本日は特徴的な模様が入る多肉ユーフォルビアの、閃光閣を紹介します。

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閃光閣 Euphorbia knobelii

上の写真は2020年1月に購入した時のものです。ご覧の通り、沢山あるミニ多肉のひとつとして園芸店で売っていました。ですから、それほど珍しいものではありません。ただし、こういう多肉は売れ筋というわけではないため、生産者さんもいつも育てているわけじゃありません。そのため、常にお店で売っているものではないので、一期一会だったりします。

購入時の名札には、クノベリーとだけありました。そこで、グランカクタスの佐藤勉さんが書いた『世界の多肉植物 3070種』を紐解いてみると、E. knobliiとあります。ただし、海外のサイトやGbifでは、E. knobeliiとあり、こちらが正当な学名となります。本の名前は単純な誤記でしょう。

さて、閃光閣は南アフリカで発見されましたが、学名はEuphorbia knobelii Lettyとあります。よって、命名者はCythna Lettyです。Lettyは南アフリカの植物画家の女性です。看護士として従事したあと、アロエ属の研究で有名なかのポール=エバンスの元で働いていたようです。E.knobeliiが正式に登録されたのは、1934年のことです。
そう言えば、原産地では家畜の踏みつけにより、環境が荒らされているみたいですね。栽培が簡単なので絶滅はしないでしょうけど、多肉の生育する自然環境が保全されない現状を悲しく思います。

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2022年1月

だいぶ成長しましたが、さすがに窮屈になってきたので、一つずつ分けて植えたほうが良さそうです。
多くの多肉ユーフォルビアと同じく、寒さにはあまり強くありません。霜には耐えられないので、注意します。関東地方では氷点下になるので、屋外栽培は難しいでしょう。
一年を通じて特に遮光はしていませんが、少し遮光したほうがいいといっている人もいるみたいです。まあ、冬に室内に取り込みますがどうしても太陽光が弱いので、春に室外に出した時に日焼けしやすくはなりますね。私は植物用ライトで冬も生長させているので、それは心配する必要はないみたいです。
それはそうと、ネットではえらい高額で取引されているみたいです。私は298円で買ったわけですが…


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