ユーフォルビア・オベサ・ドットコム

最近は天気が不安定で、出掛けるにしろ植え替えをするにせよ困ります。なかなか、植え替えが進みません。ちなみに、今年の植え替えは今回で102鉢になりました。

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H. glauca var. herrei RIB 0217
フィールドナンバーつきのヘレイを植え替えます。葉が短いタイプのヘレイです。ちなみに、2022年の夏に鶴仙園にて購入しました。
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根の発達はまあまあ。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。よく育っています。このような青白いタイプは流行っても良さそうな気もしますが、硬葉系自体が人気がないので無理かも知れません。


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H. limifolia
一般的なリミフォリアです。ちなみに、2023年の春にタナベフラワーにて購入しました。
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根の量は豊富です。
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植え替え後。子株が出ていますから、プレステラ90からプレステラ105に替えました。リミフォリア系は渋くて好きなハウォルチアです。


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H. fasciata fa. vanstaadensis
ファスキアタの矮性品種ヴァンスタアデンシスも植え替えます。ちなみに、2022年の夏のビッグバザールにて購入しました。

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太い根が割りとあります。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。株としてかなり充実しています。


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スーパーゼブラ
「十二の巻」の選抜品種と思われるスーパーゼブラも植え替えます。一般的にはH. fasciataと書かれがちです。ちなみに、2023年の冬に世田谷ボロ市にて購入しました。
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根はまあまあ。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。非常に美しいハウォルチアですね。


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特アルバ
明らかにH. attenuata系である特アルバです。ちなみに、2022年の冬にヨネヤマプランテイションにて購入しました。
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根は少な目。
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植え替え後。そのままのプレステラ105に植えました。


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Commiphora aff. orbiqularis
コミフォラも植え替え。ちなみに、2024年の秋に木更津C & Sフェアにて購入しました。
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根は割りとありました。
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植え替え後。プレステラ90に植えました。しかし、コミフォラは始めたばかりなので、イマイチ育て方がわかりません。乾燥地の植物と言っても灌木ですから、多肉植物や塊根植物と異なり水が好きなような気もします。育てながら探っていきます。


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Fouquieria fasciculata
ファスキクラタは去年植え替えましたが、ちょうど良いサイズの鉢がなかったのでそのままの鉢に植えた経緯があります。ゆえに、根はかなり詰まっているでしょう。ちなみに、2023年の春のビッグバザールにて購入しました。

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根はかなりの量です。しかし、丸々2年育てていますが、枝ばかり伸びて幹がまったく太りません。
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植え替え後。EG-135Lに植えました。そろそろ太ってきて欲しいところです。


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ゴールデンウィーク最終日、朝から晩まで多肉植物の植え替えをする予定でしたが、残念ながら朝から晩まで雨模様でした。植え替えが出来なかったので、急遽出掛けることにしましたが、あまり遠出は面倒なので、行き慣れた池袋の鶴仙園に行ってまいりました。鶴仙園は去年の11月のイベント以来、実に久しぶりです。

さて、11時くらいに到着しましたが、雨模様のせいか空いていてじっくり見ることが出来ました。まあ、しかし隣から謎の爆音が響いており、妙にうるさくはありました。
さて、売り場に入るとアガヴェコーナーがあり、最近流通し始めたAgave albopilosaが並んでいました。さらに、珍しいところではAloe florenceaeなんかもありましたね。やはり、最近流通し始めたEuphorbia cap-saintemariensisなんかもありました。サボテンの部屋では弁慶柱の苗がいくつかあり目を引きました。しかし、弁慶柱なんか手に負えなくなるのは確実ですよね。いつかは地植えする必要が生じ、植物園のような背の高い温室は一般人には厳しい気がします。まあ、育つのが遅いと言いますから、生きている間には問題にはならないのかも知れませんが…
ユーフォルビアも割りとあり、立派で高額な塊根も並んでいました。気になったのは、カクタス長田のE. lugardiaeです。小型でよく分岐し、細かい節だらけの奇妙なサボテン様ユーフォルビアでした。しかし、本来のE. lugardiaeは旧・モナデニウムで、リチェイのようなぶつぶつしたのっぺりしたあの感じなんですよね。一体、何者なのでしょうか。
まあ、このように一巡したわけですが、私が鶴仙園に行くと結局ハウォルチアを買ってしまいます。今回もハウォルチアを買ってしまいました。と言うわけで購入品です。

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H. limifolia v. ubomboensis GGS 5739
またもや、ウボンボエンシスを買ってしまいました。前にもやはり鶴仙園で購入していますが、なんとフィールドナンバーつきですよ。調べて見ると以下の如くでした。

Field number: ISI 1339
Collector: International Succulent Introductions (previously International Succulent Institute)
Species: Haworthia limifolia v. ubomboensi
Locality: Ubombo Mountains, near Stegi, Swaziland
Altitude:
Date:
Notes: Rooted offsets of plants from G.G.Smith5739

フィールドナンバーのGGSは聞き覚えがないと思っていたら、Gerald Graham Smithのことでした。しかし、「G.G.Smith5739」は標本ナンバーでありフィールドナンバーではないような気もします。G.G.Smithの採取した個体の子孫が「ISI 1339」ですから、フィールドナンバーで呼ぶならこちらが正しいのでしょう。

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Haworthia zantneriana
妙に気になるハウォルチアです。というか軟葉系ハウォルチアに見えません。しかし、H. parksiana やH. chrolacanthaあたりの軟葉系ハウォルチアに見えない連中は大好物です。調べて見ると、案の定H. chloracantha var. zantnerianaとする意見もあったようです。

というわけで、ゴールデンウィークに久しぶりに鶴仙園を見てきました。売り場が広くなり、扱う鉢数もかなり増えていました。相変わらずハウォルチアばかり買ってしまいますが、やはり普段イベントでも見かけない珍品揃いなので、ついつい目がいってしまうのは仕方のないことですよね。そういえば、そろそろバラの季節になります。どこか近場で行けるところがないか調べてみます。


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ゴールデンウィークも過ぎましたが、休み中にようやく多肉植物をすべて外に出すことが出来ました。今回は冬の間も屋外に出しっぱなしの多肉植物を少し植え替えることにしました。本来は連休中に一気に植え替えるつもりでしたが、出かけたり雨が降ったため、それほどこなせません。というわけで、今年の植え替えは今回で95鉢になりました。


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オペルクリカリアの葉が、直射日光を浴びてストレスカラーで色づいています。


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臥牛 Gasteria nitida var. armstrongii
格安で入手した臥牛を植え替えます。ちなみに、2023年の夏にコーナン港北インター店にて購入しました。
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根はかなり強いですね。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。だいぶ貫禄が出てきました。


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Astroloba rubriflora
Poellnitziaとして入手したルブリフロラです。現在はアストロロバですが、白い花を咲かせるアストロロバの中で唯一赤い花を咲かせるため、別属とされてきました。ちなみに、2022年の春に鶴仙園にて購入しました。

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根はすでに動いています。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。入手時からするとかなり育っていますが、まだ花を咲かせていません。今年は見られるでしょうか。


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Haworthiosis glauca var. herrei
長葉タイプのヘレイですが、下葉が枯れて顔色が良くありません。ちなみに、2022年の夏にコーナン港北インター店にて購入しました。

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根腐れではなさそうですが、根は枯れていました。茎も枯れてしまっています。
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よく見ると新しい根が出ています。
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植え替え後。プレステラ75に植えました。しっかりと根を張るまでは様子見します。


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Tulista pumila var. sparsa
かなり締まった良い形の変種スパルサです。ちなみに、2022年の秋に鶴仙園にて購入しました。

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根はよく動いています。
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植え替え後。そのままのプレステラ105に植えました。


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Tulista pumila
こちらのプミラは徒長してしまいました。仕立て直す必要がありますが、ぐらつくためとりあえず植え替えます。ちなみに、2021年の冬に木更津C&Sフェアにて購入しました。

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頭が重いだけで、根には問題はなさそうです。
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植え替え後。そのままのプレステラ120に、グラつかないように深植えしました。いつ切り戻すか悩みどころです。


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Haworthiopsis reinwardtii f. kaffirdriftensis
「鷹の爪」系のカフィルドゥリフテンシスも植え替えます。片方は何故か倒れてしまいます。ちなみに、2022年の春に鶴仙園にて購入しました。

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両方とも根は微妙。何故か縦ではなく横方向に根が出ています。植えにくいですね。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。やや深植えしています。


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Gasteria acinacifolia
アキナキフォリアも植え替えます。ちなみに、2023年の春にビッグバザールにて購入しました。

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根は浅く張っていました。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。


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Gasteria pillansii
ピランシイも植え替え。ちなみに、2022年の夏にコーナン港北インター店にて購入しました。

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根はまあまあ。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。


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Astroloba hallii n.n.
「ハリー」の名前で流通しているアストロロバ。おそらく、ペンタゴナ系のA. spiralisなのでしょう。ちなみに、2022年の春のビッグバザールにて購入しました

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根はかなり強いですね。
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植え替え後。そのままのプレステラ105に植えました。最近は割りと見かけるようになりました。



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ゴールデンウィークに行ったあしかがフラワーパークの記事の続きです。

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「シャクナゲの小路」には沢山のシャクナゲが満開でした。大型種だけではなく、小型のシャクナゲも美しいものです。

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白メインは少し珍しく見えます。

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「白藤の滝」は満開。圧倒的な迫力があります。

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こちらは、「大長藤」。
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やはり巨木ですね。
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やはり圧巻の光景です。

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「きばな藤」も咲いていました。普通の藤ほどツル性が高くないように見えました。
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黄色い藤は見頃でした。

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「ハンカチノキ」
存在は知っていたものの初めて見えました。しかも、ちょうど花期で運が良かったですね。


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「ナンジャモンジャの木」
正式な名前は「ヒトツバタゴ」ですが、一般的にはナンジャモンジャの木で通っています。なかなかの巨木で花の数が凄まじいことになっていました。

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「うす紅藤」はすでにほとんど散っていました。よく見ると少しだけ咲いていました。

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あちこちに花壇があり、様々な花が植栽されています。

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池に置かれた花壇。単純な構成ですが、非常にゴージャスに見えます。

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「八重藤」は最盛期をわずかに過ぎたあたりで、まだ見頃でした。
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まるでぶどうの房のようです
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こちらも巨木。

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あしかがフラワーパーク内のレストランで昼食を取りましたが、かなり並んでいて私は1時間近く待つ羽目になりました。

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レストランの植え込みにも特徴的なバラが咲いていました。

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下野牛のステーキ丼。柔らかく美味。

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藤のクリームソーダ。まあ記念ということで。

あしかがフラワーパークは時期により入場料が変わりますが、藤の花の最盛期とあって一番の高額時期でした。しかし、藤だけではなく、バラやシャクナゲ、花壇の様々な花々が見られ満足度が高いテーマパークでした。天気もよく1時間半ほどかけてゆっくり見て回ることが出来ました。観光バスが引っ切り無しにやって来るくらいでかなり人は多かったのですが、屋外なので割りとスムーズに移動出来ました。混雑具合ではお土産店やJR両毛線の方が上ですね。
また、様々な花や藤の苗も販売しており、多肉植物もそれなりにありました。Adenia glaucaやジグザグの木なんかもありましたが、サボテンや多肉植物の寄せ植えがメインでしたね。何故か交配系のハウォルチアがそれなりにありました。まあ、結局のところ植物は買わず、佐野ラーメンやあしかがフラワーパークのお菓子類をお土産に買って帰りました。
気分転換にもなって、良い小旅行でした。というわけで、あしかがフラワーパークでした。



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ゴールデンウィークに何処か行けないかと調べましたが、調べるのが遅すぎて特急券やら宿泊先の手配が無理なことが判明しました。そこで、日帰りで行ける場所を探しましたが、今の時期、植物の開花はやや微妙な感じがします。薔薇は少し早いみたいですから、他にはと検索すると藤が出てきました。関東だと要するにあしかがフラワーパークですね。あしかがフラワーパークは知ってはいましたが、あまりにも遠いため基本的に守備範囲外でした。しかし、今回は奮起して栃木まで行ってきました。まあ、特急は予約出来なかったので、のんびり各駅停車の旅と相成りました。

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JR両毛線の新駅、あしかがフラワーパーク駅はあしかがフラワーパークの目の前です。歩いて直ぐの正面ゲートは、白藤に飾られ期待感が高まります。

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入場すると直ぐにお土産コーナーがありますが、お土産は帰りのお楽しみとして、とりあえず進みます。まず、藤ソフトを買ってみました。香りが良いソフトクリームです。

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バラのアーチは記念撮影スポットとなっていました。
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アーチのバラは、「Spanish Beauty」。スペインで1927年に作出された素晴らしい香りのCL系統の大輪バラ。20世紀を代表するつるバラとのこと。

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バラはあちこちに咲いていました。こちらは、「芳純」。日本で1981年に作出された香りの良いHT系統の大輪バラ。

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早速、白藤がお目見え。連休終わり頃は、紫の藤は盛りを過ぎており、白藤が見頃でした。
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下からも撮影。

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ツツジはもう終わりの気配。
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しかし、満開のものもまだありました。

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クレマチスが満開であちこちで咲いていました。

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フローティングフラワーも美しいですね。

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斜面を登って行くと、シャクナゲが咲き乱れていました。

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シャクナゲが満開で、ちょうど良い時期でした。
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実に美しいですね。ここから、一気に降りてローズガーデン方面に向かいます。

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途中にあったマロニエが咲いていました。マロニエ、つまりはトチノキ(栃の木)。
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これは、ベニバナトチノキで、マロニエとアカバナアメリカトチノキとの交配種です。昔、大学で実を拾ったことがあります。

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あしかがフラワーパークのメインである大藤に到着。花は花穂の根元、つまりは上から咲いていきますが、すでに半分以上が咲いた後でした。上の方は花殻ですから、見頃はすでに過ぎています。
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藤には見えない巨木です。樹齢160年を超えるだけありますね。
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600畳敷の藤棚な圧巻の一言。

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白藤のトンネルに向かいます。色とりどりのルピナス。シャクヤクはこれからですね。

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白藤のトンネルに入ります。
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どこまでも続くような白藤。甘い香りに包まれます。

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ローズガーデンに到着。こちらは、「Mysterieuse」。2013年にフランスで作出された、S系統の中輪房咲き品種。咲き始めでまだ房咲きになっていませんね。

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「Blue for You」。イギリスで2006年に作出されたFL系統の半八重咲きの中輪バラ。

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「New Wave」。2000年に日本で作出されたHT系統の大輪バラ。

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オニゲシでしょうか。全体的に粗大。

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Alliumの仲間。面白い花火のような花です。

ということで、あしかがフラワーパークに行ってきましたが、記事は続きます。


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最近は植え替えの記事ばかりでしたが、多肉植物たちもポツポツ花が咲いていますなら、本日は久しぶりに花を取り上げましょう。

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Euphorbia antisyphilitica
アンティシフィリティカが開花しました。北米原産のPencil-Stemのユーフォルビア。一見して花は見えませんが…
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拡大すると分かりますが、ミリ単位の花が咲いていました。

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Gasteria disticha
ディスティカが開花しそうです。

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まだ開いていませんが、ガステリア特有の花型です。

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Gasteria glomerata
グロメラタも開花。

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ディスティカより膨らんだ形で、色も鮮やかですね。

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Haworthia herbacea
ヘルバケアも開花しました。

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美しいロゼットです。株が充実していますね。
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花はハウォルチアにしては大型。ややピンク色がかる部分があるのは珍しいですね。

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Stephania electa
ステファニアも開花。
現在はS. pierreiとされています。


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皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。私は例年通り多肉植物の植え替えをして、と考えていました。しかし、少し遠出していつもは行けない植物園にでも行こうかとも考えましたが、連休の前週に思い至っても特急券やら宿泊先やらはすでに予約が満杯でした。普段、滅多に旅行はしないので、実にうっかりしていました。まあ、各駅停車かつ日帰りの旅に出かけましょう。
話は変わって、本日も我が家の多肉植物たちを少し植え替えしました。ちなみに、今年の植え替えは本日で86鉢になりました。本日はアロエ特集です。


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Aloe saundersiae
サウンデルシアエは子株が増えて、非常に元気です。
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根はまあまあでした。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。サウンデルシアエのようなアロエ感がないアロエは割りと好みです。

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Aloe fragilis
フラギリスは子株が沢山出来ています。
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子株はすでに外れていました。外れやすいのかも知れません。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。

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Aloe spectabilis
巨大アロエであるスペクタビリスです。A. feroxやA. marlothiiと関連するアロエです。育て方が厳しいせいか、なかなか大きくなりません。まあ、大きくなれば手に負えなくなるのは目に見えていますが…
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根は強いですね。大型のアロエは太い根はありますが、細根がほとんど出ないため貧弱に見えます。
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植え替え後。そのままのプレステラ120に植えました。枯れた葉が硬く、トゲが刺さるためニッパーで取り除きました。

