ユーフォルビア・オベサ・ドットコム

去年の11月に開催された新宿御苑の洋らん展の記事の続きです。新宿御苑の蘭コレクションを観ていましたが、蘭の同好会の育てた蘭を見ていきます。


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Brs. arcuigera
Brassia(Brs.)。実にブラッシアらしい花。まさにスパイダーオーキッド。中南米の原産。



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Coel. rossiana
Coelogyne(Coel.)。現在はCoel. trinervisの異名となっています。アッサム、中国、東南アジアの原産。



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V. lamellana
Vanda(V.)。バンダらしさが薄い希少種。南西諸島、台湾、フィリピン、ボルネオ島の原産。



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ここからは、川崎洋蘭クラブの展示。


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V. Wirat Gorden
Vanda系交配種。V. sanderiana × V. coelurea × V. deareiなどの組み合わせ。
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バンダらしいインパクトの大きな花。


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Bc. Miura Otome
Brassocattleya(Bc.)と表記されていましたが、おそらく「Cahuzacara Miura Otome」ではないかと思います。Bc.はBrassavola × Cattleyaですが、Cattleya(C.)からGuarianthe(Gur.)が分離され、Brassavola(B.)からRhyncholaelia(Rl.)から分離されたからですかね。Cahuzacara(Chz.)は、B. × C. × Gur. × Rl.ということです。



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Ctt. Portia
Cattlianthe(Ctt.)。よく揃って咲いています。Gur. bowringiana × C. labiataの組み合わせ。


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去年の12月に行った筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。今だに蘭の同好会の銘品を見ています。カトレア系を中心に交配が進み、複雑な交配属が誕生しています。私も知らないものばかりです。あと、珍しい原種の蘭を栽培する人も増えて、思わぬ珍種が蘭の展示会でも見られるようになりました。


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Paph. bellatulum
Paphiopedilum(Paph.)。花の形や色模様が独特で可愛らしい小型のパフィオです。アッサム、中国、ラオス、ミャンマー、ベトナム、タイの原産。


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Paph. henryanum
Paphiopedilum。
原種パフィオではよく見かけるヘンリアヌムですが、これは何やら巨大かつ派手で驚きます。中国、ベトナムの原産。


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Paph. Mount Toro
Paphiopedilum。Paph. stonei × Paph. philipinensisの組み合わせ。蘭は緑色系のものも割りとあり、逆に目を引きます。また、パフィオにはペタルが長く垂れ下がるものもあります。


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Trctm. cosymbnphorum
Trichocentrum(Trctm.)。お菓子のような可愛らしい花です。しかし、トリコケントルムはあまり見かけませんが、Onc.系なのでしょうか?。メキシコの原産。


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Aergs. kotschyana
Aerangis(Aergs.)。エランギスは小さいアングレカムと言った雰囲気の蘭です。白い花で長い距を持ち、夜に香るとなると、これは典型的な蛾媒花ですね。アフリカに広く分布します。
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蛾媒花は夜に訪れる蛾を引き寄せる花です。夜は花に色がある意味がないので、蛾媒花では白色やクリーム色となりがちです。さらに、香りで蛾を呼び寄せ、視覚ではなく嗅覚でアピールします。花の後ろから長く伸びる赤みがかる距には蜜が貯まっていますが、長い口器を持つ特定の種の蛾しか蜜を吸うことが出来ません。


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Plmths. caudatus
Plectrelminthus(Plmths.)。私も知らない蘭ですが、1属1種の珍種のようです。旧・アングレカムなので上のエランギスと似たような生態なのかも知れません。コンゴ民主共和国からギニアまでのギニア湾沿いに分布します。

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距が長いですね。


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Phal. foseiota?
Phalaenopsis(Phal.)。原種のコチョウランの1つです。名前は誤記で、おそらくPhal. fasciata。ファスキアタはアッサム、ヒマラヤ東部、フィリピンの原産。



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去年の12月に行って参りました市川市観賞植物園の記事の続きです。前回、サボテン温室に入りました。あまり植物園では見かけない小型の多肉植物が沢山ありました。


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Senecio barbertonicus
現在の学名はKleinia barbertonicaとなっていますが、どうも多肉質な種はセネキオから分離されつつあるようです。南アフリカ、モザンビーク、ジンバブエの原産。キク科。


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東美人 Pachyphytum pachyphytoides
これはどうも属間交配種のようで、「× Pachyveria pachyphytoides」という名前のようです。組み合わせは、Echeveria gibbiflora × Pachyphytum bracteostm。


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Echeveria トプシータービー
これは、Echeveria runyoniiの葉が逆に反り返るタイプを指しているらしく、「Topsy Turvy」と書くようです。


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Conophytum blandum
メセンですが、よく増えて群生しています。南アフリカの原産。ハマミズナ科。


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Euphorbia hedyotoides
へディオトイデスがニョロニョロ伸びています。へディオトイデスは非常に細い茎を長く伸ばすため、頼りない雰囲気がありますが、これでも木本です。地下に塊根を持ち、分岐し葉が出る短枝と分岐せず伸びるだけで葉が出ない長枝を繰り返して生長します。マダガスカルの原産。トウダイグサ科。



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Sansevieria  bacularis
Sansevieria属は消滅し、Dracaena属に吸収されました。S. bacularisは2018年にD. bacularisとされました。コンゴ民主共和国の原産。キジカクシ科。


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黄金司 Mammillaria elongata
久しぶりに黄金司を見ました。昔は多肉植物の寄せ植えだとか、ミニ多肉植物として見かけましたが、最近はあまり見た覚えがありません。イベントばかりで普通の園芸店などに行かないからかも知れません。そう言えば、Mammillaria elongataという名前は、Ariocapus retususの異名でもあります。まあ、命名者が異なりますが。メキシコの原産。


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今年の正月明けに行った板橋区立熱帯環境植物館で開催された蘭展の記事の続きです。展示会場は逆光がきつくて、撮影はやや難儀しました。


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V. Gordon Dillon
Vanda(V.)。V. sanderiana × V. coelurea × V. deareiの組み合わせ。花弁が非常に丸いですね。



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Rlc. George King
Rhyncholaeliocattleya(Rlc.)。Cattleya(C.) × Rhyncholaelia(Rl.)の交配。この場合、C. mossiae × C. dowiana × Rl. digbyanaの組み合わせ。大型なカトレア系の蘭。ゴージャスなリップは、Rhyncholaelia由来でしょう。



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Lc. Puppy Love
Laeliocattleya(Lc.)は、Laelia(L.) × C.の交配。この場合、L. anceps × C. harrisoniana × C. trianaeの組み合わせ。



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C. maxima
Cattleya。マキシマは蘭の展示会ではよく見かけます。花色は多様。エクアドル、ペルーの原産。


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Rlc. Don De Michaels
Rhyncholaeliocattleya。C. trianae、C mossiae、C. warscewicziiとRhyncholaelioの組み合わせでしょうか。交配親としてよく使われているようです。


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Bulb. Elizabeth Ann
Bulbophyllum(Bulb.)。ブルボフィルムではメジャーな交配種。組み合わせはBulb. longissimum × Bulb. rothschildianum。


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Ctt. Portiata f. coelurea
Cattlianthe(Ctt.)です。Cattleya × Guarianthe(Gur.)の交配。C. labiata × Gur. bowringianaの組み合わせ。



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去年の10月に行った日比谷花壇大船フラワーセンターの記事の続きです。温室に入りましたが、様々な品種のハイビスカスが沢山咲いていました。


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Hibiscus Waterfall Pink
ピンク色の園芸品種。アオイ科。



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Hibiscus arnottianus
ハワイ原産のハイビスカス。赤い花柱が目立ちます。


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Everflesh
エバーフレッシュと呼ばれるマメ科の樹木は、ウェブ上ではCojoba arborea var. angustifloliaと表記されている場合と、Pithecellobium confetumと表記されている場合があります。ラベルには「マメ科コヨバ属」とあったのでCojoba arboreaのほうでしょう。

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この数珠つなぎのような赤い実が特徴です。Pithecellobium confetumのほうは平たい豆がなるため特に似てはいません。
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この葉の細かさが、ラテン語で「狭い葉」を表す「angustiflolia」の由来でしょう。


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様々な色のハイビスカス。


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ハマオモト銅葉
Crinum asiaticum
葉の色が赤みがかるハマオモト(ハマユウ)。花も花柄が赤色。日本を含む東アジア、東南アジア、南アジア、ニューギニア、オーストラリアの原産。ヒガンバナ科。



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非常に大きな花のハイビスカス。


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時期的にハロウィンの飾りがあちこちにあります。


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キバナキョウチクトウ
Thevetia peruviana

キョウチクトウ(Nerium oleander)と同じキョウチクトウ科ですが、キョウチクトウ属ではありません。現在の学名はCascabela thevetidとなっています。メキシコから南米の原産。


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ルリマツリ(瑠璃茉莉)
Plumbago auriculata
ルリマツリは園芸で普通に栽培され、日本でも越冬することもあります。南アフリカ、モザンビークの原産。イソマツ科。



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昨年の11月に開催された新宿御苑の洋らん展の記事の続きです。本日は新宿御苑が栽培している蘭のコーナーがありましたので、そこを見ていきます。


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蘭展に合わせて雛壇が作られていました。


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Bol. violacea
Bollea(Bol.)。ボレアはあまり見かけない蘭です。花の雰囲気も個性的。ちなみに、2005年にPescatoniaとなっています。ブラジル、ギニア、ガイアナ、スリナム、ベネズエラの原産。


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Octomeria sp.
オクトメリアは中南米、カリブ海地域に171種が知られています。妙な花の付き方ですが、花茎が伸びないからですね。



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Paph. henryanum
Paphiopedilum(Paph.)。原種のパフィオでは割りと見かける種です。中国、ベトナムの原産。


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Paph. spicerianum
Paphiopedilum。アッサム、中国、ヒマラヤ東部、ミャンマーの原産。



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Oma. grandiflora
Octomeria(Oma.)。種小名からして、オクトメリアでは花が大きいのかも知れません。南米の原産。


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Bulb. dearei
Bulbophyllum(Bulb.)。フィリピン、ボルネオ島、マレー半島の原産。

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萼片が反り返る面白い花です。


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Epig. nakaharae
Epigeneium(Epig.)。現在はDendrobiumとされているようです。台湾、タイ、ベトナムの原産。


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去年の10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。長々と続いたバイオリウムの記事も本日で最終回となります。


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ニセカイソウ(偽海葱) Albuca bracteata
子持ちオーニソガラムと呼ばれることもあるアルブカです。かつては、Ornithogalum caudatumでしたが、2009年にカルブカとなりました。私も栽培していますが、非常に強健で地植え可能で、雪が降ってもまったく問題ありません。むしろ、子持ちオーニソガラムの名前の由来となる、親球根に子球根がついて増える特徴から、あっという間に大群落となってしまいます。



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Operculicarya pachypus
なかなか立派なパキプスです。マダガスカルの原産。ウルシ科。

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この枝ぶりはまさに自然の盆栽。


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Pachypodium geayi
群生するゲアイ。マダガスカルの原産。キョウチクトウ科。



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Dracaena marginata
=D. concinna
いわゆるドラセナで一般的に流通しているものです。ウェブ上ではD. marginata=D. concinnaとされているようですが、正確には、D. concinna=D. marginata var. concinnaですね。ちなみに、D. marginataはD. reflexa var. angustifoliaの異名となります。


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ビヨウタコノキ Pandanus utilis
植物園の温室では定番のタコノキです。ビヨウタコノキのモーリシャスの原産。タコノキ科。

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名前の由来となった支柱根。
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よく見ると実がなっていました。


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マダガスカルウツボカズラ
Nepenthes madagascariensis
2024年の春に播種したそうで、去年の1月に来た時はまだ1cm程度しかありませんでしたから、だいぶ育っちましたね。マダガスカリエンシスはウツボカズラの中では難しい部類のようですが、上手く育っているようです。


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バオバブの種子が販売されていたので購入しました。しばらく経ってから3粒播いたところ、全て発芽したので種子はなかなか新鮮なものだったようです。普通は夏に播種しますが、時期悪く11月に播種したため、発芽まで2週間かかりました。この寒さの中、今も室内で生長を続けています。


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レムールたちも元気そうです。


ということで、東京農業大学のバイオリウムの記事でした。今年は1月に来て流石に冬なので葉がない植物もありましたが、10月に来た時は葉が茂っており花キリンも旺盛に開花していました。サボテンを始め展示も変わっていましたから、新しい見どころがあり楽しめました。しかし、なんと言っても、バイオリウム温室は私の好きなマダガスカル原産の多肉植物が非常に豊富です。多肉植物ファンなら楽しめること請け合いです。


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去年の12月に行って参りました市川市観賞植物園の記事の続きです。前回はバス停から植物園を目指して、途中で薔薇園を覗いたりしました。植物園に到着しましたが、取り敢えず中庭を見てから温室に入りました。


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温室前の植え込みに柿がなっていました。とは言え、あまりにも実が小さいので豆柿か老爺柿かも知れません。豆柿や老爺柿は柿(Diospyros kaki)とは別種で、豆柿はD. lotus、老爺柿はD. rhombifoliaです。


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中庭は立派な蘇鉄やアガヴェが植栽されていました。


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これは当然、Agave americanaですね。


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Yuccaが開花していました。
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この時期(12月)に野外で見られる貴重な花です。


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池があり水生植物も栽培されているようです。冬なので内容はわかりません。


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サラセニアがありました。サラセニアは北米の原産で耐寒性が高いため、周年屋外で栽培されることもあります。
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湿地の植物のはずですが、普通にプランターで栽培されていました。


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いよいよ、温室に入ります。まずは、サボテン温室を見ていきます。


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Kalanchoe prolifera
「五節の舞」の名前もあるカランコエ。多肉植物感はあまりありません。高さ3〜4mにもなるそうですが、自重を支えられずに倒れて育つと言います。マダガスカル原産。

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ちょうど、蕾が出ていました。


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Euphorbia spp.
名札には「大雲閣」とありましたが、大雲閣は一般的にはE. accurensisと呼ばれています。しかし、E. accurensisは巒岳(E. abyssinica)の異名とされています。ソマリア、スーダン、ジブチ、エリトリア、エチオピアの原産。
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巒岳は稜(rib)がうねる特徴がありますが、一般的に大雲閣の名前で販売されるユーフォルビアにその特徴はありません。また、巒岳は挿し木だとその特徴が出ないとも言います。よくわかりません。稜がうねらないタイプの巒岳が大雲閣なのか、挿し木の巒岳が大雲閣と呼ばれているのか、あるいはそれらが混同されているのでしょうか。はたまた、まったく別種が混同されている可能性もあるかも知れません。そもそも、なぜこの個体の名札では「Euphorbia spp.=ユーフォルビアの仲間」とされているのは、実は正体が分からないからかも知れません。論文を探せば、E. accurensis=E. abyssinicaは確認出来るかも知れませんが、E. accurensis=大雲閣の証拠は見つかる気がしません。


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去年の12月に行った筑波実験植物園の蘭展の記事の続きです。熱帯資源植物温室に展示された蘭の同好会の蘭を見ています。


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C. maxima fma. coerulea
C. maximaはコロンビア、ベネズエラの原産。淡い色合いが大変美しいですね。


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蘭の雛壇


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Pths. strupifolia
Pleurothallis(Pths.)。現在はAciantheraとされています。ブラジルの原産。

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格別に奇妙な花ですね。


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C. cernua
小型のCattleya。SophronitisがCattleyaに吸収されたため、2010年にカトレアになりました。アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの原産。


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Fdk. Turning Point
Fredclarkeara(Fdk.)は、Catasetum(Ctsm.) × Mormodes(Morm.) × Clowesia(Clow.)の交配種。この場合、Ctsm. expansum × Morm. elegansと × clow. warczewitziiの組み合わせ。緑色の花はインパクトがあります。


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Ddc. wenzelii
Dendrochilum(Ddc.)。現在はCoelogyneとされています。フィリピンの原産。


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Lhta. lunifera
Lockhartia(Lhta.)。フィリピンの原産。蘭に見えない面白い葉を持ちます。ラン科の多様性の高さはなかなかのものです。
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花は小さいもののラン科の特徴があります。


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Wcz. amazonica
Warczewiczella(Wcz.)。ブラジル、コロンビア、エクアドル、ペルーの原産。


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去年の10月に行った日比谷花壇大船フラワーの記事の続きです。今回から温室に入ります。まずは、1つ目の部屋の植物から見ていきます。


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温室入ると直ぐに巨大なモンステラ。Monstera deliciosaですね。グアテマラ、メキシコの原産。サトイモ科。


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Neoregelia "Fireball"
美しいアナナスたち。


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キダチアロエとタマシダが茂っています。


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Philodendron cv. Kookaburra
あまり情報がないアロイドですが、どうも園芸品種のようです。過去に夢の島熱帯植物館でも見ていますが、この株は巨大ですね。


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温室は定番のビカクシダも吊るされていました。


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こちらもネオレゲリアですかね。


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トックリラン Nolina recurvata
トックリランはノリナ属から分離され、現在はBeaucarneaとされています。旧・リュウゼツラン科、今はキジカクシ科とされます。

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少し狭そうですね。


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Tacca chantrieri
いわゆるタシロイモです。奇妙な花を咲かせるため、植物園では割りと見かけます。今までは独立したタシロイモ科でしたが、近年の分類ではヤマノイモ科とされます。アッサム、バングラデシュ、中国南部、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ、チベット、ベトナムの原産。


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イランイラン Cananga odorata
香水の原料としても有名なイランイランですが、花がいまいち目立たないため気が付かれにくいような気がします。花も芳香がありますから、植物園で見かけたら匂いをかいでみてください。東南アジア、ニューギニア、オーストラリアの原産。バンレイシ科。


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Euphorbia milii var. splendens
現在は独立種であるE. splendensとされています。一般的に流通している花キリンはミリイではなくスプレンデンスであるとされているようです。マダガスカル原産。トウダイグサ科。


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正月明け早々に板橋区立熱帯環境植物館に行って参りました。「らん・ラン・蘭展2026年」と題し、蘭の展示会を開催するとのです。
去年、蘭はだいぶ気にして見ていました。昔、蘭について調べたりもしましたが、あまりに知識が古いため色々変わっていましたね。去年は植物園の蘭について調べたので、だいぶ知識がアップデートされました。また、蘭展では図鑑でしか見たことがない珍しい蘭も展示されており、驚きの連続でした。ということで、2026年は蘭を積極的に見に行く予定です。


