ユーフォルビア・オベサ・ドットコム

ギムノカリキウム・エリナケウムはアルゼンチン原産のサボテンの一種です。erinaceumはラテン語でハリネズミの意味です。刺座から出るトゲがギムノカリキウム属の中では多いため、ギムノカリキウムらしくないと言われたりします。ギムノカリキウムの中でも地味で、目立たない種類かも知れません。

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Gymnocalycium erinaceum WR726B

2011年にAmerican Journal of Botanyに掲載されたMOLECULAR PHYLOGENY OF GYMNOCALYCIUM (CACTACEAE) : ASSESSMENT OF ALTERNATIVE INFRAGENERIC SYSTEMS, A NEW SUBGENUS, AND TRENDS IN THE EVOLUTION OF GENUS という論文では、ギムノカリキウム属の遺伝子解析を行い、ギムノカリキウム属内の系統樹を作成しています。このことにより、進化の道筋がわかり、類縁関係がはっきりしました。
ギムノカリキウム属は7亜属に分類され、新天地G. saglionisが祖先的な位置にあるとされました。エリナケウムはギムノカリキウム属ギムノカリキウム亜属に分類されています。遺伝的に近縁な種類は、G.amerhauseri、白蓮G. reductum subsp. reductumがあります。

そう言えば購入時にラベルにG. erinaceumとしか記入されていないと思ったのですが、家に着いてラベルを引き抜いてみたところ、土に刺さって見えなかった部分にR726とありました。フィールドナンバーです。フィールドナンバーは、その植物が採取された時の情報がわかります。
実際にCactus and Succulent Field Number Query (http://www.cl-cactus.com/)というサイトでR726を検索してみました。何故かG. sutterianumがヒットしてしまいました。しかも、R726はWR726のことで、WRはWalter Rauschという採取者の名前の略でした。どうやら、726という地点で3種類のギムノカリキウムを採取したようで、WR726、WR726A、WR726Bが登録されています。
WR726      G. sutterianum
WR726A   G. quehlianum v. rolfianum
WR726B   G. erinaceum
つまり、私のエリナケウムはWR726Bのことでした。
採取情報として、Dean Funes, Cordoba, Arg.とあります。つまり、アルゼンチンのコルドバ州、デアン・フネス近辺でWalter Rauschが採取したということになります。
Walter Rauschはオーストリアの植物学者・探検家で、サボテンの研究者でロビビア属を専門としていたようです。学名でも、Lobivia rauschii、Sulcorebutia rauschii、Gymnocalycium rauschii、Notocactus rauschii、Parodia rauschii、Echinopsis rauschii、Lobivia walteri、Rebutia walteriと、Walter Rauschの名前がつけられています。

このように、一見して地味なサボテンでも、調べてみると沢山の情報が得られて中々面白く感じます。
皆様も背後に隠れて見えなかった情報を調べてみてはいかがでしょうか?


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フィリプシアエあるいはゴリシアナとは?
最近、ゴリシアナあるいはフィリプシアエの名前で売られている多肉ユーフォルビアを見かけます。鶴仙園さんでも、同じ種類に見えるものをゴリシアナ、フィリプシアエの名前で売っていました。栽培している業者が異なるのでしょう。国内ではだいぶ混乱しているようです。
また、フィリプシオイデスなるユーフォルビアもあり、情報の少なさからネットでも違いがよく分からないとの声が見られます。
そこで、フィリプシアエとフィリプシオイデスを入手することが出来ましたので、紹介したいと思います。

フィリプシアエ
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フィリプシアエ Euphorbia phillipsiae
1903年にEuphorbia phillipsiaeとして登録されました。ソマリア原産。ただし、1911年に同じ種類のものを新種のEuphorbia golisanaとして報告されました。しかし、これはフィリプシアエと同種であることが確認されたため、先に命名された学名が優先されますから、フィリプシアエが正式名称です。
ゴリシアナの名前で売られていますが、これはゴリサナから来た読み間違いでしょう。フィリプシアエの名前で統一しないと、混乱が広がったままになってしまいます。

フィリプシオイデス
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フィリプシオイデス Euphorbia phillipsioides
こちらは、フィリプシオイデスと呼ばれる多肉ユーフォルビアで、フィリプシアエと同様にソマリア原産です。ただ、原産地のソマリアでも、フィリプシアエと混同されてきたようです。1992年にEuphorbia phillipsioidesとして正式に報告されて、はじめてフィリプシアエとフィリプシオイデスが別種と認定されるに至りました。ちなみに、学名の語尾の「-oides」は「~に似た」という意味ですから、この場合フィリプシオイデスとは「フィリプシアエに似た」という意味になります。

フィリプシアエとフィリプシオイデスの違い
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フィリプシオイデス(左)とフィリプシアエ(右)
フィリプシアエとフィリプシオイデス、どちらもソマリア原産で名前も似ています。二本のトゲが下向きにつく特徴も同じです。
しかし、トゲの色はフィリプシアエは深い赤色、フィリプシオイデスは白色です。花はフィリプシアエは黄色で開いた形、フィリプシオイデスはクリーム色で筒形です。
似ていますが、違いもはっきりしています。私の記事が、国内の混乱状態が収まる一助となるといいのですが…


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アロエ・ボウィエアはアロエ感が薄い南アフリカ原産のアロエです。一見してチランドシアの様な、あるいはランの塊茎の様な不思議な形状をしています。トゲも弱々しい肉イボが少しありますが、アロエっぽさはあまりありません。

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Aloe bowiea(2020年7月、購入時)
ホームセンターで買いましたが、3980円と超高価でした。丈夫で簡単に仔を吹くだろうに…

アロエ・ボウィエアはもともとアロエとは考えられていませんでした。最初は1824年にBowiea africanaとされて登録されました。Bowieaといえば蒼角殿が1867年にBowiea volubilisとして登録されました。アロエ・ボウィエアが蒼角殿と同じ仲間とされていたというのは面白いですね。

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蒼角殿 Bowiea volubilis

その後、1829年にAloe bowieaとする考え方が出ました。この時点で、アロエかアロエではないか、という議論があったのでしょう。

1905年にBowiea africanaを正当として、Chamaealoe africanaに変更されました。これは、アロエ属ではないけれど、アロエに近いという立ち位置になったのでしょう。ちなみに、Chamaealoeの「chamae」は、「小さい」、「低い」という意味です。英訳するとドワーフ・アロエと言ったところでしょうか。

その後、結局のところAloe bowieaが正式な学名となりました。似た特徴のものをまとめる傾向があり、同じ花の特徴があればすべてアロエ属とされました。

しかし、遺伝子解析の結果を元に、アロエ属は解体される運びになりました。
綾錦がAristaloe、乙姫の舞扇がKumara、千代田錦がGonialoe、ディコトマがAloidendronになりアロエ属ではなくなったので、ボウィエアは?と思いましたが、相変わらずアロエ属のままのようです。アロエ・ボウィエアは何だかんだと変遷をたどったものの、結局のところアロエ属で落ち着きました。

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アフリカ亀甲竜=亀甲竜
亀甲竜は南アフリカ原産の冬型コーデックスです。最近ではメキシコ原産のメキシコ亀甲竜なども入ってきているからか、亀甲竜もアフリカ亀甲竜の名前で売られていることがあります。

名前の由来
英語ではTortoise plant(亀植物)、Elefant foot(象の足)、ホッテントットのパンと呼ばれていますが、よく特徴をあらわしています。亀甲竜の名前も、うまい命名ですね。学名のDioscorea elephantipesも、elephantipesは「象の足」の意味ですから、やはり見た目のイメージはみんな同じみたいです。
また、ホッテントットのパンは、現地では食用にされることからついた名前でしょう。

タイプはあるのか?
亀甲竜はネットでは、2つのタイプがあるのかも?という疑問があるようです。最近販売されている亀甲竜には、割れ目がない黒っぽい球状のものがあります。これをみて、異なるタイプなのではという疑問につながったようです。
実は、これは単純にイモを地中に埋めて育てられていただけです。地中に埋めて育てたほうがイモが早く育つので、業者は地中に埋めて育てて大きくなったら掘り出して、イモが見えるように植えて販売しているのです。
地中から出すと乾燥からイモを守るために、コルク層が発達し始めます。それが生長とともにひび割れて行きます。ですので、2つのタイプがあるわけではなく、育て方次第なのです。
ちなみに、コルク層がない掘り出し個体は、確実に国内実生なので、輸入物は嫌だという人は参考になります。

私の亀甲竜
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亀甲竜 Dioscorea elephantipes
私が育てている亀甲竜は、地中に埋めないで小さいまま育てているため、生長が遅くなかなか大きくなりません。しかし、サイズの割にはコルク層が発達しています。このままゆっくり育てていきます。

こぼれ話
亀甲竜はDioscorea属ですが、これはいわゆるヤマノイモ属です。ですから、食用のヤマノイモはDioscorea japonica、ナガイモはDioscorea batatas(D. polystachya)など、亀甲竜と同じDioscoreaの仲間です。


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ハウォルチア(ハオルチア、ハオルシア、ハワーシア)については、正直あまり詳しくありません。ただ、アロエ属とハウォルチア属の分類が再編成されたのをきっかけに、興味を持ちました。旧アロエ属6属、旧ハウォルチア属3属、ガステリア属、アストロロバ属の計11属をまとめてアロエ類とされています。
旧アロエ属は、アロエ属、アリスタロエ属、アロイデンドロン属、クマラ属については栽培中です。旧ハウォルチア属はハウォルチア属、ハウォルチオプシス属、ツリスタ属を栽培中です。
しかし、もともとアロエに興味があったので、ハウォルチアはオマケ程度であまり調べていませんでした。正直、育て方もよくわかっていないくらいです。

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2021年12月末、オブツーサ(戸外栽培)
ハウォルチアで最も有名かつ入門種なのが、このオブツーサです。透き通った窓があり、雫石とも呼ばれています。
かれこれ10年は育てていますが、基本的に放任です。勝手にどんどん増えては根詰まりを起こして枯れてくるので、生きている仔を挿し木して更新してきました。本当に適当過ぎますね。
普通は弱光線で育てるときれいに仕上がると聞きますが、私は戸外で無遮光栽培しています。そのせいで、あまり葉の透明感が出ませんし、外側の葉が枯れやすいのであまり大きくなりません。
冬も完全戸外栽培です。特に霜除けもしていません。一応、氷点下になるんですけどね。

オブツーサの学名は、かつてはHaworthia obtusaでしたが、これは1825年の命名です。その後、1880年にHaworthia cymbiformis var. truncata、1955年にHaworthia obtusa f. truncataを経て、1999年にHaworthia cooperi var. truncataが最新の命名です。今後もまた変わっていくかもしれません。

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2021年12月末、竜鱗(戸外栽培)
かつて竜鱗や十二の巻は、硬葉系ハウォルチアと呼ばれていましたが、現在はハウォルチオプシスに分類されています。
竜鱗はまだ5~6年しか栽培していませんが、基本的にオブツーサと同じく放任栽培中です。

竜鱗の学名は、かつては1824年にHaworthia tessellataと命名されましたが、2013年にHaworthiopsis tessellataとなりました。