250426173509809
Aloe florenceae
非常に美しい青い小型アロエであるフロレンケアエ(フローレンシー)です。
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根は非常に良いですね。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。

250426173423964
Aloe haworthioides
ハウォルチオイデスは下葉が枯れ込み、葉がベロンベロンに徒長しています。明らかに異常がある模様。
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どうやら、根腐れしていたようです。冬の間に過湿になってしまったようです。
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植え替え後。浅い鉢に植えた方が良かったかも知れません。
250426180709051
一部はプレステラ75に植えて、日当たりが異なる置き場に配置してみることにしました。

250426173532292
Aloe thompsoniae
トンプソニアエは鋸歯がほとんどない変わったアロエです。去年はよく生長しました。
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根は強力。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。

250426181345166
Aloe calcairophila
小型の2列性アロエのカルカイロフィラも植え替え。
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根は控え目。でも生長しているから問題ありません。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。

250426173515497
Gonialoe sladeniana
スラデニアナは下葉がブヨブヨしていて、かなり危険な兆候があります。
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やはりかなり過湿だったようです。下葉は腐りましたが、根はなんとか無事でした。
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植え替え後。一応、新しいプレステラ90に植えました。

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Aloe descoingsii
デスコイングシイの中でもかなり小型のタイプです。しかし、この枯れ方は危険ですね。


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根腐れしていましたが、すでに新しい根が出ていました。とりあえず、一安心。
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植え替え後。新しいプレステラ90に植えました。

250426181338097
Aloe bakeri 
去年は顔色が悪い感じでしたが、調子は良さそうです。
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根は問題がありません。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。勢いがありますから、今年は花を見てみたいものです。

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白磁盃 Aloe pratensis
「白磁盃」Aloe pratensisとありましたが、白磁盃はA. pretriensisですから、誤記でしょうか。流通している白磁盃は何らかの交配種のような気がします。
250426174528921
根は少ないものの強いですね。
250426180727919
植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。


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3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の続きです。蘭展の展示物を一通り見た後、サバンナ温室と熱帯雨林温室をさっと廻りました。

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温室の入口にあるAdenia glaucaが芽吹いています。
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よく見ると、蕾が出来ていました。

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吹上 Agave stricta
激しく分頭しています。


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瑠璃丸 Ferocactus alamosanus
花が終わった瑠璃丸。あまり聞かない名前のフェロカクタスです。


250320114544022
Pseudobombax ellipticum
2月に訪れた時にも咲いていましたが、低い位置の枝にも花があったので撮影してきました。


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パンヤノキ Ceiba pentandra
パンヤノキも開花中でした。
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花はこんな感じ。見上げないとわかりません。
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パンヤノキの実からとれた綿。実はあちこちに綿が散乱していました。
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中央にある果実が熟すと開裂して、綿が出てくるわけです。

さて、サバンナ温室を出たら熱帯雨林温室に向かいます。

250320115434093
Michelia platypetala
中国原産のMichelia、つまりはオガタマノキ属です。オガタマノキ属はあまり見かけませんから、花を見ることが出来てラッキーでした。しかし、いつの間にやらオガタマノキ属はモクレン属(Magnolia)に吸収されてしまったようです。というわけで、現在の名前は、Magnolia maudiae var. platypetalaとなっているようです。

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柔らかそうな花弁がある大型の花です。美しいですね。

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Dendrobium palpebrae
こちらは熱帯雨林温室内のデンドロビウムです。着生させた生態展示となっています。

250320115731080
ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys
ヒスイカズラは満開で、あちこちに花がありました。相変わらずすごい色合いです。

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ミツマタ Edgeworthia chrysantha
以前来た時はまだ蕾でしたから、最後に見てみました。

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開花していました。リベンジ成功です。

というわけで、3月末から始まった筑波実験植物園のつくば蘭展の記事は今回で終了です。長々と1カ月もかかってしまいました。4月は植物園にはいけませんでしたから、5月は何処かに行きたいですね。


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今日は訳アリな多肉植物たちを植え替えます。しかし、この時期は生長が始まっていますから水やりはそれなりにしないといけませんが、なかなか屋外に出せないとなかなか乾かないため過湿になりがちです。ちなみに、今年の植え替えは、今回で75鉢になりました。

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Euphorbia gymnocalycioideis
ソマリアもの難物ユーフォルビア、ギムノカリキオイデスです。根が弱く冬の間になくなりがちでした。妙に明るい色合いですが、今年は根があるでしょうか?

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なんと、驚くべきことに根があります。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。見た目より元気そうです。しっかりと根を張って欲しいですね。

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Euphorbia columnaris
こちらもソマリアものの難物です。以前の植え替えでは弱々しい根しかありませんでした。

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根がありません。微塵が鉢底に詰まりがちで、過湿になっていた模様です。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。今年の植え替えは篩できっちり微塵抜きしていますから、あまり過湿にはなりにくいでしょう。

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Gymnocalycium friedrichii VoS 01-017
フィールドナンバーつきの、いわゆる牡丹玉です。この類はすべてG. stenopleurumに統合されてしまいました。それはそうと、なんだかずっと不調なんですよね。

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根は弱いものの、根腐れ等の痕跡はありません。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。今年は順調に育って欲しいものです。

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Haworthia arachnoidea
軟葉系ハウォルチアはほとんど持っていない上、どうもこういうタイプは苦手です。ロゼットが鉢に蓋をしてしまい、過湿になりがちです。プレステラだとそれが顕著で、去年は根腐れしてしまいました。しかし、ご覧の通り復活しました。鉢の種類を替えましたが、根の状態はどうでしょうか?

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根の状態は良好です。
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植え替え後。そのままの鉢に植えました。

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羅星丸 Gymnocalycium bruchii
今年の4月頭に開催されたヨネヤマプランテイションのイベントで購入したものですが、まだ植え替えていなかったので植え替えます。

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太い立派な根があります。しかし、用土はだいぶジメジメしていたので、根腐れを起こしやすい状態です。
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植え替え後。プレステラ90に植えました。


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昨日に引き続き、川口緑化センター樹里庵で開催された「春の多肉植物・サボテン展示会」に行ってきたという記事です。

250427094037626
パークレクチア
花が可愛らしいサボテンです。しかし、パークレクチアとはよく分からない名前です。名札にはスルコレブチア(Sulcorebutia)とありますが、どうでしょうかね? どうも、Rebutia perplexaと呼ばれているもののような気がします。この場合、一般的には「パープレクサ」、ラテン語読みでは「ペルプレクサ」でしょうか。まあ、現在はAylosteraになっています。Rebutiaは分割されて3種になり、Aylosteraは27種となっています。
ここからは蛇足ですが、Rebutiaが遺伝的に2群に分けられることが明らかとなって、Rebutia①にはWeingartiaやSulcorebutia、Cintiaが吸収され、Rebutia②はAylosteraに吸収されたことがありました。しかし、WeingartiaはSulcorebutiaとCintiaを含む属として独立し、現在33種からなります。

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レーイ
Escobaria leeiですね。いやはや、エスコバリアも実に分類がややこしいサボテンです。EscobariaはMammillariaやCoryphantha、Pelecyphora、Neolloydia、Ortegocactusと同じグループに属します。しかし、遺伝的にはこれらは入れ子状になっており、再分類されました。Mammillariaは分割され、一部のMammillariaとNeolloydia、OrtegocactusはCochemiaとしてまとめられました。さらに、Coryphanthaの一部とEscobaria、EncephalocarpusはPelecyphoraとしてまとめられました。よって、現在Escobariaは存在せず、E. leeiはPelecyphora sneedii subp. sneediiとされています。

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超大型白星
白星(Mammillaria plumosa)の大型のタイプ。


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恩塚鸞鳳玉
Astrophytum myriostigmaの白点が大きな選抜品種。


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ガラパゴス
「ガラパゴス」としか書いてありませんでしたが、要するにガラパゴスウチワということでしょうか。Opuntia galapageiaですね。

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滝の白糸
「滝の白糸」はAgave schidigera、あるいはAgave × leopoldiiを指します。A. × leopoldiiはA. filiferaとA.schidigeraの交配種とされていますから、似ているのでしょう。そもそも、A. 
schidigera自体かなりの変異幅があり、本来のA. schidigeraとは何かはよく分かりません。

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黒法師
Aeonium arboreum。単純に育てるだけなら簡単ですが、このように綺麗に育てるのは難しいものです。

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ラウィー
Echeveria laui。美しい白いエケベリア。


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展示会はここまでで。そういえば、展示会の会場では、サボテンや多肉植物の販売もありましたね。まあ、買いませんでしたが。
あと、JAの農産物の直売所がちょうど開店する時間でしたから、行列に並びいくつか野菜や果物を買ってみました。その後、植木の圃場や販売所を見て回りました。椿が欲しかったのですが、流石に季節外れなせいかあまりありませんでした。さらに、
和菓子の売店で、いくつか和菓子を買いました

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立派な蘇鉄の鉢植え。

というわけで、川口緑化センターのイベントに行ってきました。私が行くのは基本的に即売会ばかりですから見るのは苗ばかりで、趣味家が育て上げた良品を見る機会はあまりないので良い刺激になりました。今後はこのような展示会も行けたら行きたいと思いました。さらに、実はイベントの規模はかなり小さいのですが、川口緑化センター自体を見て回るだけでも楽しいので、その点においても行って良かったですね。


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川口緑化センター樹里庵で開催された、春の多肉植物・サボテン展示会を見に行きました。しかし、最近忙しく出かけるのも憚られる状況ではあります。それでも、今回のイベントは割と近く時間がかからないため、買いものついでに行ってきました。実は木更津C&Sフェアも同日に開催されていたのですが、流石に時間的にしんどいので断念しました。
そうそう、昔、川口緑化センター樹里安に行った際に貰ってきたパンフレットによると、埼玉高速鉄道の戸塚安行駅から要所を巡りながら、ゆっくり歩いて20分ちょいとあります。まあ、めんどくさいので、バスで行きました。しかも、東武線の草加駅からです。

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草加駅からバスで15分ほどで到着。バス停の目の前が川口緑化センターなので便利です。

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展示会の開催を告げる旗。主催は埼玉多肉・サボテン友の会です。

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正面の入口にはシャクナゲが沢山並んでいました。

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入るとエビネと山野草の展示会も開催されていました。ふらりと建屋内を見て回りましたが、売り物の多肉植物も少しあり、A. dichotomaなんかもありました。

さて、ここからは「春の多肉植物・サボテン展示会」の展示物を見ていきます。

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花牡丹
Ariocarpus furfuraceusですが、牡丹類のサボテンはイボがより大きい選抜品種が好まれます。A. furfuraceusは、現在「岩牡丹」(A. retusus)の異名とされています。

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姫春星
Mammillaria humboldtii var. caespitosa。「春星」の変種とされますが、M. humboldtiiに変種はなく、変種caespitosaは学術的に記載された名前ではないようです。


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黒王丸
Copiapoa cinerea。このように維持出来れば良いのですが、近年のブームではまったく維持出来ていない軟弱な株が目立ちます。


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太平丸
Echinocactus horizonthalonius。よく締まった太平丸。
 
250427093954321
緋冠竜
Thelocactus hexaedrophorus var. fossulatus。天晃の変種ですが、T. hexaedrophorusの異名扱いで変種は認められていません。ずいぶんと強刺ですね。

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白条複隆鸞鳳
鸞鳳玉(Astrophytum myriostigma)の変異株。しかし、Vladimir A. Basiukの2013年の報告によると、高温の温室内の鸞鳳玉の蕾が生長障害を起こし、新芽に変わり、「複隆」が生じたとのことです。これは、綴化やモンストと同じように、遺伝的な突然変異ではなく、生長点の障害とA. Basiukは捉えています。
件の記事は以下のリンクをご参照下さい。




250427094015643
白閃小町
Notocactus rudibuenekeriが一般的ですが、NotocactusがParodiaに吸収されて消滅したことからParodiaになりました。しかし、どういうわけか、Parodia scopaが現在の学名です。ここいら辺の経緯はよく分からないですね。少し調べてみます。

250427094022535
小人の帽子
Epithelantha bokei。エピテランサは整然とした美しい姿で憧れます。しかし、安定して育てられない性分なもので、私では綺麗に育てられそうにありません。

250427094030938
マタンザヌス
Melocactus matanzanus。最近ではホムセンのイベントでも販売されることもあるメロカクタスです。花座が美しいですね。
そういえば、最近我がブログのメロカクタスの記事がやたらに閲覧されているみたいです。メロカクタスの果実をトカゲが食べるという論文を訳した記事なのですが、最近書いた記事でもないし不思議ですね。

件の記事は以下のリンクをご参照下さい。



というわけで、春の多肉植物・サボテン展示会ですが、疲れたので続きは明日にします。ということで続きます。


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いつの間にやら4月も終わってしまいます。4月は公私ともにバタバタしたため、5月は落ち着くといいのですが、まだわかりません。さて、植え替えはまだまだ続きます。今年の植え替えは、今回で70鉢になりました。

250420110908675
Kumara plicatilis 
プリカティリスは葉の枚数が増えて、かなり見栄えが良くなってきました。しかし、分頭する気配はまったくありません。ちなみに、2020年の春に二子玉川のプロトリーフにて購入しました。
250420111836569
根が鉢の形に伸びています。
250420141828952
植え替え後。そのままのリッチェルのスクエアポットの5号鉢に植えました。

250420110913609
Aloe peglerae
ペグレラエはだいぶ育ちましたが、冬室内に入れると徒長気味になってしまうのが悩みです。ちなみに、2021年の冬に開催された木更津C&Sフェアにて購入しました。
250420111841567
根はやや貧弱。深さがない鉢の方が良いかもしれません。
250420141831920
植え替え後。そのままのリッチェルのスクエアポットの6号鉢に植えましたが、次回の植え替えでは考えます。

250420151414285
Adenia kirkii
去年の夏のビッグバザールにて購入しましたが、植え替えた時に細根が少ないため、グラつかないように深植えしました。現在どうなっているでしょうか。
250420151502916
細根が沢山出ています。ただ、縦に長いため、そのまま植えると細根の伸びるスペースがあまりありません。
250420151646910
植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。やや塊根を出して、細根の伸びるスペースを確保しました。

250420151954723
Euphorbia waringiae
ワリンギアエは新葉が出てきましたが、何故か直ぐに落ちてしまいました。どうやら、ハダニがわいてしまったようです。しかし、根腐れの可能性もありますから、一応植え替えをします。ちなみに、2024年の1月のビッグバザールにて購入しました。

250420152105211
根には問題はなさそうです。とりあえず一安心。
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植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。ハダニを早く駆除しないといけませんね。


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3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。記事の更新間隔が空き過ぎて、未だに終わりません。さて、熱帯資源植物温室の続きですが、つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会、らん友会龍ケ崎といった愛好家団体の育てた素晴らしい蘭を見ていきます。

250320123150988
Arpophyllum giganteum
一見して蘭に見えないアルポフィルムです。小さな苗から始めて、なんと16花茎も咲かせるまで育て上げたそうです。確かにお見事。

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よく見ると、一輪一輪は蘭の花の形をしています。

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Den. smillieae fma. album
大型の蘭ですが、実に奇妙な花を咲かせています。
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とても不思議な形状です。「fma. album」とありますが、「album」は白いことを表しています。「fma.」は「forma」の略ですが、一般的には「f.」の方が馴染みがあるような気がします。この場合、「fma.」は品種ですから、Dendrobium smillieaeの花が白い品種ということになります。

250320123304841
Baptistonia echinata
初めて見る蘭です。垂れ下がり沢山の花をつける面白い蘭ですね。調べてみましたが、旧・Onc.系みたいです。しかし、Gomesaに吸収されてしまったようで、Baptistoniaは消滅した模様。

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Comp. Oberhausen
Onc.系の形の花は基本的に黄色いので、Comparettiaの紅色は非常に目を引きますね。OberhausenはComp.同士の交配種とのこと。


250320123420944
こちら温室内のバナナの花。蘭展なので中々目線が上に向きませんが、見どころはあちこちにあります。

250320124810792
中央の広場の樹木に花が咲いていました。
250320124815558
トサミズキ(Corylopsis spicata)でした。

というわけで、3月に行った筑波実験植物園のつくば蘭展の記事は今回で終了です。しかし、蘭展とは関係ないサバンナ温室も見てきましたから、次回で最後です。今は忙しくて遠出は難しいのですが、手が空いたら植物園に出かけましょう。


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またまた植え替えです。あまりグズグズしていられないため、焦っています。のんびりしていると、あっという間に夏になってしまいます。というわけで、今年の植え替えは今回で66鉢になりました。