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ポスターによりますと、18日まで開催されているみたいです。


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入ると直ぐに蘭の花がありました。Cymbidiumですね。


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1月4日に訪れたので購入植物飾りがありました。しかし、流石植物園ですね。実に立派。


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こちらにも飾りがありました。


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さて、園内も見て回りましたが、取り敢えず記事は蘭展から開始します。洋蘭の販売もありました。蘭は神代洋らん会の協力とのこと。


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蘭展は主にこのコーナーくらいなので、規模は小さいですかね。まあ、豪華な蘭のディスプレイや、記念撮影スペースもありますから、それなりに楽しめる内容です。それと、温室内にも蘭の花は咲いていますからね。


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C. Sancha × TOKYO NO.1
Cattleya(C.)。妙な名前の蘭ですが、「Sancha」も「TOKYO NO.1」もC. walkerianaの選別品種とのことで、選別品種同士の掛け合わせのようです。リップだけが色付く可愛らしいカトレアです。



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L. anceps
Laelia(L.)。レリアは花茎が長く伸びます。カトレアと比べるとほとんど見かけませんが、豪華な代わりにずんぐりとしたカトレアと比べ、レリアは可憐な感じがします。メキシコ、中米の原産。

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良い色合いです。


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Alcra. Flying High
Aliceara(Alcra.)は、Brassia(Brs.) × Miltonia(Milt.) × Oncidium(Onc.)の交配種。しかし、Alcra. Flying HighはBrs. gireoudiana × Onc. harryanum × Onc. fuscatumの組み合わせで、ミルトニアがありません。調べると、Onc. fuscatumはMilt. warszewicziiとされたことがあるからかも知れません。まだ、未開花の蕾ですがかなりの存在感があります。花はOdontoglossumに似た花型にBrassiaの模様が入るインパクトの強い花です。



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Chz. Miura Otome
Cahuzacara(Chz.)は、Brassavola(B.) × Guarianthe(Gur.) × Cattleya(C.)の交配種。B. nodosa × Gur. bowringiana × C. mossiaeの組み合わせ。なぜ、Brassavolaを交配する必要があるのかよくわかりませんが、リップに影響するのでしょうか? それはそうとして、淡い良い色合いです。



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Onc. Aloha iwanaga
Oncidium(Onc.)と表記されていましたが、正しくはOncidesa(Oncsa.)。OncidesaはGomesa(Gom.) × Oncidiumの組み合わせ。Gom. varicosa × Gom. flexuosa × Onc. sphacelatumの組み合わせ。オンシ系は詳しくないので、今まであまり見てきませんでしたが、思った以上に複雑な交配が試されているようです。今後はオンシ系にも注目していきます。


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Bulb. lasiochirum album
Bulbophyllum(Bulb.)。「album」は白いことを示していますが、この場合は黒い斑点がないタイプ




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C. triamae
Cattleya。リップが淡く色付きます。コロンビアの原産。


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年が明け、急に寒くなったり突風が吹き荒れたりしましたが、我が家の多肉植物たちは取り敢えず何事もなく無事に過ごしています。本日はユーフォルビアの難物として知られるソマリアものを取り上げましょう。


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Euphorbia mitriformis
去年の1月のビッグバザールで入手しましたから、丸一年経ちました。既に1.5倍程度に生長しています。ソマリアものにしては強健な雰囲気があります。


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Euphorbia gymnocalycioides
今年4年目のギムノカリキオイデス。自根なのでなかなか思うように育ちません。やはり、根が弱くあまり発達しないのが原因でしょうね。


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Euphorbia philipsioides
フィリプシオイデスはどうにも上手くいきません。実は既に1株枯らしていて、これは再購入したものです。フィリプシオイデスはある程度の日照を当てないとトゲが弱くなるため、割りと遮光弱めで育てていたら日焼けして枯れてしまいました。これは2年目ですが、去年の冬にダニが大発生して肌が汚らしくなってしまいました。

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蕾がついています。フィリプシオイデス自体は強健で生長は早いのですが、日焼けを気にし過ぎているせいかなかなか良いトゲが出ません。


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Euphorbia philipsiae
フィリプシアエは6年目ですが、ソマリアものとは思えないくらい強健です。強光を当て過ぎて動きが完全に止まった年もありましたが、去年はよく生長しました。



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Euphorbia columnaris
コルムナリスはいまいち育て方がわかりません。今年で5年目になりますが、根がやられがちでほぼ動きがありません。我が家の環境だと難しいので、接ぎ木で維持した方が良いのかも知れませんね。


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三連休の真ん中はビッグバザールに行きましたが、12日はサンシャインシティで開催された蘭展を観てきました。その帰りにせっかく池袋に来たのだから鶴仙園へ寄って行こうということになりました。


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鶴仙園は冬モードでしたが、店舗移動後に初めて行った時よりだいぶ植物が充実していました。サボテンはかなり豊富でしたが、昔の店舗程ではありませんね。まあ、今回はガステリアなんかも気にもなりましたが、記念にテフロカクタスを購入しました。最近、何やら気になっているウチワサボテンです。



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長刺武蔵野
Tephrocactus articulatus var. diadematus
武蔵野の刺が長いタイプです。しかし、どうもT. articulatusは変異幅が広いようで、基本的に変種などは認められておりません。


というわけで、久しぶりに鶴仙園へ行って参りました。去年のハウォルチアのイベント以来でしょうか。それはさておき、今年は既に蘭展に2つ行っています。今年は積極的に蘭展を見に行く予定です。とは言え、帰りにデパ地下やらあちこち行ったこともあり疲れました。カレンダーには景気よく植物園やらイベントの予定をビッシリ書き込んでありますが、全てこなせる程の体力はだいぶ怪しい気もします。行けたら行く程度の感じで、無理ない範囲でと考えております。



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2026年最初の多肉植物のイベントはビッグバザールです。混雑を予想して、開始しばらくしてからの参加となります。しかし、驚いたことに、開場から30分近く経っているのにまだ待機列が解消されていませんでした。とは言え10人程度の列でしたから待つという程のことではありません。


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さて、新年明け一発目のイベントで何か面白いものはあるでしょうか。今回は適当に流し見て記念に何か1点でも買えればといったところです。
今回は時期的にケープバルブやOthonnaなどの冬型の植物が目につきました。ハウォルチアも結構目立ちました。あとは シクラメンやCeraria(Portulacaria)も見かけました。今回もAgave専門店が複数ありましたが、人だかりがないので何が並んでいるのか見ることが出来ました。以前は囲みがきつくて近づけませんでしたからね。また、相変わらずサボテンはかなり目立ち、やや珍しい柱サボテンや紐サボテンの苗もありました。ユーフォルビアもかなりありましたが、手持ちにないものは高額なものばかりでしたから断念しました。まあ、いつか機会はあるでしょう。

さて、それでは購入品です。今回は時間があるため、会場をゆっくり3周しました。まず、目についたのは、Haworthia marginata、つまりはTulista marginataです。国際多肉植物協会による配置図は変更される可能性があるため、正しいかわかりませんが、配置図によると購入したのはSP園芸ですかね。これは、いわゆる「白折鶴」と言われるタイプと思われます。結構小型の個体でも、まあまあしますから購入は躊躇していましたが、かなりお手頃でした。サイズも立派です。次にフライレアを探しました。最近、毎度フライレアを買うと言いつつ忘れていたので、今回は結構丹念に探しました。すると、錦玉園に「狸の子」があったので、迷わず購入しました。最後に、前回悩んだプナを、今回はグランカクタスに良いサイズの株があったので購入しました。今回はこれで大満足です。


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Haworthia marginata=Tulista marginata
遺伝子解析によりハウォルチアから分離され、現在はTulistaとなっています。一般的には白い半透明の結節がついてイボイボした見た目になりますが、角や先端だけ結節がつくタイプは珍重され、「瑞鶴」やその選抜品の「白折鶴」があります。この個体は角につく結節がはっきりしているので、贔屓目に見て白折鶴かなぁと思います。


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狸の子
「狸の子」と呼ばれるフライレアは、Frailea pseudopulcherrimaとされていますが、現在はF. pygmaea subsp. pygmaeaの異名とのことです。しかし、F. pygmaeaは「豹の子」と言われていますよね。ただのタイプ違いなのか、異なる亜種に相当するのかはわかりません。


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Puna bonnieae=Tephrocactus bonnieae
こう見えてウチワサボテンの仲間です。2001年にTephrocactusになっていますが、Puna属は寄せ集めの属で消滅しました。ちなみに、かつてMaihueniopsisとする提案もありました。2025年の論文ではPterocactus連に分類されています。このPterocactus連のウチワサボテンらしからぬ形状がちょっと気になっており、いつの間にやら黒竜(Pterocactus tuberosus)、キノコウチワ(Maihueniopsis clavarioides=Puna clavarioides)に続いて3種類目となりました。


ということで、1月のサボテン・多肉植物のビッグバザールでした。今回は久しぶりにサボテンがメインでした。引き続きPterocactus連は気になりますから、Tephrocactusや入手可能ならMaihueniopsisを探したいところです。とは言え、また硬葉系ハウォルチアばかり買ってしまいそうですけどね。


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去年の11月に新宿御苑の洋らん展へ行きましたが、その続きです。前回までは屋外を散策したり、温室内の熱帯植物を見てきましたが、本日から洋らん展の内容に移ります。まずは入口付近の入選作から。ちなみに入賞作は一番最後に配置されていましたから、今回は登場しません。


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C. maxima
Cattleya。マキシマは代表的なカトレアの1つで、蘭展ではよく見かけます。しかし、これだけ咲きそろうのと実に見事です。エクアドル、ペルーの原産。


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Psh. vitellina
Prosthechea(Psh.)はEncycliaから独立した属です。一見して蘭に見えない雰囲気があります。メキシコ、中米の原産。


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Den. serratilabium
Dendrobium(Den.)です。デンドロビウムは有名ではありますが、種類が多いため私も知らないものばかりです。フィリピンの原産。


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Tolu. Jairak Firm
Tolumnia(Tolu.)はOncidiumから独立した属です。Tolumniaはあまり聞かない蘭です。Tolu. triquetra × Tolu. hamiltoniiの組み合わせ。



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Den. munificum
Dendrobiumです。印象的な花です。旧・Inobulbon。ニューカレドニアの原産。



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Bc. Carnival Kids
Brassacattleya(Bc.)は、Cattleya × Brassavola(B.)の交配種。しかし、Bc. Carnival Kidsは「Bc. Gulfshore's Beauty」の異名とのことです。鮮烈な色合いが楽しいですね。これは、B. nodsae × C. dormanianaの組み合わせ。



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C. Remo Prada
Cattleya。C. trianae × C. mossiae × C. pupurataの組み合わせ。面白い配色ですね。



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去年の10月に行った東京農業大学バイオリウム温室の続きです。本日はマダガスカル原産のアデニアとウンカリナを見ていきます。1月に訪れた時には葉を落としていましたから、葉が茂っていました。ウンカリナは花も楽しめますから、いつか花も見てみたいですね。


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Adenia perierri
アデニアはアフリカからマダガスカル、アラビア半島、南アジア、東南アジア、ニューギニア島、オーストラリアまで105種が分布するトケイソウ科植物です。樹木性が高いものから塊根性まであり、つる性も種により強弱があります。


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Adenia olaboensis
種小名はSakalava族がオラボエンシスの樹皮がワニ肌なため、「鰐」を指す「oraboay」と呼んでいることに因んだものだそうです。
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立派な塊根。幹肌はかなりボコボコしています。我が家の小苗ですらも既に凸凹しています。


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Adenia isaloensis
イサロエンシスが茂っています。ちなみに、我が家のイサロエンシスはまだ爪楊枝のような細さです。


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Uncarina roeoesliana
ロエオエスリアナは小型のウンカリナです。ウンカリナはゴマ科で、大抵は黄色い漏斗状の合弁花を咲かせます。
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我が家にもロエオエスリアナはありますが、いまいち育て方がわかりません。地上部より地下の塊根の発達が著しく、直ぐに塊根が鉢底に到達してしまいます。今はロングポット植えですが、既に浮かして植えている状態です。塊根を途中で切断するか、不相応に巨大な鉢に植えるかしないとどうにもならない気がします。


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Uncarina leandrii
大きな葉を広げるレアンドリ。
ウンカリナの種子は強烈な鉤爪がありますが、これは動物の体毛に引っ掛かって運ばれるためのものではないようです。これは、絶滅した巨鳥であるエピオルニスの硬い足の裏に絡みつき、エピオルニスが走る度に硬い果実が壊れて種子がばら撒かれる仕組みが想定されています。アフリカ大陸にはウンカリナと近縁なハルパゴフィルムが分布しますが、ハルパゴフィルムの種子はライオン殺しと呼ばれるほど強烈な鉤爪がありますが、上記と同じ仕組みでダチョウにより種子が散布されます。これを踏みつけ種子と言います。ウンカリナは種子散布者が絶滅しておりウンカリナ自体が絶滅への道を歩みつつあります。しかし、牧場近くに生えるウンカリナは牛がエピオルニスの変わりに種子を踏みつけるため、牧場の周囲ではウンカリナが増えているそうです。



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Uncarina pertata
葉がとても大きくあまり切れ込みません。違いがあり面白いですね。
しかし、ウンカリナは樹冠の面積が広く、結構場所をとりますからいまいち集める気にはなりません。


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Uncarina grandidieri
マダガスカルと言えばキツネザルですが、キツネザルがマーキングする樹木としてはウンカリナが一番人気があるそうです。ウンカリナはパキポディウムとは違いトゲがなく、ユーフォルビアのように有毒な乳液も出しません。また、ウンカリナは写真のように二股になりがちですが、キツネザルが片枝を掴んでマーキングすることから、マーキングしやすい樹形なのかも知れません。


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去年の12月末に千葉県にある市川市観賞植物園へ行って参りました。市川大野駅から土日だけ運行している動植物園行きのバスで向かいます。本日は観賞植物園の道中にあるバラ園を見ていきましょう。


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バス停近くに動物園がありますが、開園時間前でしたから帰りに寄ろうかというところ。まずは、バラ園を目指します。


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自然な植生でやや鬱蒼としています。


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見事な紅葉。


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マユミ(真弓、Euonymus hamiltonianus=Euonymus sieboldianus)ですかね。


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ムラサキシキブ(紫式部、Callicarpa japonica)の実がなっていました。日本を含む東アジアの原産。シソ科。


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ガマズミ(Viburnum dilatatum)の赤い実が美しいですね。ガマズミの実は食べられますが、秋に実る赤い実には有毒のものもあるため注意が必要です。


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「タヌキは手をかみます」。まあ、野生ですから、不用意に手を出せばそりゃあ噛みますよね。


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Sommerduft
1986年、ドイツ作出。芳香種。HT系統。
バラ園に到着しました。12月末で薔薇は終わりに近いのですが、結構咲いていました。よく手入れされており、無料の薔薇園としては十分楽しめました。



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希望
1986年、京成バラ園作出。HT系統。



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Rio Samba
1993年、アメリカ作出。HT系統。



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伊豆の踊子
2001年、フランス作出。FL系統。芳香種。



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うらら
1995年、京成バラ園作出。FL系統。



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Brass Band
1995年、アメリカ作出。FL系統。気温により花色が変動するそうです。



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Limoncell
2008年、フランス作出。S系統。

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スッキリとした形の美しい薔薇です。


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Parole
1991年、ドイツ作出。HT系統。



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乾杯
1983年、京成バラ園作出。HT系統。ローマバラ国際コンクールで金賞を獲得しているそうです。



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Knock Out
2000年、フランス作出。FL系統。


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花霞
1985年、京成バラ園作出。FL系統。



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La Sevillana
1978年、フランス作出。FL系統。


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ローズいちかわ
2008年、日本作出。FL系統。市川市のオリジナルの薔薇。密に花がつきます。



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緑光
1981年、京成バラ園作出。淡い緑色の薔薇ですが、写真では緑色が飛んでしまい上手く再現出来ません。国際コンクール金賞。



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バラ園の周囲の小川。時期的に枯れ葉ばかりです。
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ジュズダマ(Coix lacryma-jobi)がありました。今はジュズダマも滅多に見かけなくなりましたね。インド、ヒマラヤ地域から中国南部、東南アジア台湾の原産で、世界ではジュズダマの実から数珠やロザリオを作っていました。


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順路を間違って霊園の方に出てしまいました。引返さずに、一度外に出て植物園を目指します。


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植物園に到着。


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去年の11月に行って参りました京成バラ園の記事の続きです。京成バラ園の記事は今回で最終回となります。最後に温室を見て、園芸店とお土産店を見てからレストランで昼食をとり、併設されたパン屋でパンを買って帰りました。


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Pashmina
2008年作出。F系統。


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緑光
1991年、京成バラ園作出。F系統。



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温室に入ります。


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セイヨウヒイラギですかね。


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バナナは実がありませんでした。


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メディニラはまだ咲いていませんでした。
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これからですね。


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エンジェルトランペットはかなり大型でした。
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1つの温室はオブジェクトに占領されていました。


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温室内にも薔薇が咲いています。


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こちらの温室には花をあしらったメリーゴーランドがありました。


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なかなか立派なトックリラン。


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アガヴェもありました。
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アスパラガスのような花茎が伸びていました。


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サボテンコーナーは微妙な感じではあります。


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美しいアガヴェです。


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ユッカも美しいですね。


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お土産店もあり、薔薇に因んだお菓子などが販売されていました。薔薇に因んだお菓子をいくつか購入しました。お土産店とは別に大型園芸店も併設されており、大量の薔薇の苗が販売されています。


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レストランも併設されています。その名も「ラ・ローズ」。
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見た目も美味しい牛の煮込み料理。


というわけで、京成バラ園の記事でした。本当に行ってきたというだけの記事でしたが、過去に行った薔薇園の中でもダントツに素晴らしかったですね。薔薇の量や種類もですが、全てが園内で完結してしまうところが嬉しいと思いました。都内の薔薇園はどうしても狭い傾向があり、逆に郊外の薔薇園は広いものの食事などはやや難があります。その点、京成バラ園は全てが揃っていますから、楽チンかつ思い出深いものとなりました。また、時期を見て再訪したいですね。


