グランディアラタ(グランディアラータ)は、南アフリカ原産の多肉ユーフォルビアです。
グランディアラタをはじめとした柱サボテンに似た多肉ユーフォルビアは沢山の種類がありますが、皆良く似ており間違って呼ばれることも多いようです。

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グランディアラタ Euphorbia grandialata
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ぺらぺら

見分けるポイントはありますが、まずは種類の判別に関係ない部分をあげていきます。まず、①斑の有無と②トゲの強さは種類の判別に全く関係ありません。
同じ種類でも、斑は個体ごとに違う模様が入りますし、そもそも斑がない個体もあります。ネットではこの斑の有無と模様の類似により、種類を判別していると思われる節が多々見られますが、基本的に誤りです。
トゲの強さは生長により変化します。日照の強さによっても変化しますから、あまり参考にはなりません。

見分けるポイントは、①稜数、②断面、③トゲのつき方でしょう。
稜の数は生長により変化します。若い枝や小さい株は稜数が少ないことが多いです。しかし、生長すれば稜数は安定します。グランディアラタは4稜が基本ですが、購入個体はまだ3稜です。
断面の形は非常に重要です。例えば4稜の場合、上からみて正方形になるものと、稜の肉が薄く十字形、あるいはその中間があります。グランディアラタは非常に稜が薄く厚みがありません。
トゲは縦に真っ直ぐ並ぶものと、うねるように左右にズレながらつくものとがあります。グランディアラタは真っ直ぐ直線的にトゲが並びます。

キリン冠と呼ばれ勝ちですが、キリン冠はEuphorbia grandicornisのことですから誤りでしょう。キリン冠は稜がうねるようにトゲがつきますから、判別は簡単です。
春駒Euphorbia pseudocactusはトゲが縦に並ぶので一見して似ていますが、断面が肉厚でほぼ四角形です。稜が薄いグランディアラタとは異なります。
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キリン冠 Euphorbia grandicornis
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春駒 Euphorbia pseudocactus
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春駒は肉厚

グランディアラタの学名は1937年に命名された、Euphorbia grandialata R.A.Dyerです。R.A.Dyerは南アフリカの植物学者・分類学者である、Robert Allen Dyerのことです。Dyerはヒガンバナ科と多肉植物を専門としていたようです。
そう言えば、grandialataは「大きな翼を持つ」という意味だそうです。薄い稜を翼に見立てたのかもしれません。


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