ユーフォルビア・オベサ・ドットコム

いつの間にやら12月になってしまいましたが、何とか多肉植物の室内への搬入が一段落しました。まあ、実は全てではありませんが、後は状況を見ながらといった感じです。


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Fouquieriaは寒さに強いため、出しっぱなしでした。種類により葉の落ち具合が異なります。


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こちらもFouquieria。


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写真がぶれぶれですが、アロエやユーフォルビアの残りを回収しました。


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これはAloe pseudoparvulaの名前で入手しましたが、育ったらAloe parvulaでした。小さなうちは葉が扁平でそれっぽく見えたのですけどね…
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この寒さの中、屋外で花を咲かせていました。


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Aloe descoingsii
最小のアロエであるデスコイングシイが元気です。入手時は下葉が枯れがちで、植え替えて分かりましたがどうも根の動きが悪いようです。案の定、後に根腐れしてしまいました。植え替えというか用土に挿して再発根してからは生長がよく、下葉が枯れません。やはり、古い根が良くなかったようです。このデスコイングシイは非常に小さく、あまり見ないタイプのようですから大事にしたいものです。



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矮性の白花花キリンも室内に入れます。毎年枝を切り詰めて枝を増やしています。プレステラ180植え。


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孔雀丸 Euphorbia flanaganii
タコものユーフォルビアは強光下で育てると枝が太く締まった見た目になりますが、枝の寿命が短くなり貧相な外見になりがちです。特に孔雀丸は遮光を強めにした方がきれいに仕上がります。



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Pachypodium saundersii
サウンデルシイが開花しました。11月末頃に室内に入れましたが、この寒い時期に蕾がついたので咲くか分かりませんでした。しかし、室内に入れたらあっという間に花が咲いたので驚きました。


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Pachypodium densiflorum
12月に入ってから室内に取り込んだので、葉が紅葉してパラパラ落ちています。大抵の多肉植物は大型になると耐寒性が増すため、毎度取り込みが遅くなってしまいます。申し訳ないとは思っていますが…


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10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。サボテンコーナーを終え、突き当たりの蘇鉄類とハウォルチアを見ていきます。


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Haworthia limifolia var. nigra
=Haworthiopsis limifolia var. limifolia
これは中々興味深いハウォルチアです。解説には1995年に南アフリカのSheilumナーセリーより表記の名前で購入したとの記述がありました。そして、変種リミフォリアをイコールとしていますが、この理解がおそらく正しいのでしょう。
さて、変種ニグラは正式に記載された名前ではなさそうですが、nom. nud.なのでしょうか? 情報が少なくよくわかりません。ただし、何らかの特殊性や固有の採取地と関連付けられていたりしますから、情報としては侮れません。日本ハオルシア協会のブログによりますと、limifolia系の文脈で「エスワティニの南側にも同様の別種(未記載 H. limifolia v. nigra?)があり、これも同じくH. nigraそっくりである。」とありましたが、変種ニグラらしきハウォルチアがあるという話で変種ニグラの産地を表してはいません。このタイプのリミフォリアの産地は何処なのでしょうか。気になりますね。



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Haworthia herbacea
ヘルバケアが群生し密に詰まっています。ヘルバケアは短い禾があるタイプのハウォルチアで、よく見ると葉に小さな透明の窓が沢山並んでいます。


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Haworthia limifolia var. limifolia
こちらは、通常の変種リミフォリア。現在、リミフォリアは5変種が認められています。このうち、変種リミフォリア、変種グラウコフィラ、変種ウボンボエンシスは入手しましたが、変種アルカナと変種ギガンテアはまだ見たことがないがありません。変種ウボンボエンシスは近年にわかに流通し始めた珍種です。ちなみに、変種リミフォリアに含まれるとされる変種ストロニフェラやH. gideonii nom. inval.も入手しており、違いを楽しんでいます。


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鉄錫杖 Senecio stapeliformis
=Kleinia stapeliformis
奇妙な紐サボテン様の多肉植物ですが、なんとセネキオでした。ラベルには、=Kleiniaとありましたが、聞き覚えがない学名です。どうも、セネキオはまとまりがない雑多な寄せ集めのグループであることが判明し、分解を受けている途中のようです。Kleiniaはセネキオの中でも多肉質な茎を持つグループが独立したもののようです。セネキオは多肉質ではない属になったということになるのでしょうか?まったく知りませんでしたが、根拠とした論文を探してみます。



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Ceratozamia hildae
メキシコ原産の蘇鉄。ちょうど秋のフラッシュに遭遇しました。ヒルダエは減少しており、IUCNレッドリストではEN(endangered)で、いわゆる絶滅危惧IBに相当します。成熟個体は500〜1000と推定されていますから、かなり危険な状況です。
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ご覧のように笹のような雰囲気の蘇鉄です。「bamboo cycad」という名前も納得です。


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Zamia integrifolia
=Zamia floridana
以前、インテグリフォリアは5変種に分けられるという趣旨の論文をご紹介しました。しかし、あくまでも外見と地理的分布による分類でしたから、確実性は怪しい部分がありました。分子系統解析により、また分類が変わる可能性があります。




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コーンが出ていました。


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ホソバオニザミア Macrozamia miquelii
非常に細い葉を持つマクロザミア。アザミウマ媒花として知られています。オーストラリアの原産。IUCNレッドリストではLC(least concern)で、いわゆる低危険種にあたります。個体数は1万〜2万とそれほど危険な状態ではありません。



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Cycas multipinnata
中国とベトナムに分布する蘇鉄。葉柄が非常に長く見上げる高さとなります。葉身も蘇鉄では最大となります。IUCNレッドリストではEN(endangered)で、いわゆる絶滅危惧IBに相当します。成熟個体は1000〜2500と推定されていますから、かなり危険な状況です。
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塊茎。



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竜血樹とは厳密に言えば、マカロネシアに分布するドラカエナ(Dracaena、ドラセナ)であるD. dracoを指します。一般的にはソコトラ島産のD. cinnabariも竜血樹と呼ばれますし、「竜血」が採れる全ての種を指す場合もあります。この「竜血」(Dragon's blood)は竜血樹から採取される赤色の樹脂で、薬用などの用途のために古くから取り引きされてきました。
本日はこの「竜血」の役割について解析した、Joanna Juna-Morawiec、Jan Marcinkiewicz、Juli Caujape-Castellsの2022年の論文、『Unraveling the role of dragon's blood in the undisturbed growth of dragon tree』をご紹介しましょう。



植物の化学防御システム
植物は様々な環境に適応するために多様なメカニズムを持ち、病原体や植食者の攻撃に対する毒や忌避物質などによる化学防御もその1つです。これらの物質は樹脂管(resin ducts)、乳管(laticifers)、腺毛状突起(glandular trichomes)、あるいは非分泌細胞や組織に蓄積される可能性があります。樹脂の生成と分泌は、裸子植物と被子植物の双子葉類で一般的で、単子葉類ではサトイモ科、ヤシ科、キジカクシ科、ツルボラン科、ススキノキ科でのみ確認されています。


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Dracaena draco
夢の島熱帯植物館(2024年12月)


竜血樹
本研究はグラン・カナリア島の植物園である「Viera y Clavijo」において、屋外に育つ様々な年齢の竜血樹を用いられました。マカロネシアやモロッコ、カーボベルデ島固有のD. draco、グラン・カナリア島固有のD. tamaranae、ソコトラ島固有のD. cinnabariのロゼットを観察しました。


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Dracaena draco
左のヤシはWashingtonia filifera。
筑波実験植物園(2024年6月)



観察
竜血樹では樹脂の存在を示す赤みがかる色素沈着は葉の基部に限られていました。
葉の基部の切片を顕微鏡で観察したところ、樹脂層はロゼットの先端の近く、発育中の葉の基部に観察されました。幹が木質化する柔組織の近くに樹脂層はあり、最終的に葉の基部全体に広がる離層を形成し始めました。葉が落ちた後は、樹脂は葉痕の維管束を塞ぎ、葉痕の細胞壁と細胞の間の空間を満たしました。


樹脂の新たな機能
竜血樹における樹脂分泌は、葉と葉のない成熟した幹を保護する組織の正常な発達に必要であることを示唆します。これは、樹脂の見過ごされてきた機能です。なぜなら、これまでの研究は①樹脂の化学成分と薬効の重要性、または②組織の機械的な損傷後、あるいは菌類の接種後の樹脂分泌に焦点を当ててきたからです。

樹脂は落葉と組織の保護層の形成を助けることが示されます。樹脂は茎頂付近にかなり早い時期に現れますが、竜血樹はヤシの葉と同様に落葉するまでに数年かかるため、葉の分離の経過はゆっくりと進行します。

竜血樹は樹齢が増すにつれ、樹脂で覆われる葉の基部表面の面積が拡大します。竜血樹の葉の基部は貯水槽でもあるため、3つの説明が考えられます。
①樹脂は視覚的、機械的、化学的な防御として、さらに乾燥から保護し、昆虫の侵入を防ぐ役割が考えられます。実際に樹脂がオレンジ色や赤色の有毒な樹脂が、警告色である可能性が指摘されています。そのため、葉が古くなると基部が広くなり、保護すべき範囲が広くなります。
②葉の基部の樹脂は水分が少なく葉が縮小した時に生じた損傷により生じた可能性があります。
③樹脂で覆われた表面は落葉の準備で、離層の樹脂の生産量の増加と関係している可能性があります。


竜血樹は落葉後に葉痕と芽痕が幹の表面を完全に覆い、種により特異的な模様を形成します。葉痕の輪郭は、樹齢約50年の個体でも場合により視認出来ます。幹を覆う組織は比較的薄く、幹表面の樹脂は病原菌の侵入や乾燥に対する防御力を高める重要な適応であると考えられます。また、自然環境下の竜血樹は密集した群落を形成しないため、幹を紫外線から保護する必要があります。樹脂は主にフラボノイドで構成され、紫外線の遮蔽と吸収に働きます。


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Dracaena draco
新宿御苑(2024年9月)



最後に
以上が論文の簡単な要約です。
樹脂は傷を物理的に塞いだり、抗菌物質を含み病原菌に対抗したりという機能は良く知られています。また、ユーフォルビアの乳液のように毒性が高く、大型の草食動物の食害に対抗するものもあります。しかし、竜血樹の樹脂である「竜血」はそれらの機能だけではなく、竜血樹の生長における様々な場面で働いており、しかも重要な役割を果しています。さらに、その「竜血」の由来となる樹脂の赤い色は、紫外線からの防御である可能性も示唆されます。
このように、植物の樹脂が様々な働きをしていることに大変驚きました。もしかしたら、竜血樹だけではなく他の植物についても、一般的に言われている機能だけではなく、複数の隠れた機能があるのかも知れませんね。


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11月に行った京成バラ園の記事の続きです。素晴らしい秋薔薇を堪能しました。相変わらず写真を並べるだけの記事となります。


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とにかく広く物量でも過去一。


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Home & Garden
2001年作出。F系統。



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Goldelse
1999年作出。F系統。



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The Poet's Wife
2014年作出。S系統。



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ぽぽぽちーく
2020年、京成バラ園作出。F系統。



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Phloxy Baby
2013年作出。S系統。



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Plume
2014年、日本作出。S系統。



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大型の立派な株が非常に多いですね。


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Rosa chinensis minima
R. chinensisは中国原産の薔薇の原種の1つで、庚申薔薇と呼ばれています。ヨーロッパに導入された初めての東洋薔薇です。ミニマはR. chinensisに現れた突然変異と言われており、ミニチュアローズの親となったそうです。


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Rosa chinensis hermosa
1832年、フランス作出。



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奥の方に池がありました。ミズカンナが群生しています。


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睡蓮と噴水。流石に花はありません。


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ツワブキが咲いていました。


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10月に行った日比谷花壇大船フラワーセンターの記事の続きです。3日前に新宿御苑に薔薇を見に行きましたが、ほとんど薔薇が咲いておらず肩透かしを喰らいました。しかし、どういうわけか、大船フラワーセンターは薔薇が咲き乱れていました。というわけで、薔薇を見ていきます。薔薇は好きですが見るだけで詳しくはないので、写真を並べるだけです。


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Gospel
2002年、ドイツ作出。


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Pristine
1978年作出。HT系統。


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Canary
1972年、ドイツ作出。HT系統。



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Maria Callas
1965年、フランス作出。HT系統。



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1979年、京成バラ園作出。HT系統。



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Manou Meilland
1979年、フランス作出。



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どこを見ても薔薇が咲いていました。


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Niccolo Paganini
1993年、フランス作出。



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花ぼんぼり
2011年、京成バラ園作出。



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Satina
1994年、ドイツ作出。Sh系統。


  
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NPO法人日本多肉植物の会(JSS)が開催するサボテン・多肉植物の展示会の続きです。展示は日比谷花壇大船フラワーセンターの温室内にて開催されました。本日はサボテン以外の多肉植物を見てみましょう。いま流行りのアガヴェも結構ありましたが、あまり興味がないためほとんど撮ってないですね。


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甲蟹錦
カブト蟹(Agave isthmensis)の覆輪斑。非常に美しいアガヴェです。形も締まっていていいですね。


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オテロイ白鯨
Agave oteroiは微妙なタイプ違いに様々な名前が付けられており、イマイチ区別がつきません。まあ、でもこの個体が良い形なのは分かります。


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氷山
氷山はアガヴェの中でも格別な美しさを持ちます。氷山は笹の雪の白覆輪種と言われますが、葉の形も異なりあまり似ていません。もとになったタイプが細葉だったのでしょうか。



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Agave utaensis var. eborispina
最近、エボリスピナは注目されているようで、以前より見かけるようになってきました。以前はイベントでナーセリーが長年育てたであろう立派なエボリスピナを置いても、皆Agave titanotaやAgave oteroiに夢中で無視されていました。人気は流行りに左右されますからね。まったく流行を追っていない私からすると、実に奇妙な感じがしてしまいます。


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リトープスの大津絵。Lithops otzeniana。南アフリカの原産。メセンはリトープスとコノフィツムが代表的ですが、非常に面白い多肉植物です。気にはなりますが、育て方に安定感がない私では育てるのが難しい多肉植物の1 つです。何かとものぐさなもので、基本的に放置しても勝手に育つような多肉植物しか私には無理ですね。私の好きなハウォルチアなんかは、まあほぼ雑草みたいなものですからね。


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コノフィツム・ブルゲリ
Conophytum burgeri。よく宝石などと呼ばれるブルゲリですが、こう見えてメセンの仲間です。南アフリカの原産。メセンはメセン科やマツバギク科とされたりもしましたが、現在ハマミズナ科とされているようです。


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アンボボンベンシス
Euphorbia ambovombensis

アンボボンベンシスも塊根が立派ですね。アンボボンベンシスはマダガスカル原産の小型花キリンで、Section Goniostemaです。分子系統ではE. boiteauiと近縁で、他にもE. cylindrifoliaやE. decary(=E. francoisii)が近縁なようです。同じく葉が縮れるE. capsaintemariensisやE. tulearensisは隣の分岐におり、見た目ほどには近縁ではないようです。


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ラウリンゼ
Echeveria 'Laulinsa'。大型のエケベリア交配種。E. lauiとE. lindsayanaの組み合わせと言われています。E. lindsayanaはE. colorata f. colorataの異名となっています。


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シモエアエ
Ceropegia simoneae。旧ガガイモ科は面白い花を咲かせるものばかりですが、ケロペギアもまた独特の面白い花を咲かせます。しかし、ケロペギアはなぜかあまり見かけない植物で、植物園でも見ないですね。小石川植物園の温室で3種のケロペギアの花を見たくらいです。



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ミギウルティヌス
Pseudolithos migiurtinus。こちらも旧ガガイモ科で、外見の奇抜さの割りに可愛らしい小さなヒトデ型の花を咲かせます。左に見えるのは果実。最近はプセウドリトスも苗が出回るようになってきましたが、ソマリアものですから気難しいような気がします。



日比谷花壇大船フラワーセンターで開催されたサボテン・多肉植物展の記事も本日で最後となります。思った以上に展示が多く良品が見られたのは僥倖でした。このような催しは非常に面白いのですが、今回のようなオープンなものはあまりないようで残念ですね。行ける範囲でこのような展示会がありましたら、ぜひ訪れたいと思います。


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12月7日より筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展へ行って参りました。楽しみにしていたので、開催初日のしかも朝イチで見てきました。私自身は昔少しやっていたくらいで、ほとんどが本の知識に過ぎないわけですが、しかも知識が古いので蘭展では驚くことが多いですね。


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つくば蘭展のポスター。


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蘭展の開催を告げる看板。今回は入口の教育棟に展示はなく、ナーセリーが洋らんを売りに来ていました。


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まずは、熱帯資源植物温室に行きました。入口前にある流木に着生させたエアープランツがお出迎え。


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温室の二重扉の間はエアープランツだらけ。


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よく茂ってますね。


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さて、早速蘭の展示を見てみましょう。一般的に展示会や販売される蘭は略号で書かれますから、略号表記でお示しします。例えば、Cattleya=C.、Cymbidium=Cym.、Dendrobium=Den.、Coelogyne=Coel.、Paphiopedilum=Paph.みたいな感じです。あと、蘭は属間交配が盛んで、様々な組み合わせで交配がされています。特にカトレア系は顕著ですが、3属交配などもあり私にもよく分からない略号が増えています。


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ここでは、3つの蘭の同好会による蘭が展示されます。どうしても人気があるカトレア系が主になりますが、最近は珍しい原種蘭を栽培する人が増えました。初めて見る面白い蘭もありましたね。


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Coel. rochussenii
Coelogyne。
垂れ下がる黄金の房咲きが見事。東南アジアの原産。


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Psh. vitellina
Prosthechea。EncycliaやEpidendrumとされてきました。中米の原産。



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Rsc. Orglads Charm Crystalle
Rsc.はRhyncosophrocattleya、組み合わせはC. × Rl. × S.。しかし、SophronitisがCattleyaに吸収されたため、Rlc.(Rhyncholaeliocattleya)となっているようです。


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Jasminum rex
こちらは蘭ではなく植物園の植物。タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジア原産のジャスミン。現在はJ. nobileの異名となっているようです。

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特徴的な花です。


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ちなみに、入口にバニラ(Vanilla punifolia)の蔓を絡ませており、甘熟後に乾燥したと思しき果実が強いバニラの芳香を放っていました。また、温室内はカトレアの甘い香りがあちこちから漂う素晴らしい空間でした。


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C. walkeriana f. coeralia
ブラジルの原産。淡い色合いが美しいですね。



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Brassocatanthe Mikawa Boquet
BrassocatantheはBrassavola × Cattleya × Guariantheの交配種。× 
Brassocatantheと書いた方が正しいようです。略はBc.。写真はぶれぶれですが、日差しが強く入射角が良くないのか、ピントが合わなくて1日難儀しました。


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C. maxima
エクアドル、ペルーの原産。マキシマはよく栽培されますが、花色は様々。しかし、よく揃って咲いています。


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C. walkeriana
ワルケリアナの花色が濃いタイプ。



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Gur. Porcia
Guariantheは中南米の二葉系カトレア4種が2003年に独立した属とのこと。この場合、Gur. bowringiana × C. loddigesii × C. dawianaという組み合わせなため、× Cattlianthe(Ctt.)ですね。


本日はここまでとしますが、記事はまだまだ続きます。熱帯資源植物温室の展示でもかなり珍しい原種の蘭がありましたし、解放されていた多目的温室では植物園が収集した普段は見ることがないような非常に珍奇な蘭が大量に展示されていました。多目的温室では職員の解説もあり、貸し出している虫メガネで小さい蘭の花を観察出来ます。蘭展は14日まで開催していますから、皆様にもおすすめいたします。素晴らしい蘭の花を浴びるほど堪能出来ます。


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相変わらず多肉植物を室内へ取り込んでいます。室内に入れるのはいいのですが、ラックにうまい具合に並べるのに手間取っており、なかなか思うようにすすみません。そろそろ初霜の季節ですから急がないといけません。


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ダシリリオンも小苗のうちは取り込みます。


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柱状のユーフォルビア。


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こちらは雑多な連中。


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蒼蛮閣 Euphorbia curvirama
2020年2月に、今は無きサカタのタネのガーデンセンター横浜にて購入しました。長く室内にあったようでややヘタリ気味でした。