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去年の12月に筑波実験植物園で開催されたつくば蘭展の記事の続きです。熱帯資源植物温室に展示された蘭の同好会の蘭を見ています。ブラシア(ブラッシア)やロドリグェジィア(ロドリゲチア)など、あまり見かけない蘭を見ることが出来ました。


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Cycd. Taiwan Gold
Cycnodes(Cycd.)は、Cycnoches(Cyc.) × Mormodes(Morm.)の交配種。この場合、Cyc. chlorochilon × Morm. badiaという組み合わせ。明るく賑やかな色合いです。


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Enc. cochleata
Encyclia(Enc.)です。現在はProsthechea(Psh.)とされています。メキシコ、中米、南米北部の原産。ひっくり返ったような奇妙な花です。



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Ctt. Blue Boy
Cattlianthe(Ctt.)です。Gur. bowringiana × C. gaskelliana × C. tigrinaという組み合わせ。透き通るようか美しい色合いです。


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Rdza. decora
Rodriguezia(Rdza.)です。旧・Burlingtonia。アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの原産。Onc./Comp.系のような花の形が面白いですね。あまり見ない蘭です。


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Fdk. After Dark Pearl
Fredclarkeara(Fdk.)です。この場合、Mormodia(Mo.) × Catasetum(Ctsm.)の組み合わせ。ちなみに、あまり聞かないMo.は、Morm. × Clowesia(Clow.)。赤黒い非常に目を引く交配種ですね。やはり、印象的なせいか蘭展ではよく見かけます。


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Coel. speciosa
Coelogyne(Coel.)。インドネシアの原産。



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Brs. cochleata
Brassia(Brs.)。南米北部の原産。
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ブラッシア自体は有名な蘭ですが、いかんせん地味なのでそれほど一般的ではありません。


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10月に日比谷花壇大船フラワーセンターへ行った記事の続きです。園内を散策していましたが、ようやく温室に到着しました。まずは温室に囲まれた中庭のような場所にオージープランツが植栽されていましたから、ぶらりと一回りして温室に入りました。


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温室の入口手前につる植物が垂れていました。これは、サカキカズラ(Anodendron affine)で神奈川県では絶滅危惧種とのことです。


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Eucalyptus mannifera
ユーカリの1種。ユーカリは716種もあり、オーストラリアだけではなくニューギニアや一部は東南アジアにも分布するようです。本種はオーストラリアの原産。
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樹皮は剥がれつるりとしています。
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上部の枝にはまだ樹皮があります。


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Banksia 'Joey Candle'
地を這うように広がるバンクシアがありました。バンクシアらしい特徴的な花が沢山咲いています。ヤマモガシ科。


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Eucalyptus gregsoniana
こちらもオーストラリア原産のユーカリ。フトモモ科。
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樹皮が剥離中でした。


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Elaeocarpus reticulatus
ホルトノキ属。オーストラリア原産。

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ホルトノキ属はあまり見かけませんから、葉やその付き方も気になります。


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Hakea sericea
ハケア属は初めて見ました。針葉樹のようにも見えますが、ヤマモガシ科です。
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奇妙な実らしきものがついていました。代表的なオージープランツであるヤマモガシ科やフトモモ科の花は面白いものが多いので、花を見てみたいものです。


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去年の11月に行った新宿御苑の記事の続きです。洋らん展を見に行ったわけですが、苑内を散策していました。今回、ようやく洋らん展の会場である温室に到着しましたが、本日は蘭以外の植物を見ていきます。洋蘭がところ狭しと並んでいるせいか、あちこちで花が咲いていることに気が付かない人もいそうです。


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温室に到着。洋らん展を見にきた人で、いつもより少し混んでいました。


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レッドジンジャー Alpinia purpurata
最近、ショウガ科植物が気になっており、以前より目に入るようになって来ました。アカボゲットウ(赤穂月桃)と呼ばれているそうです。夢の島熱帯植物館でレッドジンジャーらしき花を見ています。ニューギニア周辺、ニューカレドニア、バヌアツ、モルッカ諸島、ビスマルク諸島の原産。


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Clerodendrum macrosiphon
Clerodendrum macrosiphonという名前は2種の植物に命名されており、残念ながらネット上では混同されているようです。この植物の場合は、1883年に命名されたC. macrosiphon Hook.f.でしょう。アフリカ東部の原産です。現在はRotheca microphyllaとされています。混同されているC. microsiphon (Baker) W.Piepは1938年に命名されましたが、nom.illeg.ですから非合法名です。こちらは1900年に命名されたClerodendrum duseniiが正しい名前です。標本を確認すると集散花序が確認され、名前以外で似ている要素はなさそうです。


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Euphorbia leucocephala
「白雪姫」の名前で栽培されるユーフォルビア。一般的には鉢植えサイズですが、植物園では樹木状となりかなり大型となります。メキシコ、中米、コロンビアの原産。


251119105218760
Dioon spinulosum
これは大変立派なスピヌロスムですね。スピヌロスムは蘇鉄の中でも最大となる種です。メキシコ原産。



251119105250200
Hypoestes aristata
キツネノマゴ科は詳しくないので、よくわかりません。「Ribbon bush」と呼ばれているそうです。花はコエビソウ(Justicia brandegeeana)に似ていますが、かつてはJusticia aristataとされていましたから納得ですね。アフリカに広く分布します。


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オオハマオモト Crinum asiaticum var. sinicum
去年の9月に来た時は終わりかけでしたが、今回は満開です。タイワンハマオモトとも呼ばれます。
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ハマオモトとはあまり聞き慣れない名前かも知れませんが、一般的にはハマユウと呼ばれています。日本に分布しているハマユウ(ハマオモト)は、Crinum asiaticum var. japonicumです。


251119105815164
9月に見た時は赤みがありましたが、だいぶ熟してきましたね。


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コエビソウ Justicia brandegeeana
こちらがコエビソウです。メキシコ、中米の原産。キツネノマゴ科。
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印象的な花です。


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Osmoxylon lineare
新宿御苑でオスモキシロンの特徴的な花を見るのは2回目です。そういえば、板橋区立熱帯環境植物館でも花を見ています。オスモキシロンは「コウトウヤツデ属」と呼ばれるらしく、東南アジアに61種あります。ウコギ科。


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ウナズキヒメフヨウ
Malvaviscus arboreus var. mexicanus
変種mexicanusは現在は変種arboreusに含まれます。それはさておき、ウナズキヒメフヨウとタイリンヒメフヨウ(M. penduliflorus)の違いがよくわかりません。タイリンヒメフヨウはM. arboreus var. penduliflorusとされたこともありますから、似ていることは間違いありませんが…。タイリンヒメフヨウの別名をウナズキヒメフヨウとしているサイトもあり、ウェブ上の情報だけだと判断は難しそうです。



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三が日明け最初の記事は、去年の10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の続きです。前回はミリイ系花キリン(Goniostema節)を見ましたが、本日はミリイ系以外の花キリンを中心に見ています。


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Euphorbia gottlebei
ゴトレベイが沢山咲いていました。
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ゴトレベイはあまり枝分かれせず、根元から叢生します。我が家でもそうですが、冬でもよく開花する良い花キリンです。


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Euphorbia genoudiana 
ゲノウディアナも開花していました。

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葉の雰囲気はゴトレベイに似ていますね。


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Euphorbia neobosseri
塊根性の花キリン。E. milii var. bosseriでしたが、独立しE. neobosseriとなりました。ただ、既にマダガスカル原産のE. bosseriが命名済みですから、「neo」が付加されました。そういえば、E. bosseriは「ゾンビプラント」と呼ばれており、E. platycladaの名前で流通しています。
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葉は細長い密に並んでいますが、非常に特徴的です。


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Fouquieria fasciclata
ファスキアタの葉がよく茂っていますね。枝も多く育ちが良さそうです。



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テングノゴマスリ
Sesamothamnus lugardii
知らない植物ですが、ボツワナ、ジンバブエ、南アフリカ原産のゴマ科植物ということです。

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薄い表皮がめくれています。


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Euphorbia lomeliiとありましたが、ロメリイは茎が太く節がくびれるため、外見的にはE. antisyphiliticaに見えます。しかし、E. lomeliiを検索するとE. antisyphiliticaらしきものも混ざっており、逆にE. antisyphiliticaで検索するとE. lomeliiらしきものが混ざっています。これはウェブ上でも混同されている雰囲気があります。輸入品の名前が誤っているというのは、多肉植物ではよくあることです。この場合、赤く大きな花が咲けばE. lomelii、数mmの小さな白い花が咲けばE. antisyphiliticaです。まあ、他に似た種類があるのかも知れませんが。


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農大No.1
いわゆるAgave titanota。東京農業大学が初めて日本に導入しました。流行りのタイプは葉が短く丸まりますが、あれはこのサイズまで育っても丸まったままなのでしょうか。個人的にはあの畑のキャベツみたいな形のアガヴェより、こちらの方がよく見えてしまいます。



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新年明けましておめでとうございます。
新たな年の始まりを、新春の花で始めましょう。


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Euphorbia fruticosa
フルティコサは満開ですが、花冠のようです。ユーフォルビアの地味な花の中では、花色が鮮やかで賑やかな感じがしますね。


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Euphorbia heptagona
=Euphorbia enopla
普段、あまり見ることがない紅彩閣の小さな花です。紅彩閣のトゲは花が咲かない花茎ですが、トゲの先端に花が咲くこともあります。とは言え、あまりに小さく地味なので気が付かないだけでしょう。



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Euphorbia ramena
ラメナも開花しています。葉はポロポロと落ちていますが、花が咲いています。花キリンの仲間は、葉が全て落ちても花だけ咲いたりしますからね。



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Euphorbia moratii
ラメナも開花していますが、季節により花色が微妙に異なります。冬の開花は花色が薄くなりがちです。


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Euphorbia geroldii
先始めで花色は薄いのですが、なんとか正月に開花が間に合いました。


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Euphorbia gottlebei
ゴトレベイはずっと咲き続けています。この時期に一番目立つ花です。


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Euphorbia rossii
ロシイも開花中。ロシイは割と季節を無視して咲きがちです。



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Euphorbia delphinensis
デルフィネンシスも咲いています。非常に小さな花です。


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Euphorbia globosa
グロボサはほぼ一年中咲いていますが、相変わらず奇妙な花ですね。



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2025年、最後の記事はこの1年の読書の振り返りを行います。今年はバタバタしており、十分な読書時間が取れず、買ったはいいものの本を積みあげるばかりで、まだ読んでいない本が沢山あります。ですから、ランキングというほど読んではいませんが、一応面白かった本をご紹介しましょう。


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第一位: 『物語化批判の哲学』
難波優輝 / 著、講談社現代新書、2025年刊行
 これは実に意外性のある本で、あまり考えたことがないことが話の中心でした。哲学とありますが、それほど踏み込んだ哲学議論ではありません。もちろん、哲学者は登場しますが、心理学者や歴史学者など分野横断的です。内容は現代的というか、今私たちが生きる現実を解析したものです。我々は現実を生きるために、自身の物語を作り上げます。思うに、各社会にはそうあらねばならない、そうであるべき、そうあって欲しい、そう語らなければならない、現実や過去から逸脱した「私」が必要とされているようです。ですから、私たちは本当の「私」を表現したり語ることはなく、無意識に世界に合わせ作り上げられた「私」を語るのです。特に現代は情報の改定スピードが異様に早く、最新を追えば追うほど安定した「私」を見失ってしまうような気がします。生成AIによるリアルなフェイク画像や、2次元との狭間にあるVチューバーの流行など、「私」を取り巻く世界はあやふやであまりにもフィクショナブルです。現実とフィクションの境界はこれからますます曖昧になっていくのでしょう。果して確固たる「私」を維持出来るのでしょうか。物語的に作り上げられた非現実的な「私」は、フィクショナブルな現実とますます乖離してしまい、雲の上を歩くように生きることになるのかも知れませんね。


第二位: 『進化という迷宮 隠れた「調律者」を追え』
千葉聡 / 著、講談社現代新書、2025年刊行
 これは実に良い本で、過去に書評していますから、詳細は下のリンクをご参照下さい。しかし、本書はあまり評判がよろしくないようです。「調律者」という言葉にはアレルギーがある人が多いようですが、まあ分からないでもありません。進化論に関する本では上位存在を匂わせたり、生物の自意識的な進化願望は勘違いを生みますから、割りと意識的に排除されますからね。しかし、本書ではあえてそのように書かれておりますが、勘違いはないようになっていますから、個人的には問題は感じませんでした。まあ、ない方が良いとは思いますが…。しかし、「調律者」という言葉に対して過剰反応して、オカルト本と言っている人もいますが、明らかに読んでいないのがバレバレなのは困ったものです。




第三位: 『福音派-終末論に引き裂かれるアメリカ社会』
加藤喜之 / 著、中公新書、2025年刊行
 米国はキリスト教が強い国で、政治すら宗教に引っ張られることがあります。特に福音派の拡大には目を見張るものがあります。それは、強弱はありますが大統領選にも何かしらの影響を及ぼして来ました。ドナルド・トランプもその一人で、本書で扱われるカーター、レーガン、クリントン、オバマといった歴代大統領に関しても然りです。これも、米国を理解する重要な視点です。
 先の大統領選について日本でも、マスコミや知識人らが喧しく議論や意見を表明しました。私自身はやはり強引なトランプでは困るとは思いましたが、結局はトランプが大統領に再選されました。何が勝敗を分けたのか、私も興味があり色々読みましたが、新聞が大統領選後に様々な階層の人達にインタビューしていましたが、意外にもマイノリティーや社会的弱者は、女性の黒人であるハリスを必ずしも支持していませんでした。果してハリスがマイノリティーや社会的弱者を代表して何かをしてくれるのだろうかと疑問視された点もあるようです。日本の知識人たちがトランプの欠点ばかり見ていたのとは対照的に、米国国民はトランプだけではなくハリスの欠点も見ていたのです。さらに、本書を読んだならば、陰に陽に宗教が選挙に影響を及ぼしていたであろうことも、容易に推察出来ます。人間は様々な視点から多角的に見るという当たり前のことは何故か忘れがちです。私もまた視野狭窄気味の現代人の一人として、様々な視点を取り入れるべく、多様な読書を続けたいものです。


第四位: 『寄生生物の果てしなき進化』
Tuomas Alivelo / 著、草思社文庫、2024年刊行
 一言に寄生生物と言っても、この場合はトコジラミなどの外部寄生や、ウイルスなどの感染症を含みます。そのため、寄生生物の生態や生活環だけはなく、様々な感染症や寄生虫症の発生も紹介しています。しかし、本書が楽しいのは著者のマダガスカルで行なったキツネザルとキツネザルの寄生虫の研究です。キツネザルにも性格の違いがあり、個体ごとに寄生虫も均一ではないというところも面白いですね。



第五位: 『チャップリンが見たファシズム』
大野裕之 / 著、中公選書、2024年刊行
 チャップリンが「街の灯」を公開に合わせ世界を旅行した記録を丹念に追っています。やはり、世界的なスターであるチャップリンは行く先々で追い回される運命にあります。日本にも来ていますが、五一五事件に遭遇しています。当日の秘書が高野虎市という日本人であることを初めて知りました。


第六位: 『賽の河原-供養の宗教学』
村上晶 / 著、ちくま新書、2025年刊行
 これは大変な良書で、イタコとは何か、その歴史について丹念に追っています。宗教学と銘打っていますが、民俗学的に見ても大変面白く読みました。さらに、近年の供養についても述べていますが、弔いの形も時代により変わっていくのでしょう。学びだけではなく、考えさせられる本でした。


第七位: 『世界の絶景植物』
湯浅浩史 / 著、淡交社、2024年刊行
 とにかく素晴らしい世界の植物の写真を沢山見ることが出来ます。詳しい書評は以下のリンクをご参照下さい。



第八位: 『コミンテルン 国際共産主義運動とは何だったのか』
佐々木太郎 / 著、中公新書、2025年刊行
 私自身が旧ソ連関係についての本を集めていたこともあり、贔屓目かも知れませんが、大変面白く読みました。本書だけでも理解出来ますが、やはりコミンテルンを中心に話が進みますから、知識があると格段に面白く感じます。ずいぶんと旧ソ連関連本を読みましたが、コミンテルンがメインという本は初めて読みました。しかし、ソ連崩壊からこれだけ経っても新しい関連本が出てくることに驚きますが、それだけ東西冷戦やソ連崩壊に重大なインパクトがあったということでもあります。


第九位: 『ローマ帝国とアフリカ』
大清水裕 / 著、中公新書、2025年刊行
 西洋哲学を学ぶうちに、どうしても西洋史の基本的な教養が必要となり、西洋史の本を読み漁ることになりました。いつしか、哲学そっちのけで西洋史どころか、世界史にどっぷり浸かることになりました。西洋史では特にローマ帝国についての本は多く、今までずいぶんと読んできましたが、アフリカ大陸に関する本は初めてです。過去の本でもまったく記述がないわけではありませんが、カルタゴ以外の王国やアフリカ出身のローマ皇帝についてこれだけ詳細に語られており、大変驚かされました。まだまだ勉強すべきことはいくらでもあるということです。このような良書と出会えたことに感謝します。


第十位: 『日本の古代とは何か』
有富純也 / 編、光文社新書、2024年刊行
 日本史はとにかく出版されている冊数が膨大で、なかなか前に進めません。縄文・弥生・古墳時代だけで膨大な書物を紐解く必要があり、ずいぶんと読んできたつもりですが完全に理解出来たとは言えず、不勉強極まりない状況です。まだ、江戸時代にすら到達出来ていません。それはさておき、本書の守備範囲は奈良時代と平安時代です。最近、新しいことが次々と判明しており、割りと本も出ています。日本の古代は最新の研究により変わりつつある大変面白い時代です。私も感心しきりでした。情報はあっという間に古くなってしまいます。過去の常識すら変わりうるのです。情報のアップデートには最適な本です。


