アデニア・グラウカ(Adenia glauca)は、トケイソウ科のコーデックスです。幻蝶カズラの園芸名があります。葉の形を蝶に見立てているのかもしれませんが、私にはヤモリの手の形に見えます。
アデニア・グラウカは南アフリカ原産で、枝はつる性となり長く伸びます。
私は500円玉くらいの小苗を入手して10年?くらいですが、塊茎の生長はゆっくりです。

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2020年11月。塊茎。これでもずいぶん大きくなってます。

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ツルはあまり伸びませんでした。

今までは室内栽培だったのですが、去年はよかれと思って外に出したら、塊茎が少し日焼けしてしまいました。そこで、玄関の窓の部分で育ててみました。

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2021年11月。夜に見るとおしゃれ

つるは真っ直ぐ育たず垂れてしまうので、つるが伸びるたびにテープでガラスに枝を接着しました。
結局、11月頃には、私の背丈を超す高さまで育ちました。
アデニアの仲間は寒さに大変弱いので、12月に玄関から自室に移動しました。つるが長過ぎて邪魔なので、大胆にカットしました。なんとなく、休眠すると思っていたのですが、新しいつるが伸びてきてしまいました。もう12月なので、そのうち生長は止まってしまうと思いますが…

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意外にも冬に新しいつるが出ました。

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2022年6月。玄関に移動しました。

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ツルを伸ばしたお陰か、塊茎が一回り大きくなった気がします。去年の日焼け跡はすっかり消えて、美しい緑色を取り戻しました。アデニア・グラウカはツルは徒長しても塊茎は徒長しないので、塊茎の日焼け防止とツルを伸ばすために軟光線で育てます。強光線だとツルもあまり伸びなかったりします。

アデニア・グラウカの学名は1892年に命名されたAdenia glauca Schinzです。異名として同じく1892年に命名されたModecca glauca Schinzがありますが、なぜ同じ年に同じ命名者によって別の属に命名されているのか不思議です。
 それぞれの属について調べてみると、Modecca Lam.は1797年、Adenia Forssk.は1775年に命名されているようです。正確にはわかりませんが、おそらくはModeccaとして命名されたものの、命名年の早いAdeniaが正当な属名となったため、Adeniaとして訂正されたのではないでしょうか。
ちなみにアデニア属はおおよそ100種類程度はある感じですね。1種類ずつ詳細を確認すれば正確な種数はわかりますが、さすがに手間がかかりすぎるため調べていません。
Schinzはスイスの植物学者・探検家であるHans Schinzのことです。Schinzは当時ドイツ領だった南西アフリカで調査と探検を行いました。
アデニア属の命名者であるForssk.は、フィンランドの探検家・東洋学者・博物学者である
Peter Forsskålのことです。なんでもForsskålはCarl von Linneの使徒なんだそうです。Forsskålはイエメンでの調査中、マラリアで亡くなったそうです。31歳のことでした。




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