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2021年12月、ツリスタ・プミラ(室内栽培)
かつては硬葉系ハウォルチアでしたが、ハウォルチオプシス属ではなくツリスタ属に分類されました。
特徴は黄色の液が出ることらしいです。さらに、小型で盛んに仔を吹いて群生するハウォルチオプシス属とは異なり、非常に大型です。プミラは特に大型で、高さ25cmにもなるそうです。
まだ購入したばかりなので、念のため室内栽培しています。夏場に葉先が枯れやすいらしいので、気を付けなければならないでしょう。

プミラの学名は、かつては1753年にAloe pumilaと命名されましたが、1809年にHaworthia pumilaとされ、2013年にTulista pumilaとされています。


今回、少しばかりハウォルチアについて調べて見ましたが、思いの外奥が深く種類も沢山あるようです。面白そうなので、ハウォルチア属について勉強してみるつもりです。とりあえず、鶴仙園さんへ行って、目を肥やす必要がありそうです。


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多肉ユーフォルビアには、サボテンに間違われるくらい似ていると言われるものがあります。オベサやホリダは有名ですね。まあでも、多肉ユーフォルビアをお店やイベントで沢山見ていれば、何となくユーフォルビアかな? と一目みてわかってきます。そんな目利きになっても、サボテンと区別し難いユーフォルビアを紹介します。

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閃紅閣 Euphorbia fruticosa
アラビア半島とイエメンが原産、つまり紅海を挟んだ両隣です。
地味でユーフォルビアらしさというか、特徴があまりないため、ユーフォルビアの中でもサボテンに一番似ている気がします。トゲの出方がユーフォルビアらしくありません。しかし、アレオーレ(刺座)がないので、よく見ればサボテンではないことがわかります。
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花はいかにもユーフォルビア

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大正キリン Euphorbia officinarum
多肉ユーフォルビアでは珍しいモロッコ原産。
一般的に使われるEuphorbia echinusは異名。海胆キリンの名前もありますが、あまり使われていないようです。
こちらは、柱サボテンによく似ています。柱状ユーフォルビアの角質化したようなつながったトゲとは異なり、透き通ったトゲが出てきます。
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花は赤い。

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瑠璃晃とは
ドラゴンボールの名前でお馴染みの瑠璃晃ですが、学名はEuphorbia susannaeです。仔を沢山吹いて群生します。特徴的な肉イボは、細かったり太かったり割りと個体差があるみたいですね。
さて、ネットで検索すると上方向にびろびろと間延びしたり、先細りになってしまった株がよく売られています。ブログで縦長になったと書いている人も、まあまあいるみたいです。
そこで、私の瑠璃晃を栽培した生長記録を紹介します。

生長記録
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2020年1月、購入時。丸々していてかわいい。

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2020年5月、生長は早いみたいです。肉イボの数が増えています。初めて蕾がつきましたが、うっかり開花時の写真を撮り忘れました。

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2020年11月、室内に取り込んだところ、大量に開花しました。

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2021年9月、鉢がきつく見えるほど生長しました。

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2021年12月、室内に取り込みました。どっしりした感じがします。また、思いの外、仔が吹きません。
そう言えば、花柄が枯れないでついてるなあと思っていたら、花柄の先から仔が吹いてきました。

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あれ?そんな感じで増えるの?

ネットの情報の怪しさ
そんなこんなで2年間、瑠璃晃を育ててきましたが、特に上に伸びる感じはありません。徒長してしまうというネット情報とは、何が違うのかわかりません。しかし、多肉植物全般の一般的な育て方としては、おそらくは日照不足と、水のやり過ぎが徒長の原因ということになのでしょう。

ネットの情報ではどのような栽培方法が推奨されているのか、いくつかのサイトをのぞいてみました。結果、いくつの栽培方法を書いたサイトでは、夏の直射日光を避けるように書いているようです。しかし、私は真夏でも一切遮光はしていません。こんなに丈夫で日光大好きなのに、とは思いました。思うのですが、栽培方法を書いたサイトは、そのすべてがそうだとは言いませんが、怪しいものが多いように感じます。何より、よそから引っ張ってきた画像を沢山貼り付けていますが、自分で育てた画像がないというのは一体どういうことなんでしょう? これってネットの情報をまとめただけで、自分では育てていないのではないでしょうか。自分で育てた記録を公開している人のブログのほうが、参考になることが多いように思えます。

次に、日本語のサイトで多肉を検索すると、ヒットするのは販売サイトが多いのですが、そこに書かれている育て方は信じないほうがいいみたいです。瑠璃晃に限らず、徒長して縦長になったモヤシみたいな多肉を「こんな大きな○○は手に入らない!」とか書いてあって愕然とします。また、これは多肉の種類に限らず、「レースのカーテンごし」の日射しという決まり文句があるみたいです。レースのカーテンごしで育てたら、サボテンや多肉ユーフォルビア、コーデックスあたりはあっという間に間延びしてしまいますよ。ハオルチアではそれで育つものもありますが、自生地では砂漠に生えているものも多いのですから、しっかり日に当てて引き締まった多肉に育てたいものです。


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ホリダとポリゴナのタイプ
ホリダはポリゴナの変種であるということが、遺伝子解析で判明していますね。
ホリダは有名でよく様々なタイプが売られていますが、ポリゴナはあまり目にしません。しかし、ホリダにしろポリゴナにしろ、結構個体差があるようです。

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ホリダ
トゲは3本で長く、肌はあまり白くならないタイプ。
トゲの長さと本数は個体ごとに異なる。

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ゼブラホリダ
トゲは短く1本。縞模様があり、大柄。

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白磁ホリダ
1本のトゲは長く弱い。白粉が強い。
やたら仔を吹く。

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ポリゴナ
白粉がついてトゲは弱いタイプ。稜が薄く数が多いことが、ポリゴナの特徴。
このポリゴナは生長点をやられてしまい、頭から仔が吹いてきました。仔の新しいトゲはホリダに似た強いトゲ。

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アノプリア
トゲや白粉がないタイプ。おそらく園芸品種。
仔は地下で出てきます。

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紅ホリダ
紅彩閣とホリダの交配種らしい。紅彩ホリダとも呼ばれています。少し白粉がつきます。


ホリダとポリゴナの見分け方?
一応、花がホリダは緑系、ポリゴナは紫系らしいです。しかし、ゼブラホリダの花は明らかに紫系なんですよね。ホリダの品種ではなくポリゴナの品種? あるいは、ホリダとポリゴナが混じっているのかも知れません。
しかし、植物では花の色は割りと変異しやすい部分だけに、見分け方とするには問題がある気もします。ゼブラホリダもただ花色が突然変異で赤くなっただけかもしれません。

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ゼブラホリダの花は赤紫

アノプリアは何系?
アノプリアはポリゴナ系とされていますが、見た目はホリダに似ています。花は紫系でポリゴナとの関連を感じますが、特徴的なジグザグ模様はゼブラホリダの白粉無しバージョンと似ている様な気がします。意外とゼブラホリダの矮性品種なのかも知れませんね。

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アノプリアの花は赤紫



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新年、明けましておめでとうございます。
相も変わらず、今年も多肉植物を愛でていきたいと思っております。

さて、こんなに寒い中、室内に取り込んだ多肉は元気いっぱいで、花芽が出てきたものもあります。
そんな多肉をご紹介。

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花キリン・インペラタエ
斑入りタイプ。一年中咲いてます。

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花キリン・矮性白花タイプ
一年中咲いてます。花は小型ですけど、形は丸みがあってかわいい。

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ユーフォルビア・フランコイシーcv.
一年中咲いてます。株に対して花は大きめ。花茎が長いので、花が目立ちます。

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ユーフォルビア・トゥレアレンシス
ほぼ一年中咲いてます。花は小さくて目立ちません。生長は遅いのですが、とても丈夫。

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ユーフォルビア・キリンドゥリフォリア(筒葉ちび花キリン)
花は下向きなので、分かりにくいです。結構咲いているみたいですが、気がつかないことが多いです。

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ユーフォルビア・ロッシー
塊根性の花キリン。花は小さいけど、可憐な感じ。

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ユーフォルビア・オベサ
ほぼ一年中咲いてます。冬でも戸外栽培していましたが、今年は取り込みました。室内に取り込んだら急激に花芽がふくらんできました。

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闘牛角
多肉ユーフォルビアの中では大きめの花。枝の先端につくようです。

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紅ホリダ
ホリダ系の交配種。すごい目立たない花ですが、開花中です。不定期に咲きます。

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群星冠
花芽がふくらんできました。不思議な形のトゲがつきますが、トゲの中心に花が咲きます。なので、花芽がつかないと特徴的なトゲも出てきません。新しいトゲは真っ赤で非常に美しいので、今から楽しみです。

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ユーフォルビア・バリタ(上)と貴青玉(下)
一年中咲いてます。冬のバリタは日照不足が災いして、短い花茎しか出さないので困ります。

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孔雀丸
花芽らしきものが見えますが、何でこの時期なんでしょうね?

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ユーフォルビア・フィリプシオイデス
先日、木更津カクタス&サキュレントフェアで購入したものですが、花芽がふくらんできたと思いきや、なんとこれで開花中です。せいぜい2mm程度、本当に小さい花ですね。


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  2021年は新型コロナの影響もあって、読書が捗りちょうど200冊の本を読みました。思えば、今年は本の確保に苦労した一年でした。新刊も買いますが、私の興味がある分野の本が毎月読む分だけ出版されるわけではないので、その分は古本でカバーしています。しかし、なんと行っても去年から神田神保町古本祭りが中止になってしまったことが、なんとも言えず痛かったのです。聞いたこともないような中小出版社の絶版本などは、古本祭りでしか出会えない醍醐味でしょう。

  2021年の新刊は60冊読みました。じゃあ、残りの140冊は古本かというと実はそうではなく、新刊で買ったものの読んでいなかった去年より以前のものや、買っていなかったことに気がついて今年買った数年前に出版された新刊なんてものもあったりします。そんな本は、実に25冊もありました。つまりは85冊は新刊本ということです。残りの115冊は古本で、2010年以前の出版物でした。2010年以前というと、もう10年以上昔なんですよね。時間がたつのは早いですね。
  今年の新刊本のベスト10は以下の通り。あくまで個人の感想なので悪しからず。

2021年刊行ベスト10
1, 『魚にも自分がわかる』、ちくま新書
2, 『高地文明』、中公新書
3, 『藤原仲麻呂』、中公新書
4, 『京大式へんな生き物の授業』、朝日新書
5, 『アンコール王朝興亡史』、NHKブックス
6, 『本能』、中公新書
7, 『バイアスとは何か』、ちくま新書
8, 『刀伊の入寇』、中公新書
9, 『フォン・ノイマンの哲学』、講談社現代新書
10, 『ウィリアム・アダムス』、ちくま新書

解説
  1は自己認識について。ヒトは鏡を見て写った像が自分だとわかりますが、動物では出来ないとされていました。チンパンジーに対する自己認識実験は何故か成功したり失敗したりしていましたが、それでもチンパンジーは鏡に写った自身を認識出来ると認められています。しかし、それを認めるのはヒトとチンパンジーのみで、実験の成功例があっても犬や象、イルカは試験数が少ないので認められていませんでした。そこで著者は、なんと哺乳類ですらない魚にすら自己認識があるということを主張し、実験で証明して見せるのです。どうやら、昔の自己認識実験は試験方法に問題があったようです。単純に人間に対する方法を他の動物にそのまま当てはめていたみたいですが、やはり実験する動物の習性に合わせなければ意味がありません。