最後に
 さて、以上が2025年の読書ランキングでした。年末はバタバタしており、記事を書く時間が取れず30日の夜中に慌てて書いています。ですから、文章は荒れ気味で内容も淡泊なものにならざるをえませんでした。申し訳なく思います。
 しかし、読書とは素晴らしい体験です。私に限らず誰しも知らないことはいくらでもあるはずです。私は今年も知らないことを知り、己の無知を知ることが出来ました。どの本も面白く叡智に溢れています。願わくば来年は読書をする時間が十全にとれて、読みたい本がいくらでも読める年であって欲しいものですね。回し車を回すハムスターの如くバタバタしているだけの、平凡極まる小市民たる私には過分な願いかも知れませんがね。
 さて、これが今年最後の記事となります。色々と足りないブログではありますが、来年もぜひご贔屓にして下さると大変有り難く思います。では皆様、良いお年を。


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今年もやって参りました。年末恒例の我がブログの閲覧者の国籍別ランキングの時間で、今年で4回目となります。
これは、Google Seach Consoleというブログの管理のためのソフトの機能の一部を活用したものです。とは言え、これしか活用していないので、役に立っているかは怪しいところではあります。
それはともかく、早速どの国や地域(※Googleの分類による)が我がブログを閲覧しているのでしょうか? ちなみに、日本が圧倒的に多いのは当たり前なので今年もランキングから省きました。というわけで、この1年間の国別のアクセスのランキングを見てみましょう。ちなみに、()内は去年の順位です。

世界ランキング
1位(1) 米国     13,531   
2位(5) ブラジル   2,839
3位(3) イギリス   902
4位(4) インド    897
5位(-)  ベトナム   751
6位(2) ロシア    734
7位(6) 韓国        689
8位(7) ドイツ          622
9位(-)  カナダ             502
10位(3)  台湾       477

米国は今年も1位です。ロシアと台湾が順位を落として、ブラジルが上がっています。去年は10位圏外のベトナムとカナダがランクイン。あとは、割りと安定、いつものメンバーですね。地域別に見るとアジア地域が多くなっており、アジア地域での多肉植物の盛況ぶりが分かります。10位以下のランキングも上位は伝統的な多肉植物国であるヨーロッパと新興のアジア地域が競り合っている状況です。勢いからすると今後はアジア地域が多肉植物の中心地になるのかも知れません。


アジア地域①ランキング
1位(1)  インド             897
2位(6)  ベトナム      751
3位(2)  韓国           689
4位(3)     台湾                              477
5位(8)  タイ                              395
6位(9)  インドネシア     387 
7位(10)  オーストラリア     291
8位(4)  シンガポール     237
9位(12)   フィリピン         233
10位(11) マレーシア            188
11位(15) 香港                  120
12位(17) 中国                  112
13位(-)     ニュージーランド    73
14位(-)     ネパール              71
15位(-)     バングラデシュ     70
16位(-)     ミャンマー                21
17位(-)     スリランカ          16
18位(-)     ラオス               10
19位(-)     パプアニューギニア     5
19位(-)     モンゴル             5

あまりにアジア地域は広大です。今回からアジア地域を2つに分割しました。このアジア地域①は、東南アジアを中心に隣接する東アジア、文化的に関係するインドまでの南アジア、北東アジア、さらにはアジアではないものの東南アジアに隣接するオセアニアを加えました。
去年に引き続きインドが強いですね。ベトナムが躍進していますが、韓国や台湾などアジア地域の多肉植物強国は健在です。コーカサスや中東が抜けたため、初登場の国が沢山あります。


アジア地域②ランキング
1位(1)   ロシア            734
2位(5)   トルコ         165
3位(7)   ウクライナ          136
4位(18)    パキスタン         83
5位(7)   サウジアラビア       68
6位(-)    イラク           56
7位(16)   アラブ首長国連邦    46
8位(18)    ウズベキスタン       40
9位(11)    ベラルーシ         39
10位(20)  ヨルダン                36
11位(-)     リトアニア      34
12位(13)     イスラエル      31
13位(14)  カザフスタン        29
14位(-)      イラン                 23 
15位(-)      アゼルバイジャン   18
16位(-)      パレスチナ            14
17位(-)      カタール          12
17位(-)      グルジア                   12
17位(-)      レバノン                   12 
17位(-)      モルドバ             12

アジア地域②はコーカサスを中心に、隣接する中央アジア、中東、ロシア、パキスタン以西の南アジアからなります。ロシアはヨーロッパと区分されがちですが、その大半がアジアにあるため今回からアジア地域②に含めました。また、東ヨーロッパに区分されることもある、バルト三国、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバはアジア地域②に含めました。
ヨーロッパでトップだったロシアがアジア地域②でも1位でした。西アジアの多肉植物強国であるトルコやサウジアラビアも上位です。今年はパキスタンが躍進しています。


ヨーロッパ地域ランキング
1位(2)  イギリス      902
2位(3)  ドイツ          622
3位(4)  イタリア      357
4位(6)  フランス      340
5位(5)  スペイン      277
6位(8)  オランダ      171
7位(9)  ポーランド     100
8位(19)   ベルギー        81
9位(13)   スウェーデン      76
10位(18) アイルランド      63 
11位(10) ルーマニア       46
12位(-)    スイス連邦             42
13位(12) チェキア(チェコ)     39
13位(14)  ギリシャ          39
15位(17) ポルトガル       33
16位(-)    オーストリア       31
17位(-)   ノルウェー         27
18位(16)   ブルガリア           25
19位(15)   ハンガリー        22
20位(-)   デンマーク        19

今回からロシアが抜けたため、イギリスが首位です。上位はイギリス、ドイツ、イタリア、フランス、スペイン、オランダ…と伝統的な多肉植物強国が並びます。


アメリカ地域ランキング
1位(1)  アメリカ合衆国  13531
2位(2)  ブラジル          2839
3位(4)  カナダ             622
4位(3)  メキシコ         355
5位(5)  アルゼンチン       211
6位(10)   エクアドル        132
7位(6)  ペルー                  79
8位(6)  コロンビア          73
9位(17)   パラグアイ         69
10位(8)   チリ                        61
11位(9)   ベネズエラ         59
12位(13)トリニダード・トバゴ  34
13位(-)    バルバトス                  29
14位(16) ウルグアイ        25
15位(11)    ドミニカ            24
16位(15)  ジャマイカ       22
17位(14)  ボリビア        18
17位(12)     ホンジュラス         17
19位(-)        グアテマラ       15
20位(17)     パナマ         14

やはり米国が圧倒的ですが、アメリカ地域だけではなく全体でもブラジルが2位ですから強いですね。去年も2位でしたから、突発的なものではないようです。


アフリカ地域ランキング
1位(3)  南アフリカ    154
2位(4)     モロッコ            101
3位(1)  エジプト           83
4位(6)  チュニジア       46
5位(2)  アルジェリア      34
6位(5)  ケニア               27
7位(8)  ナイジェリア         18
8位(10)   マダガスカル      17
9位(7)  エチオピア             13
9位(8)     セネガル                 13
11位(-)       セイシェル          10
11位(11) タンザニア          10
13位(-)    モザンビーク        8
14位(-)    リビア                             7
14位(19) ガボン                    7
16位(-)     ナミビア               6
16位(14)  コートジボワール     6
18位(12)  アンゴラ               5
18位(-)      スリナム                       5
18位(17)  ガーナ                      5
18位(13)     ウガンダ                        5

アフリカ地域は南アフリカが1位に返り咲きました。上位にあまり変わりはありませんが、初登場の国が沢山ありますね。


最後に
以上、我がブログの2025年の国籍別の閲覧者ランキングでした。今年は去年より閲覧者は多い雰囲気ではありますが、閲覧国は減少しました。去年は驚異の191カ国でしたが、今年は179カ国でした。
さて、考えてみれば私のブログもずいぶんと変わりました。以前より頻繁に植物園へ行きましたから、やたらに植物園の記事が増えました。しかし、植物園の記事では必ずしも多肉植物が登場しないせいか、記事の反応はいまいちかも知れません。しかし、私自身が植物園が楽しくて仕方がないため、これはやめられません。私のブログはあくまでも個人ブログに過ぎませんから、閲覧者の好みに合わせる必要はありませんし、アフィリエイトブログでもないため閲覧数を稼ぐ必要も皆無です。というわけですので、今後も私の好きなことだけを記事にしていきたいと思います。


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植物園は好きで、今までも行ってはいましたが、今年は意識的にアチラコチラと植物園を見に行きました。植物園は図鑑でしか見たことがない植物が何気なく植えられていたりしますから、植物好きな私には天国のような場所です。多肉植物が主体にはならない場合がほとんどですが、見に行く度に発見があり楽しくて仕方がありません。あと、薔薇園なんかも見に行きましたが、なかなか良いものでした。ということで、今年行った植物園やフラワーパークを見てみましょう。


①東京農業大学バイオリウム
1月の寒い最中、東京農業大学のバイオリウム温室へ行って参りました。マダガスカル原産の植物が多く、嬉しいことに多肉植物だらけでした。さらに、私の好きな蘇鉄類が豊富で感心しきりでした。ただ、時期的に葉がないものもあったため、暖かい時期に再訪しました。



②筑波実験植物園
以前は6月に来ましたが、寒い2月に筑波実験植物園に行ってみました。温室ではPseudobombaxの刷毛のような花が咲いていましたね。そういえば、ヒスイカズラは咲き始めの時期のようでした。



③筑波実験植物園・つくば蘭展
2月に筑波実験植物園に行ったわけですが、3月に蘭展を開催するというパンフレットがあったため、再び筑波実験植物園へ行って参りました。ハバチに擬態する花を持つ地生ランを特集するなど、流石は筑波実験植物園ですね。大変勉強になりますし、非常珍しい蘭を見ることが出来ました。そういえば、バニラの花を初めて見ました。



④あしかがフラワーパーク
ゴールデンウィークにあしかがフラワーパークに藤を見に行きました。藤はやや終盤戦といった雰囲気でしたが、まあとにかく巨木で広大な藤棚には驚かされました。また、薔薇やシャクナゲ、クレマチスもよく咲いており、花壇もしっかり管理されており感心しましたね。



⑤伊奈町制施行記念公園のバラ園
5月は薔薇が良い季節です。薔薇園を探しましたが、伊奈町制施行記念公園は400種5000株を擁する、埼玉県最大の薔薇園とのことで見に行きました。よく管理された素晴らしい薔薇を堪能することが出来ました。



⑥東京都薬用植物園
5月は出掛けるのに良い時節です。あしかがフラワーパーク、伊奈町制施行記念公園に続いて、東京都薬用植物園へ行って参りました。ご禁制品である芥子の花の時期を見計らって行きました。国内では芥子の花を見られる場所はそうそうありませんから、貴重な体験です。また、薬用植物園ですから漢方や製剤の原料植物、香辛料、毒草と、あまり他の植物園では見かけないラインナップが豊富で楽しめました。



⑦堀切菖蒲園
6月は堀切菖蒲園へ行って参りました。時期が決まった季節の花です。しかし、花菖蒲にこれだけの品種があるとは驚かされました。



⑧小石川植物園
7月は汗を拭きながら、東京大学の植物園である小石川植物園へ行って参りました。温室ではグネモンノキやエウポマティアを見ることが出来て感動しましたま。また、園内を時間をかけて散策しましたが、まだ全てを見きれていません。来年また訪れたいですね。



⑨神代植物公園・食虫植物展
8月は神代植物公園で食虫植物展が開催されたので、見に行きました。ウツボカズラやサラセニアなどの代表的な食虫植物もこれだけの種類を見たのは初めてです。有名どころ以外の珍しい食虫植物も沢山あり、その多様性に驚かされました。また、個人的には図鑑でしか見たことがないアンプラリアを見ることが出来て良かったですね。



⑩東京薬科大学・薬用植物園
9月は東京薬科大学の薬用植物園へ行って参りました。大学内には勝手に立ち入ることは出来ないため、見学には大学の許可が必要です。しかし、9月だと言うのに最高気温は38℃に達し、温室は地獄と化していました。結局、短時間で逃げ出す羽目になったので、また良い時節に訪れたいですね。



⑪東京農業大学バイオリウム
1月に東京農業大学のバイオリウムに行きましたが、10 月に再訪しました。花キリンもよく咲いており、前回とは異なり多肉植物の葉が茂っていました。多肉植物好きには堪らない温室です。



⑫新宿御苑
10月になりそろそろ秋薔薇の季節だろうと思い、新宿御苑を見てきました。しかし、残念ながら薔薇はまだまだのようでした。天気は良かったので、苑内を半周して温室を見て帰りました。まあ、何かしらは咲いていますから行って無駄になることはありません。



⑬日比谷花壇大船フラワーセンター
新宿御苑に行って直ぐに鎌倉市にある日比谷花壇大船フラワーセンターへ行って来ました。目的は日本多肉植物の会が主催する多肉植物展を見るだけです。しかし、同時に大船フラワーセンターもじっくり見て回る魂胆でした。これがどういうわけか秋薔薇がよく咲いており、新宿御苑では肩透かしだったので嬉しい誤算でした。モクゲンジやカンレンボクの面白い実を見ることが出来ました。



⑭新宿御苑洋らん展
10月にも新宿御苑に行きましたが、11月に洋らん展が開催されたので見に行きました。紅葉が始まっていましたから、まずは苑内を散策しました。日本庭園では菊花壇展が開催されており、見事な菊を観賞しました。十月桜などいくつか花を巡り、温室にて洋らん展を堪能しました。



⑮京成バラ園
11月になり秋薔薇がいよいよ本番です。日本でもトップクラスの薔薇園である京成バラ園へ行って参りました。まあ、とにかく凄かったですね。薔薇の背が高く、薔薇に包まれたようでした。



⑯筑波実験植物園・つくば蘭展
今年3回目の筑波実験植物園です。3月と同じく蘭展ですね。地元の蘭の愛好家たちの銘品も素晴らしかったのですが、筑波実験植物園が集めた原種の珍しい蘭も見られて非常に良かったです。



⑰市川市観賞植物園
2025年最後の植物園は市川市観賞植物園です。12月末に行きましたから、温室が主たる目的です。無料の植物園にしては充実した展示内容でした。しかし、まだ記事にはしておりません。来年、ぼちぼち記事を書き始めます。
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まあ、今年はずいぶんとあちこちに行きましたね。東京農業大学バイオリウムや小石川植物園、東京都薬用植物園、東京薬科大学薬用植物園、市川市観賞植物園は初めて訪れた植物園です。それぞれに個性がありそれぞれに楽しみがありました。また、今年はフラワーパークも積極的に見に行きましたが、季節の花を観るのは素晴らしい体験でした。2026年も沢山の植物園を見に行きたいですね。


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いよいよ2025年も終わりに近づき、2026年が迫って参りました。本日からは、毎年恒例の年末記事にシフトします。まずは、私が訪れた今年の多肉植物関係のイベントを振り返ります。


①新年のサボテン・多肉植物のビッグバザール
新年早々、多肉植物のイベントです。ソマリアもののE. mitriformisを入手したのは僥倖でした。しかし、同時に購入したE. micracanthaは最近安く出回っており、高く買ってしまい毎度のことですがややショックではあります。




②3月のサボテン・多肉植物のビッグバザール
またもや、ビッグバザールです。Pencil-Stemのユーフォルビアを2つばかり買いました。まだ、葉がない状態でしたが、E. pteroneuraはよく生長し花も咲きました。嬉しい限りです。




③JSS 春の多肉市2025
日本多肉植物の会が主催するイベントで、3月に埼玉県越谷市のシマムラ園芸にて開催されました。去年も同地で開催されており、フィールドナンバー付きのH. attenuataを購入しましたが、なんと今年もフィールドナンバー付きのH. attenuataを購入してしまいました。それはさておき、駐車場の異様な混雑ぶりで、かなりの混乱をきたしていたせいか、来年は茨城県で開催さるようです。ただ、茨城県の会場は交通の便があまりよろしくない感じがあり、行くかはちと悩みます。



④多肉植物BIGフェア
横浜にあるヨネヤマプランテイションにて開催された多肉植物の即売会です。規模やラインナップは毎度異なるため、好み次第ですが当たり外れは大きいイベントです。この4月のイベントではサボテンが豊富で、珍しいものもありましたが、私は一般的な羅星丸を購入しました。



⑤春の多肉植物・サボテン展示会
4月に埼玉県川口市にある川口緑地センター樹里庵にて開催された春の多肉植物・サボテン展示会に行ってきました。主催は埼玉多肉・サボテン友の会です。



⑥5月のサボテン・多肉植物のビッグバザール
今年3回目のビッグバザールです。混雑ぶりが激しかったのですが、珍しいことにEuphorbia trichadeniaの小苗があり購入しました。



⑦多肉植物BIGフェア
ヨネヤマプランテイションの今年2回目のイベントです。ビッグバザールで購入した多肉植物が、安く大量に出回っていました。ついうっかりフィールドナンバー付きのH. attenuataを購入してしまいました。



⑧UNIQUE PLANTS FESTA
日本サボテン狂人会の60周年イベントで、東京ビッグサイトで開催されました。非常に大きなイベントで、ビッグバザールでは見かけないナーセリーもあり、非常に楽しめました。Cycas siamensisなどを購入しました。



⑨9月のサボテン・多肉植物のビッグバザール
今年4回目のビッグバザールです。午後から仕事があり、さっと流し見て帰りました。柳葉キリン(Euphorbia monteiroi)を入手出来たのはラッキーでしたね。



⑩JSS.サボテン・多肉植物展
日本多肉植物の会の展示会です。鎌倉にある日比谷花壇大船フラワーセンター内の温室が会場です。よく育った美しいサボテンを沢山見ることが出来ました。




⑪多肉植物BIGフェア
ヨネヤマプランテイションの今年3回目のイベントです。まあ特に気になるものさなかったのですが、記念にPortulacaria pygmaea(=Ceraria)の小苗を購入しました。




⑫コーナン港北インター店、多肉植物即売会
ヨネヤマプランテイションのイベントからそのままコーナンのイベントをハシゴしました。笹の雪の小苗があったので購入。




⑬FEHN
鶴仙園で開催される毎年恒例のハウォルチアのイベントです。ワイルドな原種の硬葉系ハウォルチアを購入しました。しかし、またもや午後仕事なため、10分程度しかいられませんでした。大変残念なことです。



