和名 : シロザ(白藜)
別名 : シロアカザ
学名 : Chenopodium album L. 1753
和名 : アカザ(藜)
学名 : Chenopodium giganteum D.Don
異名 :
Chenopodium album var. centrorubrum Makino 1910
Chenopodium centrorubrum (Makino)Nakai 1936
シロザとアカザ(収穫後の畑地)
基本情報
高さ150cmほどになる1年草。茎は直立して上部で分枝して円錐花序をつける。花季は8-10月で黄緑色で小型。若い葉には白い粉がつく。
荒れ地に生える先駆植物で、畑地やゴミ集積地に普通。好窒素性植物。
世界中の温帯から熱帯に分布。日本でも全国で見られる。
よく似たアカザは、若葉が紅紫色となりシロザより大型。好窒素性植物。中国原産と考えられるが、古い時代に帰化した可能性がある。シロザの変種とされることが多い。
和名
白いアカザの意。
学名
L.は二名式の学名を考案したスウェーデンのカール・フォン・リンネ(Carl von Linne)の略。Linnaeusと表記されることもある。D.Donはスコットランドの植物学者David Donの略。Makinoは日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎のこと。Nakaiは日本の植物分類学者の中井猛之進のこと。
シロザは1753年にリンネにより登録された。
アカザは1910年に牧野により、シロザの変種として登録された。しかし、Gbifのアクセプトされた学名はシロザの変種ではなく、C.giganteumとされている。登録年はわからないが、Donの生没年が1799-1841年なので、牧野の発表より早いことになる。
また、1936年に中井がC.centrorubrumとしたが、これもGbifではシノニム(異名)とされる。
ただ、GbifでもC.giganteumの詳細な情報が皆無で、曖昧なところがある。むしろ、C.centrorubrumとしての情報は多少存在する。また、C.giganteumはタカサゴムラサキアカザと呼ばれ、ツリースピナッチの名前で食用とされる。本当に同じ種を表しているのだろうか。
アカザがシロザの変種であるか否かはあやふやと言える。最新の遺伝子解析により系統関係の研究が望まれる。
ちなみに、日本の植物図鑑ではシロザの変種、var. centrorubrum、あるいはC.centrorubrumと表記されることが多い。
分類
エングラーの分類体系(Melchior,1964)
双子葉植物綱、古生花被植物亜綱、アカザ目、アカザ科
2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
モクレン綱、ナデシコ亜綱、ナデシコ目、ヒユ科
3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
モクレン綱(被子植物)、真正双子葉類、中核真正双子葉類、ナデシコ目、ヒユ科
4, APG IV (2016)
真正双子葉類、キク上群、ナデシコ目、ヒユ科
ヒユ科 Amaranthaceae(アカザ科を含む)
1, アカザ属 Chenopodium(旧アカザ科)
シロザ、アカザ、など
2, ホウレンソウ属 Spinacia(旧アカザ科)
ホウレンソウ
3, ホウキギ属 Kochia(旧アカザ科)
コキア(ホウキギ、ホウキグサ)
4, ケイトウ属 Celosia
ケイトウ、ヤリゲイトウ
5, ヒユ属 Amaranthus
アマランサス(センニンコク)、ハゲイトウ、ヒユ
6, フダンソウ属 Beta(旧アカザ科)
サトウダイコン(テンサイ)
7, イソフサギ属(センニチコウ属) Gomphrena
センニチコウ
8, アタリソウ属 Dysphania(旧アカザ科)
アタリソウ
9, アッケシソウ属 Salicornia(旧アカザ科)
10, ツルノゲイトウ属 Alternanthera
アルテルナンテラ・レインキー
など
別名 : シロアカザ
学名 : Chenopodium album L. 1753
和名 : アカザ(藜)
学名 : Chenopodium giganteum D.Don
異名 :
Chenopodium album var. centrorubrum Makino 1910
Chenopodium centrorubrum (Makino)Nakai 1936
シロザとアカザ(収穫後の畑地)
基本情報
高さ150cmほどになる1年草。茎は直立して上部で分枝して円錐花序をつける。花季は8-10月で黄緑色で小型。若い葉には白い粉がつく。
荒れ地に生える先駆植物で、畑地やゴミ集積地に普通。好窒素性植物。
世界中の温帯から熱帯に分布。日本でも全国で見られる。
よく似たアカザは、若葉が紅紫色となりシロザより大型。好窒素性植物。中国原産と考えられるが、古い時代に帰化した可能性がある。シロザの変種とされることが多い。
和名
白いアカザの意。
学名
L.は二名式の学名を考案したスウェーデンのカール・フォン・リンネ(Carl von Linne)の略。Linnaeusと表記されることもある。D.Donはスコットランドの植物学者David Donの略。Makinoは日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎のこと。Nakaiは日本の植物分類学者の中井猛之進のこと。
シロザは1753年にリンネにより登録された。
アカザは1910年に牧野により、シロザの変種として登録された。しかし、Gbifのアクセプトされた学名はシロザの変種ではなく、C.giganteumとされている。登録年はわからないが、Donの生没年が1799-1841年なので、牧野の発表より早いことになる。
また、1936年に中井がC.centrorubrumとしたが、これもGbifではシノニム(異名)とされる。
ただ、GbifでもC.giganteumの詳細な情報が皆無で、曖昧なところがある。むしろ、C.centrorubrumとしての情報は多少存在する。また、C.giganteumはタカサゴムラサキアカザと呼ばれ、ツリースピナッチの名前で食用とされる。本当に同じ種を表しているのだろうか。
アカザがシロザの変種であるか否かはあやふやと言える。最新の遺伝子解析により系統関係の研究が望まれる。
ちなみに、日本の植物図鑑ではシロザの変種、var. centrorubrum、あるいはC.centrorubrumと表記されることが多い。
分類
エングラーの分類体系(Melchior,1964)
双子葉植物綱、古生花被植物亜綱、アカザ目、アカザ科
2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
モクレン綱、ナデシコ亜綱、ナデシコ目、ヒユ科
3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
モクレン綱(被子植物)、真正双子葉類、中核真正双子葉類、ナデシコ目、ヒユ科
4, APG IV (2016)
真正双子葉類、キク上群、ナデシコ目、ヒユ科
ヒユ科 Amaranthaceae(アカザ科を含む)
1, アカザ属 Chenopodium(旧アカザ科)
シロザ、アカザ、など
2, ホウレンソウ属 Spinacia(旧アカザ科)
ホウレンソウ
3, ホウキギ属 Kochia(旧アカザ科)
コキア(ホウキギ、ホウキグサ)
4, ケイトウ属 Celosia
ケイトウ、ヤリゲイトウ
5, ヒユ属 Amaranthus
アマランサス(センニンコク)、ハゲイトウ、ヒユ
6, フダンソウ属 Beta(旧アカザ科)
サトウダイコン(テンサイ)
7, イソフサギ属(センニチコウ属) Gomphrena
センニチコウ
8, アタリソウ属 Dysphania(旧アカザ科)
アタリソウ
9, アッケシソウ属 Salicornia(旧アカザ科)
10, ツルノゲイトウ属 Alternanthera
アルテルナンテラ・レインキー
など
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