナス専門店が出ており、色とりどりで目立っていました。先ずは去年、ユーフォルビアが沢山出ていたブースへ。去年は子持シンメトリカ、Euphorbia tortirama、Euphorbia phillipsioidesを購入しましたが、今年も珍しいユーフォルビアが沢山ありました。今回の購入はユーフォルビア2種類。他にもレアものが沢山ありました。
Euphorbia ellenbeckii
エチオピア、ソマリア、ケニア原産のユーフォルビア。原産地的に、もしかしたらやや難物かもしれません。割とレア。
Euphorbia グロエネフィカ
Euphorbia groenewardii × Euphorbia veneficaらしいです。おかしな組み合わせですね。将来の姿が気になります。
お次は幅広く様々な多肉植物を取り揃えているブースへ。お初かもしれません。ここでは、樹木アロエのAloidendron ramossimumとメキシコのソテツであるDioon eduleを購入しました。店主が実生した苗なんだそうです。しかし、恐ろしいほど安かったです。特にA. ramossimumなんて普通は高価ですからね。見た瞬間震えましたよ。
Aloe ramosissima
どうやら枝分かれ中みたいです。
アロエ属からアロイデンドロン属に変更されました。つまり、Aloidendron ramosissimumです。店主は良く締めて育てているそうで、間延びしていない良い形です。
実はA. dichotomumに次いで2種類目のアロイデンドロンです。アロイデンドロン属の詳細は以下の記事をご参考までに。
Dioon edule
数年前にDioon eduleの小さな実生苗が、大型のホームセンターや園芸店に並びましたが、今はまったく見かけません。気になって探したらホームセンターの片隅ですっかり変色して枯れかけしかありませんでしたから諦めていました。というわけで、D. eduleは久しぶりに見ました。その後、Dioon spinulosumは購入しましたから、Dioonもこれで2種類目です。
過去にDioonの分類と進化に関する記事を書いていますから、ご参照ください。
お次は今年の冬のサボテン・多肉植物のビッグバザールで、Euphorbia handiensisを購入したブースへ。そこそこのサイズのバルサミフェラが、まあまあ安い価格だったので購入。
Euphorbia balsamifera
珍しいユーフォルビアですが、最近ではイベントで少しづつですが見かけます。カナリア諸島、モロッコ、西サハラ原産ということで、カナリア諸島原産のユーフォルビアはE. canariensis、E. handiensisに続いて3種類目。
最後にビッグバザールでもお馴染みのラフレシアリサーチさんのブースへ。今年の冬のビッグバザールでは、はじめて何も購入しませんでしたが、今回はフィールドナンバー付きのギムノカリキウムを購入しました。ワンコイン苗なので激安です。
Gymnocalycium mihanovichii VoS 01-007
瑞雲丸と呼ばれているようです。そういえば、緋牡丹は瑞雲丸の園芸品種と言われていますが、牡丹玉の園芸品種にも見えます。詳しくないので調べる必要がありますね。
Gymnocalycium friedrichii VoS 01-017/a
Gymnocalycium mihanovichii var. friedrichiiとされることもあるくらい、瑞雲丸と良く似ています。いわゆる牡丹玉です。しかし、現在認められている学名はGymnocalycium stenopleurumらしいです。
Ruchiaさんも来ていましたが、今回は購入しませんでした。目につくところでは、Gasteria vlokiiがありました。割とレアですが手持ちにあるのでパス。珍しいことに、結構Tulistaがありましたが以前購入したT. pumilaのvar. ohkuwaeとGM602でしたから当然買わず。
とまあ今回はこんな感じです。高いものは高いですが、探すとえらく安いものも結構ありました。今回も相場より安いものしか買いませんでしたから、懐にはまだ余裕がありましたが、荷物が多くなり過ぎました。これから、高速バスと電車を乗り継いで帰らなくてはならないため、気になるものはまだありましたが、今回は断念しました。まあ、またいつかどこかのイベントで出会えるでしょう。
去年と比べると、出店も増えていましたし、お客さんの入りも上々でした。まだ、3回目ですからこれからもっと盛り上がっていくイベントに育つといいですね。
帰りのバスでは富士山を遠くに仰ぎ見ながら。
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