⑭11月のサボテン・多肉植物のビッグバザール
今年5回目のビッグバザールです。昨日に鶴仙園のイベントに行ったばかりですが、キノコウチワとアストロロバを購入しました。今年のビッグバザールは、個人的にはあまりピンと来ない感じがしていますが、今回のビッグバザールは久しぶりにワクワクしました。2025年、最後の多肉植物のイベントでしたから、終わり良ければ全て良しということにしました。



今年もずいぶんと沢山の多肉植物のイベントに行きました。しかし、基本的に毎年変わり映えしない同じイベントばかりが固定されてしまい、面白味にかける感じはどうしても否めません。たまには、よく知らないイベントにも足を伸ばしてみるのも悪くないのかも知れませんね。
さて、しばらく花キリンを集めていましたが、最近は珍しいものもないため、微妙に流行りつつあるPencil-Stemのユーフォルビアや、趣向を変えてアデニアも少しずつ集めています。さらに、最近はコミフォラの実生苗が出回るようになったので、少し手を出したりしています。しかし、やはり硬葉系ハウォルチアは見るたびにうっかり買ってしまいます。来年はどのような多肉植物が見られるでしょうか。今から楽しみにしつつ、来年も沢山のイベントに参加したいと思っています。



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2010年以降の多肉植物の新種について、以前より記事にしています。サボテンやアガヴェ、アロエ、エケベリア、セダムの5分類群について、年1回記事を更新してきました。これらは、種類が豊富なため新種も割りと頻繁に見つかるため、それだけで記事になるのです。しかし、大変種類が多く私が好きなユーフォルビアに関しては躊躇していました。なぜなら、ユーフォルビアは多肉植物ではないものの方が多く、乾燥地ではない世界中から新種の報告がなされているからです。基本的に多肉植物の新種の記事なので、多肉植物だけを選別したいのですが、ユーフォルビアの新種を検索すると、コニシキソウタイプやトウダイグサタイプの草本についての論文が出てきてしまいます。しかも、有料論文で読むことが出来ない場合、説明も画像がないためいちいち画像を探して確認する必要がありますし、最近見つかったものなどは画像を検索してもヒットしないものすらあります。というわけで、ユーフォルビアは避けてきたのですが、今年は重い腰を上げて調べてみることにしました。ちなみに、コニシキソウやトウダイグサの仲間にも葉が多少多肉質なものもありましたが、大抵は1年草ですから割愛しました。


2012年
★ブラジル東部Bahia州より、新種のEuphorbia flavianaが記載されました。Chamaesyce亜属Crossadenia節に属し、E. teresに似ていますが細長く輪生枝があります。


2013年
★ボリビアより新種のEuphorbia riinaeが記載されました。Chamaesyce亜属Crossadenia節Ephedropeplus亜節に属し、ブラジル原産のE. gymnocladaに関連しています。 

★ソコトラ島より新種のEuphorbia marie-cladieaeを記載されました。E. socotranaに近縁です。

https://www.inaturalist.org/taxa/1036960-Euphorbia-marie-cladieae


2017年
★インドのアーンドラ・プラデーシュ州より、新種のEuphorbia venkatarajuiが記載されました。Euphorbia亜属で、E. gokakensisやE. caducifoliaに似ています。


2018年
★マダガスカル北東部より、新種のEuphorbia longitubicinicyathiumが記載されました。Euphorbia亜属Euphorbia節に属し、形態的にはマダガスカル東海岸に分布する無棘種であるE. geroldiiやE. robivelonae、E. thualsianaに近縁です。大型で生長がよく、長いトランペット型の莢を持ちます。
https://www.inaturalist.org/taxa/886486-Euphorbia-longitubicinicyathium

★ブラジルのミナス・ジェライス州、Espinhaco山脈の一部であるMontevideo山脈より、新種のEuphorbia tetrangularisが記載されました。ribが4つあります。分子系統においては、Euphorbia亜属Brasilienses節に属しています。

★アフリカ南部のユーフォルビアが整理され、南アフリカよりMedusea亜節のEuphorbia willowmorensis、ナミビア南部よりEsula節のEuphorbia corneliae、ナミビアよりEuphorbia節のEuphorbia otavibergensisが記載されました。

https://inaturalist.lu/taxa/1068293-Euphorbia-willowmorensis/browse_photos


2019年
★ナミビア北部オタビ山脈とその周辺より、新種のEuphorbia otavimontanaが説明されました。棘のある多肉質な低木です。アンゴラ西部に分布するE. ingenticapsaに近縁であると考えられます。
→現在は2018年に記載されたE. otavibergensisの異名となっています。



2020年
★ソマリランドのカル・マドウ山脈西部より、新種のEuphorbia buqensisが記載されました。Euphorbia亜属Euphorbia節に属します。先端が二股に分かれ、単棘を持ちます。E. margaretaeに近縁であると考えられます。

★モザンビーク中央部より、新種のEuphorbia pseudocontortaが記載されました。Euphorbia亜属に属する小型の低木で、E. contortaに近縁です。



2021年
★ソマリア中部より、新種のEuphorbia elburensisが記載されました。Euphorbia亜属Euphorbia亜節に属します。アフリカの角に特徴的な形態を持ちます。

★インドのマハラシュトラ州より、新種のEuphorbia lakshminarasimhaniiが記載されました。Euphorbia亜属Euphorbia亜節に属します。

★インドのマハラシュトラ州より、新種のEuphorbia sahyadricaが記載されました。Euphorbia亜属に属します。E. nivuliaに近縁ですが、低木状で短い葉柄、容易に視認出来る側脈を持つ楕円形の葉などの特徴があります。

★マダガスカルより新種のEuphorbia agatheaeが記載されました。Euphorbia亜属Pervilleanae節に属します。外見はE. denisiiに似ています。樹木状で光沢があり剥離する樹皮があります。

★マダガスカルより新種のEuphorbia atimovataeが記載されました。E. denisiiと類似しており混同されてきました。

★マダガスカルより新種のEuphorbia fuscocladaが記載されました。Euphorbia亜属Goniostema節に属します。E. splendensと比較すると、枝が太く樹皮は暗赤褐色で葉柄があるなど特徴が異なります。

★マダガスカルより新種のEuphorbia kalambatitrensisが記載されました。Euphorbia亜属Goniostema節に属します。E. splendensに似ていますが、葉がはるかに大きく葉身が狭いなど特徴が異なります。

★マダガスカルより新種のEuphorbia linguiformisが説明されました。Euphorbia亜属Goniostema節に属します。細長い舌状の葉が、茎に密着して下向きにつきます。
→草本性のユーフォルビアであるE. linguiformis Mc Vaughが1961年に既に命名されており、この名前はnom. illeg.です。同年に同命名者により、Euphorbia linguifoliaと命名され直しました。

★マダガスカルより新種のEuphorbia mahaboanaが記載されました。Euphorbia亜属Denisophorbia節に属します。E. rangovalensisに分岐パターンが似ていますが、葉が広卵形で沿岸部に分布するなど特徴が異なリます。

★マダガスカルより新種のEuphorbia makayensisが記載されました。Euphorbia亜属Goniostema節に属します。E. psammiticolaやE. leandrianaに似ていますが、若いトゲが細く柔軟で直ぐに消失するなど特徴が異なります。

★マダガスカルより新種のEuphorbia parvimedusaeが記載されました。Euphorbia亜属Goniostema節に属します。E. subapodaに似ていますが、より頑丈で球根状の基部を持つトゲと、目立つ中脈がある細長く鋭い葉を持つなど特徴が異なります。多肉質の茎と塊根があります。

★マダガスカルより新種のEuphorbia spannringiiが記載されました。Euphorbia亜属Goniostema節に属します。葉に広範囲に明るい白色の斑入りで、根は多肉質です。由来不明の「Fishbone euphorbia」として知られていました。

★マダガスカルよりGoniostema節の非公式グループ「Euphorbia perrieri group」に分類される、Euphorbia multibrachiataEuphorbia perrierioidesが記載されました。共に塊茎があり、脱落性のトゲがあります。E. perrieriは大型で枝分かれは少ないのですが、E. multibrachiataは小型で基部からよく分岐します。E. perrierioidesは全体的に軟弱で、E. perrieriとはCyathiumの色が異なり、E. paulianiiとはCyathiumが非常に小さいことで区別されます。

★マダガスカルよりGoniostema節の非公式グループ「Euphorbia rubrostriata group」に分類される、Euphorbia graciliramulosaEuphorbia rigidispinaEuphorbia tsihombensisが記載されました。E. graciliramulosaはE. rubrostriataより小型で基部より3本以上の主茎が出ます。E. rigidispinaは葉裏が赤くE. hofrtaetteriに似ますが、草丈が低く枝が非常に細く区別されます。低木状で斜向します。


2022年
★インドのアーンドラ・プラデーシュ州より、新種のEuphorbia raviiが記載されました。Euphorbia亜属Euphorbia節に属します。E. caducifoliaと近縁です。


2024年
★インドのマハラシュトラ州より、新種のEuphorbia duerriiが記載されました。Euphorbia亜属Euphorbia節に属します。E. sahyadricaに近縁ですが、花柄の形状や蒴果の特徴により区別されます。

★Euphorbia neriifolia complexの解明が行われました。現地調査しタイプ標本の確認、文献や標本を調査した結果、様々な植物がE. neriifoliaとしてまとめられていました。Euphorbia neriifolia complexから、西インド原産の新種として、Euphorbia yadaviiEuphorbia paschimiaが分離されました。


2025年
★インドのデカン高原南端より、新種のEuphorbia paraikalliが説明されました。E. susan-holmesiaeに近縁ですが、幅広い節や密集した輪生枝、最大6枚のribかあり、葉はより大きく、分布も異なります。まだ、キュー王立植物園のデータベースには記載がありません。

★インドのNilgiri山脈とBilirangan山脈より、新種のEuphorbia costatalataが説明されました。E. tortilisに近縁ですが、最大5枚のribや、より長く螺旋状ではない節、花の特徴などから区別されます。
まだ、キュー王立植物園のデータベースには記載がありません。


最後に
以上が近年のユーフォルビアの新種です。とは言え、簡単に調べただけですから、漏れている新種も沢山あるでしょう。毎年、更新してデータを追加していくスタイルなため、初年度の今年は色々と大目に見てやって下さい。
さて、内容をざっと見てみますと、マダガスカルの花キリン(Goniostema節)を中心とした新種が目立ちます。花キリンは見た目が似ているものが多いため混同されがちで、最近整理が進んでいます。この流れはまだ続いていくでしょう。また、マダガスカルの植物は分布がスポット的なため、まだまだ新種が見つかる可能性があります。次に意外にもインドのユーフォルビアの新種が目立ちます。あまり知られていませんが、柱サボテン状のユーフォルビアはインドにも分布します。インドのユーフォルビアは研究が進んでいなかったのか、ここ数年で次々と新種が発表されています。まだ市場では見かけませんが、いずれインドのユーフォルビアもイベントなどで販売されていくでしょう。
2021年はユーフォルビアの整理が大幅に進展しましたが、来年はどうでしょうか? 新たなユーフォルビアの発見を楽しみにしています。


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11月に行った京成バラ園の記事の続きです。相変わらず、写真を並べるだけになります。


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名前を見忘れましたが、よく咲きそろっています。


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Jubile du Prince de Monaco
2000年作出。F系統。


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Melina
1973年作出。HT系統。かなりの巨大輪。



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優花
2004年作出。F系統。



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桜霞
1990年、京成バラ園作出。F系統。



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Shortcake
1991年、京成バラ園作出。Mini系統。

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面白い配色です。
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小型薔薇のブッシュも良いものです。


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Plum Perfect
2009年作出。F系統。


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Matinee
2019年作出。FL系統。



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Pink Knock Out
2004年作出。F系統。



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Alive
2007年作出。HT系統。



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Blue Bajou
1993年作出。F系統。


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筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。相変わらず熱帯資源植物温室に展示された蘭の同好会の蘭を見ています。


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C. Blue Velvet
Cattleyaの交配種。組み合わせは、C. pumila  × C. walkeriana ×  C. warneri。リップの先だけ濃色で面白いですね。


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L. Splendid Spire
Laeliaの交配種。組み合わせは、L. splendida × L. anceps。花茎が長く伸びるのはいかにもレリアといった感じがします。
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スッキリとした花形で美しいですね。


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エピカタンセ Hsiang Yu Gold Coast
Epicatanthe(Ett.)は、EpidendrumとCattleyaと
Guariantheの交配。組み合わせは、Epi.  stamfordianud × C. milleri × Gur. aurantiaca。しかし、実に目を引く色合いです。


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バンダコスティリス Jularay
Vandachostylis(Van.)は、VandaとRhynchostylisの交配種。おそらく「Jularay」ではなく「Jularax」。組み合わせは、V. coerulea × Rhy. coelestis × V. sanderiana。

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Jularaxは調べると花色は様々。


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Den. Candy Stripe
Dendrobiumの交配種。組み合わせは、Den. bigibbum v. superbum × Den. bifalce × Den. tangerinum。
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ストライプ柄が印象的。


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Clowesetum Penang Walz
Clowesetum(Clo.)は、ClowesiaとCatasetumの交配種。組み合わせは、Cl. warczewitzii × Ctsm. pileatum × Ctsm. expanisum。カタセツム系では斬新な模様ですね。



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Bulb. Elizabeth Ann
Bulbophyllumの交配種。組み合わせは、Bulb. longissimum × Bulb. rothschildianum。

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ブルボのこう言うタイプは、基本的に悪臭があります。


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10月に行った日比谷花壇の大船フラワーセンターの記事の続きです。予想外に薔薇が素晴らしく堪能していましたが、そこから外周をグルリと廻り、温室を目指しました。本日は道中と温室前の花を見てみましょう。


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ハロウィンイベント中なためか、イブキもモンスター仕様。


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沢山並んでいました。


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花壇もよく手入れされています。


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カンレンボク(旱蓮木) Camptotheca acuminata
中国南部、ベトナム原産のヌマミズキ科植物。「喜樹」とも呼ばれる、あまり見ることが出来ない非常に珍しい植物とのことです。Camptotheca属は2種からなります。

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面白い形の実が沢山なっていました。
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そういえば、カンレンボクは抗がん作用がある物質を含まずが、毒性があり副作用が強いため製剤化は中止されたとのことです。しかし、その誘導体は抗がん剤として製剤化されているそうです。


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こちらの花壇もきれいですね。


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ハロウィンの🎃がゴロゴロしていました。


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何やらつる植物が巻き付いています。
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フウセンカズラ(風船葛、Cardiospermum halicacabum)でした。フウセンカズラはムクロジ科のつる植物ですが、分布が非常に広いとされています。何でも、アフリカからアラビア半島、南アジアから東南アジア、中国、台湾、ニューギニア島、オーストラリア、メキシコから中南米に分布するとされますが、自然分布なのでしょうか?


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マルバデイゴ(丸葉梯梧)
Erythrina crista-galli 'Maruba-deigo'
デイゴが沢山咲いていました。デイゴの花は何気に初めて見ました。しかし、沖縄にも分布するデイゴ(E. variegata)ではありません。E. crista-galliは南米原産でアメリカデイゴと呼ばれていますが、マルバデイゴは園芸品種なのでしょう。



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チュウキンレン(地湧金蓮) Musella lasiocapa
中国、ベトナム原産のバショウ科植物。これだけ茂っているのは初めて見ました。

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葉をかき分けると花が咲いていました。チュウキンレンの花は神代植物公園、新宿御苑に続いて3回目。実は1属1種の珍種です。


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蘇鉄(Cycas revoluta)もなかなか見事。


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Agave americanaですかね。地植えにしても良さそうなサイズです。


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11月に新宿御苑の洋らん展に行ってきましたが、まだ温室に入らずに屋外を彷徨っています。紅葉・黄葉が始まっており、巨木が多い新宿御苑では実に見事でした。また、菊花壇展がちょうど開催されていたので、展示がある日本庭園を散策して一通り見学してきました。


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イチョウも巨木なので黄葉が実に見事でした。


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こちらはユリノキの黄葉。やはり大木で大変な美しさでした。


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葉はまばらですが、大変な巨木です。
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幹肌からするとプラタナスですね。


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ラクウショウ(落羽松、Taxodium distichum)が群生しています。沼杉の名前もあり湿地に生えます。特徴的な呼吸根が出ていました。
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これが呼吸根。湿地に適応しています。呼吸根はマングローブでも見られますよね。


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日本庭園の池にかかるカエデの葉が、一部だけ日を浴びて燃え上がるような鮮烈な赤色を見せてくれました。


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菊花壇ですが、一般的な菊の展示会と異なり地植えの菊です。これは江戸菊ですが、江戸菊の花壇は明治11年(1878)から始まっており、新宿御苑の菊花壇ではもっとも歴史があるということです。


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筆染川


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日本庭園


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鯉がゆったり泳いでいました。


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大作り花壇が見事です。なんと、初冬に出た芽を分枝させて、一株から数百輪咲かせます。この大作り花壇は新宿御苑のオリジナルで、全国の菊花壇展で見られる千輪作りの先駆けということです。新宿御苑では明治17年(1884)から始まっています。


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嵯峨菊


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丁字菊


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伊勢菊


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肥後菊


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遅ればせながら、サボテンの一部の室内への取り込みをしました。サボテンは霜よけ程度で越冬するものもありますが、小型のものは室内へ移動します。というわけで、我が家の多肉植物たちを少しご紹介しましょう。


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ギムノカリキウムたち。


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こちらもギムノカリキウム。


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アガヴェ苗も室内へ。


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怪竜丸
鶴仙園で入手してから5年ちょいになりますが、だいぶ立派になりました。プレステラ120ではもう限界のようです。来年植え替えますが、プレステラじゃなくて駄温鉢の方がいいですかね。
ちなみに、怪竜丸はGymnocalycium basiatrumとされているようです。



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竜頭
木更津Cactus & Succulentフェアにて購入して5年になります。
ちなみに、竜頭はGymnocalycium quehlianumとされているようです。



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新鳳頭
新鳳頭は鶴仙園にて購入して4年になりますが、思ったより育っていませんね。ちょっと日が強すぎるのかも知れません。新鳳頭もG. quehlianumの1タイプとされているようです。


