逆鱗竜は南アフリカ原産の非常に丈夫なユーフォルビアです。ただし、引き締まった美しい姿を維持するのは中々困難なように思えます。
逆鱗竜はとにかく生長が早く、冬でも日中暖かいと生長を始めてしまいます。しかし、冬は日照が不足勝ちなので、節が伸びたようなだらしない姿になってしまいます。それだけならいいのですが、日照の多い真夏でも徒長してしまうので困っています。
一応、ホリダと同じように育てていますから、割と厳しめなはずなんですけどね。

逆鱗竜の実生苗。こちらは真夏に徒長してしまいました。
幹の下部と比べて上部の鱗片が縦長になっています。無遮光で雨に当てない栽培ですが、週1回の水やりでもこうなってしまいました。それこそ、用土が完全に乾いたらではなく、限界まで水をやらない方がいいのかもしれません。
逆鱗竜の学名は1804年に命名されたEuphorbia clandestina Jacq.です。
分類学的には、ユーフォルビア属(Euphorbia)、アティマルス亜属(Subgenus Athymalus)、アンタカンタ節(Section Anthacanthae)、フロリスピナ亜節(Subsection Florispinae)、トレイシア列(Series Treisia)ということになります。トレイシア列と言えば、逆鱗竜に良く似たE. bubalina(昭和キリン)、E. pubiplans、E. clava(式部)などが含まれます。
フロリスピナ亜節の分子系統(抜粋)
┏━━━━━━━━Series Meleuphorbia
┃
┃ ┏━━━━━E. pillansii
┃ ┏┫
┃ ┃┗━━━━━E. pseudoglobosa 2
┃┏┫
┃┃┃┏━━━━━E. pseudoglobosa 1
┃┃┗┫
┃┃ ┗━━━━━E. mammillaris 2
┃┃
┣┫ ┏━━━━━E. heptagona 2
┃┃┏┫
┃┃┃┗━━━━━E. heptagona 1
┃┣┫
┏┫┃┗━━━━━━E. susannae
┃┃┃
┃┃┃┏━━━━━━E. clandestina
┃┃┗┫
┃┃ ┗━━━━━━E. pubiglans
┃┃
┃┃┏━━━━━━━E. bubalina 2
┃┃┃
┃┣╋━━━━━━━E. bubalina 1
┃┃┃
┃┃┗━━━━━━━E. clava
┃┃
┃┗━━━━━━━━Series Rhizanthium
┃
┗━━━━━━━━━Series Hystrix
メレウフォルビア列(Series Meleuphorbia)とされた、E. heptagona(紅彩閣)、E. susannae(瑠璃晃)、E. pillansii、E. pseudoglobosa(稚児キリン)も分子系統では近縁であるように見えます。とても不思議です。
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逆鱗竜はとにかく生長が早く、冬でも日中暖かいと生長を始めてしまいます。しかし、冬は日照が不足勝ちなので、節が伸びたようなだらしない姿になってしまいます。それだけならいいのですが、日照の多い真夏でも徒長してしまうので困っています。
一応、ホリダと同じように育てていますから、割と厳しめなはずなんですけどね。

逆鱗竜の実生苗。こちらは真夏に徒長してしまいました。
幹の下部と比べて上部の鱗片が縦長になっています。無遮光で雨に当てない栽培ですが、週1回の水やりでもこうなってしまいました。それこそ、用土が完全に乾いたらではなく、限界まで水をやらない方がいいのかもしれません。
逆鱗竜の学名は1804年に命名されたEuphorbia clandestina Jacq.です。
分類学的には、ユーフォルビア属(Euphorbia)、アティマルス亜属(Subgenus Athymalus)、アンタカンタ節(Section Anthacanthae)、フロリスピナ亜節(Subsection Florispinae)、トレイシア列(Series Treisia)ということになります。トレイシア列と言えば、逆鱗竜に良く似たE. bubalina(昭和キリン)、E. pubiplans、E. clava(式部)などが含まれます。
フロリスピナ亜節の分子系統(抜粋)
┏━━━━━━━━Series Meleuphorbia
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┃ ┏━━━━━E. pillansii
┃ ┏┫
┃ ┃┗━━━━━E. pseudoglobosa 2
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┃┃┃┏━━━━━E. pseudoglobosa 1
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┃┃ ┗━━━━━E. mammillaris 2
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┣┫ ┏━━━━━E. heptagona 2
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┃┃┃┗━━━━━E. heptagona 1
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┏┫┃┗━━━━━━E. susannae
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┃┃┃┏━━━━━━E. clandestina
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┃┃ ┗━━━━━━E. pubiglans
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┃┃┏━━━━━━━E. bubalina 2
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┃┣╋━━━━━━━E. bubalina 1
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┃┃┗━━━━━━━E. clava
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┃┗━━━━━━━━Series Rhizanthium
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┗━━━━━━━━━Series Hystrix
メレウフォルビア列(Series Meleuphorbia)とされた、E. heptagona(紅彩閣)、E. susannae(瑠璃晃)、E. pillansii、E. pseudoglobosa(稚児キリン)も分子系統では近縁であるように見えます。とても不思議です。
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