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あれから5年。弱っていた根がよく張るまでしばらく鈍かったのですが、最近はよく伸びて枝が増えました。ただ、急激に伸びてしまったため、自重で倒れてしまいます。来年は植え替えて大きな鉢に植えます。


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墨キリン Euphorbia canariensis
2020年2月に初めて鶴仙園に訪れた時に購入しました。

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あれから5年。去年はハダニにやられるなど生長が鈍りましたが、ここまで生長しました。


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Aloe peglerae
2021年12月に開催された木更津Cactus & Succulentフェアにて購入しました。

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あれから4年。葉の枚数がふえ、貫禄が出てきました。ペグレラエは青白い外見通り強光を好むアロエです。すぐに間延びしてしまうため、気を付けないといけません。


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Euphorbia debilispina
2020年3月に鶴仙園にて購入しました。

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あれから5年。枝が増えました。根が木質化するため、根上りに仕立てています。


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10月にも新宿御苑に行ってきたわけですが、11月に洋らん展を開催するということで、また新宿御苑へ行ってきました。会期が短く他イベントと被るため、休みを取って平日に観に行くことになりました。


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新宿御苑の洋らん展は、第37回となる歴史ある洋らん展です。洋らん展は温室内で開催されますが、今回はそれ以外にも目的があります。1つは前回見逃したジュウガツザクラの花を見たかったのと、新宿御苑の開花情報にあるいくつかの花を見ること、さらにはヒマラヤスギの仲間であるレバノン杉とアトラス杉を見ることです。というわけで、まずは散策から開始します。前回は苑内の東側を歩いたので今回は西側です。少し風が強いものの、よく晴れた散策日和でした。


まずは、ヒマラヤスギ属(Cedrus)から。ヒマラヤスギ属は3種からなり、ヒマラヤスギ(C. deodara)、アトラス杉(C. atlantica)、レバノン杉(C. libani)がありますが、一般的にはヒマラヤスギしか見かけません。新宿御苑ではヒマラヤスギ属が勢ぞろいしていますから、今回はすべて見て回ろうという魂胆です。


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ヒマラヤスギ Cedrus deodara
ヒマラヤスギは植物園だけではなく、公園や学校にも植えられる針葉樹です。高さ50mと巨大に育ちますから基本的に庭木にはされません。それに、ヒマラヤスギは自然な樹形が美しいため、あまり剪定に向いているとは言えませんよね。
新宿御苑には巨大なヒマラヤスギが数え切れないほど植栽されています。ヒマラヤスギはヒマラヤ山脈からアフガニスタンの標高1500〜3200mに分布します。



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園内のマップにヒマラヤスギ属の解説があり、それぞれの植栽場所が示されています。レバノン杉は1カ所だけですね。


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アトラススギ Cedrus atlantica
実際のネームプレートには「ギンヨウシーダー」、「Blue Atlas Cedar」とありました。「銀葉」の名前の通り葉が銀色に見えます。高さは35m程度になるそうです。モロッコのRif山脈およびAtlas山脈、アルジェリアのTell Atlasに分布します。自生地は標高1170〜2200mとのこと。
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温室前のアトラススギ。


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レバノンスギ Ceader libani
レバノン杉はいつか見てみたいと思っていました。なんと言っても、レバノン杉は歴史と関係深い樹木で、旧約聖書どころかギルガメシュ叙事詩にも出てきますからね。造船用などに古くから利用されてきたため、野生のレバノン杉は非常に少なくなってしまいました。やはり、様々な国や民族が入り乱れた文明の交差点に生えている以上、仕方がないことなのかも知れません。


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そういえば、あちこちに山茶花(Camellia sasanqua)が咲いていました。この時期に咲いているのは椿ではなく山茶花ですよね。
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こちらはピンク色の山茶花。
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八重咲きの山茶花。


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ミュージアムの入口に何やらありますね。
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面白い仕立ての小菊でした。中に支柱があり支えています。
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園内にはツワブキ(石蕗、Farfugium japonicum)の花があちこちで咲いていました。寒さに向かうこの時期には貴重な花です。
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丸花壇の近くはツワブキの花で埋め尽くされていました。
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ニホンミツバチにとってもこの時期に貴重な花なのでしょう。


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Ericaも開花中。


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ミュージアム近くの低木ですが、よく見ると花が咲いています。
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アベリア(ツクバネウツギ)の仲間ですね。


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バオバブ(Baobab)と言えばアフリカに生える、ずんぐりした幹から短い枝が伸びる奇妙な姿を思い浮かべます。私も植物園で実際にバオバブを見たりしましたが、流石に国内の植物園ではあの威容は見られません。まあ、そもそもあの見た目になるためには樹齢が最低でも数百年はかかりますから、どだい無理な話です。そういえば、この前行った東京農業大学のバイオリウム温室にて、バオバブの種子を販売していたので何となく購入してみました。本来なら気温が高い夏に播種すべきでしたが、既に10月末でしたから発芽しない可能性もあり悩みました。来年まで種子が生きているか分からなかったため、3粒は播種して残り3粒は来年に播種しようということになりました。結局、夏に播種したら直ぐに発芽するようですが、3週間かかって3粒とも無事に発芽しました。ということで、せっかくですからバオバブの論文をご紹介します。本日、ご紹介するのはJun-Nan Wanらの2024年の論文、『The rise of Baobab trees in Madagascar』です。


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Adansonia digitata


バオバブの分子系統
現存するバオバブは8種で、アフリカ大陸に分布するAdansonia digitata、オーストラリア北西部に分布するA. gregorii、マダガスカルな分布するA. rubrostipa、A. za、A. madagascariensis、A. perrieri、A. grandidieri、A. suarezensisからなります。

※A. rubrostipa=A. fony var. rubrostipa
 
    ┏A. digitata
┏┫
┃┗A. gregorii
┃    Brevitubae
┫┏A. suarezensis
┃┃
┗┫┏A. grandidieri
    ┃┃   Longitubae
    ┗┫┏A. za
        ┃┃
        ┃┃    ┏A. rubrostipa
        ┗┫┏┫
            ┃┃┗A. madagascariensis
            ┗┫
                ┗A. perrieri



バオバブの分子系統にはゲノム全体の系統の不一致が見られ、遺伝子移入などの可能性があります。著者らは3つのアプローチにより遺伝子移入の影響を調査しました。パターソンのD統計量により、A. gregoriiとマダガスカルのバオバブとの間で遺伝子移入の強力な証拠が示されました。それを考慮すると、A. gregoriiを参照ゲノムとした場合を除き、全てを参照ゲノムで同様の結果が得られました。マダガスカルのバオバブの場合、姉妹群ではない系統間で共有対立遺伝子が頻繁に出現するのは、種間交雑の結果であると考えられます。例えば、ある解析方法によりA. zaとA. perrieriの間で広く遺伝子流動しています。これは、形態学的に中間的な個体の存在や、分布と開花時期の重複により交雑が継続していることを示唆しています。同様に、A. zaとA. rubrostipaの間でも遺伝子流動が予測されています。重要なのはBrevitubaeの祖先と、A. rubrostipa以外のLongitubaeの共通祖先との間の遺伝子流動を示していることです。開花時期がBrevitubaeは乾季でLongitubaeが雨季であることから、開花時期が変化する前に交雑が起きた可能性があります。

A. digitataとA. gregoriiは姉妹群であり、A. gregoriiとマダガスカルのバオバブとの間で遺伝子流動があることから、A. gregoriiはマダガスカルのバオバブと同所していたことが推測されます。さらに、マダガスカルのバオバブは、他の2種から分岐した後に遺伝子流動が起きたことを意味します。さらに、複数の解析でA. digitataとマダガスカルのバオバブとの間に遺伝子流動の兆候が見られ、A. digitata、あるいはA. digitataとA. gregoriiの祖先とマダガスカルのバオバブか同所していた可能性があります。


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Adansonia digitata
新宿御苑(2025年8月)



地質と環境
A. zaはもっとも広範囲な環境条件に耐性があり、他の種が占めるニッチの多くを包含します。A. zaは潜在的にニッチをめぐる競争力が強く、局所的に分布しA. zaと分布が重なるA. suarezensis、A. grandidieri、A. perrieriと置き換えることが出来ます。Longitubaeの全ての種はニッチが重複しています。A. suarezensisとA. grandidieriは系統的距離が近いにも関わらず、非常に異なるニッチを示しており、地理的隔離の後に局所的に適応したと考えられます。また、マダガスカルの気温や高度、降水量の不均一性が、現在のバオバブの分布につながる主たる環境要因である可能性がデータから示されています。A. madagascariensisとA. rubrostipaは主に気温と高度の影響を受けており、他の種は主に降水量と高度の影響を受けています。


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Adansonia digitata
小石川植物園(2025年7月)


著者らは過去1000万年の平均海面がマダガスカルのバオバブの分布に及ぼした影響を調べました。約400万年前にマダガスカルは約11%小さく、約2万年前には19%大きくなっています。海面が比較的低かった時代には、バオバブの分布は拡大と分散に適していたと考えられますが、海面が高かった時期には適した地域が狭まり、個体群の断片化、種の隔離、遺伝子流動の減少につながりました。1000万年前から現在までマダガスカル北部が隆起し火山活動も起きており、バオバブに影響を与えたと考えられます。海面レベルの変化と古地理学的イベントにより、マダガスカル北部でA. suarezensisとA. perrieriの分布が限られていることが説明出来ます。しかし、過去においては分布が広かった可能性があります。分布域が広いA. zaとA. madagascariensisは、個体群の拡大により他のバオバブ種の個体群減少に関係した可能性もあります。


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Adansonia gregorii
東京農業大学バイオリウム(2025年10月)



バオバブの起源
バオバブは化石がないため、その起源地域を特定することら困難でした。しかし、種間の移入の証拠から、A. gregoriiは属の多様化の過程で分岐したマダガスカルのバオバブと同所していた可能性が高いと考えられます。この仮定に基づくと、「アフリカ大陸起源」仮説では3つのシナリオがあります。1つは現在のマダガスカルのバオバブは、アフリカで絶滅する前にいくつかの分散イベントによりマダガスカルに定着したというものです。これは、マダガスカルのバオバブの多様化がアフリカ大陸で起きた場合ですが、これは可能性が低いと言えます。2つ目は現在のマダガスカルのバオバブの祖先がマダガスカルに定着しマダガスカルで多様化したというものです。この場合、オーストラリア原産のA. gregoriiとマダガスカルのバオバブの間で、それぞれが独立して海洋を越えた遺伝子交流が必要です。しかし、このような海洋を越えた遺伝子交流の実証例がないため、このシナリオも可能性が低いと言えます。3 つ目はアフリカからマダガスカルへ2回の海洋を越えた分散があった可能性です。マダガスカルのバオバブの祖先が多様化し、マダガスカルのバオバブと交雑したマダガスカルで絶滅したであろうA. gregorii系統があるはずです。これも、海洋を越えた分散が必要です。

「オーストラリア起源」仮説は、「アフリカ大陸起源」仮説と同様に複数の独立した分散と、大規模な海洋を横断した遺伝子流動が必要です。さらに、A.
gregoriiの祖先にボトルネックが存在する可能性が高く、これは長距離分散の結果として生じるため疑問視されています。

上記の2つの仮説と比べ、「マダガスカル起源」仮説はもっとも合理的な説明が可能です。まず、マダガスカルからオーストラリアへのA. gregoriiの分散が1 回で済み、ありそうもない海洋横断遺伝子流動や複数回の分散といったファクターを緩和します。さらに、マダガスカルを起源とした場合のみ、マダガスカル系統とそれ以外のバオバブとの地理的隔離が、マダガスカル系統の多様化の後に生じ、全てのバオバブの間での遺伝子流動を可能とします。この仮説ではマダガスカルのバオバブとA. gregoriiやA. digitataの間にある遺伝子流動と整合性があります。


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Adansonia za
東京農業大学バイオリウム(2025年10月)



最後に
以上が論文の簡単な要約となります。
論文では他にもバオバブの保全状況についても記述がありますが割愛させていただきます。単純に開発等によるダメージだけではなく、バオバブの種間で競争があることも懸念点のようです。
さて、内容的に中心となるのはバオバブの伝播についてです。アフリカ大陸、マダガスカル、オーストラリアと3つの海洋を挟んだ離れた分布を持ちますから、いかなる経路を辿ったかは気になるところです。一般的な考え方では、種が多様なマダガスカルが起源で、アフリカ大陸やオーストラリアに派生したというのが分かりやすいのですが、そう簡単ではありません。例えばですが、起源地は環境が厳しいなどあまり増殖出来ずに種分化が抑えられ、環境の良い伝播先で一気に種分化したというシナリオもあるでしょう。または、起源地の環境が変わったり他植物との競争があったりして絶滅してしまい種数が減少し、一見して伝播先の方が種数があるように見えることもあるかも知れません。そもそも、起源地では絶滅してしまい現存しない可能性すら存在します。このように、進化の歴史を辿らないと、現在の分布=結果だけ見てしまうと誤る可能性があります。論文では現存するバオバブはマダガスカルを起源とした場合に整合性があるとしています。しかし、実際の伝播経路はどうなるのでしょうか。大陸がくっついていたパンゲア大陸ということになるのかは論文を読んだだけではよくわかりませんでした。ぜひ、分岐年代を特定してほしいところです。


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10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。相変わらず多肉植物が満載で見どころだらけです。


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Pachypodium rosulatum
ただのロスラツムはあまり見かけませんが、ロスラツムの亜種とされるグラキリウスやカクティペスはよく見かけます。他にもビコロルやマカイエンセ、ベマラヘンセがロスラツムの亜種とされています。


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Fouquieria diguetii
フォウクィエリアは人気があるF. fasciclata、F. purpusii、F. columnarisあたりが一般的です。近年ではF. diguetiiは小さな苗が流通していますが、このサイズは見かけません。


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Aloe divaricata
マダガスカル原産のアロエ。マダガスカルは非常にアロエが豊富で種数も多いのですが、分布域が恐ろしく狭いため、開発などにより簡単に絶滅してしまいます。


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瑠璃塔 Euphorbia cooperi
これは、E. cooperiではないような気がします。E. cooperiは独特の形状の枝を積み上げて、段をなします。しかし、このような柱サボテン状のユーフォルビアは似たものが多く、種の判別は非常に困難です。基本的には枝の断面の形とトゲの付き方が、判別の最大のポイントです。稜(rib)は生長段階により変わることがあるため盲信出来ませんが、重要な手掛かりです。3稜、4稜、あるいはそれ以上、そして断面を見たときに稜の間が直線的か凹むのかどうかです。このユーフォルビアは、写真からすると4〜5稜で、断面は星型にはならず、 トゲは直線的に並びます。青白い外見からも、Euphorbia coerulescensに見えますがどうでしょうか?


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Alluaudiopsis fiherenensis
AlluaudiaやDidierea、Portulacaria(Cerariaを含む)と同じディディエレア科です。アルアウディオプシスは2種からなり、他のディディエレア科と同じくマダガスカルの原産です。
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Didiereaほど葉は尖りませんが、Alluaudiaに比べると細長い葉です。分子系統では、AlluaudiaとDidiereaは姉妹群で、Alluaudia+DidiereaとAlluaudiopsisが姉妹群、さらにこれらとCalyptrothecaが姉妹群、最後にPortulacariaが配置されます。AlluaudiaとDidierea、Alluaudiopsisはディディエレア亜科、Calyptrothecaはカリプトロトカ亜科、Portulacariaはポルツラカリア亜科とされます。


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黒法師 Aeonium arboreum
黒法師もこれだけ背が高くなるのですね。幹は木質化しますが、どこまで太くなるのでしょうか。アエオニウムはほとんど枝分かれせず、先端にしか葉を付けませんから妙にスカスカした見た目になります。モロッコ、カナリア諸島の原産。


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Cyphostemma elephantopus
つる性の塊根植物。ブドウ科。マダガスカルの原産。
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良い形の塊根です。


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10月に新宿御苑に行きましたが、そろそろ薔薇の季節だろうと期待していましたが、残念ながらまだまだこれからといったところでした。ですから、11月の上旬にリベンジマッチとして、京成バラ園にいって参りました。実は以前から京成バラ園は気になってはいました。薔薇園に行くと、海外作出品種に混じり、京成バラ園の作出した品種が結構あることに気が付いたからです。これは一度は見に行かねばということで、ちょうど良い機会でしたね。


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園内マップ。とても広いのですが、付属するレストランとお土産屋、園芸店、さらにはパン屋は同じ敷地内ですが園内に入らなくても利用出来ます。


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当日は朝から晴れて良い日柄でした。翌日は大雨だったので実にラッキー。しかし、あまりにも薔薇の種類が多く早々に撮影は諦めて、ちょっと変わったものや目についたものだけ撮影しました。特に説明もありませんが、しばらくはひたすら淡々と薔薇の写真をアップします。


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Princess Michiko ,Cl.
1977年、京成バラ園作出。Cl.。入口付近には皇族に因んだ薔薇が植えられていました。1966年にイギリスで作出されたPrincess Michikoもありますが、こちらはつるバラのPrincess Michikoとなります。


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Empress Michiko
こちらは、立后4年目の1992年にイギリスのディクソン社より貢献された薔薇。



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Princess Aiko
2002年、京成バラ園作出。F系統。咲きそろって見頃でした。


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Disneyland Rose
2003年作出。F系統。ディズニーランドの名前を冠したバラです。


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ミッキーもいました。


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アメジストセージも美しいですね。


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早くもひと休憩してバラのアイスを食べました。バラの良い香りがついていました。


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Jubile du Prince de Monaco
2000年作出。F系統。何とも言えない絶妙な配色です。


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Peach Drift
2006年作出。花束のように密に咲きます。



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敷地は広大。何処を見ても薔薇が咲いています。


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White Koster
1929年、オランダ作出。Pol系統。小輪ですが房咲きで花が丸味があり可愛らしい薔薇です。


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La Rose de Versailles
2012年、フランス作出。HT系統。訳すと「ベルサイユのばら」。



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薔薇のアーチ。


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Baby Romantica
2003年作出。F系統。開きかけですが、良い色合いです。



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Pink Haze
1999年作出。S系統。花型は一重で単純ですが、美しいですね。


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10月に行った日比谷花壇大船フラワーセンターの記事の続きです。思いの外広く、歩いて廻るだけで結構時間がかかりました。ちょうど薔薇がよく咲いていましたから、次回は薔薇特集です。本日はあちこち雑多に見て回りました。酔芙蓉がよく咲いていましたが、オオモクゲンジの面白い実がなっていたのが印象的でした。


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シャクナゲモドキ Rhodoleia championii
シャクナゲはツツジ科ですがシャクナゲモドキはマンサク科です。花はシャクナゲに似ていませんが、美しい花です。花は下向きで鳥媒花とのこと。ラオス、マレーシア、スマトラ島、台湾、ベトナム、海南島の原産。

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つややかな新芽。


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藤棚がありました。
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とっくに花期は終えていますが、実が沢山なっていました。


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レモングラス Cymbopogon citratus
お茶にしたりカレーの風味付けに使われます。インド、スリランカの原産ですが、世界中の熱帯域に定着しています。


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 コットン Gossypium
綿の実がありました。アオイ科。


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パイナップルセージ Salvia elegans
葉と花を食用とします。全体的に甘酸っぱい香りがあります。メキシコの原産で赤く筒状の花とくれば、当然ながらハチドリがくる花です。シソ科。


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青系の花のサルビアですが、ブルーサルビア(S. farinacea)ではなさそうです。S. guaranticaですかね?