250420103512198
Euphorbia lophogona
ロフォゴナは冬の間、ずっと開花し続けていました。生長も良く丈夫な花キリンです。ちなみに、2023年の秋にタナベフラワーにて購入しました。

250420104355628
生長が良いなあとは思っていましたが、根の量が凄まじいですね。
250420105803448
植え替え後。プレステラ120からEG-135Lに植え替えました。

250420103514463
Euphorbia flanaganii
いわゆる「孔雀丸」と呼ばれる小型のユーフォルビア。丈夫で安いため、タコものユーフォルビアの入門種です。ちなみに、2020年の春にコーナン港北インター店にて購入しました。
250420104403254
根はまあ普通です。
250420105800364
植え替え後。プレステラ105にそのまま植えました。

250420103516634
Euphorbia infausta
インファウスタはやや日焼け気味です。インファウスタはE. meloformisに含まれるものとされているようです。
250420104412338
根はまあ普通ですが、生長が鈍りがちなので、植え替えで元気になって欲しいところです。
250420105758085
植え替え後。そのままのプレステラ105に植えました。

250420110856989
Euphorbia fuscoclada
フスコクラダもだいぶ生長しました。根の状態はどうでしょうか。ちなみに、2023年の秋にタナベフラワーにて購入しました。

250420111818585
根は良さそうです。
250420141816641
植え替え後。そのままのプレステラ105に植えました。今年は花が見たいものです。

250420110900514
Euphorbia phillpsiae
フィリプシアエは去年やや徒長気味でした。遮光の度合いに毎年悩みます。

250420110902898
こちらもフィリプシアエ。根元から分岐するタイプ。
250420111828396
根の状態は良好です。
250420111831386
こちらも良好。
250420141825493
植え替え後。そのままのプレステラ90に植えました。


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相変わらず植え替えばかりしています。ちなみに、今年の植え替えは今回で60鉢になりました。

250420095607435
Euphorbia resinifera
「白角キリン」の名前で知られるユーフォルビア。生長が良いので、鉢が小さく感じます。
250420100910927
根は見かけよりは少なく感じます。やや深植えしているせいで、根域が狭いのかも知れません。
250420102859330
植え替え後。プレステラ105からプレステラ120にサイズアップしました。

250420095631930
仔吹シンメトリカ
仔吹シンメトリカは見た目的にも窮屈そうですね。ちなみに、2021年の冬に木更津C&Sフェアにて購入しました。

250420100925220
根は大変な量でした。
250420102903272
植え替え後。プレステラ105からプレステラ120に植えました。

250420095640176
貴青玉錦
こちらも仔が育ってきたので、窮屈そうに見えます。ちなみに、2020年の夏に鶴仙園にて購入しました。
250420100927730
こちらも根の量は豊富です。
250420102917424
植え替え後。プレステラ105からプレステラ120に植えました。

250420103509413
Euphorbia moratii
モラティイは鉢がパンパンに張っており、根詰まりが心配です。ちなみに、2022年の冬のビッグバザールにて購入しました。
250420104345140
おっと、これはすごい根の量です。プレステラ120にギュウギュウに入っていたみたいです。しかも、塊根はかなり生長しています。これなら、徐々に露出させても良さそうですね。
250420105806581
植え替え後。プレステラ120からEG-135Lに変更しました。少しだけ塊根を出しましたが、地下部が多いため最適な深さです。
しかし、EG-135Lは塊根系には最適ですね。試しに5つ買いましたが、あっという間に使い切りました。プレステラは使いやすいのですが、90→105→120で深さはそれほど違わないため、地下部が長い塊根ではスケールアップに向かない場合もあります。ましてや、150や180は幅ばかり広くて塊根だと使いにくくて敵いません。



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もう4月も終わってしまいますが、室内の多肉植物を屋外の置き場に置くのが遅れに遅れています。今週末に最低でも半分くらいは出したいのですが、なかなか時間が取れません。それはそうと、植え替えを続けます。ちなみに、今年の植え替えは本日で56鉢目となりました。

250420095514980
Euphorbia erythrocucullata
塊根性花キリンですが塊根が丸まっており、根が少ないため塊根を露出しにくい形でした。あれからどうなっているでしょうか。2023年の秋にタナベフラワーにて購入。
250420100758021
だいぶ根が伸びました。次回の植え替えでは、塊根周りの細根を整理して、塊根を出していきます。
250420102847714
植え替え後。プレステラ105からプレステラ120にサイズアップしました。

250420095521622
Euphorbia quadrangularis
「氷河」の名前で最近流通しているユーフォルビア。しかし、「氷河」は同じユーフォルビアの初雪草(Euphorbia marginata)の品種名ですでに使われており、あまり良い名前ではないような気がします。ちなみに、2023年の春にタナベフラワーにてE. confinarisの名前で入手しました。同じ間違いが他でも見られるため、おそらく輸入種子の名前が間違っているのでしょうね。
250420100809086
根はイマイチでした。生長が良い割に寂しい感じがします。
250420102851012
植え替え後。同じプレステラ105に植えました。

250420095540748
Euphorbia greenwayi
生長点が潰れがちです。根詰まり気味なのかも知れません。ちなみに、2023年の冬のビッグバザールにて購入しました。
250420100818163
根は大変な勢いでした。
250420102853692
植え替え後。プレステラ90からプレステラ105に植えました。今年はきれいに育って欲しいですね。

250420095557413
Euphorbia lonewtonii
あまり見た目が変わらないロネウトニイも植え替えます。

250420100824997
根は少なくだけではなく、細根がないのが気になります。あと、何やら妙な発酵臭がします。何かの菌に冒されているのかも知れません。根を切り詰めて、殺菌剤をかけておきました。
250423060306951
植え替え後。しばらくは様子見します。

250420095602950
Euphorbia imperatae cv.
斑入りの花キリンです。インペラタエとされていますが、ミリイの定義が変わったこともあり、こちらが本来のミリイで普及している花キリンがインペラタエなのかも知れません。ちなみに、2021年の秋にヨネヤマプランテイションにて購入しました。

250420100901942
根の状態は良好です。
250420102855711
植え替え後。そのままプレステラ120に植えました。枝を増やしたいので枝を切り詰めました。


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3月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の続きです。前回は研修展示館を見ましたが、今回からは熱帯資源植物温室に入ります。ここでは、つくば洋蘭会、水戸市植物公園蘭科協会、らん友会龍ケ崎といった愛好家団体の、丹精込めて育てた蘭を見ることが出来ました。

250320122909078
入ると直ぐに蘭が目に入ります。まずはアイスキャスケード系の枝垂れるCymbidiumがお出迎え。

250320123016177
Rth. Shinfong Little Sun
目を引く鮮烈な色合いです。Rth.はRhyncattleanthe、つまりはRhyncholaelia × Cattlea × Gualiantheの交配。

250320123025015
C. intermedia
こういう淡い色合いのカトレアは結構好きですね。


250320123043065
Onchstele Wildcat
強烈な印象のオンコステレ。略号はOns.。RhynchosteleとOncidiumの交配。


250320123114084
蘭の雛壇。

250320123122718
Ren. imschootiana
Renantheraは巨大で花も大きく沢山つきますから、だの蘭展でもインパクトが強いですね。特にこの個体は花茎が沢山出ていて見事です。


250320123135992
Den. Chantaboon Sunrise
小型のデンドロビウムですが、これは見事ですね。

というわけで、蘭愛好家の方々の育てた素晴らしい蘭ですが、すべてではなくこれは極一部に過ぎません。というわけで、もう少しだけ続きます。


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天気が崩れがちで、植え替えが少し遅れ気味かも知れません。少々、ペースアップしましょう。というわけで、今年の植え替えは今回で51鉢目となりました。

250412181501317
怪竜丸とエリナケウムが開花しています。

250412094723870
Pachypodium makayense
マカイエンセは何やら元気がありません。花芽も出てきません。ちなみに、2021年の冬のビッグバザールにて購入しました。
250412094732630
よく見るとハナキリンの実生が勝手に生えていたりします。
250412100215425
少し根腐れ気味でした。早く気付いて良かったですね。
250412101843566
植え替え後。そのままプレステラ120に植えました。排水が悪くなっていたのかも知れませんが、暖かくなってはきましたが、室内では乾きにくいので加湿状態が続いたせいかもしれませんね。
250412101908819
ハナキリンの実生も植えました。おそらく、Euphorbia ramenaでしょうね。

250412094741721
Euphorbia iharanae
イハラナエはよく生長しています。幹が回転し始めました。2023年の春に川崎市にあるタナベフラワーにて購入しました。
250412100221381
根は非常に多く今の鉢では小さく感じます。
250412101846733
植え替え後。プレステラ105でしたがプレステラ120に植えました。

250412094747279
Euphorbia griseola
E. richardsiaeの名前で入手したユーフォルビア。安いミニ多肉植物のシリーズでしたから、随分と育ちましたね。ちなみに、2022年の夏の鶴仙園にて購入しました。
250412100226358
根の状態は良さそうです。
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植え替え後。そのままプレステラ105に植えました。

250412094757548
Gymnocalycium friedrichii LB 2178
有名なLB 2178です。現在では普及してすっかり安くなりました。ちなみに、2023年の夏にヨネヤマプランテイションで開催された多肉植物BIG即売会にて購入しました。
250412100233311
根は非常に多いですね。
250412101900857
植え替え後。同じプレステラ90に植えました。

250412094814625
Euphorbia primulifolia
プリムリフォリアが開花しています。

250412094827373
2023年の夏にコーナン港北インター店にて購入しました。
250412100229056
イモムシのような形です。
250412101857464
植え替え後。そのままプレステラ105に植えました。少しだけ塊根を出しました。


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蘇鉄は「生きた化石」と呼ばれることもあるように、起源が古く原始的な特徴を残した植物です。分類的には基本的に風媒花である裸子植物の一員です。しかし、蘇鉄類に関しては虫媒も行われていることが複数種で報告されています。日本に自生する蘇鉄(Cycas revoluta)は、雄株と雌株が近くにあれば風媒でも受粉しますが、驚くべきことにゾウムシが受粉に関与することがわかりました。風媒と言ってもせいぜい2mとのことですから、風媒花としてはあまり意味がないように思われます。本来的に風媒花は広い範囲に大量の花粉をばらまくことに意味があるわけですから、蘇鉄の花粉は拡散能力が低く、飛散する花粉の量も大したことがないのでしょう。さらに、ゾウムシは蘇鉄の花(=Corne)に産卵し、ゾウムシの幼虫は蘇鉄を食べながら育ちます。蜜や花粉で花粉媒介者を呼ぶ被子植物とは異なり、未熟な虫媒です。この中途半端は風媒と未熟な虫媒は、蘇鉄が風媒から虫媒へ移行しようとした最初の植物の1つなのではないかと想像させます。

さて、このように、植物と花粉媒介者が互いになくてはならない関係を結ぶことを送粉共生と呼びます。本日は日本の蘇鉄だけではなく、海外の蘇鉄、フロリダソテツ(Zamia integrifolia)について、送粉共生の様子を見てみましょう。ご紹介するのは、Avi Simonらの2023年の論文、『Behavior and feeding of two beetle pollinators of Zamia integrifolia (Cycadales): Rhopalotria slossoni (Coleoptera: Belidae) and Pharaxanotha floridana (Coleoptera: Erotylidae)』です。

花粉媒介者と偽装受粉
Zamia integrifolia(以下、フロリダソテツ)はフロリダ唯一のソテツ類で、国際自然保護連合連合(IUCN)のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。フロリダソテツは雌雄異株で、雄株と雌株のCorneが別の個体に出来るため、花粉媒介者が必要です。
フロリダソテツは2種類の甲虫、Rhopalotria slossoni(ゾウムシの仲間)とPharaxanotha floridana(オオキノコムシの仲間)に受粉を依存しています。花粉媒介者は雄株のCorneを訪れ産卵し、幼虫は雄株のCorneを食べて育ちます。受粉が起きるには、花粉媒介者は雌株のCorneも訪れる必要がありますが、雌株のCorneの胚珠は食物や幼虫の餌としては意味がないと考えられてきました。そのため、これは偽装受粉(deceptive pollination)であるという仮説があります。


なぜ雌株のCorneは拒否されるのか?
雌株のCorneに対する拒否は、β-Nmethylamino-L-alanine(BMAA)に対する毒素への回避行動である可能性が示唆されていました。雄株のCorneの場合はBMAAは特殊な異形細胞に隔離されており、異形細胞は昆虫の胃をそのまま通過しますが、雌株のCorneでは発達中の異形細胞が破裂しBMAAが組織内に分散します。近年の研究では、BMAAは鱗翅目昆虫の摂食障害物質にはならない可能性も示唆されています。しかし、実際の野外調査では雌株のCorneは2種類の花粉媒介者である甲虫に忌避されます。

実験
雄株のCorneと雌株のCorneの鱗片を用意し、2種類の花粉媒介者の成虫を放ちました。
ゾウムシは雄株の鱗片でより長い時間を過ごしましたが、3Dプリンタで作製した偽の鱗片を用いた場合、雄株や雌株の鱗片との有意差はありませんでした。また、ゾウムシが鱗片を食べた量においては、雄株と雌株に有意差はありませんでした。しかし、雌株の鱗片を食べた方が、実験終了時(30時間)に生存している個体が多く見られました。
オオキノコムシの場合は、鱗片上で過ごす時間に差はありませんでした。しかし、オオキノコムシは雄株の鱗片より雌株の鱗片をより多く食べていました。オオキノコムシは柔組織ではなく、鱗片表面の細かい毛を食べていました。雌株の方が摂取量が多いのは、雌株の鱗片の方がより毛が多いためかも知れません。


結論
試験結果からはフロリダソテツの花粉媒介者は雌株のCorneを利用しないという仮説に疑問を投げかけます。ゾウムシは雌株より雄株のCorneに多くの時間を費やしており、野外の行動観察の結果を裏付けています。しかし、雄株のCorneと雌株のCorneの消費量に違いはなく、野外での観察結果からの予想と矛盾します。
ゾウムシの生存率やオオキノコムシの消費量を見ると、フロリダソテツの雌株のCorneを食べることに利点があるようにも考えられます。フロリダソテツの受粉が欺瞞のみで成立するという仮説に疑問を投げかけます。

最後に
以上が論文の簡単な要約です。
フロリダソテツは雌雄異株で花粉媒介者による受粉が必要であるということですが、これは送粉共生にあたるということでしょう。日本の蘇鉄と同じですね。しかし、釈然としないのは雌株のCorneではなく、雄株のCorneに産卵するのかということです。なぜなら、花粉媒介者が欺瞞により雄株のCorneに行き花粉が体に付着し、さらに雌株のCorneに行くことにより受粉が完了するという流れが良さそうに思えるからです。種子にならない花粉が詰まっているだけの雄株のCorneが食べられた方が、無駄がなくて良さそうな気もしますが、かと言って雌株のCorneが忌避されているため受粉の効率があまりにも悪い気もします。実験結論のやや曖昧な感じも含め、何やらモヤモヤしますね。さらに突っ込んだ研究が望まれます。



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じゃんじゃん植え替えをしていきます。植え替えていなかった購入品以外のものも植え替えて行きます。ちなみに、今回で今年の植え替えは46鉢になりました。

250412091443023
Euphorbia curvirama
クルヴィラマは実によく生長していますが、流石にプレステラ90では窮屈に見えます。大きい鉢に植え替えます。ちなみに、2020年の2月にサカタのタネのガーデンセンター横浜(2023年に閉店)にて購入しました。
250412092839389
上モノに比べると根は貧弱でしたが、弱っている感じはありません。深植えしていたので、根圏が狭かったのでしょう。
250412094252017
植え替え後。プレステラ90でしたがプレステラ105に植えました。

250412091417252
Euphorbia gottlebi
冬の間、終始咲き続けてくれたゴトゥレベイも植え替えます。ちなみに、2022年の夏にヨネヤマプランテイションにて購入しました。
250412092836665
根は非常によく発達していますが、プレステラ120では窮屈そうです。
250412094311010
植え替え後。プレステラ120では小さいし、縦長に育っていますからプレステラ150では持て余します。というわけで、EG-135Lに植えました。

250412091448776
Cycas cairnsiana
オーストラリア原産の青い蘇鉄であるカイルンシアナは、2024年の秋のビッグバザールにて購入しましたが、まだ植え替えていませんでした。
250412092843895
塊根が長く伸びています。まだ実生1年目といったところでしょうか。
250412094258907
植え替え後。同じ鉢に縁までぱんぱんに用土を詰めました。蘇鉄は長い鉢が必要です。

250412091434848
武勲丸
G. ochoterenae系と言われる武勲丸ですが、鉢がぱんぱんに硬くなっており根が張っていることが分かります。ちなみに、2022年のビッグバザールにて購入しました。

250412092834345
根はやはりかなりの量でした。
250412094245442
植え替え後。プレステラ90でしたがプレステラ105に植えました。

250412091359483
Pachypodium windsorii
ウィンドゥソリィは新芽が出てきたところですが、植え替えます。ちなみに、2021年の冬のビッグバザールにて購入しました。
250412092831980
根はすこぶる良いですね。
250412094241079
植え替え後。根が多くプレステラ90では狭いため、プレステラ105に植えました。


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3月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。今回は研修展示館の1階の展示を見ていきます。

250320121645897
Vanilla borneensis
念願のヴィニラの花です。あちこちの植物園でヴァニラを見ましたが、残念ながら花は見たことがありませんでした。蘭としては割りと地味な花ですが、ボルネエンシスは白い花茎が目立ちますね。

250320121651575
よく見ると可憐な花ですね。

250320121718216
Vanilla planifolia
もっとも一般的なヴァニラ。残念ながら花はありませんでしたが、沢山の果実がなっていました。黒く変色した果実は、強いヴァニラの香りを放っていました。


250320121739174
様々な蘭が展示されています。

250320121826583
チケイラン Lyparis bootanensis
ヒマラヤから東南アジア、日本まで広く分布する竹慧蘭です。花は咲き終わったようにも見えますが、小さな花が咲いています。
250320121847248
不思議な形の花です。すでに受粉しているように見えますが、まだ花が付いているのでしょうか?

