ユーフォルビア・オベサ・ドットコム

和名 : キダチアロエ(木立アロエ)
別名 : キダチロカイ(木立蘆薈)
学名 : Aloe arborescens Mill. 1768  

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神奈川県 横浜市 鶴見区 (2月)

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埼玉県 草加市 (1月)

基本情報
南アフリカ原産。高さ1-2mとなり、分枝して叢生する。葉の縁は角質三角のトゲが密につく。
「医者いらず」の名前で、火傷、切り傷、虫刺され、胃腸薬として民間薬として利用された。明治初期に渡来した。


アロエ属の変遷
アロエ属はかつてユリ科に所属していたが、アロエ科とされることもあった。しかし、雑多な寄せ集め群であった巨大グループであるユリ科が解体されたことにより、アロエ属も新設のツルボラン科の所属となった。その間にアロエ科、ススキノキ科などの所属とされたこともあった。
さらに、アロエ属そのものも解体されてしまった。ハウォルチア属Haworthiaも解体されて、アロエ属が分解されて出来た属と、ハウォルチア属が分解させて出来た属と、ガステリア属Gasteria、アストロロバ属Astrolobaを含めて、アロエ類として再編成されることとなった。興味深いことに、旧アロエ属同士よりもハウォルチア属とクラマ属(旧アロエ属)が系統的に近いなど、旧アロエ属は内部でまとまりがある分類群ではなかったことが判明した。


和名
木質の茎があるアロエの意。
別名はアラビア語でアロエを示すロエを、漢字で蘆薈と表記したところ、誤ってロカイと読んでしまったことによる。


学名
Aloeは古いアラビア語のalloeh (苦味がある)に由来する。  

Millは、スコットランドの園芸家、植物学者のPhilip Millerの略。


分類
 新エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    単子葉植物綱、ユリ目、ユリ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    ユリ綱、ユリ亜綱、ユリ目、アロエ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、単子葉類、キジカクシ目、ツルボラン科

4, APG IV (2016)
    単子葉類、キジカクシ目、ツルボラン科


ツルボラン科 Asphodelaceae
ツルボラン亜科 Asphodeloides
アロエ類
1, アロエ属 Aloe
    キダチアロエ、アロエ・ベラ、青鰐、など
2, アロイデンドロン属 Aloidendron
    ディコトマム
3, ガステリア属 Gasteria
    臥牛
4, ハウォルチア属 Haworthia
    玉扇、万象
5, クマラ属 Kumara
    乙姫の舞扇
6, ゴニアロエ属 Gonialoe
    千代田錦
7, アリスタロエ属 Aristaloe
    綾錦
8, アストロロバ属 Astroloba
9, アロイアンペロス属 Aloiampelos
10, ツリスタ属 Tulista




和名 : シロザ(白藜)
別名 : シロアカザ
学名 : Chenopodium album L. 1753

和名 : アカザ(藜)
学名 : Chenopodium giganteum D.Don
異名 :
  Chenopodium album var. centrorubrum Makino 1910
  Chenopodium centrorubrum (Makino)Nakai 1936

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シロザとアカザ(収穫後の畑地)

基本情報
高さ150cmほどになる1年草。茎は直立して上部で分枝して円錐花序をつける。花季は8-10月で黄緑色で小型。若い葉には白い粉がつく。
荒れ地に生える先駆植物で、畑地やゴミ集積地に普通。好窒素性植物。
世界中の温帯から熱帯に分布。日本でも全国で見られる。

よく似たアカザは、若葉が紅紫色となりシロザより大型。好窒素性植物。中国原産と考えられるが、古い時代に帰化した可能性がある。シロザの変種とされることが多い。


和名
白いアカザの意。


学名
L.は二名式の学名を考案したスウェーデンのカール・フォン・リンネ(Carl von Linne)の略。Linnaeusと表記されることもある。D.Donはスコットランドの植物学者David Donの略。Makinoは日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎のこと。Nakaiは日本の植物分類学者の中井猛之進のこと。