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Gymnocalycium pseudoquehlianum n.n.
ビッグバザールで今年して3年ちょい育てていますが、今年はいまいち調子が良くなかったですね。色味も悪く艶がありません。
ちなみに、この「偽のクエフリアヌム」という名前は業者がつけた園芸名で、正式に記載されておりません。産地などもまったくの不明です。



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武勲丸
ビッグバザールで購入して4年になります。武勲丸はよく生長したほうです。
ちなみに、武勲丸はGymnocalycium ochoterenaeとされているようです。



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守殿玉
鶴仙園にて購入して購入して5年ちょいになりますが、生長は今ひとつといったところです。ちょっと置き場所を変えてみる必要がありそうです。
ちなみに、守殿玉はGymnocalycium bodenbenderianumとされているようです。


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Gymnocalycium esperanzae VoS 1791
エスペランザエはビッグバザールで購入して4年ほどになります。緩やかですが生長しています。


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守金魔天竜 Gymnocalycium mazanense
ラベルには「特」とありましたが、何が特なのかは不明です。ビッグバザールで購入してまだ2年で、これでも二周りは大きくなっています。



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10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の続きです。バイオリウムはマダガスカル原産の植物が沢山ありますが、特に花キリンが豊富です。本日は花キリン(Section Goniostema)の中から、代表的なミリイの仲間(Euphorbia milii complex)を見ていきます。

さて、Euphorbia miliiと言えば、実は今までよく分からない存在でした。経緯として、1821年にレユニオンの提督だったMilius男爵が持ち帰った植物を、1826年にCharles Des Moulinsが新種として記載しました。しかし、タイプ標本や産地情報もありませんでした。そのため、はっきりと定義されない曖昧なE. miliiのイメージのまま来てしまい、Des Moulinsの記述に合わない特徴を持っていても、新種はミリイの変種とされてしまう傾向にありました。そのため、近年ミリイの特徴から離れた変種は次々と独立していったのです。また、2020年にJean-Philippe Castillon & Jean-Bernard Castillonが、ミリイの産地と思しき場所を特定しました。Milius男爵が寄港した地域を調べ、その中でミリイ系のユーフォルビアが分布していたのはFort Duphinであることが明らかとなりました。そして、自生する花キリンはDes Moulinsの記述と一致する特徴を有していたのです。

近年、花キリンの仲間は
Jean-Philippe Castillon & Jean-Bernard CastillonとThomas Haevermans & Wilbert L. A. Hetterscheidが盛んに新しい分類を提案しています。ミリイ系も同様で主にこの2グループにより競うように再分類され続けています。ただし、基本的には外見的な特徴や分布から再分類がなされており、分子系統によるものではありません。まだ、議論されている最中ですから、まだ変更されるかも知れません。最終的にいかなる分類となるのかわかりませんから、しばらくは様子見します。


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Euphorbia milii var. hislopii
変種ヒスロピイは1913年にE. hislopiiと命名されましたが、1954年(publ. 1955)にミリイの変種とされました。しかし、現在では元通り独立種とされています。


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Euphorbia milii var. splendens
変種スプレンデンスも経緯は大体同じで、1829年にE. splendensと命名されましたが、1954年(publ. 1955)にミリイの変種とされました。しかし、現在では元通り独立種とされています。
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いかにもな花キリンの花ですが、一般的に園芸品種として流通している花キリンはスプレンデンスが由来とされています。


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Euphorbia milii var. longifolia
変種ロンギフォリアとは「長い葉」という意味の変種ですが、ミリイ系の中では葉が長いかなといった感じです。2020年にJean-Philippe Castillon & Jean-Bernard Castillonによりミリイから分離され、E. betrokanaとされています。ちなみに、E. longifoliaとされなかったのは、同名のユーフォルビアが他にもあるからです。しかも複数のユーフォルビアに対して命名されていますが、まあ「長い葉」というあまりに一般的な特徴はそりゃ被りますよね。
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花が房咲きしていました。


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Euphorbia milii var. imperatae
変種インペラタエは2021年にThomas Haevermans & Wilbert L. A. HetterscheidによりE. imperataeとして独立しています。


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Euphorbia milii var. tenuispina
変種テヌイスピナは2020年にJean-Philippe Castillon & Jean-Bernard Castillonによりミリイから分離されE. tenuispinaとされています。


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Euphorbia milii var. tulearensis
変種トゥレアレンシスは2020年にJean-Philippe Castillon & Jean-Bernard Castillonによりミリイから分離され、E. tenuispinaとされています。まあ、有名なあのE. tulearensisと名前が被りますからね。


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Euphorbia milii var. tananarivae
変種タナナリヴァエはミリイの変種ではなく、スプレンデンスの変種ですね。とは言え、2021年にThomas Haevermans & Wilbert L. A. HetterscheidによりE. tananarivaeとして独立しています。


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植物はポリネーター(花粉媒介者)を誘うために、目立つ花を咲かせ報酬として花粉や花蜜を用意します。一般的に花はジェネラリストで様々な種類のポリネーターが集まります。しかし、これはのポリネーターは必ずしも受粉に寄与するとは限らず、花の形状から不適切な場合もあり、結果的に蜜泥棒となってしまう場合もあります。さらに、環境中にポリネーターが少ない場合、ジェネラリストは受粉効率が低下します。そのため、ラン科やウマノスズクサ科などの植物は、しばしば特定のポリネーターを呼び寄せることに特化したスペシャリストです。この植物とポリネーターの関係は、関係性が強くなるほど受粉は安定し確実性が増します。この植物とポリネーターのもっとも進んだ関係性を絶対送粉共生と呼び、イチジクとイチジクコバチ、ユッカとユッカガ、コミカンソウとハナホソガの関係が有名です。以前、ユッカとユッカガの絶対送粉共生について記事にしていますが、これはただ特定の相手を呼び寄せるだけではなく、ユッカガは故意にユッカの花粉を運び受粉させます。ユッカガは受粉したユッカに産卵することにより、ユッカガの幼虫はユッカの果実の一部を食べて育つのです。これは、互いに相手がなくてはならない関係性にまで発展しているのです。

ユッカとユッカガの関係性については以下の記事をご参照下さい。


さて、ユッカとユッカガの関係性はこれだけではありません。ユッカガに近縁な仲間であるニセユッカガなる蛾が存在するのです。果してこのニセユッカガはユッカに対して、いかなる影響を与えているのでしょうか。本日は、David M. Althoff & Kari A. Segraves & Jed D. Sparksの2024年の論文、『Characterizing  the interaction between the bogus yucca moth and yuccas: do bogus yucca moth impact yucca reproductive success?』をご紹介しましょう。


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Yucca gloriosa
筑波実験植物園(2025年12月)


ユッカとユッカ蛾
花粉媒介者であるユッカ蛾の幼虫はユッカのみを餌とし、雌の蛾は産卵した花を積極的に受粉させます。生長中の蛾の幼虫は果実内の種子の一部を消費するため、互いに有益です。この相利共生は植物に内在する要因と、蛾の幼虫の外在的な死亡要因により均衡が保たれています。特定の地域において、1種のユッカを利用する花粉媒介者は通常1〜2種に過ぎませんから、相利共生の進化を研究することは容易です。


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Yucca aloifolia
小石川植物園(2025年7月)


偽ユッカ蛾
ユッカは花粉を媒介する蛾との相利共生に加え、他の相利共生しない蛾(prodoxid moths)にも利用されます。花粉を媒介するTegeticula系統の蛾の中には、花粉を媒介しないにも関わらず種子を食べる2種のチート種(cheater species) が進化しました。他にもユッカの種子以外を食べ花粉を媒介しないProdoxusという蛾も存在します。
Prodoxusは広く分布し、Yucca reverchoni以外のほとんどのユッカにおいて、媒介を媒介するユッカ蛾と共存しています。Prodoxusは日中はユッカの花の中で休んでおり、夜間にユッカの花の中で交尾します。しかし、Prodoxusには花粉を媒介するための特殊な口器持ちません。Prodoxus decipiensが繰り返し花粉媒介者と誤認されてきたことから、1880年に「偽ユッカ蛾」(bogus yucca moth)と命名されました。これ以降、偽ユッカ蛾という名称は属全体に適用され、利用するユッカの種類と利用部位が異なる11種の偽ユッカ蛾が記載されています。うち、7種は花序や花茎を食べ、3種は果実を食べ、1種はleafminer(潜葉虫)です。


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Yucca gloriosa
新宿御苑(2025年10月)



ユッカと偽ユッカ蛾
本研究では花茎摂食性のProdoxus decipiensと、その宿主であるYucca filamentosaとの相互作用を調べました。調査地はフロリダ州中央部にあるLake Wales山脈に位置する2地点です。
Y. filamentosaは近年になり攪乱された地域に生育しています。通常は2〜3年に1回開花し、1〜2mの円錐花序を伸ばします。調査地では4月に開花が始まり6月まで続きました。花序には最大300個以上の花がつき、6〜15日間かけて開花します。花は夕暮れに開花し翌朝には閉じます。開花初日に受粉しなかった花は脱落します。1つの蒴果からは250個以上の種子が生産される可能性があります。
P. decipiens(以下、偽ユッカ蛾)はアメリカ合衆国の東海岸からテキサス州中部のEdwards高原にかけて西に分布し、分布域全体では4種のユッカを餌にします。また、研究対象地域ではY. filamentosa(以下、ユッカ)のみを餌としています。偽ユッカ蛾は夜行性でユッカの花の中で交尾し、雌の蛾はユッカの花茎に産卵します。幼虫は花茎の組織を摂食します。5齢幼虫は花茎の外から数mmまで摂食し、絹糸の繭を作り休眠します。



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Yucca carnerosana
筑波実験植物園(2025年2月)


偽ユッカ蛾の影響
ユッカに対する偽ユッカ蛾の影響を評価するために、偽ユッカ蛾に暴露した10 株のユッカと、ケージで囲い蛾が排除した10株のユッカを比較しました。蛾を排除したユッカは、手作業で受粉させました。
偽ユッカ蛾に暴露したユッカは、花茎に平均23.0±6.44匹の偽ユッカ蛾を確認しました。しかし、偽ユッカ蛾を排除しても、開花数や開花期間、結実に差は見られませんでした。種子の生産にも影響はなく、種子の発芽率にも差はありませんでした。種子の発芽率に影響を与えたのは花序の高さで、花序が高いユッカほど種子の発芽率が高く発芽も早いものでした。
ユッカの種子の窒素含量を測定したところ、偽ユッカ蛾が存在した場合は種子の窒素含量が低下することが明らかとなりました。この減少の度合いは、花茎に存在する偽ユッカ蛾の数に依存し、負の相関が確認されました。種子の窒素含量が低下しているにも関わらず、種子の数や発芽率には影響がありませんでした。しかし、窒素含量は発芽率ではなく、その後の生長に重要なのかも知れません。また、ユッカの開花が少ない年には、花茎内の偽ユッカ蛾の密度が高まり、より種子の窒素含量が低下する可能性があります。


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Yucca rostrata?
筑波実験植物園(2024年6月)



最後に
以上が論文の簡単な要約です。
ユッカ蛾の他に様々なタイプの偽ユッカ蛾が存在し、偽ユッカ蛾はユッカを食害するだけで受粉には寄与しません。論文では花茎を食害するタイプの偽ユッカ蛾の影響を研究しています。結果として、偽ユッカ蛾の開花や結実に対する影響は見られませんでした。しかし、種子の窒素含量の低下が明らかとなりました。このことが、発芽率に影響を与えないとしても、苗の定着には無関係ではないかも知れません。体内では窒素はタンパク質の成分ですから、何かしらの影響はあるはずです。
さて、偽ユッカ蛾には果実を食害する種もあるようですが、このタイプの偽ユッカ蛾はユッカ蛾と競合することはないのでしょうか。ここらへんは気になるところです。少し調べてみましょう。


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11月に行った京成バラ園の記事の続きです。今回もひたすら薔薇の写真を並べるだけの記事となります。


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Princess Babylon
2014年、オランダ作出。FL系統。



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Chrystal Fairy
2002年、オランダ作出。S系統。



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Rainy Blue
2012年、ドイツ作出。CL系統。



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Monaliza
1985年、フランス作出。FL系統。



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ローズうらら
1995年、京成バラ園作出。FL系統。
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これだけの密度で咲くとは驚きですね。


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桂由美デザインのガゼボ。撮影スポットになっていました。
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Olympic Fire
1992年、ドイツ作出。FL系統。


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浪漫
2006年、京成バラ園作出。FL系統。



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Fruite
1985年、フランス作出。FL系統。



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栄光
1978年、京成バラ園作出。HT系統。



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今月行って来ました筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展の記事の続きです。熱帯資源植物温室に展示された蘭の同好会の蘭を見ています。


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C. jennanii
C. jemanniiとありましたが誤記ですね。ブラジル、ギニア、ベネズエラの原産。均整のとれた美しいカトレアです。


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C. labiata
ブラジル原産のカトレア。



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C. deckeri
これはおそらく自然交雑種で、メキシコから中米の原産。ですので、C. × deckeriと書きたいところですが、交配親がカトレアからGuariantheに移動したため、Gur. × laelioidesとなっているようですね。組み合わせは、Gur. aurantiaca × Gur. skinneri。


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L. weberbaueriana
ボリビア、ペルーの原産。旧・Schomburgkia。

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長い花茎の先端で咲きます。


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C. maxima fma. coerulea
C. maximaはコロンビア、ベネズエラの原産。絶妙な色合いです。forma.表記がありますが、カトレアでこの「coerulea」というのは学術的にはなく、大抵は特徴的な色(coerulea=青い)のタイプを表現しているだけの園芸的な名前に過ぎません。


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Gur. bowringiana coerulea
Guarianthe。メキシコから中米の原産。こちらの「coerulea」も園芸的な名前です。


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C. trianae?
C. torianeiとありましたが、C. trianaeのことでしょうか? C. trianaeはコロンビアの原産。


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C. Chongkolnee
これはカトレアとグアリアンテの交配種なので、現在は× Cattlianthe(Ctt.)とされています。組み合わせは、Gur. bowringiana × C. guttata × Gur. aurantiaca。

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カトレア系にしてはシャープな花弁が珍しく感じます。


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C. C.G.Roebling
大輪で素晴らしい色合いのカトレア。組み合わせは、C. gaskeliana ×  C. purpurea。


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まだまだ、蘭展は続きます。すべての花を撮影しているわけではありませんが、あまりに鉢数が膨大でかつ気になる花が多すぎるため、なかなか進めません。


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10月に行った日比谷花壇大船フラワーセンターの続きです。前回に引き続き薔薇を見ていますが、珍しいことに原種の薔薇も栽培されていました。薔薇を一通り見た後は温室に向かいました。


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月光
1999年、京成バラ園作出。



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イザヨイバラ(十六夜薔薇) Rosa roxburghii
原種の薔薇。中国、ヒマラヤ東部、チベットの原産。
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奇妙な果実が沢山なっていました。中国ではイザヨイバラをビタミンCを多く含む果実のために栽培されるそうです。


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Rosa gigantea
原種のつる性の薔薇。アッサム、中国南部、ヒマラヤ東部、ミャンマー、ラオス、タイ、ベトナムの原産。


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Rosa chinensis var. minima
ミニマに花が咲いていました。原種の薔薇。中国の原産。



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フジイバラ(富士茨) Rosa fujisanensis
日本原産の原種の薔薇。花はありませんでしたが、実が鈴生りでした。


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ノイバラ(野茨) Rosa multiflora
日本原産の原種の薔薇。白い花を咲かせます。こちらも大量の果実がなっています。一般的に野生の薔薇を野ばらと呼んだりしますが、大抵はこの野茨だったりします。中国、ヒマラヤ東部、韓国、日本の原産。



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Frau Karl Druschki
1901年、ドイツ作出。CL系統。
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白く良い形の花。


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Leonie Lamesch
1899年、ドイツ作出。ポリアンサ系統。


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Black Baccara
2000年、フランス作出。HT系統。



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11月に行った新宿御苑洋らん展の続きです。洋らん展といいながらも、会場である温室に入らずに、11月の冷たい風が吹くなか花を求めて彷徨っています。
 

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ジュウガツザクラ(十月桜)
10月に新宿御苑を訪れた時はいまいち場所が分かりませんでしたから、違う場所を探しました。というわけで、今回のお目当ての1つです。春と秋〜冬の二季咲きの桜です。

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枝により花色が微妙に異なります。11月の桜も乙なものですね。
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一般的に桜はPrunus属と認識していましたが、特に日本を含む東アジアでは、桜はCerasus属として独立させることがよくあるそうです。Prunusというと、梅や桃、スモモ、アンズ、アーモンドなどが含まれます。
十月桜は豆桜と江戸彼岸の交配種とされ、Prunus × subhirtella(=Cerasus × subhirtella)の1タイプのようです。



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皇帝ダリア Dahlia imperialis 
皇帝ダリアが咲いているとのことで見に行きました。一般的には皇帝ダリアですが、キダチダリアという名前があるそうです。高さ8〜10mに達する巨大なダリアで、学名もちゃんとDahliaです。中米〜南米北部の原産。

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我が家でも昔は皇帝ダリアを植えたりもしましたが、背が高くなりすぎてどうしても倒れてしまうため栽培は断念しました。2階の窓まで届く高さだと、園芸用の支柱では用をなしません。これだけガッチリ支柱を組む必要があります。これでも、今年は小ぶりらしいです。


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チャノキ(茶の木)が開花しています。私は茶の木にあまり馴染みがなく、今年の5月に行った東京都薬用植物園で見たのが初めて見たくらいです。原産地は一応はアッサムから東南アジア、中国南部とされますが、いかにも伝播していそうですね。
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非常に密に咲いていました。葉の雰囲気はやはりカメリア=ツバキ属ですね。学名はCamellia sinensis。
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花は目立ちませんが小さな椿のような花です。


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苑内は至る所で紅葉・黄葉が見られます。


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新宿門の近くに立派な乳イチョウがありました。


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ヤツデ(八つ手) Fatsia japonica
もっとも身近なウコギ科植物の1つです。林内や公園に勝手に生えてきます。日本、韓国の原産。



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センリョウ(千両) Sarcandra glabra
植栽されたものか鳥の落とし物由来かは分かりませんが、下生えに千両がありました。千両や万両は寒く侘しい時期に実をつけ、果実は目を楽しませてくれます。インド、スリランカから東南アジア、ニューギニア島、台湾、中国南部、朝鮮半島、日本の原産。センリョウ科。