  2は四大文明に対する論拠の見直しまで含めた文明論。そもそも、四大文明という言葉は日本独自のものであること、その論拠すら考古学の進展により否定されるに至っています。私も本書を読んでいて、黄河文明は稲作と無関係で、黄河文明に先立つ長江に稲作の主体があったいうことが80年代後半には判明していたことを思い出しました。古くさい四大文明論がまだ生き残っていることに驚きます。

  3は藤原仲麻呂=恵美押勝についての概説書。恵美押勝の乱と言えば、恵美押勝が権力奪取のために反乱を起こしたとされています。しかし、著者は上皇が天皇から実権を取り返すために乱を起こしたのだから、恵美押勝の乱という名前は間違いではないかと提起しています。実際に上皇は御璽を奪い、恵美押勝は一貫して天皇を擁護していることからも、それは伺えます。
























カクチペスはマダガスカル原産のパキポディウムです。ロスラツムの変種(Pachypodium rosulatum subsp. cactipes)とされることが多いようです。しかし、Gbifでアクセプトされた学名はPachypodium cactipesとされています。

さて、そんなカクチペスを手に入れたのは2020年の3月、ザ・ガーデン本店ヨネヤマプランテーションでした。多肉植物BIG即売会があり、なにやらパキポディウムが沢山あったのでついつい買ってしまいました。
時期的には買い時ではないのですけどね。

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2020年3月
すぐに引き抜いて根の状態を確認して、植え替えました。その後、無事に葉が出てきて一安心。

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2020年11月
8ヶ月後。生長し一回り大きくなりました。
寒くなり葉はだいぶ落ちています。

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2021年9月
2年で枝分かれしました。
上に伸びるより、どんどん太くなります。

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2021年12月
すっかり葉は落ちました。
どんどん太くなります。将来が楽しみです。
来年は花が咲いてくれると嬉しいのですが、まだ早いでしょうかね?

他のパキポディウムの記事はこちら。


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柱状ユーフォルビアは間違えやすい
柱状ユーフォルビアには、斑が入るものがあります。ネットで画像を検索していると、斑が入っているか入っていないかで種類を判別していることが多いようです。しかし、私の見たところ、名前が間違っていることが多いように感じます。
実はこの柱状ユーフォルビアは、同じ種類でも斑が入っていたりいなかったりしているのです。つまり、同じ斑があっても別種かもしれないので注意が必要です。斑の有無で識別しないようにしないと間違えてしまいます。
識別のポイントは、稜の数、断面の形、トゲのつきかた、幹の生長の仕方です。

ポイント
1,稜の数は生長により変わるので、生長しきった枝を基準とします。
2, 断面の形は、例えば稜が4つの場合、四角の場合と十字形があります。重要なポイントです。
3, トゲのつきかたは、真っ直ぐ一直線に並ぶものと、波打つ様にズレながらつくものがあります。
4, 幹の生長の仕方は、生長によりくびれながらか、真っ直ぐ寸胴か、はっきりとした違いがあります。
※特徴は小苗の内ははっきりしない場合もあります。

種類
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・グランデイアラタ Euphorbia grandialata
短く強いトゲが2本、直線的につく。幹はくびれながら伸びる。断面は十字。花は黄緑色。

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・瑠璃塔 Euphorbia cooperi
短く強いトゲが2本、直線的につく。幹はくびれながら伸びる。断面は星形で、6稜をこえる。花は黄緑色。

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・キリン冠 Euphorbia grandicornis
強いやや長いトゲが2本、互い違いにうねる様につく。幹はくびれながら伸びる。幹の断面は十字形。新しい枝は3稜だが、やがて4稜。花は黄緑色。

・トリアングラリス Euphorbia triangularis
著しい情報の混乱が見られ、沖天柱、キリン冠、グランデイアラタなどと、ネットでも画像が入り交じっている。大纒と呼ばれることもあるが、Euphorbia nyikae v. neovolkensiiを大纒と呼ぶことがあり混同される。
強いやや長いトゲが2本、互い違いにうねる様につく。幹はくびれながら伸びる。幹の断面は三菱形。稜は3つなので注意。花は黄緑色。

・水晶閣 Euphorbia nyikae
強いトゲは非常に長く2本、互い違いにうねる様につく。幹はくびれながら伸びる。幹の断面は三菱形。花は赤い。

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・リットニアナ Euphorbia × lyttoniana
トゲはほぼない。幹は真っ直ぐ育つ。幹の断面は四角形から五角形。プセウドカクタスの品種とされることが多いが、おそらく交配種。

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・春駒 Euphorbia pseudocactus
やや強いトゲは2本、直線的に並ぶ。幹はややくびれるか、直線的。幹の断面は四角形だが、辺はややへこむ。花は黄色。
トゲが強くうねるキリン冠と混同される。

それでも情報不足は否めない
上記7種類はよく混同されがちですが、間違いやすい種類はあと10種類くらいあります。
少しずつ情報を収集中です。いずれ、アップデートしたいと考えています。また、実際に現物も集め始めております。


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私の好きな多肉ユーフォルビアには良く似た種類があります。特に柱状のユーフォルビアは間違えやすいようです。
並べると似ていないのですが、特徴があまり無いのでなんとなく混同されがちです。

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マカレンシス Euphorbia makallensis
エチオピア原産。
トゲはやや弱い。
最初は三角あるいは四角柱。
肌はつや消し状。

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デビリスピナ Euphorbia debilispina
ザンビア、タンザニア原産。
トゲは短く、くびれながら生長する。
四角柱で肌はつや消し状でザラザラしている。

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鯨鬚キリン Euphorbia polyacantha
エチオピア、スーダン、ソマリア、エリトリア、イエメン原産。
トゲは強く密。
断面は星形。


柱状ユーフォルビアの特徴は、断面の形が重要です。はっきりとした稜があるかないか、角の数はいくつかを見ます。また、生長によって角の数は増える傾向があるので、小さい内や新しい枝が伸びた時には、角は少ないため注意が必要です。


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ホームセンターにも多肉がよく売ってます。
まあ、でも徒長していたり、枯れかかっていたり、干からびていたりしますよね。でも、ついついそんなホムセン多肉を買ってしまうのです。しかし、腐って無い場合なら、まだ復活の芽はあります。

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2020年3月、ユーフォルビア・プフェルスドルフィー

一見してガガイモ科の多肉に見えますが、ユーフォルビアです。
ホームセンターの劣悪な環境で耐えてきたのでしょう。生長が止まって生長点がかさぶた状になってしまっています。しかも、だいぶ干からびかけてますね。
購入後、直ぐに植え替えて良く日に当てて育てました。根はやられていなくて助かりました。

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2020年11月

購入時のかさぶた状の所がくびれて見えますが、新しく緑の生長部位がきれいです。よくぞ、あの状態から頑張って復活しました。えらいぞ!

さて、プフェルスドルフィーの学名は、Euphorbia pfersdorfii、あるいはEuphorbia submamillaris f.pfersdorfiiとされています。f.はforma、つまりはsubmammillaris(姫キリン)の品種です。野生にはいないのです。
そう言えば、プフェルスドルフィーの原種とされる、姫キリンも交配種とされているようです。ただ、ネット上の姫キリンの情報は、Euphorbia mamillaris(鱗宝)と間違えられているようです。submamillarisとmammillarisは別種です。

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姫キリン Euphorbia submamillaris

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白樺キリン  Euphorbia mammillaris f.

白樺キリンは鱗宝Euphorbia mammillarisの斑入り品種です。ミルクトロンの名前で売られています。一見して斑がなければ姫キリンにも似ていますが、生長すると違いは明らかです。姫キリンはどんどん枝分かれしてあまり太くなりませんが、白樺キリンはあまり枝分かれはせず太くなります。

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白樺キリンは太く育つ


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吉田よし子/著『おいしい花 花の野菜・花の薬・花の酒』八坂書房、1997年刊

  世界の植物食に関してのエキスパートによる、花の利用について書かれた本。著者の本は、過去に何冊か読ませていただいております。
  花を食べると聞いて、刺身についてくる食用菊や穂紫蘇くらいしか思い付きませんでした。しかし、ビールの苦味の元であるホップも花と言われて、確かにそうだったと納得しました。また、ジャスミンティーやカモミールティーも花なんですよね。お茶は花の形を見ないで、ティーバッグなのですっかり失念していました。また、ブロッコリーとカリフラワー、さらにミョウガも花の蕾だったこともウッカリしていました。
  上記の私のウッカリはともかくとして、一般的ではない聞いたこともないような花が、世界中で食べられているという事実に驚かされます。それぞれの土地にそれぞれ特有の花が咲いて、地元の人たちは思いもつかない様な利用法を見出しているのです。また、知った野菜や草花でも、場所が変わればその花が食べられているというのですから、何とも言えず興味深いものです。我々がその美しさを観賞するだけの園芸植物も、普通に食卓に上がるのです。
  最近流行りの装飾がメインのエディブルフラワーとは異なり、生活や文化に密接に関わる「おいしい花」の話です。中には真似してみたくなる花食もあります。著者が下ごしらえの方法や調理法を解説しておりますので、私もぜひ試してみたいと思いました。







私がメインで育てている多肉ユーフォルビアは、ほとんどの種類が寒さに大変弱く、霜除けしても冬の屋外栽培は困難です。だから室内に取り込むわけですけれど、多肉ユーフォルビアは室温が高いと生長をはじめてしまうものがあります。しかし、日照不足によりどうしても徒長しがちでした。水を遣らなければと思いましたが、多肉ユーフォルビアは完全に水を切ると根が枯れてしまい、翌年の生長が完全に止まってしまうことがあります。乾かしぎみにするにしろ、冬でも完全に水を遣らないわけにはいかないのです。
そこで、植物用ランプで日照不足を解消することにしました。

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一つ目

メタルラックを使用しています。メタルラックはライトを吊るせるので便利です。あと、風通しの面でも有効です。
ここは、300w相当のパネル式ランプを2台設置。植物用ランプはランプからの距離が最重要です。設置するランプから植物までの距離は慎重に決めなければなりません。また、ランプの真下は強く、斜め方向は弱くなります。
多肉が変に赤みがかったり、白味がかるならば、端に移動させた方が良いと思います。太陽光と異なり日焼けも緩やかですので、直ぐに気付けば跡が残る様な日焼けにはなりません。直ぐに元に戻ります。

私が使用している植物用ランプは、ファンが内蔵されていてランプ自体を冷却するタイプです。他のタイプと比較していないので、このタイプが一番いいのかはわかりません。
私はランプをあまり長く吊り下げないで使用しているので、上の段にあまり熱を伝えたくないと考えています。しかし、普通のパネルタイプのランプだとパネル自体が高温になりますから、上の段に近付けられないのではないでしょうか。
あと、このタイプにはUVランプが2つついているので、カビなどが繁殖しにくくなっています。アマゾンのレビューでは、点灯していないランプが2つあると怒りの減点コメントがありますが、おそらくUVランプのことでしょう。UVは紫外線、つまり可視光線の外側なので、人間には見えません。非常に暗く見え、一見して点灯していないように見えます。一応、サイトのページに書いてある事なんですけどね。