シロザは1753年にリンネにより登録された。
アカザは1910年に牧野により、シロザの変種として登録された。しかし、Gbifのアクセプトされた学名はシロザの変種ではなく、C.giganteumとされている。登録年はわからないが、Donの生没年が1799-1841年なので、牧野の発表より早いことになる。
また、1936年に中井がC.centrorubrumとしたが、これもGbifではシノニム(異名)とされる。

ただ、GbifでもC.giganteumの詳細な情報が皆無で、曖昧なところがある。むしろ、C.centrorubrumとしての情報は多少存在する。また、C.giganteumはタカサゴムラサキアカザと呼ばれ、ツリースピナッチの名前で食用とされる。本当に同じ種を表しているのだろうか。
アカザがシロザの変種であるか否かはあやふやと言える。最新の遺伝子解析により系統関係の研究が望まれる。

ちなみに、日本の植物図鑑ではシロザの変種、var. centrorubrum、あるいはC.centrorubrumと表記されることが多い。


分類
エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    双子葉植物綱、古生花被植物亜綱、アカザ目、アカザ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    モクレン綱、ナデシコ亜綱、ナデシコ目、ヒユ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、真正双子葉類、中核真正双子葉類、ナデシコ目、ヒユ科

4, APG IV (2016)
    真正双子葉類、キク上群、ナデシコ目、ヒユ科


ヒユ科  Amaranthaceae(アカザ科を含む)
1, アカザ属 Chenopodium(旧アカザ科)
    シロザアカザ、など
2, ホウレンソウ属 Spinacia(旧アカザ科)
    ホウレンソウ
3, ホウキギ属 Kochia(旧アカザ科)
    コキア(ホウキギ、ホウキグサ)
4, ケイトウ属 Celosia
    ケイトウ、ヤリゲイトウ
5, ヒユ属 Amaranthus
    アマランサス(センニンコク)、ハゲイトウ、ヒユ
6, フダンソウ属 Beta(旧アカザ科)
    サトウダイコン(テンサイ)
7, イソフサギ属(センニチコウ属) Gomphrena
    センニチコウ
8, アタリソウ属 Dysphania(旧アカザ科)
    アタリソウ
9, アッケシソウ属 Salicornia(旧アカザ科)
10, ツルノゲイトウ属 Alternanthera
    アルテルナンテラ・レインキー
など




和名 : ムサシアブミ(武蔵鐙)
学名 : Arisaema ringens (Thunb.) Schott 1832
旧名 : Arum ringens Thunb. 1794

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基本情報
高さ60cmほどの多年草。葉は大型で3小葉。4月に開花し、雌雄異株。花は肉穂花序で、仏炎苞に包まれる。果実は液果で赤色で、種子は3個。
東アジア原産。関東以西の海岸に近い湿った林内に群生する。


和名
武蔵国で造られた鐙に似ていることから。


学名
Arisaemaはギリシア語でaris (Arumの1種) + haima (血)。Arumに近い、あるいはある種の葉の斑点に由来すると言われる。

Thunb.はスウェーデンのツンベルグ(Carl Peter Thunberg)の略。ツンベルグはリンネの弟子で、鎖国下の日本の出島に滞在したことがある。Schottはオーストリアのスコット(Heinrich Wilhelm Schott)の略。オーストリアのブラジル探検に同行した。サトイモ科植物の研究者。

1794年にツンベルグが学名を登録し、1832年にスコットがArum属からArisaema属に移動させた。なので、(Thunb.) Schottという表記となる。


分類
1, 新エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    単子葉植物綱、サトイモ目、サトイモ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    ユリ綱、ヤシ亜綱、サトイモ目、サトイモ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、単子葉類、オモダカ目、サトイモ科