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ダンチク(葮竹・暖竹、Arundo donax)ですかね?大型のヨシ(Phragmites australis)のように見えますが、2〜4mと巨大になり海岸沿いに生えます。ヨシ属ではなくダンチク属ですが、ダンチク属は5種あります。稈は丈夫で木管楽器のリードの素材となるそうです。トルコからカスピ海沿岸、アラビア半島南部、南アジア、東南アジア、中国南部、日本に分布しますが、世界中の暖地に定着し世界の侵略的外来種ワースト100に選定されています。イネ科。


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園内は広く鬱蒼とした道もあります。


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常設展示棟を覗いてみます。
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写真展示がありました。


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蓮が沢山並んでいました。流石に花は終わっていますが、この物量はすごいですね。花期はさぞ見事なことでしょう。


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酔芙蓉がよく咲いていました。酔芙蓉は芙蓉の八重咲きの園芸品種です。学名はHibiscus mutabilis f. versicolorと言われますが、園芸品種なのでcv. Versicolorの方が正確です。芙蓉は花色が変化する面白い花です。中国、台湾の原産。
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大変美しく大きな花です。


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ギョリュウ(御柳)  Tamarix chinensis
中国の内モンゴルやシルクロードの砂漠に生える灌木です。砂漠植物らしく耐乾性、耐塩性が高い植物です。



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フクワバモクゲンジというネームプレートがありましたが、マルバモクゲンジやフクロモクゲンジ、オオモクゲンジなど様々な名前があります。モクゲンジ属には3種ありますが、皆袋状の実をつけるためフクロモクゲンジはあまり良い名前ではありません。葉に丸味があるためマルバモクゲンジは特徴を示しており良い名前ですが、標準和名はオオモクゲンジのようです。学名はKoelreuteria bipinnata。中国、ベトナムの原産。ムクロジ科。
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袋状で色付く実はとても面白いですね。



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NPO法人日本多肉植物の会(JSS)が開催するサボテン・多肉植物の展示会の続きです。日比谷花壇大船フラワーセンターの温室内にて開催されました。
さて、本日はカクタス亜科ケレウス連の、レブチア亜連、ケレウス亜連、トリコケレウス亜連をご紹介します。しかし、ケレウス連は柱サボテンも多いのですが、残念ながら展示会で柱サボテンはほぼ見かけません。面白いものも多いため、即売会ではなく展示会なのですから人気種以外のものも見てみたいものです。とは言え、よく考えたら柱サボテンは運搬も展示も難しいのかも知れません。



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インカの王冠
Discocactus boliviensis。ディスコカクタスと言っても、有名なホルスティイではなくボリビエンシスです。面白い独特の形状です。国内では概ねこのような雰囲気ですが、野生個体ではもう少し多様性があるようですね。ボリビアの原産。
ディスコカクタスはケレウス亜連に含まれ、Melocactusと近縁です。ケレウス亜連はギムノカリキウム亜連と近縁と考えられているようです。



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ディスコカクタス・アラネイスピナ
Discocactus araneispinus。現在はD. zehntneri subsp. boomianusとされていますが、D. zehntneri subsp. araneispinusとされたこともありますから、もとよりD. zehntneriグループと考えられてはいたのでしょう。ブラジルの原産。


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スルコレブチア・カンディアナ
Sulcorebutia candiae。スルコレブチアはウェインガルティアに吸収されたため、現在はWeingartia candiaeとなっています。レブチア、ウェインガルティア、ブロウニンギアはレブチア亜連に含まれます。



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レブチア・パピリシー
非常に細かい大群生株。しかし、パピリシーとは聞き覚えがない妙な名前です。調べても過去に開催された同イベント関連でしか出てきません。名前からしてアルゼンチン原産のRebutia fabrisiiのような気がしますがどうでしょうか。


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マツカナ・アウレイフローラ
Matucana aureiflora。マツカナは外見的にも他の球状のサボテンとは雰囲気が異なり、違和感があります。マツカナは柱サボテンが主であるトリコケレウス亜連に含まれ、OroyaやBorzicactus、Haageocereusと近縁とされています。オロヤは割りと似ていますが、ボルジカクタスもイボやトゲの出方などに近縁性を感じますね。ペルーの原産。


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ロビビア・フェロックス
Lobivia ferox。これは、1922年にBritton & Roseが出版した『The Cactaceae』の第3巻で、エキノプシスからロビビア属を分離した時にフェロックスをロビビアに分類したわけです。しかし、後にエキノプシスとされEchinopsis feroxとされました。外見的にはロビビアというより確かにエキノプシスでしたが、Britton & Roseの記述においてはあくまでも花の特徴のみで判別しています。Britton & RoseによるEchinocereus亜連は6属あり、子房と果実にトゲがあるものをEchinocereusとAustrocactusとしました。逆に子房と果実にトゲがないもののうち、イボ上にトゲがあるものがRebutia、稜(rib)にトゲがあるもののうち小さなものをChamaecereus、大型のものをLobiviaとEchinopsisとしました。さらに、花筒が短いものをLobivia、花筒が長いものをEchinopsisとしました。
しかし、ロビビアはなかなか分類が安定しません。トリコケレウスやレブチアなど花の特徴が類似する仲間を全てエキノプシスとする流れがありましたが、結局は再分割されて行きました。ですから、最近まではロビビアは31種からなる分類群でしたが、どういうわけか再びロビビアはエキノプシスに吸収されてしまったようです。ロビビアの分類は未だに議論があるのでしょう。最終的にどうなるのでしょうか?



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ブーファン・ディスティカ
ブーファン(Boophane)と呼ばれますが、正しくはBoophoneです。とは言え、これは命名者がBoophoneと書いたりBoophaneと書いたりしたために、混乱が生じたせいです。
Boophoneには毒がありますが、幻覚作用があるため呪術師が使用することもあります。南アフリカでは呪術師によりBoophoneの汁を飲んだ依頼者が錯乱して銃を乱射する事件も起きています。しかし、毒性が高いため、一歩間違えば危ないかも知れません。
ところで、Boophoneは巨大な球根を露出させて観賞しますが、野生では球根は地下に埋まっています。塊根は埋めておいた方が太りやすいのですが、Boophoneも球根は埋めておいた方が太りやすいのでしょうか?



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十二の巻・スーパーゼブラ
よく育ったスーパーゼブラですね。スーパーゼブラは白い帯状に繋がった結節が高密度となる、十二の巻の選抜品種です。十二の巻自体が由来がよく分からない硬葉系ハウォルチアですが、均整のとれたロゼットはHaworthiopsis fasciataに、結節の分布はHaworthiopsis attenuataに似ます。


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いよいよ寒くなってきましたが、未だに多肉植物の室内への取り込みが終わっていません。葉が寒さで縮れたリしていますから、急がないといけません。


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今回はこれだけ。バタバタしていて時間がとれません。残念ながら、まだ大物が残っています。


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Euphorbia greenweyi
今年は大変な勢いでした。枝も増え、今までの倍くらい伸びています。



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Euphorbia 'Groenefica'
E. groenewaldii × E. veneficaという交配種。花が咲き続けています。
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目立ちませんが、これでも開花中です。花キリンのように花から花芽が出て、どんどん積み上がっていきます。なんと9段目が開花とは驚きです。


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パキプスは今年、急激に生長しました。流石に鬱陶しいので、枝をカットします。
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大胆にバッサリいきました。
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だいぶスッキリしましたね。



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10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。サボテンのコーナーが続いています。


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金鯱の周囲にサボテンが増えていました。


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Ferocactus schwartzii
いわゆる黄彩丸ですが、育つとトゲが無くなりがちになります。筑波実験植物園で見ていますが、トゲはまばらに出ていました。これは柱サボテンでも見られる現象です。若い弱いうちは強いトゲで防御して、ある程度育てばトゲが弱くなったり無くなったりします。強いトゲを作るのはコストがかかりますから、不要なら作らないに越したことはありません。なぜなら、そのエネルギーを生長に割り振ったり、より花を咲かせることが出来るからです。メキシコの原産。



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Melocactus azureus
花座が本体に不釣り合いなほどに発達しています。石灰岩地に生える、青い美しいサボテンです。ブラジルの有名なcaatingaの森林に自生します。


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Euphoriabia horrida
こちらはサボテンではなくてユーフォルビアです。他人の空似ですが、それぞれが似た環境に適応した収斂進化の良い例ですね。メキシコの原産。
ホリダはE. polygonaと同一種とされており、現在は変種や亜種は認められていません。ユーフォルビアの花序の特徴であるCyathiumの色がホリダとポリゴナで異なると言われます。しかし、Cyathiumはホリダが緑色でポリゴナが紫色ですが、ゼブラホリダや矮性でトゲがないアノプリアの花は紫色です。ホリダ・ポリゴナ系の分類において、花色で区別するのは難しいように思われます。個人的には今の全てをポリゴナにまとめる分類には違和感がありますが…
そういえば、Carl Ludwig Willdenowによる1799年のスケッチにEuphorbia cucumerinaというヘチマのような形のユーフォルビアが示されていますが、その正体についてはオベサかあるいはトゲがないステリスピナかなどと言われていました。数年前には一応はオベサの異名とされていましたが、なんと謎のユーフォルビアはポリゴナの異名となっていました。何者であるか決着がついたのでしょうか? その根拠とは何でしょうか。論文を探してみます。



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Fouquieria purpusii
プルプシイはフォウクィエリアの中でも太りやすい種です。非常に丈夫で育てやすいので、割りと放任栽培出来ます。メキシコの原産。

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幹表面が木質化しつつあり、縞模様になっていますね。


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朧月 Graptopetalum paraguayensis
一般的に普及しているグラプトペタルム。メキシコの原産。


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植物の中にはサボテンやバラなど、トゲを持つものが沢山あります。この植物のトゲは、基本的には外敵から身を守るための防御として働きます。サボテンやユーフォルビアなど多肉植物にはトゲを持つものが多く、私も植物のトゲに関するいくつかの論文をご紹介してきました。例えば、トゲには遮光や温度調整の役割、さらには寄生植物に抵抗する働きもあるとされています。他にも多肉植物の派手な色合いのトゲは、警告色として働き草食動物に対する忌避効果が考えられます。しかし、トゲがシンボリックで目立つことが、ネガティブに働くこともあるようです。本日、ご紹介するのはKevin D. Kohlらの2015年の論文、『Evolutionary irony: evidence that 'defensive' plant spines act as a proximate cue to attract a mammalian herbivore』です。


トゲは防御に有効か?
多くの植物は、草食動物による食害を防ぐために防御機構を発達させています。しかし、植物のトゲが草食動物に対する防御としての有効性を検証した多くの検証では、一貫性のない結果となっています。
この曖昧な結果は、草食動物の対抗適応(counter-adaptation)であると考えられます。
著者らはサボテンを専門に食べるwhite-throated woodrat(Neotoma albigula、以下ウッドラット)で潜在的な対抗適応を検証しました。



サボテンが主食
ユタ州キャッスルバレーに生息するウッドラットの毛に含まれる安定同位体を分析したところ、生息地に生える他の植物と一致せず、ウチワサボテン(Opuntia macrorhiza × Opuntia polycantha)と一致しました。キャッスルバレーに生息するウッドラットはウチワサボテンを主食としていることが分かりました。


飼育下における嗜好性
野生で捕獲され飼育下にあるウッドラットにトゲのあるウチワサボテンと、トゲを切除したウチワサボテンを与えたところ、8匹中7匹はトゲのあるウチワサボテンを巣に持ち帰りました。持ち帰らなかった1匹は、トゲのあるサボテンを置いた場所に巣を作ってしまったためです。また、ウッドラットはサボテンのトゲを切り取り、ほとんどの部位を食べることが出来ました。
また、飼育下で生まれた2個体のウッドラットも、トゲのあるウチワサボテンを巣に持ち帰りました。飼育下で生まれたウッドラットもまたサボテンのトゲを切り取る行動を示しました。


トゲが目印
サボテンのトゲの防御としての有効性を検証しましたが、ウッドラットの行動適応によりトゲには効果がないことが分かりました。興味深いことに、ウッドラットはトゲのないサボテンよりトゲのあるサボテンを好んでいます。サボテンはトゲのあるものはないものよりタンパク質含有率が高く繊維含有率が低いことが分かっています。これらのことから、トゲがウッドラットを引き付けるための手掛かりとして機能しているように見えます。


トゲの対抗適応
ウッドラットはトゲの防御を克服するために、サボテンのトゲを切り取るという独特の行動を示しました。しかし、同属のN. lepidaはトゲを切り取る行動は示さず、トゲのない部位を齧るだけでした。そして、飼育下で生まれたウッドラットもトゲを切り取ったため、この行動は生得的なものであると考えられます。
サボテンの分析結果から、トゲのあるサボテンはシュウ酸濃度が高いことが分かりました。しかし、ウッドラットはシュウ酸が9%も含まれる餌でも悪影響なく摂餌出来るため、サボテンの1.3〜1.5%の濃度のシュウ酸濃度は、行動を決める重大な要因ではないと考えられます。
ウッドラットはトゲを除去したサボテンよりトゲあるサボテンを好みましたが、このトゲを除去したサボテンはトゲのあるサボテンと同じものであり、その栄養価に違いはありません。ウッドラットはある程度の栄養価の違い、すなわち「栄養的知恵」(nutritional wisdom)を持っています。よって、採餌においては「経験則」仮説によるものと考えられます。例えば、捕食者は獲物の栄養価を調べることは出来ませんが、代わりに大きな獲物=収益性の高い獲物として、獲物のサイズを指標にしています。同様に草食動物は、大きさな色などの目に見える指標を持って選択することがあります。ウッドラットは、繊維質が少なく栄養価が高い可能性が高いトゲのあるサボテンを経験則により選択していると考えられます。



最後に
以上が論文の簡単な要約です。
ウッドラットがより栄養価が高いトゲのあるサボテンを選択しているという話でした。ウッドラットもニオイや見た目から栄養価を判断する能力は持っていますが、トゲのあるサボテンの方が栄養価が高いという経験則から、わざわざ調べないという合理的な判断で行動しているのです。特にネズミのような小型の動物は、餌を探したり採取するのは危険が伴う行為で、なるべく素早く済まして巣に帰る方が良いということになります。実際にウッドラットはサボテンを切り取り巣に持ち帰って食べます。ゆっくり餌を調べることが出来ない場合、つまり素早く餌を探さなくてはならない時に、当てずっぽうで採取した餌が栄養価が高かったり低かったりするより、トゲがある=栄養価が高いという指標があれば、素早く栄養価が高い餌を採取することが出来るのです。
対抗適応(counter-adaptation)という言葉が出てきましたが、これは毒を持つ植物に対しその毒に耐性を獲得した昆虫の例などがよく知られています。植食者が対抗適応を獲得していると、植物の物理防御や化学防御に効果がないように見えてしまいます。ですから、トゲのような植物の物理防御を調査した場合に、植物の周囲の環境に住む植食者は対抗適応を有している可能性がありますから、トゲの効果はいまいちはっきりしないものとなります。しかし、サボテンのトゲは様々な植食者に対する物理防御として働きますから、1種の植食者の対抗適応だけでその効果を測るべきではないでしょう。
まったく、生物の生態は恐ろしく複雑で、その関係性を知るだけでもこのような難しさがあります。サボテンの他の生物との関わりを含めた生態は、一般的にはあまり知られていないように思われます。これからも、そのような論文をご紹介していければと考えております。




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10月に日本多肉植物の会の多肉植物の展示会があり、会場である日本花壇の大船フラワーセンターにいって参りました。展示会の方は既に記事にしていますが、大船フラワーセンターも一通り見ています。というわけで、本日から大船フラワーセンターの記事が始まります。行ったのが10月だったので、ちょうど薔薇がよく咲いていました。しかし、平日の朝イチで行ったため都内の通勤ラッシュに遭遇してしまいました。上野東京ラインに乗りましたから、上野、東京、新橋、品川とえらい混みようで疲れました。


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駅を出ると大船観音寺の観音像が見えます。高さは25mもあるそうです。晴れて良い天気でしたが、雨上がりでいつまた降り出すか分からない天気予報でした。


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柏尾川の遊歩道を歩いて行きます。川には錦鯉がいましたが、柵にも錦鯉があしらわれていました。


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大船フラワーセンターに到着。ちょうどハロウィンの飾りがあり、🎃が沢山ありましたね。


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こちらは記念撮影スポット。朝イチなので空いていますが、一人旅なので記念撮影は無し。
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よく見ると凄まじい数のカボチャ。


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カボチャのオーナメント。


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睡蓮の池というか水路が園内を貫くように続いていました。花期はさぞ華やかなことでしょう。
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コスモスが秋を感じさせます。


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一見してエノコログサ系かと思いましたが稈があるため、おやおやと思いました。
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トウジンビエ(唐人稗)でした。耐乾性や耐塩性が高い乾燥地の雑穀です。アフリカ中部が原産地のようです。イネ科。
本来は高さ1〜3mになりますから、矮性品種なのでしょうか。このような黒いタイプをクロキビと呼ぶようです。ちなみに、Pennisetum glaucumとされていますが、2010年に名前がCenchrus americanaとされています。



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ステビア Stevia rebaudiana
甘味料として知られるステビアですが、実際に植物を見たのは初めてです。ステビアに含まれるステビオシドはショ糖(スクロース)の300倍もの甘さがありますが、人体に吸収されないためダイエットやら糖尿病の治療にも使われているそうです。キク科。


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ローズマリー Salvia rosmarinus
ハーブとして有名です。特に肉料理に合います。地中海沿岸の原産。シソ科。

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花が咲いていました。


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バタフライピー Clitoria ternatea
いわゆる蝶豆で、花の青い色素は食品に利用されます。原産地はアフリカからアラビア半島、なぜか離れて中国南部と台湾です。この不思議な分布は、古い時代の人為的な移入なのか、中間の南アジアや中央アジアで絶滅したせいで空白が生じているのかはわかりません。マメ科。



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チコリー(Chicory) Cichorium intybus
一般的にはサラダなどにしますが、根をコーナーの代用品としたことでも知られています。根には糖類の代イヌリンが含まれますが、人体には吸収されないため食物繊維として扱われるそうです。ヨーロッパ全域、地中海沿岸、カスピ海沿岸の原産。キク科。

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チコリーの花は初めて見ました。


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アメリカザイフリボク Amelanchier canadensis
一般にジューンベリーの名前で知られる果樹。6月頃に実がなります。米国、カナダの原産。バラ科。

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トゲナシニセアカシア
Robinia pseudoacacia f. inermis
ハリエンジュ(針槐)のトゲがないタイプです。和名はハリエンジュですが、一般的にはニセアカシアと呼ばれています。ハリエンジュは公園や街路樹としてもよく利用されていますが、野外で増えてしまっており日本の侵略的外来種ワースト100に指定されています。しかし、蜂蜜の蜜源植物として非常に重要となっています。根が浅く倒れやすいという弱点があるようです。米国の原産。

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10月に行った新宿御苑の記事の続きです。温室を出て、温室の脇道を通り新宿御苑から出ました。ということで、新宿御苑の記事は本日で最後となります。


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温室から出て大木戸門を目指します。


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温室の外から巨大なキダチチョウセンアサガオの花が見えます。


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温室の開閉部の隙間からはみ出した植物が咲いています。


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フジバカマ(藤袴) Eupatorium japonicum
フジバカマが満開でした。秋の七草。中国原産と言われてきましたが、原産では日本が原産地とされているようです。


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ヒメガマ(姫蒲) Typha domingensis
ヒメガマは世界中の熱帯から温帯に分布します。その範囲は恐ろしく広く、旧大陸と新大陸にまたがるため、自然分布としては過剰な気もします。なんと、地中海沿岸からアフリカ、中東、中央アジア、南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、台湾、中国、朝鮮半島、北米から南米、カリブ海地域にまで分布します。ところが、不思議なことに日本は自然分布に入っていないようです。

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蒲は湿地帯に一般的な植物です。


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ムラサキルエリア(Ruellia tuberosa)と思しき花が咲いていました。撮影がぶれて名札が写っていませんでした。
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ムラサキルエリアはルエリアの中では一般的なので、おそらくそうでしょう。


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門の近くですが、遠目にフトモモ科の樹木が見えます。
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Callistemonですかね? 開花しています。


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新宿御苑を出て、外周を歩いていたらHemerocallisが咲いていました。ヘメロカリスにはカンゾウ(萱草)、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ニッコウキスゲ、ユウスゲなどがあります。新宿区の立てた看板によると、ノカンゾウのようです。


ということで、秋の新宿御苑を散策しました。今回は屋外の散策をメインにしましたから、花は少な目です。実は新宿御苑の蘭展が11月の19〜24日に開催されており、私も見に行きました。そのうちに記事にします。


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なんと、未だに多肉植物の室内への取り込みを続けています。このペースだと12月までかかってしまいますが、粛々と取り込んで行きます。


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ホリダ・ポリゴナ系ユーフォルビア。


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こちらもユーフォルビア。


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子吹シンメトリカ
子を外さないので混んでいます。子吹シンメトリカも今年で4年目です。どう仕立てるか考えなくてはいけませんね。


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Euphorbia polygona
ポリゴナのブルームが出にくいタイプ。このタイプは量産されていましたが、多稜のものを選択しました。去年の4月に購入しましたが、購入時のサイズは下部の波打っている部分ですから恐ろしく生長が早いですね。


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怒竜頭 Euphorbia micracantha
最近、出回りようになったミクラカンタですが、相変わらず流通前に高いやつを買ってしまいました。しかし、育ちは大変良好です。

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枝が扁平にならない以外はE. stellataと基本的に同じです。一時はE. stellataに吸収されましたが、2022年にE. stellata subsp. micracanthaとなったようです。


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Adansonia digitata
東京農業大学のバイオリウム温室で購入したバオバブの種子を実生しました。時期が悪く2週間経ってようやく1つ発芽しましたが、さらに1週間経って残りの2 本も発芽しました。しかし、自力で種子の殻を外せないようでしたから、ハサミで強引に取り除いたので双葉はボロボロですが、本葉はきれいに出ています。



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Pachypodium densiflorum
真夏に自家受精しましたが、採れた数十粒の種子はぺったんこで中身がない粃でした。やはり、基本的に自家受精はしないわけです。しかし、種子を播いてみたら、なんと5つほど発芽しました。その後、4本は溶けてなくなりましたが、1本は本葉も出てきました。溶けた4本は茎が針金のように細く、種子に蓄積されている初期栄養が不足していたのかも知れません。




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NPO法人日本多肉植物の会(JSS)が開催するサボテン・多肉植物の展示会の続きです。日比谷花壇大船フラワーセンターの温室内にて開催されました。本日は実は近縁な強刺類と有星類、分類は離れますがギムノカリキウムを見ていきましょう。
強刺類はカクタス亜科カクタス連に分類されます。カクタス連は、アズテキウム、ゲオヒントニアからスクレロカクタスやエキノカクタス、アストロフィツムからなるエキノカクタス亜連、ステノカクタス、レウクテンベルギア、フェロカクタス、テロカクタスからなるフェロカクタス亜連、さらにマミラリアなどのイボサボテンからなるカクタス亜連からなります。
ギムノカリキウムは、カクタス亜科ケレウス連ギムノカリキウム亜連に分類されます。ギムノカリキウム亜連は主に柱サボテンからなるケレウス亜連の姉妹群です。



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金鯱錦
トゲが派手で分かりにくいのですが、「錦」ですからよく見ると斑入りです。金鯱はかつてはEchinocactusでしたが、2014年にKroenleiniaとなりました。つまり、Kroenleinia grusoniiです。かつて読んだ論文では、分子系統ではエキノカクタス系ではなくフェロカクタス系でした。最終的な分類はどうなるのでしょうか?