250320121917452
Strongyleria pannea
非常に小さな花ですが、拡大すると密な毛に覆われていました。


250320121941800
Phreatia vanoverberghii
蘭好きを名乗っておいて、お恥ずかしい話ながらフレティア属は知りませんでした。「lace orchid」と呼ばれるようで、非常に小さな白い花が密につきます。面白い蘭です。


250320122111077
Bulbophyllum lemniscatoides
ブルボフィルムは非常に多様かつ印象的な風変わりな花を咲かせます。目立たない小さな花が房状に垂れ下がります。花からは長い毛が出ており、風が吹くと垂れ下がった花穂が揺れます。ブルボフィルムにはこのように風で動くものがあり、花粉媒介者のハエに対するアピールとされているそうです

250320122133978
Bulbophyllum acuminatum
ブルボフィルムではメジャーな形態の花です。このタイプは、根元の花弁が風でぴょこぴょこ動いたり、毛の房がついていて風でチラチラ動いたりします。まあ、大抵は著しい異臭があり、冬に締め切った部屋にあると結構臭いです。

250320122143724
Bulbophyllum sp.
これは一体どういう形の花なのか、よく分かりません。基本的な蘭の花の形状からすると、目立つ3枚は萼片でしょうか?よく見ると中央に小さなリップらしき構造があるようにも見えます。

250320122629618
Kandelia candel
これは蘭ではなく、水生植物温室のマングローブです。水生植物温室は研修展示館とくっついていますからね。一応寄ったら咲いていました。メヒルギの花は初めて見ました。貴重な体験です。

研修展示館の展示はかなり多く、流石に撮りきれなかったため、撮影したのは極一部です。他の蘭展ではあまり見ることがないような珍しい蘭を沢山見ることが出来ました。さて、最後は熱帯資源温室に展示された蘭を見ましょう。


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さて、4月は植え替えに専念すると決めましたから、今回も植え替えをします。購入してからまだ植え替えをしていない多肉植物が残っていますから、そちらから片付けましょう。ちなみに、今回で今年の植え替えは41鉢となりました。

250406171710846
Euphorbia sipolisii
Pencil-Stemのユーフォルビアですが、まだ植え替えていないため植え替えます。ちなみに、2024年の10月に開催された木更津C&Sフェアにて入手しました。
250406172619659
根の状態は良さそうです。
250406174353785
植え替え後。背が高いのでバランスをとってプレステラ105に植えました。

250406171706074
Euphorbia biselegans
こちらも2024年の10月に開催された木更津C&Sフェアにて入手したものです。タンザニア原産の木質となる旧・モナデニウム。

250406172616470
根は問題なさそうです。
250406174348794
植え替え後。プレステラ105に植えました。

250406171724729
H. attenuata var. radula MBB 6831
フィールドナンバーつきのアテヌアタ変種ラドゥラも植え替えます。3月にシマムラ園芸で開催された、JSS春の多肉市で入手したばかりのものです。
250406172624366
これは非常に状態が良いですね。
250406174400660
植え替え後。最初プレステラ75に植えるつもりでしたが、根が多いためプレステラ90に植えました。

250406171654845
Agave stricta 'nana'
妙に色味が悪い矮性の吹上です。先日、横浜にあるヨネヤマプランテイションの多肉植物BIGフェアにて入手しました。

250406172613661
根は見た目よりはしっかりとありました。
250406174345056
植え替え後。プレステラ90に植えました。日照不足か間延びした感じがしますから、締めて育てていきます。

250406171719111
Euphorbia cylindrifolia
2023年の12月頃にキリンドゥリフォリアの枝をうっかり折ってしまいました。室内とは言え真冬なので、挿し木は諦めてそのまま鉢の中に置いておいたわけです。しかし、2024年の4月に植え替えたところ、置いていただけなのに根がしっかり張っていて驚きました。というわけで、あれから1年でどうなったか見てみましょう。
250406172644704
しっかり塊根が出来ています。実生苗のように1つの大きな塊根は出来ませんが、塊根の生長はかなり早そうです。
250406174357916
植え替え後。生長を見込んで、プレステラ90に植えました。挿し木苗の塊根の育ち方も気になりますね。


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さて、本日も3月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事です。今回から研修展示館の展示を見ていきます。やはり、花のもっとも重要な役割である受粉のための、花粉媒介者との関係について取り上げられていました。

250320121002826
これは、香りのある蘭で、嗅ぎ比べる企画です。カトレアのような甘い香りではなく、ややきつめの香りでした。

250320121011062
Lycaste puntarenasensis
リカステは花弁が小さく萼片が大きい特徴的な花を咲かせます。リカステは交配系の大型花に見慣れているせいか、原種は逆に新鮮な感じがします。

250320121019188
Miltoniopsis roezlii
ミルトニアではなくミルトニオプシスでした。ウェブ上では、黄色い花のロエズリィは変種xanthinaとされている雰囲気ですが、どうでしょうかね?

250320121024988
Coelogyne cobbiana
これは、いかにもな旧・Dendrochilumですが、2021年にコエロギネ(セロジネ)に吸収されました。

250320121156428
筑波実験植物園では、希少な蘭がこのように培養されて維持されています。ただのテーマパークではなく、研究施設としても重大な役割があるのです。

蘭もまた他の多くの顕花植物と同じように、花粉媒介者により受粉します。蘭に限らず、一般的には昆虫が多く、中でも花粉媒介者として汎用的なのは蜂でしょう。しかし、蜂だけではなく、蝶や蛾、ハエなどでも受粉するものもあります。さらに言えば、鳥やコウモリにより受粉する植物すらあります。蘭の多様な花粉媒介者を示す良い展示がありましたのでご紹介しましょう。
250320121308082
Preptanthe rubens
こちらは、蝶により受粉するタイプの花です。このように長い距がある花は、蝶や蛾がメインターゲットです。距に溜まった蜜を吸えるのは、長い口吻を持つ鱗翅目の昆虫だけです。しかも、このように明るい色合いの花は基本的に昼咲性ですから、訪問するのは蝶ということになります。ただし、蜂は距に穴を開けて盗蜜しますが、反則技なので受粉には寄与しません。

250320121317267
Dendrobium sp.
ニューギニア原産のデンドロビウム。

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鳥により受粉する鳥媒花です。鳥がクチバシを差し込める太さ長さの筒状の花です。鳥媒花の多くは赤やオレンジ色です。筒状で赤〜オレンジ系統の花を咲かせる多肉植物では、アフリカではアロエやガステリア、新大陸ではFouquieriaやCleistocactus、Oreocereus、Denmoza、Matucanaあたりも鳥媒花ですね。

250320121344855
Bulbophyllum lobbii subsp. breviflorum
東南アジア原産の着生ラン。ブルボフィルムは赤褐色の花(腐肉色)が多く、腐敗したような異様な臭気を持つものが多くあります。これはハエを呼ぶためで、このような色合いの花は腐肉臭、あるいはキノコ臭を持ちます。巨大な花で有名なラフレシアやショクダイオオコンニャクも腐肉色で腐敗臭を持ちハエを呼びます。多肉植物では旧・ガガイモ科のStapeliaやBrachystelmaは強烈に臭います。


250320121408112
Angraecum leonis
アングラエクム(アングレカム)は、非常に長い距を持つ白い花を咲かせます。長い距を持つ花の花粉媒介者は鱗翅目ですが、花色が白色や緑色、クリーム色の花の中には夜咲性のものがあります。この淡い色合いは、夜に咲くので花粉媒介者に色が認識されないため退化したのでしょう。つまりこれは、蝶ではなく蛾による蛾媒です。夜咲性の花は良い香りのものもあります。いつぞやの世界らん展日本大賞で、アングレカムの花の香りの香水が展示されていましたね。そういえば、Lophocereusの中には蛾媒のものがあるという記事を書いたことがあります。


250320121427348
Dendrobium linawianum
中国、台湾原産のデンドロビウム。蜂により受粉します。蜂を花粉媒介者としていない花にも蜂は訪れ、蜜や花粉を集めます。日中に咲いている花なら何でも良いわけです。まあ一応、好みの花色はあるようですけどね。ただし、蜂は咲いていれば蜜がなくても花に来ますが、蜂がちゃんと花粉を媒介するとは限りません。花により適不適というものはありますからね。
そういえば、特にカトレアなどの蘭はリップの中央は濃い色合いですが、これを蜜標(nectar guide)と呼びます。花が花粉媒介者のために用意した、花の中心近くにある花蜜の目印です。


さて、つくば蘭展の企画展示はここまでです。あとは、研修展示館の1階の展示室の珍しい蘭の展示と、熱帯資源温室につくば洋蘭会の展示があります。というわけで、つくば蘭展の記事はまだまだ続きます。私のような蘭好きには堪らないイベントですね。


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性懲りもなく、またそぞろに植物園に行きたくなってしまいました。しかし、公私ともに忙しくそれどころではないので、4月は多肉植物を外に出したり植え替えしたりして大人しく過ごす予定です。というわけで、代わり映えなく本日も多肉植物をチマチマ植え替えます。ちなみに、今年の植え替えは本日で36鉢になりました。

250405095623662
Euphorbia marsabitensis
あまり生長が見られないマルサビテンシスを植え替えます。ちなみに、2023年の秋に木更津C & Sフェアにて入手しました。
250405100347821
あまりユーフォルビアらしさがないストレートな根でしたが、根はかなり充実しています。
250405101130599
植え替え後。同じプレステラ90にそのまま植えました。今年はよく生長して欲しいものです。

250405095703852
Euphorbia neorubella
ネオルベラは冬の間、長く開花していました。ユーフォルビア感がない見た目ですが、旧・モナデニウムです。Monadenium rubellumという名前の方が通りが良いかもしれませんね。ちなみに、2024年の10月にオザキフラワーパークで開催された「多肉大集合!」というイベントにて入手しました。

250405100408830
塊根は非常によく発達していました。しかし、ピート主体の極めて水はけが悪い用土に植えられていました。冬の間によく腐らなかったものです。流水でよく洗い、用土を丁寧に取り除きました。
250405101618676
植え替え後。塊根が大きいため、これから根が長く伸びると踏んで、EG-135Lに植えました。

250405095654161
Aloe bowiea
ボウィエアは去年は地味な花を咲かせ、子株が2つ出来ました。ちなみに、ボウィエアは2020年の夏にコーナン港北インター店にて入手しました。

250405100401789
根は特に問題はなさそうです。
250405101146958
植え替え後。そのままプレステラ105に植えました。

250405095643387
Euphorbia tulearensis
トゥレアレンシスも植え替えます。2020年の夏に鶴仙園にて入手しました。最近トゥレアレンシスはイベントでよく見かけますが、当時はそれほど流通していませんでしたね。

250405100352396
根はかなり太く発達しています。
250405101134430
植え替え後。トゥレアレンシスは枝の伸びは恐ろしく遅いのですが、よく開花し丈夫で育てやすい小型種です。

250405095647969
Gymnocalycium ragonesei
国内実生感のあるラゴネセイです。2024年の11月に鶴仙園にて購入しましたが、植え替えはしていませんでした。

250405100356795
根は問題なさそうです。
250405101140562
植え替え後。プレステラ90に植えました。


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3月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の続きです。本日は教育棟の企画展示の残りを見ていきます。オーストラリアの地生ランとバケツランの奇妙な生態についての展示です。写真家の故・山口進氏の蘭と昆虫の関係を捉えた素晴らしい写真の展示もありました。

250320111733395
Corybas diemenicus
オーストラリアの地生ラン。1cm程度の小さな花を咲かせます。種小名の「diemenicus」は「タスマニアから来た」という意味で、タスマニアにも分布します。英名は「Stately helmet orchid」ですから、「壮麗なヘルメット蘭」という意味です。そういえば、コリバス属自体が「ヘルメット蘭」と呼ばれており、やはり皆こんな感じの花です。


250320111807949
Diuris magnifica
スラリとした草姿が美しいオーストラリアの地生ラン。「large pansy orchid」の英名の通り、パンジー的な配色です。
250320111803979
非常に装飾性が高い面白い花です。

250320111851711
Caladenia attingens
不思議な形状の花を咲かせるオーストラリアの地生ラン。「mantis orchid」、つまり「カマキリ蘭」の意ですが、カマキリが腕を上げた姿に見えないこともありません。
250320112616061~2
花の構造的に、花蜜があるのは①の奥ですから、昆虫は②の花弁に止まって奥に頭を突っ込むことになります。すると、③の先端にある花粉塊が昆虫の背中に付着する仕組みなのでしょう。

250320111939747
Pterostylis concinna
オーストラリアの地生ラン。風変わりな花ですが、筒状の花に昆虫が潜り込むことにより受粉する仕組みなのでしょう。


250320111956304
Caladenia flava
一見して蘭に見えませんが、よく見るとリップがあって、典型的な蘭の花であることが分かります。長い2枚の萼片が特徴的です。オーストラリアの地生ラン。


250320112003972
Caladenia serotina
オーストラリアの地生ランで、「Christmas spider orchid」と呼ばれています。山火事の翌年によく咲くと言われていますが、山火事が起きやすいオーストラリアらしい生態です。複雑な形状の花ですが、C. attingensと同じ仕組みがあるようです。


250320112012367
Caladenia varians
オーストラリアの地生ラン。花弁や萼片の先端が糸状に長く伸び、とても面白い形状です。


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Coryanthes macrocorys
いわゆる「バケツラン」と呼ばれる蘭で、特殊な形状の花が咲きます。名前の通り、リップがバケツのように水を溜めます。まさにバケツですが、この水は自身で分泌するそうです。本物を見たのは初めてです。
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花を訪れたハチが水の溜まったバケツ部分に落ちると、翅が濡れて飛び立つことが出来ず、さりとて内壁はつるつるしていて登れません。バケツランは脱出口を準備しており、その狭い通路を通過すると花粉がハチに付着します。非常に凝った仕組みですね。

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蘭を訪問するハチたち。

今回までが企画展示でした。故・山口進氏の素晴らしい写真は是非ご紹介したかったのですが、撮影禁止でしたので悪しからず。つくば蘭展は、熱帯資源植物温室や研修展示館にも展示があります。次回からは、研修展示館を見ていきましょう。


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妙に寒い日が続きましたが、しばらくは暖かい日が続くようです。多肉植物の植え替えは始まっていますが、室内の多肉植物を外に出すタイミングを見計らっています。ちなみに、今年の植え替えは31鉢目になりました。

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Gymnocalycium erinaceum WR 726B
エリナケウムが開花しています。花が終わったら植え替えをしましょう。


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Pachypodium brevicaule
恵比寿笑いが開花しました。咲いていたのになかなか撮影しなかったので、終わりかけだったようでさわったらポロリと花が落ちてしまいました。2022年に神代植物公園にて開催された多肉植物展にて購入しましたが、生長が早く植え替えは2回目です。

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鉢が歪んでおり割りときつそうでしたが、根は非常に充実しています。
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植え替え後。プレステラ90からプレステラ105に植え替えました。このままぐんぐん育って欲しいものです。

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Pachypodium rutenbergianum
2023年の3月にルームズ大正堂八王子店にて購入しましたが、根がカリカリに干からびたものを掴まされてしまいました。まあ、捨て値でしたし、根腐れではないため簡単に発根出来ますから、特に遺恨はありません。