4, APG IV (2016)
    単子葉類、オモダカ目、サトイモ科


サトイモ科 Araceae(ウキウキ科を含む)
サトイモ亜科
1, テンナンショウ属 Arisaema
    ムサシアブミ、ウラシマソウ、マムシグサ、
    ユキモチソウ、など
2, サトイモ属 Colocasia
    サトイモ(タロイモ、ヤツガシラ、ハスイモ)
3, コンニャク属 Amorphophalus
    ヤマコンニャク、ショクダイオオコンニャク
4, クワズイモ属 Alocasia
    クワズイモ
5, フィロデンドロン属 Philodendron
6, シンゴニウム属 Syngonium
7, ハイモ属 Caladium
    カラディウム(カラジューム)
8, ヒメカイウ属 Calla
    カラー
9, オランダカイウ属 Zantedeschia
    カラー(オランダカイウ)
10, ボタンウキクサ属 Pistis 
    ウォーターレタス(ボタンウキクサ)
11, ハンゲ属 Pinellia
    カラスビシャク、オオハンゲ
12, アヌビアス属 Anubias
    アヌビアス・ナナ
13, クリプトコリネ属 Cryptocoryne
など



和名 : アオツヅラフジ(青葛藤)
別名 : カミエビ
学名 : Cocculus oribiculatus (L.) DC. 1817
異名 : Cocculus trilobus (Thunb.) DC. 1818
旧名 : Menispermum oribiculatus L. 1753

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2020年12月、茨城県つくば市

基本情報
低地の山野に生える、つる性落葉低木。林縁に普通。東アジア原産で、日本では北海道渡島半島以南に分布。
茎は有毛で左巻き。葉は互生、広卵形で全縁、または浅く3裂する。7-8月に黄白色の円錐花序をつけるが、小さく目立たない。雌雄異株。11-12月頃に、ブルームでおおわれた6-7mmの 藍黒色の果実をつける。種子は渦巻状。

ツヅラフジ(オオツヅラフジ、Sinomenium acutum)と似ているが、全体的に大型。葉は無毛で、5-7裂。関東以西に分布。


和名
青いツヅラフジの意。ツヅラフジのツヅラとは、単につるあるいはつるで編んだ籠の意。フジは藤から、ツル植物であることを示す。

別名のカミエビは、神エビの意。エビは、エビヅルの意。エビヅルとは、葉裏の赤紫の毛をエビに例えて、エビのツル植物の意。


学名
Cocculusはギリシア語のkokkos (液果)に由来する。

L.は学名を考案したスウェーデンのカール・フォン・リンネ(Carl von Linne)の略。Linnaeusと表記されることもある。Thunb.はスウェーデンのツンベルグ(Carl Peter Thunberg)の略。ツンベルグはリンネの弟子で、鎖国下の日本の出島に滞在したことがある。DC.はスイスのカンドル(Augstin Pyrame de Candolle)の略。

アオツヅラフジの場合、1753年にリンネがMenispermum oribiculatusとして登録したが、1817年にカンドルが、アオツヅラフジをMenispermum属からCocculus属に移した。なので、(L.) DC.と表記されている。
さらに、ツンベルグがアオツヅラフジをCocculus trilobusと命名したものを、1818年にカンドルがCocculus oribiculatusと同種であるとした、ということ。

まとめると、リンネの命名したM.oribiculatusが一番早い命名だったのでoribiculatusはこの時点で固定されて以後変更はされない。なので、ツンベルグの命名したtrilobusは異名となる。カンドルはアオツヅラフジの所属を正しCocculus属に移動させて、ツンベルグのtrilobusをoribiculatusと統一した。

ちなみに、アクセプトされた学名はC.oribiculatusだが、異名であるC.trilobusのほうが多く使用される傾向がある。図鑑でもC.oribiculatusと表記されることも、C.trilobusと表記されることもある。


分類
1, 新エングラーの分類体系(Melchior,1964)
    双子葉植物綱、古生花被植物亜綱、キンポウゲ目、ツヅラフジ科

2, クロンキストの分類体系(Cronquist,1981)
    モクレン綱、モクレン亜綱、キンポウゲ目、ツヅラフジ科

3, マバリーの分類体系(Mabberley, 2008)
    モクレン綱(被子植物)、真正双子葉類、キンポウゲ目、ツヅラフジ科

4, APG IV (2016)
    真正双子葉類、キンポウゲ目、ツヅラフジ科


ツヅラフジ科 Menispermaceae
コウモリカズラ亜科
Pachygone連
1, アオツヅラフジ属 Cocculus
    アオツヅラフジ、イソヤマアオキ、など
2, Haematocarpus属
3, Hyperbaena属
4, Pachygone属