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刺無王冠竜
王冠竜(Ferocactus glaucescens)のトゲがないタイプ。王冠竜は良く日に当てると蝋質が良く出て、青みがかる美しいサボテンです。英名でも「Blue Barrel」。


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翠平丸
太平丸のタイプ違いですから、学名は太平丸と同じEchinocactus horizonthaloniusです。これはまあ、多様な太平丸の中で、特に美しいいくつかの特徴を持つタイプを園芸的に別名で呼んでいるだけでしょう。


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紅鷹
一般的にはThelocactus heterochromusですが、2000年にT. bicolor subsp. heterochromusとされました。T. bicolorとはいわゆる「大統領」です。そういえば、T. schwarziiとも呼ばれる「春雨玉」はT. bicolor subsp. schwarziiとされていますね。


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黒刺群鳳玉
黒刺の群鳳玉。群鳳玉はAstrophytum senileですが、今は瑞鳳玉(A. capricorne)に含まれるとしているようです。群鳳玉と瑞鳳玉の違いは白点の有無やトゲの強さ、柱状になるか否か程度です。


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複隆碧瑠璃鸞鳳玉
白点がつかない碧瑠璃鸞鳳玉の複隆があるタイプ。


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狂刺バッテリー
バッテリーのトゲがアチラコチラを向いているタイプ。そういえば、バッテリーはGymnocalycium vatteriから来ていますが、現在は武勲丸やインターテクスツムと共にG. ochoterenaeに統合されています。


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守殿玉錦
錦が美しい守殿玉ですが、全斑の個体は光合成出来ているのかよく分かりませんね。守殿玉の学名はGymnocalycium bodenbenderianumと言われていますが、本当かどうかは分かりません。G. bodenbenderianumには、G. riojenseやG. occultumなどを含むとしています。


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黒刺天平丸
Gymnocalycium spegazzinii。天平丸は本体を隠すように密にトゲに覆われます。大変美しいサボテンです。


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ビッグバザールがやって参りました。今年は5回目、年内最後のBBです。場所は毎度お馴染み五反田TOCビルの13階です。これも毎度ですが、並ぶのが面倒くさいので、開催時間より少し経ってからの参加となりました。園芸店では冬型のオトンナやケープバルブもちらほら出ています。今回のBBはどのような多肉植物が見られるでしょうか。


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TOCビルは早くもクリスマス仕様です。


さて、雨の予報もありましたが、取り敢えず午前中は雨に降られずに済みました。朝イチで並ぶのは面倒くさいので、今回も開場30分近く経ってからの参戦です。今回はそれほどの混雑はなく割りとゆったり見れましたから、いつもは一回りして帰ってしまいますが今回は3周しました。


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全体的にはオトンナなど冬型のコーデックスが増え、ケープバルブもあちこちで見かけました。原種シクラメンの専門店も出ていました。次に感じたのは、アガヴェ人気が一段落したような気がします。人気店は少し人だかりがありましたがひと頃と比べると落ち着き、専門店でも人だかりがない店もありました。まだ、アガヴェはあちこちで見かけましたが、それほど人気はなさそうです。ハウォルチアはどうでしょうか。人気店には相変わらず人だかりが凄く立ち入れない感じでした。これは毎回同じで、爆発的なブームはありませんが安定した人気がある模様です。コーデックスブームを牽引したグラキリウスやパキプスの現地球はそれほどなく、一段落したようです。まあ、パキポディウムの実生はひと頃ほどではありませんが、あるにはありました。一方、サボテンは勢いがあります。最近はサボテン専門店も増え、立派な株や流行りものだけではなく少し珍しいものも出てきたように思います。


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最後に私の個人的な好みの多肉植物ですが、アデニアはいまいち、ユーフォルビアは珍しいものも増えましたが、最近はあまり気になるものかなく、手が伸びませんでした。硬葉系ハウォルチアはまあ一般的なラインナップでした。前回のBBでキノコウチワが目につき、帰ってから買えば良かったと後悔しました。ですから、今回はまず前回キノコウチワを見かけたRAINBOW CACTUSに急ぎました。そういえば、最近はグッズが増えましたよね。多肉植物の編み物や木彫りなども見かけました。RAINBOW CACTUSでもレジン製の可愛らしいグラキリウスが様々な色合いでありましたから、1つ購入しました。目的を達成し何となく満足感があり帰ろうかとも思いましたが、たまたまグランカクタスでアストロロバを見つけたので購入しました。アストロロバは本当に見かけませんから貴重です。そういえば、グランカクタスの売り場がいつもより狭かったような気がします。

さて、というわけで、以下購入品です。


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キノコウチワ
愉快な形のウチワサボテン。どうにも気になってしまいました。キノコウチワはPuna clavarioidesと言われますが、AustrocylindropuntiaやCylindropuntia、Thephrocactusとされたりもしました。Cylindropuntiaは違いますが、AustrocylindropuntiaやThephrocactusは近縁です。ちなみに、Puna属は寄せ集めの属とされ分解されてしまいました。キノコウチワはMaihueniopsis、P. bonnieaeはThephrocactus、P. subterraneaはCumulopuntiaとなっています。


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グラキリウスのフィギュアは様々な色合いがありましたが、秋ですからこの色合いがちょうどいいと思い購入。可愛らしいですね。


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アストロロバ・エグレギア
Astroloba egregia。うねる様な葉を持つアストロロバ。結節が目立ちブルームがあるようです。大変面白いですね。現在はA. bullulataに含まれます。


というわけで、11月のサボテン・多肉植物のビッグバザールでした。最近は突出した人気のものがなく種類も増えサボテンが盛り返したため、「サボテン・多肉植物」の名前の通りのイベントになってきました。個人的にはこのような混沌とした雰囲気が楽しいですね。そして、毎度買うと言っているフライレアはまた忘れました。何となく一生買えないような気がしてきました…


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鶴仙園にて開催されたイベントに行って参りました。山口県のPlant's Worksさんとのハウォルチアメインのコラボイベントです。毎年この時期に開催される恒例のイベントで、今年で4回目になります。本日も開催されていますから、皆様どうぞご参加下さい。


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10時開場ですがちょうど10時に池袋駅に到着しました。既に熱心なハウォルチアファンで鶴仙園内はごった返していましたが、新しい店舗になり流石に通路が狭くなかなかイベントには厳しい感じはしました。相変わらず私は硬葉系が目的です。相対的に硬葉系は少ないので、あっという間に見終わって、鶴仙園のサボテンやらガステリアやらを見てから、会計して帰りました。わずか10分くらいの早業でした。まあ、もっとゆっくり見たかったのですが、午後から仕事があるため仕方がありません。さて、今回は以前とラインナップもそれなりに変わったようで、面白いものもありました。驚いたことにH. bruynsiiが販売されていました。しかし、BBもありますから、それを考慮するとちょっと買えない値段でした。あると分かっていれば準備したのですが、今日は抑えなくてはなりません。また来年もあります。慌てることもないでしょう。


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以下、購入品。
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H. nigra v. pusilla
現在はH. nigra v. nigraに含まれるようです。ニグラ系はあまり手持ちにはなく、あるのはH. ryneveldiiぐらいだったような気がします。



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H. tessellata LCB 38, Beaufort west
葉縁がギザつくテセラタ。Beaufort westは、ケープタウンとポートエリザベスの中間くらいの位置の内陸部にあります。


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H. plettens n.n.(H. scabra), Plettenberg Bay
nom. nud.(裸名)ですから、正式に記載がはなされていない名前ということです。その正体はスカブラとのことです。Plettenberg Bayはケープタウンとポートエリザベスの中間くらいの、しかも海沿いの街のようです。


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我がブログでは、多肉植物の2010年以降の新種を列挙した記事を毎年記事にしております。もちろん、全ての多肉植物を取り扱えるわけではなく、基本的に種数が多い、サボテンやアガヴェなどのグループを記事にしています。ベンケイソウ科の中ではエケベリアとセダムの新種についてそれぞれ記事にしていますが、ベンケイソウ科には他にもカランコエやアエオニウムなどポピュラーなグループもあります。ということで、エケベリアとセダム以外のベンケイソウ科植物の新種について記事にしてみました。


内容に入る前にベンケイソウ科の分類についてまとめておきます。とは言え、これは大まかな目安みたいなものです。ベンケイソウ科の分類は係争中の案件のため、未だ定説はなくこれからも変わる可能性が高い分類群です。
①クラッスラ亜科
 1, クラッスラ連
  →Crassula(218種)、Tillaea(→Crassula)
②カランコエ亜科
 1, カランコエ連
  →Adromiscus(29種)、Kalanchoe(177種)、
   Tylecodon(50種)、Cotyledon(19種)
③センペルビブム亜科
 1, テレフィウム連
  →Hylotelephium(28種)、Kungia(2種)、
   Meterostachys(1種)、Orostachys(12種)、
   Sinocrassula(17種)、
 2, ウンビリクス連
  →Umbilicus(16種)、Chiastophyllum(1種)、
   Pseudosedum(14種)、Rhodiola(75種)、
   Phedimus(19種)
 3, センペルビブム連
  →Petrosedum(13種)、Sempervivum(51種)、
   Jovibarba(→Sempervivum)
 4, アエオニウム連
  →Aeonium(38種)、Aichryson(16種)、
   Monanthes(18種)、Hypagophytum(1種)、
   Perriersedum(1種)、Greenova(→Aeonium)
 5, マンネングサ連(セダム連)
  →Sedum(488種)、Rosularia(23種)、
   Prometheum(3種)、Sedella(→Sedum)、
   Dudleya(51種)、Lenophyllum (7種)、
   Villadia(29種)、Echeveria(206 種)、
   Graptopetalum(16種)、Pachyphytum(25種)、
   Thompsonella(8種)、Pistorinia(4種)、
   Cremnophila(3種)、Chaloupkaea(8種)、
   Chazaroa(3種)、Jeronimoa(1種)、
   Quetzalcoatlia(6種)、Afrovivella(1種)


2010年
★中国四川省西部より、新種であるRhodiola wenchuanensisが記載されました。


2011年
★南アフリカの北ケープ州の砂岩の断崖から、新種であるCrassula fragarioidesが記載されました。白い花の背側にある付属品物や赤紫色の葉にある半透明で球状の毛状突起により、C. clavataやC. namaquensis subsp. comptonii、C. elegansと区別されます。
https://inaturalist.nz/taxa/582917-Crassula-fragarioides


2012年
★バハ・カリフォルニアより新種であるDudleya crassifoliaが記載されました。
https://inaturalist.lu/taxa/926017-Dudleya-crassifolia


2013年
★スペインのカナリア諸島のラ・パルマ島より、新種であるMonanthes subrosulataが記載されました。
https://ecuador.inaturalist.org/taxa/1199359-Monanthes-subrosulata


2014年
★ベトナム北部より新種であるSinocrassula vietnamiensisが記載されました。


2015年
★南アフリカより新種であるCotyledon luteaが説明されましたが、この名前はUmbilicus luteusの旧名であることから認められませんでした。また、Crassula ovataの異名でもあります。→Cotyledon adscendens(2016)、Cotyledon xanthantha(2017)参照。
★南アフリカより新種であるCotyledon gloeophyllaが記載されました。
★青海チベット高原より、新種であるRhodiola daochengensisRhodiola tricarpaが記載されました。
★アゾレス諸島のサンタマリア島より、新種であるAichryson santamariensisが記載されました。
https://inaturalist.nz/taxa/976072-Aichryson-santamariensis
★メキシコのJulisco州より、新種であるVilladia ramireziiが記載されました。
★トルコより新種であるRosularia giganteaRosularia bonorum-hominumが記載されました。しかし、2016年にRosulariaから新属Chaloupkaeaが分離され、Chaloupkaea pisidicaChaloupkaea bonorum-hominumとされました。



2016年
★2015年にCotyledon luteaとして説明されたものの、名前が既に使用されていたため使用出来ない非合法名であったことから、新たにCotyledon adscendensとして再度説明されました。しかし、C. adscendensは1949年に既に別種に記載された名前であり、再び非合法名となり認められませんでした。→Cotyledon lutea(2015)、Cotyledon xanthantha(2017)参照。
★南アフリカのナマクワランド北部より、新種であるTylecodon florentiiが記載されました。赤みがかる砂岩の崖の上部に固有です。
https://www.inaturalist.org/taxa/595838-Tylecodon-florentii
★インド北西部より、新種であるRhodiola sedoidesが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/991837-Rhodiola-sedoides
★バハ・カリフォルニアより新種であるDudleya hendrixiiが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/926018-Dudleya-hendrixii
★新属ChaloupkaeaがRosulariaから分離され、Chaloupkaea pisidicaChaloupkaea bonorum-hominumとされました。


2017年
★南アフリカの石英質砂岩土壌からなるサバンナより、新種であるKalanchoe waterbergensisが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/588238-Kalanchoe-waterbergensis
★2015年にCotyledon lutea、2016年にCotyledon adscendensと命名されるも非合法名として却下されたCotyledonは、新種であるCotyledon xanthanthaとして記載されました。
https://ecuador.inaturalist.org/taxa/582859-Cotyledon-xanthantha
★南アフリカより新種であるCotyledon eggliiが記載されました。サバンナの急峻な崖や岩場に生え、蛇紋岩質土壌に生える独特の多肉質の低木です。C. orbiculata var. oblongaと似ていますが、楔形の葉を持ち腺毛がまばらに生え、花冠が水平に広がるなど異なる特徴があります。
https://www.inaturalist.org/taxa/582854-Cotyledon-egglii
★南アフリカより新種であるTylecodon celatusが記載されました。隠蔽性の矮性落葉植物で、黄緑色の花を咲かせます。砂岩室に生育します。T. suffultusやT. similisと近縁です。
https://uk.inaturalist.org/taxa/595833-Tylecodon-celatus
★グラン・カナリア島より、新種であるAichryson roseumが記載されました。


2018年
★メキシコのQueretaro州北西部より、新種であるPachyphytum rogeliocardenasiiが記載されました。石灰岩の岸壁で発見されました。形態的にP. garciaeと似ています。
https://www.inaturalist.org/taxa/746131-Pachyphytum-rogeliocardenasii
★メキシコのGuanajuato州より、新種であるPachyphytum confusumが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1121868-Pachyphytum-confusum


2019年
★南アフリカより新種であるCotyledon tanquanaが記載されました。C. orbiculata var. orbiculataと似ていますが、楔状の腺毛がある鈍緑色の葉と、短い鈍赤色の花は花冠筒部が水平に広がるなどの違いがあります。
https://pza.sanbi.org/cotyledon-tanquana
★メキシコのGuanajuato州、サンタ・バルバラ山脈より、新種であるPachyphytum viscidumが記載されました。茎と葉に粘着性があり、葉が濃い緑色で全身に蝋がない、花は淡いピンク色です。P. brevifoliumやP. hookeriと近縁である可能性があります。
https://www.inaturalist.org/taxa/1073991-Pachyphytum-viscidum


2020年
★中国広東省より、新種であるPhedimus yangshanicusが記載されました。石灰岩の岩盤または丘陵に生育します。
https://inaturalist.lu/taxa/1373318-Phedimus-yangshanicus
★メキシコのSinaloa州より、新種であるGraptopetalum sinaloensisが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/965178-Graptopetalum-sinaloensis
★メキシコのNuevo Leon 州より、新種であるPachyphytum huastecanumが記載されました。形態学的にはP. hookeriに近縁ですが、より短い茎が異なります。


2021年
★南アフリカのクワズールー・ナタール州より、新種であるCrassula stylesiiが記載されました
https://www.biodiversity4all.org/taxa/1618199-Crassula-stylesii
★マダガスカル北東部より、新種であるKalanchoe darainensisが記載されました。
★マダガスカル南部ナモロナ渓谷より、新種であるKalanchoe torrejacqiiが記載されました。
★南アフリカより新種であるKalanchoe benbothaeが記載されました。
★メキシコのJulisco州より、新種であるGraptopetalum rosanevadoensisが記載されました。しかし、2023年に新属Quetzalcoatliaとして分離され、Quetzalcoatlia rosanevadoensisとされました。



2022年
★マダガスカル北部の中高度湿潤常緑林より、新種であるKalanchoe apiifoliaが記載されました。
★インドのケララ州西ガーツ山脈南部のマティケッタン・ショラ国立公園より、新種であるKalanchoe  dineshiiが記載されました。形態的にはK. bhideiに類似しますが、高さ30〜40cmと小型であることや、葉の茎への付着具合や萼片の形状から区別されます。
https://www.inaturalist.org/taxa/431182-Kalanchoe-dinklagei
★南アフリカより新種であるKalanchoe gideonsmithiiが記載されました。K. rotundifoliaやK. decumbensと近縁ですが、花を含むほとんどの部位が青紫色を帯びる点で区別されます。
★中国より新種であるSinocrassula jiaozishanensisが記載されました。
★青海チベット高原より、新種であるRhodiola yushuensisが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/991826-Rhodiola-yunnanensis
★青海チベット高原より、新種であるRhodiola wangiiRhodiola namlingensisが記載されました。
★韓国より新種であるPhedimus daeamensisが記載されました。
★メキシコのMichoacanより、新種であるGraptopetalum kristeniiが記載されました。しかし、2023年に新属Quetzalcoatliaとして分離され、Quetzalcoatlia kristeniiとされました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1496057-Quetzalcoatlia-kristenii
★メキシコ西部より、新種であるGraptopetalum trujilloiが記載されました。しかし、2023年に新属Quetzalcoatliaとして分離され、Quetzalcoatlia trujilloiとされました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1496063-Quetzalcoatlia-trujilloi
★2013年に記載されたメキシコ原産のEcheveria yalmanantlanensisが、新属Chazaroaとして分離され、Chazaroa yalmanantlanensisとされました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1494949-Chazaroa-yalmanantlanensis