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ミニ扇風機

冬は気温が低いので、室内が乾燥していても、水遣りをするとなかなか乾きません。これは、室内は空気の流れがないからでもあります。
生長の鈍い冬に鉢の水分がなかなか乾かないと、根腐れをおこしたり、徒長の原因となりかねません。
そこで、メタルラックのポールに取り付けられる、ミニ扇風機を取り付けました。首の角度を調整出来るので、たまに風を当てる場所を変えています。
風を当てていれば、1~2日で用土が乾くので便利です。

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二つ目

最近、多肉の置き場が足りていないので、二つ目の置き場の上に、もう一段多肉置き場を増設することにしました。

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新しい段を追加。2段目にはビニールシートを敷きます。水遣りの時に水がこぼれたり、土や砂が落ちて、下段の植物用ランプがショートすることを防止するためです。

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ランプを設置し、100均のプラ箱を並べます。
受け皿を並べるよりも安定しますし、多く置けます。
ネジラミも拡がりそうですが…
ちなみに、下段の植物用ランプは600wタイプにしてみました。

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タイマー

植物用ランプとミニ扇風機は、タイマーで時間を設定しています。窓側の太陽光が当たる場所は8時間、当たらない場所は10時間当てています。
安い中国製タイマーはどうもあまり正確ではなく、時間がずれていってしまうようです。私はパナソニックのタイマーを使用しています。値段が高い分、正確です。

光を当てる時間について色々言われますが、植物の光合成には明反応と暗反応があるので、一日中ランプを点けていれば、早く生長するというわけではありません。ほどほどが一番です。


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ソテツ(Cycas revoluta)は中国南東部から南西諸島を経て日本まで分布する、ソテツ科の植物です。日本では沖縄から宮崎県まで自生地があります。ソテツ類は熱帯から亜熱帯に生える南方系の植物なので、日本のソテツはかなり北方に生えるソテツ類と言えます。
しかし、栽培した場合は霜が降りて雪が多少降っても大丈夫なため、関東地方でも地植えで育ちます。古い民家の玄関先に背丈を越える立派なソテツが植えられていることも、珍しいことではありません。

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ソテツ

上の写真のソテツは、私が30年ほど育てている株です。購入時、茎が数cmで種子は着いていなかったのでカキコだったのでしょう。ずっと鉢栽培で、植えかえも限界まで行わないため、あまり大きくなりません。ソテツ類は地植えすると生長が早いというのは有名な話です。
見ての通り葉の痛みが激しいのですが、これは根詰まりによるものです。鉢が崩れて来るまで植えかえしなければこうなります。写真は植えかえ後なので、新しい葉はきれいです。


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茎部

傷んだ葉を取り除きました。ソテツは葉が完全に枯れるまで切らないほうがいいのですが、今回は仕方がないということで。

そう言えばソテツはCycas属ですが、一般にこれをサイカスと読んでいるみたいですね。Cycasの名前の元は、ギリシアの哲学者テオフラストスがエジプトのドームヤシにつけたギリシア語のkoikasが由来とのことです。なぜドームヤシの名前がソテツの名前に変わってしまったかはわかりません。さらに、このkoikasが書き間違えられて、kykasとなりCycasとして採用されたわけです。サイカスという読み方は、大元のkoikasから見た場合は正しいと言えなくもありません。

しかし、植物分類学ではラテン語読みが基本ですので、Cycasは「キカス」が正当な読み方です。ただ、キカスはやや間が抜けた感じがしますから、サイカスのほうが言いやすいし格好良いかんじです。まあ、Cをサ行読みはおかしいわけですけど。ca,ci,cu,ce,coは、サシスセソではなく、カキクケコなはずなんですけどね。何故か英語圏では、学名は英語ではないのに英語読みされたりします。英語読みは法則性がなくて初見では読めないので困ってしまいます。

他のソテツ類の記事はこちら。

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蘇鉄のすべて
栄 喜久元






ギラウミニアナ(Euphorbia guillauminiana)はマダガスカル原産の多肉ユーフォルビアです。ラテン語の読み方では、グイラウミニアナでしょうか?

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2020年3月、大特価品

ザ・ガーデン本店ヨネヤマプランテーションで購入しました。用土が半分以下となっており、ぐらついていました。何か衝撃を与えて倒れたのかもしれません。おそらく店内で一冬過ごしたのでしょう。寒さに弱いとされるギラウウミニアナ、今後の生存は五分五分と言ったところです。
しかし、根は死んでいない様子で、根元も腐っていないようで硬いことは確認しました。何より、先端付近に微かに見える緑色にかけてみることにしました。
さて、そんな状態なせいか、半額以下の大特価品でした。これが、吉と出るか凶と出るか。

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2020年6月、開花

結果として買って大正解でした。
6月には分かりにくいですが、花が咲きました。しかも、枝が2本出て元気一杯。
真夏の日照でも平気で、乾燥にも強い。耐寒性のなさ以外ではすこぶる丈夫です。むしろ、日照不足による徒長や、水の遣り過ぎによる根腐れの方が心配かもしれません。


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笹蟹丸と紅キリンの因縁について。
両者ともに南アフリカ原産で、分布域もほとんど同じです。
学名は一般的には、笹蟹丸はEuphorbia pulvinata、紅キリンはEuphorbia aggregataとされています。

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笹蟹丸

笹蟹丸は先端に長い葉がつく面白い姿をしています。
笹蟹丸の学名はpulvinataですが、pulvinata=笹蟹丸では無いことに注意しなければなりません。
pulvinataは原産地ではかなり姿に幅があります。トゲの強さ、葉の大きさ、葉の有無等々…。 日本では写真のようなトゲが弱く葉の大きいタイプのpulvinataを、笹蟹丸と呼んでいるということになります。ですので、pulvinataと言った場合、笹蟹丸のような姿のものだけでは無いということです。

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紅キリン

紅キリンは昔からエノプラ(Euphorbia enopla)と混同されて来ました。エノプラはトゲトゲで細長く伸びるので、あまり似ていない様な気もしますが…。 いまでも、紅キリンにエノプラの名札が着いていることもあるみたいです。
学名もEuphorbia aggregataとされていますが、実際にはEuphorbia pulvinataが正しいとされています。ただ、pulvinataは笹蟹丸の学名でした。一体全体どういうことなのでしょうか?
実は笹蟹丸の説明にありました通り、pulvinataは変異幅がとても広いと言われますが、なんと紅キリンはpulvinataの変異の一つに過ぎないということです。全然似ていないと思うかもしれませんがそれは逆で、pulvinataの変異の中で極端な姿の株に、笹蟹丸だとか紅キリンとかいう園芸名がつけられただけの話です。原産地では中間のタイプや、両者に似てないタイプも存在するのです。

そう言えば、勇猛閣は紅キリンの亜種という説もありますが、これはどうなんでしょうか? 一般的に勇猛閣の学名はEuphorbia feroxですが、Euphorbia aggregata subsp. feroxと書かれることもあるようです。しかし、Euphorbia aggregataが無効な以上、Euphorbia aggregata subsp. feroxも無効です。ただし、勇猛閣がpulvinataの変異に含まれるのかはわかりません。今後の研究が望まれます。

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勇猛閣


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貴青玉(Euphorbia meloformis)は、南アフリカ原産の多肉ユーフォルビアです。英語ではMelon spurage、つまりはメロントウダイグサです。学名のmeloformisもそう言い意味なのでしょう。
変種のバリダと、白斑入りの園芸種である貴青玉錦が知られています。

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貴青玉
売られていた時。ラベルにすでに交配種とあります。
Gbifで学名検索をかけてみたところ、meloformisは貴青玉とは似ても似つかない姿でした。Gbifでは自生地の写真が沢山ありましたが、オベサの様に丸々とした姿で、まさにメロンでした。しかも、バリダの様に花柄が長く伸びて残るようです。やはり、貴青玉はmeloformis系の交配種なのでしょう。

そう言えば、私がよくみるLlifleという海外のサイトでは、Euphorbia pilansiiの画像が何故か貴青玉でした。pilansiiは特徴的なトゲをつけるので間違いようがない気もするのですがね。Llifleは詳細な情報が得られるため重宝しますが、写真の間違いがあるのでGbifで学術情報も確認した方がいいみたいです。
ただし、Llifleのmeloformisは貴青玉ではなくて、丸々としていてGbifの情報通りでした。

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紅青玉?
こちらは紅青玉。おそらく紅キリンとの交配種と言われています。しかし、貴青玉とまったく区別がつきません。
ただし、ネットで紅青玉としてアップされている写真には、トゲが強く上に伸びる性質の株が結構あります。紅キリンの血が入っていることが良くわかります。
しかし、私の購入した紅青玉は紅キリンの面影がまったくありません。ただの貴青玉のようです。生産者さんも混乱しているのかもしれません。

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紅キリン
紅青玉の交配親かもしれない紅キリンも、色々いわく付きです。後日、紹介します。


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貴青玉錦

貴青玉錦は、貴青玉の斑入り品種です。突然変異で出現したのでしょう。
普通、斑入りの品種は葉に葉緑体が無いので、強い光に弱いものです。しかし、多肉ユーフォルビアでは、白斑の下に葉緑体があるため、強い光にも耐えます。むしろ、徒長しないようにガンガン光に当てるべきでしょう。
貴青玉錦は斑入りにも関わらず、貴青玉と見た目以外まったく同じです。生長も早く、子吹きも旺盛です。高価なのが玉に傷ですが…


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ユーフォルビア・レイストネリ(Euphorbia leistneri)は、多肉ユーフォルビアでは珍しくナミビア原産です。海外含めネットでも情報が少なく、割りと珍しい方かもしれません。現実的なことを言えば、非常に地味なのでよほどのマニアしか買わないだけでしょう。要するに人気があまり無いということです。

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2020年3月、購入

購入時の写真を見ていただければわかりますが、のっぺりとした質感で、半端に木質化した棒状の茎。
鶴仙園でしたから信用して買いましたが、外見的に果たして芽が出てくるか不安になる雰囲気です。

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2020年5月、新芽が出て来て一安心

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2021年12月、生長しました

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木更津C&Sフェア購入品、最後です。

珍しくサボテンを沢山置いている店があったので、見ていたらギムノがありました。
瑞昌玉が2株ありましたが、トゲが密で付け根が赤いタイプと、トゲがあまり密ではなく付け根があまり赤くないタイプ。
トゲが密なタイプは、私の育てている竜頭と似ているので、似てないタイプをセレクトしました。

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瑞昌玉

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竜頭、多稜タイプ


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木更津C&Sフェアの購入品の紹介です。

お値段設定が万単位のユーフォルビア系コーデックスは、まあまあありましたけど目の保養に留めておきました。
珍しいユーフォルビアを並べてあるお店があったので、これ幸いと4鉢購入しました。

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仔吹シンメトリカ
私は育てたい派なので、生長しきった大型株や立派な現地球にはあまり興味がありません。売っている仔吹シンメトリカは何故か大型で、今一つ食指が伸びませんでした。
今回の株は径4cmと小型。ようやく買えたという安心感があります。