      



インターテクスツム(Gymnocalycium intertextum)は2021年3月に、鶴仙園さんで購入しました。

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2021年3月

Gymnocalycium bodenbenderianum subsp. intertextumとも言われたりしますが、ギムノフォトプロムナードさんでは武勲丸(Gymnocalycium ochoterenae)に近いと書かれていました。
Gbifの学名検索では、Gymnocalycium ochoterenae subsp. ochoterenaeが正しく、Gymnocalycium intertextumはシノニム(異名)とされている様です。
ただし、ギムノのこの仲間の分類は学術的にもはっきりしないところがありますから、今後がらりと学名が変わってしまう可能性が結構あります。

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2021年11月

購入してから8ヶ月でトゲが凄まじいことになりました。

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ホームセンターで、ゴリシアナというユーフォルビアを去年の冬に購入しました。

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ゴリシアナ?

ところが、ネット検索にかけても情報がありません。例によってスペルがわからないので、gorisiana、golisianaと検索していったら、golisianaでヒットしました。この時の検索ヒット数はたったの4件…
全て海外のサイトでしたが、イタリア語のサイトに解説がありました。内容は以下の通り。
「ソマリア北西の石灰岩地、1300~1500mに産する。Euphorbia philipsineと誤って認識されていたが、Euphorbia golisianaと同種であることがBally & Canter(1976)により判明した」

分かったような分からないような…
とりあえず、philipsineを調べてみました。
しかし、今度はphilipsineが調べても出て来ないのです。色々と調べていたら、どうやらphilipsineはphillipsiaeの事みたいです。単純なスペルミスなのでしょうか。

次はGbifで学名検索をかけます。
出ました。Euphorbia phillipsiaeが正しい様です。
ただし、何故かゴリシアナはヒットしません。
色々調べていたら、Euphorbia phillipsioidesという、やはりソマリア産のユーフォルビアが出てきて、phillipsiaeと似ていて区別がつきにくいだとか、どっちがどっちだか分からないだとか出てきてしまいました。

やはり、Gbifで検索をかけます。
それによると、フィリプシアエは1903年登録されていて、イギリス王立植物園(キュー王立植物園)所蔵の乾燥標本は、ゴリシアナと同じ様に見えます。
対するフィリプシオイデスは1992年登録されたらしく、標本だけではなく生体写真もありましたが、トゲは白くゴリシアナと外見は異なって見えました。

また、フィリプシアエのシノニム(異名)として、ゴリサナ(Euphorbia golisana)という名前が出てきました。
ゴリシアナはゴリサナから来たミススペルのようです。ちなみに、ゴリサナは1911年登録なので、1903年に登録されたフィリプシアエが正式名称となります。

結論としまして、ゴリシアナはフィリプシアエの異名でトゲは赤味があり、同産地のフィリプシオイデスはトゲが白く判別出来るということです。
ゴリシアナはゴリサナの誤表記で、フィリプシアエの異名。
イタリア語のサイトの説明は、恐らくフィリプシアエ(=ゴリサナ)とフィリプシオイデスが混同されてきた事についての記事だったのでしょう。

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フィリプシアエ(Euphorbia phillipsiae)

植え替えしたら急激に生長しました。開花中です。赤味のあるトゲはとても強い。

一応、高地ソマリアものということで、日本の夏の高温多湿を嫌う様です。
 

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去る2020年2月の事です。
サカタのタネが経営しているガーデンセンター横浜に行って参りました。最寄り駅から非常に近い立地なのですが、何故か地図と実際の立地がいまいち噛み合わず、しばらく駅前をうろつく羽目に陥りました。
多肉フェアだったのですが、確かにケープバルブは入荷しておりましたが、その他は在庫処分って感じでややへたり気味でした。
しかし、あまりホームセンターで見ない多肉があったので購入したのが、クラビラマと表記された多肉です。

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2020年2月 クラビラマ?