2023年
★南アフリカ原産のCrassula expansaの新しい亜種である、Crassula expansa subsp. stellataが記載されました。
★南アフリカより新種であるKalanchoe deliaeが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1543400-Kalanchoe-deliae
★南アフリカのクワズール・ナタール州より、新種であるCotyledon mckayiが記載されました。花がC. nielsiiに似ています。
★メキシコのバハ・カリフォルニア州セドロス島より、新種であるDudleya delgadilloiDudleya cochimianaが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1472009-Dudleya-josedelgadilloi

https://www.inaturalist.org/taxa/1445983-Dudleya-cochimiana/browse_photos

★バハ・カリフォルニアより新種であるDudleya josedelgadilloiDudleya reidmoranii subsp. reidmoraniiDudleya reidmoranii subsp. cascadaが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1472009-Dudleya-josedelgadilloi

https://www.inaturalist.org/taxa/1472010-Dudleya-reidmoranii-cascada


★メキシコのOaxaca州より、新種であるGraptopetalum irmasoniaeが記載されました。
★Graptopetalum属より新属であるQuetzalcoatlia属が分離されました。Quetzalcoatlia grassiiQuetzalcoatlia kirsteniiQuetzalcoatlia pentandraQuetzalcoatlia rosanevadoensisQuetzalcoatlia superbaQuetzalcoatlia trujilloiが記載されました
https://www.inaturalist.org/taxa/1496056-Quetzalcoatlia-glassii?ch=1

https://www.inaturalist.org/taxa/1496057-Quetzalcoatlia-kristenii?ch=1

https://www.inaturalist.org/taxa/1496059-Quetzalcoatlia-pentandra?ch=1

https://www.inaturalist.org/taxa/1496062-Quetzalcoatlia-superba?ch=1

https://www.inaturalist.org/taxa/1496063-Quetzalcoatlia-trujilloi?ch=1


★メキシコのDurango州より新種であるPachyphytum odamが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1516898-Pachyphytum-odam


2024年
★南アフリカの南ケープ州から、新種であるCrassula inopinaが説明されました。まだ、正式に記載されておりません。
★南アフリカより新種であるKalanchoe steyniaeが記載されました。
★中国の四川省から、新種であるSinocrassula ganluoensisが記載されました。



2025年
★南アフリカのドラケンスバーグ北部、ムプマランガの断崖から、新種とされるCrassula turpiniaeが説明されました。まだ、正式に記載されておりません。
★マダガスカル西部のTsingy de Bemaraha国立公園より、新種であるKalanchoe luteolaKalanchoe manambolensisが説明されました。まだ、正式に記載されておりません。
★中国の四川省から、新種であるSinocrassula obliquifoliaが説明されました。まだ、正式に記載されておりません。
★中国の四川省から、新種であるSinocrassula holotrichaが説明されました。まだ、正式に記載されておりません。
★中国より新種であるSinocrassula adpressaが説明されました。まだ、正式に記載されておりません。

★南フランスより新種であるSempervivum druentianumが説明されました。まだ、正式に記載されておりません。
★メキシコのGuanajuato州より、新種であるPachyphytum meyraniiが説明されました。萼片より大キナ黄色の花弁を持ちます。完全な黄色の花弁は、パキフィツムで初めてとなります。まだ、正式に記載されておりません。
★メキシコのGuanajuato州より、新種であるPachyphytum angustiflorumが説明されました。まだ、正式に記載されておりません。



以上がエケベリアとセダム以外のベンケイソウ科植物の新種です。傾向としては、種数の多いクラッスラ(218種)やカランコエ(177種)だけではなく、シノクラッスラ(17種)やグラプトペタルム(16種)、パキフィツム(25種)などの少数属でも新種が次々と発見されていることです。このように、新種は次々と発見されていますし、これからも新種は発見されていくでしょう。2025年に限っても、私の調べた限りだけでも8種類、エケベリアとセダムも含めれば24種の新種が見つかっていますが、これらは本当に新種に値するのか、これから審査されることになります。2026年に果たして新種として正式に記載されるのか、また来年も記事にしたいと思います。



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10月に訪れた東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。本格的にサボテンのコーナーに入ります。


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サボテンコーナーが出来ていました。


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Astrophytum myriostigma var. strongyrogonum
説明によると園芸品種の山川ストロンギとのこと。山川ストロンギは、恩塚鸞鳳玉とストロンギロゴヌムの交配種とウェブ上では書かれていたりしますが、私も園芸品種には詳しくないので実際のところはよくわかりません。ちなみに、ストロンギロゴヌムは育つと稜が太って丸っこい感じに育ちます。
しかし、久しぶりにキュー王立植物園のデータベースを漁ってみたら、鸞鳳玉の学名は様変わりしていました。なんと、ストロンギロゴヌムどころか、nidumやらtamauiipense、potosinumも既に存在していません。何でも、鸞鳳玉は現在2亜種に分類されており、1つ目のsubsp. myriostigmaにはvar. nidumやvar. strongyrogonum、subsp. potasinumが含まれ、2つ目のsubsp. quadricostatumにはvar. tamaulipenseを含むとしているようです。このsubsp. quadricostatumですが、5稜ではなく4 稜の鸞鳳玉のようです。しかし、これはよく栽培されている4 稜の四角鸞鳳玉とは異なるような気がします。というのも、四角鸞鳳玉は稀に出現する突然変異に過ぎませんから、変異を固定したとしてもそれはただの園芸品種に過ぎません。この場合、subsp. quadricostatumは特定の産地に分布し、通常の基亜種と分布に隔たりがあるのでしょう。そういえば、var. nidumにも産地があったはずですが、なぜ認められないのかはわかりません。


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銀冠玉
Lophophora williamsii var. decipiens
=L. williamsii var. fricii, =L. fricii
銀冠玉は現在L. friciiとされているようです。そういえば、同じロフォフォラのL. diffusaの花は非常に蜜が少なく、花蜜を全く分泌しない花もあり、花を訪問する花粉媒介者が少なく受粉しにくいそうです。おそらく、乾燥に対する防御で花蜜が減少するのでしょう。ただし、種子にはエライオソームがあり蟻に種子を運んでもらうため、少数の種子でも発芽率は悪くないのかも知れませんね。



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兜丸 Astrophytum asterias
兜丸はこのように平らな面だけを露出させて、基本的に埋まっている野生個体の写真をよく見ますね。生態展示になっています。


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Strombocactus disciformis
菊水ですが平べったく育っています。そういえば、野生の菊水はよく岸壁に張り付いていますが、あれはいったいどういう仕組みなのでしょうかね?


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白星 Mammillaria plumosa
ふさふさして目立つマミラリアも、砂利の中では目立ちませんね。メキシコの原産。


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白楽翁 Espostoa ritteri
現在はE. lanata subsp. lanata(老楽)に含まれるようです。


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白雲錦 Oreocereus trollii
しかし、このような綿毛に覆われるのは何のためなのでしょうか。標高の高いアンデス高地に生えますから、おそらくは防寒なのでしょう。種ごとの耐寒性とは関係なく、背が高い植物ほど寒さの影響を受けやすいとされていますから、このような防寒策が必要なのでしょう。
そういえば、オレオケレウスの花は香りがあるものもあり、コウモリ媒花の特徴を示しますが、自生地は標高が高く氷点下となるためコウモリが分布しない可能性があります。そのため、実際の受粉はハチドリが担っていますから、花の香りは祖先がコウモリ媒花だった時の名残りなのでしょう。O. trolliiも花の色や形状は明らかにハチドリ媒花の特徴を示していますね。アルゼンチン、ボリビアの原産。



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10月に行った新宿御苑の記事の続きです。前回は温室の入口近くの蘭を見ましたが、今回は一気に出口まで行きます。


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イカダバルカス Ruscus hypophyllum
ナギイカダ(R. aculeatus)の仲間。Ruscus属6種のうちの1つ。アルジェリア、シチリア、イタリア、モロッコ、スペイン、チュニジアといった地中海沿岸の原産。

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葉の中から蕾が出ているように見えますが、葉に見えるのは扁平になった茎ですからそれほど不思議ではありません。まあ、葉を痕跡程度までなくして、わざわざ偽葉を茎で作る方が不思議ですけどね。


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Thunbergiaが咲いていました。


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ドラゴンフルーツ Selenicereus undatus
ドラゴンフルーツの花が終わり実が出来始めていました。ドラゴンフルーツは1918年以来Hylocereus undatusとされてきましたが、2017年にSelenicereusとなっています。メキシコ、ホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラの原産。
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こちらはより熟しています。


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カカオノキ Theobroma cacao
いつ行ってもカカオは実っていますね。



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群生するアンスリウムが満開。


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温室内の池に熱帯スイレンが咲いていました。


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可愛らしいパイナップルがなっていました。後ろに落ちているのはサガリバナの花。


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滝の裏側を通ります。


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パパイヤ Carica papaya
パパイヤがなっています。パパイヤはかなりのサイズになりますが、材は軟質で樹木と言っていいのか微妙なラインです。

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細長い品種です。



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8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。いよいよ温室を出て、ちょうど花期にあたる蓮の花を見に行きました。長々と続いてきましたが、今回で最終回です。


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黒士冠 Copiapoa dealbata
黒士冠か開花しています。黒士冠はC. cinerea var. dealbataとされがちですが、実はC. malletianaが現在の学名です。というのも、C. malletianaという名前は、1845年に記載されたEchinocactus malletianusに由来しますが、C. dealbataは1989年の命名ですから優先されるのはC. malletianaということになります。チリの原産。



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妖鬼丸 Copiapoa echinoides
妖鬼丸も開花しています。名前が似ているC. echinataではなくC. echinoidesとなります。非常にトゲが強いサボテンです。


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屋外の池にオオオニバスがありました。しかし、冬に枯れてしまうのではと思いましたが、土嚢のような袋に植えて池に投入しているだけのようです。暖かい時期限定の栽培方法ですね。


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オオオニバス(Victoria amazonica)です。南米の原産。スイレン科。


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スイレンもありましたが、残念ながら花はありませんでした。


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ついに蓮の花のゾーンに到着です。以下、様々な園芸品種が続きます。しかし、蓮にこれだけの品種があることに驚きました。


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艶陽天


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上海植物園育成品種。未命名。


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露華濃


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紅万々


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西福寺観世


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近くにチリマツが植えられていました。一見して普通の針葉樹ではないことがわかります。一般にチリマツという名前で呼ばれる木は2種類ありますが、こちらはチリやアルゼンチン原産のmonkey puzzuleと呼ばれるAraucaria araucataです。アラウカリア属というかナンヨウスギ科自体が原始的な植物で生きた化石と呼ばれています。商業伐採により著しく減少し、今や絶滅危惧種となってしまいました。ちなみに、もう1つのチリマツとはラジアータパイン(モントレーマツ)と呼ばれるPinus radiataで、原産地はチリではありませんが輸入の関係で材がチリマツの名前で流通しているようです。


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オニバス Euryale ferox
入口にあった水槽にオニバスがありました。よく見ると花があります。アッサム、インド、バングラデシュ、ミャンマー、中国南部、台湾、日本の原産。
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葉を突き破って花が咲きかけていました。いや、開きかけているのか閉じかけているのかはわかりません。
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この巨大さで一年草だと言うのだから驚きます。


さて、久しぶりの神代植物公園でしたが、見どころが多くて非常に楽しめました。目的である食虫植物展では、一般的なウツボカズラやサラセニア、ハエトリグサ、モウセンゴケ、ムシトリスミレ以外のブロキニアやカトプシス、ロリドゥラ、ドロソフィルム、ダルリングトニア、ヘリアンフォラといった珍しい食虫植物を初めて見ることが出来ました。また、一般的であるウツボカズラでもとにかく沢山の種類が展示されており、アンプラリアなど図鑑でした見たことがない珍種も見ることができて感動しました。まあ、その後のラン室で蘭がよく咲いていたため、蘭の記事がやたらに長くなってしまいましたが…。多肉植物も入れ替えがあり、初めて見るものもありました。このように、一度行った植物園でも、再訪すると異なる姿を見せてくれます。時期をずらしまた訪れたいと思います。


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NPO法人日本多肉植物の会(JSS)が開催するサボテン・多肉植物の展示会の続きです。日比谷花壇大船フラワーセンターの温室内にて開催されました。
今回は分類学上、孤立したものを見ていきましょう。


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松露玉
Blossfeldia liliputana。大群生していますし、外見的にも継ぎ下ろしでしょう。ブロスフェルディアは現在1属1種ですが、分類上でも孤立しており1属でブロスフェルディア亜科となります。柱サボテンや玉サボテン、森林サボテンなどを含むカクタス亜科の姉妹群で、一般的にイメージされるサボテンより原始的なサボテンです。アルゼンチン、ボリビアの原産。



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紅籠
子株が綴化していますね。紅籠は2013年にアズテキウムの待望の新種である、Aztekium valdeziiとして記載されました。しかし、ただ花色が違うだけに過ぎませんから、結局は花籠(Aztekium ritteri)と同種とされています。



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ヒントニー錦
Aztekium hintoniiの斑入り。アズテキウムは強刺類や有星類、さらにはマミロイドまでも含むカクタス連に属し、分子系統の根元に位置します。


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メキシカーナ
Geohintonia mexicana。ゲオヒントニアはアズテキウムと姉妹群です。



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ペクチニフェラ
Uebelmannia pectinifera。ユーベルマニアと言えば、2024年に新種のU. nudaが記載されましたね。これでユーベルマニアは4種になりました。そういえば、ユーベルマニアはみなボリビアの原産です。



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エリオカクトイデス
エリオカクトイデスは2010年にペクチニフェラの新変種として記載されましたが、現在はU. pectinifera subsp. pectiniferaとされています。


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黒王丸
Copiapoa cinerea。コピアポアはリマンベンソニアと共にカクタス亜科の中では原始的な位置にあり、孤立している謎めいた属です。



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ヒポガイア
Copiapoa hypogaea。チリの原産。そういえば、ヒポガエアと言えば、かつてvar. barquitensisなんてありましたが、現在はsubsp. hypogaeaに含まれるようです。ヒポガエアは2亜種、var. hypogaeaとvar. cobrensisに分けられます。


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10月に行った東京農業大学のバイオリウムの記事の続きです。着生サボテンであるリプサリスを中心に見ていきましょう。


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Rhipsalis goebeliana
リプサリスは円柱状の紐のような形状が多いのですが、このような葉状のタイプもあります。ボリビアの原産。


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満月月下美人
月下美人(Epiphyllum oxpetalum)と姫月下美人(Epiphyllum pumilum)の交配種。咲きそうですね。まあ、一夜花なので開花は見られません。



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Rhipsalis puniceodiscus
目立つ黄色の実がつきます。しかし、リプサリスは外見的な特徴だけでは種の判別が難しいですね。ブラジルの原産。



251011095829317
Rhipsalis pilocarpa
今年の1月に来た時は花が咲いていましたね。ブラジルの原産。


251011095838763
Rhipsalis baccifera
サボテンの分布は新大陸に限られますが、バキフェラはアジアやアフリカにも分布する特異的なサボテンです。これは大変不思議な話ですが、現在の有力な説は渡り鳥によるものとされているようです。しかし、その根拠を知らないため、にわかには信じられません。そのうち、調べてみようかと思います。

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バキフェラはよく実を付けます。しかし、リプサリスはみな同じような実を付けるのに、なぜバキフェラだけが旧大陸に到達出来たのでしょうか。とても不思議です。
そういえば、鳥による種子の散布と聞くと、鳥が果実を食べて、消化されなかった種子が糞と一緒に散布されるイメージがあります。しかし、脚に付着した泥の中にある種子や、体毛に引っ掛かっかる毛や鉤爪のある種子、あるいは粘着性の種子が翼など体にくっついて運ばれることもあります。



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Cleistocactus samaipatanus
ボリビア、ブラジルの原産。なんてことない紐サボテンに見えますが、鮮烈な赤色の花を咲かせます。花色と筒状の形態からすると、おそらくハチドリ媒花。


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金晃丸(Parodia lenninghausii)ですかね。金晃丸はかつてEriocactusとされていましたが、Notocactusなど近縁種ごとParodiaに吸収されました。ちなみに、一般的に学名はP. leninghausiiと書かれがちですが、これは誤りで綴りに「n」が足りていません。


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相変わらず、多肉植物の室内への取り込みを行っています。急に寒くなってきましたから慌てていますが、いやはや一度では終わりません。多肉植物たちも今少し我慢してもらうしかありません。
そういえば、来週末は都内で多肉植物のイベントが立て続けに開催されます。22〜23日は鶴仙園でPlant's WorkとのコラボイベントであるFEHNが開催予定です。ハウォルチアがメインのイベントで、私も毎年楽しみにしています。さらに、23日は五反田TOCビルでサボテン・多肉植物のビッグバザールが開催されます。こちらは言わずもがなですが、都内最大種の多肉植物のイベントです。出来れば両方参加したいと思います。


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やや大型の多肉植物。海外の蘇鉄とか旧アロエ属。


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こちらは小型のアロエなど。


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花キリンなど。


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Pencil-Stemのユーフォルビア。


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旧アロエ属のKumara plicatilis。厳しく育てているため、なかなか育ちません。


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Euphorbia silenifolia
シレニフォリアはよく葉を茂らせるています。

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しかし、5年育てていますがサイズはほとんど変わりません。しかし、胴回りが太くなり、全体的に丸っこくなりました。


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Euphorbia gymnocalycioides
ギムノカリキオイデスも極めて生長が遅いですね。正木なため、根が弱くてどうにも難しいですね。



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Euphorbia waringiae
春先はハダニにやられて葉を落としましたが、ここまで回復しました。


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Euphorbia leistneri
こちらは我が家ではやや古株のレイストネリです。今年は割りと良く葉を出しました。根の動きが悪く生長が止まった年もありましたが、今は根がガッチリ張っています。そういえば、最近入手した柳葉キリン(E. monteiroi)に近縁なんだそうです。


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今年はあちこちの植物園に行きました。植物園では普段は見かけない珍しい植物が沢山見られますが、それだけではなく普及種であっても巨大に育っていることがありたびたび驚かされます。そんな中、巨大に育つカランコエであるKalanchoe beharensisを東京農業大学のバイオリウム温室で見ました。見上げる高さまで育っており、その巨大さとベンケイソウ科とは思えない威容に驚かされました。というわけで、気になったのて少し調べてみることにしました。

エケベリアやセダムに代表されるベンケイソウ科の植物は一般的には小型で、有茎で木質化するTylecodonや金のなる木(Crassula ovata)などもせいぜい小低木止まりです。しかし、カランコエは人の背丈を越える高さに育つものもあります。セイロンベンケイ(Kalanchoe pinnata)のようにひょろひょろと伸びるものもありますが、K. beharensisのように樹木化するものは珍しいのではないでしょうか。さて、本日はColin Charles Walkerの2021年の記事である、『Kalanchoe beharensis』を見ていきましょう。


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Kalanchoe beharensis
東京農業大学バイオリウム(2025年10月)



ベハレンシスの分類
Kalanchoe beharensis(以下、ベハレンシス)はカランコエ属の最大種で、高さは約3mに達します。ベハレンシスは真に樹木状と見なせる数少ないカランコエの1つです。花は直立するか広がり垂れ下がりません。
ベハレンシスはカランコエ亜属(subgene. Kalanchoe)に属します。Boiteau & Allorge-Boiteau(1995)は、非公式群であるLanigeraeに分類し、含まれる14種の中には大型となるものもあります。このグループにはタイプの異なる花を持つものもあり、2つのサブグループの1つは明確な壺型(urceolate)の花冠を持ちます。その花冠の節は縮小し萼片は肉質で著しく縮小しています。植物は無毛、または鏃状あるいは星状の毛を持ちます。2つ目のサブグループは、花冠の裂片が発達し壺型にはならず、萼片は発達し3つに分かれます。このサブグループにベハレンシスは含まれます。近縁種と考えられるのはK. dinklagei(=K. brevisdpala)で、頂花序を持つベハレンシスとは異なり側花序を持ちます。ベハレンシスはマダガスカル南部に自生します。種を名前の由来はBeharaです。


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Kalanchoe beharensis
神代植物公園(2022年5月)