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あれから2年経ちましたが、根は豊富でかなり太い根も発達しています。
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植え替え後。同じプレステラ105に植えました。ルテンベルギアヌムは縦にひょろひょろ伸びますが、枝を切り戻して枝分かれさせる予定です。枝がもう少し伸びてからですかね。ケヤキの盆栽の箒作りのような形を目指します。

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Pachypodium saundersii
いわゆる「白馬城」ですが、なかなか勢いがあります。ちなみに、2021の冬のBBで入手したものです。

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思ったより根が深いですね。深型のプレステラでも少し浅く感じます。
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植え替え後。今回はプレステラ120に植えましたが、その先は考えものです。急に鉢サイズを増すと、乾きにくくなるため腐りやすくもなります。丁度良い鉢は難しいものです。

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Pachypodium brevicalyx
ブレビカリクスも植え替え。かなり太っていますが、そろそろ根が詰まってくる頃合いです。生長も鈍ってきたので植え替えます。2021年の秋にヨネヤマプランテイションのイベントで入手したものです。
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根は非常に発達していました。
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植え替え後。同じプレステラ120に植えました。今年はよく生長して欲しいですね。

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Stephania pierrei
いわゆるS. erectaと呼ばれているステファニアです。2020年に東京ドームで開催された世界らん展日本大賞にて購入しましたが、芋を夏の直射日光に当ててしまい、萎びれて枯れてしまいました。しかし、芋が分球しており、地中に数mmの芋があったので、大事に育ててきました。
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抜いてみると驚きの芋の太り具合でした。
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植え替え後。明らかに鉢が小さいので、プレステラ105に植えました。微妙に芋を出しましたが、トラウマがあるので慎重に徐々に出していきます。


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日曜日に横浜にあるヨネヤマプランテイションで開催された、「多肉植物BIGフェア」に行ってきました。年に3回ほど開催されるイベントで、ここ3年ほどは欠かさず参加しています。普段通うには遠いのでイベントでしか行きませんが、思わず結構面白いものがあったりします。

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雨の予報もありましたが、雨には降られずに済みました。また、おそらく初日の土曜日は混雑したのかも知れませんが、日曜日はゆっくり見ることが出来ました。
今回のイベントは割りと珍品揃いでしたが、運悪く手持ちと被りまくってしまいました。これは残念。というより、市場に流通する前の先触れをいち早く入手しているからかも知れません。まあ、価格的にはかなりお求めやすくなっており、私は一番高い時に買ってしまっているわけで何とも言えないものがありますが仕方がありません。その時点で入手しないと、いつ入手出来るか分かりませんからね。
さて、最近は各種イベントでもサボテンの存在感が増していますが、今回はかなり良いラインナップでした。ミラクル兜やスーパー兜があり、ヒトデ型のものは欲しくなりました。また、Turbinicarpus alonsoiや昇竜丸(T. schmiedickeanus)、姫牡丹(Ariocarpus kotschoubeyanus  var. macdowellii)、菊水(Strombocactus disciformis)、帝冠(Obregonia denegrii)、晃山(Leuchtenbergia principis)、Ortegocactus macdougallii(2021年にCochemiea属となった)、綾波(Homalocephala texensis)など非常にバラエティがありましたね。
ユーフォルビアは豊富で、E. spanringiiやE. woodii、E. hedyotoidesなどの今まで見かけなかったあたりが、当たり前のように並んでいました。しかし、すべてBBで入手済みでしたから、今回はユーフォルビアは買いませんでした。
アガヴェは今回それほどでもなく、オテロイなどの苗があったくらいです。パキポディウム苗は沢山ありました。後はセンナやAloe zebrinaあたりが目についたでしょうか。あとは、カクタス長田苗が沢山ありましたが、ラインナップが少し変わったようです。

さて、購入品です。それほど気になるものはなかったのですが、記念に2株購入しました。

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Agave stricta 'nana'
一巡した時はなんだアガヴェかとスルーしましたが、よくよく考えるとこれは吹上の矮性品種であることを思い出しました。吹上は新属Echinoagaveへの分類が提案されていますから、気になっている存在です。

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羅星丸 Gymnocalycium bruchii
カクタス長田苗。非常に安いので購入。丁度、花の時期でした。可愛らしいトゲが痛くない小型ギムノです。

というわけで、今年もヨネヤマプランテイションのイベントに参加してきました。例年通り硅酸白土も購入し、まあまあ悪くないイベントでしたね。しかし、往復の電車賃と多肉植物の購入費用があまり変わらないという、何とも無駄が多い感じはあります。しかし、移動時間はかかりますが、乗り換え1回で駅前に店舗がありますから面倒くさくないという点は助かります。
今回は正直なところ疲労が溜まっており、今日行くか割りと悩みました。ですから、ついでにいつもは寄るコーナン港北インター店や、帰宅路にあるタナベフラワーやプロトリーフに寄るのは諦めました。というわけで、2025年初のヨネヤマプランテイションのイベントでした。



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ほぼ毎年、東京ドームで開催される世界らん展日本大賞に行っていました。しかし、プリズムホールでの開催になってからは、会場が狭く異常に混むため、今年は行きませんでした。しかし、たまたま2月に筑波実験植物園に行った折、つくば蘭展の開催を告げるポスターがありました。蘭と昆虫との関係についての展示があるようでしたから、これは見に行かないといけません。当ブログでは、普段から受粉生物学の記事を挙げていますからね。ということで、つくば蘭展の記事が始まります。
本日はヨーロッパの地生ランを取り上げます。ヨーロッパの蘭は展示会でも基本的に見かけないので、珍しいものを見ることが出来ました。特に花をメスのハチに擬態させて、オスのハチを呼び寄せるOphrys属の蘭は地味ですがとても面白い蘭です。


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蘭展の開催を告げるポスター

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入り口付近に早咲きの桜が咲いていました。この日はよく晴れて、暖かく行楽日和でした。

さて、まずは教育棟の展示から見ていきます。教育棟は小さいのですが、しっかりとした企画展示がありました。ただ、沢山の蘭を並べがちな一般的な蘭展とは異なります。やはり、教育や研究に重点を置いている筑波実験植物園ならではと言えるでしょう。


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Ophrys speculum
地中海沿岸に自生する球根性の地生ラン。オフリス属の蘭は花のリップがハチに擬態しています。雌のフェロモンまで再現しており、騙されて交尾をしにきたハチにより受粉する面白い生態を持ちます。ですから、「bee orchid」と言う呼び名も納得ですね。ちなみに、このような擬態をPouyannian擬態と呼ぶそうです。

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Ophrys tenthredinifera
やはり、地中海沿岸に自生するオフリス属の地生ランです。「Sawfly orchid」と呼ばれますが、ハバチとの関係が深いのでしょうか? 

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Ophrys fusca subsp. iricolor
こちらも地中海沿岸に自生する地生ラン。亜種イリコロルですが、意味的には「虹色の」だとか「多色の」ですが、あまりそんな感じはしませんね。

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Orchis italica
オルチス属、つまりは蘭属ですから、これは蘭につけられた最初期の属名かも知れませんね。しかも、種小名がイタリカですから、直球で「イタリアの蘭」となります。

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しかし、美しい花ですね。そういえば、イタリカのリップは人型をしていると言われ有名です。
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なんとなく人型。
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やはり、地生ランのようです。それはそうと、実に装飾的な葉ですね。

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Himantoglossum robertianum
花色はかなりバリエーションがあるようで、この個体は割りと地味なタイプのようです。球根は食べられると言いますが、どのような料理にして食べるのでしょうか?

さて、本日はヨーロッパというか地中海沿岸に自生する地生ランを見てきました。基本的にあまり見かけない蘭で、今までの蘭の展覧会でも見た記憶がありません。まあ、単純に地味なので目に入らなかった可能性もありますけどね。
Ophrys属の蘭はある程度限定された相手をターゲットにして、花を特殊化させた面白い花です。つまり、種により引き寄せるハチの種類が異なるのです。このように、花粉媒介者との関係を特殊化させた花は蘭に多く、花粉媒介者と1対1の関係になるまで特殊化したものもあります。蘭の美しい花は、花粉媒介者を引き寄せるために生まれました。ただ美しいだけではなく、その自然の生態のあり方も面白く、知ればより蘭を楽しむことが出来るでしょう。


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マダガスカルは多肉植物の宝庫で、固有種も多く種類も豊富です。花キリンはマダガスカル固有のユーフォルビアですし、ディディエレア科植物やアロエも固有種ばかりです。コーデックスも豊富で、オペルクリカリアやパキポディウムは日本でも非常に人気があります。しかし、残念ながらマダガスカルの多肉植物の多くは自生地の破壊とともに急激に失われています。
本日はマダガスカルの12種類の多肉植物について、その保全状況を調査したBako H. Ravaomanalinaらの2011年の論文、『Conservation status of some commercialized succulent species of Madagascar』をご紹介します。

多肉植物の宝庫・マダガスカル
マダガスカルの南部と南西部には多くの多肉植物が生息し、Didierea科-Euphorbiaが優勢ですが他にも様々な植物があります。生息する維管束植物の約90%は、固有種であり、その多くは希少種で、特定の狭い分布を持ちますが、植生の急速な破壊の影響によりIUCNレッドリストでは絶滅危惧種に分類されます。多肉植物はその多様性と魅力的な形から、例えばSenna meridionalisやOperculicarya属は盆栽(bonsai tree)として世界中の植物愛好家に人気があります。マダガスカルの多肉植物の国際取引は、市場の高い需要により深刻な脅威となっています。

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Operculicarya decaryi
筑波実験植物園にて。(2024年6月)

国際貿易需要植物
この研究には、国際貿易需要の高い12種類のマダガスカル固有種が選ばれました。
①Adenia firealavensis
②Adenia olaboensis
③Adenia subsessifolia
④Senna meridionalis
⑤Cyphostemma elephantopus
⑥Cyphostemma laza
⑦Cyphostemma montagnacii
⑧Operculicarya decaryi
⑨Operculicarya hyphaenoides
Operculicarya pachypus
⑪Zygosicyos pubescens
⑫Zygosicyos tripartitus

この12種類はすべて鑑賞用植物として利用されており、地元の村民が野生植物を採取し、採取人や仲買人に販売しています。その植物は地元の市場で商品化されるか、海外に輸出される前に輸送され、そのまま保管されるか業者の苗床に植えられます。採取人によると、村民はこれらの植物の鑑賞用としての価値を理解しておらず、日銭稼ぎに非常に安価で販売しているそうです。また、鑑賞用以外では、Operculicarya属は薬用植物としてや木炭としても利用されています。

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Cyphostemma laza
東京農業大学バイオリウムにて。(2025年1月)


個体数と再生数
単位面積あたりの個体数はO. pachypusがもっとも豊富でした。これは、伐採されても萌芽する能力が高いからです。O. decaryiも豊富で広く分布していました。C. elephantopusの個体数は少なく、生息地が居住地として開拓されたためです。落葉樹林に生えるC. lazaは成木が優勢で実生が少なく、新たな個体の加入に問題があります。
植物の再生能力は繁殖能力でもあります。最大の再生率はZ. pubescensの488%でした。調査した他の種の大部分は100%程度の再生率で、比較的良好でした。しかし、C. lazaで4%、C. elephantopusで19%、A. olaboensisで86%の再生率でした。これは、調査地周辺でかなりの生息地の劣化が起きているためです。


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Operculicarya pachypus
神代植物公園にて。(2023年5月)

希少植物の脅威
マダガスカルの乾燥林の主たる脅威は焼畑農業です。さらに、森林火災や過放牧は植物の再生の可能性を低下させ、残る自然林に負荷をかけています。さらに、採取された植物数と、政府が発行する収集許可証による最大数には大きな違いがあります。採取者は損傷した植物を補うためにより多くの植物を採取する傾向があり、政府による現地での管理は不十分です。
伐採や過剰な採取は、Ekodidaの落葉樹林の1カ所でのみ発見されたZ. pubescensにとって最大の脅威です。さらに、森林火災などによる人為的撹乱により生息地は大幅に減少しています。
Toliara南部のLa Table地域は深刻な撹乱を受けた地域です。調査対象のほとんどの種が分布していますが、木炭生産のための伐採など、広範囲の人為的撹乱により自然植生は大幅に減少しています。適切な地域保全政策が欠如していることが問題です。
O. decaryiやC. laza、A. olaboensisは広く分布しますが、伐採などの脅威には敏感です。A. firealavensisやZ. tripartitusは拠水林に分布しますが、このタイプの森林は急速に伐採が進んでおり、マダガスカル南部でもっとも危機に瀕している植生の1つです。


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Adenia olaboensis
東京農業大学バイオリウムにて。(2025年1月)


最後に
以上が論文の簡単な要約です。
マダガスカルは固有の動植物の宝庫ですが、乱開発に歯止めがかからない状況です。分布が狭い小型アロエなどは、いくつかはすでに絶滅してしまっている可能性が指摘されているくらいです。しかし、調査もされずに消失する森林があることが残念でなりません。なぜなら、マダガスカルでは未だに新種が次々と発見されており、人知れず未知の新種が絶滅している可能性があるからです。
もどかしくはありますが、現地の人たちが炭焼きのために伐採したり、放牧のために森を焼き払うことを、我々は責めることは出来ません。なぜなら、現地の人たちは、その時を生きていくのに精一杯で、食べていくためには仕方のないことだからです。それが、将来の自身やその子供やその先の子孫の未来を食いつぶすものであってもです。
この論文は2011年ですから、書かれた時点からもう14年経ちます。状況は改善しないし悪化し続けているでしょう。果たして、有効な解決策はあるのでしょうか? 


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本日も購入してから植え替えていないものを、優先的に植え替えていきます。ちなみに、今年の植え替えは今回で26鉢になりました。

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ハナズオウが咲いて、一足早く春を告げています。

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Adenia venenata
ヴェネナタは冬の間は葉がありませんでしたが、急激に生長しています。明らかに鉢が小さいので植え替えます。ちなみに、去年の11月に開催された、11月のサボテン・多肉植物のビッグバザールにて購入しました。

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根は鉢のサイズ通りでした。
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植え替え後。勢いが良いので、これからが楽しみです。

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H. scabra
結節が強いタイプのスカブラですが、新しい葉は拗れ気味です。根に問題があるかも知れません。ちなみに、去年の11月に鶴仙園で開催されたPlant's Workさんとのコラボイベントにて購入しました。

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根には問題はなさそうです。
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植え替え後。そのままの鉢に、新しい用土で植えました。購入後の環境変化か、冬の間の環境が合わなかったのかも知れません。しばらくは様子見します。

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H. scabra v. lateganiae
変種ラテガニアエですが、上と同じスカブラには見えません。風変わりな変種です。こちらも上のスカブラと同じイベントで購入しました。

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根の状態は良好です。
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植え替え後。そのままの鉢に植えました。

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H. venosa ssp. granulata
現在はH. granulataとして独立種とされるグラヌラタも植え替えます。ちなみに、上2つと同じイベントにて購入しました。

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根はやや枯れがちかも知れません。
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植え替え後。グラヌラタはあまり見かけない硬葉系ハウォルチアですから、大事にしたいですね。

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Commiphora mildbraedii
ミルドブラエディイはやや徒長気味かも知れません。そもそも、上に伸びる性質が強そうではありますが、早く外栽培したいものです。ちなみに、去年の10月にヨネヤマプランテイションで開催された、多肉植物BIGフェアにて購入しました。
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小さい鉢でしたが、根はかなり詰まっていました。
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植え替え後。プレステラ90に植えました。

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Commiphora holtziana
ボルトジアナは植え替え前の写真を撮り忘れました。根は結構ありましたね。
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植え替え後。プレステラ90に植えました。コミフォラは初挑戦なので、どのように育つのか楽しみですね。


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2月に行った筑波実験植物園の記事も本日で最後です。前回は熱帯雨林温室に入り上から見ていましたが、今回は階段を降りて1階を廻りました。

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湿潤なジャングルの林床といった雰囲気です。

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キョチク(巨竹) Dendrocalamus giganteus
高さ30m、直径30cmになる世界最大の竹。そういえば、夢の島熱帯植物館ではゾウタケ(ダイマチク)という和名でしたね。

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ジャワムカゴコンニャク
Amorphophallus oncophyllus

アンダマン諸島原産の珍しいコンニャク。ちょうど、実が出来たタイミングでした。
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この茎の模様の鮮烈さは目を引きます。

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ショクダイオオコンニャク
Amorphophallus titanum

ショクダイオオコンニャクがなかなか巨大に育っています。花に遭遇したことはありませんが、集合花としては世界最大の花を咲かせます。

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Macropiper latifolium
葉を見た瞬間、ピペル(コショウ属)かと思いましたが、マクロピペルでした。しかし、マクロピペル属はピペル属に吸収されたため、現在はPiper latifoliumとなっています。
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よく見ると果穂が出ていました。いかにもピペルらしい花です。