見た感じで、まあユーフォルビアだと分かります。
帰宅してからネットで調べたのですが、ヒットしません。なので学名で調べたいのですが、スペルが分かりません。仕方がないので、curbirama、culbiramaと検索していったら、curviramaでヒットしました。クラビラマと言うより、クルビラマのほうが読み方としてはいい気がします。
園芸名は蒼蛮閣。情報が少なく詳細は不明。ネット販売はされているようですが、あまり手に入らないみたいです。とはいっても、希少だからではなく、人気がなくて売れ筋ではないからだとは思いますが…
海外のサイトでも、販売サイトばかりで情報はありません。デンマーク語のウィキっぽいサイトの情報では、高さ6.5m、茎の直径が30cmに達するとのこと。

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2020年11月、蒼蛮閣(Euphorbia curvirama)

同じ個体ですか、植え替えしてよく日に当てた所、綺麗な斑が見えてきました。
ただ、ユーフォルビアの柱状のものは同じ種類でも斑があったりなかったりするので、斑を目安に種類を判別するのは危険です。
ネットでも似た斑を持つ数種類の柱状ユーフォルビアが混同されているみたいです。そのうち、そこら辺もまとめて記事にしてみるつもりでおります。


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孔雀丸(Euphorbia franaganii)は、本体から多肉質の枝を伸ばすタコものユーフォルビアの代表格です。
非常に丈夫ですので、タコものユーフォルビアの入門種になっております。


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2020年3月

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2021年11月

上の二枚は同じ個体のビフォア・アフターです。
上は購入時、下は現在の姿です。
上のほうがいかにもな孔雀丸の姿で、ネットの画像検索でもお馴染みの形。
そこから、雨に当てないで遮光せずに硬く作ってみましたが、枝は太く短い見慣れない姿となりました。
小さいゴルゴニスみたいですが、正真正銘の孔雀丸です。こちらの姿も面白いと思うんですが、いかがでしょうか?

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マッチョ化した孔雀丸

孔雀丸の学名は1915年に命名されたEuphorbia franaganii N.E.Br.です。



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10月23日に新羽駅近くにあるザ・ガーデン本店ヨネヤマプランテーションの多肉フェアに行って来ました。
9時40分くらいには着いていたのに、多肉コーナーは既に熱気に溢れていましたね。狭い通路を右往左往しながら手に入れた戦利品を紹介します。

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ミニ花キリン(Euphorbia millii v.imperatae cv.)

花キリン(Euphorbia millii)の変種インペラタエの斑入りのものです。インペラタエは矮性で全体に小型ですが、トゲは長く目立たます。ただし、トゲはヤワな感じで刺さる様なものではありません。
花キリンは白花の矮性種をすでに育てておりますが、こちらは短くも鋭いトゲがあります。冬でも室内で花が咲き、一年中花を楽しむことが出来ます。

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ブレビカリックス(Pachypodium brevicalyx)

デンシフロルム(Pachypodium densiflorum)の変種とされることもあるブレビカリックスです。デンシと比較してずんぐりとして育ち、花も小型だそうです。

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フォウクィエリア・マクドウガリィ(Fouquieria macdougalii)

ファンの多いFouquieriaですが、こちらは灌木状に育つのでコーデックスではないし、多肉でもないような気がしますが。


おまけ
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白花ミニ花キリン

枝を毎年切り詰めて、あまり大きくならない様に育てております。矮性で枝は立ち上がらずに、垂れる様に伸びます。枝を切ると分枝して枝が増えるので、花が増えて非常にかわいいです。

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バリダは代表的な球形の多肉ユーフォルビアです。貴青玉(E.meloformis)の亜種とされることが多く学名はEuphorbia meloformis ssp valida、単独にEuphorbia validaとされることがあります。

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鶴仙園さんで購入したバリダ↑

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上のバリダは、縞模様が目立たなくて肌に艶があるタイプ。2枚目は同じ個体の8ヶ月後の姿。
バリダの特徴的な花柄跡がきれいに出ています。 