ベハレンシスの多様性
ベハレンシスは多様な形態を持ち非常に変異に富んでいます。しかし、それらは正式に記載されたことはありません。ベハレンシスには有効に公表されたことのない2つの名前があります。K. beharensis 'var. aureo-aeneus' H. Jacobsenは、葉の表裏が短い金褐色の毛に覆われます。一方、K. beharensis 'var. subnuda' H. Jacobsenは、葉の裏側にはまばらに毛がありますが、表側はほぼ無毛です。
南アフリカで栽培されるベハレンシスは驚くほど特徴が均一です。薄緑から灰白色の葉は両面がビロード状です。葉の基部の「翼」(※1)は、葉が葉柄に付着する点を遥かに超えて伸びます。南アフリカで栽培されるベハレンシスは強健で、温暖な気候の東部のいくつかの場所で帰化しています。ベハレンシスの樹皮は樹脂質で、葉が落ちた跡には顕著な「spikes」があります。

(※1) 葉の先端と反対側の葉の根元に翼状の張り出しがあり、まるでアロイドの葉のように見えます。

ベハレンシスはK. millotiiとの交配によりK. × hummeliaeが作出されています。K. × hummeliaeは南アフリカの庭園で見られるベハレンシスよりも小型で、生育形態や葉、花は中間的です。


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ベハレンシスの幹
東京農業大学バイオリウム(2025年10月)



ベハレンシスの栽培
ベハレンシスは南半球では6月から9月にかけて開花し、その最盛期は7月です。ベハレンシスは自己和合性で自家受精し、非常に微細な塵のような種子を大量に生産します。大量の種子生産に加え、種子は容易に発芽し生存能力も高く、さらに落ちた葉からも芽が出る能力が南アフリカに定着した一因となっています。
ベハレンシスは乾燥に非常に強く、栽培も容易で人気があります。陰鬱な冬に巨大な花序が出て、赤紫色の縞模様のある花を多数咲かせます。土壌は選びません。しかし、ベハレンシスは対霜性が低く、霜が降りなくても寒波により葉や枝を酷く損傷することがあります。繁殖は種子や幹の挿し木、枝挿しによります。また、葉からも簡単に発根します。葉は土中に埋めないで、土の上に置くだけで発根します。


最後に
以上が記事の簡単な要約です。
多肉植物は植物の中でも奇妙なものが多く、特にサボテンやユーフォルビアはその多様なあり方に魅力されてきました。しかし、似た雰囲気のものが多いと思っていたカランコエに、これだけの多様性が存在することに驚きました。植物園における新鮮な驚きが契機ですが、このように調べてみるとさらに興味が湧いてきます。知識を得た上で見れば植物はまた違って見えるに違いありません。


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10月に行った新宿御苑の記事の続きです。温室に入りましたが、入口近くに蘭が並べてありました。あと、奥の方に吊り下げられている蘭の中に、ひっそりと咲いているものもありました。


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Oncidiumが満開です。


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名前を見忘れました。Bulbophyllum longiflorumでしょうか。ブルボフィルムは2000種以上あり似たものが多いため、素人の私では同定は難しいところです。


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Brasada Orange Delight
Brasadaとは聞かない名前ですが、Brassia × Adaの交配種とのことです。しかし、Ada属はBrassia属に吸収されたため属内交配となり、現在では名前もBrasadaではなくBrassia表記になっています。


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Chondrorhyacha discolor
何やら見たことがない珍しい蘭です。ChondrorhyachaはWarczeviczellaに吸収されたため、現在はW. discolorとなっています。中南米の原産。


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Masdevallia infracta
マスデヴァリアの奇妙な花が咲いていました。神代植物公園で大量のドラクラを見たせいか、マスデヴァリアが妙に可愛らしく見えます。



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カトレア系交配種。複雑な色合いです。


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カトレア系交配種。


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Warczewiczella Merion
何と読めば良いのか分からない属名ですね。ラテン語読みだとワルクゼウィクゼラでしょうか。「Merion」の組み合わせはW. discolor × W. wailesianaです。実は8月に行った神代植物公園でも花を見ています。


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Mormolyca  ringens
赤く小さなリップの上に、雄蕊と雌蕊が合わさった緑色の蕊柱が目立ちます。さらに、下2枚の萼が広がらず、上2枚の花弁も広がらないため、やや奇妙な雰囲気がありますね。
そういえば、蘭は巨大なグループゆえ、知らない属の方が多いというか、ほとんど知らないわけです。この、モルモリカも知りませんでした。調べてみたところ、モルモリカはマキシラリアに吸収されて消滅したようです。ということで、M. ringensも2015年にMaxillaria lineolataとなったようです。中米の原産。


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Ceratostylis rubra
小さく非常に目立たない花。フィリピンの原産。



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オオナガバサンゴアナナス
Aechmea caudata
蘭ではなくパイナップル科植物。タンクブロメリアの仲間です。蘭と同様にアナナスは熱帯林に適応した着生植物です。アナナスは葉を筒状にして水を貯めます。しかし、強烈な赤色の花穂が目立ちますね。ブラジルの原産。



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Aechmea fasciata variegata
ファスキアタは「シマサンゴアナナス」と呼ばれる、もっとも一般的なAechmeaです。Variegataですから中斑が入るはずですがよくわかりませんね。ブラジルの原産。


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9月に行った東京薬科大学の薬用植物園の続きです。灼熱の温室を出て、周囲を少し彷徨ってから帰りました。というわけで、東京薬科大学の記事は今回で最終回です。


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オオケタデ(大毛蓼) Persicaria  orientalis
見上げる高さに育つ蓼。驚きの一年草。高さ1〜2mと言われますが、薬用植物園のオオケタデはどう考えてもそれ以上の高さがありました。名前は大型で毛があるためですが、オオベニタデとも呼ばれます。日本では江戸時代から観賞用にされてきましたが、栽培されていたのが毛が少なく花が下垂し花色が紅紫色であることから、別種と思われたのかも知れません。南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、中国、台湾、朝鮮半島、アムールの原産。タデ科。

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見上げる高さに育ちますが、いかにもな蓼の花。


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ヘビウリ Trichosanthes cucumerina
果実がニョロニョロと長く伸びるウリ科植物。私は初めて見ました。南アジア、東南アジア、オーストラリアの原産。
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長くうねる瓜の実。長さは優に1m以上はありました。アジアでは青い実を食用とし、アフリカでは熟した実を食用とするそうです。


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テオシント Zea mays subsp. mexicana
テオシント(teosinte)とはトウモロコシの原種に相当する植物です。トウモロコシの学名がZ. maysですから、その亜種扱いとなりますが、現在は独立してZ. mexicanaとなっています。日本ではこのZ. mexicanaをテオシントと呼びますが、海外では必ずしもZ. mexicanaをテオシントとは呼んでいないような気もします。Zea属は7種ありますから、トウモロコシ以外の野生種はテオシントでいいのでしょうか。よくわかりませんね。
 

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ダンドク(檀特) Canna indica var. indica
ダンドクが屋外に植栽されていました。今まで温室内では見たことがありますが、屋外栽培は初めてです。意外と平気なものなのでしょうか。中南米の原産。カンナ科。


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キャッサバ Manihot esculenta
温室にマニホットゴム(Manihot glaziovii)がありましたが、屋外にはキャッサバ(マニオク)が植えられていました。地下にある芋からは、タピオカの原材料となるタピオカデンプンがとれますが、暖地では食糧作物として極めて重要です。稲、トウモロコシ、小麦に次ぐ食糧作物と言われています。南米の原産。トウダイグサ科。


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タバコ(煙草) Nicotiana tabacum
煙草の原材料でニコチンを含みます。実は見たのはこれが初めてです。ボリビアの原産。ナス科。


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ニッケイ(肉桂) Cinnamomum sieboldii
いわゆるニッキですが、今やニッキはシナニッケイで代替されています。かつてはベトナムシナモン(C. loureirii)と同一視されましたが、日本の南西諸島に野生株があり別種であることが判明しました。
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目立つ三行脈はシナモン類の特徴です。しかし、葉が少し食害されています。ニッケイはシナニッケイとは異なり、ややツンとする刺激がある香りがしますから、ニッケイを好んで食害する昆虫は限られます。
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やはりいました。アオスジアゲハの幼虫です。アオスジアゲハは公園の楠木にも見られる都会の蝶です。


さて、東京薬科大学の薬用植物園の記事は本日で終了します。他にも見て回りたいところでしたが、あまりの暑さ(9月初め、最高気温38℃)でこれ以上いたら熱中症になりかねないため、今回はここまでとしました。しかし、東京薬科大学の薬用植物園は、コーラノキやキクラントゥス、オールスパイス、コロシントウリあたりの初めて見る植物や、植物園でもまず見かけないマホガニーや紫檀、チークといった高級木材となる樹種、さらには豊富なショウガ科植物など見どころが非常に豊富です。屋外栽培された野菜も面白いものが多く長居できず全てを見ることが出来なかったのは実に残念です。もうちょっと過ごしやすい時期にまた訪れたいと思います。


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8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。いよいよ、サボテンや多肉植物が満載の乾燥地植物室に入ります。神代植物公園の乾燥地植物室は割りとレイアウトが変わる上、入れ替えもありますから毎度楽しみにしています。しかし、長々と続いてきた神代植物公園の食虫植物展の記事も次回で終わる予定です。


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Euphorbia gottlebei
モサモサと茂ってます。かなり大型の株です。我が家のゴトレベイは盛んに花は咲いていますが、縦に伸びるばかりです。


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Operculicarya decaryi
オペルクリカリアは基本的にただの灌木なので、自然樹形はこんなものです。よく見る栽培品は盆栽仕立てです。


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Xerosicyos pubescens
マダガスカル原産のウリ科植物。かつてはZygosicyosでしたが、Zygosicyos属はXerosicyosに吸収されて消滅しました。
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つるの下には巨大な塊根があります。


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Gerrardanthus macrorhizus
マクロリズスも塊根性のウリ科植物ですが、最近は小さな実生苗が出回るようになりました。
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ひび割れのある巨大な塊根。


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Alluaudia procera
もっとも一般的なアルアウディイアであるプロケラですが、これは巨大かつよく茂ってます。アルアウディイアはキツネザルが飛び交うマダガスカルの乾燥林の主要な樹種です。よく、Alluaudia-Didierea林と書かれます。


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巌 Echinocactus platyacanthus
まだ小さいのですが、非常に大型になるエキノカクタス。植物園の温室と言えば巨大な金鯱(Kroenleinia grusonii)がシンボリックですが、大型の巌はそれ以上の存在感になりそうですがあまり見かけません。


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Yucca rostrata
立派なロストラタ。ユッカはユッカ蛾という蛾により受粉しますが、代わりに果実の一部をユッカ蛾の幼虫の餌として提供します。これを絶対送粉共生と呼び、イチジク属(Ficus)やコミカンソウの仲間などで知られています。


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トックリラン Beaucarnea recurvata
立派なトックリランですが、以前来た時は入口付近にあったため移動したようですね。


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NPO法人日本多肉植物の会(JSS)が開催するサボテン・多肉植物の展示会の続きです。
前回に引き続きマミラリアが代表するイボサボテンの仲間、Butterworthの言うところのマミロイド・クレードを見ていきましょう。今回は近縁なマミラリアとコリファンタ、ペレキフォラ、コケミエアです。


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カルメナエ
Mammillaria carmenae。
カルメナエは中刺がなく妙な感じがします。アレオーレを縦に伸ばしたら精巧殿(Turbinicarpus pseudopectinatus)みたいになりますね。


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猩々丸綴化
綴化ですがかなりの大物です。猩々丸の学名はMammillaria spinosissima。



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白星
羽毛のようなトゲが美しい白星です。学名はMammillaria plumosaです。


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白星(羽衣タイプ)
白星のトゲが長いタイプ。


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姫春星
姫春星の群生。美しいですね。学名はMammillaria humboldtii var. caespitosaと言われますが、この変種カエスピトサは学術的に記載された名前ではありません。


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玉翁殿
長い毛がふさふさした玉翁殿です。玉翁の毛が長いタイプ。学名はMammillaria hahniana f. lanataと言われますが、M. hahnianaにformaはありません。


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月光殿
こちらもふさふさしたマミラリア、じゃなくて現在はコケミエアです。学名はMammillaria guelzowianaでしたが、2021年にCochemiea guelzowianaとされました。



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竜珠
Cochemiea
 setispina。竜珠は調べてもあまり情報がありません。あまり人気がないのでしょうか。


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マクドガリー
Ortegocactus macdougallii。オルテゴカクタスもマミロイドの一員です。分子系統の立ち位置はまだあやふやではあります。そのせいで、一瞬だけCochemieaにされたりもしました。



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精巧丸
Pelecyphora aselliformis。精巧丸は生長が非常に遅いと言います。大変、立派な個体ですね。
そういえば、マミロイドは再編されてペレキフォラは増えました。マミラリアやコリファンタはこれからも改変が続くでしょう。



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レーイ
Escobaria leei。2022年にPelecyphoraに移されました。現在は、Pelecyphora sneedii subsp. sneediiとされています。



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大型天司丸
Coryphantha elephantidensです。迫力がありますね。そういえば、天司丸はC. burmammaと言われますが現在ではC. elephantidens subsp. burmammaとなり、大型天司丸が基亜種となります。



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10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の続きです。季節的によく葉が茂り、名札が増えて情報量が増え、前回より見どころが増えています。


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カエンボク(火焔木) Spathodea campanulata
アフリカ中部に広く分布するノウゼンカズラ科の花木。ジャカランダ、ホウオウボクと合わせて世界三大花木とされますが、世界の侵略的外来種ワースト100とされています。



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スナバコノキ(砂箱の木、Hura crepitans)に着生する巨大なアスプレニウム。アスプレニウムはヤエヤマオオタニワタリ(Asplenium setoi)。ヤエヤマオオタニワタリは台湾、小笠原諸島、沖縄に分布します。
そういえば、スナバコノキは筑波実験植物園の個体が立派でしたね。幹にトゲがあるためか「猿が登れない」だとか、トウダイグサ科のせいか「毒の木」だとか、果実が爆発することから「ダイナマイトの木」だとか、果実の殻に羽根ペンで書いたインクを乾かすための砂を入れていたから「砂入れの木」だとか面白い名前があるそうです。



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インドシクンシ(印度使君子)
Quisqualis indica var. villosa

シクンシは東京薬科大学の薬用植物園でも見かけましたが、未だ花は見ていません。私も最近気が付いたのですが、いつの間にやらQuisqualis属はCombretum属に吸収されたようです。新しい名前はC. indicumとのことです。ちなみに、シクンシに変種は認められていないようです。
しかし、シクンシの名前は変わったわけですが、名札の名前を変えるべきか否かは難しいところではないでしょうか。というのも、学名がこれからも不変である保証はなく、変遷するかも知れないというのが1つです。その都度変えればいいようにも思えますが、名札を変える手間が面倒くさい以外にも問題をはらんでいます。例えばですが、Q. indica var. villosaの名前で植物を入手したとして、名前が変わったからと言って名札をC. indicumに変えたとしましょう。しかし、後にvar. villosaが認められて、var. indicumと区別されるべきだということになったらどうなるでしょうか。その植物はC. indicumという情報しかないため、それがvar. villosaであったということが分からなくなってしまうかも知れません。入手時の記録や、名札の名前の変遷がデータベースとしてあれば、施設側は問題はなさそうですが、私のような一般客は混乱するでしょう。出来れば異名として記載があれば最良ですが、どのように表記すべきかは本当に難しいですね。


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Euphorbia geroldii
トゲナシ花キリンと呼ばれるゲロルディイが咲き乱れています。冬に期待時には咲いていませんでしたが、これだけ生えていたらさぞ花期は豪奢なことだろうと思いましたが、素晴らしい光景です。

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花キリンですから目立つのは花弁ではなく苞です。しかし、ゲロルディイは花キリンの中でも花が大きく、苞の形が丸く色も目立つため、花キリンの中でも抜群に美しいですね。
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しかし、このゲロルディイは、花に斑が入っていますね。初めて見ました。


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トゥアールソテツ Cycas thouarsii
高さ10mとなる、大変優美な葉を持つ蘇鉄。
Madagascar cycadとは言われますが、マダガスカルだけではなくケニア、モザンビーク、タンザニア、コモロ諸島、アルダブラなどにも分布します。コモロ諸島では有毒の種子を毒抜きして食用とするそうです。

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Moringa drouhardii
マダガスカル原産のワサビノキ科の樹木。種子や葉は食用となるそうです。モリンガもボトルツリーと言われるそうですが、代表的なBrachychitonだけではなくAdeniumやAdansonia、Pachypodium lealii、Ceibaなど幹が太る樹木もボトルツリーと呼ばれることがあるようです。
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見上げる高さに葉があります。


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Adansonia gregorii
オーストラリア原産のバオバブ。説明としてバオバブがアフリカ大陸とマダガスカル、さらにはオーストラリアに分布するのはかつて地続きだったことの根拠の1つとありました。実はバオバブの進化に関する論文をちょうど読んでいるところなので、出来れば今年中に記事にしたいと思っています。

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さらに、アフリカとオーストラリアの関係と言えば、蘇鉄の分子系統解析をした論文を思い出しました。アフリカ大陸に分布するEncephalartosは、同じアフリカ大陸に分布するStangeriaにそれほど近縁ではなく、オーストラリアに分布するLepidozamia、Macrozamia、Boweniaに近縁だと言うのです。ペルム紀から三畳紀にかけて存在したパンゲア大陸では、アフリカ大陸とオーストラリアが後の南極大陸を挟んでつながっていました。南極大陸からはEncephalartosとオーストラリアの蘇鉄の共通祖先と考えられる化石が発見されています。共通祖先が後のアフリカ大陸と後のオーストラリアに分布を拡大し、やがてそれぞれの地で属分化が起こったというシナリオが考えられます。非常に興味深い研究です。


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最低気温がめっきり下がり、寒い日が続きます。多肉植物の室内への取り込みも本格的にやらないと、あっという間に降霜が始まってしまいます。本日も多肉植物たちを取り込みます。ユーフォルビアに加え、海外の蘇鉄類を取り込みました。


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海外の蘇鉄類と花キリンの仲間。


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花キリンの仲間とその他ユーフォルビア。


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Euphorbia bubalina
ブバリナが激しく開花しています。8輪も咲きました。株が充実しているのでしょうね。



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Euphorbia pseudoglobosa
プセウドグロボサはグロボサと異なり、出来た球の生長が止まらずに伸び続けたりします。ですから、きれいな玉にはならなかったりします。


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Pachypodium rutenbergianum
ルテンベルギアヌムは枝を伸ばしているところです。今年はよく枝が伸びました。枝は切り詰めて枝を増やしていく予定です。観葉植物のベンジャミナのように葉をわさわさと茂らせたいですね。



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そういえば、10月中頃に東京農業大学のバイオリウムに行きましたが、バオバブ(Adansonia digitata)の種子を売っていたので購入しました。しばらく忘れていたのですが、播種してみました。何でも、種子が非常に硬いため、色々な方法で軟らかくしたり削ったりする必要があるそうです。私は種子についていた説明書を見て、熱湯を使った方法を試しました。種子を約80℃のお湯に浸けるとのことですが、温度計がないので勘で沸騰前くらいのお湯にしましたが、まあいい加減なものです。種子を丼に入れて熱湯をたっぷり注いで、24時間放置。あとは、赤玉土に鹿沼土を混ぜた用土に播種し、腰水してラップを鉢に被せて放置です。
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バオバブの発芽には温度が必要らしく、夏に播種しないと成績が悪いとされているようです。普通は直ぐに発芽しますから、1週間経っても芽が出ないので駄目かもと思いましたが、2週間経ってようやく発芽しました。発芽は3つまいて1本だけですが、種子の鮮度などもありますから、良し悪しはわかりません。しかしまあ取り敢えずは良かったですね。


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一昨年から2010年以降のエケベリアの新種についての記事を書いています。去年は新たに命名された新種と、一昨年の情報に漏れがあったため追記しました。今年も、あれから1年で命名された新種の情報を追加します。追記した部分は【追記】と表記しています。また、去年の記事は誤記が散見されたため、修正しております。いくつかの新種には画像リンクを貼っておりますからご参照下さい。