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Rhaphidophora cryptantha
ニューギニア原産の着生アロイドです。樹の幹に着生していますが、湿潤な熱帯では着生は一般的な生態様式です。熱帯の林床は暗いので日本のように藪にはなりにくく、アロイドなど耐陰性がある植物が優先します。林床より光が欲しい植物は、つるを伸ばして登攀したり着生したりして、より高い位置で育ちます。


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Angiopteris pruinosa
リュウビンタイの仲間。このような巨大なリュウビンタイは、熱帯資源温室ではナンヨウリュウビンタイ(A. evecta)、夢の島熱帯植物館ではホソバリュウビンタイ(A. palmiformis)を見ましたが、A. pruinosa初めて見ました。

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立派な塊根があります。

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シナマンサク Hamamelis mollis
丁度、シナマンサクが満開でした。寒いこの時期(※2月末)に咲く貴重な花です。

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つくば蘭展の開催を告げるポスターがありました。ポスターで初めてイベント開催を知りましたが、これは是非行きたいですね。ということで、つくば蘭展は最終日近くに見に行きました。次回からはつくば蘭展の記事をお送りします。


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今回は調子が悪そうなハウォルチアと、去年の秋以降に購入した鉢を植え替えます。あと、暖かくなってきましたから、少しずつ多肉植物たちを外に出して行く予定です。ちなみに、今年の植え替えは20鉢になります。

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Dendrobium lindleyi
非常に乾燥に強いデンドロビウムで、毎年律儀に開花してくれます。


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H. nigra IB 1284
いくつかの硬葉系ハウォルチアが不調です。特にこの小型タイプのニグラは脇芽も枯れてしまったので、どうやら根をやられているようです。
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抜くと根がすっかりありません。用土を見てみると、鉢の底の方はかたまっていました。一応は事前に簡単に微塵抜きはしていて、植え替え後に水を大量に流してさらに微塵を抜いていたつもりなのですが、どうも微塵抜きが不十分だったようです。今は目の粗い篩をかけているので、今後は大丈夫でしょう。
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植え替え後。プレステラ90からプレステラ75にスケールダウンしました。まあ、枯れることはないでしょう。しばらくは様子見します。

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H. viscosa
ヴィスコサも同じ状態です。こちらは、外置き場の不織布が風で煽られて、引っかかってスッポ抜けてしまいました。
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植え替え後。こちらもプレステラ75に植え替えました。

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カンディカンス
謎のハウォルチア、カンディカンスもヴィスコサと同様に根がありません。学名は学術的に意味がないH. angustifolia v. candicansらしいのですが、アングスティフォリアは軟葉系でまったく似ておらず、どう見ても硬葉系で一般的にも硬葉系として扱われています。おそらくは交配種なのでしょう。

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植え替え後。プレステラ90に植えました。

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Euphorbia mitrifolmis
ミトリフォルミスは今年の1月に開催された新年のサボテン・多肉植物のビッグバザールにて入手しましたが、まだ植え替えていませんでした。ソマリアものですから、乾きにくいこの用土は不安があります。

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根はちょびっとありましたが、繊細な感じがE. gymnocalycioidesに似ていて嫌な感じがします。
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植え替え後。プレステラ90に植えました。育て方はよく分かりませんから、育てながら見極めるしかありません。ソマリアものでも、E. phillipsiaeのように丈夫だと良いのですがね。

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Commiphora pseudopaolii
初めてのコミフォラですが、去年の10月にヨネヤマプランテイションで開催された、多肉植物BIGフェアにて入手した3種類のうちの1つです。コミフォラはすべて生長を開始していますが、鉢が小さいので気になっていました。
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根は鉢のサイズにあった量でしたね。
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植え替え後。プレステラ90に植えました。多肉植物というか乾燥地の灌木なので、水をじゃんじゃんやって育てます。しかし、プセウドパオリイはケニア、ソマリア原産と言いますから、高地性なんでしょうか?

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Adenia stylosa
スティロサは去年の11月に開催された、11月のサボテン・多肉植物のビッグバザールにて入手しました。良さげな鉢に植えられていたのですが、抜く時に割れてしまいました。残念。
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根の状態は良好です。結構根が長いため、深い鉢が必要です。プレステラでは深型でも深さが足りなさそうです。
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植え替え後。この前、シマムラ園芸で買ったEG-135Lに植えました。試しに買いましたが、早速役に立って良かったですね。


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2月に行った筑波実験植物園の続きです。いよいよ、本来の目的である熱帯雨林温室です。ちなみに2月の訪問記事は次で終わりで、3月末に行った筑波実験植物園のつくば蘭展の記事が新たに始まります。

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去年来た時には行けなかった熱帯雨林温室に向かいます。

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入り口は階段を登った2階になります。

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入ると直ぐにCymbidium tracyanumが満開でした。実にゴージャスな花です。

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2階から見下ろす風景は、まさに熱帯雨林です。

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Vanda coelurea
美しいヴァンダ・コエルレア(セルレア)。

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Coelogyne cobbiana
こういう蘭を見ると、反射的にDendrochilumを思い浮かべてしまいますが、Coelogyneです。というか、旧・Dendrochilumはいつの間にやらCoelogyneに吸収されてしまいました。

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旧・Dendrochilumは香りの強い蘭ですから、このような形の蘭が咲いていたら匂いを嗅いでみて下さい。

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Coelogyne glumacea
典型的な旧・Dendrochilum。こちらは小型種。
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ガラス越しに沢山の蘭が栽培されています。

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ヒスイカズラが一房だけ咲いていました。本格的なシーズンはこれからのようです。

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Myrmecophila grandiflora
巨大なバルブが目を引きます。種小名の通り、大きな花が咲きます。

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Myrmecodia tuberosa
ミルメコディアは有名なアリ植物です。アリを住まわすことにより、アリに害虫を撃退してもらったり、ゴミや死骸から養分を得ることが出来ます。
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蘭と同じように樹木に付着して育つ着生植物です。どうやら、ヘゴ付けされているようです。
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根元は膨らみ、内部は迷路状の空洞があります。よく見ると、アリが入るための穴が空いていますね。

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Tecomanthe dendrophilla
ニューギニアなどに生えるノウゼンカズラの仲間。手すりにつるが絡んで、沢山の花が咲いていました。


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早いもので、もう3月も終わってしまいます。一応、鉢や用土は揃えたので、植え替えは出来ますが、今年は忙しくてなかなか進みそうもありません。いや、それよりそろそろ多肉植物たちを外に出す必要がありますが、これがなかなか大変で時間がかかります。生長期に室内栽培はもったいないので、早いところどうにかしないと…。とまあ、色々ありますが、本日も我が家の多肉植物たちを少しご紹介しましょう。

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Aloe fleuretteana
フレウレテアナが開花しました。
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小型のアロエに典型的な配色です。

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Euphorbia waringiae
春先の陽射しが思いのほか強く、窓際の多肉植物たちは少しダメージがあるみたいです。ワリンギアエも葉が焼けてしまい、葉を落としてしまいました。しかし、置き場所を変えたところ、新しい葉が出てきました。


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Euphorbia millotii
ミロティイも新葉を展開中です。

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Euphorbia crassicaulis
クラシカウリスは冬の間もちらほら開花していましたが、暖かくなってきたせいか花がだいぶ増えました。


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2月に行った筑波実験植物園の記事の続きです。相変わらずサバンナ温室を漂っていますが、それも今回までです。実は現在筑波実験植物園で開催中のつくば蘭展を先日見てきましたから、この2月の訪問時の記事が終わったら記事にします。ただし、まだ去年見れなかった熱帯雨林温室もありますから、2月の記事はまだ続きます。

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Aloe marlothii
巨大アロエのマルロティイです。「鬼切丸」の名前で苗がホームセンターなどでも売っていますが、このように巨大に育つと思っていない人も多いでしょうね。
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この貫禄はすごいですね。

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Aloe plicatilis
プリカティリスも花茎を伸ばしています。現在はアロエ属から分離され、Kumara plicatilisとなっています。我が家のプリカティリスは分岐すらしていないので、私が生きている間に花を見ることはないでしょう。プリカティリスについては何度か記事にしています。以下の記事をご参照までに。



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Euphorbia weberbaueri
ウェベルバウエリは奇妙なPencil-Stemのユーフォルビアです。我が家のウェベルバウエリは単頭ですが、このサイズになると分岐するようですね。マダガスカルではなくエクアドル、ペルーの原産。

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Euphorbia grandidens
グランディデンスは何故か植物園でよく見かけるユーフォルビアです。新宿御苑の温室では「スミダノユキ」の名前で小型個体、東京農業大学のバイオリウムでは「ダイシキリン(大歯麒麟)」の名前でやはり小型の個体を見ましたが、この個体は非常に立派ですね。本来は樹木状に育つ大型種で、見上げる高さになりますから、これでもまだ小さいですね。


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奇想天外 Welwitschia mirabilis
もっとも珍奇な植物の1つである奇想天外ですが、初めて開花を見ました。
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花は終わっていて鮮度はありません。しかし、貴重な体験です。
Welwitschiaは驚くべきことに裸子植物で、グネツム(Gnetum)と麻黄(Ephedra)と合わせてグネツム亜綱に属します。グネツム亜綱は針葉樹と姉妹群であり、蘇鉄やイチョウとは系統的には離れているのが、なんとも面白いですね。


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Euphorbia unispina
猛毒で知られるユニスピナが開花していました。
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花は小さく地味ですが、葉がなく白い枝の先にかたまってつくため目立ちますね。

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Bombax ceiba
キワタの仲間。
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奇妙な幹肌です。

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着生サボテンが沢山吊るされている通路を抜けると、熱帯資源温室です。

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Vanilla planifolia
これがヴァニラの実です。プラニフォリアは商業的に生産されるヴァニラで、品質も良いとのこと。
しかし、ヴァニラはタイミングが悪く、花を見たことがありません。割りとあちこちの植物園で見かけてはいるのですがね。

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蕾はあるのですが、本当にタイミングが悪いですね。まあ、つくば蘭展で見ることが出来ましたが。


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少し植え替えをします。去年の秋以降に購入して植え替えをしていないものを、まず優先的に植え替えていきます。使用している用土が異なるため、なるべく早く植え替えたいのです。用土や鉢が統一されていれば、乾き具合などの把握も容易になります。さらに、やはり根の状態を確認したいということもありますからね。ちなみに、今年は今回で14鉢を植え替えました。今年は何鉢植え替えることになるでしょうか?

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Euphorbia heterodoxa
冬の間は室内の窓際に置いていましたが、春先になり陽射しが強くなったせいか、日焼けしてしまいました。しばらくは、半日陰に置いて様子見していましたが、ようやく復活してきましたが、まだ一部色が抜けてしまっています。ちなみに、去年の10月末に横浜のヨネヤマプランテイションで開催された、「多肉植物BIGフェア」にて入手しました。
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根はよく張っていましたが、鉢が小さいように感じます。
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植え替え後。プレステラ90に植え替えました。ユーフォルビアの中でも割りと面白い花を咲かせますから、早く見てみたいものですね。

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白葉姫性吹上
吹上の葉が白い矮性品種。ポット植えなので、ちゃんとした鉢に植えてやりたいところです。ちなみに、今年の1月に開催された、「新年のサボテン・多肉植物のビッグバザール」にて入手しました。

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根は結構ありました。
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植え替え後。アガヴェは生育が良いため、大きめのプレステラ105に植えました。

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Agave albopilosa
アルボピロサは冬の間も生長していましたが、根の状態はどうでしょうか。ちなみに、去年の11月に開催された、「11月のサボテン・多肉植物のビッグバザール」にて入手しました。
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太い根はありますが、根の量は少ないですね。
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植え替え後。やはり大き目のプレステラ105に植えました。現在、新属Echinoagaveが提唱されていますが、アルボピロサや吹上も含まれています。これから、Agaveから独立するのは気になりますね。

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Adenia keramanthus
アデニアも植え替えます。これは根域がかなり狭そうですね。ちなみに、去年の10月に開催された、「木更津Cactus & Succulentフェア」にて入手しました。
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根はやはり鉢のサイズで制限されていたようです。
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植え替え後。背が高いためプレステラ90ではバランスが悪いので、プレステラ105に植えました。

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Euphorbia micracantha
「怒竜頭」なる名前もあるミクラカンタです。近年、E. stellataの亜種となりましたが、その妥当性はよく分かりません。しかし、塊根植物でこの鉢のサイズですから、塊根の育ち具合が気になりますね。ちなみに、今年の1月に開催された、「新年のサボテン・多肉植物のビッグバザール」にて入手しました。
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塊根はよく育っています。思ったより地下部が大きいですね。
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植え替え後。塊根の形が真っすぐではないため、大きめのプレステラ120に植えました。


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2月に行った筑波実験植物園の続きです。去年行った時に気が付かなかったことや、変わった部分、それと花を中心にお送りします。

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Macrozamia communis
巨大な葉を持つマクロザミアですが、コーンが出ていました。

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コーンもかなりのサイズになりそうです。
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よく見たら、地面にマクロザミアのサンゴ根が露出していました。蘇鉄と共生する藍藻が窒素固定を行っているのでしょう。

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Metrosideros excelsa
ニューギニアやオセアニアなどに自生するフトモモ科植物に典型的な花です。

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Pachypodium lealii subsp. saundersii
立派な「白馬城」です。現在はP. saundersiiとして独立しています。


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Euphorbia gottlebei
ゴトレベイが咲いていました。我が家のゴトレベイも冬の間はずっと開花していましたから、環境が良ければ周年開花するのかも知れません。

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Protea cynaroides
ヤマモガシ科の奇妙な花が咲いていました。プロテアと言えば、オーストラリアを思い浮かべますが、こちらは南アフリカ原産種です。

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Grevillea hookeriana
グレヴィレアの奇妙な花が開花していました。こちらもヤマモガシ科植物です。オーストラリア原産。

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一見して松柏のようにも見えます。

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Aloe excelsa
巨大なアロエが開花していました。
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最大倍率で撮影しても、なお遠いですね。脚立に登って近くで見てみたいものです。

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Adenia heterophylla
東南アジア〜オーストラリア原産のアデニア。灌木の木陰にいくつかありました。

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こちらも同じアデニアです。

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Stephania rotunda
アデニアと思いきやステファニアでした。同じつる植物で似たような塊根ですが、表面はひび割れます。チベット、ヒマラヤ地域からインドからタイ、ラオス、カンボジアまで広く分布します。


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日本多肉植物の会が主催する「JSS春の多肉市2025 in シマムラ園芸」が、3月23日にシマムラ園芸の第二ハウスで開催されました。去年の開催に続き、今年も開催されたので見に行って来ました。

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さて、会場について言われたのが、先行入場料が500円とのこと。9時〜10時までが先行入場らしいのですが、あと10分くらいで10時なので待ちました。流石にこの時間では先行入場する意味がありませんからね。しかし、この規模の業者メインではないイベントで、先行入場する意味が私にはよく分かりません。個数が限定されたレアものがあるわけでもないのに不思議です。

そんなこんなで、入場するものの、まあ当たり前ですが、それほど珍しいものがあるわけではなく、一般的な多肉植物のラインナップです。エケベリアはあちこちにあり、アガヴェ専門ブースもあり、ハウォルチアやサボテン、ビカクシダ、ユーフォルビア、メセン、ケープバルブ、ガステリアあたりでしょうかね。BBのように現地球やらのコーデックスが並ぶ風景はありません。ただし、他のイベントに比べると、あまり混雑しないので、割りと落ち着いてゆっくり見られるはかなりの利点です。同じ会場で開催されるアガヴェ系のイベントでは、身動きがとれないくらい混雑しますからね。あれには懲りたので、あのイベントはパスします。
さて、ぐるりと一周してみるものの、まあそれほど目を引くものはありませんでした。まあ、基本的には手持ちにあるものばかりでした。最終的には去年と同じブースで硬葉系ハウォルチアを購入しました。しかも、去年も買ったアテヌアタです。同じようなものばかり集めているような気もしますが、まあ好きなものは仕方がありません。
というわけで、購入品です。

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H. attenuata v. radula MBB 6831
なんと、アテヌアタの変種ラドゥラです。初めて見ました。しかも、フィールドナンバーつき。繊細な結節が美しいですね。購入したのは、去年と同じくNiche plantsさんで、ロカリティ(採取地)データがついています。早速、QRコードを検索すると南アフリカの地図が出てきました。
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ふむふむ、Hankeyの辺りですね。しかし、このHankeyという地名はハウォルチアでは実によく出てくる名前です。