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一般的なバリダ

縞模様がよく見えます。 
この個体は典型的なバリダなのですが、花があまり咲かないので姿は今一つな雰囲気です。
生長は良いのですが。
最初の個体と一緒に育てているのに、何故かあまり綺麗に出来ません。まあ、単純な個体差かもしれませんが。

育て方
特徴的なトゲの様なモノは、花の柄が枯れて残ったものです。だから、よく日に当てて花を咲かせる必要があります。とにかく日に当てないといけませんので、一年を通して遮光の必要はありません。
ユーフォルビア全般に言えることですが、基本的に寒さに弱いので秋頃に室内に取り込んだほうが安全です。
室内は暖かいので、生長することがありますが、日射量が不足しているので徒長しやすくなります。さのため水やりを減らして、乾燥気味に管理します。ただ、ユーフォルビアは乾燥状態が続くと根が枯れてしまうので、月に1~2回は水をあげる必要があります。
冬は気温が低く、室内は空気の流れがないため、水分が蒸発しにくくなっています。扇風機などで風を送って、1~2日で土が乾くようにします。



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ザミアの種類

最近、海外のソテツが販売されているのを、園芸店で目にします。代表格はザミア(Zamia)という、北米産のソテツです。
ネット含め、国内で主に販売されているのは3種類。

プミラ(Z.pumila)
フロリダーナ(Z.floridana)
フルフラケア(Z.furfuracea)

ところが、この内プミラとフルフラケアの区別がつかないんです。フロリダーナは葉が細く全体に華奢なので、簡単に区別できるのですが、プミラとフルフラケアは葉の幅が広く肉厚で短い毛の様な繊維をまとっています。まったく同じ特徴です。

園芸店で最近見かける長田カクタスさんの小苗は、フロリダーナとフルフラケアという名で販売されています。じゃあ、プミラって何者?ということで、少し調べてみました。

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フロリダーナの苗

図鑑

山と溪谷社の『山溪カラー名鑑 観葉植物』(1991)では、プミラとフロリダーナが紹介されています。写真はプミラですが、これはフルフラケアと区別がつきません。 

小学舘の『園芸植物大事典』(1994)では、やはりプミラとフロリダーナで写真入りです。何とこのプミラの写真は山と溪谷社のものとまったく同じ写真じゃあないですか。やはり、区別はつきません。

ここまでプミラばかりで、フルフラケアが出てきません。逆にフルフラケアがわからない感じです。

平凡社の『世界有用植物事典』(1989)では、フルフラケアとフロリダーナが記載されております。写真はありませんが。はじめて出てきたフルフラケアは、ヒロハザミアという和名がついています。葉の幅が3.5cmと、確かにヒロハザミアの名前の通りです。

上の2冊はあまり特徴を記載しておりません。やはり、プミラが怪しい。

論文

新種の発見時には詳しい特徴が論文に記載されるはずです。なので、プミラとフルフラケアの記載された時の論文を探してみましたが、見つけられませんでした。
これは、ネットでヒットするのは、ネットが普及したあとの論文だけだからです。誰か親切な人がスキャナーで取り込んでPDF化してくれいればいいんですけどね。 

ちなみに、『Native cycad coontie』という論文では、プミラの写真が小さく掲載されておりましたが、葉は細長く日本では見たことがない形でした。ただし、写真が小さいので何とも言えない感じはまだあります。

海外のサイト

これは直接の証明にはなりませんが、英語のサイトはアメリカ人のみだけではなく世界中の人がアクセスします。要するに、日本以外がどうなっているのか気になるところです。

幾つかのサイトを見てみました。その結果、日本で販売されている葉の幅が広いザミアはフルフラケア、プミラは日本では見たことがないものでした。

『FLORA & FAUNA WEB』では特徴が細かく書かれています。
プミラ→a feathery like appearance、要するに鳥の羽の様に葉が並んでいるということです。 