実はサボテンや多肉植物も、毎年のように新種が発見されています。地球上のすべての土地が調査し尽くされているわけではないため、未踏の場所を調査したら新種は見つかるもののようです。さらに、詳しく研究されず、似た種類を1種類にまとめてしまっていたりもします。そのようなものは、最近になって再び研究されて整理され始めています。ここ10年ちょいの多肉植物の新種については、サボテン、アロエ、アガベ、セダムについて最近記事にしてまとめて来ました。本日はエケベリアの近年の新種について見てみましょう。論文を軽く漁っただけなので、すべての新種を網羅してはいないかも知れません。

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Echeveria whitei
『Addisonia』(1925年)より。


2010年
【追記】メキシコのJalisco、Nayarit、ZacatecasのSierra Madre山脈より、新種であるEcheveria perezcalixiiが記載されました。E. fulgensと似ていますが、葉は尖り透明な縁があるなど特徴が異なります。
https://www.inaturalist.org/taxa/546477-Echeveria-perezcalixii


2011年
★メキシコのMichoacanより、新種のEcheveria purhepechaが記載されました。


2012年
メキシコのSinaloaより、新種のEcheveria julianaが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1256793-Echeveria-juliana


2013年
★メキシコ西部のSierra de Manantlanより、新種のEcheveria yalmanantlanensisが記載されました。石灰岩の山塊Cerro de Grandeの固有種です。2023年に新属であるChazaroa属が提唱され、Chazaroa yalmanantlanensisに変更されました。 
https://www.inaturalist.org/taxa/1494949-Chazaroa-yalmanantlanensis


2014年
★メキシコのColima火山より、新種であるEcheveria muniziiが記載されました。E. fulgensに似ています。
★メキシコ西部Colimaの石灰岩地より、新種であるEcheveria cerrograndensisが記載されました。E. fulgensと近縁と考えられます。
https://inaturalist.nz/taxa/1141146-Echeveria-munizii
★メキシコのJaliscoより、新種のEcheveria marianaeが記載されました。E. novogaliciana、E. dactyliferaに似ています。


2015年
★メキシコのJaliscoより、新種であるEcheveria rulfianaが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1354116-Echeveria-rulfiana/browse_photos
【追記】メキシコのOaxaca州より、新種であるEcheveria longissima subsp. brachyanthaEcheveria nuyooensisEcheveria triquianaEcheveria uhlii subsp. coelestisが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/275973-Echeveria-craigiana


2016年
★メキシコのMichoacanより、新種であるEcheveria pistioidesが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/628717-Echeveria-pistioides
★メキシコのMichoacanより、新種であるEcheveria coruanaが記載されました。

https://inaturalist.laji.fi/taxa/1257392-Echeveria-coruana


2018年
★ペルーのLimaで、新種であるEcheveria deltoideaEcheveria fruticosaが記載されました。E. deltoideaはE. chiclensisと似ていますが、葉がより大きく幅広で平らな点が異なります。E. fruticosaは直立あるいは横臥する目立つ地上茎を持ちます。
https://www.inaturalist.org/taxa/1597266-Echeveria-fruticosa


2019年
★メキシコのMichoacanより、新種であるEcheveria michihuacanaが記載されました。
https://inaturalist.ala.org.au/taxa/1446671-Echeveria-michihuacana
★メキシコのGuerreroより、新種であるEcheveria xochipalensisが記載されました。
★メキシコのNevado de Colima火山より、新種であるEcheveria sonianevadensisが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/953368-Echeveria-sonianevadensis/browse_photos
【追記】アルゼンチンより新種であるEcheveria argentinensisが記載されました。80年前にJujuy州の標高2700〜3600mで採取されE. peruvianaとされましたが、50年前に新種であると記録されたものの正式に記載されておりませんでした。また、Salta州で新種であるEcheveria saltensisが記載されました。ペルー原産のE. chiclensis var. cantaensisに似ています。
https://inaturalist.mma.gob.cl/taxa/1172257-Echeveria-argentinensis

https://www.inaturalist.org/taxa/1568823-Echeveria-saltensis


2020年
★エクアドルとペルーの国境より、既存種より2種の新種が分離されました。1つはEcheveria quitensisとされてきた中から、Echeveria cojitambensisが分離されました。もう1つはEcheveria cuencaensisと混同されてきたEcheveria tabaconasensisが分離されました。
https://inaturalist.lu/taxa/1413842-Echeveria-cojitambensis
★メキシコのSinaloaより、新種であるEcheveria coppiiが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1203812-Echeveria-coppii


2021年
★ペルーのTayacaja州より、新種であるEcheveria incaicaが記載されました。E. oreophilaに似ています。
★ペルーのCastrovirreyna州より、新種のEcheveria ostolazaeが記載されました。
★メキシコのGuerreroより、新種であるEcheveria islasiaeが記載されました。
★メキシコのDurangoより、新種であるEcheveria kristeniiが記載されました。E. dactyliferaおよびE. novogalicianaに似ています。



2022年
★メキシコのOaxacaのMixteca Atla山地より、新種であるEcheveria andreaeが記載されました。


2023年
Echeveria pringlei var. parvaを独立させ、Echeveria flammigeraを代替名として記載しました。


2024年
メキシコのMichoacanより、Echeveria sotoiが説明されました。E. gibbifloraに似ていますが、茎は細く背が高くなり、葉はより細く紫がかる灰白色にはならないことや、花のいくつもの細かい特徴が異なります。【追記】The International Plant Names Index and World Checklist of Vascular Plants 2025.により新種として記載されました。
★メキシコのMichoacanより、Echeveria coalcomanensisが説明されました。【追記】The International Plant Names Index and World Checklist of Vascular Plants 2025.により新種として記載されました。
★メキシコのJaliscoより、Echeveria cuevasiiEcheveria vazqueziiが説明されました。E. cuevasiiは亜低木状で中型のロゼットなどSeries NudaeのE. flammigeraと特徴を共有していますが、短枝が少なく葉が長く花序あたりの花が多いなど異なる特徴があります。E. vazqueziiはE. marianaeやE. novogalicianaと似ていますが、大きく無毛のロゼット、短い花序、Series Gibbifloraeに典型的な複数の花序からなる円錐花序を持ちます。
【追記】The International Plant Names Index and World Checklist of Vascular Plants 2025.により新種として記載されました。


2025年
【追記】2025年に報告された新種については、まだ論文が出ただけです。来年に正式に記載されることになります。
【追記】メキシコのJalisco州より、新種であるEcheveria machucaeが説明されました。E. flammigeraに似ていますが、茎や葉が大きく総状花序から時に萼片状の花序を持つなど特徴が異なります。また、E. multicaulis、E. pringlei、E. longisepalaとも比較されます。
【追記】メキシコのGuanajuato州より、新種であるEcheveria barbosaeが説明されました。
【追記】コロンビア北部の山岳地帯から、新種であるEcheveria oswaldianaEcheveria adrianaeEcheveria mutisiiEcheveria boyacaensisが説明されました。
【追記】メキシコのOaxaca州より、新種であるEcheveria altamiraeEcheveria apoalaEcheveria mazateca、Echeveria porfiriana、Echeveria yoloxensisが説明されました。



以上がエケベリアの新種たちです。意外と新種は見つかっていますし、これからも見つかる可能性が高そうです。エケベリアの分布の中心はメキシコのようですが、エクアドルやペルー、コロンビアでも新種が見つかっていますね。もしかしたら、メキシコ以外では調査が遅れているだけで、これからまだまだ新種が見つかるかも知れません。また、今は何と言っても遺伝子解析の時代です。エケベリアは形態学的によく似た種類が多いため、混同されている種類もありそうですから、遺伝子解析により大幅に改訂されてしまうかも知れません。これからのエケベリア研究は目が離せませんね。


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10月に行った新宿御苑の続きです。今回は花メインでどんどん進みます。


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キツネノゴマ科のパキスタキスです。一般的に栽培されるパキスタキスはPachystachys luteaなので、おそらくそうでしょう。ブラジル、ペルーの原産。
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黄色の部分は苞で、飛び出してくる白いものが花弁です。


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絶妙な色合いのハイビスカス。花も非常に大型でした。


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Nepenthes × mixta
ウツボカズラの自然交雑種。現在の学名はN. × northisiiで、組み合わせはN. maxima × N. northianaです。



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Kaempferia galanga
地面に張り付くような葉を持つバンウコンの仲間。インドではスパイスに、中国では漢方とします。ショウガ科。南アジア、東南アジア、中国南部の原産。



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Aristolochia gigantea
巨大な花を持つウマノスズクサ科植物。前回来た時も咲いていましたが、今回は沢山咲いていました。


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Dichorisandra thyrsiflora
Blue Gingerと呼ばれるツユクサ科植物。去年来た時はまだ蕾で咲いていなかったのでラッキーでした。オオタチカラクサという名前もあるようです。ブラジルの原産。

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非常の濃厚な紫色です。


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Curcuma zedocaria
夏ウコン、紫ウコンと呼ばれ、生薬とされるショウガ科のガジュツ(莪朮)です。アッサム、バングラデシュ、東ヒマラヤの原産。東京薬科大学の薬用植物園でも見ています。



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Zingiber zerumbet
ハナショウガ、シャンプージンジャーと呼ばれるショウガ科植物。食用となる他、シャンプーになるようです。南アジア、東南アジア、中国南部の原産。



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Tapeinochilus ananassae
クスダマジンジャー、マツカサジンジャーと呼ばれるショウガ科ではなくオオホザキアヤメ科植物。今回はずいぶんと色あせていますが、既に開花した後なのでしょう。以前、新宿御苑に来た時には、目が覚めるような赤色の花穂を見ることが出来ました。




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9月に行った東京薬科大学の薬用植物園の記事の続きです。灼熱の温室を出て、少し周囲を散策しました。珍しいことにヤマノイモ属(Dioscorea)が沢山ありましたから、本日はヤマノイモ属特集です。しかし、これほど沢山のヤマノイモを見たのは初めてです。そういえば、『栽培植物と農耕の起源』で知られる中尾佐助は、東南アジアでの調査中に様々な野生のヤマノイモを見つけ、すり下ろして食べてみたとのことですが、中には有毒なものもありそうですが、しかし昔の研究者は豪気な人も多かったように思います。


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ヤマノイモ(山の芋) Dioscorea japonica
一般的にヤマイモと呼ばれている芋ですが、ヤマイモは日本で食用となるヤマノイモ科食用の芋の総称です。一般的に売られているのは実は別種のナガイモ(D. polystachya)で、ヤマノイモは稀に自然薯という名前で販売されます。ヤマノイモはすり下ろすとナガイモより粘り気が強いのが特徴です。アッサム、中国、韓国、台湾、日本の原産。



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ナガイモ(長芋) Dioscorea polystachya
流通量が多いヤマイモと言えば、この長芋です。D. batatasの名前で知られていましたが、現在はD. polystachyaとされているようです。長芋はすり下ろすとやや水っぽいので、個人的には柵状に切って食感よく生で食べたり、火を通した方が美味しいような気がします。中国、韓国、台湾の原産。



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ダイジョ(大薯) Dioscorea alata
南アジア、東南アジア、ニューギニア島あたりの原産ですが、日本でも南方で栽培されており、沖縄では大薯をヤマイモと呼んでいるそうです。長芋より粘り気が強く、紫色のものもあります。


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ニガカシュウ(苦荷首烏) Dioscorea bulbifera
大きなムカゴがつくため、エアーポテトとか宇宙芋の名前で観賞用に園芸植物として販売されています。名前の通りニガカシュウの芋は苦いのですが、アフリカでは茹でて苦味を除去して食用としているそうです。アフリカ、マダガスカル、南アジア、東南アジア、中国、ニューギニア島、オーストラリア、韓国、台湾、日本の原産。


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ミツバドコロ Dioscorea hispida
南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、台湾の原産。芋は食用とされますが、毒があるため水に晒して毒を除去するそうです。また、熱帯アメリカ原産のD. trifidaをミツバドコロと呼ぶこともあるようですが、基本的に葉は5裂します。



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アケビドコロ Dioscorea pentaphylla
南方では芋を食用とするそうです。芋は有毒ですが煮ることにより毒を除去するそうです。南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、中国南部、台湾、沖縄北部の原産。



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ハリイモ Dioscorea aculeata
ヒマラヤ、東南アジア、ニューギニア島の原産。食用ヤムの1種。トゲドコロ(棘野老)という名前の方が一般的なようです。
ネームプレートには「D. aculeata L.」とあり、Syn.(異名)として「D. esculenta (Lour.) Burkill」とありました。しかし、D. aculeataは同じ名前の植物が3つもあります。von LinneによるD. aculeata L.はバングラデシュやインドの原産でこれは別種です。D. esculentaを指すD. aculeataは、「D. aculeata Roxb.」にあたります。そして、D. aculeata L.が認められた名前であるならば、当然ながら同名のD. aculeata Roxb.は認められません。ですから、ハリイモの学名は「Dioscorea esculenta」が正しいということになります。ハリイモやトゲドコロという名前の通り、ツタや根にトゲがありますが、まさに「D. aculeata var. spinosa」という異名があります。ちなみに、もう1つのD. aculeataは「D. aculeata Balb. ex Kunth」で、アフリカ原産のD. cayenensis subsp. cayenensisの異名です。



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Dioscorea kalkapershadii
バングラデシュやインド原産ですが、あまり情報が出てきません。珍しい種なのかも知れませんね。


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8月に行った神代植物公園の食虫植物展の続きです。ラン室から出て、ベゴニアの部屋、さらには熱帯スイレンを見ていきます。ここいら辺はただ見るだけです。


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ベゴニアのフローティングフラワー。花が大きく八重咲きなので豪華に見えます。


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何やらオシャレな空間です。


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いつ来ても満開ですね。


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ベゴニアの部屋から出て熱帯スイレンの部屋に入ります。こちらは部屋に入ると直ぐにある赤バナナ。
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よく見るとバナナはなっていましたが、まだ赤くありませんでした。


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様々な熱帯スイレンが咲いていました。


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'Ultra Violet'
花弁の数が非常に多いですね。2007年作出。


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'Pink pearl'
優しい色合いで先端が濃いタイプです。1947年作出。


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'White Pearl'
花弁の形がスッキリしています。黄色の花蕊が目立ちます。



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'Wood's Blue Goddess'
青みがかる花に紅色のクラウンのような花蕊が目立ちます。



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'Bull's Eye'
花弁が細く非常に枚数が多くなる品種。2007年作出。


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'St. Louis Gold'
スッキリした黄色いスイレン。1956年作出。


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'Rachel Presnell'
大菊のような花弁のスイレン。花の中央の花弁が短く盛り上がるため、そう見えるのでしょう。



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'June Alison'
非常に整った形の品種。1980年作出。



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多肉植物たちの室内への取り込みを始めています。大抵のユーフォルビアは寒さに弱いため、優先的に取り込みます。


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Aloe albiflora
アロエでは珍しい純白な花を咲かせるアルビフロラが開花しています。花茎がもう1本出ていますから、株が充実しているのでしょう。



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Euphorbia primulifolia
プリムリフォリアは葉がよく茂ってますが、新しい葉の生長が鈍ってきたため室内に入れます。


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Euphorbia begardii
ベガルディイも室内へ。プリムリフォリア系ですかが、葉は全縁で波打ちません。


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Euphorbia subapoda
スバポダはサイズが小さいため、葉は控え目です。やはり、プリムリフォリア系。


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Euphorbia caput-medusae
カプトメドゥサエは枝がよく出て、今年は良い感じです。



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11月1日に横浜市の港北区にあるヨネヤマプランテイションで開催された、多肉植物のイベントに行って参りました。その帰りに同じ港北区にあるコーナン港北インター店に寄るのは、毎度恒例となっています。何と、今回は三連休に合わせてコーナンでも多肉植物のイベントを開催するということです。どのような多肉植物が見られるでしょうか。


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巨大な鉢植え替えに植えられた椰子の木。


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飾り気がなさすぎるイベントのポスター。コーナンっぽいですね。


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イベント会場は外のテントです。


店舗の方の多肉植物はいつもより少ない感じでしたが、駐車場にテントを張って沢山の多肉植物が並べられていました。何とヨネヤマプランテイションのイベントよりラインナップが豊富でした。まあ、珍しいものはなく、半分はエケベリアでしたけどね。今回はバルサミフェラと格安の笹の雪苗を購入しました。


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Euphorbia balsamifera
バルサミフェラは何年か前に購入しましたが、菌核菌が感染してしまい根に深刻なダメージがありました。殺菌剤で菌は防除しましたが、新しい根がなかなか復活せず葉も拗れてしまいあまり出ません。菌核菌は他のユーフォルビアでも発生し、菌は消えても根が張らなくなりじわじわ弱って枯れてしまいました。ですから、結局は枯れてしまう可能性が高いのでまた買ったわけです。


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笹の雪 Agave victoriae-reginae
可愛らしい笹の雪の小苗です。アガヴェは集めていませんが、アガヴェの中でも格別な美しさがありますからいつか買おうと思っていました。あまり小苗は見かけないため、苗から育てたいのでなかなか食指が動きませんでしたが、今回実に小さな苗でしたから購入を決めました。


コーナン港北インター店のイベントは、色々な生産者の苗が並んだため、バラエティー豊かで見ていて楽しかったですね。店内では寄せ植えや苔テラリウムのワークショップも開催されていました。そういえば、店内にアロイドが並んでいましたが、ヨネヤマプランテイションもアロイドだらけでしたね。思い起こせば、オザキフラワーパークはかつてサボテンが並んでいたスペースはアロイドに占領されていましたから、時代はアロイドなのかも知れません。ビカクシダは種類や園芸品種が少ないこともあり、多少流行りましたが小ブーム程度でした。しかし、アロイドは種類が多く多様で、園芸品種も豊富です。タイなどでは盛んに品種改良が進行中です。どうも、アロイドブームはしばらく続きそうですね。現地球だの密輸だのと胡散臭い話だらけの多肉植物界とは異なり、それらとは無縁なアロイドブームは園芸としても健全でしょう。全くうらやましい限りです。


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この三連休は横浜市の港北区にあるヨネヤマプランテイションで多肉植物のイベントが開催されたので、昨日いって参りました。「多肉植物BIGフェア」というイベントですが、今年は4月と7月にも開催されています。掘り出し物があるかも知れませんから、毎度楽しみにしています。


今年開催されたイベントの様子は以下のリンクをご参照下さい。




先週の予報では雨でしたが、よく晴れました。9時くらいに新羽駅に到着しましたが、既に多肉植物ファンが沢山集まっていましたね。
さて、ラインナップですが、時期的にケープバルブが沢山ありました。また、PseudobombaxやOthonnaは沢山ありました。サボテンは亀甲兜や精巧殿の他、珍しく白星や姫春星、希望丸などマミラリア系が豊富でしたね。ユーフォルビアではE. tortiramaやE. micracanthaなんかもありました。蘇鉄はCycas revoluta苗、Zamia furfuracea苗、Enephalartos horrdus苗あたりがありました。しかし、今回は全体的に目新しさはありませんでしたね。それほど目を引くものはありませんでした。まあしかし、記念にピグマエアの小さな苗を購入することにしました。


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三連休の開催を告げるポスター。


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Ceraria pygmaea
ケラリア属はポルツラカリア属に吸収されたので、現在はPortulacaria pygmaeaとなっています。ちょっと前に少しブームがあって、五反田BBでも大量に出回りだいぶ安くなりました。最近は実生する人も増えましたから、割りと入手しやすくなりました。ポルツラカリアはスベリヒユ科でしたが、今はディディエレア科です。



さて、イベントは20分ほどで切り上げ、直ぐに横浜市営バスに乗りコーナン港北インター店を目指します。何とこの三連休はコーナン港北インター店でも多肉植物のイベントを開催しているとのことです。コーナンの様子は明日記事にします。


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ここ2年ばかり、2010年以降に発見されたセダムについての記事を書いています。ということで、今年もセダムの新種2025をお届けします。
本日はあれから1年経って、当時は論文が出ただけで正式に記載されていなかった新種がどうなったのでしょうか。答え合わせの時間です。さらには去年の記事からは漏れていた種も追記しました。新たな情報には【追記】と表記してあります。あと、いくつかスペルミスもあったので修正したのと、いくつかの種には画像のリンクを貼りました。

