狗奴子キリン、あるいは巌流島と呼ばれている多肉ユーフォルビアですが、あまり使われていない名前です。学名から来ている「クンチー」の名前のほうが一般的かもしれません。ちなみに「狗奴子」は「くなこ」読むみたいですが、意味はよくわかりません。魏志倭人伝に出てくる「狗奴国」から来ているような気もしますが、じゃあなんで狗奴国にちなんだのかと言われると、さすがに返答に窮しますけど。
地上は多肉質の枝が沢山出ますが、地下には太く白い根があります。鑑賞のために根が見える様に、少し浅植えして育てられます。
クンチーは南アフリカ、モザンビーク、スワジランド原産です。

2020年1月、購入時の写真。枝は少な目。
某横浜の温室持ちの大型ホムセンで購入。あそこの古い多肉は死にかけばっかりで、ネジラミとカイガラムシが蔓延してます。当時は物珍しさに通ってましたが、今にして思うと我ながらアホでしたね。
あと、そこで買った珍しいアロエがアロエダニに感染していたようで、育てていたアロエにも感染して20種類くらいお亡くなりになるという恐怖体験があったので、行かなくなりました。まあ、今はどうなっているかわかりませんが…

2022年2月、だいぶ枝が増えました。購入時に同じ鉢に植え替えてます。

大根のような太い根が出ます。
クンチーを育てている人のブログを見ると、強光に当てると真っ赤になるとあります。しかし、私の育てているクンチーは、真夏に遮光しないで育てても、ほとんど赤くなりません。何故かは良くわかりません。
また、乾かし気味で締めて育てていますから、枝の伸びは良くありません。しかし、根の伸びは良いので根詰まり気味です。今年は植え替えしなくちゃ…、ということで2年振りに引っこ抜いて見ました。

2022年5月。
塊根がえらく太ってました。地上部分はあまり伸びないのに、すごいですね。特に右の1本は鉢底に当たって曲がってしまいました。
枝が伸びないのに塊根が太るのは、もしかしたら冬でも植物用ライトを当てて、ミニ扇風機で強制的に乾かしているせいかもしれません。光合成の養分が全て塊根に行ったのでしょうか。

植え替え後。縦長の鉢に植えたのですが、そのうちまた鉢底に塊根が当たりそうなので、塊根を出しました。塊根をカットする人もいるみたいですが、心情的に切りたくない…
クンチーの育て方は無遮光で雨に当てないで、週1回の水やりだけ。他にはなにもしません。いやあ、楽チンでいいですね。
と言いたい所ですが、逆にクンチーが、というよりは多肉ユーフォルビアは冬の管理の方が重要です。サボテンなどは断水することにより、耐寒性が大幅にアップしますが、多肉ユーフォルビアは断水すると根をやられてしまいます。私も経験があるのですが、枯れはしませんがほぼ生長が止まり新根も伸びずという状態になります。ですから、ユーフォルビアは断水で耐寒性アップ作戦はあまり期待できません。2週間に1回は水をやりたいところですが、冬は室内とはいえ気温は低く、空気の流れがないので中々鉢の水分が乾きません。特に塊根性の多肉植物は長期間の低温多湿で腐りやすくなります。ですから、私はミニ扇風機をタイマーに接続して、1日8時間くらい風を当てています。この場合、水やりから数日で鉢が乾きますから、根腐れのリスクは大幅に減らすことが可能です。
学名はEuphorbia knuthii Paxです。1904年にPax、つまりはFerdinand Albin Paxが命名しました。Paxはドイツの植物学者で、エングラーの分類体系で著名なHeinrich Gustav Adolf Engleと植物分類学に関する研究書を執筆しています。
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地上は多肉質の枝が沢山出ますが、地下には太く白い根があります。鑑賞のために根が見える様に、少し浅植えして育てられます。
クンチーは南アフリカ、モザンビーク、スワジランド原産です。

2020年1月、購入時の写真。枝は少な目。
某横浜の温室持ちの大型ホムセンで購入。あそこの古い多肉は死にかけばっかりで、ネジラミとカイガラムシが蔓延してます。当時は物珍しさに通ってましたが、今にして思うと我ながらアホでしたね。
あと、そこで買った珍しいアロエがアロエダニに感染していたようで、育てていたアロエにも感染して20種類くらいお亡くなりになるという恐怖体験があったので、行かなくなりました。まあ、今はどうなっているかわかりませんが…

2022年2月、だいぶ枝が増えました。購入時に同じ鉢に植え替えてます。

大根のような太い根が出ます。
クンチーを育てている人のブログを見ると、強光に当てると真っ赤になるとあります。しかし、私の育てているクンチーは、真夏に遮光しないで育てても、ほとんど赤くなりません。何故かは良くわかりません。
また、乾かし気味で締めて育てていますから、枝の伸びは良くありません。しかし、根の伸びは良いので根詰まり気味です。今年は植え替えしなくちゃ…、ということで2年振りに引っこ抜いて見ました。

2022年5月。
塊根がえらく太ってました。地上部分はあまり伸びないのに、すごいですね。特に右の1本は鉢底に当たって曲がってしまいました。
枝が伸びないのに塊根が太るのは、もしかしたら冬でも植物用ライトを当てて、ミニ扇風機で強制的に乾かしているせいかもしれません。光合成の養分が全て塊根に行ったのでしょうか。

植え替え後。縦長の鉢に植えたのですが、そのうちまた鉢底に塊根が当たりそうなので、塊根を出しました。塊根をカットする人もいるみたいですが、心情的に切りたくない…
クンチーの育て方は無遮光で雨に当てないで、週1回の水やりだけ。他にはなにもしません。いやあ、楽チンでいいですね。
と言いたい所ですが、逆にクンチーが、というよりは多肉ユーフォルビアは冬の管理の方が重要です。サボテンなどは断水することにより、耐寒性が大幅にアップしますが、多肉ユーフォルビアは断水すると根をやられてしまいます。私も経験があるのですが、枯れはしませんがほぼ生長が止まり新根も伸びずという状態になります。ですから、ユーフォルビアは断水で耐寒性アップ作戦はあまり期待できません。2週間に1回は水をやりたいところですが、冬は室内とはいえ気温は低く、空気の流れがないので中々鉢の水分が乾きません。特に塊根性の多肉植物は長期間の低温多湿で腐りやすくなります。ですから、私はミニ扇風機をタイマーに接続して、1日8時間くらい風を当てています。この場合、水やりから数日で鉢が乾きますから、根腐れのリスクは大幅に減らすことが可能です。
学名はEuphorbia knuthii Paxです。1904年にPax、つまりはFerdinand Albin Paxが命名しました。Paxはドイツの植物学者で、エングラーの分類体系で著名なHeinrich Gustav Adolf Engleと植物分類学に関する研究書を執筆しています。
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コメント
コメント一覧 (2)
初コメさせて頂きます。
当方長年多肉栽培を楽しんでいます。
学名の変わり様、大変勉強になります。
色々ご指導頂き、情報交換出来たら嬉しいです。
また遊びに来ます。
植物おじさん
が
しました