さて、今回の購入品はこれだけで、帰りにシマムラ園芸の店舗の方に寄っていきます。まあ、鉢が欲しかっただけですが。
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基本的には深型のプレステラ90が無くなりそうなので、補充したかっただけです。20個買いました。真ん中がプレステラ90ですが、左の新しく出た深型のプレステラ75があったので、20個ほど購入しました。今までは小型のハウォルチアもプレステラ90だったのですが、サイズ的にはこちらの方が合ってますよね。最後は右のEG-135Lです。試しに5個買いました。プレステラ180より深いので、塊根には良さそうです。高さは19.5cmとのこと。


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セダムやエケベリアを含むベンケイソウ科は、遺伝子を解析するとかなり入り組んだ様相を示し、旧・分類体系が通用しない可能性が出てきました。しかし、ベンケイソウ科は種類が多く、完全な系統分類を確定させることは恐ろしく困難でしょう。そんな中、新たに分離された新属も誕生しています。2016年に提唱されたChaloupkaea、2023年のJeronimoa、Chazaroa、Quetzalcoatliaといったベンケイソウ科の新属です。実は2023年の3属はすでに記事にしています。ということで、本日は残りのChaloupkaeaについて見ていきましょう。ちなみに、Chaloupkaeaは主にトルコに分布する小型のベンケイソウ科植物です。

新属・ジェロニモアについては以下の記事をどうぞ。

新属・チャザロア、ケツァルコアトリアについては以下の記事をどうぞ。

本日、参照とするのはJosef Niederleの2016年の論文、『Chaloupkaea (Crassulaceae)』です。非常に簡潔な内容、というかあまりにも説明がなく簡潔すぎるので、私の解説というか感想も併記します。まあ、私にも経緯がよくわからないため、理解出来ているのは怪しい気もしますが…


進化が完全な単系統ではなく、本質的に側系統的です。よって、't Hart(1995)が、Rosularia属の黄色い花を咲かせる小アジア種について、Prometheum属に組み換えた単系統的なアプローチを拒否します。Chrysanthae Eggli, 1988は、Sedum L.に属する分類群から分離されます。

(解説): この段落は非常に分かりにくい話です。理解出来る範囲ですと、1988年に提唱されたRosularia属内分類のSection Chrysanthae Eggliについて、独立属としますということです。さらに、このSectionのタイプであるRosularia chrysanthaについて、1995年に't HartがPrometheum chrysanthaとしましたが、著者はその提案を拒否しました。なぜなら、それは単系統的なアプローチであり、側系統的に理解すべきだからです。


よく引用されるRosularia chrysantha (Boiss.) Takht, 1953は出版されておらず、Rosularia chrysantha (Boiss. & Heldr.) Mulkidzhanjan, 1953を適切に引用する必要があります。第二に、有効な出版場所が参照に含まれていませんでした。よって、この組み合わせは命名規約に従っていません。1958年に発行されたTakhtadjianの出版物のみが有効です。

(解説): これは命名規約の話です。属名を変更する際は必ず最初に命名された名前と、命名された時の文献を引用する必要があります。その際に、異なる文献を引用してしまった場合、命名の変更は認められません。そもそも、Rosularia chrysanthaは初めて命名されたのは1849年で、Umbilicus chrysanthus Boiss. & Heldr.でした。1958年にRosularia chrysantha (Boiss. & Heldr.) Takht.とされました。Rosularia chrysantha (Boiss.) Takhtは誤りで、誤引用ということになります。ただ、1958年のTakhtadjianが有効という意味と、Mulkidzhanjanについてはよく分かりません。


Takhtajian(1958)によりRosularia chrysanthaと特定された植物は、無毛のロゼットと、細長い釣鐘型の黄色い花を持ちます。それは、Rosularia lipskyiだったかも知れません。EggilihoがRosularia aizoonを決定したのは、ありそうもないことのように思えます。

(解説): この段落の始めの文は、私には判断できかねますが、そのままの意味です。しかし、後半はよく分かりません。脈絡もなくRosularia aizoonが急に出てきたのも困りますが、命名者でもないEggilihoの決定とは何かが分かりません。しかし、調べるとRosularia aizoonは、1995年に't HartがPrometheum aizoon (Fenzl) 't Hartを提唱しましたが、これを発表した出版物の発行者がH. 't Hart & Eggliということでした。つまり、発表したのは't Hartですが、共同出版者のEggliが決定したのはありそうもないということでしょうか。ただし、それがなぜありそうもないのかは釈然とはしません。
しかし、よくよく見ると、「Takhtajian(1958)によりRosularia chrysanthaと特定された植物」をRosularia aizoonとしたことに、Section Chrysanthaeを提唱したEggliが賛成しないだろうという意味かも知れません。この場合はどうでしょうか。著者が疑うRosularia lipskyiは現在もRosulariaです。これは、果たしてSection Chrysanthaeを提唱したEggliが誤るだろうか?という疑問でしょうか。

最後に
以上が論文の内容です。
あまりに簡潔過ぎて、私にもイマイチよく意味が分からない部分がありました。また、これはチェコの論文で英語ではないため機械翻訳にかけただけですから、精度もなかなか怪しいところです。
この論文は新属を提唱していますが、何故かその旨を示す文章がありません。最後に新属による新しい組み合わせの一覧が示されるだけです。本当に簡略というか省エネ論文ですね。一応、新しい組み合わせの名前を示しておきましょう。


Chaloupkaea aizoon (Fenzl) Niederle, 2016
Basionym: Umbilicus aizoon Fenzl, 1842
≡Rosularia aizoon (Fenzl) A.Berger, 1930
≡Prometheum aizoon (Fenzl) 't Hart, 1995

https://inaturalist.lu/taxa/962952-Chaloupkaea-aizoon/browse_photos

Chaloupkaea bonorum-hominum (Niederle) Niederle, 2016
Basionym: Rosularia bonorum-hominum Niederle, 2015

Chaloupkaea chrysantha (Boiss. & Heldr.) Niederle. 2016
Basionym: Umbilicus chrysantha Boiss. & Heldr., 1849
≡Rosularia chrysantha (Boiss. & Heldr.) Takht., 1958
※Rosularia chrysantha (Boiss. & Heldr.) Takht., 1953, no basyonim ref.
≡Prometheum chrysanthum (Boiss. & Heldr.) 't Hart, 1995

https://mexico.inaturalist.org/taxa/962949-Chaloupkaea-chrysantha

Chaloupkaea gigantea (Eggli) Niederle, 2016
Basionym: Rosularia serpenticum (Wederm.) Muirhead var. gigantea Eggli, 1987
≡Prometheum serpenticum (Wederm.) 't Hart var. giganteum (Eggli) 't Hart, 1999
≡Rosularia gigantea (Eggli) Niederle, 2015

Chaloupkaea muratdaghensis (Kit Tan) Niederle, 2016
Basionym: Rosularia muratdaghensis Kit Tan, 1989
≡Prometheum muratdaghense (Kit Tan) 't Hart, 1999

Chaloupkaea pisidica (Niederle) Niederle, 2016
Basionym: Rosularia pisidica Niederle, 2015

Chaloupkaea rechingeri (C. -A. Jansson) Niederle, 2016
Basionym: Rosularia rechingeri C. -A. Jansson, 1966
≡Prometheum rechingeri (C. -A. Jansson) 't Hart, 1995

Chaloupkaea serpentinica (Werderm.) Niederle, 2016
Basionym: Umbilicus serpentinicus Werderm.,  1939
≡Rosularia serpentinica (Werderm.) Muirhead, 1972
≡Prometheum serpentinicum (Werderm.) 't Hart, 1995


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植え替えの準備をしなければいけませんが、うっかりしていてアレもコレも足りません。買いに行く時間もなさそうですから、割高ですがアマゾンで買ってしまいますかね。まあ、仕方がありません。というわけで、本日も我が家の多肉植物たちを少しご紹介しましょう。

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Euphorbia ramena
ラメナは葉はすべて落ちましたが、冬の間は花がずっと咲いていました。


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Euphorbia razafindratsira
なかなか生長が思わしくなかったラザフィンドゥラトゥシラですが、去年は良い生長具合でした。冬の間もちらほら開花していましたが、新葉も出てきましたね。


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H. tessellata IB 6776
非常に美しいフィールドナンバーつきのテセラタです。花茎の伸びがゆっくりで時間がかかりましたが、ようやく開花しました。
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花は強い緑色のラインが目を引きますね。

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鉄甲丸 Euphorbia bupleurifolia
鉄甲丸も新葉を展開中です。


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Commiphora pseudopaolii
プセウドパオリイの伸びがいいですね。しかし、どうにも形が悪いのが気になります。今年は植え替えをしますから、来年はバッサリ剪定することにしましょう。


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2月に行った筑波実験植物園の記事の続きです。前回に引き続きサバンナ温室で多肉植物を見ています。本日はサボテンがメインですね、

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刈穂玉 Ferocactus gracilis
言わずと知れた刈穂玉ですが、何か妙なものがくっついています。


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どうやら、このPilosocereus?の花殻のようですね。

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Sulcorebutia rauschii
最近、園芸店でも見かけるようになったスルコレブチアです。しかし、現在はスルコレブチアはウェインガルティアに吸収されたため、スルコレブチア属は消滅してしまいました。現在はWeingartia canigueraliiの1タイプという扱いのようです。


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赤鳳 Ferocactus stainesii
フェロカクタスの中でも、やや渋い存在の赤鳳です。良いサイズですね。なお、現在はF. pilosusとされているようです。


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Agave utahensis var. eborispina
最近人気のエボリスピナ。


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笹の雪 Agave victoriae-reginae
どうやら、新しく植えられたらしい、非常に美しい笹の雪です。このような美品を見てしまうと、ついつい欲しくなってしまいます。


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Euphorbia punicea
ジャマイカ・ポインセチアと呼ばれる樹木性のユーフォルビア。前回来た時には花はなかったので、花は初めて見ます。ジャマイカ原産。
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ポインセチア同様、赤く大きな苞が非常に目立ちます。かなりの量の蜜が出ているみたいですが、蜜源植物として重要かも知れません。花粉媒介者が気になりますね。

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サンゴアブラギリも開花中。

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Pseudobombax ellipticum
プセウドボムバクスが開花しています。見上げないとわからないため、何気なく歩いていると見過ごしてしまいそうです。
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花糸で構成された刷毛のような花です。

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ドラゴンフルーツ Hylocereus undatus
樹木状に見えますが、樹木に絡みついているだけです。ドラゴンフルーツは扱い的には登攀植物でいいのでしょうか? ちなみに、
HylocereusはSelenicereusに吸収されたため、ドラゴンフルーツの学名もSelenicereus undatusとなっています。


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3月も半ば過ぎて、多肉植物たちも生長が始まるものも出てきました。外に出してやりたいところですが、最低気温がまだ氷点下近くまで下がる日もあるようですからもう少しの我慢です。さて、本日も我が家の多肉植物たちの様子を少しご紹介しましょう。

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Pachypodium densiflorum
デンシフロルムが開花しました。

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まだ花茎は2本しか出ていません。これからが本番です。

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Euphorbia bongolavensis
ボンゴラベンシスは新しく新葉が展開中です。毎年、ボンゴラベンシスは冬の間はすべて葉が落ちますが、春を感じているのでしょう。


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Euphorbia ankarensis
アンカレンシスも開花しています。まあ、特徴的にはE. denisianaっぽいわけですが。


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Commiphora mildbraedii
コミフォラも葉を出しています。特にミルダブラエディイは枝もぐんぐん伸びて勢いがあります。


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2月に行った筑波実験植物園の続けです。今回からサバンナ温室に入ります。去年の6月以来のサバンナ温室ですから、開花していたり変わっている部分もあるでしょう。

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丁度、サボテンやアガヴェの入れ替えやら、ウチワサボテンの枝の整理をしていました。枯れたら新しく植えるというより、普通に入れ替わりがあるようです。

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大きなアガヴェが植えられるのか、抜かれたのか分かりません。

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松笠団扇 Tephrocactus articulatus var. inermis
現在、T. articulatus(武蔵野)には変種は存在しないということになっているようですから、武蔵野のトゲがほとんどない変種未満の変異幅という扱いなのかも知れません。


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Opuntia debreczyi
小型のウチワサボテンですが、新しく植えられたものでしょう。そういえば、O. debreczyiはO. fragilisとO. polyacanthaの交雑種と考えられているようで、現在はOpuntia × debreczyiという交雑を示す学名となっています。

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大丸盆 Opuntia robusta
生長しすぎて倒れた大丸盆ですが、以前来た時には下敷になっていたのがラベルがありませんでしたが、新しいラベルがありました。


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王冠竜 Ferocactus glaucescens
ちょっとピンボケ。王冠竜に蕾が出ています。


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アガヴェも花茎を伸ばしています。

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朱雲 Melocactus matanzanus
ちょっと日焼け気味のメロカクタス。


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獅子頭 Thelocactus lophothele
平べったく育った獅子頭。現在ではT. rinconensisにまとめられているようです。


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翠冠玉 Lophophora diffusa
翠冠玉はなかなか自生地風でいいですね。そういえば、烏羽玉(L. williamsii)は幻覚作用のあるメスカリンを含みますが、翠冠玉や銀冠玉(L. fricii)はメスカリンを含みません。銀冠玉を烏羽玉の変種とする考えもありましたが、メスカリン一つ取ってみても違いがあるわけです。


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玉翁 Mammillaria hahniana
玉翁が開花しています。マミラリアは花冠のように開花するので楽しいですね。しかし、マミラリアは夏の蒸れに弱く、個人的には苦手です。マミラリアは群生しますから余計に蒸れやすく、しかも白毛を美しく保つとなると、私には無理ですね。

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満月 Mammillaria candida var. rosea
満月も開花中。コンパクトに群生しておりかわいらしいですね。満月は変種ロゼアとされがちですが、現在はM. candida(雪白丸)のタイプ違い程度の扱いのようです。


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1月に東京農業大学のバイオリウムという温室で、コーンが出ている立派なZamia integrifoliaを見ました。改めてZ. integrifoliaを調べて見ると、2016年に再分類が提案されており、どうやら最近その考えが採用されたようです。記事にしましたので、以下のリンクをご参照下さい。


さて、Z. integrifoliaの情報をいろいろ漁っていたところ、蘇鉄を食害するシジミチョウに関する論文を見つけました。それは、Melissa R. L. Whitakerらの2020年の論文、『Localized overabundance of an otherwise rate butterfly threatens endangered cycads』です。日本でも蘇鉄を食害するクロマダラソテツシジミ (Chilades pandava、Luthrodes pandava)が北上し関東まで進出してきましたが、論文の主役はアタラマルバネシジミ (Eumaeus atala)です。

シジミチョウの消失と再生
Eumaeus atalaというシジミチョウは、南フロリダやバハマ諸島、キューバ原産で、幼虫はZamia属の蘇鉄を食べます。かつては、フロリダで「もっとも目立つ昆虫」と呼ばれるほど一般的でしたが、唯一の食樹であるZamia integrifoliaの過剰採取が原因で、1900年代初頭に急激に減少し1930年代には絶滅したと考えられてきました。しかし、1959年にマイアミ南部で小規模な個体群が発見されました。それ以来、草の根的な保護活動により、2001年以降はフロリダ州全体で300を超える個体群が記録されています。

E. atalaの激増の謎
フロリダ州にある研究施設であり保護庭園であるMontgomery Botanical Centerには、E. atalaの大規模で永続的な個体群が生息しています。ピークシーズンには49ヘクタールの敷地内に1日で300匹を超えるE. atalaの幼虫が見つかりました。E. atalaの希少性とフロリダ州全体での再導入の進展からすると、ここまで繁殖している理由を調査する必要があります。

モンゴメリー・ボタニカルセンター
Montgomery Botanical Centerでは1932年から蘇鉄が栽培されており、新たな種が追加され続けそのコレクションは豊富で、2020年には235種の蘇鉄を栽培しています。そのうち、55種のZamiaは2838本ありました。
センターのスタッフによると、E. atalaは常に敷地内に少数存在し、季節的な増減のサイクルがあります。しかし、過去約10年間でE. atalaは繰り返し大発生し、繁殖期はより長くより頻繁になっています。E. atalaの卵と幼虫は20種以上の蘇鉄から見つかりました。

E. atalaの幼虫は群れで蘇鉄の葉を食べ、生長の遅い蘇鉄に深刻なダメージを与え、大型の蘇鉄の葉を完全に枯らしてしまうこともあります。センターのスタッフは、Z. integrifoliaを毎日検査し、手作業で卵や幼虫、蛹を取り除いています。その他のZamiaからも定期的に取り除かれます。回収したE. atalaはフロリダの他の場所の教育機関や保護活動、研究者に送られます。2019年にはセンターで2000匹を超えるE. atalaが回収され、1週間で約4〜8時間もの採取作業が必要でした。