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Euphorbia tortirama
トルチラマは塊根から多肉の枝を伸ばします。
枝は強く捻れながら伸びるそうです。
ユーフォルビアの仲間だけで見られる面白い形状です。
南アフリカ、モザンビーク原産。

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Euphorbia clavigera
浅植えだったみたいで、帰宅時の振動やらで抜けてしまいました。なので、ついでに植え換えしてしまいました。
塊根から上方向へ多肉質の枝を伸ばします。
斑が割りとはっきりしているタイプ。
まだ、塊根はそれとわからないくらい細いです。
南アフリカ原産。

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Euphorbia phillipsioides
これは最近ずっと私が探していたユーフォルビアです。
原産地でフィリプシアエ(Euphorbia philipsiae)と混同されてきたのが、このフィリプシオイデスでした。フィリプシアエを入手して以来、セットで語られるべきものなので大変嬉しく思います。
確かにトゲの生えかたは似ていますが、違いも目につきますね。
難物、ソマリア原産。

続きます。

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木更津C&Sフェアの購入品の紹介です。

まずは、ラフレシアリサーチさんと、ハウォルチアの交配種を沢山置いているRuchiaさんのブースへ。
ラフレシアリサーチさんは、秋のビッグバザールで色々なソテツ苗を売っていたので、今回はあったら購入しようと考えていましたがありませんでした。残念。

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オペルクリカリア・ボレアリス(Operculicarya borealis)
パプキス、デカリーじゃありません。ボレアリスです。
マダガスカル原産。ほぼ流通していない種類みたいです。塊根がぽっこりとしていてかわいい感じです。

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アロエ・ペグレラエ(Aloe peglerae)
ペグレラエにしてはずいぶんと開いた形なので、おかしいなあとは思いました。しかし、旋回する前の葉がまだ残っているので、急激に生長したんだろうなあとは思いました。

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アロエ・スペクタビリス(Aloe spectabilis)
こちらはオマケで配っているらしい抜き苗。なんとなく外見で選びました。
しかし、スペクタビリスは今まで聞いたことがありませんでした。調べてみたら、有茎の巨大アロエみたいです。どえらいものを貰ってしまいました。

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早速、植え込みました。
植えただけで、迫力が出た気がします。

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プミラ Tulista pumila

プミラはRuchiaさんで購入しました。
名札はハウォルチアでしたけど。
ハウォルチア属は小型なものが多いけど、ツリスタ属は大型になります。
プミラは、アロエ属→ハウォルチア属→ツリスタ属と渡り歩いてきた苦労人です。

続きます。

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木更津C&Sの続き。

場所から考えると、結構人は入ってましたね。
大混雑ではありませんが、多肉の前には人が群がっていました。

時節柄、冬型が多いかなぁと予想して来ましたが、そうでもありませんでした。ケープバルブはまあまああって、ハウォルチアもあるけどそれほどでもありませんでした。アナナスのお店も出てました。
人気のエケベリアとかベンケイソウ科は少ない印象。
サボテンはコピアポアが沢山ありましたが、私の好きなギムノカリキウムはあまりありませんでした。これは、予想通りでしたが。ラフレシアリサーチさんが、輸入ギムノを出してましたね。
今回、ラフレシアリサーチさんは、高額なことで有名なエンケファラルトス・ホリダスを並べてましたが、他の種類のソテツはありませんでした。

今回のメインは大好きなユーフォルビアですが、ハウォルチアが出るならツリスタあるかもなんて考えていましたが、ハウォルチアがメインのお店で交配種が少しあったくらいです。最近、旧アロエ属と旧ハウォルチア属が気になってます。

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購入したブツは持参した紙袋で持ち帰ります。
詰めると動かなくなって、ちょうどいいサイズです。

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ビニール袋には2鉢入れて縛ると安定します。これを紙袋に入れます。

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今回の戦利品はこちら。
ユーフォルビア×4、ギムノカリキウム×1、オペルクリカリア×1、ツリスタ×1、アロエ×2

1時間ほどで切り上げました。
精神力を使い果たした感じがします。なので、オークションはパスしました。懐事情も怪しいので。

秋のTOCのビッグバザールは到着時間が遅かったこともあるかもしれませんが、ややさみしい感じがしました。しかし、木更津C&Sフェアは予想より内容が多彩で、個人的には面白かったです。また、来年の開催を期待しております。

続きます。

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木更津Cactus&Succulentフェアに行って来ました。
私の家からだと車はきつい距離なので、電車+バスをチョイス。しかし、電車を乗り継いで内房線で木更津駅まで行って、そこからバスは非常に面倒臭い。しかも、バスの時間が開催時間と合わない上、帰りのバスがあんまり無いとかなかなか劣悪。しかも、交通費は往復で5000円弱…
一度はやめようかとも思いましたが、開催されるかずさアカデミアパークのHPを見ていたら、東京駅から高速バスが出ている模様。調べたら木更津駅からより本数も出ているみたいでした。面倒がないのならまあ行ってみようということに相成りました。(気持ち安い)

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東京駅八重洲口京成2番のりば

八重洲中央口から出たらJR高速バス乗場が並んでいますが、そこは無視して信号を渡って右に京成2番のりばがあります。
木更津・君津・鴨川・勝浦行きのアクシー号に乗り込み、高速道路へ入ります。

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高速の混雑具合では時間通りに着かないという事前情報もありましたが、時間が早いせいか特に混雑もなく進みます。アクアラインにもすんなり入りました。
トンネル内で故障車両があるという注意が、定期的にピコンピコン光っていて、主に私が緊張しましたが特に渋滞も起こらず。よかった。

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久しぶりに見た海。新型コロナでこの2年というもの、ろくに出掛けていないので、おお海だ…と少し感動しました。

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高速を降りて派手な看板のバスターミナルへ。
途中から狭い道をうねうね進みます。

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到着!
ここがアカデミアホールらしい。風光明媚な自然溢れる静かな良いところです。
到着予定時刻より少し早く着きました。

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池が地下駐車場まで続いていて、鯉が集まってきてパクパクしてました。何もないので本当、スミマセン。

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2F会議室へ
続きます。

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噴火竜(Euphorbia viguieri)と噴炎竜(Euphorbia neohumbertii)は、マダガスカル原産の多肉ユーフォルビアです。共に柱サボテンの様な姿から、大きな葉を出します。
ともに鶴仙園さんで購入。鶴仙園さんのブログをチェックして、別日に入荷したので朝イチで買いました。

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噴火竜(左)と噴炎竜(右)

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噴火竜の幹

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噴炎竜の幹

幹の模様は葉の着いていた跡です。噴火竜の葉の跡は小さく、トゲはとても強い。噴炎竜の葉の跡は大きく、トゲは細かく沢山。

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噴火竜の葉

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噴炎竜の葉

噴火竜の葉は非常に大きく、葉の付け根が赤くなります。噴炎竜の葉は丸く小さく、葉の表面は葉脈が模様の様になります。室内に取り込んだためと、撮影時に設定を明るくしたせいで噴炎竜の葉色がおかしいですが、本来はもう少し深い緑色で、葉脈が紋様の様に白く浮き出て非常に美しいのですが…

葉は外見的に薄く長持ちしない感じなのですが、遮光しないで育ててもまったく平気です。まあ、上に長く伸びるタイプなので、上部で細くなると格好悪くなるでしょうから、もう下手に遮光出来ません。

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縮れた暗色の葉と茎が特徴のマダガスカル原産の花キリン、チビ花キリン(Euphorbia decaryi)の生長記録です。

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2020年2月、購入

ホムセン多肉、しかも2月だったのですけれども、根がしっかりしている様子なので購入しました。水を遣らないでカラカラにしておいてくれたのが、寒さと多湿による腐敗に陥らず、逆によかったみたいです。一般的に、多肉ユーフォルビアは根が細いので、冬でも最低限の水遣りをしないと、根が干からびて死んでしまいます。しかし、チビ花キリンは、太い根が沢山あるので耐えられたのかもしれません。そう言えば土がえらく減っていましたね。それでも耐えるくらい強いのでしょう。
本来、チビ花キリンは根元に太い塊根があるはずですけど、この株にはありません。要するに挿し木株なんですね。太い塊根は種から育てた実生株の特徴です。しかし、出回っているチビ花キリンのほとんどは挿し木株みたいです。

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2021年12月

春に植え替えて、余分な枝をカットしました。思いの外、生長が早くどうしても密になってしまいます。こんな調子でトリミングしていると、挿し穂が沢山出来るわけです。挿し木で増やされている理由がわかった気がします。
チビ花キリンの仲間には、
筒葉チビ花キリン(Euphorbia cylindrifolia)、
アンボボンベンシス(Euphorbia ambovombensis)、
トゥレアレンシス(Euphorbia tulearensis)
がありますが、基本的に生長は遅くチビ花キリンほど丈夫ではない気がします。挿し木に向いているのは、やはりチビ花キリンくらいなものでしょう。
チビ花キリンは挿し木株では太い塊根を作るのは難しいでしょう。しかし、年数を経て徐々に太くなるはずです。生長は早いので、いつか実生株の様にはなりませんが多少は見られる塊根が出来るかもしれませんね。


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乙姫の舞扇(Kumara plicatilis)は、かつてアロエとされていました。現在はクマラ属の所属です。

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2020年3月、プロトリーフガーデン購入

去る2020年の3月の話です。コーナン港北インターガーデン店で激安の鉄甲丸(Euphorbia bupleurifolia)を買って、そのままザ・ガーデン本店ヨネヤマプランテーションで訳あり品の半額以下のギウラミニアナ(Euphorbia guillauminiana)をゲットした帰りに、気分がいいので二子玉川のプロトリーフガーデンに寄ってみました。そこでやはり激安の乙姫の舞扇をゲットしました。時期的に売れ残りの叩き売りなんでしょうね。決して条件が良い訳ではない環境で一冬過ごしているので、へたっている可能性が大なのでおすすめはしません。実際、ギウラミニアナは葉が出てくるか賭けでしたし。

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2021年12月

二夏過ごして結構大きくなりました。写真ではあまり変わらない様に見えますが、古い外側の葉がの大きさからして生長は歴然です。しかし、乙姫の舞扇の特徴である美しい幹が見られるのは、だいぶ先になりそうです。
クマラ属には眉刷毛錦(Kumara haemanthifolia)という難物種がおり、夏に涼しく育てないとあっという間に根が腐るらしく、断水してもダメらしいです。その点、乙姫の舞扇は丈夫で、無遮光で夏も元気に育ちます。葉の表面はブルームで被われており、青白く見えて非常に美しいものです。このように白っぽい見た目の植物は強光線に耐えるものが多いです。逆に日陰に生える植物は濃い緑色だったりします。

さて、アロエの仲間は大幅に分類が変更になった植物です。遺伝子解析によりアロエ属とハウォルチア属が解体されてしまいました。もちろんアロエ属もハウォルチア属も健在ですが、アロエ属は6属になりハウォルチア属は3属に分割されました。旧アロエ属6属と、旧ハウォルチア属3属、ガステリア属、アストロロバ属を加えて系統関係か再構築されております。
意外なことに、ハウォルチア属は旧ハウォルチア属の他2属と近縁ではなく、クマラ属と近縁なんだそうです。

