稚児キリンは南アフリカ原産のユーフォルビアです。玉鱗宝Euphorbia globosaと似ているので、pseudoglobosaという学名です。pseudo-とは、「偽の」という意味です。

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Euphorbia pseudoglobosa

稚児キリンの様なくびれを重ねて育つタイプのユーフォルビアは、非常に徒長しやすくきれいに育てることは難しいと言えます。
ユーフォルビアは寒さに弱いので、室内に取り込みます。サボテンなどは水をやらないことにより、耐寒性が上がります。ですから、ユーフォルビアもと考えてしまいますが、一般的に多肉ユーフォルビアは、完全に水を切ると根がやられてしまいがちです。そこで、冬でも最低、2週間に1回は水やりしたほうがよいといわれています。
しかし、問題は日中部屋が暖かくなったりすると、生長をはじめてしまいということです。冬の日照は弱いので、どうしても徒長してしまいます。冬は気温が低く室内は空気の動きも少ないので、水やりをするとなかなか鉢の水分が蒸発せず、ずっと湿りっぱなしとなることも徒長の原因です。
私は冬は植物用ライトを当てて、日中は扇風機で風を当てています。この方法だと3~4日で鉢は乾きますし、写真の様に徒長しません。

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塊根が出来ます。挿し木苗でも塊根が形成されます。

稚児キリンの学名は1929年に命名された、Euphorbia pseudoglobosa Marlothです。異名として、1931年に命名されたEuphorbia frickiana N.E.Br.、1935年に命名されたEuphorbia juglans Comptonがあります。


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