爆発的な増殖の謎
Montgomery Botanical CenterにおけるE. atalaの豊富さは、まず敷地内にある宿主植物の豊富さに起因します。2020年、センター内には431本のZ. integrifoliaがあります。不思議なのは、センターの周辺ではE. atalaを沢山見ることがないことです。センターの周辺の住宅や公共の庭園にはZ. integrifoliaはよく見られ、近くの道路の中央分離帯や公園などに大規模に植栽されているからです。Coral Gables公共事業局によると、センターから半径11km圏内の公共スペースには、少なくとも220本のZ. integrifoliaが植栽されています。センターから1km以内にあるFairchild Toropical Gardenには、201本のZ. integrifoliaが植栽されています。E. atalaはこれらの地域でも少数ながら見られますが、センターのように爆発的な増加は聞いたことがありません。よって、宿主植物の豊富さが唯一の要因ではないのかも知れません。

なぜ増えたのか?
E. atalaの幼虫はZ. integrifolia以外の外来蘇鉄も食べるめ、宿主植物の多様性が影響している可能性があります。センターには2020年には55種のZamiaが栽培されており、フロリダ州のどの地域よりも多様性があります。種類の違いにより植物資源が一年中利用可能となるならば、継続的に繁殖出来るかも知れません。E. atalaの一齢幼虫は若くて柔らかい葉を必要とするため、若い葉に優先的に産卵します。ほとんどのZamiaが1年に1回しか葉を出さないことが、歴史的にE. atalaの繁殖周期の制約となってきた可能性がありますが、食草の多様性が高まれば新鮮な若い葉が周年利用可能になるかも知れません。
他の要因としては、成虫の蜜源やねぐら、気候変動、宿主植物の質の不均一性などが挙げられます。しかし、センター付近の家庭菜園や公共スペースには蜜源植物が豊富にあり、蜜源植物の制限が個体数の制約である可能性は低いと言えます。次に低温が与える影響はありますが、フロリダでは最低気温が上昇しています。しかし、センターだけではなく、それはフロリダ全体でも同じはずです。次に灌漑や施肥などは、植物の組織内の水分や栄養素、毒素の比率を変えてしまい、植物の栄養価に劇的な変化をもたらしている可能性があります。おそらく、センターのZamiaは栄養価が高く、化学的な防御力が低いと考えられます。

最後に
以上が論文の簡単な要約です。
植物の保護施設で希少なシジミチョウが大発生するという、不可思議な現象についての話でした。その原因は、単純に食草が豊富であるというだけでは片付けられないようです。しかし、希少なシジミチョウが希少な蘇鉄を食害しているわけで、単純な駆除が出来ないのは困りものです。とは言え、蘇鉄も希少なため、センターの役割からして、放置も出来ません。
さて、本題のシジミチョウの爆発的な増加は、センターに特有の現象です。その理由を考察していますが、はっきりしません。まず、食草の多様性による周年性が指摘されていますが、これはある意味ありうる話かも知れません。とは言え、蘇鉄の新葉の展開は種に限らず春先になるでしょうから、種の多様性はあまり関係がないような気がします。論文では新しい葉は1年に1回とありますが、生育環境が良ければ夏〜秋にかけて追加で新葉が出ることもあります。ですから、最後に指摘されている「灌漑や施肥」はいかにも影響がありそうですね。


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先日開催されたサボテン・多肉植物のビッグバザールの購入品がスッポ抜けたので植え替えをしました。1鉢だけというのもあれなんで、ついでに鉢が小さいものも植え替えました。去年の秋以降の購入品で、まだ植え替えていないものです。

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Euphorbia attastoma
先日、BBで購入したアタストマが帰宅時の振動でスッポ抜けました。根が少ないのもありますが、軽石の下の用土が軽いのも原因かも知れません。まあ、何れにせよ、急いで植え替えてしまいます。

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根が少ないですね。
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植え替え後。しばらくは根を育てるのに専念します。

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Euphorbia pteroneura
こちらはプテロネウラですが、やはり用土が同じなので植え替えてしまいます。

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根はアタストマよりありました。
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植え替え後。こちらもしばらくは養生します。

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Euphorbia cuneata var. pumilans
鉢が小さい上にこの細い茎ですから、乾燥でよく葉が落ちないものだと思っていました。
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しかし、抜いてみると、塊根がありました。なるほど、塊根があるから乾燥に耐えることが出来たわけですね。
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植え替え後。塊根は埋めて太らせていきます。

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Euphorbia cryptospinosa
クリプトスピノサも鉢が小さいので植え替え。
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根はなかなか発達していました。
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植え替え後。これからどう育つか楽しみです。

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Euphorbia alluaudii subsp. oncoclada
オンコクラダも植え替え。やはり、鉢が小さいですね。
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根はかなり多く問題ないようです。
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植え替え後。最近はPencil-Stemのユーフォルビアも入手しやすくて、いい時代になりました。


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2月に筑波実験植物園に行ってました。去年に続き2回目の訪問です。今回は温室に到着したところからです。まずは、サバンナ温室へ向かいます。

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手前の熱帯資源温室ではなく、奥にあるサバンナ温室から見ていきます。サバンナ温室は以前行っており前回来た時に詳しく見ましたから、今回は開花しているものなどを中心に見ていきます。まずは、温室前のドライガーデンから。

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笹の雪 Agave victoriae-reginae
美しい笹の雪。アガヴェ人気は強刺タイプが主導していますが、最近は笹の雪も苗が出回るようになりました。


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Agave lophantha
ロファンタと言えば派手な覆輪で有名ですが、あれは選抜品種なんでしょうね。こちらは、うっすらと中央に淡い中斑が入ります。


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Yucca carnerosana
名札がよく見えなかったのですが、カルネロサナでしょうか。

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Cyrtanthus mckenii
温室の入り口脇にいくつかの鉢植えが置いてあります。前に来た時とは違うため、花期に合わせて変更しているのでしょう。
それはそうと、昔の観葉植物の図鑑(山渓カラー名鑑・観葉植物、1991年)は海外の植物園などの写真が使われていて、国内ではまったく流通していない植物ばかりでした。キルタンツスも載っていましたが、最近では一般にも流通し玄関先に鉢植えが置かれていたりします。南アフリカ原産。


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Moraea polystachya
アフリカ南部に分布するアヤメ科植物。まだ咲き始めでアヤメ科植物らしい特徴的な花の形はまだ分かりませんが、もともとIris属だったくらいですから開けば実にアヤメ的な花です。


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Lachenalia bulbifera
いわゆるケープバルブになるのでしょうか?アルブカなどに近縁な仲間。


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Androcymbium ciliolatum
これは初めて見た植物です。知りませんでした。花束のようにみっしり詰まって咲いています。現在はコルチカム(イヌサフラン)属とされているようです。つまり、Colchicum capense ssp. ciliolatumです。南アフリカ原産。

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Mandragora officinarum
いわゆるマンドラゴラ。実は1753年にCarl von Linneが命名した由緒ある学名です。花は初めて見ました。イタリアやバルカン半島あたりの原産。

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えびす笑い Pachypodium brevicaule
ここからは、温室の入り口の小スペースの植物です。主に多肉植物の鉢植えがありました。
まずは恵比寿笑い。開花が始まっています。

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パキポディウムに典型的な花。

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Haworthia cooperi
「青雲の舞」と名札にありましたが、そんな名前があることを初めて知りました。

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開花中。そういえば、我が家のH. cooperiは屋外で開花していますね。

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雷神 Agave potatorum
雷神がコンパクトな形で非常に美しいですね。
入り口の小スペースの植物もここまで。次回から温室を本格的に見ていきます。


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本来ならば植え替えは4月からなのですが、トラブルがあったので急遽植え替えをします。購入時の鉢や用土に難があった2鉢と、根詰まりの2鉢を緊急植え替えです。現状、今のままでは困りそうなものだけです。

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Cycas debaoensis
デバオエンシスの葉がカリカリに枯れてしまいました。雪が降る前までは暖かかったので、乾きやすくて干からびてしまったようです。用土は保水力か高そうでむしろ排水に難がありそうでしたが、なんといっても鉢が小さいのが問題です。これはプラステラではなく、よく小さなハオルチアとか多肉植物の苗が植えてあるやつです。
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葉は枯れましたが、葉柄は生きてる雰囲気があります。
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というわけで、抜いてみましたが根は健全でした。種子はすでに取れています。
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サンゴ根もありました。
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植え替え後。蘇鉄はこれくらいの土量は必要でしょう。復活してくれるといいのですが…

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Ibervillea tenuisecta
イベルヴィレアも元気がありません。つるも枯れがちです。
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この細粒の鹿沼が、どういうわけかものすごく乾きやすくて困っています。
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地下はかなり発達していました。割りとマンドラゴラでしたね。しかし、抜いたところ揮発性の怪し気なニオイが…。要するにネジラミが満載でしたから、流水で洗いました。しかし、流石に水が冷た過ぎてつらくて、すべて取りきれたか不安です。一応は殺虫剤をかけましたが、効果があるのかは分かりません。
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植え替え後。少し塊根を出しました。古い鉢は捨てました。

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Uncarina roeoesliana
ロエオエスリアナは去年初めてロングポットに植え替えましたが、ポットがボコボコに歪んでしまいました。
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これはひどい。根の生長が予想より激しいみたいです。
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地上部分より地下の方が発達していました。1年でここまで育つとは驚きです。
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植え替え後。ロングポットでも長さが足りないので、根を少し出さざるを得ませんでした。妙にマンドラゴラ感がありますね。

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Operculicarya pachypus
パキプスはロングポットに植えて2年ですが、やはりボコボコに変形しています。

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嫌な予感はしていましたが、鉢から抜くことが出来ませんでした。仕方がないので、ポットをハサミで切り開いて何とか抜けました。
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塊根はエグい太さ。パワータンクとか言いますが、これは芋感が強いですね。
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鉢底で根が巻いてしまっています。しかし、塊根が巻いてしまう前で良かったのかも知れません。
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植え替え後。ロングポットはもう諦めて、Richellの7号鉢に植え替えました。根域はだいぶ広くなりましたね。
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塊根の分岐点まで露出させました。Richellの7号鉢でもあまり深さに余裕がないため、浅植えして鉢底までの長さを稼ぐ作戦です。塊根はツルツルしていてオペルクリカリアらしさがなくてダサい感じがしますが、年数が経てばたぶんどうにかなるでしょう。


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さあ、ビッグバザールです。昨日はしばらく続いた悪天が嘘のように晴れ渡りました。例によって10時過ぎにTOCビルに到着したものの、まだ待機列が解消されていませんでした。開場前はどれだけ並んでいたのか想像するだけで恐ろしいですね。しかし、会場に入ると身動きが取れないほどではなく、一部の人気店を除いてスムーズに見て回ることが出来ました。しかし、現在公私ともに忙しく、疲労が抜けず基本的にぼんやりしていました。ですから、あまり熱心にというほどではなかったです。
さて、内容的にはいつもと変わりません。アガヴェの専門店には人集りが出来ており、ハウォルチアの専門店も人気です。今回は時期的なものなのかエケベリアも割と見かけました。あと、サボテンも以前と比べるとあちこちにあり、サボテン人気も出てきているようです。個人的に好きな硬葉系ハウォルチアもあちこちにあり、一時期は壊滅状態だったガステリアも豊富でしたね。今回は最近気になっているアデニアはイマイチでしたから、花キリンを探しました。花キリンはかなり豊富でしたが、手持ちにあるものばかりでした。しかし、私が入手した頃と比べるとずいぶん安くなりましたね。さて、一回りした頃合いで、Pencil-Stemのユーフォルビアを見つけたので、2種類購入しました。E. sipolisiiやE. alluaudii ssp. oncocladaもありましたから、好きな人には堪らないでしょうな。

というわけで、本日の購入品です。今回は安く済みました。いつもは買いすぎなので、この位が丁度良い気がします。購入品はどちらも新大陸産のNew World Cladeで、より一般的なマダガスカル産のOld World CladeのSection TirucaliiやSection Deuterocaliiではありません。Pencil-Stemのユーフォルビアはまだ珍しい方ですが、最近見かけるようになってきましたから、流行り始めているのかも知れません。

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Euphorbia attastoma
Section Brasiliensesは、E. sipolisiiに続いて2種類目です。ブラジル原産。

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Euphorbia pteroneura
Section Euphorbiastrumは、E. weberbaueriに続いて2種類目。この仲間は基本的に木本が多いため、多肉植物は珍しい部類です。メキシコからグアテマラの原産。

今回はささやかですが、こんなところです。しかし、なかなか面白いものを入手出来ました。次のBBは5月ですが、その前の4月には木更津Cactus & Succulentフェアが開催されます。これからのイベントが楽しみですが、その前に今年の植え替えの準備をしないといけません。今年も大量の植え替えをしないとならないでしょう。まあ、ぼちぼち頑張ります。


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なんでこんなに忙しいんだという位、バタバタしています。とは言え、疲れただの時間がないだの騒いではいるものの、9日のビッグバザールには行くつもりです。また、3/16から3/23まで筑波実験植物園で「つくば蘭展」が開催されます。できるなら行きたいのですが、体力気力が保つか分かりません…。

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Adenia venenata
ヴェネナタの葉が生え揃いました。去年の11月のビッグバザールで入手しましたが、その頃は落葉した状態でした。

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Agave multifilifera
ムルティフィリフェラは繊維が出てきてそれっぽくなってきました。2020年4月のビッグバザールで入手しましたから、もう5年目になります。最初は小さな抜き苗でしたから、これでも育ったほうです。

購入時の様子は以下の記事をご参照下さい。



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Euphorbia flanaganii
いわゆる孔雀丸です。強光に当てると太く短い良い枝が出ますが、枝の寿命が短くなります。遮光して育てると間延びしますが枝の寿命が伸びるので、こちらの方が良いのかも知れません。


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Euphorbia aphylla
「糸キリン」という名前もあるようです。アフィラはカナリア諸島の原産ですが、海沿いに生えるため耐塩性が高いとされています。このような塩生植物は少なく、植物の2%程度しか存在しないようです。



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どういうわけか無闇に忙しく、連休中も遊びに行くどころではなかったのですが、隙を見て朝イチで筑波実験植物園へ行って参りました。しかし、時間がないため、わずか90分ほどの滞在で帰宅しました。筑波実験植物園には去年の6月に行きましたが、残念ながら熱帯雨林温室はタイムオーバーで見られませんでしたから、今回は熱帯雨林温室が目的です。その前に少し冬の園内を散策しました。

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つくば植物園という気安い名前もあります。

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巨大な蘇鉄と再会。

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植物画コンクールの展示がありました。
こちらは、ドラゴンフルーツ(Hylocereus undatus)。実は花が美しいサボテンです。枝と、花、果実、種子がわかる良い絵です。


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Alluaudia procera
プロケラの絵は珍しいですね。華はありませんが、実に奇妙な植物で目を引きます。


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Cereus hildmannianus(鬼面角)
小学生の部の国立科学博物館長賞受賞作。ゴツい枝から大輪の花を咲かせます。しかし、よく特徴を捉えていますね。

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冬の植物園は淋しい感じがします。

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梅が咲いていました。
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春まであと一歩です。

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テオシント
時期的に枯れていますがこれは重要な植物で、テオシントはトウモロコシの祖先と考えられている植物です。トウモロコシは日本ではスウィートコーンや爆裂種(ポップコーン)しか見ませんが、海外では甘くないトウモロコシが一般的です。トウモロコシは小麦や米よりも生産量が多い穀物ですが、その多くは家畜の飼料とされます。日本の畜産物は海外から輸入されたトウモロコシなどの飼料に依存しているため、それを考慮すると食糧自給率は非常に低くなります。

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「垣根」を展示しています。様々な樹種による垣根が延々と続いており、実際に垣根を作る時の参考になります。

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イスノキ Distylium racemosum
イスノキはムシコブ(虫癭)が必ず出来る面白い樹種です。


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侘しい枯れたひょうたん。

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Triticum aestivum
雑草に見えますが、普通小麦(パン小麦)です。

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圃場があり様々な野菜が育成展示されていました。

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ミツマタ
開花まであと一歩といったところ。樹皮の繊維が丈夫なため、お札に使われています。

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何やらピンのようなものが沢山幹に挿してあります。イタズラかと思いましたが、ナラ枯れの予防措置をしているとのこと。筑波実験植物園でも2021年にナラ枯れ現象が発生し、原因であるカシノナガキクイムシの穿入孔に薬剤を注入しているそうです。このピンはチェックのためのものでしょうか。

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鬱蒼とした林内を進みます。

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前回は行けなかった絶滅危惧植物温室です。

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しかし、残念ながらシーズンではないようで閑散としていました。

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Garanthus alpinus(上)とGaranthus woronowii(下)
ウォロノウィイが開花中でした。スノードロップの仲間。

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さて、そんなこんなで、ようやく温室に到着。まずは、サバンナ温室の多肉植物たちがどうなっているか見てみましょう。長くなったので本日はここまで。次回に続きます。


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