┏アロイデンドロン属(旧アロエ属)
┃    ┏クマラ属(旧アロエ属)
┃┏┃
┗┃┗ハウォルチア属(旧ハウォルチア属)
    ┃┏アロイアンペロス属(旧アロエ属)
    ┗┃┏アロエ属(旧アロエ属)
        ┗┃    ┏アストロロバ属
            ┃┏┃┏  アリスタロエ属(旧アロエ属)
            ┃┃┗┃┏ゴニアロエ属(旧アロエ属)
            ┗┃    ┗┃
                ┃        ┗ツリスタ属(旧ハウォルチア属)
                ┃┏ハウォルチオプシス属(旧ハウォルチア属)
                ┗┃
                    ┗ガステリア属


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獅子錦(Aloe broomii) は南アフリカ原産のアロエ。
花は苞に隠れて見えず、1.5mに達する長大な緑の花序が伸び、その様子からsnake aloeと呼ばれているそうです。残念ながら、まだ開花したことはありません。

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完全屋外栽培(2月)

獅子錦はトゲがとても強いのが特徴です。一見して全体がトゲに被われているわけではないので、トゲも大したことが無いようにも見えます。しかし、トゲの角質化が著しく、その固さと鋭さではアロエでもトップクラスだと思います。枯れた葉を取り除こうとして、ざっくり手を切ってしまったこともあります。

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凶悪な赤いトゲ

あと、傷付くと粘り気の強い褐色の汁を大量に出します。この汁がタイルに染みて、しばらく色が落ちなかったくらい強烈でした。
海外のサイトで情報を探っていたところ、この汁についての記述がありました(Plantz Africa)。
なんでも、煮汁を使ってダニを殺したり、消毒に用いたり、羊の耳の治療に用いたりするらしいです。なんか、煮汁を馬に与えると、血液が苦くなってダニが落ちるって書いてありますけど、馬は苦くないのか気になります。

普通、アロエは霜に当たると凍ってしまい、溶けた時にブヨブヨになって死んでしまいますが、獅子錦は耐霜性があるので霜に当たっても平気です。
我が家の獅子錦は霜避けもしないで、通年完全屋外栽培です。さすがに、古い葉を中心に葉先が痛みますが、氷点下でも枯れません。非常に丈夫です。


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和名 : キダチアロエ(木立アロエ)
別名 : キダチロカイ(木立蘆薈)
学名 : Aloe arborescens Mill. 1768  

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神奈川県 横浜市 鶴見区 (2月)

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埼玉県 草加市 (1月)

基本情報
南アフリカ原産。高さ1-2mとなり、分枝して叢生する。葉の縁は角質三角のトゲが密につく。
「医者いらず」の名前で、火傷、切り傷、虫刺され、胃腸薬として民間薬として利用された。明治初期に渡来した。


アロエ属の変遷
アロエ属はかつてユリ科に所属していたが、アロエ科とされることもあった。しかし、雑多な寄せ集め群であった巨大グループであるユリ科が解体されたことにより、アロエ属も新設のツルボラン科の所属となった。その間にアロエ科、ススキノキ科などの所属とされたこともあった。
さらに、アロエ属そのものも解体されてしまった。ハウォルチア属Haworthiaも解体されて、アロエ属が分解されて出来た属と、ハウォルチア属が分解させて出来た属と、ガステリア属Gasteria、アストロロバ属Astrolobaを含めて、アロエ類として再編成されることとなった。興味深いことに、旧アロエ属同士よりもハウォルチア属とクラマ属(旧アロエ属)が系統的に近いなど、旧アロエ属は内部でまとまりがある分類群ではなかったことが判明した。


和名
木質の茎があるアロエの意。
別名はアラビア語でアロエを示すロエを、漢字で蘆薈と表記したところ、誤ってロカイと読んでしまったことによる。


学名
Aloeは古いアラビア語のalloeh (苦味がある)に由来する。  

Millは、スコットランドの園芸家、植物学者のPhilip Millerの略。


分類
 新エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    単子葉植物綱、ユリ目、ユリ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    ユリ綱、ユリ亜綱、ユリ目、アロエ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、単子葉類、キジカクシ目、ツルボラン科

4, APG IV (2016)
    単子葉類、キジカクシ目、ツルボラン科


ツルボラン科 Asphodelaceae
ツルボラン亜科 Asphodeloides
アロエ類
1, アロエ属 Aloe
    キダチアロエ、アロエ・ベラ、青鰐、など
2, アロイデンドロン属 Aloidendron
    ディコトマム
3, ガステリア属 Gasteria
    臥牛
4, ハウォルチア属 Haworthia
    玉扇、万象
5, クマラ属 Kumara
    乙姫の舞扇
6, ゴニアロエ属 Gonialoe
    千代田錦
7, アリスタロエ属 Aristaloe
    綾錦
8, アストロロバ属 Astroloba
9, アロイアンペロス属 Aloiampelos
10, ツリスタ属 Tulista




和名 : シロザ(白藜)
別名 : シロアカザ
学名 : Chenopodium album L. 1753

和名 : アカザ(藜)
学名 : Chenopodium giganteum D.Don
異名 :
  Chenopodium album var. centrorubrum Makino 1910
  Chenopodium centrorubrum (Makino)Nakai 1936

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シロザとアカザ(収穫後の畑地)

基本情報
高さ150cmほどになる1年草。茎は直立して上部で分枝して円錐花序をつける。花季は8-10月で黄緑色で小型。若い葉には白い粉がつく。
荒れ地に生える先駆植物で、畑地やゴミ集積地に普通。好窒素性植物。
世界中の温帯から熱帯に分布。日本でも全国で見られる。

よく似たアカザは、若葉が紅紫色となりシロザより大型。好窒素性植物。中国原産と考えられるが、古い時代に帰化した可能性がある。シロザの変種とされることが多い。


和名
白いアカザの意。


学名
L.は二名式の学名を考案したスウェーデンのカール・フォン・リンネ(Carl von Linne)の略。Linnaeusと表記されることもある。D.Donはスコットランドの植物学者David Donの略。Makinoは日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎のこと。Nakaiは日本の植物分類学者の中井猛之進のこと。

シロザは1753年にリンネにより登録された。
アカザは1910年に牧野により、シロザの変種として登録された。しかし、Gbifのアクセプトされた学名はシロザの変種ではなく、C.giganteumとされている。登録年はわからないが、Donの生没年が1799-1841年なので、牧野の発表より早いことになる。
また、1936年に中井がC.centrorubrumとしたが、これもGbifではシノニム(異名)とされる。

ただ、GbifでもC.giganteumの詳細な情報が皆無で、曖昧なところがある。むしろ、C.centrorubrumとしての情報は多少存在する。また、C.giganteumはタカサゴムラサキアカザと呼ばれ、ツリースピナッチの名前で食用とされる。本当に同じ種を表しているのだろうか。
アカザがシロザの変種であるか否かはあやふやと言える。最新の遺伝子解析により系統関係の研究が望まれる。

ちなみに、日本の植物図鑑ではシロザの変種、var. centrorubrum、あるいはC.centrorubrumと表記されることが多い。


分類
エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    双子葉植物綱、古生花被植物亜綱、アカザ目、アカザ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    モクレン綱、ナデシコ亜綱、ナデシコ目、ヒユ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、真正双子葉類、中核真正双子葉類、ナデシコ目、ヒユ科

4, APG IV (2016)
    真正双子葉類、キク上群、ナデシコ目、ヒユ科


ヒユ科  Amaranthaceae(アカザ科を含む)
1, アカザ属 Chenopodium(旧アカザ科)
    シロザアカザ、など
2, ホウレンソウ属 Spinacia(旧アカザ科)
    ホウレンソウ
3, ホウキギ属 Kochia(旧アカザ科)
    コキア(ホウキギ、ホウキグサ)
4, ケイトウ属 Celosia
    ケイトウ、ヤリゲイトウ
5, ヒユ属 Amaranthus
    アマランサス(センニンコク)、ハゲイトウ、ヒユ
6, フダンソウ属 Beta(旧アカザ科)
    サトウダイコン(テンサイ)
7, イソフサギ属(センニチコウ属) Gomphrena
    センニチコウ
8, アタリソウ属 Dysphania(旧アカザ科)
    アタリソウ
9, アッケシソウ属 Salicornia(旧アカザ科)
10, ツルノゲイトウ属 Alternanthera
    アルテルナンテラ・レインキー
など




和名 : ムサシアブミ(武蔵鐙)
学名 : Arisaema ringens (Thunb.) Schott 1832
旧名 : Arum ringens Thunb. 1794

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基本情報
高さ60cmほどの多年草。葉は大型で3小葉。4月に開花し、雌雄異株。花は肉穂花序で、仏炎苞に包まれる。果実は液果で赤色で、種子は3個。
東アジア原産。関東以西の海岸に近い湿った林内に群生する。


和名
武蔵国で造られた鐙に似ていることから。


学名
Arisaemaはギリシア語でaris (Arumの1種) + haima (血)。Arumに近い、あるいはある種の葉の斑点に由来すると言われる。

Thunb.はスウェーデンのツンベルグ(Carl Peter Thunberg)の略。ツンベルグはリンネの弟子で、鎖国下の日本の出島に滞在したことがある。Schottはオーストリアのスコット(Heinrich Wilhelm Schott)の略。オーストリアのブラジル探検に同行した。サトイモ科植物の研究者。

1794年にツンベルグが学名を登録し、1832年にスコットがArum属からArisaema属に移動させた。なので、(Thunb.) Schottという表記となる。


分類
1, 新エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    単子葉植物綱、サトイモ目、サトイモ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    ユリ綱、ヤシ亜綱、サトイモ目、サトイモ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、単子葉類、オモダカ目、サトイモ科

4, APG IV (2016)
    単子葉類、オモダカ目、サトイモ科


サトイモ科 Araceae(ウキウキ科を含む)
サトイモ亜科
1, テンナンショウ属 Arisaema
    ムサシアブミ、ウラシマソウ、マムシグサ、
    ユキモチソウ、など
2, サトイモ属 Colocasia
    サトイモ(タロイモ、ヤツガシラ、ハスイモ)
3, コンニャク属 Amorphophalus
    ヤマコンニャク、ショクダイオオコンニャク
4, クワズイモ属 Alocasia
    クワズイモ
5, フィロデンドロン属 Philodendron
6, シンゴニウム属 Syngonium
7, ハイモ属 Caladium
    カラディウム(カラジューム)
8, ヒメカイウ属 Calla
    カラー
9, オランダカイウ属 Zantedeschia
    カラー(オランダカイウ)
10, ボタンウキクサ属 Pistis 
    ウォーターレタス(ボタンウキクサ)
11, ハンゲ属 Pinellia
    カラスビシャク、オオハンゲ
12, アヌビアス属 Anubias
    アヌビアス・ナナ
13, クリプトコリネ属 Cryptocoryne
など



和名 : アオツヅラフジ(青葛藤)
別名 : カミエビ
学名 : Cocculus oribiculatus (L.) DC. 1817
異名 : Cocculus trilobus (Thunb.) DC. 1818
旧名 : Menispermum oribiculatus L. 1753