Sedumは丈夫で育てやすく、寄植えやグランドカバーなど用途の幅も広く、その種類も非常に沢山あります。しかも、近年に至っても沢山の新種が発見されています。新たな調査により発見される場合もありますが、近年の特徴は遺伝子解析による新種の発見でしょう。産地ごとの微妙な違い程度と考えられて変種や亜種とされてきたものが、遺伝子解析により分離されるという報告がなされるようになりました。このように、新種の発見は大変興味深いものです。しかし、我々趣味家には中々情報が入って来ないものです。本日はそんなセダムのここ10年と少しの新種について、ごく簡単にご紹介しましょう。ただ、私もそのすべてを歩漁出来ませんから、おそらくご紹介出来たのはその一部に過ぎないかも知れません。


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タイトゴメ Sedum japonicum 
小石川植物園(2025年7月)



2010年
★米国のアイダホ州から新種であるSedum valensが記載されました。
https://inaturalist.mma.gob.cl/taxa/625968-Sedum-valens


2011年
【追記】メキシコのGuerrero州から新種であるSedum salazariiが記載されました。多年性の塊根植物で、網目状の葉脈を持ちます。
https://mexico.inaturalist.org/taxa/1457543-Sedum-salazarii


2012年
★メキシコから新種であるSedum kristeniiが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1256784-Sedum-kristenii
★メキシコとグアテマラから新種であるSedum mesoamericanumが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/865046-Sedum-mesoamericanum
★中国の鉛・亜鉛鉱山地域から新種であるSedum plumbizincicolaが記載されました。
https://mexico.inaturalist.org/taxa/1447376-Sedum-plumbizincicola
★メキシコから新種であるSedum perezdelarosaeが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1370184-Sedum-perezdelarosae
★メキシコから新種であるSedum jarochoが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/784929-Sedum-jarocho
★メキシコから新種であるSedum brachetiiが記載されました。



2013年
★台湾の石灰岩地から新種であるSedum tarokoenseが記載されました。
https://inaturalist.ala.org.au/taxa/906949-Sedum-tarokoense
★中国から新種であるSedum kuntsunianumが記載されました。



2014年
★米国のカリフォルニア州から新種であるSedum citrinumが記載されました。
https://ecuador.inaturalist.org/taxa/704705-Sedum-citrinum
★中国から新種であるSedum spiralifoliumが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/238489-Sedum-spathulifolium-spathulifolium


2015年
★メキシコから新種であるSedum moniliformeが記載されました。Sedum longipesに良く似ているということです。
★メキシコから新種であるSedum piaxtlaenseが記載されました。
★メキシコから新種であるSedum pyriseminumが記載されました。
https://panama.inaturalist.org/taxa/1256783-Sedum-pyriseminum
★フランスとイタリアの狭い地域から、新種であるSedum aquilanumが記載されました。イベリアとモロッコの固有種であるS. nevadensisであると考えられてきましたが、新たな調査により新種であることが判明しました。


2016年
★東アフリカのケニア山高地から、新種であるSedum kenienseが記載されました。


2017年
★日本の男女群島より新種であるSedum danjoenseが記載されました。Sedum formosanumとされてきましたが、遺伝子解析により別種として分離されました。
★メキシコから新種であるSedum sinforosanumが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/868719-Sedum-sinforosanum
★中国からSedum peltatumが説明されました。しかし、キュー王立植物園のデータベースには記載がありません。



2019年
★中国の石灰岩地から新種であるSedum lipingenseが記載されました。
★中国から新種であるSedum ichangensisが記載されました。
★台湾から新種であるSedum kwanwuenseSedum taiwanalpinumが記載されました。
https://inaturalist.ca/taxa/957574-Sedum-kwanwuense

https://www.inaturalist.org/taxa/1400913-Sedum-taiwanalpinum


2020年
★中国から新種であるSedum nanlingenseが記載されました。Sedum onychopetalumやSedum kiangnanenseに近縁とされます。
★ペルー北部から新種であるSedum hutchisoniiが記載されました。
★日本の小笠原諸島から新種のSedum mukojimenseが記載されました。Sedum boninenseから分離されました。
★日本の宮古島から新亜種であるSedum formosanum subsp. miyakojimaenseが記載されました。基準種であるS. formosusと比較したところ、多年性で多結実性、側腋枝を持つなど異なる特徴があります。


2022年
★メキシコから新種であるSedum dormiensが記載されました。
★日本の九州地方から沖縄に分布するSedum japonicum subsp. uniflorumあるいはSedum uniflorumとされるセダムは、Sedum ryukyuenseとされました。これは、1838年に記載されたSedum uniflorum Hook. & Arn.は、過去に同名のセダムが命名されていたため非合法名として命名され直されました。ちなみに、同名のセダムとは、1810年に命名されたSedum uniflorum Raf.(=Phedimus stellatus)です。 

https://inaturalist.ca/taxa/1630780-Sedum-ryukyuense


2023年
★中国から新種であるSedum jinglaniiが記載されました。
https://www.inaturalist.org/taxa/1630275-Sedum-jinglanii
★中国から新種であるSedum yangjifengenseが記載されました。
★中国から新種であるSedum danxiacolaが記載されました。
https://inaturalist.ala.org.au/taxa/1584651-Sedum-danxiacola
★日本の九州地方の石灰岩地より、新種であるSedum kawaraenseが記載されました。説明されました。Sedum lipingenseに近縁とされます。【追記】The International Plant Names Index and World Checklist of Vascular Plants 2025.により新種として記載されました。



2024年
★中国の浙江省より新種であるSedum xunvenseが説明されました。S. formosanumに似ていますが、いくつかの特徴と遺伝的に独立していることが確認されています。しかし、まだキュー王立植物園のデータベースには記載がありません。【追記】The International Plant Names Index and World Checklist of Vascular Plants 2025.により新種として記載されました。
【追記】中国の江西省北東部より、新種とされるSedum fluvialeが説明されました。蓮の花状の栄養枝を持ちます。S. subtikeに似ています。しかし、まだキュー王立植物園のデータベースには記載がありません。
https://mexico.inaturalist.org/taxa/1589243-Sedum-fluviale


2025年
【追記】日本の南西諸島の4つの島に分布する、Sedum formosanum subsp. formosanumとされていましたが、分子系統解析と形態学的な解析を行い、新種とされるSedum diversflorumが説明されました。S. danjoenseやS. formosanum subsp. formosanum、S. formosanum subsp. muyakojimense、S. plumbizincicola、S. tetractinumと似ていますが、多年生で黄緑色の茎や、側枝があり、先端が丸いヘラ状の葉、萼片の形態、黄色の葯、10〜12月に開花するなどの特徴が異なります。特に花弁や花芯の数に多様性があります。しかし、まだキュー王立植物園のデータベースには記載がありません。
【追記】中国の広西チワン族自治区で、新種とされるSedum guangxienseが説明されました。S. tosaenseやS. emaginatumに似ていますが、若い茎が直立し葉が遥かに大きく、花弁が狭三角であるなど特徴により容易に区別出来ます。しかし、まだキュー王立植物園のデータベースには記載がありません。
【追記】中国の浙江省はから、新種とされるSedum yongkangenseが説明されました。近縁であるS. ryukyuenseやS. mukojimense、S. boninenseとは異なり、二年生で散房花序を持つなどの特徴があります。しかし、まだキュー王立植物園のデータベースには記載がありません。
【追記】中国東部より、新種とされるSedum orientalichinenseが説明されました。葉が対生するため、S. makinoi、S. emarginatus、S. baileyiと誤認されてきましたが、先端が凹状の葉身を持つため容易に区別出来ます。しかし、まだキュー王立植物園のデータベースには記載がありません。
【追記】中国の浙江省より、新種とされるSedum simingshanenseが説明されました。近縁であるS. xunvenseやS. formosanumとは、単生で薄緑の滑らかな茎と扁平な葉などの特徴により区別されます。しかし、まだキュー王立植物園のデータベースには記載がありません。



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Sedum bourgaei
『Addisonia』(1917年)より。



セダムは種類が多く皆よく似ていますから、種類の判別は中々困難です。意外にも日本でもまだ新種のセダムが見つかっていますが、その経緯は種の整理や分離独立といった形です。これは、日本のセダムが広く分布する種類と似ていたら、基本的に広域種の地方変異程度に考えてしまうため、このような事態となっているのでしょう。今は遺伝子解析という武器があるため、隠蔽されていた新種が見つけ出されたのです。これからも、このようなケースは増えてくることは確実ですから、場合によっては新種が次々と見つかる可能性もあります。セダムはある意味、今熱い分野なのかも知れませんね。

そういえば、セダムを含むベンケイソウ科の分類は、ここ10年ほどの研究成果により大きな転換期を迎えています。遺伝子工学の発展により進化関係を類推出来る分子系統解析の精度が高まり、ベンケイソウ科植物についてもいくつかの研究がなされています。その成果によると、セダムとされてきた植物は実はまとまりがなく、多系統であることが判明したのです。今までの分類はあくまでも外見的な特徴によるものでしたが、その分け方が必ずしも妥当なものではなかったということです。しかし、セダム属はあまりにも種類が多いため、そのすべてを解析することはなかなか困難で、かつベンケイソウ科全体の改変が必要なことから、分類の変更はなされていません。しかし、研究が進めばベンケイソウ科は改変される可能性が高いでしょう。その時、エケベリア属など馴染みのある名前が統合されて無くなるかも知れません。どのように分類されていくのか、注意深く見守っていきたいと思います。


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前回は東京農業大学の博物館の企画展示を見て回りましたが、今回からはいよいよバイオリウムの温室に入ります。


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生憎の雨模様でしたが、温室なので関係がありません。前回は1月の訪問でしたから葉を落とした植物もありましたが、今回は花も期待出来ます。


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Adansonia za
マダガスカル原産のバオバブ。実生から育てたそうです。前回は葉を落としていましたが、今回は葉がよく茂ってますね。


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Euphorbia milii var. tananarivae
タナナリヴァエは2021年にE. tananarivaeとして独立したようです。


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Kalanchoe beharensis
巨大な樹木状となるカランコエ。「仙女の舞」の名前でも知られます。マダガスカルの原産。

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幹は樹木のようで太くなります。


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バオバブの実生苗。


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ウツボカズラのトンネル。
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Dracontium sp.
ドラコンティウムは地下に芋があるサトイモ科植物で、中南米に29種知られています。旧世界に分布するコンニャクイモ属(Amorphophalus)に似ていますが、ドラコンティウムは新世界に分布します。



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オキナワウラボシ Phymatosorus scolopendria
葉の切れ込みが激しい美しい葉を持つシダ植物。アフリカ、マダガスカル、インド〜東南アジア、ニューギニア島、オーストラリア、中国南部、台湾、小笠原諸島と沖縄以南の日本と、恐ろしく広く分布します。沖縄では珊瑚由来の石灰岩に岩生するということです。


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いかにもなウコギ科ですが、おそらくTrevesia palmataでしょう。「スノーフレーク・ツリー」の名前もあります。まだ若い個体のようです。板橋区立熱帯環境植物館で見た大型の個体は、葉は非常に大きく激しい切れ込みがありました。アッサム、ネパールから、中国南部、広く東南アジアの原産。


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10月に行った新宿御苑の続きです。園内を半周しましたが、いよいよ温室に入ります。


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まずは温室の入口付近の植物から。これは、皇帝ダリアの交配種、ガッツアリアとのこと。大変美しいですね。皇帝ダリアはあまりに背が高くなるため、あまり観賞向きとは言えませんが、これはちょうど良いサイズですね。
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花は皇帝ダリアよりは小さいですが、八重咲きで美しい花です。


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パンパスグラスの穂が出ています。出始めでしょうか?


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チユウキンレン(地湧金蓮) Musella lasiocapa
中国南部からインドシナ半島原産のバショウ科植物。そういえば、2023年の5月に神代植物公園で鉢植えのチユウキンレンが咲いていましたね。


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シークァーサー Citrus depressa
8月に神代植物公園に行きましたが、鉢植えのシークァーサーがなっていました。しかし、地植えでも大丈夫なんですね。沖縄のイメージが強すぎて寒さに弱い気がしていました。ちなみに、交配種なので学名はCitrus × depressaです。


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パイナップルリリー Eucomis comosa
南アフリカ原産の草本で、MassoniaやDrimiopsis、Lachenalia、Ledebouriaなどに近縁です。

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とても面白い花です。


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温室に入ると直ぐにハイビスカスが咲いていました。


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Ixora × 'Super King'
サンタンカの仲間。アカネ科。


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Pachira aquatica
園芸店や100均でもお馴染み、インテリアの定番となっているパキラですが、その種に関してはややこしい事情があるようです。何でも、台湾で苗が生産されているものの、P. aquaticaではなくP. glabraを誤認したということです。そのため、インテリア用に幹が編み込まれたものはP. glabraです。ただ、植物園のパキラはどちらの種になるのかは分かりません。
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幹は太っています。


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ビロウ Livistona chinensis
九州南部や四国南部から、台湾、中国南部に分布する椰子。ビロウという名前はビンロウ(檳榔)と混同されたためとのことです。大変美しい葉を持つ椰子です。
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幹はまだ短いですね。そういえば、夢の島熱帯植物館ではオガサワラビロウ(L. boninensis)を見ていますが、オガサワラビロウは葉柄のトゲか少ない、あるいはまったくないそうです。


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アリアケカズラの仲間が沢山咲いていました。


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プルメリアも満開で美しいですね。


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NPO法人日本多肉植物の会(JSS)が開催するサボテン・多肉植物の展示会にいって参りました。JSSと言えば、過去に飛鳥山公園やシマムラ園芸で開催された即売会に行ったことはありますが、展示会は初めてです。


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会場は日比谷花壇大船フラワーセンターの温室です。大船フラワーセンターもぐるりと一周して一通り見てきましたから、そのうち記事にします。


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流行りのアガヴェなんかもありました。本日はマミラリアが代表するイボサボテンの仲間、Butterworthの言うところのマミロイド・クレードを見ていきましょう。まずは系統樹の根元にあたるアリオカルプスとツルビニカルプス、次の分岐枝のロフォフォラです。最近、サボテン科の分類の記事を挙げていますから、何となく分類を意識してみます。


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花牡丹
いやはや巨大な花牡丹です。綿毛もすごいですね。
花牡丹はAriocarpus furfuraceusと言われますが、現在はA. retususに含まれます。



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丸疣青磁牡丹
青磁牡丹のイボが丸いタイプ。まん丸ですね。
青磁牡丹もやはりA. furfuraceusと言われていますから、やはりA. retususのタイプ違いです。



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三角牡丹
サボテン感が薄い三角牡丹ですが、群生しています。三角牡丹の学名はA. trigonusです。


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アロンソイ
Turbinicarpus alonsoi。よく見る実生苗のアロンソイはアリオカルプスの小型版みたいな感じですが、大株になると雰囲気がガラリと変わりますね。


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ロゼイフロルス
Turbinicarpus × roseiflorus。
ロゼイフロルスは自然交雑種で、組み合わせはT. lophophoroides × T. gielsdorfinusとのこと。


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精巧殿
精巧殿の学名はTurbinicarpus pseudopectinatusです。精巧丸(Pelecyphora aselliformis)と似ていますが、同じマミロイドではありますが、系統樹の違う枝に乗っていますからすごい近縁というほどではありません。精巧丸よりトゲが弱く繊細です。


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銀冠玉
銀冠玉が群生しています。ロフォフォラは魅力的ではありますが、ハダニ予防が大変そうなので手が出せません。学名はLophophora friciiと言われますが、烏羽玉(L. williamsii)のタイプ違い的なことも言われたりしました。しかし、国内流通している銀冠玉は幻覚成分であるメスカリンを含まないため、L. williamsiiではないのでしょう。



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こちらも銀冠玉。


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単頭の銀冠玉。


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烏羽玉
烏羽玉の学名はLophophora williamsiiです。成分分析では、烏羽玉、大型烏羽玉、子吹烏羽玉はメスカリンを含むため、L. williamsiiの範疇と考えて良さそうです。



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赤花烏羽玉
L. jourdanianaと呼ばれたりしましたが、現在はL. williamsiiに含まれます。



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こちらも烏羽玉。


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翠冠玉
ふさふさした翠冠玉ですが、私が育てたらこれほどふさふさには出来ないでしょうね。学名はL. diffusaで、メスカリンを含みません。



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天世界
Epitherantha micromeris var. greggiと言われますが、現在はE. greggiとして分離されています。エピテランサはマミロイドの仲間なのは間違いないようですが、分析の仕方で配置が変わるため、いまいち収まりが悪いですね。



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9月に行った東京薬科大学の薬用植物園の記事の続きです。当時の最高気温が38度でしたが、温室内は地獄と化していました。拭いても汗が止まらず、全身から汗が滴る始末でした。堪らずに温室から出ましたが、風もなく容赦ない直射日光で逃げ場がありません。これは、本当に日射病になる危険があるため、早々と逃げ出す始末でした。


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イエローピタヤ Selenicereus megalanthus
ボリビア原産。一般的なドラゴンフルーツ(S. undatus)とは異なり黄色の実を付けます。ドラゴンフルーツにも黄色の実を付ける品種がありますが、イエローピタヤは実にトゲがあるため区別されます。とは言え、イエローピタヤをイエロードラゴンフルーツとも呼ぶためややこしい感じがします。ブラジルの原産。
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古い実が転がっていました。


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ケープアロエ Aloe ferox
青鰐の名前で流通している巨大アロエ。南アフリカ、レソトの原産。


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Aloe africana
南アフリカ原産の大型アロエ。


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Aloe spicata
スピカタは初めて見ました。南アフリカ、モザンビーク、ジンバブエの原産。



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テキーラリュウゼツラン Agave tequilana
商業的にテキーラを生産するために利用されているアガヴェ。Blue Agaveとも呼ばれます。2004年にA. angustifoliaの亜種とする意見もありました。


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蘇鉄(Cycas revoluta)もなかなかよいサイズです。


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コロシントウリ Citrullus colocynthis
茂る葉を見て西瓜かと思いましたが違いました。コロシントウリです。

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小さい西瓜のようですが、苦く食べると下痢をしてしまいます。砂漠に生えていますから、喉が渇いたからといって西瓜様のコロシントウリを食べると、下痢をして脱水症状になってしまうという罠のような植物です。


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8月に行った神代植物公園の記事の続きです。ラン室に入りましたが、あまりにも花が多くなかなかラン室から出られませんでした。しかし、ラン室も本日で最後です。


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Coelogyne speciosa
ジャワ、スマトラ島、スンダ列島の原産。
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やや花色の濃いスペキオサです。


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Coelogyne tomentosa
タイ、マレーシア、スマトラ島、ジャワの原産。
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ちょうど、咲きそろったよいタイミングでした。コエロギネ(セロジネ)にしては花色が鮮やかで、かつ房咲きなのでゴージャスな感じがします。


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Mycaranthes pannea
=Eria pannea

ミカランテスは初めて聞く名前でしたが、2009年にEriaから分離したとのこと。しかし、2018年に新属であるStrongyleriaとされたようです。アッサム、中国南部から東南アジアの原産。
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毛に覆われた面白い花です。


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リュウキュウセッコク Pinalia ovata
セッコク(石斛)とは言うものの、Dendrobiumではありません。かつてはEriaでしたが、2009年にPinaliaとされました。沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオ島、マレーシア、ミャンマーという一筆書きのような線状の分布です。
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あまりセッコク感はないクリーム色で開ききらない花です。


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Rhynchostylis coelestis
一見してヴァンダかと思いましたが、名札はリンコスティリスなので混乱しました。確かにR. coelestisは2021年にVandaとする意見もありましたが、現在はリンコスティリスです。
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いやあ、どう見てもヴァンダですよね。リンコスティリスらしさはまったくありません。しかも、「coelestis」ですから、この色合いも納得がいきません。むしろ、旧・Ascocentrumに見えます。


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Anguloa clowesii
コロンビア、ベネズエラの原産。どうやら落葉性で、Lycasteに近縁で交雑することもあるようです。アングロアは花の形から「tulip orchids」と呼ばれるそうです。花はシナモンの香りがするといいますが、匂いを嗅ぐのを忘れてしまいました。


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Promenaea stapelioides
久しぶりに見たプロメナエア。地面に転がるように咲きます。種小名は「スタペリアに似た」ですが、まあ肉色の色合いはそんな感じがします。ということは、ハエを呼ぶために腐臭を放つのでしょうか?


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