フルフラケア→Leaflets are leathery, obovate to oblanceolate shaped, margin slighly toothed and covered in yellowish brown hairs.
葉は革のようで、細い卵型、黄色から茶色の毛に覆われいる。

どうでしょうか。日本で販売されているのは、プミラではなくフルフラケアの様な気がしてきましたね。

GBIF

Gbifというサイトに、大学、博物館、植物園の収集した植物標本が掲載されていることに気がつきました。普段は学名の確認のために利用しているので、今まで気が付きませんでした。
検索してみると、やはり日本で販売されているのはフルフラケアで、プミラはフロリダーナほどではないですが細長い葉がぎっしり並んでいます。海外の園芸サイトの説明の通りでした。

ちなみに標本は、スミソニアン博物館、フロリダ自然史博物館、テネシー大学植物園、ニューヨーク植物園の収集品で確認しました。

和名

国内の販売サイトでは、プミラ=ヒロハザミアとなっていますが、特徴からみても間違いです。ヒロハザミア=フルフラケアです。同様にプミラ=メキシコソテツも間違い。正しくは以下の通り。

プミラ→ヒメザミア
フルフラケア→ヒロハザミア、メキシコソテツ
フロリダーナ→フロリダザミア

結論

国内で販売されているザミアは、主にフロリダーナとフルフラケア。
葉の幅が広くて厚みがあり、葉の表面に毛が生えていればフルフラケア。
この混乱は日本国内だけの問題であることから、図鑑の写真が間違っており、そこから誤った名前が広がったのではないでしょうか。

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ヒロハザミア Zamia furfuracea

他のソテツ類の記事はこちら。

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ビッグバザール購入品紹介ラスト。
ユーフォルビア(Euphorbia)です。

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闘牛角(E.schoenlandii)
冬型ユーフォルビアの王様。現地写真を見ましたが、どっしりしていて荒々しい風貌です。そこまで作り込める自信はないですけれど...
冬型多肉自体あまり育てた事がないので、不安感はありますが、冬型ユーフォルビアのシレニフォリアをなんとか維持してるので大丈夫と思いたい。

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購入時に着いていたつぼみが開花しました。
地味ですが、ユーフォルビアでは大型の花です。

おまけ
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シレニフォリア(E.silenifolia)
冬型ユーフォルビア。維持が難しいらしいです。
出た葉が展開途中に枯れやすい気がしますが、育ちきった葉は割りと丈夫。雨が続いた時とかに、時期外れの葉を出しはじめて、晴れると半端な葉がやられるみたいな感じ。


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パキポディウム(Pachypodium)の続きです。

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ウインゾリィ(P.windsorii)
バロニー変種ウインゾリィと表記されることが多いです。ただ、論文を読むとパキポディウムの分類はまだ不完全なようで、そこまで確定的な事は言えない様な気もします。私が正式な学名を調べるために使用しているGbifでは、Pachypodium windsoriiなんですよね。
それはともかく、バロニーとウインゾリィは赤い花が特徴。黄花のデンシ(P.densiflorum)に慣れているので、今から楽しみです。

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サウンデルシィ(P.saundersii)
白馬城と呼ばれている、南アフリカ産のパキポディウム。
デンシ(P.densiflorum)、恵比寿笑い(P.brevicaule)、グラキリウス(P.gracilius)などのよく見るマダガスカル産パキポとは分類学的に離れているため、外見も異なります。長く延びる枝をカットしながら、盆栽的に育てるとか。
こちらも、レアリィ変種サウンデルシィとされることもあります。

続きます。

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ビッグバザールで購入したパキポディウム(Pachypodium)の紹介です。

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マカイエンセ(P.makayense)
魔界玉とも呼ばれています。赤みがかった肌が特徴。小苗ですが、トゲが少し赤みがあるような気がします。
花はパキポディウムによくある黄色ですが、中央が白色なのだとか。
分枝の具合から見て、平べったく育つ予感がします。

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エニグマティクム(P.enigmaticum)
2014年記載の新種。6cmを超える大型の花が特徴とのこと。
日本で売り出した当初は、偽物も出回ったといいますが、さてこの個体はどうでしょうね。現状のまんじゅう形態からでは何とも言えませんから、花が咲くまで分かりませんね。