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「母と子の森」でキチジョウソウの花を探しましたが、残念ながら見つかりませんでした。細い道が多く、違う道を歩いていたような気がしますが多分気の所為でしょう。


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いつの間にやら12月になってしまいましたが、何とか多肉植物の室内への搬入が一段落しました。まあ、実は全てではありませんが、後は状況を見ながらといった感じです。


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Fouquieriaは寒さに強いため、出しっぱなしでした。種類により葉の落ち具合が異なります。


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こちらもFouquieria。


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写真がぶれぶれですが、アロエやユーフォルビアの残りを回収しました。


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これはAloe pseudoparvulaの名前で入手しましたが、育ったらAloe parvulaでした。小さなうちは葉が扁平でそれっぽく見えたのですけどね…
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この寒さの中、屋外で花を咲かせていました。


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Aloe descoingsii
最小のアロエであるデスコイングシイが元気です。入手時は下葉が枯れがちで、植え替えて分かりましたがどうも根の動きが悪いようです。案の定、後に根腐れしてしまいました。植え替えというか用土に挿して再発根してからは生長がよく、下葉が枯れません。やはり、古い根が良くなかったようです。このデスコイングシイは非常に小さく、あまり見ないタイプのようですから大事にしたいものです。



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矮性の白花花キリンも室内に入れます。毎年枝を切り詰めて枝を増やしています。プレステラ180植え。


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孔雀丸 Euphorbia flanaganii
タコものユーフォルビアは強光下で育てると枝が太く締まった見た目になりますが、枝の寿命が短くなり貧相な外見になりがちです。特に孔雀丸は遮光を強めにした方がきれいに仕上がります。



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Pachypodium saundersii
サウンデルシイが開花しました。11月末頃に室内に入れましたが、この寒い時期に蕾がついたので咲くか分かりませんでした。しかし、室内に入れたらあっという間に花が咲いたので驚きました。


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Pachypodium densiflorum
12月に入ってから室内に取り込んだので、葉が紅葉してパラパラ落ちています。大抵の多肉植物は大型になると耐寒性が増すため、毎度取り込みが遅くなってしまいます。申し訳ないとは思っていますが…


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10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。サボテンコーナーを終え、突き当たりの蘇鉄類とハウォルチアを見ていきます。


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Haworthia limifolia var. nigra
=Haworthiopsis limifolia var. limifolia
これは中々興味深いハウォルチアです。解説には1995年に南アフリカのSheilumナーセリーより表記の名前で購入したとの記述がありました。そして、変種リミフォリアをイコールとしていますが、この理解がおそらく正しいのでしょう。
さて、変種ニグラは正式に記載された名前ではなさそうですが、nom. nud.なのでしょうか? 情報が少なくよくわかりません。ただし、何らかの特殊性や固有の採取地と関連付けられていたりしますから、情報としては侮れません。日本ハオルシア協会のブログによりますと、limifolia系の文脈で「エスワティニの南側にも同様の別種(未記載 H. limifolia v. nigra?)があり、これも同じくH. nigraそっくりである。」とありましたが、変種ニグラらしきハウォルチアがあるという話で変種ニグラの産地を表してはいません。このタイプのリミフォリアの産地は何処なのでしょうか。気になりますね。



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Haworthia herbacea
ヘルバケアが群生し密に詰まっています。ヘルバケアは短い禾があるタイプのハウォルチアで、よく見ると葉に小さな透明の窓が沢山並んでいます。


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Haworthia limifolia var. limifolia
こちらは、通常の変種リミフォリア。現在、リミフォリアは5変種が認められています。このうち、変種リミフォリア、変種グラウコフィラ、変種ウボンボエンシスは入手しましたが、変種アルカナと変種ギガンテアはまだ見たことがないがありません。変種ウボンボエンシスは近年にわかに流通し始めた珍種です。ちなみに、変種リミフォリアに含まれるとされる変種ストロニフェラやH. gideonii nom. inval.も入手しており、違いを楽しんでいます。


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鉄錫杖 Senecio stapeliformis
=Kleinia stapeliformis
奇妙な紐サボテン様の多肉植物ですが、なんとセネキオでした。ラベルには、=Kleiniaとありましたが、聞き覚えがない学名です。どうも、セネキオはまとまりがない雑多な寄せ集めのグループであることが判明し、分解を受けている途中のようです。Kleiniaはセネキオの中でも多肉質な茎を持つグループが独立したもののようです。セネキオは多肉質ではない属になったということになるのでしょうか?まったく知りませんでしたが、根拠とした論文を探してみます。



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Ceratozamia hildae
メキシコ原産の蘇鉄。ちょうど秋のフラッシュに遭遇しました。ヒルダエは減少しており、IUCNレッドリストではEN(endangered)で、いわゆる絶滅危惧IBに相当します。成熟個体は500〜1000と推定されていますから、かなり危険な状況です。
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ご覧のように笹のような雰囲気の蘇鉄です。「bamboo cycad」という名前も納得です。


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Zamia integrifolia
=Zamia floridana
以前、インテグリフォリアは5変種に分けられるという趣旨の論文をご紹介しました。しかし、あくまでも外見と地理的分布による分類でしたから、確実性は怪しい部分がありました。分子系統解析により、また分類が変わる可能性があります。




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コーンが出ていました。


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ホソバオニザミア Macrozamia miquelii
非常に細い葉を持つマクロザミア。アザミウマ媒花として知られています。オーストラリアの原産。IUCNレッドリストではLC(least concern)で、いわゆる低危険種にあたります。個体数は1万〜2万とそれほど危険な状態ではありません。



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Cycas multipinnata
中国とベトナムに分布する蘇鉄。葉柄が非常に長く見上げる高さとなります。葉身も蘇鉄では最大となります。IUCNレッドリストではEN(endangered)で、いわゆる絶滅危惧IBに相当します。成熟個体は1000〜2500と推定されていますから、かなり危険な状況です。
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塊茎。



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竜血樹とは厳密に言えば、マカロネシアに分布するドラカエナ(Dracaena、ドラセナ)であるD. dracoを指します。一般的にはソコトラ島産のD. cinnabariも竜血樹と呼ばれますし、「竜血」が採れる全ての種を指す場合もあります。この「竜血」(Dragon's blood)は竜血樹から採取される赤色の樹脂で、薬用などの用途のために古くから取り引きされてきました。
本日はこの「竜血」の役割について解析した、Joanna Juna-Morawiec、Jan Marcinkiewicz、Juli Caujape-Castellsの2022年の論文、『Unraveling the role of dragon's blood in the undisturbed growth of dragon tree』をご紹介しましょう。



植物の化学防御システム
植物は様々な環境に適応するために多様なメカニズムを持ち、病原体や植食者の攻撃に対する毒や忌避物質などによる化学防御もその1つです。これらの物質は樹脂管(resin ducts)、乳管(laticifers)、腺毛状突起(glandular trichomes)、あるいは非分泌細胞や組織に蓄積される可能性があります。樹脂の生成と分泌は、裸子植物と被子植物の双子葉類で一般的で、単子葉類ではサトイモ科、ヤシ科、キジカクシ科、ツルボラン科、ススキノキ科でのみ確認されています。


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Dracaena draco
夢の島熱帯植物館(2024年12月)


竜血樹
本研究はグラン・カナリア島の植物園である「Viera y Clavijo」において、屋外に育つ様々な年齢の竜血樹を用いられました。マカロネシアやモロッコ、カーボベルデ島固有のD. draco、グラン・カナリア島固有のD. tamaranae、ソコトラ島固有のD. cinnabariのロゼットを観察しました。


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Dracaena draco
左のヤシはWashingtonia filifera。
筑波実験植物園(2024年6月)



観察
竜血樹では樹脂の存在を示す赤みがかる色素沈着は葉の基部に限られていました。
葉の基部の切片を顕微鏡で観察したところ、樹脂層はロゼットの先端の近く、発育中の葉の基部に観察されました。幹が木質化する柔組織の近くに樹脂層はあり、最終的に葉の基部全体に広がる離層を形成し始めました。葉が落ちた後は、樹脂は葉痕の維管束を塞ぎ、葉痕の細胞壁と細胞の間の空間を満たしました。


樹脂の新たな機能
竜血樹における樹脂分泌は、葉と葉のない成熟した幹を保護する組織の正常な発達に必要であることを示唆します。これは、樹脂の見過ごされてきた機能です。なぜなら、これまでの研究は①樹脂の化学成分と薬効の重要性、または②組織の機械的な損傷後、あるいは菌類の接種後の樹脂分泌に焦点を当ててきたからです。

樹脂は落葉と組織の保護層の形成を助けることが示されます。樹脂は茎頂付近にかなり早い時期に現れますが、竜血樹はヤシの葉と同様に落葉するまでに数年かかるため、葉の分離の経過はゆっくりと進行します。

竜血樹は樹齢が増すにつれ、樹脂で覆われる葉の基部表面の面積が拡大します。竜血樹の葉の基部は貯水槽でもあるため、3つの説明が考えられます。
①樹脂は視覚的、機械的、化学的な防御として、さらに乾燥から保護し、昆虫の侵入を防ぐ役割が考えられます。実際に樹脂がオレンジ色や赤色の有毒な樹脂が、警告色である可能性が指摘されています。そのため、葉が古くなると基部が広くなり、保護すべき範囲が広くなります。
②葉の基部の樹脂は水分が少なく葉が縮小した時に生じた損傷により生じた可能性があります。
③樹脂で覆われた表面は落葉の準備で、離層の樹脂の生産量の増加と関係している可能性があります。


竜血樹は落葉後に葉痕と芽痕が幹の表面を完全に覆い、種により特異的な模様を形成します。葉痕の輪郭は、樹齢約50年の個体でも場合により視認出来ます。幹を覆う組織は比較的薄く、幹表面の樹脂は病原菌の侵入や乾燥に対する防御力を高める重要な適応であると考えられます。また、自然環境下の竜血樹は密集した群落を形成しないため、幹を紫外線から保護する必要があります。樹脂は主にフラボノイドで構成され、紫外線の遮蔽と吸収に働きます。


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Dracaena draco
新宿御苑(2024年9月)



最後に
以上が論文の簡単な要約です。
樹脂は傷を物理的に塞いだり、抗菌物質を含み病原菌に対抗したりという機能は良く知られています。また、ユーフォルビアの乳液のように毒性が高く、大型の草食動物の食害に対抗するものもあります。しかし、竜血樹の樹脂である「竜血」はそれらの機能だけではなく、竜血樹の生長における様々な場面で働いており、しかも重要な役割を果しています。さらに、その「竜血」の由来となる樹脂の赤い色は、紫外線からの防御である可能性も示唆されます。
このように、植物の樹脂が様々な働きをしていることに大変驚きました。もしかしたら、竜血樹だけではなく他の植物についても、一般的に言われている機能だけではなく、複数の隠れた機能があるのかも知れませんね。


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11月に行った京成バラ園の記事の続きです。素晴らしい秋薔薇を堪能しました。相変わらず写真を並べるだけの記事となります。


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とにかく広く物量でも過去一。


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Home & Garden
2001年作出。F系統。



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Goldelse
1999年作出。F系統。



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The Poet's Wife
2014年作出。S系統。



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ぽぽぽちーく
2020年、京成バラ園作出。F系統。



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Phloxy Baby
2013年作出。S系統。



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Plume
2014年、日本作出。S系統。



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大型の立派な株が非常に多いですね。


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Rosa chinensis minima
R. chinensisは中国原産の薔薇の原種の1つで、庚申薔薇と呼ばれています。ヨーロッパに導入された初めての東洋薔薇です。ミニマはR. chinensisに現れた突然変異と言われており、ミニチュアローズの親となったそうです。


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Rosa chinensis hermosa
1832年、フランス作出。



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奥の方に池がありました。ミズカンナが群生しています。


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睡蓮と噴水。流石に花はありません。


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ツワブキが咲いていました。


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10月に行った日比谷花壇大船フラワーセンターの記事の続きです。3日前に新宿御苑に薔薇を見に行きましたが、ほとんど薔薇が咲いておらず肩透かしを喰らいました。しかし、どういうわけか、大船フラワーセンターは薔薇が咲き乱れていました。というわけで、薔薇を見ていきます。薔薇は好きですが見るだけで詳しくはないので、写真を並べるだけです。


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Gospel
2002年、ドイツ作出。


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Pristine
1978年作出。HT系統。


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Canary
1972年、ドイツ作出。HT系統。



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Maria Callas
1965年、フランス作出。HT系統。



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1979年、京成バラ園作出。HT系統。



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Manou Meilland
1979年、フランス作出。



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どこを見ても薔薇が咲いていました。


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Niccolo Paganini
1993年、フランス作出。



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花ぼんぼり
2011年、京成バラ園作出。



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Satina
1994年、ドイツ作出。Sh系統。


  
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NPO法人日本多肉植物の会(JSS)が開催するサボテン・多肉植物の展示会の続きです。展示は日比谷花壇大船フラワーセンターの温室内にて開催されました。本日はサボテン以外の多肉植物を見てみましょう。いま流行りのアガヴェも結構ありましたが、あまり興味がないためほとんど撮ってないですね。


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甲蟹錦
カブト蟹(Agave isthmensis)の覆輪斑。非常に美しいアガヴェです。形も締まっていていいですね。


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オテロイ白鯨
Agave oteroiは微妙なタイプ違いに様々な名前が付けられており、イマイチ区別がつきません。まあ、でもこの個体が良い形なのは分かります。


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氷山
氷山はアガヴェの中でも格別な美しさを持ちます。氷山は笹の雪の白覆輪種と言われますが、葉の形も異なりあまり似ていません。もとになったタイプが細葉だったのでしょうか。



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Agave utaensis var. eborispina
最近、エボリスピナは注目されているようで、以前より見かけるようになってきました。以前はイベントでナーセリーが長年育てたであろう立派なエボリスピナを置いても、皆Agave titanotaやAgave oteroiに夢中で無視されていました。人気は流行りに左右されますからね。まったく流行を追っていない私からすると、実に奇妙な感じがしてしまいます。


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リトープスの大津絵。Lithops otzeniana。南アフリカの原産。メセンはリトープスとコノフィツムが代表的ですが、非常に面白い多肉植物です。気にはなりますが、育て方に安定感がない私では育てるのが難しい多肉植物の1 つです。何かとものぐさなもので、基本的に放置しても勝手に育つような多肉植物しか私には無理ですね。私の好きなハウォルチアなんかは、まあほぼ雑草みたいなものですからね。


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コノフィツム・ブルゲリ
Conophytum burgeri。よく宝石などと呼ばれるブルゲリですが、こう見えてメセンの仲間です。南アフリカの原産。メセンはメセン科やマツバギク科とされたりもしましたが、現在ハマミズナ科とされているようです。


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アンボボンベンシス
Euphorbia ambovombensis

アンボボンベンシスも塊根が立派ですね。アンボボンベンシスはマダガスカル原産の小型花キリンで、Section Goniostemaです。分子系統ではE. boiteauiと近縁で、他にもE. cylindrifoliaやE. decary(=E. francoisii)が近縁なようです。同じく葉が縮れるE. capsaintemariensisやE. tulearensisは隣の分岐におり、見た目ほどには近縁ではないようです。


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ラウリンゼ
Echeveria 'Laulinsa'。大型のエケベリア交配種。E. lauiとE. lindsayanaの組み合わせと言われています。E. lindsayanaはE. colorata f. colorataの異名となっています。


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シモエアエ
Ceropegia simoneae。旧ガガイモ科は面白い花を咲かせるものばかりですが、ケロペギアもまた独特の面白い花を咲かせます。しかし、ケロペギアはなぜかあまり見かけない植物で、植物園でも見ないですね。小石川植物園の温室で3種のケロペギアの花を見たくらいです。



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ミギウルティヌス
Pseudolithos migiurtinus。こちらも旧ガガイモ科で、外見の奇抜さの割りに可愛らしい小さなヒトデ型の花を咲かせます。左に見えるのは果実。最近はプセウドリトスも苗が出回るようになってきましたが、ソマリアものですから気難しいような気がします。



日比谷花壇大船フラワーセンターで開催されたサボテン・多肉植物展の記事も本日で最後となります。思った以上に展示が多く良品が見られたのは僥倖でした。このような催しは非常に面白いのですが、今回のようなオープンなものはあまりないようで残念ですね。行ける範囲でこのような展示会がありましたら、ぜひ訪れたいと思います。


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12月7日より筑波実験植物園にて開催されたつくば蘭展へ行って参りました。楽しみにしていたので、開催初日のしかも朝イチで見てきました。私自身は昔少しやっていたくらいで、ほとんどが本の知識に過ぎないわけですが、しかも知識が古いので蘭展では驚くことが多いですね。


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つくば蘭展のポスター。


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蘭展の開催を告げる看板。今回は入口の教育棟に展示はなく、ナーセリーが洋らんを売りに来ていました。


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まずは、熱帯資源植物温室に行きました。入口前にある流木に着生させたエアープランツがお出迎え。


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温室の二重扉の間はエアープランツだらけ。


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よく茂ってますね。


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さて、早速蘭の展示を見てみましょう。一般的に展示会や販売される蘭は略号で書かれますから、略号表記でお示しします。例えば、Cattleya=C.、Cymbidium=Cym.、Dendrobium=Den.、Coelogyne=Coel.、Paphiopedilum=Paph.みたいな感じです。あと、蘭は属間交配が盛んで、様々な組み合わせで交配がされています。特にカトレア系は顕著ですが、3属交配などもあり私にもよく分からない略号が増えています。


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ここでは、3つの蘭の同好会による蘭が展示されます。どうしても人気があるカトレア系が主になりますが、最近は珍しい原種蘭を栽培する人が増えました。初めて見る面白い蘭もありましたね。


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Coel. rochussenii
Coelogyne。
垂れ下がる黄金の房咲きが見事。東南アジアの原産。


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Psh. vitellina
Prosthechea。EncycliaやEpidendrumとされてきました。中米の原産。



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Rsc. Orglads Charm Crystalle
Rsc.はRhyncosophrocattleya、組み合わせはC. × Rl. × S.。しかし、SophronitisがCattleyaに吸収されたため、Rlc.(Rhyncholaeliocattleya)となっているようです。