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2020年12月、茨城県つくば市

基本情報
低地の山野に生える、つる性落葉低木。林縁に普通。東アジア原産で、日本では北海道渡島半島以南に分布。
茎は有毛で左巻き。葉は互生、広卵形で全縁、または浅く3裂する。7-8月に黄白色の円錐花序をつけるが、小さく目立たない。雌雄異株。11-12月頃に、ブルームでおおわれた6-7mmの 藍黒色の果実をつける。種子は渦巻状。

ツヅラフジ(オオツヅラフジ、Sinomenium acutum)と似ているが、全体的に大型。葉は無毛で、5-7裂。関東以西に分布。


和名
青いツヅラフジの意。ツヅラフジのツヅラとは、単につるあるいはつるで編んだ籠の意。フジは藤から、ツル植物であることを示す。

別名のカミエビは、神エビの意。エビは、エビヅルの意。エビヅルとは、葉裏の赤紫の毛をエビに例えて、エビのツル植物の意。


学名
Cocculusはギリシア語のkokkos (液果)に由来する。

L.は学名を考案したスウェーデンのカール・フォン・リンネ(Carl von Linne)の略。Linnaeusと表記されることもある。Thunb.はスウェーデンのツンベルグ(Carl Peter Thunberg)の略。ツンベルグはリンネの弟子で、鎖国下の日本の出島に滞在したことがある。DC.はスイスのカンドル(Augstin Pyrame de Candolle)の略。

アオツヅラフジの場合、1753年にリンネがMenispermum oribiculatusとして登録したが、1817年にカンドルが、アオツヅラフジをMenispermum属からCocculus属に移した。なので、(L.) DC.と表記されている。
さらに、ツンベルグがアオツヅラフジをCocculus trilobusと命名したものを、1818年にカンドルがCocculus oribiculatusと同種であるとした、ということ。

まとめると、リンネの命名したM.oribiculatusが一番早い命名だったのでoribiculatusはこの時点で固定されて以後変更はされない。なので、ツンベルグの命名したtrilobusは異名となる。カンドルはアオツヅラフジの所属を正しCocculus属に移動させて、ツンベルグのtrilobusをoribiculatusと統一した。

ちなみに、アクセプトされた学名はC.oribiculatusだが、異名であるC.trilobusのほうが多く使用される傾向がある。図鑑でもC.oribiculatusと表記されることも、C.trilobusと表記されることもある。


分類
1, 新エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    双子葉植物綱、古生花被植物亜綱、キンポウゲ目、ツヅラフジ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    モクレン綱、モクレン亜綱、キンポウゲ目、ツヅラフジ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、真正双子葉類、キンポウゲ目、ツヅラフジ科

4, APG IV (2016)
    真正双子葉類、キンポウゲ目、ツヅラフジ科


ツヅラフジ科 Menispermaceae
コウモリカズラ亜科
Pachygone連
1, アオツヅラフジ属 Cocculus
    アオツヅラフジ、イソヤマアオキ、など
2, Haematocarpus属
3, Hyperbaena属
4, Pachygone属









      



インターテクスツム(Gymnocalycium intertextum)は2021年3月に、鶴仙園さんで購入しました。

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2021年3月

Gymnocalycium bodenbenderianum subsp. intertextumとも言われたりしますが、ギムノフォトプロムナードさんでは武勲丸(Gymnocalycium ochoterenae)に近いと書かれていました。
Gbifの学名検索では、Gymnocalycium ochoterenae subsp. ochoterenaeが正しく、Gymnocalycium intertextumはシノニム(異名)とされている様です。
ただし、ギムノのこの仲間の分類は学術的にもはっきりしないところがありますから、今後がらりと学名が変わってしまう可能性が結構あります。

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2021年11月

購入してから8ヶ月でトゲが凄まじいことになりました。

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ホームセンターで、ゴリシアナというユーフォルビアを去年の冬に購入しました。

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ゴリシアナ?

ところが、ネット検索にかけても情報がありません。例によってスペルがわからないので、gorisiana、golisianaと検索していったら、golisianaでヒットしました。この時の検索ヒット数はたったの4件…
全て海外のサイトでしたが、イタリア語のサイトに解説がありました。内容は以下の通り。
「ソマリア北西の石灰岩地、1300~1500mに産する。Euphorbia philipsineと誤って認識されていたが、Euphorbia golisianaと同種であることがBally & Canter(1976)により判明した」

分かったような分からないような…
とりあえず、philipsineを調べてみました。
しかし、今度はphilipsineが調べても出て来ないのです。色々と調べていたら、どうやらphilipsineはphillipsiaeの事みたいです。単純なスペルミスなのでしょうか。

次はGbifで学名検索をかけます。
出ました。Euphorbia phillipsiaeが正しい様です。
ただし、何故かゴリシアナはヒットしません。
色々調べていたら、Euphorbia phillipsioidesという、やはりソマリア産のユーフォルビアが出てきて、phillipsiaeと似ていて区別がつきにくいだとか、どっちがどっちだか分からないだとか出てきてしまいました。

やはり、Gbifで検索をかけます。
それによると、フィリプシアエは1903年登録されていて、イギリス王立植物園(キュー王立植物園)所蔵の乾燥標本は、ゴリシアナと同じ様に見えます。
対するフィリプシオイデスは1992年登録されたらしく、標本だけではなく生体写真もありましたが、トゲは白くゴリシアナと外見は異なって見えました。

また、フィリプシアエのシノニム(異名)として、ゴリサナ(Euphorbia golisana)という名前が出てきました。
ゴリシアナはゴリサナから来たミススペルのようです。ちなみに、ゴリサナは1911年登録なので、1903年に登録されたフィリプシアエが正式名称となります。

結論としまして、ゴリシアナはフィリプシアエの異名でトゲは赤味があり、同産地のフィリプシオイデスはトゲが白く判別出来るということです。
ゴリシアナはゴリサナの誤表記で、フィリプシアエの異名。
イタリア語のサイトの説明は、恐らくフィリプシアエ(=ゴリサナ)とフィリプシオイデスが混同されてきた事についての記事だったのでしょう。

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フィリプシアエ(Euphorbia phillipsiae)

植え替えしたら急激に生長しました。開花中です。赤味のあるトゲはとても強い。

一応、高地ソマリアものということで、日本の夏の高温多湿を嫌う様です。
 

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去る2020年2月の事です。
サカタのタネが経営しているガーデンセンター横浜に行って参りました。最寄り駅から非常に近い立地なのですが、何故か地図と実際の立地がいまいち噛み合わず、しばらく駅前をうろつく羽目に陥りました。
多肉フェアだったのですが、確かにケープバルブは入荷しておりましたが、その他は在庫処分って感じでややへたり気味でした。
しかし、あまりホームセンターで見ない多肉があったので購入したのが、クラビラマと表記された多肉です。

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2020年2月 クラビラマ?

見た感じで、まあユーフォルビアだと分かります。
帰宅してからネットで調べたのですが、ヒットしません。なので学名で調べたいのですが、スペルが分かりません。仕方がないので、curbirama、culbiramaと検索していったら、curviramaでヒットしました。クラビラマと言うより、クルビラマのほうが読み方としてはいい気がします。
園芸名は蒼蛮閣。情報が少なく詳細は不明。ネット販売はされているようですが、あまり手に入らないみたいです。とはいっても、希少だからではなく、人気がなくて売れ筋ではないからだとは思いますが…
海外のサイトでも、販売サイトばかりで情報はありません。デンマーク語のウィキっぽいサイトの情報では、高さ6.5m、茎の直径が30cmに達するとのこと。

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2020年11月、蒼蛮閣(Euphorbia curvirama)

同じ個体ですか、植え替えしてよく日に当てた所、綺麗な斑が見えてきました。
ただ、ユーフォルビアの柱状のものは同じ種類でも斑があったりなかったりするので、斑を目安に種類を判別するのは危険です。
ネットでも似た斑を持つ数種類の柱状ユーフォルビアが混同されているみたいです。そのうち、そこら辺もまとめて記事にしてみるつもりでおります。


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孔雀丸(Euphorbia franaganii)は、本体から多肉質の枝を伸ばすタコものユーフォルビアの代表格です。
非常に丈夫ですので、タコものユーフォルビアの入門種になっております。


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2020年3月

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2021年11月

上の二枚は同じ個体のビフォア・アフターです。
上は購入時、下は現在の姿です。
上のほうがいかにもな孔雀丸の姿で、ネットの画像検索でもお馴染みの形。
そこから、雨に当てないで遮光せずに硬く作ってみましたが、枝は太く短い見慣れない姿となりました。
小さいゴルゴニスみたいですが、正真正銘の孔雀丸です。こちらの姿も面白いと思うんですが、いかがでしょうか?

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マッチョ化した孔雀丸

孔雀丸の学名は1915年に命名されたEuphorbia franaganii N.E.Br.です。



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10月23日に新羽駅近くにあるザ・ガーデン本店ヨネヤマプランテーションの多肉フェアに行って来ました。
9時40分くらいには着いていたのに、多肉コーナーは既に熱気に溢れていましたね。狭い通路を右往左往しながら手に入れた戦利品を紹介します。

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ミニ花キリン(Euphorbia millii v.imperatae cv.)

花キリン(Euphorbia millii)の変種インペラタエの斑入りのものです。インペラタエは矮性で全体に小型ですが、トゲは長く目立たます。ただし、トゲはヤワな感じで刺さる様なものではありません。
花キリンは白花の矮性種をすでに育てておりますが、こちらは短くも鋭いトゲがあります。冬でも室内で花が咲き、一年中花を楽しむことが出来ます。

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ブレビカリックス(Pachypodium brevicalyx)

デンシフロルム(Pachypodium densiflorum)の変種とされることもあるブレビカリックスです。デンシと比較してずんぐりとして育ち、花も小型だそうです。

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フォウクィエリア・マクドウガリィ(Fouquieria macdougalii)

ファンの多いFouquieriaですが、こちらは灌木状に育つのでコーデックスではないし、多肉でもないような気がしますが。


おまけ
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白花ミニ花キリン

枝を毎年切り詰めて、あまり大きくならない様に育てております。矮性で枝は立ち上がらずに、垂れる様に伸びます。枝を切ると分枝して枝が増えるので、花が増えて非常にかわいいです。

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バリダは代表的な球形の多肉ユーフォルビアです。貴青玉(E.meloformis)の亜種とされることが多く学名はEuphorbia meloformis ssp valida、単独にEuphorbia validaとされることがあります。

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鶴仙園さんで購入したバリダ↑

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上のバリダは、縞模様が目立たなくて肌に艶があるタイプ。2枚目は同じ個体の8ヶ月後の姿。
バリダの特徴的な花柄跡がきれいに出ています。 


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一般的なバリダ

縞模様がよく見えます。 
この個体は典型的なバリダなのですが、花があまり咲かないので姿は今一つな雰囲気です。
生長は良いのですが。
最初の個体と一緒に育てているのに、何故かあまり綺麗に出来ません。まあ、単純な個体差かもしれませんが。