続きます。


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ビッグバザール購入品の続き。
ギムノカリキウム(Gymnocalycium)の2つ目。

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プロチャズキアナム(G.prochazkianum ssp. simile VoS1417)

プロチャズキアナムの亜種、simileです。エスペランザエと同じくラフレシアリサーチさんからの購入です。
エスペランザエ同様、怪しげな肌色で扁平形ですが、トゲは白っぽい感じです。こちらは白粉をよく出すようで、すでに白っぽい模様が見受けれます。

さてさて、一体どんな感じに育つのか今から楽しみです。

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ビッグバザールで購入したギムノカリキウム(Gymnocalycium)の紹介です。

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エスペランザエ(G.esperanzae VoS1791)

黒いトゲ、怪しい肌色、扁平な形。面白いですね。
2010年に発表された新種。ラフレシアリサーチさんで購入しましたが、輸入してから3ヶ月くらいだそうです。根の張りがまだまだなので、気をつけないと行けませんね。

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白粉の痕跡があります↑

ギムノフォトプロムナードさんの記事では、白粉が出ることもあるそうですが、国内では白粉は付かないそうです。この個体も古い下の方のトゲ周りの肌に少し白粉がついておりますが、上の方には白粉はないみたいです。白粉が出る条件が不明みたいですが、たまたま白粉が出ることをちょっぴり期待してみたりします。成長が楽しみですね。

VoS1791はフィールドナンバーです。いわゆる産地情報ですね。この個体の場合、VoS1791で採集された個体から得られた種子の実生ということになります。フィールドナンバーを検索すると、採取地を知ることができます。
よく売っているフィールドナンバーなしの個体は、色々な産地のものが混じって交配させています。産地によって個性がありますから、それらの交配と選抜によって、素晴らしい品種が沢山作り出されています。特徴を強調させた美しくものが多く、先達の苦労のあとが偲ばれます。逆にフィールドナンバーつきの個体は、野性的な魅力が満載です。どちらもそれぞれの良さがありますから、共に集めたいものですね。

続きます。



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先日開催されました、サボテン多肉のビッグバザールに行って来ました。
新型コロナは落ち着いてきたとは言え、出店数は少な目な印象でした。混雑を避けるため12時前の到着でしたが、結構歯抜け状態でやや品薄でした。まあ、混雑は避けられたのでいいんですけどね。

最近、サボテンのギムノカリキウム(Gymnocalycium)に興味があるので探しましたが、ほとんどなかったですね。①多肉の勢いに押されてサボテン自体が少な目、②コロナで出店が少ない、③11月のイベントなので冬型の多肉や球根が多いというトリプルコンボ。それでも、2鉢購入出来ました。早くにいけばもう少しあったのかも。

まあ、せっかく来たのだからと、ぼちぼち集め始めているパキポディウム(Pachypodium)も購入しました。買いませんでしたが、イノピナツム(P.inopinatum)があちこちで売っていて驚き。逆に一般的なデンシ(P.densiflorum)が少ない状況。さすがビッグバザールと言ったところかな?

私の大好物のユーフォルビア(Euphorbia)も結構ありましたけど、高価なレア物が多かった感じです。ゼロが1桁多いんです。今回は見送らせていただきました。と言いつつ、1鉢買ってしまいましたが(安いやつ)。

そんなこんなでしたが、色々変わった多肉を見れただけでも良かったですよ。(高くて買えない)大型コーデックスも沢山あって目の保養になりましたし。
新型コロナがこのまま落ち着いて、植物イベントも早く正常化して欲しいものですね。

続きます。


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昔から園芸好きで、あちらこちらをフラフラとつまみ食いしながら、色々育ててきました。
大学で少し植物学を摘まんだりしたので、多少専門的な事も調べてみたり、適当に楽しんでおります。
プレウロサリス1
06-07-11_14-31
園芸店巡りや、身近な植物たちについても、書こうかなあと思っております。


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