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Jasminum rex
こちらは蘭ではなく植物園の植物。タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジア原産のジャスミン。現在はJ. nobileの異名となっているようです。

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特徴的な花です。


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ちなみに、入口にバニラ(Vanilla punifolia)の蔓を絡ませており、甘熟後に乾燥したと思しき果実が強いバニラの芳香を放っていました。また、温室内はカトレアの甘い香りがあちこちから漂う素晴らしい空間でした。


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C. walkeriana f. coeralia
ブラジルの原産。淡い色合いが美しいですね。



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Brassocatanthe Mikawa Boquet
BrassocatantheはBrassavola × Cattleya × Guariantheの交配種。× 
Brassocatantheと書いた方が正しいようです。略はBc.。写真はぶれぶれですが、日差しが強く入射角が良くないのか、ピントが合わなくて1日難儀しました。


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C. maxima
エクアドル、ペルーの原産。マキシマはよく栽培されますが、花色は様々。しかし、よく揃って咲いています。


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C. walkeriana
ワルケリアナの花色が濃いタイプ。



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Gur. Porcia
Guariantheは中南米の二葉系カトレア4種が2003年に独立した属とのこと。この場合、Gur. bowringiana × C. loddigesii × C. dawianaという組み合わせなため、× Cattlianthe(Ctt.)ですね。


本日はここまでとしますが、記事はまだまだ続きます。熱帯資源植物温室の展示でもかなり珍しい原種の蘭がありましたし、解放されていた多目的温室では植物園が収集した普段は見ることがないような非常に珍奇な蘭が大量に展示されていました。多目的温室では職員の解説もあり、貸し出している虫メガネで小さい蘭の花を観察出来ます。蘭展は14日まで開催していますから、皆様にもおすすめいたします。素晴らしい蘭の花を浴びるほど堪能出来ます。


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相変わらず多肉植物を室内へ取り込んでいます。室内に入れるのはいいのですが、ラックにうまい具合に並べるのに手間取っており、なかなか思うようにすすみません。そろそろ初霜の季節ですから急がないといけません。


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ダシリリオンも小苗のうちは取り込みます。


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柱状のユーフォルビア。


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こちらは雑多な連中。


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蒼蛮閣 Euphorbia curvirama
2020年2月に、今は無きサカタのタネのガーデンセンター横浜にて購入しました。長く室内にあったようでややヘタリ気味でした。

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あれから5年。弱っていた根がよく張るまでしばらく鈍かったのですが、最近はよく伸びて枝が増えました。ただ、急激に伸びてしまったため、自重で倒れてしまいます。来年は植え替えて大きな鉢に植えます。


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墨キリン Euphorbia canariensis
2020年2月に初めて鶴仙園に訪れた時に購入しました。

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あれから5年。去年はハダニにやられるなど生長が鈍りましたが、ここまで生長しました。


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Aloe peglerae
2021年12月に開催された木更津Cactus & Succulentフェアにて購入しました。

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あれから4年。葉の枚数がふえ、貫禄が出てきました。ペグレラエは青白い外見通り強光を好むアロエです。すぐに間延びしてしまうため、気を付けないといけません。


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Euphorbia debilispina
2020年3月に鶴仙園にて購入しました。

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あれから5年。枝が増えました。根が木質化するため、根上りに仕立てています。


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10月にも新宿御苑に行ってきたわけですが、11月に洋らん展を開催するということで、また新宿御苑へ行ってきました。会期が短く他イベントと被るため、休みを取って平日に観に行くことになりました。


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新宿御苑の洋らん展は、第37回となる歴史ある洋らん展です。洋らん展は温室内で開催されますが、今回はそれ以外にも目的があります。1つは前回見逃したジュウガツザクラの花を見たかったのと、新宿御苑の開花情報にあるいくつかの花を見ること、さらにはヒマラヤスギの仲間であるレバノン杉とアトラス杉を見ることです。というわけで、まずは散策から開始します。前回は苑内の東側を歩いたので今回は西側です。少し風が強いものの、よく晴れた散策日和でした。


まずは、ヒマラヤスギ属(Cedrus)から。ヒマラヤスギ属は3種からなり、ヒマラヤスギ(C. deodara)、アトラス杉(C. atlantica)、レバノン杉(C. libani)がありますが、一般的にはヒマラヤスギしか見かけません。新宿御苑ではヒマラヤスギ属が勢ぞろいしていますから、今回はすべて見て回ろうという魂胆です。


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ヒマラヤスギ Cedrus deodara
ヒマラヤスギは植物園だけではなく、公園や学校にも植えられる針葉樹です。高さ50mと巨大に育ちますから基本的に庭木にはされません。それに、ヒマラヤスギは自然な樹形が美しいため、あまり剪定に向いているとは言えませんよね。
新宿御苑には巨大なヒマラヤスギが数え切れないほど植栽されています。ヒマラヤスギはヒマラヤ山脈からアフガニスタンの標高1500〜3200mに分布します。



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園内のマップにヒマラヤスギ属の解説があり、それぞれの植栽場所が示されています。レバノン杉は1カ所だけですね。


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アトラススギ Cedrus atlantica
実際のネームプレートには「ギンヨウシーダー」、「Blue Atlas Cedar」とありました。「銀葉」の名前の通り葉が銀色に見えます。高さは35m程度になるそうです。モロッコのRif山脈およびAtlas山脈、アルジェリアのTell Atlasに分布します。自生地は標高1170〜2200mとのこと。
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温室前のアトラススギ。


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レバノンスギ Ceader libani
レバノン杉はいつか見てみたいと思っていました。なんと言っても、レバノン杉は歴史と関係深い樹木で、旧約聖書どころかギルガメシュ叙事詩にも出てきますからね。造船用などに古くから利用されてきたため、野生のレバノン杉は非常に少なくなってしまいました。やはり、様々な国や民族が入り乱れた文明の交差点に生えている以上、仕方がないことなのかも知れません。


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そういえば、あちこちに山茶花(Camellia sasanqua)が咲いていました。この時期に咲いているのは椿ではなく山茶花ですよね。
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こちらはピンク色の山茶花。
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八重咲きの山茶花。


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ミュージアムの入口に何やらありますね。
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面白い仕立ての小菊でした。中に支柱があり支えています。
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園内にはツワブキ(石蕗、Farfugium japonicum)の花があちこちで咲いていました。寒さに向かうこの時期には貴重な花です。
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丸花壇の近くはツワブキの花で埋め尽くされていました。
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ニホンミツバチにとってもこの時期に貴重な花なのでしょう。


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Ericaも開花中。


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ミュージアム近くの低木ですが、よく見ると花が咲いています。
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アベリア(ツクバネウツギ)の仲間ですね。


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バオバブ(Baobab)と言えばアフリカに生える、ずんぐりした幹から短い枝が伸びる奇妙な姿を思い浮かべます。私も植物園で実際にバオバブを見たりしましたが、流石に国内の植物園ではあの威容は見られません。まあ、そもそもあの見た目になるためには樹齢が最低でも数百年はかかりますから、どだい無理な話です。そういえば、この前行った東京農業大学のバイオリウム温室にて、バオバブの種子を販売していたので何となく購入してみました。本来なら気温が高い夏に播種すべきでしたが、既に10月末でしたから発芽しない可能性もあり悩みました。来年まで種子が生きているか分からなかったため、3粒は播種して残り3粒は来年に播種しようということになりました。結局、夏に播種したら直ぐに発芽するようですが、3週間かかって3粒とも無事に発芽しました。ということで、せっかくですからバオバブの論文をご紹介します。本日、ご紹介するのはJun-Nan Wanらの2024年の論文、『The rise of Baobab trees in Madagascar』です。


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Adansonia digitata


バオバブの分子系統
現存するバオバブは8種で、アフリカ大陸に分布するAdansonia digitata、オーストラリア北西部に分布するA. gregorii、マダガスカルな分布するA. rubrostipa、A. za、A. madagascariensis、A. perrieri、A. grandidieri、A. suarezensisからなります。

※A. rubrostipa=A. fony var. rubrostipa
 
    ┏A. digitata
┏┫
┃┗A. gregorii
┃    Brevitubae
┫┏A. suarezensis
┃┃
┗┫┏A. grandidieri
    ┃┃   Longitubae
    ┗┫┏A. za
        ┃┃
        ┃┃    ┏A. rubrostipa
        ┗┫┏┫
            ┃┃┗A. madagascariensis
            ┗┫
                ┗A. perrieri



バオバブの分子系統にはゲノム全体の系統の不一致が見られ、遺伝子移入などの可能性があります。著者らは3つのアプローチにより遺伝子移入の影響を調査しました。パターソンのD統計量により、A. gregoriiとマダガスカルのバオバブとの間で遺伝子移入の強力な証拠が示されました。それを考慮すると、A. gregoriiを参照ゲノムとした場合を除き、全てを参照ゲノムで同様の結果が得られました。マダガスカルのバオバブの場合、姉妹群ではない系統間で共有対立遺伝子が頻繁に出現するのは、種間交雑の結果であると考えられます。例えば、ある解析方法によりA. zaとA. perrieriの間で広く遺伝子流動しています。これは、形態学的に中間的な個体の存在や、分布と開花時期の重複により交雑が継続していることを示唆しています。同様に、A. zaとA. rubrostipaの間でも遺伝子流動が予測されています。重要なのはBrevitubaeの祖先と、A. rubrostipa以外のLongitubaeの共通祖先との間の遺伝子流動を示していることです。開花時期がBrevitubaeは乾季でLongitubaeが雨季であることから、開花時期が変化する前に交雑が起きた可能性があります。

A. digitataとA. gregoriiは姉妹群であり、A. gregoriiとマダガスカルのバオバブとの間で遺伝子流動があることから、A. gregoriiはマダガスカルのバオバブと同所していたことが推測されます。さらに、マダガスカルのバオバブは、他の2種から分岐した後に遺伝子流動が起きたことを意味します。さらに、複数の解析でA. digitataとマダガスカルのバオバブとの間に遺伝子流動の兆候が見られ、A. digitata、あるいはA. digitataとA. gregoriiの祖先とマダガスカルのバオバブか同所していた可能性があります。


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Adansonia digitata
新宿御苑(2025年8月)



地質と環境
A. zaはもっとも広範囲な環境条件に耐性があり、他の種が占めるニッチの多くを包含します。A. zaは潜在的にニッチをめぐる競争力が強く、局所的に分布しA. zaと分布が重なるA. suarezensis、A. grandidieri、A. perrieriと置き換えることが出来ます。Longitubaeの全ての種はニッチが重複しています。A. suarezensisとA. grandidieriは系統的距離が近いにも関わらず、非常に異なるニッチを示しており、地理的隔離の後に局所的に適応したと考えられます。また、マダガスカルの気温や高度、降水量の不均一性が、現在のバオバブの分布につながる主たる環境要因である可能性がデータから示されています。A. madagascariensisとA. rubrostipaは主に気温と高度の影響を受けており、他の種は主に降水量と高度の影響を受けています。


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Adansonia digitata
小石川植物園(2025年7月)


著者らは過去1000万年の平均海面がマダガスカルのバオバブの分布に及ぼした影響を調べました。約400万年前にマダガスカルは約11%小さく、約2万年前には19%大きくなっています。海面が比較的低かった時代には、バオバブの分布は拡大と分散に適していたと考えられますが、海面が高かった時期には適した地域が狭まり、個体群の断片化、種の隔離、遺伝子流動の減少につながりました。1000万年前から現在までマダガスカル北部が隆起し火山活動も起きており、バオバブに影響を与えたと考えられます。海面レベルの変化と古地理学的イベントにより、マダガスカル北部でA. suarezensisとA. perrieriの分布が限られていることが説明出来ます。しかし、過去においては分布が広かった可能性があります。分布域が広いA. zaとA. madagascariensisは、個体群の拡大により他のバオバブ種の個体群減少に関係した可能性もあります。


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Adansonia gregorii
東京農業大学バイオリウム(2025年10月)



バオバブの起源
バオバブは化石がないため、その起源地域を特定することら困難でした。しかし、種間の移入の証拠から、A. gregoriiは属の多様化の過程で分岐したマダガスカルのバオバブと同所していた可能性が高いと考えられます。この仮定に基づくと、「アフリカ大陸起源」仮説では3つのシナリオがあります。1つは現在のマダガスカルのバオバブは、アフリカで絶滅する前にいくつかの分散イベントによりマダガスカルに定着したというものです。これは、マダガスカルのバオバブの多様化がアフリカ大陸で起きた場合ですが、これは可能性が低いと言えます。2つ目は現在のマダガスカルのバオバブの祖先がマダガスカルに定着しマダガスカルで多様化したというものです。この場合、オーストラリア原産のA. gregoriiとマダガスカルのバオバブの間で、それぞれが独立して海洋を越えた遺伝子交流が必要です。しかし、このような海洋を越えた遺伝子交流の実証例がないため、このシナリオも可能性が低いと言えます。3 つ目はアフリカからマダガスカルへ2回の海洋を越えた分散があった可能性です。マダガスカルのバオバブの祖先が多様化し、マダガスカルのバオバブと交雑したマダガスカルで絶滅したであろうA. gregorii系統があるはずです。これも、海洋を越えた分散が必要です。

「オーストラリア起源」仮説は、「アフリカ大陸起源」仮説と同様に複数の独立した分散と、大規模な海洋を横断した遺伝子流動が必要です。さらに、A.
gregoriiの祖先にボトルネックが存在する可能性が高く、これは長距離分散の結果として生じるため疑問視されています。

上記の2つの仮説と比べ、「マダガスカル起源」仮説はもっとも合理的な説明が可能です。まず、マダガスカルからオーストラリアへのA. gregoriiの分散が1 回で済み、ありそうもない海洋横断遺伝子流動や複数回の分散といったファクターを緩和します。さらに、マダガスカルを起源とした場合のみ、マダガスカル系統とそれ以外のバオバブとの地理的隔離が、マダガスカル系統の多様化の後に生じ、全てのバオバブの間での遺伝子流動を可能とします。この仮説ではマダガスカルのバオバブとA. gregoriiやA. digitataの間にある遺伝子流動と整合性があります。


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Adansonia za
東京農業大学バイオリウム(2025年10月)



最後に
以上が論文の簡単な要約となります。
論文では他にもバオバブの保全状況についても記述がありますが割愛させていただきます。単純に開発等によるダメージだけではなく、バオバブの種間で競争があることも懸念点のようです。
さて、内容的に中心となるのはバオバブの伝播についてです。アフリカ大陸、マダガスカル、オーストラリアと3つの海洋を挟んだ離れた分布を持ちますから、いかなる経路を辿ったかは気になるところです。一般的な考え方では、種が多様なマダガスカルが起源で、アフリカ大陸やオーストラリアに派生したというのが分かりやすいのですが、そう簡単ではありません。例えばですが、起源地は環境が厳しいなどあまり増殖出来ずに種分化が抑えられ、環境の良い伝播先で一気に種分化したというシナリオもあるでしょう。または、起源地の環境が変わったり他植物との競争があったりして絶滅してしまい種数が減少し、一見して伝播先の方が種数があるように見えることもあるかも知れません。そもそも、起源地では絶滅してしまい現存しない可能性すら存在します。このように、進化の歴史を辿らないと、現在の分布=結果だけ見てしまうと誤る可能性があります。論文では現存するバオバブはマダガスカルを起源とした場合に整合性があるとしています。しかし、実際の伝播経路はどうなるのでしょうか。大陸がくっついていたパンゲア大陸ということになるのかは論文を読んだだけではよくわかりませんでした。ぜひ、分岐年代を特定してほしいところです。


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10月に行った東京農業大学のバイオリウム温室の記事の続きです。相変わらず多肉植物が満載で見どころだらけです。


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Pachypodium rosulatum
ただのロスラツムはあまり見かけませんが、ロスラツムの亜種とされるグラキリウスやカクティペスはよく見かけます。他にもビコロルやマカイエンセ、ベマラヘンセがロスラツムの亜種とされています。


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Fouquieria diguetii
フォウクィエリアは人気があるF. fasciclata、F. purpusii、F. columnarisあたりが一般的です。近年ではF. diguetiiは小さな苗が流通していますが、このサイズは見かけません。


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Aloe divaricata
マダガスカル原産のアロエ。マダガスカルは非常にアロエが豊富で種数も多いのですが、分布域が恐ろしく狭いため、開発などにより簡単に絶滅してしまいます。


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瑠璃塔 Euphorbia cooperi
これは、E. cooperiではないような気がします。E. cooperiは独特の形状の枝を積み上げて、段をなします。しかし、このような柱サボテン状のユーフォルビアは似たものが多く、種の判別は非常に困難です。基本的には枝の断面の形とトゲの付き方が、判別の最大のポイントです。稜(rib)は生長段階により変わることがあるため盲信出来ませんが、重要な手掛かりです。3稜、4稜、あるいはそれ以上、そして断面を見たときに稜の間が直線的か凹むのかどうかです。このユーフォルビアは、写真からすると4〜5稜で、断面は星型にはならず、 トゲは直線的に並びます。青白い外見からも、Euphorbia coerulescensに見えますがどうでしょうか?


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Alluaudiopsis fiherenensis
AlluaudiaやDidierea、Portulacaria(Cerariaを含む)と同じディディエレア科です。アルアウディオプシスは2種からなり、他のディディエレア科と同じくマダガスカルの原産です。
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Didiereaほど葉は尖りませんが、Alluaudiaに比べると細長い葉です。分子系統では、AlluaudiaとDidiereaは姉妹群で、Alluaudia+DidiereaとAlluaudiopsisが姉妹群、さらにこれらとCalyptrothecaが姉妹群、最後にPortulacariaが配置されます。AlluaudiaとDidierea、Alluaudiopsisはディディエレア亜科、Calyptrothecaはカリプトロトカ亜科、Portulacariaはポルツラカリア亜科とされます。


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黒法師 Aeonium arboreum
黒法師もこれだけ背が高くなるのですね。幹は木質化しますが、どこまで太くなるのでしょうか。アエオニウムはほとんど枝分かれせず、先端にしか葉を付けませんから妙にスカスカした見た目になります。モロッコ、カナリア諸島の原産。


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Cyphostemma elephantopus
つる性の塊根植物。ブドウ科。マダガスカルの原産。
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良い形の塊根です。


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