育て方
特徴的なトゲの様なモノは、花の柄が枯れて残ったものです。だから、よく日に当てて花を咲かせる必要があります。とにかく日に当てないといけませんので、一年を通して遮光の必要はありません。
ユーフォルビア全般に言えることですが、基本的に寒さに弱いので秋頃に室内に取り込んだほうが安全です。
室内は暖かいので、生長することがありますが、日射量が不足しているので徒長しやすくなります。さのため水やりを減らして、乾燥気味に管理します。ただ、ユーフォルビアは乾燥状態が続くと根が枯れてしまうので、月に1~2回は水をあげる必要があります。
冬は気温が低く、室内は空気の流れがないため、水分が蒸発しにくくなっています。扇風機などで風を送って、1~2日で土が乾くようにします。



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ザミアの種類

最近、海外のソテツが販売されているのを、園芸店で目にします。代表格はザミア(Zamia)という、北米産のソテツです。
ネット含め、国内で主に販売されているのは3種類。

プミラ(Z.pumila)
フロリダーナ(Z.floridana)
フルフラケア(Z.furfuracea)

ところが、この内プミラとフルフラケアの区別がつかないんです。フロリダーナは葉が細く全体に華奢なので、簡単に区別できるのですが、プミラとフルフラケアは葉の幅が広く肉厚で短い毛の様な繊維をまとっています。まったく同じ特徴です。

園芸店で最近見かける長田カクタスさんの小苗は、フロリダーナとフルフラケアという名で販売されています。じゃあ、プミラって何者?ということで、少し調べてみました。

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フロリダーナの苗

図鑑

山と溪谷社の『山溪カラー名鑑 観葉植物』(1991)では、プミラとフロリダーナが紹介されています。写真はプミラですが、これはフルフラケアと区別がつきません。 

小学舘の『園芸植物大事典』(1994)では、やはりプミラとフロリダーナで写真入りです。何とこのプミラの写真は山と溪谷社のものとまったく同じ写真じゃあないですか。やはり、区別はつきません。

ここまでプミラばかりで、フルフラケアが出てきません。逆にフルフラケアがわからない感じです。

平凡社の『世界有用植物事典』(1989)では、フルフラケアとフロリダーナが記載されております。写真はありませんが。はじめて出てきたフルフラケアは、ヒロハザミアという和名がついています。葉の幅が3.5cmと、確かにヒロハザミアの名前の通りです。

上の2冊はあまり特徴を記載しておりません。やはり、プミラが怪しい。

論文

新種の発見時には詳しい特徴が論文に記載されるはずです。なので、プミラとフルフラケアの記載された時の論文を探してみましたが、見つけられませんでした。
これは、ネットでヒットするのは、ネットが普及したあとの論文だけだからです。誰か親切な人がスキャナーで取り込んでPDF化してくれいればいいんですけどね。 

ちなみに、『Native cycad coontie』という論文では、プミラの写真が小さく掲載されておりましたが、葉は細長く日本では見たことがない形でした。ただし、写真が小さいので何とも言えない感じはまだあります。

海外のサイト

これは直接の証明にはなりませんが、英語のサイトはアメリカ人のみだけではなく世界中の人がアクセスします。要するに、日本以外がどうなっているのか気になるところです。

幾つかのサイトを見てみました。その結果、日本で販売されている葉の幅が広いザミアはフルフラケア、プミラは日本では見たことがないものでした。

『FLORA & FAUNA WEB』では特徴が細かく書かれています。
プミラ→a feathery like appearance、要するに鳥の羽の様に葉が並んでいるということです。 

フルフラケア→Leaflets are leathery, obovate to oblanceolate shaped, margin slighly toothed and covered in yellowish brown hairs.
葉は革のようで、細い卵型、黄色から茶色の毛に覆われいる。

どうでしょうか。日本で販売されているのは、プミラではなくフルフラケアの様な気がしてきましたね。

GBIF

Gbifというサイトに、大学、博物館、植物園の収集した植物標本が掲載されていることに気がつきました。普段は学名の確認のために利用しているので、今まで気が付きませんでした。
検索してみると、やはり日本で販売されているのはフルフラケアで、プミラはフロリダーナほどではないですが細長い葉がぎっしり並んでいます。海外の園芸サイトの説明の通りでした。

ちなみに標本は、スミソニアン博物館、フロリダ自然史博物館、テネシー大学植物園、ニューヨーク植物園の収集品で確認しました。

和名

国内の販売サイトでは、プミラ=ヒロハザミアとなっていますが、特徴からみても間違いです。ヒロハザミア=フルフラケアです。同様にプミラ=メキシコソテツも間違い。正しくは以下の通り。

プミラ→ヒメザミア
フルフラケア→ヒロハザミア、メキシコソテツ
フロリダーナ→フロリダザミア

結論

国内で販売されているザミアは、主にフロリダーナとフルフラケア。
葉の幅が広くて厚みがあり、葉の表面に毛が生えていればフルフラケア。
この混乱は日本国内だけの問題であることから、図鑑の写真が間違っており、そこから誤った名前が広がったのではないでしょうか。

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ヒロハザミア Zamia furfuracea

他のソテツ類の記事はこちら。

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ビッグバザール購入品紹介ラスト。
ユーフォルビア(Euphorbia)です。

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闘牛角(E.schoenlandii)
冬型ユーフォルビアの王様。現地写真を見ましたが、どっしりしていて荒々しい風貌です。そこまで作り込める自信はないですけれど...
冬型多肉自体あまり育てた事がないので、不安感はありますが、冬型ユーフォルビアのシレニフォリアをなんとか維持してるので大丈夫と思いたい。

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購入時に着いていたつぼみが開花しました。
地味ですが、ユーフォルビアでは大型の花です。

おまけ
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シレニフォリア(E.silenifolia)
冬型ユーフォルビア。維持が難しいらしいです。
出た葉が展開途中に枯れやすい気がしますが、育ちきった葉は割りと丈夫。雨が続いた時とかに、時期外れの葉を出しはじめて、晴れると半端な葉がやられるみたいな感じ。


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パキポディウム(Pachypodium)の続きです。

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ウインゾリィ(P.windsorii)
バロニー変種ウインゾリィと表記されることが多いです。ただ、論文を読むとパキポディウムの分類はまだ不完全なようで、そこまで確定的な事は言えない様な気もします。私が正式な学名を調べるために使用しているGbifでは、Pachypodium windsoriiなんですよね。
それはともかく、バロニーとウインゾリィは赤い花が特徴。黄花のデンシ(P.densiflorum)に慣れているので、今から楽しみです。

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サウンデルシィ(P.saundersii)
白馬城と呼ばれている、南アフリカ産のパキポディウム。
デンシ(P.densiflorum)、恵比寿笑い(P.brevicaule)、グラキリウス(P.gracilius)などのよく見るマダガスカル産パキポとは分類学的に離れているため、外見も異なります。長く延びる枝をカットしながら、盆栽的に育てるとか。
こちらも、レアリィ変種サウンデルシィとされることもあります。

続きます。

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ビッグバザールで購入したパキポディウム(Pachypodium)の紹介です。

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マカイエンセ(P.makayense)
魔界玉とも呼ばれています。赤みがかった肌が特徴。小苗ですが、トゲが少し赤みがあるような気がします。
花はパキポディウムによくある黄色ですが、中央が白色なのだとか。
分枝の具合から見て、平べったく育つ予感がします。

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エニグマティクム(P.enigmaticum)
2014年記載の新種。6cmを超える大型の花が特徴とのこと。
日本で売り出した当初は、偽物も出回ったといいますが、さてこの個体はどうでしょうね。現状のまんじゅう形態からでは何とも言えませんから、花が咲くまで分かりませんね。

続きます。


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ビッグバザール購入品の続き。
ギムノカリキウム(Gymnocalycium)の2つ目。

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プロチャズキアナム(G.prochazkianum ssp. simile VoS1417)

プロチャズキアナムの亜種、simileです。エスペランザエと同じくラフレシアリサーチさんからの購入です。
エスペランザエ同様、怪しげな肌色で扁平形ですが、トゲは白っぽい感じです。こちらは白粉をよく出すようで、すでに白っぽい模様が見受けれます。

さてさて、一体どんな感じに育つのか今から楽しみです。

続きます。



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ビッグバザールで購入したギムノカリキウム(Gymnocalycium)の紹介です。

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エスペランザエ(G.esperanzae VoS1791)

黒いトゲ、怪しい肌色、扁平な形。面白いですね。
2010年に発表された新種。ラフレシアリサーチさんで購入しましたが、輸入してから3ヶ月くらいだそうです。根の張りがまだまだなので、気をつけないと行けませんね。

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白粉の痕跡があります↑

ギムノフォトプロムナードさんの記事では、白粉が出ることもあるそうですが、国内では白粉は付かないそうです。この個体も古い下の方のトゲ周りの肌に少し白粉がついておりますが、上の方には白粉はないみたいです。白粉が出る条件が不明みたいですが、たまたま白粉が出ることをちょっぴり期待してみたりします。成長が楽しみですね。

VoS1791はフィールドナンバーです。いわゆる産地情報ですね。この個体の場合、VoS1791で採集された個体から得られた種子の実生ということになります。フィールドナンバーを検索すると、採取地を知ることができます。
よく売っているフィールドナンバーなしの個体は、色々な産地のものが混じって交配させています。産地によって個性がありますから、それらの交配と選抜によって、素晴らしい品種が沢山作り出されています。特徴を強調させた美しくものが多く、先達の苦労のあとが偲ばれます。逆にフィールドナンバーつきの個体は、野性的な魅力が満載です。どちらもそれぞれの良さがありますから、共に集めたいものですね。

続きます。



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先日開催されました、サボテン多肉のビッグバザールに行って来ました。
新型コロナは落ち着いてきたとは言え、出店数は少な目な印象でした。混雑を避けるため12時前の到着でしたが、結構歯抜け状態でやや品薄でした。まあ、混雑は避けられたのでいいんですけどね。

最近、サボテンのギムノカリキウム(Gymnocalycium)に興味があるので探しましたが、ほとんどなかったですね。①多肉の勢いに押されてサボテン自体が少な目、②コロナで出店が少ない、③11月のイベントなので冬型の多肉や球根が多いというトリプルコンボ。それでも、2鉢購入出来ました。早くにいけばもう少しあったのかも。

まあ、せっかく来たのだからと、ぼちぼち集め始めているパキポディウム(Pachypodium)も購入しました。買いませんでしたが、イノピナツム(P.inopinatum)があちこちで売っていて驚き。逆に一般的なデンシ(P.densiflorum)が少ない状況。さすがビッグバザールと言ったところかな?

私の大好物のユーフォルビア(Euphorbia)も結構ありましたけど、高価なレア物が多かった感じです。ゼロが1桁多いんです。今回は見送らせていただきました。と言いつつ、1鉢買ってしまいましたが(安いやつ)。

そんなこんなでしたが、色々変わった多肉を見れただけでも良かったですよ。(高くて買えない)大型コーデックスも沢山あって目の保養になりましたし。
新型コロナがこのまま落ち着いて、植物イベントも早く正常化して欲しいものですね。

続きます。


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昔から園芸好きで、あちらこちらをフラフラとつまみ食いしながら、色々育ててきました。
大学で少し植物学を摘まんだりしたので、多少専門的な事も調べてみたり、適当に楽しんでおります。
プレウロサリス1
06-07-11_14-31
園芸店巡りや、身近な植物たちについても、書こうかなあと思っております。


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